こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。
- 旅の全行程
- イタリアの魅力
- 個人旅行かツアーか
- 個人旅行で便利なサイト:航空券予約
- 個人旅行で便利なサイト:ホテル予約
- 個人旅行で便利なサイト:移動手段の予約
- 路線バスの罠
- 個人旅行で便利なサイト:アクティビティと観光施設のチケット予約
- 個人旅行で便利なサイト:レストラン予約
- そのほか便利なサイト
- 実際に旅行をしてこうしておけばよかった点
- 羽田空港から北京首都空港へ
- 北京観光へ
- 天安門広場
- 前門街
- 東直門周辺とショッピングモール(Raffles City/来福士購物中心)
旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion
【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion
【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower
【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナへ
宿泊:Hotel Le Fontanelle
【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù
【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti
【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi
【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内
イタリア旅の各記事はこちら
イタリアの魅力
4年ぶりに海外旅行へ。どこに行こうか迷いましたが、海外旅行といえばヨーロッパ。ヨーロッパ旅行と言えばイタリア!と、海外旅行のど真ん中、王道な旅をすることに。
イタリアは全部で58もの世界遺産を擁しており、なんとその数は世界一。
紀元前のローマ帝国時代から中世の建築物や街並みが数多く残されており、ヨーロッパといえばこういうのだよね!というイメージ通りの街並みが見られます。
あとイタリア料理も美味しい。ジェラートもあるし。とにかく初ヨーロッパ旅行にピッタリの国だと思います。
ミラノのガレリア。19世紀に建てられたアーケード街。この中がショッピングモールになっててびっくり。
云わずと知れたヴェネツィアの大運河。もう完全にテーマパークだった。
チヴィタ・ディ・バニョレージョは崖の上に作られた町。ゲームの世界に入り込んだみたい。
バチカン市国、荘厳なサンピエトロ大聖堂。スケールが違った。
どの町もほんと凄かった
個人旅行かツアーか
私たちはトスカーナの小都市に泊まったり、各町のホテルを選びたかったので個人ツアーにしました。
ただ色々手配が必要だったりと、メインどころの都市を周るのであれば、添乗員なしの航空券+ホテルのフリープランツアーがたぶん一番手っ取り早いと思います。
一方お値段で言えば、色々比較をしてみると全て個人手配した場合と比べて航空券+ホテルのフリープランツアーの方が2割ぐらい割高になりました。
都市間の移動の電車の予約や、スケジューリングが苦でないのであれば個人手配の方が良さそうです。また、ツアーだとホテルの立地が微妙だったりするのでそのあたりも個人手配の方が良いポイントでしょうか…。
実際に手配してみてハマってしまったポイントや、便利だったサイト、注意点等を備忘録がわりに残しておこうと思います。
自分で調べていて思ったけど、意外に情報まとめてあるサイトって無いので役にたつかも…
個人旅行で便利なサイト:航空券予約
まず、何はともあれ航空券です。スカイスキャナーで最安値を調べてから、個別サイトで予約。
今回の旅だと、往路はミラノ・マルペンサ空港に着いて、復路はローマ・フィウミチーノ空港からだったので、それぞれの経路で検索して最安値を探します。
日付が一日違うだけで全然値段が違ったりするので、旅行計画のスタートは、まず航空券がなるべくお安い日にちになるスケジュールを吟味したうえで休みの計画を立てます。
直行便がもちろん圧倒的に良いのですが今は便数も減らされ、めっちゃ高いので中国経由にしました。出発や到着が変な時間帯にならないか(特に現地に深夜到着とかはつらい)、乗り継ぎ時間が異常に長くないかは重要なポイントです。
予約サイトは聞いたことないサイトが並びますが、今回はTrip.comで予約しました。
トラブルが起きなければおそらくどのサイトでも問題ないですが、トラブル(欠航とか、遅延とか)が起きた時にはヘルプデスクが日本語対応可能かとか選択のポイントかもしれません。
とくに復路が欠航したりしたらちょっと怖い…格安航空券だとどこまで補償されるのかも謎
個人旅行で便利なサイト:ホテル予約
ホテル予約はBooking.com一択な気がします。掲載数が圧倒的に多いです。
Booking.com | 公式 | 人気のホテル・フライト・レンタカー・宿
価格で言えば、Hotels.comだと10泊したら1泊無料になる(=実質10%オフ)なので、Hotes.comの方が若干安くなる宿もありましたが、管理を考えると同じサイトで統一した方がいいと思いました。アプリ内で旅程のホテルを全部管理できるのは大きいです。
宿選びのポイントとしては高級ホテルや特別な建物のホテルを除いて、レビュー数がそれなりに多い、評価8.0以上ぐらいの基準を設けて選べば設備や朝ごはんに大差なかったので、とにかく立地を見るのが重要だと思います。
立地は主要駅の近く、もしくはその町のメイン観光地の近くが間違いないです。個人的には駅前よりも観光地の近くの方が雰囲気が感じられてよかったです。特にヴェネツィアは値段にかなり差があったとしてもメストレ地区ではなく、本島の宿を予約した方が良いです。
あと、掲載されている宿は通常のフロントがあるタイプと、フロントとかが無く無人で、暗証番号とかが事前に連絡されてそれで入る別荘タイプの宿が混在しており、ぱっと見で見分けがつきづらいので注意が必要です。別荘タイプの宿の方が安め。
日本みたいに大浴場とか温泉ある宿があれば…
一応イタリアにも温泉あるけど、プールみたいな扱いだしね…
個人旅行で便利なサイト:移動手段の予約
この日はここに泊まる、といった大まかなスケジュールが出来たら次は移動手段の予約。ヨーロッパの鉄道、高速バスの予約が一括でできるこのサイトで事前予約がおすすめ。
イタリア内は新幹線、鈍行、高速バス、路線バスが主な移動手段。このうち路線バス以外は予約ができるので、事前予約しとくと焦らずにすみます。
新幹線やらは現地のサイトからでも予約ができるのですが、Omioの手数料は僅か数€程度なので、これもOmioで一括予約しとくと管理が楽でした。
なお、イタリアの新幹線や高速バスは飛行機のように価格変動制で、空席次第で最大3倍ぐらい価格差が出ます。これも早めに予約しとくのが良さそうです。
路線バスの罠
注意しないといけないのが路線バス…。これがほんと苦戦しました。予約ができないため現地でチケットをまず購入しないといけません。
しかし、よくあるチケット売り場というものがないところが多いんですよね…。駅舎に併設のバール(カフェ)か、Tabacci(個人商店のコンビニみたいなの)で購入する必要があります。これは町によって違うので探すしかない。
あとは路線と時刻表です。フィレンツェ、シエナ、サンジミニャーノあたりのトスカーナ周辺はこのAutoLinee Toscaneがだいたいカバーしてます。以下ページから検索が可能。GoogleMapsで経路検索するのも有効です。
Travel Planner | Autolinee Toscane
ここから時刻表のダウンロードもできます。
Linee e orari | Autolinee Toscane
オルヴィエートとチヴィタ・ディ・バニョレージョを結ぶバスは、Cotralというバス会社です。ここから時刻表検索ができます。こっちはGoogleMapsの経路検索が間違っていたので、注意が必要です!
http://servizi.cotralspa.it/orari
なお、バスによっては目的地が一緒でも大回りになってしまう便もあったりします。日曜日はそもそも運行してなかったりもします。この辺りもバスの難しいところ…。
あとは市内移動のバスとかトラムとかあるけど使ってないや
ローマで地下鉄は乗ったかな
個人旅行で便利なサイト:アクティビティと観光施設のチケット予約
これで大まかな予定は立ったので、後は各都市で行きたい場所のチケットの予約です。最近は事前予約がないと入ることができない、もしくは長い列に並ぶ必要があるという施設が多いらしく、ふらっと行って入ることができない施設がある点は注意が必要です。
一番良いのは各施設の公式サイトから予約することですが、どうもチケット転売が横行しているようで、現地の旅行会社が時間指定チケットを押さえてしまっており、公式サイトの2倍近い価格で売られている状態です…。
そのため公式サイトからは席がなく予約できないけどどうしても行きたい場合、こちらから該当のツアーを探すのもありです。GetYourGuideのサイトが一番取り扱いが多いです。
アクティビティ(ヴェネツィアのゴンドラ乗船とか)を予約するのもここからですね。
現地オプショナルツアー予約&観光旅行【VELTRA-ベルトラ】
個人旅行で便利なサイト:レストラン予約
特に予約しなくてもその辺のレストランなら入れますが、人気店や高級店は事前予約しておいた方が無難です。電話はハードルが高いので、ネット予約という手段があります。OpenTableか、TheForkというサイトから、地図とレビューを見ながら予約するのがオススメです。
Book Your Table at the Top Restaurants in South Italy | OpenTable
ただ、そんなに掲載数はないし、高級店だと自前のサイトで予約できたりするのでそこまで使わないかも…。
基本はGooglemapsのクチコミ頼み
そのほか便利なサイト
Google翻訳より精度が高い気がします。主語、述語、目的語を意識して文章を入れればだいたい通じる文章になると思う。
荷物預かりしてくれる場所を探すサイト。シエナで役に立ちました。
ケータイについてはSIMカードをAmazonで買って使いました。PickPiffという会社のVodafone回線のSIMカードです。イタリア SIMとかで検索すると出てきます。購入後、サイトに情報を登録するとオペレータが手動で開通作業を行っているようなのでちょっと不安を感じましたが、問題なく使えました。
ただ実は、Ahamoだと海外でも申し込み不要で20GBまで無料で使えるというサービスがあったんですよね…。他のキャリアでも同じようなサービスがあるかもなので、確認しとくとよいかも。
あと使ってないのですが、大都市ではFREENOWというアプリでタクシーを呼べるみたいです。流しのタクシーはいないし、タクシー乗り場は混雑するので入れておいた方が良かったかもしれない。
また、イタリアではQRコード決済はSatispayというのが定番みたいです。PayPayとかはもちろん使えません。ただ、今回の旅で言えばヴェネツィアのサンジョルジョマッジョーレ島にある教会の鐘楼以外、小さな個人商店やタクシー含め100%クレジットカードが利用できました。
正直クレジットカードがあればなんの不便もなかったです。ただホテル宿泊時の市税のみ、現金払いのため注意が必要です。
これらの経験はヨーロッパの他の国々でも使えるかも。だいぶ経験値が溜まった気がします!
実際に旅行をしてこうしておけばよかった点
・現金を持ち歩くのは最小限にして、クレジットカードのキャッシング枠を開放しておくべきだった。キャッシングで現地通貨を簡単に引き出せるけど、キャッシング枠は通常の利用枠とは別で設定されてて引き出せず。クレカがどこでも使えたから良かったもののちょっと冷や汗。
・ハブラシを忘れた。日本のホテルのように置いていない。スーパーで買った。
・ポケットティッシュを多めに持っておく。基本ホテルにもおいてない。
・エコバッグみたいなのを外出用かばんに入れておく。基本レジ袋が貰えない。
・クレカはタッチ決済対応してないと、面倒そうに奥から差し込む機械もってくるお店も多い。タッチ決済めっちゃ普及してるっぽい。
・都市間の移動が慌ただしくなってしまった。周りたいところはいっぱいあっても、1都市二日ぐらい滞在時間を作った方がゆっくりできる。
・旅の間、体調は常に万全とは限らない。(今回の旅で思い知ったこと…。)
海外で体調崩すと…つらい
羽田空港から北京首都空港へ
さて、ここからはイタリア到着までの旅行記です。
イタリアに向けてまずはトランジット先の北京へ移動します。朝の羽田発のエアチャイナに乗って、昼前に北京到着。
とりあえず写真を撮る機内食。しばらく日本料理とはお別れ。
北京首都空港はキラキラしてました。さて、ここから次のイタリア行きの飛行機は深夜初なので、トランジットが12時間ぐらいあります。
2023年9月現在、中国へは観光目的であってもビザなしだと入国ができず、通常は入国ゲートは通らずトランジット専用のゲートを通り、保安エリアに入ることになります。
ただ、トランジットビザ(テンポラリビザ)といって、中国を経由して第三国へ出国する場合に限り一時的に入国することができる仕組みがあります。今回はこれを使って半日北京観光をしようと思っていたのですが、少し雲行きが怪しい。どうもTwitterや他のブログを見ているとトランジット時間が24時間以上ないと断られるケースが散見されました。
現在中国はほぼ全ての観光施設は事前予約がないと入ることができず、さらに外国人個人では各施設の予約を取ることがほぼ不可能なため、観光を楽しむためには事前のツアー予約がほぼ必須という状態…。
しかしもし入国できなかったら無駄になってしまうため、半ば諦めた状態でトランジットビザの申請窓口へ行ってみます。
トランジットビザの申請に必要なものは第三国に出国する航空券のみ。入国ゲートを横目に少し先に進んだ場所に申請窓口があります。意外にも申請は通り、入国することができました。
しまった、嬉しいけど入れないと思ってたから何も予定立ててない…笑
嬉しい誤算
入国ゲートを超えると、ターミナル間を移動する電車に乗ります。広い空港だ…
北京観光へ
北京首都空港から市内中心部まではエアポートエクスプレスが走っています。だいたい30分ちょっとかけて中心部まで移動し、そこから市内地下鉄に乗り換えて目的地までいく感じ。
ところで、街に出る前に注意点です。中国ではQRコード決済が異常なまでに普及しており、そのせいかクレカはVISAであってもどこも使えず、現金ですらおつりがなので使えない(エアポートエクスプレスの券売機すらおつりが無く、ピッタリの金額しか使えない)という状態になっています。
WechatpayかAlipayは日本国内からも登録できるので、中国へ行くならこれらのアプリを入れておかないとかなり行動に制限が出る気がします。注意が必要ですね。
クレカがほぼ使えないのにはびっくり
ガイドブックも何もないからとりあえず地下鉄の路線図を撮っておく笑
地下鉄の駅は普通に綺麗。漢字表記や周りの人たちの雰囲気も相まって日本と錯覚するほど。
とりあえず天安門広場へ行こうと、環状線っぽい二号線に乗り換えます。ちなみに入国には通常ビザ取得が必要なためか、周りに外国人はほぼゼロでした。
天安門広場
着いたー。あいにくかなり強めの雨…。
めっちゃでかい!
天安門広場も本来無料なのだけど、残念ながら事前予約がないと入れず。エリア外から写真撮っておきます。これ、正面から見るとよくテレビ中継とかで見かける写真がある場所なのかな?
前門街
天安門広場の目の前に、前門街という観光客向けのエリアがあるので、そこに行ってみることに。なんか昔の中国っぽい建物があって楽しそう!
スタバです!こういう現地っぽいスタバは中国にもあるんですね笑
おぉ、なんかテーマパーク感ありますね…。さすがに建物は再現なんでしょうけど、雰囲気あります。
お店の種類も色々で、食べ歩きやレストラン、服屋さんなんかもありました。
その辺のお店で買った胡椒餅っぽい食べ物。脂ジュワっとしてて美味しかった。あと安い。
こういうの見ると横浜の中華街っぽくもありますね。
東直門周辺とショッピングモール(Raffles City/来福士購物中心)
エアポートエクスプレスの乗り換え駅、東直門の周辺の飲食店街をちょっと散歩して…
同じく東直門の駅直結のショッピングモールを散策。日本のららぽーととかイオンモールみたいな造りでした。入っているお店もそっくりで面白かった。口コミ見てたらシンガポール発のショッピングモールらしい?
やっぱり文化圏的に似てるんだね
地下一階にお手頃なお店があったのでビャンビャン麺を食べました。さすが本格的な味です。
こっちは牛肉麺。日本にありそうでない味で新鮮だった。
空港に戻り、保安エリアの中に入って飛行機を待つことに。ちなみに保安エリアの中はほぼお店がないです。ラウンジはあるのですが21時までしか開いてないので深夜便だとひたすら待つしかないですね。
飛行時間は12時間ぐらいあるんだけど、北京からは25時に乗って、翌朝6時半にはミラノに到着するという不思議な感覚。なんだか時間を得した気分です笑
トランジットで少しだけ寄った中国ですが、町の雰囲気が感じられて楽しかったです。
トランジットビザ申請が通って良かった
通らない人たちとの差は何だったのかは不明…。何はともあれ楽しめた
次からはいよいよイタリアへ!
イタリア旅行、つづきの記事