こんにちは、しろいるかです
2022年9月、広島県を旅行したのち、和歌山県の南紀白浜温泉へ。建物がとにかく豪華で有名なホテル川久に泊まりました。

- 旅の全行程
- 南紀白浜温泉へ
- JR白浜駅
- ホテル川久の歴史
- ホテル川久:外観
- ホテル川久:ロビー
- ホテル川久:客室階
- ホテル川久:プレジデンシャルスパスイート(富士)
- ホテル川久:インペリアルラウンジ
- レストラン(ISOLA VELLA)
- 大浴場(ロイヤルスパ)
- ホテル川久:外観(夜)
- ホテル川久:朝ごはん
- ホテル川久:川久ミュージアム
- ホテル川久:宿泊の感想
- 白浜温泉街
- 三段壁洞窟
- 【2024/1追記】2023年11月再訪:カワキュウスイート(洋室)
- 【2024/1追記】2023年11月再訪:王様のビュッフェ
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
宿泊:グランヴィリオホテル宮島 和蔵
【二日目】
あなごめしうえの~宮島観光~宮島鮨 天扇~夜の宮島散歩
宿泊:旅館さくらや
【三日目】
大聖院~焼がきのはやし~広島へ~原爆ドーム~中華そばくにまつ~瀬戸田へ
宿泊:Soil Setoda
【五日目】
鞆の浦観光~尾道へ~尾道ラーメン壱番館~千光寺公園~ONOMICHI U2
宿泊:urashima INN -GANGI-
【六日目】
パン屋航路~しまなみ海道サイクリング
宿泊:ドルフィンファームしまなみ
【七日目】
福山城~白浜
宿泊:ホテル川久
【七日目】
白良浜~三段壁洞窟~白浜空港
今回の旅のこれまでの記事
立地的なつながりはないけど、広島旅の流れで白浜へ行きました。
南紀白浜温泉へ
和歌山県にある南紀白浜温泉。関東からのアクセスは陸路だと一度大阪まで行き、そこからさらに特急に乗り換えて合計5時間以上もかかるのですが、実は羽田空港と南紀白浜空港をJALが一日三便結んでおり、空港からは10分ほどで到着と非常にアクセスが良いんですね。
温泉地自体としては道後に並んで日本三古泉と呼ばれる、非常に歴史ある温泉地で複数の泉質を持ち、さらに白良浜や算段壁洞窟などの景勝地も併せ持つ和歌山を代表する観光地です。
JR白浜駅
今回は広島からのアクセスなので、新大阪を経由して、陸路から。

特急くろしお号はパンダ号になってる!さすがアドベンチャーワールドの影響力は凄いですね。

白浜駅もここもよく見たらパンダ駅とか書いてある。

駅前はやや寂れ気味でした。ここから送迎バスに乗って温泉の中心エリアへ。
ホテル川久の歴史
本日泊まるのは白浜温泉にあるホテル川久。
その前身、川久旅館は1949年に創業した純和風の旅館だったようですが、バブル景気の折、創業者の息子達が世界に誇るホテルを作ろうという意気込みで、総工費400億円をかけて建物を全面的に刷新。
お城のような外観の超バブリーなホテルへと変貌を遂げました。
当初は会員制ホテルとして、一部屋2,000万以上で権利を購入する仕組みだったそうですが、当然ながら想定していたほど売れず、わずか数年で倒産、さらにその数年後北海道のカラカミ観光という会社に僅か30億で買収され、現在ではリーズナブルな価格で泊まることができるようになったという、なんとも哀しい歴史を持つホテルです。
話があまりに荒唐無稽なうえ、なんかこうストーリーじみているというか、あまりにも出来すぎているし、ネット上で検索してもこの内容は至る所で見かけるもののソースは見つからず、おそらくオリジナルはいろんな情報ソースの組み合わせだと思うのですが、まとまった記事が文春のものぐらいしか見つからず…。
まぁ事実、総工費400億円をかけて建築され、川久は倒産し、現在はカラカミ観光が運営することは間違いなく、実際に泊まってみて総工費400億円のすごさというか、こんな凄いものを温泉旅館がつくることができたというバブルの片鱗を感じ取ることができました。
とにかく、一度は泊まるべきすごいホテルなのは間違いないです。
今から考えると何もかもがムチャクチャな話
ホテル川久:外観

小さな町に突如現れるこの建造物。
西洋と東洋がまじりあったお城のような、一度見たら絶対忘れられない外観です。

壁の煉瓦は全てイギリス製、何十種類もの煉瓦を組み合わせて作っているらしい。

裏手に周ってみても完全にお城。

経年で少し壁が黒ずんでいますが、逆に古城っぽさが出ていて、リアル感が凄い。

エントランスです。
ホテル川久:ロビー

外観も凄いですが、中に入ったらロビーはさらに凄い。
左右に立ち並ぶ大理石のような柱はシュトックマルモと呼ばれる疑似大理石を作る工法で作られた柱だそうで、1本1億円だそうな。

天井を彩るのは全て金箔。フランスの職人により全て手作業で貼り付けられているそうで、ギネスに登録もされています。

都内のどんな高級ホテルも太刀打ちできないレベルの豪華さ。ほんとに宮殿のようです。

この螺旋階段も目を引きます。

上から見ると吸い込まれそう。

床は、全てモザイクタイル。これもイタリアの職人が一枚一枚張り付けているそうで、目立たないけど荘厳な雰囲気づくりに繋がってます。
ほんと手が込んでる

スタインウェイの特注ピアノ。イタリアのクレモナ大聖堂にあるオリジナルのデザインを忠実に再現したものらしい。

建物に使われている瓦の色が独特の黄土色でしたが、これは中国の紫禁城の瓦工房に依頼し作成してもらったもの。当時は中国の皇帝のみが使うことができる「老中黄」という色だそうです。
紫禁城の瓦を焼いている工房が作る紫禁城と同じ色の瓦って、これって日本のその辺の温泉ホテルが使っていいものなのか、と悩んでしまうレベル。

普通にスルーしがちなラクダのモザイク。めちゃめちゃ歴史的価値のあるビザンチンタイルだそうで、ルーブル美術館とここしかないらしい。

おんなじやつのヤギ版。
お金に一切糸目をつけず、どうやった豪華にできるかを考え抜いた結果のロビーは圧巻でした。
わかる人だけがわかる、世界の数寄屋ホテルがコンセプトだったそうで
解説なしでこれらの価値がわかる人はすごいね
ホテル川久:客室階

エレベーターの内装もなんだか普通のエレベーターじゃない…

客室階のシャンデリアは各層デザインが違います。全部一点モノなんだろうなー。

当時は客室の調度品も一室ごとに異なっていたらしい。

寄木細工の床。これもフランスの職人さんが仕立てたらしい。

円形の通路をくぐっていくと

これまた立派な通路。絨毯が全面に敷かれているのも地味に大変そう。

中庭が見える場所もあるんですが、完全に古城です。
ホテル川久:プレジデンシャルスパスイート(富士)

ホテル川久はこんなにも素晴らしい造りなのに、現在では底値だと2万ちょっとで泊まることができます。とはいえ折角こんな豪華なホテルなのだから、客室も豪華に泊まってみたい…ということで今回は奮発してプレジデンシャルスパスイートへ。

100㎡を超える広さを持つホテルで一番広い客室です。

持て余してしまうぐらい広かった。

ドリンクもフリーです。ワイン2本にシャンパン1本も入ってました。

奥に進むと、テラスがあり

眺めの良い客室露天があります。

ちょっと天気がいまいちでしたが、それでも景色は抜群です。
外観でいうと、ここは塔の部分になってるみたい。

リゾート気分が味わえるチェアも完備してます。

惜しいのはかけ流しではないこと。(基本循環で、お湯の量が減ったら継ぎ足し。)
塩素臭とかはなかったですが、温泉っぽさはほとんどありません。

アメニティも豪華だった。ブルガリとモルトンブラウン、二種類も用意されてる。

この客室露天、夜も快適に過ごすことができました。
やっぱり客室露天はいいね

対岸の灯りを眺めながら。
ホテル川久:インペリアルラウンジ

高いグレードの部屋に泊まった人だけ使えるラウンジがありました。クラブラウンジ的なやつですね。

なんか高そうな置物。

完全にお城です。

小物類もたぶん皆凄いやつばっかなんだろうなー。

ラウンジは15時から22時まで。翌日の朝はやってません。
ラインナップはかなり豊富で、時間にかかわらずお酒にアミューズに焼き菓子、フルーツなどが置いてありました。

もとはこちらが最高級の客室だったそうで、それをラウンジに改装しているみたい。

広すぎる。座る場所決めたら、おしぼりとかをスタッフの方が持ってきてくれます。

和室まである。もちろんここでいただいてもOKです。

これまた何だか凄そうな。中国のものかな?

うまく撮れてないけど食器も川久オリジナルのカトラリーでした。
ラウンジが利用できるお部屋が全部で10室も無いので、人もほとんどおらずとっても快適でした。特に飲み食いしなくても雰囲気味わうためだけに来たい場所。
レストラン(ISOLA VELLA)
川久のディナーは「王様のビュッフェ」と銘打って、豪華な食材が並ぶバイキングがウリになっているんですが、ラウンジが使える部屋に泊まるとフレンチのフルコースを出してもらえます。ビュッフェにもできるらしいけどやっぱりここはフレンチですね!

この辺りはビュッフェの料理が並ぶエリア。このあたりもぬかりなく豪華です。

ロビーにある1本1億円の柱の色違いがここにも笑

ビュッフェはちょっとガヤガヤしてたんですが、こちらもラウンジが使える部屋だと専用の静かなレストランに案内されます。

なんか急にアラビアンな雰囲気?
アラビアではなくモロッコを意識した内装だそうな。

古城っぽさがより引き立ちますね。

ここの内装はほんと良かった。天井も高くて、めっちゃ気持ちよくご飯をいただけました。

メニューを撮り


キノコのポタージュ。

品数が多い!オマール海老を焼いたやつ。

これが一番美味しかったかな?バター風味のフォアグラのソテーみたいなやつ。

お口直しのあとは

和歌山県産の和牛ステーキでした。

お誕生日のデザートも!

お料理自体は、正直に言うと普通だったかも。悪いわけではないんですがこの場の雰囲気が素晴らしすぎて、お料理に対するハードルが上がってしまったというか…。
ただ、非常に贅沢な空間でフレンチをじっくりいただけるのは非日常な体験で、とても素晴らしかったです。
ご飯は雰囲気が大事だね
お城で食べるディナーに満足した
ちなみに、王様のビュッフェについては再訪した際に食べたので、記事の最後に追記しています。
大浴場(ロイヤルスパ)
大浴場はロイヤルスパと悠久の森の二種類があり、男女日替わりになってます。到着日と翌日のそれぞれ入るのがオススメ。

その中でも特に豪華だったのがこっちのロイヤルスパ。

深夜の写真なので景色は見えないですが、海が一望できる半露天風呂があって

ライティングが上品。

タオルも自由に使える、寝転がれるチェアがたくさん。

びっくりしたのがこちらの内湯。

暖炉がある!?

お風呂の中に暖炉は初めて見た。

良い感じのサウナと水風呂もありました。
出典:ホテル川久
温泉好きにはこっちの悠久の森の方の内湯にぜひ入ってほしい。
ここだけお湯の鮮度が抜群に良いです。たぶんかけ流し。硫黄もほんのり香るいいお湯で、入っていてめっちゃ気持ちよかった!
ロイヤルスパの方は薄められているのか、鮮度がいまいちなのか硫黄臭はありません。塩素の臭いは全然ないんですけどね。ただロイヤルスパの設備には度肝を抜かれました。
ホテル川久:外観(夜)

暗闇に浮かび上がるお城。

城か、もしくは海外の美術館のようなたたずまい。

10時とかでライトアップが簡略化されてしまったので、それまでに一度外に出て外観を見ておくのが良いですね。
ホテル川久:朝ごはん

夜の写真撮り忘れましたがこちらが朝・夜ともにビュッフェの方の席です。
ここもシャンデリアが素晴らしいですね。

天井の高さとシャンデリアがとにかくラグジュアリー感を引き立てます。

ちなみにオーシャンビューでもあるんですよ!

朝も夜と同様に奥にあるレストランへ案内されました。

朝の雰囲気もまた良い!

朝から豪華なテーブルセッティング。

このレストランがホテルで一番気に入りました。

朝はビュッフェにプラスして、ラウンジが使える部屋だけ特別オーダーメニューがいただけました。
とりあえずブッフェに行って一通り物色して、欲しいものだけ取ってきました。朝から海鮮丼が作れるのは豪華ですね!

オーダーメニューのエッグベネディクト?
どっちかというとビーフシチュー+ポーチドエッグみたいな感じ。これはイマイチだったかも…。

和定食。ビュッフェ併用なので、ごはんを抜いてもらいました。こっちは美味しかった。

鮎の干物もいただけました。

デザートはビュッフェから取ってきたんですが、このフレンチトーストがめっちゃ美味しい!!
フレンチトースト職人でもいるのか、これだけ料理のレベルが他と比べて圧倒的に高くてびっくりです。お替りしたかったけどお腹一杯だったので断念…。
またフレンチトースト食べたい…
ホテル川久:川久ミュージアム
ホテル川久には、オープン当初集められた美術品や展示作品が見られるミュージアムが併設されてます。

ロビーを囲む、二階部分ですね。絵画は当時はもっとあったそうなんですが、現在は売り払われてしまったものもあるそうで、小品が中心な感じ。

ぐるっと一周しながら鑑賞です。

これ、扉部分にペイントされていて雰囲気を壊さないようになってるんですね!従業員の方曰く、こちらもイタリア(フランス?)にいるこういう扉絵専門の職人の方が描いているそうです。

どこ撮っても絵になりますね!

のぞき穴みたいな。

こちらはサラ・チェリベルティというイタリアの画家の作品。ホールの天井に描かれており、宴会場として使われたそうです。

なかなかインパクトあるデザインですが、不思議と違和感ないですね。

天窓にも描かれてる。

こちらは斗酒千吟という和風の宴会場。天井を飾るのは和風旅館だったころの川久で使われていたシャンデリアらしい。

展示スペースはまだあった!

こちらのシアタールームではこの建物が作られた当時の主要人物へのインタビュー映像のようなものが流れており非常に見ごたえありました。
結果はどうであれ、建築にかかわった人たちの熱量が感じられました。
ホテル川久:宿泊の感想
とにかく建物が素晴らしいです。ロビーのためだけに和歌山県に行く価値がある場所です。また、お風呂もラグジュアリー感のあるロイヤルスパなども楽しかったです。
共用部を堪能するだけなら一番お安い部屋でも十分なので、一度はこのホテルに泊まってみるのをオススメします。やっぱり写真で見るのと、実物見るのでは全然違いますね!
百聞は一見に如かず
白浜温泉街
宿をチェックアウトしたのち、少し白浜温泉の温泉街を散歩します。
お天気がイマイチだったので白良浜はちょっと残念な雰囲気。

天気が良いと白良浜はめっちゃ夕陽が綺麗だった。

硫黄の匂いがすごい源泉の近く。

ホテルシーモアというホテルに併設するパン屋さんで昼食。

めっちゃ人気みたいでちょっと混んでた。

だいぶさび付いているけど、海中展望塔は今でも稼働してるみたい。
三段壁洞窟

旅の最後は、三段壁洞窟に来ました。
白良浜からはバスに乗って10分弱ぐらいで到着です。歩くのはちょっとムリかな。

海沿いにある観光地です。

なんと、エレベーターに乗って地下へ降ります。

降りると洞窟が広がっていて、波が激しく打ち付ける海中洞を見られます。
ここは源平合戦の際に熊野水軍が船を隠したとされる洞窟跡なんだそうな。

ものすごい大迫力。むしろ怖い笑

お寺もあり、パワースポットみたい。

湿気が凄い!

波がほんとうに荒々しくて、ゴーッというすさまじい音とともに鉄砲水のように打ち寄せてきます。むしろ自然の怖さを味わうことができました。。
ちょっと怖いけど、白浜に来たら行くべき名所ですね。
迫力が凄かった

外から見ると東尋坊のような崖です。

先の方まで散策もできました。

写真の右の岩、こちらは平成30年の台風が過ぎ去った翌日、突如として現れたんだそうな。どれだけ風が凄かったかがわかりますね…。

お天気が回復してきて、夕陽が見られそうな感じ!

西の空が赤く染まるころ、飛行機の時間も近いのです…。

夕陽鑑賞は途中で断念し、パンダバスに乗って白浜空港へ。

白浜空港は小さな空港ですが、空港があるのは心強い!
やっぱり新幹線が通っていない場所には空港が必要ですね…。
とにかく豪華なホテル川久だった
バブルってほんとすごかったんだね…
ホテル川久に泊まろうと思ったきっかけはレトロなハトヤホテルに泊まったことでした
豪華さはホテル川久とは違うけど、今の時代では絶対に新たに作られない、その時代ならではの建築物の素晴らしさってありますよね。
【2024/1追記】2023年11月再訪:カワキュウスイート(洋室)
下から2番目のランクのお部屋ですが、それでも十分すぎるほど広かったです!

ぐるっと囲んだソファーエリアとダイニングテーブルのあるリビング。

全面オーシャンビューとはいきませんが、悪くない景色です!

ベッドルームも。これまたシャンデリアがすごい…。
【2024/1追記】2023年11月再訪:王様のビュッフェ
前回はフレンチフルコースでしたが、今回は王様のビュッフェを味わいました!

基本レイアウトは前回ちらっと見た時と変わらず。

小鉢で独立して盛り付けられているものが多く、見た目にも素敵です。

小鉢色々取ってみた。品数がほんと豊富で全部食べきるのは厳しいレベル。

メインどころの十勝牛のステーキと、松茸土瓶蒸しをいただきました。

他にもライブキッチンとしてお寿司やパスタもあり、目移りしますね。

デザートも豊富!さらにはクレープシュゼット実演までやってくれたりします。

おまけにモンブランまで…ここまで色々ラインナップされてるのは都内の高級ホテルバイキング以上かもしれない。王様のビュッフェという名前は伊達じゃないですね!

平常時の三段壁洞窟にも行きました!
