しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2024年1月【2/2】京都「ホテルモントレ京都」泊 四条烏丸で濁り湯温泉かけ流しの大浴場が!? ホテル近くの美味しい町家イタリアンも。

こんにちは、しろいるかです
2023年12月、京都で年末年始を過ごしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
京都駅~一乗寺天天有本店~八瀬駅
宿泊:moksa

【二日目】
サンタ・マリア・ノヴェッラ リストランテ河原町周辺散策
宿泊:ホテルモントレ京都

【三日目】
石清水八幡宮初詣

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都

八瀬の方から市内に戻り、こちらのレストランでランチをいただきます。

町家を改装して作られた、町家イタリアンですね!

 

サンタ・マリア・ノヴェッラフィレンツェを本店とするフレグランスやコスメを販売するお店。

なんとそのルーツは1221年にまでさかのぼり、元は修道士たちが薬草を作っていたのが始まりなんだそうです。かのメディチ家の御用達でもあり、現存する世界最古の薬局とも言われるのだとか。

そんなお店ですが、日本には全国各地に支店があり、大都市なら手軽に商品は入手可能です。オンラインストアもありますし。

しかし、リストランテがあるのはここ京都だけ。東京にもありません。フィレンツェと京都が姉妹都市だからなのかな。

 

実はフィレンツェに行ったときに本店に行きたかったのですが、時間がなくて行けず…。

個人旅行でイタリアを周遊した旅の記録

 

お店はカジュアル寄りです。町家でイタリアンって誰が最初に考えたんだろう。

 

店内は洋風のおしゃれな空間。意外に奥が広いところも町家っぽい。青いテーブルクロスがすてきですね。

ランチは3種類。3,300円の一番下のコースはパスタランチだったので、今回は真ん中の4,400円のメインが付いたコースです。

 

まずは聖護院かぶを使ったポタージュ。京野菜とイタリアンのマリアージュです!

かぶの味が濃厚で美味しい一皿でした。

 

30種類の野菜が使われているというサラダ。数えられなかった…。

 

パスタ。こちらも京野菜の九条ネギを使ったものだったのですが料理名を名前を失念してしまいました…。山椒なども使われており和風なんですが不思議とパスタとマッチしています。

 

フォカッチャ。上に玉ねぎのマリネが乗ってます。これめっちゃ美味しかった。これまで食べたフォカッチャで一番かもしれない。

自家製みたい

 

京都のブランド鶏を使ったロースト。皮カリカリの中ジューシーな良い焼き加減でした。

 

いちごのジェラートだったかな。デザートもありました。

 

食後のコーヒーもついてます。

美味しくいただけるし雰囲気も良くて、京都の中心部でこのお値段なのはなかなかお値打ちな気がします!

 

ディナーももちろん営業してます。夜の雰囲気もまた良いですね。今度は夜行ってみたいな。

人気店なので予約必須だね

 

Nintendo KYOTO

任天堂といえば京都の企業。京都河原町高島屋が2023年10月にリニューアルオープンした際に、任天堂商品を扱う大規模なオフィシャルストアが入ったみたいです。

マリオの展示とかあるみたいだし、行ってみることに。

高島屋の入口にインパクト大の土管から出て来るマリオが!

河原町の新たな映えスポットですね笑

 

ショップ自体は高島屋の7階にあります。中はかなり広く、マリオだけじゃなくてカービィとかピクミンとか、任天堂キャラクターのグッズならなんでも揃うぞって感じ。

ちなみにポケモン商品は一切ありません。ポケモン関連は株式会社ポケモンの方に完全に集約していて、ポケモンセンターもあるからでしょうね。

 

屋上にいくと、ゴールフラッグにとびつくマリオのモニュメントがありました!

周りに置かれたハテナブロックとかPOWブロックとか、色々芸が細かいですね。

商品もこんなのあるんだ!って見てて楽しいし、なんとなく行っても楽しめる良スポットでした。

マリオは人気だね

 

テルモントレ京都

本日の宿は四条烏丸に近いテルモントレ京都です。

モントレグループは全国にホテル展開していますが、ビジホではなくシティホテル、ただ決して高級なわけではなく、他に競合をあまり見かけない絶妙なラインの価格帯です。

京都のホテルモントレの入口も立派な感じですね。お正月に向けて門松も飾られていました。

 

夜の入口。ホテルモントレはどこもクラシカルな雰囲気づくりを心掛けているみたいで、ヨーロッパのホテルっぽさがありますね。

 

フロントも黒一色でなんとも特徴的な感じ。

 

エレベータホールも重厚感ありますね。

 

客室フロアの廊下を通って、今日のお部屋へ。

 

スタンダードツインのお部屋。

ちょっと部屋は狭めですが、ベッドは大きくて寝やすいです。

 

壁紙がおしゃれですよね。

 

テルモントレ京都:スパ・トリニテ

こちらのホテル、なんと温泉大浴場があるんです!

2024年3月31日までは日帰りも受け付けていたそうですが、今は完全に宿泊者専用で、宿泊料金とは別に1,770円かかります。

一休の会員特典でスパ利用券がついてくるのが、ここに泊まることにした決め手かもしれません。

 

ただまぁ、京都のど真ん中に温泉?循環加水加温のほとんど水道水みたいな温泉なんだろうとあんまり期待してはいませんでした。

が!

出典:【公式】スパ施設(スパ・トリニテ)のご案内|ホテルモントレ京都|烏丸駅近くのホテル

めっちゃいいです!!

薄濁りのお湯で、まさかのかけ流し浴槽がありました。オーバーフローどばどばです。

かけ流し浴槽以外も多分かけ流し循環併用で、結構オーバーフローしてます。塩素臭も少ない。

男女ともに狭いながら露天風呂もあり、男性用はドライサウナ、女性用はミストサウナ併設。さらに別料金で岩盤浴も利用可能。湯上りラウンジもあり、京都の町を見渡せる眺望を堪能しながらゆったりできます。

こんな観光地のど真ん中で、充実した施設でかけ流しの温泉を楽しむことができるなんて…。

もっとアピールしても良さそうなんですが、かけ流しとかそういうのは一切ホームページには書いてないです。まさに温泉好きの穴場ですね。

思わぬ収穫だった

京都来たらまた泊ろう

市内中心部からはちょっと外れるけど、東急ハーヴェストも客室露天をかけ流し可能

 

晦日の散歩(頂法寺六角堂で除夜の鐘撞き)

そういえば今日は大晦日だった。温泉も入ってさぁ寝ようかって感じですが、折角なので除夜の鐘を聴きながら夜の町を散歩します。

テルモントレの外観。

 

ホテルの向かいにある頂法寺(六角堂)では、除夜の鐘を参拝者に撞かせてくれるんです。超有名なお寺と比べてそこまで並ばずに済むし穴場ですね。

街中にひっそり佇む小さなお寺ですが、聖徳太子が創建したと伝えられています。

また、室町時代に住職の人が生け花の理論を確立させたそうで、生け花発祥の地とも言われる、実はなかなかすごいお寺です。

 

無事撞けた!

 

人気の少ない四条通の商店街。

 

晦日だけど誰もいない寺町通

 

全然人いないし、八坂神社に行って火縄でも貰ってこようか…と思い、鴨川を渡って祇園の方に行くと…。

 

めっちゃ人いるー!

八坂神社の前で規制がかかり、全然進まなくなったので諦めてホテルに帰りました。まぁ、前貰ったことあるしいいか…。

晦日を京都で過ごした記録

 

新年初にゃんこが見られたし満足。

 

石清水八幡宮

翌朝、初詣へ繰り出しました。このあと奈良の方に行く予定だったので、京都の南の方にある石清水八幡宮へ。

10棟もの国宝を擁し、伊勢神宮と並んで二所宋廟と称される、関東ではマイナーですが実はものすごく格式高い神社みたい。

さすがに元日、人が多いですね。

 

男山という山の上に建てられた神社で、参拝にはケーブルカーを使うか、歩いて登ることになります。

 

さすが元日、人が多い…。

なんとか参拝を終えられました。国宝の本殿とかをじっくり見る余裕はなかった。

 

にわか雨が降ってきたんですが、良い感じで虹が出てきました。

山の上なので景色もいいですね。

 

帰りはケーブルカーを利用。歩いても15分ぐらいなんですが、乗ってみたかった。

 

今回は車で来ましたが、電車でもアクセスはよく、京阪の駅の目の前です。

 

こちらの石清水八幡宮の名物が走井餅。もとは走井という湧き水を使って作られたお餅だそうで東海道の大津宿(滋賀)の名物だったのですが、明治期にお店がこちらに移転してきたそうです。

日持ちがしない分ふわふわの柔らかいお餅で、これは美味しいですね!

 

あと、屋台の焼きそばも食べたけどとても美味しかった…笑

 

マイペースな年越しをしたね

モントレの温泉はまた行きたいな

京都の旅の記事

2024年1月【1/2】京都「moksa」泊 八瀬にあるオールインクルーシブのホテル宿泊記。名物サウナは当日予約じゃ入れないかも…!

こんにちは、しろいるかです
2023年12月、京都で年末年始を過ごしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
京都駅~一乗寺天天有本店~八瀬駅
宿泊:moksa

【二日目】
サンタ・マリア・ノヴェッラ リストランテ河原町周辺散策
宿泊:ホテルモントレ京都

【三日目】
石清水八幡宮初詣

 

新幹線で京都へ!

2023年の年末年始は新幹線が予約制に!

なかなか予約が取れず苦労しました…。

とりあえず無事に京都へ行けそう。

 

一乗寺で天天有のラーメンを食べる

京都駅からJR、京阪電車を乗り継いで出町柳へ。そこからさらに叡山電鉄に乗り換え、向かったのは一乗寺です。

一乗寺は言わずと知れた京都ラーメンの名店が並ぶ、ラーメン街道と言われる通りが有名な場所です。

シチューのような超濃厚な鳥スープのラーメン、”鶏だく"が人気の極鶏(ごっけい)というお店が目当てだったのですが、整理券制で食べられるのはずいぶん先になりそう。

 

ということで、比較的空いていた天天有(てんてんゆう)本店へ行きました。

昭和46年開業、京都を中心に数店舗を展開するチェーン店ですが、本店の雰囲気は老舗そのものです。渋い…!

 

店内は思ったより広く、カウンターが10席ぐらい、テーブル席も3つぐらいありました。30分ぐらい待って入店。

 

こちらも鶏の出汁が濃厚なスープ。ほんのりしたとろみの中に鶏のうま味が凝縮されてます。

 

こっちはチャーシューメン。スープがおいしく、あやうく完飲しそうになりました笑

 

一乗寺の隣の駅、修学院まで歩いて、ラーメンの罪悪感を少しでも減らします笑

一駅ぶんといっても10分程度

 

叡山電鉄のこのローカル線感、いいですね!

 

八瀬駅

終点の八瀬駅に到着。本日の宿がある最寄り駅になります。

ここも実は京都市内ですが、京都駅から電車を乗り継いで1時間近くかかります。比叡山のふもとであり、近くには川床で有名な貴船があるようなエリアです。

駅舎がレトロでステキ。右から読む駅看板も雰囲気出てます。

 

クリスマスは終わったけどライトアップの電飾がありました。

 

八瀬駅から今回泊まるホテルまでは徒歩で10分弱。荷物があるとちょっと面倒かもです。

 

途中、比叡山に登っていく比叡山ケーブルの八瀬駅を通りました。

比叡山に登ったときの記憶

 

ここに昔は橋がかかっていたようなのですが、撤去されていて残念。ここを通れればたぶん半分ぐらいの時間に短縮できるんですが…。

 

さらに途中、紅葉のリフレクションが素晴らしい瑠璃光院の前をとおります。

瑠璃光院は紅葉か、青紅葉の時期だけの限定公開なので、冬の今は閉まっていますね。

瑠璃光院に行ったときの記憶

 

moksa:外観、エントランス、ロビー

こちらが今回泊まる宿。moksaです。

moksaはサンスクリット語で解脱、開放などを意味する言葉だそう。

 

建物自体はもとからあるものを利用しているようですが、フルリノベされていて新築のようです。

2022年3月オープンと、比較的新しいホテルです。京都のホテルのオープンラッシュはいつまで続くんでしょう。

 

丸窓が特徴的なエントランス。

 

中は間接照明がふんだんに使われた、柔らかな雰囲気です。

 

こちらはラウンジ帰去来

moksaは食事つきのプランはだいたいオールインクルーシブになっていて、ラウンジでのお茶は滞在中に自由にいただくことができます。チェックインもここ。

 

謎のいきものが館内の至る所にいます。moksa jinというこのホテルの守り神らしい笑

埴輪のような土偶のような

あごひげ長いな!

 

他にもいっぱいお仲間がいます。どことなく愛らしい感じ。

 

サウナ

こちらの宿に泊まりたかった理由のひとつがサウナ

もともと八瀬には、古くは壬申の乱で矢傷を負った大海人皇子の傷をいやした釜(日本古来のサウナ)があったそうで、そこからインスパイアされてmoksaにはプライベートサウナが3つ、用意されているのです。

 

SPAがサウナなんですね。

 

この3か所、それぞれ有料で貸切ることになります。ただ結構なお値段で、1時間半で12,000円~18,000円します。

到着の時間とか読めないし、当日予約すればいっか、ぐらいに構えていたところ、なんと滞在中は全ての時間で満員御礼とのこと…。

なんてこった…

出典:蒸庵 | moksa Rebirth Hotel

心残りですが、致し方ない…。

サウナを利用するぞ!と思っている方は電話で事前予約できるので、宿を予約したらすぐにサウナの予約もした方が良さそうです。

サウナ人気はまだまだ続きそうですね。

ちなみにこちらのお宿には大浴場などがなく、夜は近隣に出歩けるスポットも特にないことから、なおさら夜にサウナを入れといたほうが良さそう。泊まっていると、結構夜は暇しました。

 

客室(スタンダードツインルーム)

さて、少しサウナの話を挟みましたが、ここからは泊まったお部屋の話です。

シンプルな廊下を通って、一番奥のお部屋へ。

 

もっとも狭い、スタンダードツインルームです。25㎡とかなので結構狭いですね。

 

なんと嬉しい、年末年始限定でちょっと豪華なおつまみセットがお部屋にありました!

おそらく通常あるのは右上の八つ橋と、真ん中上のビンに入った自家製炒り番茶ジントニックだけだと思われます。

そのほか、冷蔵庫の中もフリーでした。これは普段からかな。ジュースとかお茶、水など。

夜は周りにないので、お部屋でまったりするために色々おいてあるのは嬉しいですね。

 

ラウンジ帰去来

チェックイン後、館内をぶらぶら探検。まずはラウンジでお茶でもしようかな。

生茶という、スパイスティーがとても美味しかったです。独特の香りで癒されました。コーヒーやソフトドリンクの他に、アルコールもいただけます。クラフトビールなんかもあるんですね。

 

お茶は何度かいただきました。簡単なお茶菓子もついてきます。

 

苔庭

あまりホームページなどでも推してないのですが、ラウンジやレストランに面して立派な庭があります。

池を中心とした回遊式の庭園で、高野川の水を引き込んだ透明度の高い池に色鮮やかな鯉が出迎えてくれます。

 

ライトアップも綺麗で、どこを切り取っても絵になる感じ。

 

この石灯籠とかめっちゃ雰囲気ある!

こういう庭いいなぁ

 

庭園からホテルの建物を望むとこんな感じ。左側がレストランで、右側がラウンジですね。

 

夕食(MALA MAKIBI Restaurant)

そうこうしているうちに夕食の時間に。

夕食は薪火料理のコースで、レストランでいただきます。

テーブル席もありますが、折角なので薪火の目の前の特等席で!

 

メニューは素材名だけが羅列されたシンプルなもの。

 

釜に火が入り、パチパチといい音がしています。

 

夕食時もドリンクはフリーです。ラインナップは一通りはある感じです。この中で炒り番茶ジントニックはホテルオリジナルのシグネチャーカクテルらしいですが、なかなか独特な味。

炒り番茶がかなり焦げた香りの強いお茶なのですが、香りをかなりダイレクトに感じられます。癖になる人は癖になるかも。

 

さて、まずはすっぽんの茶わん蒸し。すっぽん、実は初めて食べたのですが意外に普通に食べられました。えぐみとかそういうのとは無縁でした。一度すっぽん料理とか食べに行ってみようかな…。

 

続いて水だこのカルパッチョ。水だこの食感がプリプリです。

 

パン。オリーブオイルがオレンジフレーバーのもので、初めて食べましたが美味しかった!

 

海の京都、日本海に面した宮津産鰆を使った、ヴァプール的なやつですね。(最近覚えた単語)

宮津天橋立とか伊根の舟屋とか。

 

オープンキッチンなので料理しているところが見えるライブ感もいいですね!次はなにかな~とワクワク感を楽しめます。

 

メインの近江牛のフィレ肉

これがめっっっちゃ美味しかった。なんだろう、お肉の質なのだろうか、薪火でじっくり焼いた調理法なんだろうか、わからないのだけど、これまで食べたフィレ肉とは一線を画す柔らかさと、それでいてジューシーさだった。また食べたい…。

近江牛×薪火の凄さに感動

実は近江牛は松坂牛、神戸牛に並ぶ日本三大ブランド和牛の一つなんだとか

 

最後はからすみの玄米リゾット。からすみも美味しいなぁ。

 

メニューにはなかったけど、デザートも。ティラミスときなこ味のチョコみたいなやつです。

お肉のおいしさに驚きつつ、全体的に良いお料理でした。ライブキッチンで食べるのは楽しいですね。

 

ちなみにカウンター席はこんな感じ。こっちはこっちで苔庭を眺めながら食べられるのでいいかも。

 

夜のお散歩

夜、特にすることもないので少しだけお外を散歩。

 

外観は良い感じで高級感でてますね。

 

エントランスへのアプローチ。

 

この丸いエントランスは茶室とかにあるような丸窓をイメージしてるのかな。京都っぽい。

 

庭園も池のリフレクションが凄かったです。

 

こんなきれいに反射するんですね。波がない。

 

ところどころの石灯籠も良い味出してました。

 

夜食

夕食のあとお夜食に、とお稲荷さんを貰っていました。

 

スパイスの利いた特徴的なお味のお稲荷さんでした。

 

朝食(MALA MAKIBI Restaurant)

朝食も夕食と同じ場所で。

 

和食・洋食・養生食の3種類から選べます。和食は立派な干物とが中心のお重でした。

 

卵の黄身が…!めっちゃ鮮やかな色している…!

美味しいたまごごはんでした。

 

こちらは養生食。あんかけのおかゆで、デザートには台湾のスイーツ、オーギョーチー(愛玉子)がついてくる、オシャレなごはんです。お部屋にあるおつまみとお酒でまったりしすぎたら朝はこっちかもですね。

 

宿泊の感想

京都っぽい和の雰囲気と、洗練されたホテルぽさが両立したお宿でした。ウリのサウナを味わえなかったのはほんとうに残念でしたが、夜の薪火料理が美味しく満足できました。

ただ、周りには何もないのと、宿に大浴場や温泉などがないので、お部屋で酒盛りとかしないと時間を持て余すかも。夜に出歩いたりせずお部屋でのんびりと過ごす、京都リピーター向けホテルな気がします。だとするとスタンダードツインルームはちょっと狭い…。泊まるなら少し広めのお部屋の方がよいのかもしれません。

 

京都にはまだまだ特徴的なホテルがいっぱいあったね

サウナはまたいつか行けると良いな

ほかに京都で泊まった良さげなホテルの宿泊記

2023年12月【2/2】山口「大谷山荘」泊 歴代首相も宿泊した老舗旅館に泊まり、星野リゾートが再生した長門湯本温泉の街歩き。

こんにちは、しろいるかです
2023年12月、山口県に観光に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
岩国空港山口市菜香亭~山口駅秋芳洞海峡ゆめタワー
宿泊:ドーミーインPREMIUM下関

【二日目】
下関春帆楼本店~壇ノ浦~関門トンネル人道門司港長門湯元温泉散策(夜)
宿泊:大谷山荘

【三日目】
長門湯本温泉散策(朝)~萩・明倫校舎~萩城下町~萩城跡~錦帯橋岩国空港

初日の記事

 

大谷山荘:ロビー

下関の観光を終えて、雨の中本日の宿へ。

山口県で最も歴史のある温泉地、長門湯本温泉大谷山荘という宿です。

 

すっかり日が暮れてしまった。12月末ってほんと日が短いです…。

温泉街のはずれに位置する老舗の巨大温泉旅館です。こういうタイプの宿に泊まるのは結構久しぶりかも。

2016年に行われた日露首脳会談の舞台にもなったそうです。温泉外交みたいなものなのでしょうか。そのときにはプーチン大統領も泊まったんだとか。

ホテルとかじゃなくて温泉旅館が舞台っていうのがびっくり!

 

クリスマスシーズンなので可愛いモニュメントが入口に。

 

立派なクリスマスツリーが飾られていました。さすがの大規模旅館。入口からわっと広がるロビーの広々とした感じがいいですね。

 

館内には水盤が張られ、橋を渡ると奥にラウンジがありました。

 

二階まで吹き抜けになっており、豪華さが際立ちますね。

 

こうしてみると二階分どころの高さじゃないですね。最近の宿では見かけないこの雰囲気。調べてみたバブル期の頃にデザインされたロビーみたいです。さすが日本の黄金期

こういう豪華さが他の宿では味わえない

 

エレベータもなんだか格式を感じる。

 

エレベーター周辺は最上階まで吹き抜けになってるんですね。すごい構造だ…。

 

大谷山荘:客室(洋室)

客室数も100を超え、露天風呂付客室も多く備える大谷山荘ですが、今回泊まるお部屋はその中でも一番キリのお値段、普通の洋室です。

廊下も普通に豪華。

 

お部屋も写真だとそれほど広そうに見えないですが、38㎡と十分な広さ。窓の外は駐車場ビューです。

 

オシャレなベッド周り。

 

長門湯本温泉の散策(夜)

夕食までの間、普通に大雨の中、長門湯本温泉をちょっと散策してみることに。

大谷山荘は温泉街のはずれに位置しています。

数分歩くと、温泉街っぽいエリアに来ました。

 

さすがに大雨なので、歩いている人は一人も見かけませんでしたが、ライトアップはしっかりしてくれていました。

 

長門湯本温泉は歴史ある温泉街ですが、バブル崩壊後に大型旅館が次々と閉業、廃墟が目立つようになり温泉街としての魅力が失われ始めていました。

そんな時、2016年に開始されたのが星野リゾートが主導する、温泉街リノベーションプロジェクト。そぞろ歩きができる温泉街をつくり、温泉地自体の魅力を向上させるという前代未聞の計画です。

 

温泉街の中心に位置する場所に星野リゾート 界がつくられ、そこを中心に温泉街が整備されたようです。この温泉街の顔ともいえる、竹林の階段もそのひとつ。

やっぱり街歩きができる温泉街って泊まりたくなりますし、良いプロジェクトですよね。

 

大雨じゃなかったら浴衣姿でそぞろ歩きする宿泊者の姿や、ちょっとした商店なんかもあったのかも。

 

広範囲で通年ライトアップされているみたい。

雨の中でしたが、なかなか歩いていて楽しい温泉地でした。周遊できるつくりなのも構造が練られてますね。

雨の中だったけど、ライトアップもあって楽しめたよ!

 

大谷山荘:夕食

さて、ひとしきり散歩も終えて夕食の時間です。

大谷山荘での夕食は、個室利用や鉄板焼等のプランを除くと、メインダイニング瑞雲ガーデンレストラン風光のどちらかでいただくことになります。

瑞雲の方が格上の雰囲気のいいレストランなため、こっち指定のプランもある中、今回は特に指定せず。稼働状況に余裕があったのか、瑞雲の方になりました。

 

高級レストランっぽい風貌です。

 

中も特徴的なデザインですね。

 

コースは通常のものです。やっぱり冬の山口なので、ふぐがメニューに並びますね。

 

まずは先付。はなっこりーという山口県発祥の野菜を使ったお浸しと海鮮です。食べやすいブロッコリーという感じ。

 

黒毛和牛のすき焼き。お肉は裏切らない。

 

とらふぐと、鮮魚のお刺身。

悪くないふぐだと思うのですが、さすがに同日に下関春帆楼でふぐを食べていたので、それと比較すると明確な差がありました。やっぱり専門のお店は違うんだな…と改めて納得。

 

西京焼き。シンプルだけど美味しい一品。

 

ふぐの白子蒸し。白子は春帆楼とあんまり差を感じなかった。やっぱり生だと差がでるのかな。

 

ふぐのから揚げ。

身のジューシーさが段違いで違った。とはいえこっちは味付けとしてもからあげ感が強く、これはこれで方向性違って美味しい。

 

最後はご飯一式。

 

水物も。やっぱり春帆楼で食べてしまったあとに食べてしまうと差があるのは仕方ない。レストランも雰囲気良かったし、きっと普通に食べたら大満足だったと思う。

 

ご飯食べた後、ラウンジでライブをやってました。30分以上もしっかり演奏してくれてて、大型旅禍の夜っていいですね。

毎日やってるみたいだよ

 

大谷山荘:お風呂

もちろん温泉旅館なので大浴場もあります。大浴場は2か所、男女別入れ替えです。

出典:【温泉】せせらぎの湯 | 山口県 湯本温泉 旅館 大谷山荘

 

お風呂の設備自体は悪くなく、広々として気持ちいいしサウナや水風呂もあり、もちろん露天風呂もあります。

ただ、この辺は大型旅館の宿命なのか、完全な循環湯で温泉らしさはなく、塩素臭がちょっと気になりました…。

 

大谷山荘:朝食

翌朝の朝食はガーデンレストランの方でブッフェです。

ブッフェは和食もちょっとだけありますが、洋食中心です。

 

パン屋並みに充実したパンコーナーがウリですね。大谷山荘では2階にベーカリー併設しており、そこで焼かれたパンがたくさん並んでいます。

 

オムレツも焼いてくれました。

 

パンが確かにおいしい!

ここのブッフェは良いですね、パンの種類も甘いのと総菜パン系とバランスよくあるし、朝からテンションあがっちゃいました。

5個ぐらい食べちゃった

 

この後は館内を散歩。個室レストランの料亭街を通ってみたり。お風呂へ行くときもここを通ります。

 

朝のロビーも、陽が差し込んできて明るい雰囲気になりますね。

 

ロビーから見える庭園。滝が独特です。

 

大谷山荘:宿泊の感想

さすがのバブル期に作られた大型旅館、建物は圧巻でした。入った瞬間おぉっと思わず声が漏れると思います!

料理も悪くないし、朝ブッフェもパンが美味しい。夜はライブがあったりと楽しめる感じなのですが、お風呂はちょっと残念。個人的にはやはり小規模温泉旅館の方が私たちの趣味にあってるのかもしれないなと再認識しました。この辺は趣味の問題ですね。

ただ、客室露天とかはかけ流しだそうで、そっちに籠る感じでステイするならまた違った感想になるのかも?

かけ流し至上主義ではなくなったけど、やっぱり泉質とか気にしてしまう…

 

長門湯本温泉の散策(朝)

さて、チェックアウトして、温泉街をもう一度散策です。朝は晴れた!

竹林の階段、良い雰囲気ですね。ここがよく温泉街のハイライトとしてピックアップされてます。

 

温泉街に沿って流れる音信川(おとづれがわ)の清らかな流れを十分楽しめるように、至る所に飛び石が設置されています。これが楽しい!つい意味も無く渡ってしまいます。

 

温泉街自体はそれほど広くなく、じっくり見ても1時間かからないぐらいだと思います。このあたりが竹林の階段を降りてきた、温泉街の中心です。左には外湯として恩湯(おんとう)があります。こちらも温泉街リノベに合わせて建て直されたそうです。

 

 

河原から温泉街を眺めるとたくさんの橋が架かっています。

 

この辺の写真が良い感じで撮れた!

 

川から少し離れると、郷愁を誘う雰囲気の通りも。田舎の踏切って良いですよね。

 

河原に戻り、カモの群れが楽しそうに泳いでいるのを観察したり。

 

飛び石をまた飛んだり。

 

レトロな建物を見つけたり。

 

楽しい温泉街散策でした。

全国には寂れてしまった温泉地も多いし、こういうプロジェクトがいっぱいできるといいね

 

萩・明倫学舎

さて、長門湯本温泉から萩の方へ向かいます。

萩は8年ほど前観光したことがあるのですが、あまり記憶に残っておらず、もう一度ちゃんと観光してみようということでやってきました。

明倫学舎は、元は明治維新の志士たちが学んだ藩校の跡地に建っていた、廃校となった旧明倫小学校を観光施設としてリノベーションしたもの。

 

この見た目で、2014年と10年前まで使われていたというのだから驚きです。建物自体もかなり大きいです。日本最大級の木造校舎みたいですね。

 

この雰囲気はすごい。観光施設として新しくオープンしたのは2020年と、つい最近です。

 

会議室。ここで先生たちが会議していたんでしょうか。

 

萩と言えばナツミカン。市の至る所で見かけました。ナツミカンを丸ごと使った羊羹もお土産として売っていました。夏じゃなくてもナツミカンって出来るんですね。

 

萩城跡・武家屋敷エリア

明倫学舎から歩いて30分ほど、武家屋敷街に来ました。

歩いていくのは結構厳しいのでやめた方がいいですね笑

これは外堀なのかな?ここを超えると武家屋敷街です。

 

武家屋敷街は今でも現役の住居がたくさんあります。逆にお店がそれほどないので、雰囲気を楽しむ場所で、ショッピングやカフェ巡りみたいなのが楽しめる場所ではないです。

 

さらに先に進むと萩城跡です。ここのお堀は海水を直接引きこんでいるんですね。

 

城跡なので残念ながら建物は残っていませんが、石垣の立派さは当時の雄姿を思い起こさせます。

 

人が全くいない…。クリスマスに城を見に来る人はあんまりいないのかな…笑

 

雲間から差し込む光がきれい。石垣の上に登ることもできるんです。

 

当時の構造がそのまま見える、複雑なお堀ですね。

萩は思っていたよりも観光地されておらず、お店もそれほどないので静かに歴史を思い起こすにはピッタリの場所なのかもしれません。

大人の観光地だね

 

錦帯橋ライトアップと半月庵の岩国寿司

さて、萩観光を終えて岩国空港へ向かいます。

岩国空港に近い錦帯橋へ少し寄ることに。

錦帯橋は1674年に建てられた橋。1950年まで修繕を繰り返しながら現役で使われていたのですが台風による災害で流失、ただその3年後には再建され、以降は修繕を行いながらもそのまま残されています。周辺は観光地になっていてお店とかもちらほら。

 

錦帯橋のある岩国は古くから城下町として知られ、料亭宿も残っています。

今回、殿様に献上して喜ばれたという岩国地方の郷土料理、岩国寿司をこちらの半月庵さんでテイクアウトしました。

ランチで食べることもできるのですが、お電話でお願いをして夕方まで取り置いておいてくださいました、感謝です!

 

まずは錦帯橋を渡って…。凄い橋ですね!

 

この独特の構造。これはワクワクします。これを渡れるなんて!

入橋料がかかります。一旦支払えば往復OKみたい。

 

日も暮れているのですが、夜でも渡れます。

有料ですが人がいなくなるので、料金はお代金箱へ。夜はなんだか妖しいライトアップがされてますね。

 

対岸で橋のライトアップを見ながら岩国寿司をいただきます。

ちらし寿司の押し寿司みたいな感じで、歴史を感じるお味でした!

 

普通の色に戻った錦帯橋

 

この構造にはほんと惚れ惚れします。

 

再び色が変わり、今度は青くなりました!

 

青色も綺麗ですね~。

 

戻ってきました!

 

橋を下から眺めると独特な構造を堪能できます。

 

複雑な骨組みですね。

錦帯橋ただの橋と侮ることなかれです。良い観光地でした。

昼間には岩国城とか、日本一種類の多いソフトクリーム屋さんとか色々見どころがあるね

実はここも過去に来たことあるけど、変わらずよかった!

だいぶ前に来た時の記憶

 

岩国空港

岩国空港に戻ってきました。ツリーが良い感じでライトアップされてました。楽しい山口旅行でした。

 

山口県をまるごと楽しんだ旅だった!

ふぐに温泉に史跡と堪能できたね

岩国空港から実は近い宮島の旅

2023年12月【1/2】山口「ドーミーインPREMIUM下関」泊 異世界感溢れる秋芳洞探検と、伊藤博文も認めたふぐ料理発祥の下関春帆楼本店でふぐフルコース。

こんにちは、しろいるかです
2023年12月、山口県に観光に行きました。冬の下関にふぐを食べに行くのがメインミッションです。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
岩国空港山口市菜香亭~山口駅秋芳洞海峡ゆめタワー
宿泊:ドーミーインPREMIUM下関

【二日目】
下関春帆楼本店~壇ノ浦~関門トンネル人道門司港長門湯元温泉散策(夜)
宿泊:大谷山荘

【三日目】
長門湯本温泉散策(朝)~萩・明倫校舎~萩城下町~萩城跡~錦帯橋岩国空港

 

岩国空港

山口県はなんと2つも空港があります。岩国空港は東寄り、山口宇部空港は西寄りにあります。今回の旅の行程だと宇部空港の方が明らかに便利なんですが、ちょうどよい便が空いておらず、岩国空港からスタートです。

羽田空港からの良い感じの朝焼け。良い旅の予感!

 

岩国空港は地方空港の中でもかなり小さ目。でも逆にこれぐらいが使いやすくていいですよね。

レンタカーを借りて、まずは山口市に向かいます。

 

菜香亭

明治時代に開業した、山口市にある料亭。

平成になり閉業、史料館として移築され、市の施設になっています。

明治維新策源地。策源地とは、「戦場の後方にある、作戦計画をし補給物資を集積する根拠地」なんだそう。戦場とは、江戸の方を指すんでしょう。

 

立派な建物です。明治期には栄えていたんでしょうね。

 

中庭も移築されたようで、当時の雰囲気が感じられるつくりでした。

 

ここが凄いのは、大広間に飾られた山口県出身の政治家たち直筆の扁額の数々

古くは三条実朝やら木戸孝允といった維新の立役者からはじまり、伊藤博文山県有朋などの明治の首相たち、佐藤栄作田中角栄、最新は安倍晋三まで。

山口県は、維新以降今なお多くの政治家たちを輩出している地だということがわかります。

 

山口駅

そんな山口市なんですが、残念ながら街並みはちょっと寂れ気味。とくに驚くのは駅前です。

驚くなかれ、県庁所在地のJR駅がこれです。ここまでくるとレトロすぎて感動する。

 

1つしかない無人改札。もちろん駅の出口はここだけ。

山口市は大動脈である山陽新幹線の路線からは外れて少し奥まった場所にあることも影響してか、なんとものどかな雰囲気です。

県庁所在地でこのレベルの駅は初めてみた!

 

この駅前の街並みもある意味感動します。決して変に切り取ったわけじゃなくて、ほんとにこんな感じ。

一応、ちょっと通りを歩いていくとアーケード街などがあり、駅前よりは少しだけ賑やかになります。ある意味、逆に一見の価値ありです。山口市に来たら寄ってみると楽しいかも。

 

駅から少し車を走らせると湯田温泉という温泉地があり、この辺りに名物の外郎屋さんがたくさんありました。

外郎といえば名古屋のイメージが強いですが、米粉を使用している名古屋のものと違い、こちらの外郎はわらび粉で作っているので食感が異なります。

真空パックに入っていない「生ういろう」はめっちゃ美味しかったです。

 

昼ごはんはまさかの天下一品のこってりラーメン笑

 

秋芳洞

さて、続いてやってきたのは秋芳洞

言わずと知れた山口県で最も有名な観光地の一つで、日本最大規模の鍾乳洞ですね。洞窟のある秋吉台は日本最大のカルスト地形でもあります。

 

秋吉台の入口はなんと3か所もあって、正面入口、黒谷入口、エレベーター入口の3つです。

おすすめはやはり正面入り口から入ること。賑やかですし、洞窟内のルート的にも正面から入ること前提に作られてます。

 

正面入口までの道はちょっとした商店街が形成されてます。昭和感溢れる雰囲気ですが、これがかえっていい味出してますね。

 

お店やレストランもちょいちょいあるのでランチもいけます。

 

ゲートを抜けると、少しだけ林道っぽい道を進み、洞窟の入口が見えてきました。

 

おぉ、めっちゃ良い…!

 

洞窟感ありありです。

 

これから冒険にいくぞーって気分にさせてくれますね。

装備を整えないと

 

内部はかなり広いです。なにより天井が高い。鍾乳洞にありがちな閉塞感はなく、広大な空間が広がっています。

鍾乳洞内を流れる川に沿って上流に登っていきます。

 

途中、見どころが色々。この段々畑とか。

 

富士山のように堆積した鍾乳石。

 

ライトアップも良い塩梅です。

 

と思ったら、いきなりのファンタジーなライトアップに!

クリスマスシーズン限定で、光響FANTASYというイベントをやっていたのです。

 

30分に1回ぐらいのペースで、音楽とともに色が変わるカラフルなライティングに変わります。この3枚が全部同じ構図からの写真とは思えないですね。

 

異世界に迷い込んだような、独特な世界観です。これはこれでいい…!

色がぼんやり変わるのも良い感じ

 

色が周期的に変わるので見てて飽きないですね。

 

天井からつり下がった鍾乳石の数々。

 

赤いライトアップだとなんだか温かくなるような気分。

 

どこまで続くのか、幻想的な階段。

 

セーブポイントっぽいベンチ。

座るとHPが回復しそう

 

秋芳洞は観光部分だけでも全長1Kmほどあり、途中にエレベータ入口へ途中離脱できるポイントがあります。

 

途中離脱はせずにそのまま進みます。こちらはメインの見どころの一つ、黄金柱。

 

タイムトンネルっぽい道を抜けると…

 

昭和にタイムスリップした?笑

こっちは黒谷口。通常はここから引き返すパターンが多いみたいですが、私たちはこのまま出口を出て、10分ちょっと道路を歩いて山を登っていくと…

 

ゴツゴツしたカルスト地形が現れてきます。視界も開けて、ここが秋吉台ですね!

 

一面の草っぱら。

暖かい季節だと一面緑なんだろうなぁ。

春とか夏に行ってみたいね

 

カフェもありました。

 

梨が名産のようで、梨ソフトとジェラートをいただきました。

真冬ですが、洞窟内は逆に一定の温度に保たれ暖かいので、意外と体は冷えませんでした。

 

カフェのある辺りから少し坂を下っていくと、途中にあったエレベーター口にたどり着きます。

 

再び地下世界へ!

 

出口だ!

 

秋芳洞は、黒谷口まで行ってそのまま往復するルートが一般的ですが、多少歩けるようなら、黒谷口からそのまま道路を登り秋吉台展望台まで行き、そこからエレベーター口まで下って洞窟を通り正面入口まで戻ってくるルートがおすすめです。

所用時間は2時間かからないぐらい。通常往復ルートだと1時間ぐらいが目安かな?

秋芳洞は思った以上に大規模で、なかなか楽しかったです。山口県に来たらここは外せないですね。

 

海峡ゆめタワー

秋芳洞からは1時間足らず。本州の西の端、下関に到着です。

海峡ゆめタワーという展望台があったので行ってみます。

 

ちょうど日も暮れかけていました。遠くに見えるあれは関門海峡大橋ですね!

 

下関周辺の海岸線はとても複雑な地形ですね。

 

ゆめタワーのイメージキャラ、ゆめたんです。微妙にクリスマス仕様です笑

 

すっかり日も暮れました。天気がいいと夕陽とか綺麗に見えそうですね。周りに高い建物がないし、地形的にも特徴があるので、見ていて楽しい風景でした!

夜景よりも、陽がある時間帯の方がおすすめかも

 

降りてきたら入口でちょっとしたプロジェクションマッピングもやってましたよ!

 

下関駅周辺散策と夜ご飯(ニューナンダン)

翌日豪華なふぐ料理を食べる予定なので、特にノープラン。海鮮を二日連続で食べるのもなぁ、ということで街をぶらぶらしつつ夜ご飯探し。

駅前には大丸とシーモールというショッピングモールがありました。

 

クリスマスシーズンなのでツリーも。

 

中にあったインド料理のお店で食べることに。

ここ、一見よくあるインド料理のお店かと思ったらすごくよかったです。

 

一人2500円ぐらいのセットを頼んだんですが、ものすごく豪華でした。

チーズナン。甘味と塩味がたまらない。カロリーは気にしない。

 

チキンティッカとかケバブ。これも鉄板で出してくれるんです。

あとは写真にないけどカレーとか、タンドリーチキンとか、ラッシーとか、ほうれん草ナンとか。

全体的に手作り感が溢れていて、それでいてお値段もお安く、他のインド料理屋とは一線を画すおいしさ。旅先で前情報なくふと入ったお店がアタリだと嬉しいですね。

実は下関周辺に3店舗もある。それも納得のおいしさ

 

ご飯食べた後も少しお散歩。

駅前にある教会のような建物はなんだろう。

 

結婚式場みたい。ホテルのような豪華さですね。

 

ゆめタワーのライトアップが独特です。未来感あるというか。気に入りました!

 

ドーミーインPREMIUM下関

そんなゆめタワーの近くのビジホに本日は泊まります。

ただのドーミーインじゃなくてドーミーインPREMIUM

 

PREMIUMなだけあって、お風呂が温泉旅館のように立派でした。広い内湯に露天もついて、もちろんサウナ・水風呂完備です。

シティホテルとまではいかないまでも、割と観光で泊まっても満足できるホテルだと思います。実際に観光で来てそうな人がたくさん泊まってました。

 

下関春帆楼本店

いよいよ今回の旅のメインイベント、冬の下関のふぐです。

どこで食べようか悩みましたが、やはり下関でふぐといえばここ、春帆楼みたいです。

この豪華なアプローチ。

もとは割烹旅館だったそうで、伊藤博文が宿泊した際に時化で魚がなく、仕方なく当時法律で食べるのを禁止されていたふぐを出したところ大絶賛され、日本で初めてふぐ料理を出すことを許されるお店になったんだとか。

まぁ法律での禁止は表向きで、実際には下関では日常的にふぐが食べられており、伊藤博文もふぐを食べたことがあったそうですが。

 

そんなわけで、日本のふぐ料理といえばここ、春帆楼なのです。

現在の建物は昭和60年に建てられたものだそう。

 

内装もホテルのように豪華です。なんと今でも割烹旅館として宿泊も受け付けています。泊まってみたかったですが、空きが無く断念。

 

どこかかわいいふぐの置物。

 

館内にはこれまた伊藤博文をはじめとする明治の偉人たちの扁額が飾られていました。

近年の政治家たちの書もあり、今でも御用達なのかもしれません。

 

団体を受け入れる大広間もあるみたいだけど、今回個室指定プランにしたので、個室に通してもらっています。確か+1000円ぐらいの良心的なお値段差だった。

 

海を望みながらゆっくり食べられる個室です。

 

お献立です。ふぐづくしですね。

ちなみに山口県ではふぐのことを「ふく」というそうです。

どうやらもともと日本全体ではふぐではなくふくと呼んでいたそうですが、いつの間にか濁って「ふぐ」になったそうですね。

 

まずは先付と前菜。レモンの小鉢に入った鯛わたは春帆楼オリジナルの逸品でした。

 

ここからふくづくしの始まりです。

ふくをたっぷりつかった真丈のお澄まし。優しいお味です。

 

ふくの薄造り。ふぐ料理といえばこれですね!

有田焼の豪華なお皿に盛られ出てきました。これで一人分です。

水っぽさがなく、ギュッと締まった身を堪能することができました。量もたっぷりで満足すること間違いなしです。

 

続いてふくのから揚げ

ふわっとジューシーで、鶏肉に近い味わいなんですが、もっとうまみがある感じ。これが一番美味しかった。

 

ふぐの白子蒸し。白子はちょっと苦手なイメージでしたが、食べてみると生臭みも無く美味しい。

 

ふぐ鍋。こちらも一人1つです。

おいしいふくって、火を通しても身がプリプリなんですね。また、出汁にうまみが溶け出して野菜なども美味しく食べられます。

 

ふく味噌汁。下関ではふくを味噌汁にもするみたい。

 

最後はふく雑炊。こちらは鍋の残りを使ってつくるのではなく、個別に出汁をとったお鍋で、ちゃんと作ってくれます。

これもびっくりするほどうまみが凝縮されてました。ふくはいい出汁が出るなぁ。

 

クリスマスだったのでデザートもかわいい特別仕様に。

一人25000円というかなり勇気のいるお値段でしたが、冬という旬に、下関の地で老舗料亭でふくを食べるという夢を達成できました。

ふくでお腹いっぱい

来てよかった

ちなみに実は1万円でもふく会席が食べられます。献立的には大きな違いがなくて、大きな違いは使うふくのランクと量っぽいんですが、そこの差が如何ほどなのか。食べ比べしてないのでわかりません。ふくってほんとお値段差ピンキリなんですね…。

 

こちらの春帆楼、日清戦争下関講和条約の舞台にもなったそうです。本館の隣には登録有形文化財に指定された当時の建物が残っており、そこに講和条約の際に使われた備品が展示してあります。

 

実際の舞台はここではなく当時の本館だったそうですが、雰囲気ありますね。ちなみにここはお料理を食べに来なくても無料で入ることができるみたい。結構人がいました。

 

また、隣接する場所に赤間神宮という神社があります。これからお散歩する壇ノ浦の戦いに敗れ、自ら入水して命を絶った安徳天皇を祀った神社ですね。

 

独特の門が美しい。

実はもとはお寺で、廃仏毀釈により神社になったそうなのですが、前身のお寺は有名な怪談、耳なし芳一の舞台だったそうです。

 

壇ノ浦

下関といえば黒船襲来以降よく名を聞く土地ですが、昔から歴史の舞台になってきました。有名な壇ノ浦の戦いもここ、下関で行われたんですね。

春帆楼の駐車場にご厚意で車を置かせてもらい、そのまま壇ノ浦まで歩いていきました。15分ぐらいで到着です。

今の関門海峡大橋のたもとのあたりが壇ノ浦の古戦場みたいです。

 

源義経平知盛の像。どっちが義経だろう…?

 

江戸時代末期、長州藩と列強の武力衝突が起きました。(下関戦争)

その際の砲台をイメージしたもの?がありました。コインを入れると砲撃音が鳴るという微妙に凝ったつくりです笑

 

関門トンネル人道

関門海峡大橋は人が歩いて渡ることはできません。徒歩や自転車ではどうやって下関から門司港側に渡るのかというと…

関門トンネル人道が整備されているんですね!壇ノ浦古戦場の目の前にあります。

 

エレベーターに乗って、地下深くへ。

 

こんな感じで地下トンネルが作られているんです。

 

微妙に傾斜がありますね。

 

途中、福岡県との県境がありました!

 

下関側と門司港側にスタンプがおいてあり、割り印のように2つあわせて1つの記念スタンプになる仕組みです。

 

ここからエレベーターに乗って、門司港側出口へ行きます。

 

無事到着。片道15分ぐらいかかるので意外と大変ですが、これほど長いトンネル人道って他で見たこと無いので、行ってみるとなかなか楽しかったです。

 

さて、門司港側出口から門司港までは徒歩で30分ほどかかります。

海沿いの道を歩きながらなので、天気が良ければお散歩にピッタリかも。

 

生憎の雨でしたが、門司港の中心地、門司港レトロに到着です。

門司港レトロは、昔の建物が集まってるエリアのことを指すみたい。

 

煉瓦造りの建物のいくつかは、中に入ることもできました。

 

謎のバナナマン二体

門司港はかつてバナナが大量に荷揚げされたそうで、バナナのたたき売りが有名だそうです。

 

門司港レトロから、対岸の下関まで渡し船が出ています。これに乗って帰ることに。

 

ちょうど車を停めていた春帆楼の近く、唐戸市場のあたりに戻ってこられました。

この辺りに車を停めて、下関トンネル人道を通り門司港へ、そこから船で返ってくる周遊ルートはおすすめです。歩行時間1時間ちょっと、所用時間2時間ぐらいで見どころも多く、気軽に楽しめますね!

 

下関はザビエル上陸の地でもあるみたい。歴史的見どころも多いですね。

 

あとはやっぱりふく推し。至る所でふくモチーフのモニュメントだったり、レリーフだったりを見かけます。ふく愛が感じられる下関観光でした。

 

下関と秋芳洞、みどころの多い山口観光だった

なんといっても冬の下関のふくは良かった!

次は北上して、長門湯元温泉や萩へ行きます!

ふぐもいいけどカニもいいね

2023年11月【2/2】淡路島 「グランドニッコー淡路」泊 アクアイグニスの絶景温泉と安藤忠雄建築を満喫したホテル宿泊記。

こんにちは、しろいるかです
2023年11月、淡路島に観光に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
淡路サービスエリア
宿泊:フェアフィールド・バイ・マリオット東浦

【二日目】
ドラクエ30周年記念碑~道の駅うずしお(うずまちテラス)~うずの丘~幸せのパンケーキ淡路島リゾート
宿泊:グランドニッコー淡路

【三日目】
アクアイグニス淡路島~淡路夢舞台~ニジゲンノモリ(ドラゴンクエストアイランド)~ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ

この旅のひとつめの記事

 

淡路島の宿泊

淡路島には豊富な宿泊施設があります。洲本市には温泉が湧いており、関西ではCMでも有名なホテルニューアワジ等を中心に大型旅館タイプの温泉宿が点在しています。

やっぱり有名なホテルニューアワジに泊まってみようかと思ったのですが、予想外にお値段がすることもあってちょっと二の足を踏んでしまい…。

悩んだ結果、色々バランスが良さそうなグランドニッコー淡路に泊まることにしました。

 

グランドニッコー淡路

グランドニッコー淡路は、淡路夢舞台にあるリゾートホテル。

淡路夢舞台は安藤忠雄が全体設計を行い、淡路花博のために作られた施設で、国際会議場や野外劇場、植物園等が点在する巨大な複合施設です。

ホテルも花博の開催にあわせ、ウェスティン淡路として2000年にオープンしました。

その後2020年にグランドニッコー淡路にリブランドしたようです。といっても設備などはほぼそのまま活用されているみたい。

 

到着したのは暗くなってからだったんですが、ホテル入口のアプローチからもう素敵な雰囲気でした。

クリスマスシーズンが近かったので、ホテルのライティングがクリスマスツリーを模したみたいになっててかわいいですね。

時期によってライティングが変わるのかな?

 

淡路夢舞台として駐車場があるのでそこを無料で利用できます。かなり広いので満車になることもなさそう。

 

エントランスを抜けてエスカレーターを登ると、ロビーです。

 

ロビーにあるこの赤い花の椅子がめっちゃ素敵。

クリスマスツリーとあわせてとても華やかな雰囲気を演出してくれていました。

 

横からみるとほんと花なんですよ!

有名なデザイナーの人とかが作ったものなのかなぁ。ここに座って写真を撮れば映えること間違いなしですね。

 

2階フロアにショップやレストラン、ラウンジにフロントなどホテルの一通りの機能が集約されてます。

 

客室階へはエレベーターで。全200室ほどのホテルですが、エレベーターはそれほど混みあわず快適でした。

 

スイート系のお部屋を除くとスーペリア、デラックス、ラグジュアリーとランクが上がっていきますが、ホームページを見た感じ、間取りはほとんど変わらず少しずつ広くなるぐらいの違いですね。

今回は一番お安いスーペリアのお部屋でしたが、39㎡なので割とゆったりしてました。

 

ベッドも広くて過ごしやすかった。

 

バストイレ別なのも嬉しい。こちらのホテル、大浴場などはないのでバストイレ別なのは重要です。

2017年にリニューアルしたそうで、お部屋もとても清潔感ありました。

 

お部屋にあったこのホタテの貝殻を使ったアート。夢舞台でも随所にあしらわれていました。一体何枚の貝殻を使ったんだろう…。

 

海の教会

夕食の前に、早速夢舞台の施設の一つでもあり、ホテル併設のチャペル、海の教会を観に行きました。安藤忠雄設計の建物ですね。

ホテルのロビーから直結しているのですぐ見に行けます。

 

安藤忠雄っぽく、コンクリート打ちっぱなしで無機質な教会。

 

天井の切れ込みから光が差し込み、その光が十字架を形作っています。無機質な世界観の中に厳かさが感じられる、なんとも独創的な空間でした。

十字架を光で作るって発想がすごい!

挙式があるときには入れないため、ホテルに到着したら見学可能時間を確認しとくとよいかも。私たちは日中帯に見ようと思ったら、挙式中で残念ながら見られませんでした。

 

夜の夢舞台

続いて夜の夢舞台をお散歩。こちらもホテル直結で、そのまま出ていくことができます。

夢舞台も安藤忠雄建築。コンクリート打ちっぱなしの世界観は引き続きですね。

 

柔らかに漏れる光がなんとも素敵です。

施設全体が迷路のような設計になっていて探検がとても楽しい。

 

立体的なうえに傾斜もあったりして、今自分がどこにいるのか把握できなくなります。けど、それがまたこの独特の世界に溶け込んだような気分がしていいんですよね。

 

水盤があるところもちらほら。このあたりは昼間よりも夜来た方がライトアップされてて素敵かも。

宿泊者でもお散歩してる人はほとんどいないので、静寂の中、安藤忠雄の世界観を堪能することができました。

 

ガラス張りの建物はあわじグリーン館という温室。

夜は入れませんが、建物だけでも強い存在感を放っていますね。

 

奥に見えるのはホテル。ここまでは専用通路を通って来られました。

 

ちょっとしたイルミネーションも。水盤に浮かぶ光の球体が幻想的です。

 

ホテルもリフレクションしてて素敵。

 

ぐるっと一周してホテルに戻ってきました。ホテルの1階は宴会場ですが、こっちもなかなか豪華。

国際会議場も併設されているので、海外からのゲストも迎え入れられるような立派なつくりなんだろうな。

 

夕食ブッフェ(コッコラーレ)

色々お散歩もしてお腹が減りました。今回の夜ご飯は、プランについていたホテルのブッフェをいただきます。

ホテルのレストランはブッフェ以外にも会席、鉄板焼、寿司、フレンチとフルラインナップが揃えられています。これだけしっかり揃っているとは、まさに淡路島の顔ともいえるホテルですね。

ちなみに周囲にお店などはないのですが、先ほど散歩した夢舞台の中に、お手頃価格のレストラン(海鮮料理きとら)があり、夜も営業していました。お安く済ませるならそっちが良さそうです。

 

コッコラーレというレストランがブッフェ会場です。

 

ブッフェエリアはぱっと見それほど広くないですが、席数もそれほどないので、混雑することもなく良い塩梅でした。

 

ひょうご五国ものがたりがテーマみたい。

兵庫県はかつて摂津播磨但馬丹波淡路の五国に分かれており、それぞれに色々な名産があるようです。現在でも地名として残っていて、但馬牛とか丹波とか有名ですよね。

 

鯛のしゃぶしゃぶ。季節ごとの限定メニューのようでした。

 

淡路牛のローストビーフと淡路島の玉ねぎを使ったカレーにスープ。淡路島の食材づくしです。

このローストビーフがかなり美味しかった。火の通り加減とかが絶妙で、過去食べた色んなホテルブッフェの中でも一番じゃないかと思ったぐらい!おかわりしちゃいました。

他にも色々メニューはありましたがブッフェ皿に撮るとどうしても良い感じで撮れないので割愛…。とりあえず玉ねぎ使ったメニューは外れがなかったです!

ローストビーフはほんとよかった

玉ねぎのローストとか、シンプルなやつが美味しかったな

 

デザートも色々ありました。バニラが入ったバナナスープが珍しかった。(写真左)

 

アクアイグニス淡路島

グランドニッコー淡路には残念ながら大浴場がありません

ホテルなのでまぁ当然といえば当然なんですが、やっぱり温泉に入りたい…!

そんな欲望を満たしてくれる温泉施設、アクアイグニス淡路が近くにあります。車だと僅か数分なんですが、歩いていくと25分ぐらいはかかってしまうので、公共交通手段で訪れた場合はちょっと厳しいかもしれません。

アクアイグニス淡路の営業時間は朝7時から夜も22時まで。早朝や夜に行けるのはホテルステイのお供にとてもありがたいです。

 

今回は朝風呂に行ってみることに。

オープンとほぼ同時に入るべく6時半過ぎに起きました。部屋のバルコニーから朝日がちょっとだけ見えた!

 

夢舞台も朝日に照らされていい感じです。

 

車で数分、あっという間に到着です。アクアイグニスは裸で入る男女別の大浴場(伊弉諾の湯)と、湯浴み着もしくは水着を着て入る混浴の露天風呂(伊弉冉の湯湯)の二種類があります。伊弉冉の湯湯の方は温泉というよりはプールみたいな感じで、施設の入口からもめっちゃ見えてます。

 

プランは伊弉諾の湯のみ入れる1000円プランと、伊弉冉の湯湯にも入れる2500円のプランの二種類。

ただ、ここは伊弉冉の湯湯がイチオシなので、やっぱり2500円のプランの方がおすすめですね。2500円のプランだとレンタルタオルや湯浴み着、ドリンクバー等も無料でついてくるので手ぶらでOKです。

 

こちらの伊弉冉の湯湯、これはすごい!

湯浴み着or水着着用必須なので、この解放感が実現できてますね。

思わず歓声が出ちゃうレベル

 

朝焼けがとてもきれいでした。早朝だと人もほとんどいないしとても気持ちいい。

 

陽がだいぶ登ってきた。これは日中は晴天だとむしろ暑いかもしれないぐらい。

 

温泉ではありますが、温泉感はほぼなく基本プールのような感じです。塩素臭はプールほどではないですね。

ただ、この景色と38度ぐらいの丁度いいぬる湯が合わさり、ずっと入ってられる気持ちよさでした。日中はかなり混むようなので、朝風呂はそういう意味でもよかったですよ!

深さもプールみたいな立ち湯が楽しめる感じで良い

朝だからこその快適さだった気がする、あとは夜に来ても夜景が見えて良さそうだなー

 

普通の内湯である伊弉諾の湯の方は、完全かけ流しではないですが塩素臭もほぼ無く、お湯も悪くなかったです。(早朝だったからなのもあるかも)

また、ドライサウナはないですが、ミストサウナがついていてゆっくり入れました。露天風呂は残念ながら景色がないので、こちら単独だとちょっと物足りないかもしれません。

 

 

マリアージュ ドゥ ファリーヌ(Mariage de Farine)

アクアイグニス淡路島にはレストランもいくつか併設されていますが、こちらのベーカリーもそのひとつ。有名なパティシエ、辻口博啓プロデュースのパン屋で、結構色んなところに店舗があるみたい。

外観こんな感じ。

 

海を見ながら食べられるのはいいですね。ホテルを素泊まりプランにして、ここでパンの朝食を食べるのも良さそう。

 

パンは甘いタイプのものがやや多めかな?

私たちはカレーパンを1つ買って昼食べましたが美味しかったです。

 

朝食ブッフェ(コッコラーレ)

お風呂もゆっくり入ってリフレッシュし、ホテルに戻ってきました。

お腹も減ってきたので朝食をいただきます。

夕食と同じ場所、コッコラーレで。

 

朝食はホテルっぽいブッフェでした。オムレツとかはその場でオーダーして作ってもらえます。特徴的なものはいろんなおにぎりがあったところかな?具材とかもたくさんあって目移りしました。

 

あと、淡路島牛乳を使ったソフトクリームもあって良かった。

お風呂の後のソフトクリームはいいですね。

 

夢舞台

チェックアウトして、明るい時間帯の夢舞台をお散歩です。

明るい時間帯もお花の椅子は映えますね。

 

お話してるみたい。

 

昼間の夢舞台。お城みたいですね。

 

水盤のところ、実はホタテの貝殻がいっぱい埋め込まれているんです。

 

鳥がいた!私のカメラのズーム倍率だとこれが限界…!

 

こちらの階段を登っていくと、百段苑という場所です。

 

1区画ごとにお花が植えられており、それが名前の由来なんですね。

 

ここは夢舞台の中でも高い場所にあるので、海の方まで見渡せますね。

 

夜来たらこの電球でライトアップされていたのかな?

 

他にもこんな巨大建造物っぽいホール?があったり。

 

百段苑の隣にある建物でした。

 

夢舞台、面白い場所です。昼間に来ても迷路みたいですね。

ちなみに、実はここに淡路島に移転してきたパソナのオフィスもあるんですよ。

 

安藤忠雄建築は関西中心に結構見かけますが、ここほど大規模な施設はそうないので、まさに淡路島観光のハイライトとなる場所でした。グランドニッコー淡路も快適に過ごせましたし、楽しかったです。

 

淡路島、都市近郊で島感を手軽に味わえるリゾート地だね

夢舞台にアクアイグニス、施設も豊富で楽しめるね

安藤忠雄建築といえばやっぱり直島がよかったです。

2023年11月【1/2】淡路島 「フェアフィールドバイマリオット東浦」泊 ドラクエの島を冒険と、グラシアニ神戸北野で美味しいフレンチ堪能旅。

こんにちは、しろいるかです
2023年11月、淡路島に観光に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
淡路サービスエリア
宿泊:フェアフィールド・バイ・マリオット東浦

【二日目】
ドラクエ30周年記念碑~道の駅うずしお(うずまちテラス)~うずの丘~幸せのパンケーキ淡路島リゾート
宿泊:グランドニッコー淡路

【三日目】
アクアイグニス淡路島~淡路夢舞台~ニジゲンノモリ(ドラゴンクエストアイランド)~ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ神戸北野

 

淡路島へ

淡路島は瀬戸内海に浮かぶ、兵庫県の島。

島といっても明石海峡大橋で兵庫側と、鳴門海峡大橋で徳島側と繋がっており、ほぼ地続きのようなイメージです。島特有ののんびりした雰囲気は少し薄れてしまうけど、お手軽に島気分を味わうことができるところです。

神戸から車でわずか30分ほどの距離というのもアクセスが良くて良いですね。

 

とはいえ電車などは通っていないため、基本的にアクセスするには車か高速バスです。私たちは夜に神戸空港に降り立ち、そこから神戸三宮でレンタカーを借り、淡路島へ移動してきました。

 

淡路島に入ってすぐにあるサービスエリアは深夜でも食堂があいていて助かります。玉ねぎが丸ごと1つ入ったカレーを食べて早速淡路島っぽさを味わいました。

淡路島の玉ねぎはどこで食べてもみな美味しかった

 

フェアフィールド・バイ・マリオット東浦

その日は深夜にホテルに到着。フェアフィールドバイマリオットはその名の通りマリオットグループが展開するホテルなのですが、地方の道の駅に併設する形で作られたホテルブランドです。

マリオットといえば高級ホテルグループばっかりのイメージですが、このブランドはビジホ+αぐらいのお値段の価格帯。

レストランや大浴場みたいな設備は全て省き、そういうのは併設の道の駅に全て任せて寝床だけを提供する素泊まりスタイル。調べてみたら全国既に30近いホテルができているみたい。(2024年3月現在)

 

淡路島に2軒あるフェアフィールド。今回は東浦というところに泊まります。

建物の見た目はシンプルですね。

 

裏手はビーチになってて、こっち側の客室はオーシャンビューです。

 

内装はビジホというよりは高級ホテル感がほどよく出ていていい感じ。ここはロビーラウンジですが、コーヒーを自由にいただけます。

 

お部屋もシンプルなツインルームですが、ベッドとか部屋の雰囲気なんかは高級ホテルっぽさがありますね。

 

洗面台は不思議なスタイル。カウンターキッチンみたいになってます。

シャワールームだけで、大浴場も無いのはちょっと残念ですが、とても気持ちよく過ごせました。温泉のある道の駅とかだったらかなり良いだろうな~。

ベッドがしっかりしてたのが一番良かったかも

 

朝起きて周辺をお散歩。ヤシの木が生えてて南国みたいな雰囲気です!

 

イルカに乗ったネコ…?

ここは中浜稔猫美術館という施設の看板です。可愛くて癒される。

 

併設の道の駅。東浦ターミナルパークというそうです。それほど広い道の駅ではないですが、特産品がたくさんあって眺めていて楽しいところですね。

朝ごはんがわりに塩たこやきをいただいてみることに。淡路島のたまねぎたっぷりで朝から満足です。

 

ドラゴンクエスト30周年記念碑

淡路島洲本市ドラクエの生みの親、堀井雄二さんの出身地

ドラクエ誕生30周年を記念して建てられた記念碑を観に行きました。

洲本市の中心、洲本市民広場はもともと鐘紡の紡績工場があった場所を利用して作られた公園。当時の煉瓦造りの建物も残されていてノスタルジックな雰囲気です。

 

そんな中に、記念碑があった!

 

ロトのつるぎロトのたてスライムが象られた豪華な記念碑です。

 

裏に周るとこんなレリーフが!

ゲームの中でもとりあえず石碑の裏とか調べてみますもんね!粋な仕掛けです。

ドラクエそんな好きじゃなくても、周りの煉瓦造りの建物にショップが入っていたりするので立ち寄りスポットに良さげ

 

道の駅うずしおinうずまちテラス

洲本市から淡路島の南端まで車を走らせ、たどり着いたのは淡路島最南端の道の駅。淡路島は結構大きい島ですが、南北に高速道路が貫いており、最北端から最南端まで1時間かからずに移動できちゃいます。

たどり着いたのは良いのですが、道の駅は令和7年3月までリニューアル工事中だったのです…。

 

道の駅本体は休業中だったのですが、道の駅の手前にあるうずまちテラスという施設が道の駅の役割を担っており、ショップと淡路島バーガーのお店が入っていました。

 

といっても仮設的な小さめの建物。駐車場もそれほど大きくないんですが混雑してました。

 

ここからの眺めはまさに絶景!高台にあるのもあって、かなり視界が開けます。

 

目の前に見えるのは徳島県に続く鳴門海峡大橋。向こうは四国なんですね。

 

あわじ島バーガー オニオンキッチン

ここに来た目的は、ご当地バーガーグランプリで1位、2位を受賞したバーガーを作っているオニオンキッチンというお店があること。

ご当地バーガーグランプリはともかく、とても美味しいと評判のお店なのです。

 

テイクアウトして、外のベンチで食べます。テイクアウト用のパッケージがめっちゃ凝ってる。

ちなみにめっちゃ並びました。30分は並んだ。期待も高まります。

 

今回はあわじ島オニオンビーフバーガー(グランプリ1位)とあわじ島オニオングラタンバーガー(グランプリ2位)をオーダーしました。

ジンジャーエールと島クラフトコーラのセットです。オニオンリングはセットについてきます。

このつめあわせ感、開けてすごくテンションあがりますね!

 

これめっちゃ美味しい!どちらのバーガーもぶあつい玉ねぎカツが主役なんですが、玉ねぎの甘みとソースの塩味、お肉のうまみが口の中で溶けあいます。

クラフトコーラとジンジャーエールもかなり本格派だし、オニオンリングもサクサク。これだけのために淡路島の南端にまで来てよかった…!

近年食べたバーガーでも思い出に残る味

 

さらにスイーツまで。淡路島玉ねぎプリンアラモードです。

上に乗っているのは玉ねぎソフトなんですが、これが驚きの味。

普通ソフトと言えば甘いし、スイーツ系じゃない食材を使ったご当地ソフトってだいたい無難な味にまとめてくるイメージですが、これは違った。

ヴィシソワーズっぽい味わいに仕上がっていて、冷製スープをアイスにして食べてる感じなんです。攻めてるのに良い感じに仕上がってるこのソフト、是非一度食べてみてほしい!

バーガーの話題性だけじゃなくてちゃんとスイーツまで美味しいいいお店だった

 

うずの丘 大鳴門橋記念館

淡路島最南端の施設として、道の駅うずしおと並ぶスポットです。こっちも施設の機能的には道の駅みたいなものですね。

建物はごついです。

 

こちらのメインスポットは建物の裏手にあるこの玉ねぎ。おっ玉葱というギャグセンスあふれるネーミングです。どことなく哀愁漂うこの感じに惹かれる…。

おったまげ~

 

近くで愛でたいですが、実はフォトスポットとしてめっちゃ人気なので遠くから撮るだけにしておきます…。

 

建物の中には今風っぽい映えスポットも完備されてました。

 

幸せのパンケーキ 淡路島リゾート

最南端から、淡路島の西側を通る淡路サンセットラインを通り、夕焼けに染まる空を眺めながら今日泊まるホテルまでドライブします。

途中、有名なお店という幸せのパンケーキ 淡路島リゾートに寄りました。結構狭い土地なんですが、びっくりするほど広い駐車場に大量の車がひっきりなしに出入りしています。

 

海を眺めるロケーションに建てられたお店です。ここでギリギリ夕陽が沈むのを見られました。

 

インスタ映えしそうなフォトスポットがいくつかと、パンケーキのお店、フィナンシェを扱うテイクアウトのお店で構成されているみたい。

 

ここでお昼にパンケーキ食べたら気持ちよかったかも。日も落ちてきていたのと、ホテルで夜ご飯もあったのでフィナンシェだけ買って帰りました。

 

グランドニッコー淡路~淡路夢舞台~アクアイグニス淡路島

グランドニッコー淡路は、国際会議場や野外劇場、植物園等が点在する複合施設、淡路夢舞台を構成するリゾートホテル。

ホテル自体に加えて淡路夢舞台がとても見どころ多く素敵なエリアだったので、別記事でまとめたいと思います!

 

ニジゲンノモリ ドラゴンクエストアイランド

最近の淡路島といえばパソナが本社を移したことでも話題でしたが、そのパソナがつくり運営している施設の一つがこのニジゲンノモリ

 

ゲーム、アニメ等の二次元コンテンツを題材にしたテーマパークみたいなものです。

ただ、県立淡路島公園の中に点在するアトラクションがあるという感じなので、施設全体がテーマパーク的なつくりではなく、どちらかというと広大な公園の中に部分的にアトラクションがあると考えた方がイメージが近いです。

実際にこんな感じ。芝生エリアの中になんか城みたいなのがある…?

 

近づいてみると、スライムだ!

ここがアトラクションの一つ、ドラゴンクエストアイランドです。

今はドラクエ以外にはゴジラNARUTOクレヨンしんちゃんのアトラクションがあり、全部で4つ常設されてる感じ。

 

ドラゴンクエストアイランドは、街を歩いて情報収集して、街の外のエリアで敵と戦って最終的に魔王を倒す。まさにロールプレイングをリアルにプレイするような体験が楽しめるアトラクションです。

町は写真に写っている範囲ぐらいなので舞台となるエリアは決して広いわけじゃないんですが、かなり作り込まれていて大人でも楽しめます。宝箱を探したり、小さなメダルを集めたりするのはまさにドラクエやってる感が味わえました!

 

町の外に出ると、至る所にモンスターの像が。

条件を満たしていると近くの端末にメダルをかざし、バトルすることができます。戦闘は全てオートなので基本的には全部イベントバトルみたいな感じなんですが、なかなか雰囲気がでてます。

 

質感がリアルなはぐれメタル

 

淡路島にしか生息しないたまねぎスライム

 

キラーマシンの迫力もすごい。これがシャカシャカ襲ってきたら怖いだろうなぁ。

 

細かいストーリーやら流れはネタバレになるので載せられないですが、これは思った以上に楽しい体験でした。ドラクエちょっとでも知ってたら淡路島に来たなら是非って感じ!入場料は一人3,400円となかなかお高いのですが、十分それに見合うつくりだと思います。

さらに追加料金でサブクエストも追加できますが、個人的にはサブクエストなしでもお腹いっぱいで大満足になるレベルで楽しめました。

クリアまで3時間ぐらいはかかるので、しっかりと余裕を持った時間の確保と、その間動き回ることができるよう体力を備えておくことが楽しむコツですね!

冒険をクリアした後にドラクエモチーフの料理が楽しめるレストランと、お土産物屋さんがあるのもいい

玉ねぎスライムのお菓子買っちゃった

 

こっちはアトラクションには参加してないですが、外側から見られるので近くのゴジラも観に行きました。

 

これは大迫力です。ジップラインで中に突入できるんですね。

 

ニジゲンノモリを後にして、明石海峡大橋を渡って神戸に戻りました。

 

ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ 神戸北野

陽も落ちてきたので、このまま神戸空港から東京へ…とはいきません。

神戸空港は三宮からわずか30分ほどで到着するうえ、東京への最終便は9時。神戸三宮で行きたかったフレンチのお店で旅を締めくくります。

三宮の町って賑やかなんですが、古い建物や雰囲気が残っていていいですね。

 

繁華街を抜け、山の手の方へ。異人館とかの方面ですが、こっちはかなり落ち着いた雰囲気です。

 

こちらがラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ

昔の洋館を使ったフレンチレストラン。こちらの洋館、大変残念ですが2012年に一度焼失してしまっており、現在の建物は当時の工法や設計図をもとに忠実に再現したものだそうです。

 

内装もクラシカルな雰囲気でステキですね。

 

ディナーはグラシアニコースにしました。

 

お席に置かれているこのプレートはステンドグラス調のもの。神戸を感じられる絵柄のものが何十種類もあるそうです。実は神戸は日本のゴルフ発祥の地だそうで、これはゴルフの絵柄。

 

こっちはお花モチーフです。

 

一皿目、薄いパリパリの葱が上に乗った、鶏肉のパテみたいな料理。このお皿が面白くて、右側に本日使う食材を生産している人たち等が動画で映し出され、料理にかける背景などが伝わってくるものです。

こういうプレゼンテーションは初めてでびっくり。

 

パン。付け合わせの焦がしバターが美味しくてどんどん食べてしまった。

 

ズワイガニのミルクレープ、バニラソース

えぇ、蟹なのにミルクレープでバニラ!?と一瞬度肝を抜く組み合わせなんですが、もちろん甘いわけではなく、バニラの香りがほんのりと漂う程度。不思議な味わいで意外にもマッチしたお味でした。

 

続いての料理もまるでケーキのような一皿。フォアグラと、ショウガとパプリカを使ったパテが何層にもなっています。このあたりからおいしさを確信。これも食べたことない組み合わせで奇抜な見た目だったんですが、なぜか口の中で合うんですよね。

 

次の料理、トリュフも別料金でありますよ、と持ってきてもらった白トリュフ

白トリュフの現物って初めて見た。食べたいけどお値段も考えると今回は遠慮しておきました笑

 

続いて、牡蠣のヴァプール(蒸したもの)が乗った、ポタージュっぽい一皿。神戸ポークのベーコンと、カリカリのチップスが食感に彩りを加えます。これもスープが濃厚で美味しい。

 

次はサバのコンフィ。半生のような状態ですが、じっくり低温調理されているそうです。ここにコンソメスープを加えた一皿です。

このサバがまた、もっちりしていて、それでいてうまみが凝縮されている感じ。低温調理ってこんな風に作れるんですね。

 

メインは子牛のロティ。プラス料金で神戸ビーフにもできましたが、コース自体のグレードをあげたのでここは我慢…!

丁寧に調理されたお肉は柔らかくて、付け合わせのじゃがいものグラタンっぽいものも含めてさすがの美味しさでした。

 

最後はデザートの前に、口直し。液体窒素を使ってその場でシャーベットを作ってくれました。

 

梅のソルベ。どろっとしたシロップを液体窒素で固めているので、しっかりとした味です。

 

デザートはりんごのムース。上にはちみつのアイスクリームと、真ん中にリンゴまるごとのチップス、その下にりんごのムースの3層構造です。デザートもばっちり。

 

最後、コーヒーとあわせてチョコレートのサービスが。6種類の味からどれをいくつ選んでもいいそうです。とはいえミニャルディーズもあるので2種類だけ。

 

焼き菓子たちと一緒にコーヒーも堪能しました。良いディナーだった。

 

こちらのお店、気になったきっかけは屋久島のサンカラホテルに泊まった時のフレンチがめっちゃ美味しくて、そこのシェフの方が関わってるとのことだったんです。(運営会社も一緒)

自分の中でかなりハードルあげて行ったのでちょっと心配でしたが、杞憂でした。めっちゃ美味しかった。神戸に行ったらまた行きたいな…。

 

淡路島はドラクエ三昧だったなぁ。楽しかった。

玉ねぎバーガーとグラシアニのフレンチ、料理も美味しい旅だったね

屋久島のサンカラホテルの記事

過去の神戸旅行の記事

2023年11月【2/2】山形 「山形座 瀧波」泊 ミシュランシェフのつくるイタリアンが楽しめる温泉旅館の宿泊記。早朝の雲海ツアーは必見!

こんにちは、しろいるかです
2023年11月、山形に観光に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
庄内空港~庄内観光物産館~鳥海山鉾立展望台~元滝伏流水~丸池様~西浜海岸

【二日目】
道の駅寒河江チェリーランド~山形駅周辺~シベール本店
宿泊:蔵王アストリアホテル

【三日目】
蔵王刈田岳山頂展望台~上杉神社~上杉伯爵亭
宿泊:山形座 瀧波

【三日目】
瀧波の雲海ツアー

この旅の初日の記事

 

蔵王から米沢へ

前日泊まっていた蔵王から米沢に向かう途中、山形県一高い建物が!

スカイタワー41というタワマンです。周りには高い建物はおろか、ビルもほぼ無いのでめっちゃ目立ちますね。

眺めいいだろうなぁ

 

米沢観光(上杉神社

米沢まではおおよそ1時間弱で到着。

米沢観光の中心となるエリアは結構まとまっているため、駐車場に車を停めて徒歩観光です。

上杉城史苑というお土産物屋さんの建物の横の駐車場(松が岬おまつり広場東駐車場)は無料で利用できたのでありがたかったです。それほど広くはないですが、連休とかでなければ問題なく使えそう。

 

この辺りは整備されており、広々としてていいですね。伝国の杜という博物館が目の前にあります。

 

上杉神社は米沢城の跡地に建てられている神社。なのでお堀を渡っていきます。

 

上杉の旗といえばこの毘沙門の毘が描かれた、刀八毘沙門(とうはちびしゃもん)ですね。上杉謙信毘沙門天をあつく信仰しており、それが表れているようです。

 

大河ドラマで出てきた直江兼続の像。江戸時代に入り、直江兼続は上杉家とともに米沢の発展に尽くしたんだとか。

 

こちらは上杉鷹山(ようざん)。なせば成る~の短歌で有名な人ですね。様々な改革を行った江戸時代における米沢の名君だったそうです。

このあとのレストランで出て来る「うこぎ」もこの人が広めたものなんだとか。

 

境内はそれほど広くないですが、人もそれほど多くなく、落ち着く雰囲気で良かったです。

 

上杉謙信がご祭神のこの神社。

戦国時代の名将って、のちの世では結構神になってるイメージがありますね。

 

11月だったので紅葉も進んでおり、きれいな庭を見られました。

 

樹々の雪吊りのような、冬の準備が進められていました。兼六園を思い起こさせますね。

 

上杉伯爵亭の献膳料理

上杉神社の裏手には、上杉伯爵亭というレストランがあります。

ここは上杉家14代当主の館として大正時代に建てられたものをレストランとして再利用しているところ。広い庭園も見どころで、ご飯を食べなくても無料で中に入れます。

 

今回は中でお昼ご飯をいただきます。

 

内部は結構広く、大広間的なところに加えて個室もかなりありました。どうやらバスツアー的なものでも使われるぐらい広いみたい。

 

こちらで食べたかったのが、この献膳料理

ここオリジナルの命名で、米沢の伝統料理のつめあわせ膳のようなものです。

 

どれも食べたことがない料理でした。

とくに写真左下のうこぎごはんは、上杉鷹山の広めたうこぎを使った炊き込みご飯なんですが、ここ以外で見かけることも無い食材なので食べられてよかった。

お味も普通に美味しく、ゆっくり食べられるのでおすすめです。

 

ご飯の後は建物の裏手に周って建物を写真に納めつつ、庭園を見ました。

 

敷地内にはカフェもあって、うこぎジェラートも食べました。うこぎって生垣に使う植物ですが、意外とごはんにもスイーツにも合うんですね。

米沢は観光地がコンパクトにまとまってていい感じだった

もう少しゆっくり街並みを散歩してもよかったかもね

 

山形座 瀧波

米沢観光を楽しんだあとは、本日の宿へ。

赤湯温泉は米沢から北上して30分弱の距離、ちょうど山形市と米沢氏の間ぐらいにある温泉地です。

 

今回泊まる山形座 瀧波は、この赤湯温泉で100年以上の歴史を持つ老舗旅館。

2017年リニューアルして以降、評判の宿として名前をよく耳にするので一度泊まってみたいと思っていた場所でした。

リニューアルを雑誌「自遊人」にプロデュースしてもらい人気になったそうですが、その後も新潟のミシュランシェフを招聘したり、隣接するところにオーベルジュを作ったりと精力的にビジネス展開を進めているみたいです。

 

そんな瀧波ですが、ロケーションは実はかなり意外な場所。

めっちゃ国道沿いにあります笑

勝手に山の中にあるものと思ってた

 

建物はこんな趣ある古民家なのに。。

とはいえ正直気になるのは最初だけで、建物の中に入ってしまえば塀でしっかり周りが囲まれているので防音も効いており、国道沿いとは思えない別世界のような快適さでした。

 

看板は創業当時のものなのかな?右から読むタイプのやつですね!

 

建物に入ると広いロビーとラウンジです。奥の方のラウンジでは夜フリードリンクをいただけたりとくつろげるスペースになっています。

 

古民家ですが、内装はかなりモダンで、案内板のアイコンがなんとも言えないおしゃれ雰囲気を醸し出しています。

 

部屋:SAKURA 06

瀧波のお部屋はKURASAKURAYAMAGATAの3タイプ。

そのうちKURAがメゾネットタイプやスイートタイプの上級グレードのイメージで、SAKURAとYAMAGATAはそんな違いはなさそう。

全室にかけ流しの客室露天が付いているのでキリのお部屋でもいいお値段します。

この壁に描かれるアイコンとか、デザイナーズ感がありますね。構造的にはここをプロデュースした自遊人運営の宿、里山十帖にとても似ています。

 

お部屋の中もそっくり。シンプルな内装と、大きなガラス窓とかは一緒ですね。

ただ、あちらは新潟の大自然の中のロケーションなので、眺望とかは比べられないところはあります。

 

ソファーとベッド、必要十分な構成です。

 

ここの客室露天は良い感じでした。無色透明のお湯ですが、硫黄の香りがほんのりと漂い入っていてテンションがあがります。完全源泉かけ流しはやっぱりいいですね。

客室露天は1階のお部屋だと蔵王石をくりぬいた浴槽、2階のお部屋は檜の浴槽なのですが、蔵王石を使った浴槽は特に泉質に拘り、なんと足元湧出するように設計されているそう。KURAのお部屋以外は基本的に一人で入る大きさです。

1階も2階もお部屋のお値段は変わらなかったのですが、やはり1階の方が人気があって今回は2階しか空いてませんでした。ちょっと悔しい…!

足元湧出じゃないけどお湯はすごく良かったから良し!

蔵王のにごり湯の後でも満足できる温泉だった

 

夕食:ダイニング1/365

こちらのウリは完全かけ流しの客室露天もそうですが、なんといってもディナー。

新潟でミシュランの星を獲ったレストランのシェフのつくる料理なのですが、よくある監修、とかじゃなくてなんと自分のお店を畳んでまでこちらの料理長に就任されています。情熱がすごい。

 

料理はこちらのダイニングでいただきます。

 

こんな感じの目の前で調理していく劇場型スタイルのオープンキッチンなので、ディナータイムは全員同時スタートなのですが、そのちょっと前に館主のそば打ちと日本酒試飲のイベントがありました。

ここから参加しとくと、ディナータイムがさらに楽しめる仕掛けがあります。お部屋のお風呂でゆっくりしたい気持ちもありましたが、参加しとくのがおすすめ。

 

お料理はイタリアン中心の和洋折衷スタイルです。

 

お酒は日本酒推し。日本酒もワイングラスでいただくとまた違った味わいが出る…気がします。

 

メインのお肉をチラ見せ。期待を盛り上げていく感じがあります。

 

結構な品数です。楽しみ…!

 

まずはアミューズ二皿。シイタケのフリット的なやつでした。チーズもかかってイタリアン感あります。

一皿めでこれは美味しいディナーになることを確信。

最初の一皿でこれは…!ってなるとだいたいその後も美味しい

 

続いて出てきたのはキャビア缶。

あれ、メニューだとこれ、キュウリとかかれてるやつかな?

 

キャビアがぎっしり!

実は中にざくっとしたキュウリやニンニクが混ざったペーストが入っており、それらと一緒にいただくお料理でした。これもキャビアの塩味とキュウリの食感があわさってめっちゃ美味しい。

 

次はいきなり和っぽくなった。お椀です。

 

キノコたっぷり。ほとんど聞いたことない…

これはこのキノコかな?と照合しながら食べるのが楽しい。ただ答えはわからない笑

 

続いてのお皿は和洋折衷。帆立がメイン食材なんですが、芋のすり流しに焦がし葱油が加えられています。葱の風味と、芋の甘味やら帆立のうまみやら上に載ってる野菜チップスの食感やらが混ざって…すごいの一言。

口の中で広がる幸せ

 

続いてはお蕎麦。微妙に太い蕎麦が紛れ込んでるんですが、事前のイベントでわざと太い蕎麦を1本打っており、これが入ってるとラッキー的な感じの扱いです。入ってた~。

館主が打ったお蕎麦、なかなか本格的でした。

 

続いてお魚料理。おこげの上にソテーされた羽太(ハタ)が載っていて、あとがけのお出汁のスープと一緒にいただきます。

これがまた美味しい。ハタはプリプリだし、おこげとお出汁がめっちゃ合う。

 

男爵が下に敷かれたアランチーニと、タルトのような美しさのマッシュルーム(なんと生!)の組み合わせ。思い出しながらブログを書いてますが、特にこれまた食べたいなぁ。

オープンキッチンだからほんとの揚げたて

 

ここで土鍋ご飯に火が付きました。ここは里山十帖と同じで、リニューアル時に受け継いだのかな。

 

梅のシャーベットで口直し。

 

米沢牛のグリル。お肉は裏切らないです。

なんともニクいのが、お肉をほとんど食べ終えたところでお替りをくれるところ。アツアツでまたいただけるし、最初から全部盛られてるよりも嬉しいですね。

 

ご飯も焚けた。

 

お肉は洋風スタイルに、お肉だけで食べてもいいけど、やっぱりご飯と一緒に食べるとさらに美味しいなぁ。

 

残すはデザート。

こんな感じで、ずっと目の前でお料理が作られていくところを見られるのも楽しい。実はテーブル席(個室)もあって、予約時にカウンター席と選べるようになってるんですが、カウンター席おすすめです。

 

サービスとのことで、桃のカクテルをもらいました。あまくてデザートのよう。

 

最後は栗のモンブラン。これもめっちゃいい。メニューにもあるこはぜはカシス的な位置づけで、栗との相性も抜群。サクサクのカダイフみたいなのが周りをまとっているので食感もよく、最高の一品でした。

過去一レベルで美味しいモンブランだった

 

サーブの合間でところどころ入る館主の話とか、最後にシェフが全体に挨拶(スピーチ)的なことしたりとか、レストラン構造だけでなくディナータイム自体が劇場のような感じでした。このあたりは人によってはちょっとくどいと感じるかもだけど、謎の一体感があって楽しかった。

何よりお料理の気合の入り方がほんとすごい。どのお料理も美味しくてまた食べに行きたいです。

 

夜の瀧波とラウンジ

夜に少し周りを散歩してみました。周囲は温泉街そぞろ歩き!って感じではないので基本は館内おこもりが正解なのかな。

少し歩くと昔の温泉街らしいスナック街があり、至る所でカラオケの歌声が漏れ聞こえたりしてて、意外にも賑やかでした。

入口は夜になるとライトアップされます。これが国道沿いとは思えない…!

 

良い雰囲気ですね。

 

夕食後、ラウンジではバータイムになり、いくつかアルコールをフリードリンクでいただけます。

 

少しお酒飲んだりもして。

 

ディナーのボリュームはたっぷりだけどお夜食もあった。これもお米おいしくて食べてしまった。

 

早朝の雲海ツアー(高ツムジ山)

赤湯温泉のある置賜地方は盆地。寒暖差が大きくなる秋は雲海が見られるそうで、雲海の見どころに宿のマイクロバスで連れてってくれる雲海ツアーをやっていました。

客室露天のついているお宿で、しかもディナーもたっぷり食べて朝はゆっくりしたい気分の中、6時起床はなかなかハードル高いですが…。

 

参加するとこんな景色が見られるんです。

ここは宿から車で10分ほどの距離にある高ツムジ山(十分一山)の中腹、南陽スカイパークからの光景。

 

遥か彼方まで続く雲海。

 

天空の浮島にいるような気分です。

 

紅葉と相まって、現実離れした美しさです。

これまでみた雲海と規模が全然ちがう

ここまで広範囲に雲海が出るなんて…

 

南陽スカイパークから砂利道を通りさらに奥へ。高ツムジ山の山頂、標高693mからの景色です。

 

周りは360度の眺望。これ、すごすぎる…。

 

実は雲海は360度出ているわけではないのも不思議な感じ。こっちは全く出てない。

 

朝日が眩しい!

 

風になびくススキと雲海。

 

ここはハングライダーの滑走路としても使われているそうです。ここから飛んだら楽しいだろうなぁ、いつかやってみたい。

 

滑走路が展望台のような役目を果たしてますね。

 

こんな感じでみんな写真撮ってる。

 

参加者は結構いました。

 

雲海がダイナミックに動くのも、見ていて飽きないです。

 

この高ツムジ山山頂は自家用車でも来られるのですが、離合がほぼできない道が5分ぐらい続くうえ、砂利道なのもあって自分で行くのはあまりおすすめしないです。宿のツアーで来るのがいいですね。

途中、コーヒーのサービスもいただいたりしながら1時間ほどのツアーを終えて宿に帰ってきました。

秋は雲海出現率はだいたい1/3ぐらいみたい。

 

朝食:ダイニング1/365

ツアーから帰ったらすぐに朝ごはん。朝から動くとお腹も減って朝ご飯が待ち遠しいです。

 

何のスムージーだっけ…。ブドウ…?

 

山形の定番、芋煮。

 

左の卵は名物、たきなみ玉子白身だけ固めた上に半熟の黄身をのせたお料理です。意外な食感でよかった。

 

こっちのだし巻きと選ぶ形でした。

 

朝ごはんは夜とはうってかわって純和風な感じでした。旅館の朝はやっぱ和食ですね!

 

大浴場

そうそう、紹介し忘れてましたが瀧波には男女別大浴場もあります。ただ、全室に客室露天を作ったのもあって、それほど気合はいれてない感じ。

男性用はこの檜の露天だけ。女性用は蔵王石の露天+内湯でした。もちろんかけ流し。

サウナとかもあると嬉しいけど、ラウンジやら雲海ツアーやら、何より時間的にもボリューミーなディナーもあるし、ゆっくり入る時間はなさそうだしちょうどいいのかも。

 

宿泊の感想

自遊人プロデュースなので、山形版の里山十帖なのかなと思って行くと全然別物です。似てるのはお部屋のつくりとか、夕食に土鍋ご飯が出てくることぐらいかな。独自の道を歩み始めている個性の非常に強いお宿でした。

眺望がないとか、大浴場がそんなに広くないとか、気になる箇所は探せばないわけじゃないけど、とにかくディナーの気合の入り方は半端じゃないです。温泉の質も素晴らしいし、言葉には言い表しにくいのだけど館内の雰囲気もなんとなく良くて落ち着ける。リピーター続出なのもうなずけます。私もリピーターになりたいと思いました。

 

米沢観光に赤湯温泉、楽しい山形旅行だった

赤湯温泉には有名なラーメン屋さんもあるみたいだし、また瀧波とセットで赤湯温泉行きたいなぁ

自遊人運営の里山十帖の宿泊記