しろいるか旅行記

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2024年1月【1/2】京都「moksa」泊 八瀬にあるオールインクルーシブのホテル宿泊記。名物サウナは当日予約じゃ入れないかも…!

こんにちは、しろいるかです
2023年12月、京都で年末年始を過ごしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
京都駅~一乗寺天天有本店~八瀬駅
宿泊:moksa

【二日目】
サンタ・マリア・ノヴェッラ リストランテ河原町周辺散策
宿泊:ホテルモントレ京都

【三日目】
石清水八幡宮初詣

 

新幹線で京都へ!

2023年の年末年始は新幹線が予約制に!

なかなか予約が取れず苦労しました…。

とりあえず無事に京都へ行けそう。

 

一乗寺で天天有のラーメンを食べる

京都駅からJR、京阪電車を乗り継いで出町柳へ。そこからさらに叡山電鉄に乗り換え、向かったのは一乗寺です。

一乗寺は言わずと知れた京都ラーメンの名店が並ぶ、ラーメン街道と言われる通りが有名な場所です。

シチューのような超濃厚な鳥スープのラーメン、”鶏だく"が人気の極鶏(ごっけい)というお店が目当てだったのですが、整理券制で食べられるのはずいぶん先になりそう。

 

ということで、比較的空いていた天天有(てんてんゆう)本店へ行きました。

昭和46年開業、京都を中心に数店舗を展開するチェーン店ですが、本店の雰囲気は老舗そのものです。渋い…!

 

店内は思ったより広く、カウンターが10席ぐらい、テーブル席も3つぐらいありました。30分ぐらい待って入店。

 

こちらも鶏の出汁が濃厚なスープ。ほんのりしたとろみの中に鶏のうま味が凝縮されてます。

 

こっちはチャーシューメン。スープがおいしく、あやうく完飲しそうになりました笑

 

一乗寺の隣の駅、修学院まで歩いて、ラーメンの罪悪感を少しでも減らします笑

一駅ぶんといっても10分程度

 

叡山電鉄のこのローカル線感、いいですね!

 

八瀬駅

終点の八瀬駅に到着。本日の宿がある最寄り駅になります。

ここも実は京都市内ですが、京都駅から電車を乗り継いで1時間近くかかります。比叡山のふもとであり、近くには川床で有名な貴船があるようなエリアです。

駅舎がレトロでステキ。右から読む駅看板も雰囲気出てます。

 

クリスマスは終わったけどライトアップの電飾がありました。

 

八瀬駅から今回泊まるホテルまでは徒歩で10分弱。荷物があるとちょっと面倒かもです。

 

途中、比叡山に登っていく比叡山ケーブルの八瀬駅を通りました。

比叡山に登ったときの記憶

 

ここに昔は橋がかかっていたようなのですが、撤去されていて残念。ここを通れればたぶん半分ぐらいの時間に短縮できるんですが…。

 

さらに途中、紅葉のリフレクションが素晴らしい瑠璃光院の前をとおります。

瑠璃光院は紅葉か、青紅葉の時期だけの限定公開なので、冬の今は閉まっていますね。

瑠璃光院に行ったときの記憶

 

moksa:外観、エントランス、ロビー

こちらが今回泊まる宿。moksaです。

moksaはサンスクリット語で解脱、開放などを意味する言葉だそう。

 

建物自体はもとからあるものを利用しているようですが、フルリノベされていて新築のようです。

2022年3月オープンと、比較的新しいホテルです。京都のホテルのオープンラッシュはいつまで続くんでしょう。

 

丸窓が特徴的なエントランス。

 

中は間接照明がふんだんに使われた、柔らかな雰囲気です。

 

こちらはラウンジ帰去来

moksaは食事つきのプランはだいたいオールインクルーシブになっていて、ラウンジでのお茶は滞在中に自由にいただくことができます。チェックインもここ。

 

謎のいきものが館内の至る所にいます。moksa jinというこのホテルの守り神らしい笑

埴輪のような土偶のような

あごひげ長いな!

 

他にもいっぱいお仲間がいます。どことなく愛らしい感じ。

 

サウナ

こちらの宿に泊まりたかった理由のひとつがサウナ

もともと八瀬には、古くは壬申の乱で矢傷を負った大海人皇子の傷をいやした釜(日本古来のサウナ)があったそうで、そこからインスパイアされてmoksaにはプライベートサウナが3つ、用意されているのです。

 

SPAがサウナなんですね。

 

この3か所、それぞれ有料で貸切ることになります。ただ結構なお値段で、1時間半で12,000円~18,000円します。

到着の時間とか読めないし、当日予約すればいっか、ぐらいに構えていたところ、なんと滞在中は全ての時間で満員御礼とのこと…。

なんてこった…

出典:蒸庵 | moksa Rebirth Hotel

心残りですが、致し方ない…。

サウナを利用するぞ!と思っている方は電話で事前予約できるので、宿を予約したらすぐにサウナの予約もした方が良さそうです。

サウナ人気はまだまだ続きそうですね。

ちなみにこちらのお宿には大浴場などがなく、夜は近隣に出歩けるスポットも特にないことから、なおさら夜にサウナを入れといたほうが良さそう。泊まっていると、結構夜は暇しました。

 

客室(スタンダードツインルーム)

さて、少しサウナの話を挟みましたが、ここからは泊まったお部屋の話です。

シンプルな廊下を通って、一番奥のお部屋へ。

 

もっとも狭い、スタンダードツインルームです。25㎡とかなので結構狭いですね。

 

なんと嬉しい、年末年始限定でちょっと豪華なおつまみセットがお部屋にありました!

おそらく通常あるのは右上の八つ橋と、真ん中上のビンに入った自家製炒り番茶ジントニックだけだと思われます。

そのほか、冷蔵庫の中もフリーでした。これは普段からかな。ジュースとかお茶、水など。

夜は周りにないので、お部屋でまったりするために色々おいてあるのは嬉しいですね。

 

ラウンジ帰去来

チェックイン後、館内をぶらぶら探検。まずはラウンジでお茶でもしようかな。

生茶という、スパイスティーがとても美味しかったです。独特の香りで癒されました。コーヒーやソフトドリンクの他に、アルコールもいただけます。クラフトビールなんかもあるんですね。

 

お茶は何度かいただきました。簡単なお茶菓子もついてきます。

 

苔庭

あまりホームページなどでも推してないのですが、ラウンジやレストランに面して立派な庭があります。

池を中心とした回遊式の庭園で、高野川の水を引き込んだ透明度の高い池に色鮮やかな鯉が出迎えてくれます。

 

ライトアップも綺麗で、どこを切り取っても絵になる感じ。

 

この石灯籠とかめっちゃ雰囲気ある!

こういう庭いいなぁ

 

庭園からホテルの建物を望むとこんな感じ。左側がレストランで、右側がラウンジですね。

 

夕食(MALA MAKIBI Restaurant)

そうこうしているうちに夕食の時間に。

夕食は薪火料理のコースで、レストランでいただきます。

テーブル席もありますが、折角なので薪火の目の前の特等席で!

 

メニューは素材名だけが羅列されたシンプルなもの。

 

釜に火が入り、パチパチといい音がしています。

 

夕食時もドリンクはフリーです。ラインナップは一通りはある感じです。この中で炒り番茶ジントニックはホテルオリジナルのシグネチャーカクテルらしいですが、なかなか独特な味。

炒り番茶がかなり焦げた香りの強いお茶なのですが、香りをかなりダイレクトに感じられます。癖になる人は癖になるかも。

 

さて、まずはすっぽんの茶わん蒸し。すっぽん、実は初めて食べたのですが意外に普通に食べられました。えぐみとかそういうのとは無縁でした。一度すっぽん料理とか食べに行ってみようかな…。

 

続いて水だこのカルパッチョ。水だこの食感がプリプリです。

 

パン。オリーブオイルがオレンジフレーバーのもので、初めて食べましたが美味しかった!

 

海の京都、日本海に面した宮津産鰆を使った、ヴァプール的なやつですね。(最近覚えた単語)

宮津天橋立とか伊根の舟屋とか。

 

オープンキッチンなので料理しているところが見えるライブ感もいいですね!次はなにかな~とワクワク感を楽しめます。

 

メインの近江牛のフィレ肉

これがめっっっちゃ美味しかった。なんだろう、お肉の質なのだろうか、薪火でじっくり焼いた調理法なんだろうか、わからないのだけど、これまで食べたフィレ肉とは一線を画す柔らかさと、それでいてジューシーさだった。また食べたい…。

近江牛×薪火の凄さに感動

実は近江牛は松坂牛、神戸牛に並ぶ日本三大ブランド和牛の一つなんだとか

 

最後はからすみの玄米リゾット。からすみも美味しいなぁ。

 

メニューにはなかったけど、デザートも。ティラミスときなこ味のチョコみたいなやつです。

お肉のおいしさに驚きつつ、全体的に良いお料理でした。ライブキッチンで食べるのは楽しいですね。

 

ちなみにカウンター席はこんな感じ。こっちはこっちで苔庭を眺めながら食べられるのでいいかも。

 

夜のお散歩

夜、特にすることもないので少しだけお外を散歩。

 

外観は良い感じで高級感でてますね。

 

エントランスへのアプローチ。

 

この丸いエントランスは茶室とかにあるような丸窓をイメージしてるのかな。京都っぽい。

 

庭園も池のリフレクションが凄かったです。

 

こんなきれいに反射するんですね。波がない。

 

ところどころの石灯籠も良い味出してました。

 

夜食

夕食のあとお夜食に、とお稲荷さんを貰っていました。

 

スパイスの利いた特徴的なお味のお稲荷さんでした。

 

朝食(MALA MAKIBI Restaurant)

朝食も夕食と同じ場所で。

 

和食・洋食・養生食の3種類から選べます。和食は立派な干物とが中心のお重でした。

 

卵の黄身が…!めっちゃ鮮やかな色している…!

美味しいたまごごはんでした。

 

こちらは養生食。あんかけのおかゆで、デザートには台湾のスイーツ、オーギョーチー(愛玉子)がついてくる、オシャレなごはんです。お部屋にあるおつまみとお酒でまったりしすぎたら朝はこっちかもですね。

 

宿泊の感想

京都っぽい和の雰囲気と、洗練されたホテルぽさが両立したお宿でした。ウリのサウナを味わえなかったのはほんとうに残念でしたが、夜の薪火料理が美味しく満足できました。

ただ、周りには何もないのと、宿に大浴場や温泉などがないので、お部屋で酒盛りとかしないと時間を持て余すかも。夜に出歩いたりせずお部屋でのんびりと過ごす、京都リピーター向けホテルな気がします。だとするとスタンダードツインルームはちょっと狭い…。泊まるなら少し広めのお部屋の方がよいのかもしれません。

 

京都にはまだまだ特徴的なホテルがいっぱいあったね

サウナはまたいつか行けると良いな

ほかに京都で泊まった良さげなホテルの宿泊記