こんにちは、しろいるかです
2022年8月、栃木の喜連川と大谷に行ってきました。
旅の全行程
※記事の紹介では時系列変えていますが、全て合わせて一日で巡れて東京まで帰ってこられるプランです。
【二日目】
- 旅の全行程
- 栃木県の観光地
- 宇都宮駅
- ベルテラシェ大谷
- 平和観音
- 大谷寺
- OHYA FUN TABLE
- 大谷資料館
- 喜連川早乙女温泉(きつれがわ そうとめおんせん)
- 温泉パン本店
- 道の駅きつれがわ
- きつれがわサマーフェスティバル&花火大会
栃木県の観光地
栃木県といえば日光や那須!ですが今回行くのは喜連川(きつれがわ)と大谷(おおや)。
栃木県の中ではややマイナーな部類の観光地かも。しかしどちらもなかなか個性ある観光地で良かったです。
宇都宮駅
どちらの観光地も拠点となるのは宇都宮駅。東京からだと新幹線で1時間かからないのはアクセスよくていいですね。
駅前も再開発が進み、東口にはウツノミヤテラスという複合施設がオープンしてます。
ベルテラシェ大谷
宇都宮駅から大谷までは車で30分もかからず目と鼻の先。しばらく走っていると急に観光地感が出てきます。
大谷資料館はもう少し車で行った先なのですが、大谷には他にも見どころが多いため、ここで降りて歩いて巡ってみることに。
資料館の前にも巨大な駐車場があるものの、ここから歩いても10分程度なのでだらだら観光しながら歩くのがオススメ。
道の駅的な複合施設です。暑い時期だったので中のカフェ、OYA PICK ROCKでかき氷を食べました。
やっぱ夏はかき氷だね
道を挟んだところに宇都宮で有名なベーカリー、スタンダードベイカーズのおしゃれなカフェがありました。東京駅にも支店があるんですよね。
いちごジャムを練り込んだとちおとめブレッドがオススメです!
平和観音
ベルテラシェ大谷から歩く途中にある名所。巨大な観音様が現れます。
大谷は石切り場として栄えてきた場所。この観音様もここで採掘された大谷石を用いて掘られたものみたいです。
他にも謎のオブジェもありました。石が真っ二つ…。
観音様も凄いですが、その奥の高い石壁にも目を見張るものがありますね。展望台にもなっていて登ることもできます。このあたりでも石を切り出していた名残なんでしょうか。
大谷寺
観音様ゾーンを抜けると次に見えて来るのが大谷寺。ここは是非見た方が良いです!
1200年ほど前、この辺りは昔毒蛇の住む地獄谷と言われていたところ、弘法大師が現れ毒蛇を退治したことを受けて建立されたものなんだとか。
まるで岩壁に埋め込まれたようなお堂が印象的です。お堂の中に入ることができ、内部は撮影禁止なのですが摩崖仏を見ることができます。
また、シルクロードを渡ってきたという観音像も見ることができ、岩壁の中というシチュエーションも相まって神聖な雰囲気が感じられる場所でした。
ちょっとした庭園もあります。
OHYA FUN TABLE
大谷寺から大谷資料館への道を少し外れた場所にあるレストラン。ここでランチ食べるぞ!と思っていたら。
売り切れだった…。ワンプレートランチが評判のお店みたいです。
大谷資料館
駐車場エリアまで歩いてきました。もうちょっと!
この垂直に切り立った石壁がやっぱりすごい。
資料館の前にもおしゃれカフェがありますが、結構混雑してた。
資料館自体は昭和感の残る風貌。結構昔からあったのかな。
調べてみると、SNS等で知名度が大きく上がったのは割と最近ですが、なんと50年近く前から開館していたそうです。
さて、いよいよ地下の採石場跡へ。
急にひんやりします。夏にピッタリかも!
ある程度階段を降りると突如として現れる巨大な地下空間。
これはすごい…。鍾乳洞などとは全く違う、いかにも人工的で無機的な感じで、でも神殿のような荘厳さがあります。
天井が高すぎてびっくり
ところどころアートのようなものも展示されていました。この唯一無二の空間を使って作品展や、コンサートなんかも催されているそうです。PV等や映画撮影などでもよく使われているみたいですね。
採石場の跡とは思えないほど整っているのが不思議です。どうみても建設途中の地下神殿感。
これも石を切り出した跡なんだって。
どうみても古代神殿の紋様
ライティングがうまいからなのもあるのかも。
階段の雰囲気まで素敵。
これもアートなのかな?完全に地下神殿ですね!
唯一外からの光が差し込むエリア。写真だとうまく撮れないけど、奥の方からは緑あふれる光が差し込んできて、神秘的な佇まいです。
これほど広い採石場跡ですが、歩くルートは決まっているので迷うことはありません。みんなで列になって地上へ。
すごかった。これは栃木県の隠れた名所ですね。
これほどの空間を開放しているの凄い
安全面とか色々…気を遣うところありそうな中よくやってる
喜連川早乙女温泉(きつれがわ そうとめおんせん)
さて、今度は喜連川へ。
独特な地名ですが、江戸時代には喜連川藩が置かれていた由緒ある地名みたいです。喜びを連れて来るって良い名前ですね。
特に何かある場所ではなかったのですが、1980年頃、町おこしのため温泉が掘削され、温泉地としてにぎわっているそうです。
そんな喜連川温泉には何軒かの宿がありますが、その中でも日帰り入浴専門のこの喜連川早乙女温泉だけ、周りとそれほど距離が離れていないにも関わらず泉質が突然変異を起こしたように凄まじいことになっています。
駐車場に着いた時点で既に香る強烈な硫黄の香り。そして、これはタイヤやゴムの焦げたような臭い…?
にゃんこもお出迎え。
出典:喜連川早乙女温泉ホームページ
残念ながら内部は写真が撮れないのでホームページの写真から。
1,300円という入浴料からするとスーパー銭湯のような感じなのかな?と思いきや、設備的にはこの露天のみ。アメニティとかも一切無く、内部は完全に泉質ガチ勢のための場所になってます。
ただこのお湯がほんと良すぎるんです。エメラルドグリーンの濁り湯。硫黄に加えてタイヤの焦げたような臭いがプラスされた強烈な香り。そしてほどよいぬる湯。もちろんドバドバの100%源泉かけ流し。
東北や九州の奥地にある秘湯にしかないようなお湯。これは間違いなく関東最強の温泉です。ファミリーで行くような場所ではかもないですが、温泉好きなら一度は行ってみたい場所です。
めっちゃ長湯できるし、最高!
また行きたい
温泉パン本店
創業90年以上の地元の老舗パン屋さんが、喜連川に温泉が湧き出たことを記念して作ったパン。
別に温泉を使っているわけでもなんでもないのですが、独特の食感で美味しい。なんだか昔懐かしい感じがしてほっこりするお味です。
ここが最も広い店舗ですが、道の駅きつれがわの中にも店舗がありますし、なんと宇都宮市内にも店舗があります。
道の駅きつれがわ
川の傍にある道の駅。のどかな場所ですがとても賑わっていました。
裏手に周ると川の土手に降りることができます。ここはこの後紹介するきつれがわサマーフェスティバル&花火大会の会場なのですが、当日は人数制限がかかってしまうため花火の直前だと入ることができません。また、道の駅に駐車場はそれなりにあるのですが、当日は車が多くとても入ることができない状態になるため注意が必要です。
きつれがわサマーフェスティバル&花火大会
ということで、花火大会の時は青い丸で囲んだ場所に巨大な臨時駐車場ができているので最初からここを目指すのがオススメ。道の駅まで歩いて10分ほどかかってしまいますが結果的に早いと思います。
また、花火の観覧場所についても、赤い線で描いた場所は制限なく無料開放されており、打ち上げ場所の間近、保安距離ギリギリで観ることができるので是非ここで!
道の駅周辺は車の大渋滞です。
赤い線で描いた場所からの打ち上げ風景。ほんと目と鼻の先の川の対岸から打ち上げているのが見えます。これほど近い距離から花火を見たのは初めてかも。
火花のひとつひとつが鮮明に見える
きつれがわ花火は尺玉もたくさんあがるため迫力が凄い!
これだけ間近だと炸裂音も体に響き渡るような振動が感じられて気持ちよいです。人もそれなりに多いけど、身動き取れない大混雑というわけでもなく、とても良い花火大会でした。
喜連川も大谷も栃木の隠れた名所!
どっちも魅力あるね
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