こんにちは、しろいるかです
2023年5月、愛知県にある犬山城へ行きました。
旅の全行程
【一日目】
犬山城下町~犬山城
宿泊:ホテルインディゴ犬山 有楽苑
【二日目】
有楽苑~博物館明治村
- 旅の全行程
- 犬山
- ホテルインディゴ犬山 有楽苑
- 客室(有楽苑スイート)
- 犬山城下町の散策へ
- 国宝 犬山城
- ホテルインディゴ犬山:夕暮れ
- 夕食:Indigo Home Kitchen Yamateras(山車照)
- ホテルインディゴ犬山:夜
- 大浴場:白帝の湯
- 朝食:Indigo Home Kitchen Yamateras(山車照)
- ホテルインディゴ犬山:宿泊の感想
- 日本庭園 有楽苑
- 博物館明治村
犬山
今回目指す犬山は、名古屋駅から車でも電車でも30分もかからない好立地な場所。
観光に弱いといわれる名古屋ですが、犬山までちょっと足を伸ばすと楽しめるかもしれません。国宝の犬山城に博物館明治村、今回行きませんでしたがモンキーパークやリトルワールドといったテーマパークもあるみたいです。
ホテルインディゴ犬山 有楽苑
さて、今回犬山に行った理由はもうひとつあって、このホテルの存在です。
ホテルインディゴはインターコンチネンタルホテルのグループホテルで、現地の文化を意識したネイバーフッドホテルとして、ほどよい高級感のあるブランドみたい。
箱根、軽井沢に続き、犬山は2022年3月にオープンしたばかりの新築ホテルです。
最近はどこも外資系ホテルの開業ラッシュだね
外観はさすがに最新のホテルだけあって洗練されてます。車で訪れることも意識して駐車場はゆったりでした。
この竹林のアプローチもステキですね。
日中は、扉の前にスタッフさんが待機されてます。
中に入ると、解放感ある吹き抜けの空間。目の前に見えるのは国宝、犬山城の天守閣です。
建物の前に水盤が配されていて、外資系っぽい高級ホテル感がありますね。
先ほどのロビーでチェックインし、お部屋へ向かいます。
客室(有楽苑スイート)
今回は有楽苑スイートというお部屋。
このホテルはスタンダード、ビュープレミアム、有楽苑スイート、ホテルインディゴスイートの三つのランクのお部屋があって、上から二番目のお部屋です。ちなみにクラブラウンジとかはありません。
ホテルは4階までなのですが、一番うえの階のお部屋でした。
これは快適なお部屋です!
犬山城が描かれたウォールアート。インバウンドを意識している感じのデザインな気がします。
スイートといっても51㎡なのですが、ワンルームでベッドルームとリビングが一体化されていますので広く感じますね。
お部屋のまさに目の前に見えるのは犬山城!このお部屋の眺めはすごいです。
有楽苑スイートはこの犬山城ビューと木曽川ビューの二種類があるうえ、1階部分にもお部屋があるようなので予約の際にビューの種類と階数は希望を出しておいた方が良いかもですね。
今回私たちは特に希望は出していなかったですが記念日で泊まったので、とくに眺望の良いお部屋へと配慮されたのかもしれません。
このお部屋からの眺めはほんとよかった
城好きじゃなくてもたまらない景色
バスルームは扉のない開放的なもの。シャワールームとトイレはちゃんと扉つきでした笑
扉がないとお部屋の広がりがあっていいですね。
お部屋からずっとこの景色が眺められるのは良かったです。
小高い丘の上にそびえる犬山城は風格がありますね。
目線を左に向けるとホテルの建物が。くの字型の建物なんですね。たぶんあちらの建物のお部屋が木曽川ビューなのだと思います。
犬山城下町の散策へ
犬山城は大人気のようで、日中は入場まで1時間待ちだそうでした。小さな天守閣なのでキャパがあまりないみたい。
お部屋で十分にごろごろして、日もだいぶ傾いたところでそろそろ空いたかなとお城見学に向かってみます!
ホテルの裏手から犬山城方面へ行けるみたい。
歩いて5分程度で犬山城下町にたどり着きました。
城下町は17時(犬山城の閉館時間)でほぼ全てのお店が閉まってしまうため、時間を過ぎてしまうと多くの店が閉まってしまい哀しい思いをします。
そう、私たちのことですね…。
食べ歩きし損ねた…
城下町の通りは江戸時代からの建物がチラホラ残っており風情があります。
メインストリートの本町通りは、1キロほどに渡って食べ歩きやお土産物屋さんが立ち並んでいてワクワクしますね。
この特徴的な建物は山車の倉庫。犬山祭という400年近く続く祭りが毎年行われているそうです。
国宝 犬山城
城下町を一通り散策したらいよいよお城へ。
1537年に築城されたものがそのまま修復を重ねながら残されているのですが、有名な桶狭間の戦いが1560年なので、それよりかなり前から築城されているにも関わらず、戦国時代を生き抜いてきたとても貴重なお城ですね。
もちろん、国宝に指定された数少ないお城のひとつです。
お城自体の規模はそれほど大きくなく、入口から歩いてもわずか数分で天守閣までたどり着くことができます。
階段を登って…
こちらの門のところから入城料が必要です。
普段は16時半が最終入場なのですが、この日はゴールデンウィークということもあり混雑が凄く、1時間延長されていました。
普段の閉館時間を過ぎているからか、人も少なくめっちゃ快適です。
昔のお城そのままなので、階段はかなり急。
まずこの穴倉を潜り抜けますが、天守閣を支える石垣を見ることができます。
その後も急な階段をくぐり、最上階を目指します。途中ちょっとした展示もありました。
たどりついた最上階!
ほぼ独占です。これはすごい…。
最上階は望楼になっており、ぐるっと一周できるようになっています。
周りよりも圧倒的に高く、木曽川による広がりもあるため四方の景色は抜群に抜けてます。これまで見たお城なの中で一番の眺めですね。
ホテルインディゴのお部屋もしっかり見えます笑
夕焼けが見られたのも嬉しい。雄大な木曽川の流れと夕焼けに感動しました。
広角でももう一枚!
お城でここまでの眺望はそうそうない
木曽川でない方面も、低い山なみを遥か遠くまで見通すことができます。
こちらは名古屋方面。こうやって見ると愛知県は広い平野なんですね。
遥か彼方に名古屋駅周辺の高層ビル群も見えました。
閉館間際だったのもあってほぼ独占だったというのもあるかもですが、最上階からの景色はほんとうに素晴らしかったです。30分近くぼーっと眺めていたかもしれない笑
早朝か夕方がオススメ
国宝天守5城に行った記事(順に松本城、松江城、彦根城、姫路城)
ついに5か所全部を巡れました。ただ彦根城は外から眺めただけなので、いつか登りにいかねば…。
ホテルインディゴ犬山:夕暮れ
犬山城からホテルに戻ってきました。
水盤の向こう側にも散歩道があったのでお散歩しつつ、ホテルの全景を撮りつつ。
もとは名鉄犬山ホテルというこれまた格式あるホテルだったそうですが、ホテルインディゴは完全新築で立て直されています。
このテラス席も良いですね。
ロビーも夕日が差し込みます。
お部屋に戻ったらきれいな夕陽が見えました。
夕陽と犬山城。最高ですね…。
夕食:Indigo Home Kitchen Yamateras(山車照)
今回はディナーもついたお得なプランだったので、レストランへ。
ホテルのレストランは1か所のみで、イタリアンのコース料理が食べられます。
朝食もココです。
人がいない時間帯に撮りましたが、夕食時はほぼ満席でした。
ミネストローネ…だったかな。
やっぱりメニュー撮っておかないと忘れちゃいますね…。
白身魚のポアレ。
メインはタリアテッレか、牛ステーキから選ぶことができたのでシェアしました。このタリアテッレは美味しかったです!地ビールで煮込んだとろとろの牛でした。
トロトロ最高
こちらはステーキ。笹の葉で香りづけされていました。
最後はデザート。あとコーヒーもつきました。
旅先で食べるコース料理ってなんだか優雅な気分になって良いですね!
割とカジュアルな外観に反してコースは最低12,000円からとお値段は結構お高めです。アラカルトもありますがこちらもなかなか良いお値段なので、お得な夕食付きのプランでなければお外に食べに行くという選択肢もありそうです。
こことか気になってたので、もし次泊まるなら行ってみたいな。
ホテルインディゴ犬山:夜
あたりが真っ暗になりましたが、夕食後のお散歩へ。
こちらはホテルのバー。めっちゃオシャレ…。
犬山城がライトアップされてますね!
フロントの丸窓の向こうには竹林が!
テラスに出てみると逆さ犬山城を見ることができました!
闇の中に浮かぶ犬山城。かっこいいです。
やっぱ外資系ホテルのライティングはおしゃれですね…。
夜なのに水盤の向こうまでわざわざ行って写真撮ってしまった。
入口も良いわー。
竹林のライトアップが素晴らしいです。
ブログを書くにあたり思い返してみると、やっぱり良い景色ですね…。
ずっと眺めてた
大浴場:白帝の湯
さて、このホテル…
なんと温泉大浴場があるんです!
温泉と銘打っていますが、温泉感はほぼゼロでした。
とはいえそれほど人もおらず、雰囲気のいい浴場で気持ちよく入浴できるのはとても良いですね。なんかアンビエントなヒーリング音楽も流されていて、瞑想できる感じです。
この露天も良い…。
ぬるめのお湯で、ライトアップされた箱庭を見ながらずっと入っていられます。
ちなみにこちらは男性のほう。女性もほぼ同じつくりでした。
嬉しいのがサウナもあること。水風呂も完備されてます。
全体的に特筆する構造ではないですが、人が少ないので快適に入れますし、オープンして間もないので綺麗。サウナと水風呂もある。この条件を満たす施設というだけでもかなり限られてくるんですよね。ここはいいお風呂です…。
温泉好きだとホテルを敬遠しがちなので、こういった高級感ある大浴場のついたホテル、増えてほしいな!
最近は泉質至上主義でも無くなってきた気がする
総合力も大事だよね
朝食:Indigo Home Kitchen Yamateras(山車照)
朝はハーフブッフェスタイル。和食か洋食かを選んだ後、ブッフェでおかずを取りに行きます。ハーフブッフェといいつつかなりの品数です。
こちらのウリが、ゴントランシェリエというパリの有名パン屋さんの看板商品、クロワッサンとクイニーアマンが食べられること。
これ、めっちゃおいしい!冷凍品ではなく、ちゃんと生地からホテルで焼いているようです。
あまりに美味しかったので後日、青山にある日本本店へ行って色々食べてみました。ケーキやデリも売っており、二階にはカフェもありました。やっぱ青山はオシャレですね…。
日本だと他は新宿と目黒にしか店舗がないみたい。
話を戻して、ブッフェで色々とってきて賑やかな食卓になりました。
これで終わりじゃありません。洋食のメインが運ばれてきましたが、普通にこれだけでお腹いっぱいになる量です笑
こちらはエッグベネディクト。卵料理を選ぶことができます。
どちらかというと和食膳の方が有名みたいなのですが、しばらく和食続きだったのと、ウリのパンに合いそうだったので洋食にしましたが良かったです。
最後にデザートまで。朝から食べ過ぎた…。この日は夜まで何もいらなかったです笑
ブッフェはこうなっちゃうよね
ホテルインディゴ犬山:宿泊の感想
ほどよい高級感と、快適な大浴場。なにより素晴らしい犬山城ビュー。泊まって良かったホテルでした。名古屋駅からも近いし、名古屋観光のあとに駅前のホテルに泊まらずこちらに泊まるという選択肢も良さそう。
ちなみにスタンダードのお部屋の場合、犬山城や木曽川の側ではなく駐車場ビューだったりするようなので、また雰囲気が変わってくるかもしれません。とにかく犬山城ビューがオススメです!
記念日であることをお伝えしていたら、なんと犬山の伝統的なお菓子、げんこつ飴をいただけました。かわいいパッケージが素敵です。嬉しい。
日本庭園 有楽苑
さて、犬山には犬山城という国宝の他に、如庵(茶室)という国宝もあるのです。国宝指定された茶室は日本に3つあり、そのうちの一つです。
ホテル宿泊者は無料で入ることもできるので、行かない手はないですね!
如庵はもとは織田信長の弟の有楽斎が建仁寺に創設した茶室だったそうで、庭も含め、限りなく当時を再現された日本庭園 有楽苑の中にあります。
苑内は回遊式になっており、如庵を中心にぐるっと回る形。
丁寧に手入れされたお庭でした。
如庵は国宝になってしまい中でお茶ですることはできないため、お茶会用の茶室も別途作られています。
肝心の国宝如庵は、なぜか屋根のところの屋号の写真しかなかった…笑
博物館明治村
続いて訪れたのが博物館明治村。
こちらは明治時代の建物を日本全国から移築して集めたという、一大テーマパークです。犬山に来たら犬山城とともに訪れたい観光地ですね。
園内は非常に広いのですが、公共交通機関の場合は正門、自家用車の場合北口から入ることになり、それぞれの出口間は歩いて30分はかかるという距離感なので注意が必要です。
想像をはるかに超える広さのため、所用時間は見どころを抑えるだけだとしても1時間どころか2時間でも全然足りません。最低3時間ぐらいは見ておいた方が良いと思います。
北口から入るとまず見えてくるのがこちらの立派な宮殿のような建物。
なんと、東京の帝国ホテルの建て替え前の姿です。手前の池までまるごと移築されているって規模がすごい。
内部に入るとこれまた独特の形状。
天井が低いところとか、今では見られないような独特の装飾とか、明治のロマンを感じます。
正直ここが見られただけでも大満足です。(というかここ目当てで来た)
ここは明治村に来たら間違いなく寄るべきスポットです。
帝国ホテル、この建物のまま残ってくれていればよかったのに、と思ってしまうぐらいでした。
喫茶室があるのでお茶するのもいいね
もちろん、旧帝国ホテルの他にも数えきれないほど建物があります。
ただ建物も並んでいるだけではなくて、園内全体がきっちり整備されています。
立派の洋館。これが写真館か…。
こんな立派な建物も。内閣文庫だそうな。
面白いのがこちらの建物。見た目は庄屋のような感じですが…。
中に入ると教会なんです!
外観も教会らしい教会もあります。
もとは京都市にあった聖ザビエル教会。ステンドグラスが綺麗です。
この緑の建物は郵便局。もとは三重県にあったそうです。
明治といっても、こういう純和風な建物も。こちらは元内閣総理大臣、西園寺公望の別荘だったらしい。
入鹿池という池のほとりに作られているので、豊かな自然も楽しむことができます。
なんと電車まで!しかも実際に動いていて乗ることもできます。
もとは京都市の市電だったそうです。
駅までちゃんと再現されていて、京都七条の駅だそうです。
こちらは夏目漱石があの有名な小説、「吾輩は猫である」を執筆したという家。
書斎も再現されていました。
紹介しきれないですが、移築された建物はなんと全部で70近くに登ります。華やかな明治時代の建物は見ていて楽しいですし、おすすめの観光地です。
唯一欠点があるとすれば、ほぼ屋外なので気候の良い日に出かけたい場所ですね。
犬山は愛知を代表する観光地!
ホテルも含めて楽しい犬山ステイだった
箱根インディゴでご飯食べた記事と、インターコンチネンタル石垣の記事