しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2022年1月 京都【6/7】「sequence KYOTO GOJO」泊 京都の定宿にしたいビジホ! ウェスティン京都のドミニクブシェ鉄板焼フレンチと雪の滋賀観光。

こんにちは、しろいるかです
2021年から22年にかけての年末年始、島根県から福井県まで、西日本の日本海側を縦断する旅をしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
羽田空港~米子鬼太郎空港~江島大橋(ベタ踏み坂)~松江城出雲大社島根県古代出雲歴史博物館
宿泊:温泉津温泉 旅館ますや

【二日目】
薬師湯(温泉津温泉)~石見銀山世界遺産センター~石見銀山公園~龍源寺間歩)
宿泊:出雲湯村温泉 湯乃上館

【三日目】
青山剛昌ふるさと館~米花商店街~鳥取砂丘~砂の美術館~さんぽう西村屋(城崎温泉
宿泊:城崎温泉 川口屋本館

【四日目】
城崎温泉街散策~永平寺で除夜の鐘
宿泊:永平寺 親禅の宿 柏樹関

【五日目】
永平寺でお勤め~黒壁スクエア~近江八幡
宿泊:sequence KYOTO GOJO

【六日目】
ドミニクブシェ京都「Le Teppanyaki」~K36(The Bar&Rooftop)
宿泊:ザ・ホテル青龍 京都清水(The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu)

【七日目】
清水寺安井金比羅宮~天下一品知恩院前店
宿泊:メルキュール京都ステーション

【八日目】
帰宅

ほんとは行きたかった滋賀の観光地群(彦根城竹生島・ラコリーナ近江八幡

永平寺を出て、琵琶湖の東側を通りながら京都へ向かいます。

途中、ランチも兼ねていくつか観光名所に寄ろうとしていたのですが…。

まさかの大雪の影響で行こうと思っていた場所(彦根城竹生島)が臨時休業に。また、コリーナ近江八幡も元日のためお休みでした。せっかくなのでどういう場所なのか紹介したいと思います。

出典:彦根城ホームページ

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言わずと知れた国宝のお城のひとつ。ひこにゃんでも有名ですね。間違いなく滋賀観光のハイライト。

出典:竹生島ホームページ

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日本最大の湖、琵琶湖には島がいくつもあり、有人島もありますが、その中でも面白そうなのがこちらの竹生島行基の時代に四天王像が祭られ、以降聖なる島として信仰されてきたそうな。法厳寺という国宝の唐門を持つお寺があり、パワースポットになっています。

出典:ラコリーナ近江八幡

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どことなくジブリっぽいような、特徴的な建物。ここはデパ地下とかでよくあるクラブハリエを経営するたねやグループの本社でもあり、カステラ屋や和菓子屋、カフェやギフトショップ等がある観光施設にもなっています。

残念…

黒壁スクエア

さて、行けていない場所の紹介はほどほどにします。

彦根城竹生島も空いていないので、ランチを食べる場所を探していたら彦根城にも近い長浜の町に、黒壁スクエアという商業エリアがあるらしいので寄ってみることに。

駐車場は他にもあるかもですが、長浜駅ロータリーの中にあるコインパーキングに停めました。わかりやすいし、距離も近いのでおすすめです。

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昔の建物が立ち並ぶ場所ですね。元は長浜城から伸びる大手門通り、城下町の中心だったようです。

ここに明治時代に銀行が建てられ、その建物が黒塗りの印象的な建物だったことから、黒壁銀行と呼ばれるようになり、その後銀行跡の建物をガラス製品のショップとして中心に据えて、黒壁スクエアという観光エリアとして盛り上げていっているみたい。

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周りにはお土産物屋さんもあり、そこそこ賑わっています、元日なのでレストランがほとんど空いていないのは仕方がない…。

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こちらが黒壁銀行の愛称で親しまれたという建物。今ではガラス製品のショップや工房、オルゴール館になっています。

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黒壁銀行の奥に見える商店街の中にあった、吉野うどんのお店に入ってランチ。

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入口は狭いですが奥は広くなっています。

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近江牛のとろろうどん。あっさりしてて美味しい。

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カレーうどん。寒かったからか、めっちゃ体に沁みました…。

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商店街の中には、フィギュアで有名な海洋堂ミュージアムもあります。併設のショップにいろんなフィギュアが飾られているので、ミュージアムに入らなくても楽しめそう。

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長浜駅前の建物は最近作られたのかとても綺麗。その中に、つるやパンのオブジェがありました。長浜市に本社があり、サラダパンで有名なパン屋さん。ケンミンショーとかで見たことがある気がする。

気になる

近江八幡

続いて、京都に向かいながら寄ったのが近江八幡

近江八幡織田信長が築いた安土城の城下町の人々が、安土城落城後に移り住んだ地。江戸時代には交通の要衝として商業地として発展しました。

彼らは近江商人と呼ばれ、今でも西武グループ高島屋伊藤忠商事なんかは近江商人の流れを汲む大企業と言われています。

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近江八幡の町にある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)を中心に伝統的建造物群保存地区が指定されていて、昔ながらの街並みを垣間見ることができました。

駐車場も結構多く用意されているため、初詣のような特別なタイミングでなければここに車を停めて観光するのが良さそう。私たちは大混雑だったため、近くのコインパーキングを探して停めました。

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こちらが日牟禮八幡宮。さすが初詣で賑わっていました!

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神社の裏手の山へは八幡山ロープウェイがあり、山頂では近江八幡の町を見渡せるらしい。

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ココに寄ったのは、たねやとクラブハリエのお店があるから。こちらは初詣客を見込んでか、元日から空いていたんです!

さすが、需要がわかってるー!

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タコ焼き!ではなく、つぶらという和菓子。

たねやの中でもこちらのお店限定で作っていて、タコ焼きのように丸い型に中に餡子の入ったお餅を入れて丸く揚げていく、カリっとしたおいしいお餅です。これは是非買って食べたい。

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向かい側には立派な洋館のクラブハリエ。

近江八幡は完全にたねやグループに支配されていますね笑

この洋館は明治時代に日本に数多くの洋風建築を残したウィリアム・メレル・ヴォーリズの作品です。

京都にもいっぱいあるヴォーリズ建築。日本最古のエレベータにも乗れる!

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煉瓦造りで、重厚な感じが良いですね。

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バウムクーヘン以外にもここ限定の商品がたくさんあります

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これも、ここ限定の日牟禮ロール。このあとホテルまで持ち帰って美味しくいただきました。

奥にはカフェなんかもあるので、ゆっくりするのにも良さそう。

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甘いものを買った後は、近江八幡の町を少し探検。町に張り巡らされた水路を船で観光できたりもするみたい。

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それほど広いエリアではないんですが、独特の景観が楽しいです。

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滋賀県は全国でよく見る、飛び出し坊やの発祥の地だと言われており、最早本来の目的ではなく、アピールのように至る所に設置されてます笑

バリエーションも豊かで、こちらはそろばんを持った近江商人がモチーフでしょうか。

近江八幡は見るべき場所も多い、滋賀県を代表する観光地の一つかな

冬以外なら、近江八幡の水路から出発して水郷巡りをする舟も出ているみたいだよ!

宿泊:Sequence KYOTO GOJO

さて、滋賀県観光を終えて、京都に。本日はビジホに宿泊します。

こちらの宿は、三井ガーデンホテルとかでホテル事業を展開する、三井不動産ホテルズの新ブランド。なかなか尖ったホテルで、刺さる人には刺さるはずです!

  • チェックイン17時、チェックアウト14時。
  • 12時まで朝食を自由に食べることができる。(何度でも)
  • 顔認証でエレベータや部屋のロックができる。

さらに、こちらの京都五条では大浴場もついています。

色々先進的な試みのホテルだね

お値段も一般的なビジホと全然変わらない

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立地は阪急の烏丸四条駅か、地下鉄の烏丸駅から歩いて5分ちょっと。

烏丸通に面していてなかなか好立地です。

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2020年にオープンしたてのホテル。さすがに洗練された雰囲気です。左側がレストランで、右側がレセプションになっています。

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レストラン前に鎮座する、謎の恐竜笑

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入口で顔認証登録を済ませたら、カードキーも何も持たず客室へ。

さすがにマスクは外さないとダメでしたが、入口のタッチパネルに顔を向けたらロック解除です。認識率も非常に良く、困ることはありませんでした。これは全国のビジホのスタンダードになってほしいレベル。

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お部屋はツインルームを選びました。一番安いお部屋は1ベッドのクイーンルームとかもあります。

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必要なものはすべて揃っている感じ。

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浴槽はなく、シャワールームだけですが十分です。

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地下には大浴場があります。

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この大浴場、ヒーリングというか瞑想というか、そういうのをコンセプトにしているのか、落ち着く感じの環境音がかかっていました。

欠点としては、THE BATH/ THE SAUNAの2つが男女入れ替わりなんですが、THE BATHの方にはサウナがなく、 THE SAUNAの方にはスチームサウナはあるんですが浴槽がないという。このあたり惜しい感じです。一般的な浴槽と、サウナを期待したらちょっと肩透かしかも。

ただ、ヒーリング環境音を聞きながらホットストーンの上に寝転がると良い感じで癒されるので、これはこれでありかも?

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翌朝の部屋からの景色。

意外にもビルの間から朝焼けが見れてちょっと嬉しい。

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朝はオシャレなレストランでいただきます。

スープとポテトサラダ、ドリンクとデザートだけがセルフになっていて、そのほかの料理はオーダー制です。オーダー制といっても特に制限はなく、ほんと12時までだったら何度でも入って頼んでOKみたい。これはすごい。予定がなかったらずっとここでだらだらできそう!

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照明もなんかハイセンスですね。

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手前がセルフのスープとポテトサラダ。奥のは自家製レモネードで、こちらもオーダーしていただくことができます!

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オーダーできる料理は4種類。

写真のものは、スモークサーモンとクリームチーズベーグルサンドと、焼きプルドポークサンドイッチです。

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こっちは厚焼き玉子とスクランブルエッグのサンドイッチと、アボカドとライムのオープンサンド。どれも注文してから用意してくれるので美味しい!

焼きプルドポークのサンドイッチが一番良かったかも。

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さらに、デザートもセルフのガトーショコラに、オーダーしてもらえる美山牛乳ソフトクリーム!デザートが充実してます。朝から食べ過ぎた。

おしゃれなカフェで朝ごはんをいただいた感じ

ウェスティン都ホテル京都

京都のウェスティンは、ウェスティンと業務提携する形で、近鉄グループ都ホテルズ&リゾートが運営をしているホテル。

都ホテルズ&リゾーツと言えば昔サミットの開催された志摩観光ホテルが有名?

ウェスティン京都ではなく、都ホテルの名前も付いているのは100年以上前から続く京都の老舗高級ホテルであった都ホテルのブランド効果も残しているんでしょうね。

こちらのホテル、2021年に大規模リニューアルが完了し、新たに天然温泉のスパができたり、客室が降るリニューアルされたり、ミシュラン星付きシェフのドミニクブシェ監修のレストランがオープンしたりと、色々グレードアップされたみたい。

今回はリニューアルに先駆けて2019年にオープンしたドミニクブシェ初の鉄板焼レストラン、「Le Teppanyaki」でランチをいただいてみます。

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お正月でかなり車は混雑していましたが、なんとか誘導してもらって停められました。

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お正月らしく?立派なお花も飾られており、華やかな雰囲気です。

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メインロビーはゴリゴリスタイリッシュなTHE外資系!というタイプではなく、昔ながらの日本風高級ホテルって感じです。

ドミニクブシェトーキョー「Le Teppanyaki」

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レストランの入口を撮り損ねた…。メインロビーの三階部分にあり、特別感ある入口です。フレンチの「Le RESTAURANT」と、鉄板焼の「Le Teppanyaki」に分かれていますが、入口は1つで、実質的には1つのレストランっぽい。

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鉄板焼の場合、個室が並んでいて、その中の一つに通されました。ただ実は個室じゃなくて、窓際の部分で繋がっていてシェフの方が移動したりするため、半個室のような不思議な空間です。

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若干お天気が曇り始めてしまいましたが、大きく取られた窓からは南禅寺も右手に見えました!

ランチコースは7,600円、10,200円、12,700円の3種類。真ん中のお値段のコースですが、正月仕様になっていました。

注意点として、ガーリックライスや食後のコーヒー等、全部別料金になっていますので全部つけたら+2,000円ぐらいと考えておいたほうがいいかも。

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いきなりオシャレな一皿。あくまで鉄板焼フレンチであり、フレンチがベースになっているみたいですね。

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キャビアカニと、カリフラワーのムース的なやつ。うん、美味しい!

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続いて出てきたのは京野菜を織り交ぜたシンフォニーというお皿。

これ、野菜を一つ一つその場で焼いて盛り付けていってくれるんですよね。

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続いてアンコウのムニエル。オレンジとジュドヴォライユ(鶏出汁)のソースです。

4人分のアンコウを手早く焼いていってくれます。

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どの皿も味付けから盛り付けの仕方まで全てドミニクブシェが監修しているらしいです。シェフの方曰く、とても厳しいんだそうな笑

オレンジのソースが酸味と甘みがあって、これが一番良かった。

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パンも鉄板で焼いてくれる。

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メインはお肉。ふつうの国産牛ですが、さすが焼きがうまくて美味しく食べられます。

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フランベの瞬間、いまからシャッターチャンスですよー!みたいな感じで教えてくれたり、シェフの方とのコミュニケーションも楽しいです。

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お料理の内容だけでなく、この溶岩焼のようなお皿までドミニクブシェ指定らしい。そこまでちゃんと監修してるんですね。

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ソースは四種類。ここでガーリックライスを追加料金で頼まないと、ご飯とお味噌汁を持ってきてくれるので、フレンチから急にステーキ定食に切り替わります笑

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デザートでまたフレンチに戻る!

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フルーツのデクリネゾン。フランボワーズの酸味の効いたアイスと、土台はカスタード系のケーキだったかな?忘れてしまいましたが、バランスよくいただけた。

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珈琲を追加でお願いしたら、プチフールも持ってきてもらえました。全部ここで作っているらしい。カヌレがモチモチカリカリでよかった。

鉄板焼とフレンチのいいとこどりみたいな感じ

銀座にあるドミニクブシェトーキョーにも行ってみたいね

次は旅の最後、重要文化財の小学校を改修して作られた、清水坂にあるホテル青龍京都の宿泊記です。

今回の旅のこれまでの記事