こんにちは、しろいるかです
2021年5月、四国旅行の四日目です。高知県から愛媛県に入り、道後温泉に行きます!
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二日目の記事はこちら
三日目の記事はこちら
旅の全行程
四国4県の主要な見どころをゴールデンウィーク中に制覇しつつ、気になっているお宿に泊まったり、直島にも行くというよくばりなプラン。6泊7日の長旅です。
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
徳島阿波おどり空港~いのたに鳴門店~鳴門の渦潮(うずしお観測船)
宿泊:ホテル祖谷温泉
【二日目】
ひの字渓谷~剣山~奥祖谷二重かずら橋~落合集落
宿泊:桃源郷 祖谷の山里 天一方
【三日目】
落合集落展望所~祖谷のかずら橋~歩危マート~道の駅大歩危
宿泊:湖畔遊
【四日目】
桂浜~高知城~名越屋沈下橋~道後うどんおとら~道後温泉街歩き
宿泊:オールドイングランド 道後山の手ホテル
【五日目】
道後温泉街歩き~白楽天今治本店~道の駅今治湯ノ浦温泉~金刀比羅宮(こんぴらさん)~父母が浜~骨付鳥一鶴土器川店
宿泊:JRクレメントイン高松
【六日目】
豊島~直島
宿泊:ベネッセハウス オーバル
道後温泉に到着
高知市から下道を使って山々を超え、無事に愛媛県は道後温泉にたどり着きました。
道中、狭い道はなく片側一車線の道路ですが、ひたすらに長かった。。
ようやくたどり着いたら、すっかり日が暮れていました。
道後温泉は四国随一の温泉街。日本書紀にも記述がある日本最古の温泉とも言われており、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台になったことでも有名ですね。
道後温泉は温泉街が発達しており、明治時代に建てられた道後温泉本館の建物を中心に商店街が続いています。
道後うどん おとら
愛媛県のご当地グルメと言えば鯛めし。道後温泉にも鯛めしのお店はいくつかありますが、どこも混んでいたり、そもそも閉店時間を過ぎてしまっていたりする中こちらのお店がちょうど空いていました。
2020年末にオープンしたばかりのようです。
古い邸宅をリノベした形みたいで、立派な外観です。
料亭チックな雰囲気でしたが、近くまで来るとリーズナブル感あふれる看板が笑
中は靴を脱いで入る座敷タイプになっていました。外観に反してかなり居酒屋的な雰囲気。
うどんが名物らしいのですが、鯛めしが食べたかった。。。
と思ったらあった!鯛めしありました。
道後温泉という場所柄、愛媛県のご当地グルメも一通り扱っているようです。
こちらは今治焼き鳥。串にささったやつじゃなくて、タレにからめて鉄板で焼く調理法みたい。
愛媛県の名物鯛めしですが、実は二種類あり、釜めしスタイルなのが松山・北条風、お刺身を生卵が入ったタレにつけて食べるのが宇和島風なんだそうです。地域によって異なっているんですね。
こちらのお店では両方あったので両方食べ比べしてみることに。こちらは宇和島風。
こっちが愛媛風です。どっちも美味しいですが、最近の流行りは宇和島風っぽいですね!
お値段も安く、とりあえず愛媛名物を手ごろに食べるのにオススメのお店
夜の道後温泉街散策
ご飯を食べた後はとりあえず周辺を街歩きしてみます。
松山市は市電が走っており、市電の終点が道後温泉駅。先ほど夜ご飯を食べたレストランも駅前にあります。
駅前にはSLも展示されていました。「坊ちゃん電車」として実際に走っているそうです。
こちらが道後温泉本館。はじめて公衆浴場として重要文化財に認定されたそうで、千と千尋の神隠しの湯屋のモデルの一つ、だそうです。似てる建物はだいたいモデルになったと言われる説ありますね…。
普段であれば実際に銭湯として入浴もできたそうですが、この時は閉鎖していました。残念。。
さらに、ちょうど補修工事をしていた時期みたいで、なおさら残念な感じになってしまっていました笑
ほんとは補修工事中だけプロジェクションマッピングもやってたみたいだけど、それも中止だった…。
道端にいたねこに癒されます…。
本館の奥は中規模~大規模旅館が立ち並ぶエリアです。道後温泉は小規模旅館はほぼ存在せず、大半がこういうビル型旅館タイプなので風情ある景観を楽しむという感じではないかも。
ここもインバウンドで沸いた温泉街の一つのようで、新たにホテルもどんどんできているようでした。綺麗な建物が多いですね。
道後山の手ホテル オールドイングランド
本日のホテルはこちら、道後山の手ホテルです。老舗ホテルなのですが、十数年前のリニューアルを機に英国風のオールドイングランドをコンセプトに作り替えたそうです。
周りとの差別化が図れた結果、人気のホテルになっているみたい。
近くに山の手マリアージュガーデンという英国風庭園+カフェやウェディングも扱う施設も経営しているようです。
外観はやや欧風ってぐらい。
入口からコテコテな雰囲気になります。面白いのはハットをかぶったドアマンがいて、雰囲気作りに一役買ってます。
ロビーも英国風に統一されていますね。
ホテルの売店なんですが、いわゆるお土産物屋さんで扱うような愛媛土産は一切扱わず、英国雑貨や一部愛媛県産のマーマレード等を扱うという徹底ぶり。
レストランは英国風・・・ではなくフレンチです。お値段もお手頃で、ランチだと2,000円から、ディナーでも5,000円からとリーズナブル。
お部屋に入るとびっくり!目がチカチカするほど笑
今回は素泊まりで一人6,000円というお安さだったので宿泊を決めましたが、普段のお値段でも道後温泉の中でも立地もよく、コスパの良いホテルという感じです。また、ホテルなのですがちゃんと温泉もあり、道後温泉本館と同じ湯を楽しむことができます。
出典:道後山の手ホテル ホームページ
サウナもついてて大満足です。ちょっと残念なのはかけ流しではないことですが、塩素臭はそこまでキツくは無かったです。
そもそも道後温泉は旅館の数に対して湧出量が足りておらず、かけ流しを楽しむには客室露天等のある一部のお宿ぐらいしか選択肢がありません。
泉質を求めるなら宿の選択肢はかなり限られてきそう
道後温泉は街歩きも含めて価値を見出す温泉地だね
朝の道後温泉街散策
早朝、道後温泉周辺をお散歩してみます!
夜は良い感じでライトアップされていた本館。日中みてもとても立派ですね。
道後温泉には本館の他に外湯が2つあり、一つはこの椿の湯です。
こちらはどちらかというと地元向けの浴場みたい。
もう一方は椿の湯の裏側に最近新たに作られたという飛鳥乃温泉。日本最古の湯ということで、飛鳥時代をイメージした銭湯。こっちは観光客向けで、内装が非常に凝っているみたいです。
ドウゴオオオォーン
…ギャグ?
道後温泉本館の修復を道後REBORNプロジェクトと呼んで、手塚治虫の火の鳥とコラボしてるみたい。特設サイトではアニメも配信されていて、夜の良い暇つぶしになりました。
道後温泉本館から歩いて5分ほどの場所には湯築城(ゆづきじょう)と呼ばれた城跡が道後公園として整備されています。
松山の城と言えば国宝・松山城ですが、松山城ができる前はこちらの湯築城が松山の城だったみたいですね。
道後温泉は小高い丘になっていて、朝のお散歩にピッタリ。天気が良ければぜひのんびり歩いてほしい場所です。道後温泉本館の湯釜も展示されています。749年に作られたという全国最古の湯釜で、現在の道後温泉本館が建てられるまで使われていたんだとか。
さらに、湯釜には一遍上人が直々に彫ったという南無阿弥陀仏の文字も見られます。
山頂まで登ると、松山市街と遠くには松山城も見渡せます。松山城は行ってみたかったのですが残念ながら昨今の事情を踏まえ閉館中でした…。
道後公園を後にして、こちらは伊佐爾波(いさにわ)神社。1,000年以上前から信仰を集めるという歴史ある神社です。
こちらも小高い丘の上に建っています。いい散歩になりますね…。
本殿は京都の石清水八幡宮、大分の宇佐八幡宮に並ぶ日本に3例しかない八幡造りという建て方だそうで、1667年に建立されたみたいです。
神社の近くにある、空の散歩道という場所に来ました。
ここから道後温泉本館を見下ろすことができます。こうしてみるとかなり大規模な修復工事なんですね。幌が大きい。
愛媛県銘菓といえばタルト。
タルトといえばふつう洋菓子で、クッキー生地の上にフルーツとかを乗せたやつをイメージしがちですが、ここ愛媛ではタルトというとロールケーキのようなものを指すみたい。
こちらは商店街の中にある、六時屋さんというお店。
そのほか、夏目漱石が小説「坊ちゃん」の中で団子はうまいと言及したことにちなんで作られた銘菓、その名も坊ちゃん団子も名物です。こちらがその坊ちゃん団子の発案というつぼやさん。
こちらはタルトでおそらく一番有名な一六本舗。全国展開していて、全国のデパ地下とかでも見かけることができます。
色々買いあさって、チェックアウト前にホテルでお茶会!串にささったやつが坊ちゃん団子です。
タルトは見た目はみなほぼ同じなんですが、一六タルトは餡にゆずが練り込まれていたり、生地や餡の甘さが違ったりと微妙に異なっていました。
道後温泉では旅の疲れをゆっくりと癒せた
白楽天
さて、宿をチェックアウト後は今治市を目指します。
今治市はサイクリストの聖地、しまなみ海道の出発点としても知られる町ですが、ここに来た目的は、しまなみ海道へ行くのではなく・・・
この中華料理屋さんです!
焼豚玉子飯という、何のひねりもない感じの名前ですが以前今治のB級グルメとしてTVで紹介されており、めっちゃ美味しそうだったので来てみました。こちらの白楽天さんが発祥のお店で、今治市内の多くの中華料理屋さんでご当地グルメとして提供されているそうです。
駐車場はここと、近くに臨時駐車場もありそれなりに収容台数はあるため車はなんとか停められたものの、お店は激混み状態。
が、テイクアウトであれば10分ほどで入手できました。テイクアウトおすすめです。
車内で食べましたが、ご飯に焼き豚と目玉焼きと乗せ、タレをかけたという予想通りの味ながら、予想以上にうまい!
焼豚玉子飯のタレも売っており、買って自宅で簡単に作れそうだと試してみたものの、この味に近づけることが難しい…。味のバランスなのか、火力なのか、お店で食べるものはやはり一味違いました。
道の駅今治湯ノ浦温泉
さて、これから今治市から香川県に向かうのですが、どうしても今治でやり残したものが…。
道の駅に寄ります。
旅の仲間が一人増えました。
出典:いまばり バリィさん
ネットでもお迎えできるけどやっぱり本拠地でね…。ちなみに道後温泉の商店街にも生息していました。
仲間も増えて、最後の香川県へ!
愛媛県もよいとこだった
次はこんぴらさん、父母が浜などを巡ります