こんにちは、しろいるかです
2023年5月、岐阜県、飛騨高山観光の記録です。
実際には愛知・犬山旅の続きで飛騨高山へ。
旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【一日目】
レールマウンテンバイク Gattan Go!~高山散歩~甚五郎ラーメン
宿泊:カントリーホテル高山
【二日目】
トランブルー(パン屋)~宮川朝市~高山陣屋~梗絲(飛騨牛鮨)
宿泊:奥飛騨 福地温泉 湯元長座
【三日目】
ひらゆさくら~飛騨大鍾乳洞
- 旅の全行程
- 飛騨高山の観光
- レールマウンテンバイク Gattan Go!(ガッタンゴー)
- アクセスと、まちなかコースと渓谷コース
- 車両の種類と予約方法(サイドカータイプがオススメ)
- まちなかコース出発地点(旧 奥飛騨温泉口駅)
- カントリーホテル高山
- 高山ラーメン(甚五郎)と夜の飛騨高山
- トランブルーと早朝の飛騨高山
- 宮川朝市
- 日中の古い町並み
- 高山陣屋
- 梗絲
飛騨高山の観光
飛騨高山といえばなんといっても古い町並みが有名。江戸時代に幕府の天領として栄えた高山の町には、当時の面影を色濃く残す建物が数多く残っています。
世界遺産・白川郷も車で1時間ほどの距離にあり、白川郷と併せてインバウンドには定番の観光コースになっているようで、街中では驚くほどたくさんの外国人が闊歩してるらしい。そんな飛騨高山に遅ればせながら行ってきました。
また、古い町並みと並んでもはや高山観光から外せないアクティビティ、レールマウンテンバイク Gattan Go!(ガッタンゴー)も併せて体験してきました!
レールマウンテンバイク Gattan Go!(ガッタンゴー)
いきなりクセのあるネーミングですが、これは飛騨高山の地でしか体験できないアクティビティなんです。
鉱山の町、飛騨神岡にかつて存在していた神岡鉄道というローカル線が2006年に廃線となってしまったのですが、その鉄道資産をなんとか活用できないかということで、廃線となった線路上を特製のマウンテンバイクで進むという他に類を見ないアクティビティが誕生したそうです。
今では週末は予約でいっぱいになるような人気アクティビティに成長しており、飛騨高山観光のガイドブックなどでも必ず紹介されるほどの盛況っぷりです。
アクセスと、まちなかコースと渓谷コース
旧神岡鉄道は全長20キロ近くに渡るものでしたが、そのうちガッタンゴーとして使われる部分は6キロ程度。さらに、スタート地点がまちなかコースと渓谷コースの2つで分かれています。それぞれのコースのスタート地点は全然違うので、どちらのコースを予約するかは注意しないといけません。
また、そもそも飛騨神岡は飛騨高山は名前が似てますが、車で1時間弱離れた場所にあり、車以外の手段でたどり着くことがかなり難しいため、基本的には自家用車かレンタカーを使うことになります。
とはいえ車さえあれば白川郷からも1時間ほど、奥飛騨温泉郷からも1時間ほどの距離にあるため飛騨高山周辺の観光地と組み合わせやすい場所にある気はします。
と思ったら、濃飛バスがセットプランを売り出してました。公共交通機関の人でも気軽に行けますね。
今回私たちはまちなかコースにしました。渓谷コースの方が山の中にあり、リピーター向けという位置づけだそうです。
実はまちなかコースしか空いてなかった
車両の種類と予約方法(サイドカータイプがオススメ)
完全予約制のため、どっちのコースにするか、出発時間を決めたら公式サイトから予約です。出発時間は1時間おきに設定されており、各回の人たちは時間差で出発することになります。
レールマウンテンバイク Gattan Go!! – 自転車とレールで風になる、岐阜県飛驒市のロストライン・アクティビティ!
車両の種類が複数あり、どれに乗るかを選ぶことになるのですが、基本的には平行するレールにそれぞれマウンテンバイクがドッキングされており、2つのバイクが固定されて1組の車両になっているイメージです。
上記のスタンダードタイプの他に、片方のレール部分の車両がサイドカーになっていたり、バイクの真ん中部分に席が設けられていて複数人が楽しめるような車両があったりとバラエティに富んでました。
スタンダードなやつにしようと思ってたんですが、ゴールデンウィークだったこともあり車両の空きがなく、ギリギリサイドカータイプのやつを予約できました。ただこのサイドカータイプ、とある理由でめっちゃオススメです!詳細はのちほど。
まちなかコース出発地点(旧 奥飛騨温泉口駅)
まちなかコースのスタート地点は、旧神岡鉄道の始発駅、奥飛騨温泉口駅跡です。
立派な駅舎がそのまま残されています。周りにコンビニとかはないですが、料理屋さんなどがあり、お昼ご飯を食べる場所もありそうです。
駅舎の中には待合室?を改造した形で色々展示されてました。ニュートリノの観測で有名なスーパーカミオカンデもそういえばここ、神岡にあるんですね。
なんかかわいいクマ。ガタぐまらしい。
当時使われていた時刻表。なんか今でも普通に電車がやってきそうです。
スタート地点で簡単に説明を受けて、順番にレールマウンテンバイクに乗り込みます。ここでポイントなのは、サイドカーは先頭車両だということ。これがオススメの理由です。
時間差でスタートするのですが、基本的には前後の人と数十メートル間をあけて進むことになるので、なんだかんだで先頭は気持ちいいです。
線路の保存状態もめっちゃいい。ここからスタートするのがワクワクします。
実は本当の先頭にはバイクがいて、最後尾にもバイクがいます。前後をスタッフが乗るバイクで挟み込むことでトラブルを防止するしくみなのかな。
といってもバイクは一気に発進して見えなくなるので、実質的にはサイドカーが先頭です。
レールマウンテンバイクは電動アシスト自転車を改造して作られているため、アシスト機能が働きます。
それでもある程度スピードを出そうとするとちゃんと漕がないといけないのでこれは漕ぎがいがありますね…。
電動アシストは一定以上のスピードだと働かないし、みんなだいたい同じスピードになるのよく考えられてる
スタートしてしばらくは民家の脇などを通り抜けながら、良い感じの景色の中を進みます。
神岡大橋駅跡につきました!
ここからトンネルです!
トンネルを抜けるとそこは…
次の駅、飛騨神岡です。
ここからかなり長いトンネル区間に入ります。
明りが一切なく、出口も見えないトンネルを自転車のライトで進みます。ここも先頭車両だと本当に漆黒の闇なのでアドベンチャー感が増して良い感じ。
ようやく出口が…
少し進むと、終点の鉱山前駅です。精錬所が見えますが、まだ稼働しているみたい…。
ここで折り返すことになります。
ぞくぞくと後続車がやってきました。
ここで、スタッフの人が各車両の向きを変えて、折り返しの準備をするんですね。向きを変えるので、今度はサイドカーは最後尾になります。
全員揃うまでここで待つことになるので、各自周辺を散策したりして待ちます。準備が終わるまで10分ちょっとかかる感じでしょうか。
ちなみにサイドカーはこんな感じ。他の車両と違って一人が二人分運転することになるため、結構大変かも。
とくに復路は登り坂なので、体力ある人が漕いだ方が良いかもしれません。
こんな感じで出発の順番待ちです笑
いよいよ出発!
一番後ろのスタッフのバイクですが、もちろん追いかけられるようなことはなく、おそらくですが全員がゴールしてから一気に戻ってくるのだと思います。なので復路は自分のペースで進むことができるのもまたサイドカーのメリットですね!
長いトンネルに戻ってきました。また暗闇か…と思っていたら…
レールが輝いてる!
粋な演出がありました。地味にこれ感動します。
光に力を貰って、スピードアップ!
うぉぉー
抜けた!
このアングルから写真撮れるのってなんだか新鮮ですね。
無事に戻ってきました。折り返し地点での待ち時間も含めてちょうど1時間弱ですね。
ガッタンゴー、予想以上に楽しかったです。
今度渓谷コースも行ってみたい!
ちなみに何年か前、群馬県にも似たようなのができたみたい。こっちも行ってみたいな。
カントリーホテル高山
高山市内に戻ってきました。今日泊まるビジホです。
昔ながらのビジホって感じ。たぶん高山市内でほぼ最安値じゃないかな…
駅前なので立地はとても良いです。
意外にフロントは綺麗。お部屋は狭いですけどちゃんと清潔で、バストイレがついて、ツインのお部屋で寝られたので満足です。大浴場とかはないけどお値段を考えたら十分すぎるぐらい。
高山ラーメン(甚五郎)と夜の飛騨高山
夜の高山さんぽに繰り出します!
駅前からは屋根の付いた通りが続きます。10分弱歩くと古い町並みとか色々ある観光エリアですね。
しかしさすがゴールデンウィーク、店がまったく空いてない…。
気づいたら9時過ぎてお店も閉まり始めていたので、高山ラーメンのお店に並んで入ることに。
めっちゃシンプルな醤油ラーメンでした。
こういうのでいいんだよ
夜の町も。入口の看板が場末感出してます。
スナックや居酒屋がひしめく路地がなんとも風情ありますね…。
駅前に戻ってきました。高山駅は2016年ぐらいに全面リニューアルしたみたいで、おしゃれな駅舎です!
トランブルーと早朝の飛騨高山
翌朝、駅から少しだけ離れた場所にある、トランブルーというパン屋さんへ向かいました。歩くと20分ぐらいかかるのでちょっと大変かも。
こちらのパン屋さんのシェフの方は、フランスで開催されるパンのコンクール、クープデュモンドにて、2012年に日本代表の監督を務め、見事優勝したという実力の持ち主。
煉瓦造りっぽい外観のかわいらしいパン屋さんです。
流石に人気店で、朝の6時から整理券を配り、10時にオープンする際に整理券の順番で並ぶ(整理券がないと入れない)というルールになってます。平日とかは整理券式ではないそうなので、そのあたりはホームページに告知があるので確認が必要ですね。
6時過ぎに行ったところそれでも15番ぐらいでした。
マジか…
一旦宿に戻り、また10時に訪れました。
皆ものすごい量のパンを買っていくので、結局1時間ぐらい待ちました。
ようやく店内に入ると色んな種類のパンがギッシリディスプレイされてます。これだけ並んだんだからと、私たちもついたくさん買ってしまった…。
整理券を貰うついでに朝のお散歩。
朝日に照らされる鳥居が神々しい…
高山市街の中心を流れる宮川。街中なのに澄んだ清流ですね。
昼間は観光客でごった返すであろう古い町並みにも、ほとんど人気がありません。
古い町並みはごく一部の場所だけなのかなと思ったら、結構広範囲にあります。これだけの規模の街並みを保全しているのはすごいです。
宮川に沿って、朝市が開かれるみたい。
昨晩、賑わっていた繁華街も朝は静まり返っていました。
宮川朝市
宿をチェックアウトして宮川朝市へ行ってみることに。
朝早いのにめっちゃ人いる笑
まるでお祭りの様相です。お店も色々ありましたが、どこもめっちゃ並んでる。さすがゴールデンウィーク…。
朝といえば牛乳ですよね。飛騨の牛乳をいただきます。
めっちゃいる鯉を見たり
爽やかな朝を過ごしました。
トランブルーのパンも河川敷に座って朝ごはんとして食べました。
日中の古い町並み
古い町並みの方にも行ってみます。お店は10時ぐらいから一斉に開き始める感じ。
こちらもめっちゃ人いる。
有名な?酒造があったので…
お酒ではなく甘酒ソフトを食べました。お酒も種類がたくさんあって良さそうでした!
高山陣屋
一通り街並みを見た後は、高山陣屋へ。
ここは日本で唯一現存する江戸幕府の代官所だそうな。いまでいうお役所みたいなものでしょうか。
立派な門です!
一見するとお寺の本堂のような立派さですね。
内部のつくりが面白く、代官所というのはお寺とも住居とも違うつくりでした。
ここはお役所の受付ですね笑
内装自体は華美な装飾などはなくとても質素な感じ。
ウサギの釘隠しって珍しいですね。真向兎という名前もついているそうです。
内部にはお庭があるのですが、これは来客をもてなすためのものだそう。幕府の重鎮が査察に来た時とかにお通しするのかな…。
梗絲
最後に、飛騨高山に来たからには食べておきたい飛騨牛鮨を探して。
ここでもすごい行列で、テイクアウトの飛騨牛鮨を入手するまで30分ぐらい並びました…。
このせんべいの上に飛騨牛鮨が乗ったスタイル。どこかが初めてそれを皆真似をしたのか、示し合わせたようにどの店も同じようになっていて、もはや高山の名物になってました笑
ふつうに美味しかったです。やっぱ良いお肉は裏切らないですね…。一度食べてみたかったので念願叶って良かった!
飛騨高山をたっぷり楽しんだね
町の雰囲気もよくて、インバウンドがたくさんくるのも納得の観光地だった!
自転車つながりでしまなみ海道と、古い町並みつながりで京都の記事