こんにちは、しろいるかです
2021年7月、所用にて京都を訪れました。新しく出来たホテルに泊まったり話題のスポットに寄ったりしたので振り返ってみます。
- 旅の全行程
- ザ・ゲートホテル京都高瀬川 By HULIC
- ゲートホテル京都高瀬川:外観
- ゲートホテル京都高瀬川:ロビー
- ゲートホテル京都高瀬川:ラウンジ&パティオ
- 部屋
- ブルーボトルコーヒー
- モリタ屋
- 祇園祭
- 鴨川沿い
- ゲートホテル京都高瀬川:夕方
- 東福寺 国宝&青もみじライトアップ
- ゲートホテル京都高瀬川:夜
- ゲートホテル京都高瀬川:朝食
- ゲートホテル京都高瀬川:感想
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
モリタ屋木屋町店~東福寺ライトアップ
宿泊:ザ・ゲートホテル京都高瀬川 By HULIC
【二日目】
FORNI(HOTEL THE MITSUI KYOTO内レストラン)~二条城夏祭り
宿泊:エースホテル京都
【三日目】
苔寺(西芳寺)~鈴虫寺(華厳寺)~アマン京都のアフタヌーンティ
宿泊:東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯
ザ・ゲートホテル京都高瀬川 By HULIC
ゲートホテルは不動産会社のHULICが手掛けるホテルブランドです。HULICが東京の会社なので東京都内にゲートホテルブランドのホテルは3つありますが、それ以外だとここ京都が初。2020年7月にオープンしたばかりのできて間もないホテルです。
価格帯はラグジュアリーではないですが、ビジネスホテルとも違う、中価格帯のシティホテルといった感じになっています。
特徴としては1927年築で、京都で現存する最古の鉄筋コンクリート造の元立誠小学校の建物をホテルの一部に取り込み建設されているところ。実際に教室を改装した部屋もあるみたい。
また、立地的にも非常によく、京都の繁華街である木屋町通に面していて阪急河原町駅も徒歩数分。観光にもバッチリです。
ゲートホテル京都高瀬川:外観
一応裏側の河原町通から一本細い道を入ってたどり着くこともできるんですが、ぜひ高瀬川通から入ることをオススメします。
その理由はこの広場を通ってホテルに入ることができるため。元小学校ではグラウンドだったみたいです。今は一般開放されており、ホテル宿泊者だけでなく市民の憩いの場にもなっています。周りにはテイクアウトできるカフェ等が併設されていてまさに芝生に座ってのんびりしてくださいというつくり。
写真の右側の建物が旧立誠小学校の建物で、左側が新築されたホテル棟です。ホテルへは旧立誠小学校側の建物から入ります。
旧立誠小学校側の正門っぽい場所もありました。芝生広場と同じく高瀬川通に面しています。
高瀬川は浅い川ですが水が綺麗ですね。水運の開拓で名をはせた角倉了以が整備した当時の運河の一つです。
正直なところ小学校の面影はないのですが、中は落ち着く感じのロビーに作り替えられています。ここも厳密にはホテルロビーではなく、こちらの建物の1階部分はバルやカフェ等が入る複合商業施設になっていて、日中はとてもざわざわした雰囲気。
写真は静かな夜に撮った
こちらの扉からホテルエリアに入ります。
ホテルロビーは最上階にあるため、エレベータであがります。
ゲートホテル京都高瀬川:ロビー
さすが新築。洗練された雰囲気のロビーです。
広く取られた東山に向いた窓にはバーカウンターがあり、とても気持ちのいい空間です。
京都中心部って規制によって高い建物がないんですが、その中でもギリギリの高さを攻めていますね。10階ぐらいの高さなんですが周りに遮るものはありません!
今回はプラン特典でコーヒーをいただけたので、ここでアイスコーヒーを貰って一息つきます。
ゲートホテル京都高瀬川:ラウンジ&パティオ
ホテルにはラウンジも併設されていて、宿泊者はワイン、ソフトドリンク、コーヒーがフリーでいただけるみたい。
パティオの名の通り、中庭も併設。室内の写真を撮り忘れましたが、もちろん室内もいい感じのラウンジになってました。
夜は焚火もあるらしい!ここで外のカフェとかでテイクアウトしたご飯と一緒にのんびり、というのも良さそうです。
後述の青もみじライトアップを見終えて帰ってきたら焚火時間は終わっていた…。
部屋
お部屋は旧立誠小学校側の建物のお部屋(School House)と新設ホテル棟(Main)の2つに分かれます。School Houseの方は普通のツインルーム素泊まりで一人2万弱とそこそこのお値段。一方Mainの方はピンキリですが安めのお部屋だとビジネスホテル+αくらいのお値段で泊まれます。
私たちが泊まったのはクラッシーというやや広めのお部屋です。窓が広く、高層階だと夜景も楽しめるのでなかなか居心地が良かった!
ソファーつき。
窓が全面にあって明るい雰囲気。
水回りはさすが出来立てホテルなのできれい。バストイレも別で、大浴場とかないですが部屋のお風呂も気持ちよく入れました。
木屋町の雑居ビルがちょっと邪魔ですが、ギリギリ東山のほうまで見渡せます笑
ブルーボトルコーヒー
丁度フェアをやっていて、元立誠小学校の建物の1階に入っているブルーボトルコーヒーで無料でコーヒー缶をもらえました。
ブルーボトルコーヒーって勢力伸ばしてますね。
缶コーヒーとは思えない美味しさ。ちゃんとドリップしたやつをそのまま缶に入れた感じのお味でした。
モリタ屋
折角木屋町にいるので、夏の京都の風物詩、鴨川沿いの納涼床で少し遅めのご飯をいただくことに。
京都の老舗すき焼き屋、モリタ屋の木屋町店です。ホテルからは歩いて10分ぐらい。人気店なので予約は必須でした。
このいかにも京都らしい、鰻の寝床感のあるアプローチがいいですね!
おぉ、これはいい席あてがってもらえました。やったー!
京都では油をひいた鉄板の上でお肉や野菜を焼く「オイル焼」という料理があるのですが、一度も食べたことがなく。
老舗すき焼き屋ではオイル焼も漏れなくメニューにあるので、今回はオイル焼を初体験してみました!一番安い「竹」のコースです。
あと、どうしても食べたかったあぶり肉寿司を別注!これはやばかった。美味しい!
3貫で1,500円とお高いですが、ぜひ頼みたい逸品。
オイル焼は、仲居さんが鉄板の上で野菜とお肉を焼いてくれるので自分で焼いて加減を誤ることもありません笑
焼けたお肉と野菜は醤油ベースのつけだれと、卵の黄身を練り込んだ大根おろしと一緒にいただきます。この薬味がオイル焼のキモみたいで、確かに他にない味わいでした!
最後はさっぱりしたデザートとお茶。
夏の陽は長く、6時過ぎてもまだまだ明るいです。西の空が染まり始めたころようやく涼しくなってきました。
席の間隔も広く、ゆったりと鴨川を眺めながらお肉を堪能できました。
なお、鴨川納涼床は5月から9月まで。(2021年度は特別に10月末までやっていたみたい)また、6月から8月の間は日差しを遮るものもなく暑いので夕方からのみの実施です。
そのため納涼床の期間外は店内でいただくことになります。
ちなみに店内もなかなか風情ある昔の建物だったよ
同じく京都の夏の風物詩、貴船の川床(かわどこ)
祇園祭
ご飯を食べて散歩しながら宿に戻る途中。ちょうど祇園祭の時期でした。
2021年の祇園祭はハイライトである山鉾巡行や、賑やかになる宵山は行われなかったものの、いくつかの神事は執り行われており、今回ちょうど出くわすことができました。
来年は開催できるといいな!
鴨川沿い
天気がとても良かったので鴨川沿いをお散歩。地元の人たちや観光客が入り混じりつつも、おだやかな時間が流れています。
鴨川沿いのお店の納涼床の舞台が並んでいるのもなかなか壮観です!
鴨川沿いのお散歩は最高だね
ゲートホテル京都高瀬川:夕方
ホテルに戻り、併設するレストラン(Anchor Kyoto)でワインをいただけたので1杯いただきました。
一休特典だった。
陽が落ちると夜景が綺麗ですね。レストランはオープンエアの席もいくつかあり、夏の夜だとちょっと蒸し暑かったですが、季節によってはとても気持ちよくご飯をいただけそうです。
東福寺 国宝&青もみじライトアップ
すっかり陽も落ちたところで、東福寺のライトアップへ行きます。
東福寺は紅葉で有名で、京都五山の一角にも数えられるとても由緒あるお寺。
紅葉の季節は昼間はもちろん夜間も紅葉ライトアップが行われ、一日中人であふれているのですが、それ以外の季節は京都中心部からはやや外れた立地ということもあり、静けさを保っています。
2021年度から初の試みとして青もみじの時期にもライトアップが行われるということで行ってみました!
鴨川沿いの納涼床群は提灯のあかりが綺麗ですね。
突如現れた縁日のような、どことなく妖しさを覚えるような景色です。
東福寺はその名の通り、京阪電鉄の東福寺駅が最寄り駅で、駅から徒歩10分弱で到着。
入口は1か所に限定されていて、ここから入ります。
青々としたもみじと青い光の混じるライトアップが出迎えてくれます。
これはすごい!
東福寺は真ん中に小さな川が流れる渓谷のような形状の庭を持っており、起伏があることで立体感のある風景を楽しむことができます。広大な庭を持つお寺は京都には多いですが、ここは唯一無二ですね。
青もみじだからこそ映える朱塗りの愛染堂。南北朝時代の建物らしい。
そして、これこそが東福寺の真骨頂である、庭に架かる木造の橋、通天橋。こちらはなんと1380年にかけられたんだとか。
橋の合間からあたり一面に広がるもみじを見ることができます。
奥に本堂と満月、手前には青もみじが映える一枚。
普段は大混雑となる通天橋も驚くほど静かでした。こんな光景めったに見られないはず。
これ、来年青もみじライトアップやってくれるかな…笑
通天橋の真ん中部分に、ちょうど庭を180度見渡せるように作られた舞台があります。こんな写真が撮られるなんて!
青もみじライトアップ、予想以上に素晴らしいです。
これが紅葉だったらさらに綺麗なんだろうなぁ、というのはちょっと頭の片隅によぎりましたが…。
青もみじだけではなく、本坊庭園という庭園もライトアップされていました。
本坊庭園は大方丈の建物を中心として、東西南北にそれぞれ意匠を凝らした庭が配置される珍しい形の庭園。
南庭が一番規模が大きく、心洗われる枯山水です。
西庭は市松模様がかわいいお庭。奥にはかすかに見える京都タワー。
遠くから見る通天橋もいいですね。
北庭は全面市松模様に手入れされており、SNSで有名ですが、こっちは日中の方が綺麗かも。
ぐるりと一周して
なんか東庭だけすごいことになってる!?
東庭は北斗七星を現しているそうですが、青いライティングによってより直接的に、夜空に浮かぶ星のように見えますね。
改めて南庭をじっくり鑑賞。
最後に、本堂を見学。中にいらっしゃる仏様は恐れ多くも撮影OKとのことなので、フィルムに収めさせていただきました。
天井も見どころが。蒼龍図です!
最後は国宝の三門のライトアップです。
光の陰影が美しいですね。
青もみじライトアップは素晴らしかったです。一人3,000円と良いお値段でしたが行く価値ありです!来年もやってくれるかな…。
青もみじと聞いて侮っていた
広範囲がライトアップされていて、力入っているのがうかがえる
ちなみに2021年の紅葉時期は夜間ライトアップ拝観が11月末頃まで行われているようです。完全予約制なのと、3,000円とやはり良いお値段しますが、少ない人の中紅葉を楽しめるのでむしろいいかも!
そういえば、青もみじは瑠璃光院も綺麗だった。
ゲートホテル京都高瀬川:夜
青もみじを満喫して宿に戻りました。
ロビーは夜の雰囲気もすばらしいですね。
夜景をひとしきり眺め、眠りにつきました。
ゲートホテル京都高瀬川:朝食
さて、朝食はホテル併設のレストラン(Anchor Kyoto)でいただきます。
このテラス席はいいんだけど、やっぱり真夏だと朝からすでに暑い。
中でいただくことにしました。アメリカンブレックファストですね。
メインをフレンチトーストか、エッグベネディクトから選べるのですが、このフレンチトーストめっちゃ美味しい!
エッグベネディクトも朝からテンションあがる美味しさです。
こちらの朝食、わざわざ食べに行きたい美味しさだと思いました!
ゲートホテル京都高瀬川:感想
新規開業ラッシュが続く京都のホテルの中でも旧立誠小学校を使ったということで注目の一つだったホテル。
旧小学校の方の部屋(School House)の方に泊まらないと文化財感は味わえないものの、ロビーは眺めも良く洗練されているしラウンジあり、朝食も美味しいのにお値段はお手頃。さらに観光に便利だし夜ご飯にも困らないという立地も手伝って非常におすすめのホテルです。お値段は結構時期によって変動するみたいなので、安い時に泊まればなお満足できると思います。
ホテル選びもあたりだし、夏の京都を満喫した
京都はまだまだ新規ホテルラッシュが続いているね
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