しろいるか旅行記

しろいるか旅行記

旅行が好き だいたい週末更新

2021年12月 長野「高峰温泉」泊 雪上車に乗って行く雲上の露天風呂の宿。初めてのスノーシュー体験も楽しめた!

こんにちは、しろいるかです
2021年12月、ずっと行きたかった雲上の露天風呂のある、高峰温泉へ行きました。

旅の全行程

【一日目】
軽井沢駅~アサマ2000パーク
宿泊:高峰温泉

【二日目】
高峰山スノーシュー体験~軽井沢プリンスショッピングプラザ~ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ軽井沢

軽井沢駅

軽井沢駅は東京から新幹線で1時間ちょっと。新幹線の本数も多く気軽に行くことができます。

f:id:irukas980:20220120224131j:plain

軽井沢駅のコンビニで足りないものを買おうと思っていたんですが駅前のコンビニは9時からしか空いていませんでした。注意が必要です。

f:id:irukas980:20220120224439j:plain

軽井沢駅から高峰温泉のあるアサマ2000スキー場までは、送迎バスが出ています。

冬季限定で、予約のみ。もちろんスキー場利用する場合のみ利用可能です。

念のため確認しましたが、今回のように宿泊が高峰温泉であってもスキー場を利用さえすれば送迎OKだそうです。

公共交通手段の場合、高峰温泉までは新宿から直通バスや、佐久平駅からもバスが出ているので、そちらを利用するのもありですね。

アサマ2000パーク

実は、ギリギリ群馬県側に位置しているんです。

後述のスノーシューツアーで高峰山を登った時に、県境をまたいだことで群馬県側だったことが判明

ただ冬季は軽井沢側からしか行けないため、実質長野県のスキー場です。

f:id:irukas980:20220120225939j:plain

アサマ2000へはバスで1時間弱で到着です。アサマ2000スキー場は中規模スキー場。その名の通り、標高ほぼ2,000mに位置するスキー場で、これだけ標高が高いと長野県内でも屈指の雪質ですね。

ベースエリアには施設はあまりなく、レンタルショップと小さな食堂があるぐらい。後はこの写真の高峰マウンテンホテルがあるぐらい。

中をちょっとのぞき見しましたが、最近オープンしたところでとても綺麗なホテルでした。

f:id:irukas980:20220120224538j:plain

バスで来る人はほとんどいなかった。

f:id:irukas980:20220120224632j:plain

ゲレンデはちょうど良い広さ。コースが全部で5本ちょっとですが、どれも良いコースで見晴らしも良かった!

f:id:irukas980:20220120224615j:plain

そしてこのスキー場、明らかに上級者が多かった笑

周りに遊べるような場所もないし、雪質も良いし、きっと目的がウィンタースポーツ目当ての人が多いのかな。

f:id:irukas980:20220120224650j:plain

ひとしきり滑って後は、ゲレンデと言えばカレー!

昼食を食べて、スキーは午前中で切り上げました。

高峰温泉:送迎

高峰温泉は、夏季は路線バスが宿の前まで来ているんですが、冬季は雪で埋もれてしまい、なんと宿からの雪上車での送迎でないとたどり着けない場所にあります。

f:id:irukas980:20220120224559j:plain

雪上車は、だいたい1時間半おきぐらいでスキー場を送迎してくれます。

ただ、到着時間は事前に伝えておく必要があるのと、バスと接続していない時間帯の送迎は、上記の写真のバス停ではなく、アサマ2000スキー場の駐車場(別の場所?)からの送迎になっているそうで、ちょっとニアミスしかけました。

たぶん公共交通機関を利用して、スキーした後午後から送迎というプランを取る人はほとんどいないからでしょうね。そのあたりも事前連絡しておくのが良さそうです。

f:id:irukas980:20220120224718j:plain

これは止まっているやつですが、こんな感じの重装備の車が迎えに来てくれました!

f:id:irukas980:20220120224756j:plain

中はお世辞にも乗り心地がいいとは言えない笑

ただ、キャタピラで走行する車ならでは?の方向転換の時のグリッと向きが変わるとことか、普通のタイヤではない、独特の乗り心地を味わえる良い体験ができました。

めっちゃガタガタした

アトラクションだと思えば楽しい

高峰温泉:パブリックスペースとお部屋

f:id:irukas980:20220120225016j:plain

そんな秘湯感溢れる高峰温泉ですが、建物の中はとても綺麗。

f:id:irukas980:20220120225916j:plain

ショップはありますが、食べ物らしい食べ物は売っていないので夜食を食べたりしたいなら下界で準備が必要ですね!

f:id:irukas980:20220120230514j:plain

天然ガスを用いた暖炉がありました。薪はイミテーションで、ガスコンロのように火が噴き出しています。スキー客や冬山登山の人も多く、この周辺に服をかけて乾かしていました。乾燥室の代わりですね。

f:id:irukas980:20220120225124j:plain

ウッディな雰囲気な客室の廊下。

f:id:irukas980:20220120224814j:plain

お部屋は普通なんですが、トイレはウォシュレット、お布団も軽く、テレビもあるし快適なお部屋です。

f:id:irukas980:20220120225421j:plain

ランプの宿、と名乗っているだけあって至る所にランプが吊るしてあります。さすがに電気ですが、雰囲気作りに一役買ってますね。

f:id:irukas980:20220120225158j:plain

パブリックスペースも充実してます。

f:id:irukas980:20220120225210j:plain

こちらで温泉を飲めます。硫黄風味の生ぬるいお湯なので決して美味しくはないですが、泊まったお部屋から近いのもあって何だか癖になって何杯も飲んじゃいました。

色々な症状に効くらしい

高峰温泉:お風呂

高峰温泉はなんといっても温泉!内湯が2か所、露天風呂が1か所とそれぞれ男女別にあります。

f:id:irukas980:20220120224845j:plain

こちらは1階の内湯。3人入ればいっぱいになるぐらいの大きさですが、広い二面窓と、左側がぬる湯(源泉そのまま)と、右側が加温された温泉になっていて、交互浴が楽しめます。

f:id:irukas980:20220120224902j:plain

このぬる湯が最高に気持ちいい!無限に交互浴が繰り返せてしまいます。

また、ほんのり濁ったお湯に硫黄と鉄分の香り。たまりません!

f:id:irukas980:20220120224930j:plain

こちらは二階の内湯。

f:id:irukas980:20220120224942j:plain

こっちの方が広めです。解放感は劣るけど眺望はこっちのほうが上!

レイアウトも似ているんですがお湯にも違いがあって…

f:id:irukas980:20220120224959j:plain

左がぬる湯なのは同じなんですが、こちらの方が温度がややあったかめ。

そして、源泉が微妙に違うのか、こちらのお湯の方が硫黄の香りと濁りも強めです。

f:id:irukas980:20220120225457j:plain

夜はこんな感じ。ランプの灯りがおちつきます。

f:id:irukas980:20220120225535j:plain

満室のはずなんですが、露天風呂目当ての人が多いのか、内湯はだいたい空いてます。2階と1階、私は1階のこじんまりとした雰囲気の方が好きですが、お湯は2階の硫黄臭の強い方が好きかな。そんな贅沢な悩みを抱えながら何度も入りました。

雲上の露天風呂が推されまくっているので内湯はそれほど期待してませんでしたが、とんでもないです。なんなら内湯の方が気持ちいいぐらい。

昔は露天風呂がないと…!という感じだったけど、最近は内湯の良さにも気づき始めてきた

f:id:irukas980:20220120225103j:plain

そして、こちらがこの宿一押しの雲上の露天風呂への入口。

f:id:irukas980:20220120230702j:plain

秘湯を守る会にも所属しているお宿なんですね。雲上の露天風呂はキャパが小さく、4名以上は入れないのでここで待機します。カゴがあるので、その数で判断できるよういなってました。

f:id:irukas980:20220120230610j:plain

待機室を出て露天風呂まではガチの雪道を50mほど歩きます。滑りそうですが、アイゼンのついたクロックスが用意されているのでそれを履けば安心です!

f:id:irukas980:20220120230631j:plain

途中で男湯と女湯に分かれます。こういうとこって混浴が多いイメージなので、これは嬉しい。

f:id:irukas980:20220120231017j:plain

分かれ道をさらに行くと、お風呂が見えてきます。

※ここから男湯の方の写真です。

f:id:irukas980:20220120231054j:plain

これが雲上の露天風呂!これはその名にたがわぬ絶景。青みがかった白い濁り湯がかけ流されていて、温度も絶妙。ただ一度入ると外の寒さからも二度とあがれないですね笑

ちなみに4名まで、とありますが正直3名すらキツイ広さです。2名がちょうどかな。

f:id:irukas980:20220122181728j:plain

周りは無音。何も聞こえない中、この露天風呂に入る贅沢は最高でした。

宿泊初日は晴天の中、翌日はほんのり雪が降る中入ったけど、どっちもめっちゃ良かった。

方角も夕日の沈む側なので、ここで夕日見たら最高か!と思ってたんですが、やはり皆同じことを考えるのか、残念ながら夕日の時間帯は入浴の順番待ちが発生するレベルで混んでました。夕日を見てサッと帰るのならともかく、気持ちよくお風呂に入るのは無理そうです…。

逆に言えば夕日の時間以外はやっぱり寒いからか、それほど人がやって来ない笑

独占の時間も多かったので、夕日は最初から諦めて空いてるお昼~夕方に堪能するのが良いですね。

ちなみに冬場は朝と夜は入ることができません。この過酷な環境だと安全確保とか雪かきとか大変だし、しょうがないですね。夏場はもうちょっと入れる時間帯が長いそうです。

f:id:irukas980:20220120225232j:plain

夕日は飲泉所のある場所から眺めました。ここからでも綺麗だけど、お風呂に浸かりながらこれ見られたら最高だろうなー!

f:id:irukas980:20220120225247j:plain

未練たらしくそんなことを考えてしまうほどの良い夕日でした。

高峰温泉:夕食

f:id:irukas980:20220120225759j:plain

夕食は、お食事処でいただきます。

f:id:irukas980:20220120225728j:plain

こちらの撮影はお昼ですが、夜の時間帯は幕が降ろされて各テーブルが区切られていました。

f:id:irukas980:20220120225303j:plain

前菜。信州サーモンは長野の定番ですね。

f:id:irukas980:20220120225315j:plain

味噌をかけて焼いたイワナ。香ばしい。

f:id:irukas980:20220120225327j:plain

お鍋と

f:id:irukas980:20220120225345j:plain

茶わん蒸し。

f:id:irukas980:20220120225400j:plain

天ぷらと、しっかりした量がありました。どれもちゃんと手作り感があって美味しかったです。

高峰温泉:朝食

朝食も同じところで。

f:id:irukas980:20220120225654j:plain

定番の旅館朝食って感じで良いですね!

高峰温泉スノーシューツアー

高峰温泉では、宿泊者を対象にスノーシューとストックとブーツの無料レンタルに、保険料も込みでなんと一人800円という、お値打ちスノーシューツアーを催してくれています。ただしブーツレンタルするには新品の靴下(500円)の購入が必須なので、そこだけ注意ですね。

希望者は前日夕食の時に予約をする形。スノーシュー初体験でしたが、もちろん参加です。

ちなみに、服はレンタルしていないので自分で防水の上下服は用意しておく必要があります。スキーウェアがあればベストですが、厚手の服にレインウェアでもなんとかなるかな。

f:id:irukas980:20220120230816j:plain

スノーシューってハードル高そうに思っていたんですが、全然歩きやすいです。慣れればほぼストレスなく歩き回れます。

f:id:irukas980:20220120230840j:plain

こんな感じで雪山行軍!

f:id:irukas980:20220120230907j:plain

近くの高峰山の山頂まで片道1時間ちょっとのプチツアーです。天気が良ければ絶景だったそうだけど今回は残念。

f:id:irukas980:20220120230937j:plain

樹氷がとても綺麗でした。

スノーシューは下りがめっちゃ楽しい。新雪のフカフカの場所を遠慮なくズカズカと歩いて行けるんですが、これがなんともストレス解消でした。コケることもないし、これはまたやりたい!

スノーシューの楽しさにも目覚めた

けど雪山は、ツアーじゃないとまだちょっと怖いかな

f:id:irukas980:20220120230431j:plain

宿まで戻ってきたらすでにお昼。お昼ご飯も、ツアー参加の場合前日に予約しておくと用意してくれます!

お蕎麦をいただきました。

f:id:irukas980:20220120225035j:plain

ご飯を食べたらその後はまた温泉三昧!チェックアウト後も自由にお風呂に入らせてくれるのはありがたいです。

f:id:irukas980:20220120225840j:plain

ひとしきり温泉を堪能して、コーヒーをいただいてくつろぐ。

f:id:irukas980:20220120230356j:plain

ヒマワリの種がストックされている野鳥の餌付け場所が目の前にあって

f:id:irukas980:20220120230732j:plain

ひっきりなしにやってくる野鳥を眺めながら。ここがお気に入りの場所でした。

なお、公共交通機関で来た場合、スノーシューツアーに参加すると帰りのバスは4時過ぎまでありません。アサマ2000の送迎バスの時刻もほぼ同じのため、12時頃に宿に戻ってから3時過ぎまでずっと温泉に入ってました。

そこまでは温泉入ってられない!とかだとちょっと時間持て余すかもですね。

f:id:irukas980:20220120230023j:plain

雪上車でスキー場まで送ってもらい、スキー場から送迎バスで軽井沢へ。すっかり夜でした。

軽井沢プリンスショッピングプラザ

駅の目の前に軽井沢プリンスショッピングプラザ(アウトレットモール)があるので、お買い物ができます。

f:id:irukas980:20220120230059j:plain

イルミネーションもきれいでした。初めて行きましたけどめっちゃ敷地広いんですね。

ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ軽井沢

夜ご飯ですが、プリンスショッピングプラザで食べても良かったんですが、以前行ったことのある新潟越後湯沢・岩原スキー場にあるピザの名店が軽井沢にもあるということで、そちらに行ってみることに。

f:id:irukas980:20220120230114j:plain

駅からはタクシーで2,000円ぐらいかかった。ちょっと遠かったか。

f:id:irukas980:20220120230254j:plain

中のレイアウトは本店にそっくりですね。

f:id:irukas980:20220120230144j:plain

ピザ窯の目の前の席で、ピザを焼くとこを見られました。

f:id:irukas980:20220120230208j:plain

マルゲリータ

f:id:irukas980:20220120230156j:plain

ビスマルク

ビスマルクは半熟卵と生ハムのピザ。これが本店で食べて感動したので改めてこちらでもいただきました。とても美味しかったけど、本店の方がもっと美味しかったかな?

岩原スキー場にある本店を訪れた際の記事

f:id:irukas980:20220120230223j:plain

デザートと

f:id:irukas980:20220120230234j:plain

珈琲をいただいて、満足です。

高峰温泉は噂通りの温泉好きにはたまらない良宿でした。また行きたいな。

露天風呂もいいけど、内湯もいいんだよね

お部屋も快適だし、スノーシューツアーもあるしで宿泊を満喫できたよ

他にも泊まった、秘湯を守る会所属の宿。