こんにちは、しろいるかです
2021年11月、久しぶりに草津温泉へ行ってきました。一泊二日で一人1万円ちょっとの格安旅です。
- 旅の全行程
- 草津バスターミナル
- 湯畑
- 草津たまごファーム
- 温泉まんじゅう
- ホテルニュー紅葉
- YAMAIRO
- 湯畑ライトアップ
- 熱乃湯(温泉らくご)
- 西の河原公園ライトアップ
- 夜のホテルニュー紅葉
- 西の河原露天風呂
- ラッキーベーグル
- グランデフューメ草津(ジェラート食べ放題)
- 山本館の日帰り入浴(白旗源泉)
旅の全行程
【一日目】
草津温泉街散策~YAMAIROで夕食~湯畑・西の河原公園ライトアップ
宿泊:ホテルニュー紅葉
【二日目】
西の河原露天風呂~ラッキーベーグルで朝食~グランデフューメ草津でジェラート~山本館で日帰り入浴
草津バスターミナル
その歴史は長く、古くは奈良時代に開湯されたと伝えられ、その後も源頼朝が訪れたという逸話があったり、江戸時代の温泉番付でトップに位置付けられたり。
その後も草津温泉の人気は衰えることなく、現代に至るまで日本のトップクラスの温泉地の座を維持し続けていると思います。草津温泉ほどの温泉街はそうそうないレベルで発達していて街歩きが楽しいですし、肝心の温泉も湯量、泉質ともに抜群に良く、さらに宿も小規模な高級旅館から大規模旅館、ペンションまで幅広くあるという隙のなさ。
ただ関東圏からのアクセスは実は意外と良くなく、公共交通機関の場合、最寄りの新幹線駅は高崎か軽井沢でそこから1時間以上はかかり、車の場合も最寄りのICから50Km以上離れているためどれだけ最短で動いても3~4時間はかかってしまいます。
オススメなのが高速バス。新宿から草津温泉を繋ぐ高速バスが毎日出ており、料金も片道3,000円とお手軽です。今回は高速バスに乗って草津温泉へ行きました。
ちなみにバスだと帰りは混むので注意
バスターミナルもしっかり整備されています。
バスターミナル自体はかなり古いのですが、最上階が草津市立の図書館になっていて、バスまで時間を潰せるのもよいですね。
湯畑
バスターミナルから草津温泉の中心地、湯畑までは歩いて5分ほどと近いです!
湯畑の端には温泉薬師(光泉寺)があって、手始めにこちらでお参りをします。
階段を登ると立派な本堂がありました。
階段を登ったところから。奥にあるのが湯畑広場ですね。
湯畑とは、源泉を木組みの水路に流して、そこで育つ湯ノ花を採取するための設備だそうです。ここを中心に周りにお店が密集している感じ。
もうもうと湯けむりが建つ中、とても賑わっていました。
とりあえずお店を見ながらぐるっと一周するのが良いですね。
規則正しく並べられた水路。
草津温泉は標高が結構高く、1,200mもあるため結構寒いです。11月上旬ですが紅葉の最盛期でした。
この水路で年に1回、湯畑採取が行われるらしい。
一般人でも湯ノ花採取のイベントに参加(抽選)もできるんだって!
天気にも恵まれ、澄んだ空気の中散策ができました。
草津たまごファーム
湯畑の周りにあったお店。最近観光地に行くと必ず〇〇プリンってありますよね。ここにもあった~!という感じで、お店も半ば様式美のような佇まい。
プリン…ではなくたまごソフトをいただきました。キャラメルソースがあいますね!
この観光地プリンブームはまだまだ続きそう
温泉まんじゅう
温泉まんじゅう屋さんも至る所にありますが、こちらも湯畑周りのお店を2件食べ比べ。
本家ちちや、と
山びこ温泉まんじゅう。こちらはなんと揚げた温泉まんじゅうです。
どちらも美味しかったけど、この揚げ温泉まんじゅうがイケる!
ホテルニュー紅葉
さて、今回は格安旅ということでほぼ草津最安値のこちらのお宿、ホテルニュー紅葉に泊まります。
2021年8月末をもって大量閉店してしまった、おおるりグループの残り数少ないホテルの一つ。素泊まりで4,000円という相変わらず破格のお値段です。
今は亡き奥日光のおおるり山荘に泊まった記録
注意点としてはバスタオルが有料なのと、チェックアウトが9時半なところぐらいかな。あと、湯畑からは歩いて10分ちょっと、途中急坂を登ることになるのでアクセスはちょっと悪いかも。
なんだか建物が平べったい気がしなくもないですが、近づいてみると普通で、目の錯覚でした笑
ロビーはとても綺麗。もちろん薄暗さとか、カビくささみたいなのもないので大丈夫。
建物内は良く言えば質実剛健。飾り気はないですが、このお値段で泊まらせてくれるだけでなんの文句もないです。
お部屋も綺麗でした。
出典:ホテルニュー紅葉
大浴場ももちろんあって、万代鉱源泉をかけ流し。万代鉱源泉は無色透明、無味無臭なお湯です。
露天風呂がちょっと一息ついて座れるような場所があればなお良しですが、気持ちよく入れます。
やっぱり温泉はいいわー
YAMAIRO
さて、素泊まりプランにしていたので夕食は温泉街でいただきます。
YAMAIRO(岳彩)というお店へ。朝食が有名らしいのですが、夕食も予約すればいただくことができました。
こじんまりとした店内で、最大5組ぐらいいけそうな広さです。
夜のメニューがネットからでは部分的にしか得られなかったので、参考になるかと思いメニューの写真を。
生ハムサラダをいただきましたが、新鮮な野菜で美味しかった。
舞茸ガーリックピザ。カリカリでこれもいける!
上州牛のビーフシチュー。パンと合います!
あと鶏のから揚げ。お酒にはこれですね。
お酒を一人1杯飲んで、これでお腹いっぱいになりました。
一人3,000円弱でお安く、おいしかったので素泊まりの場合の夜ご飯にオススメです!
小規模でザワザワしてないのも高評価
湯畑ライトアップ
夜ご飯後、湯畑方面を散策することに。
湯畑はどの季節でもライトアップしていて、日没から日付が変わるころまで賑やかな光景が見られます。
湯けむりがスモークのような効果を出してくれて、一層幻想的になるんですよね!
草津温泉は夜も活気があります。浴衣姿で散歩する人も多くて、とにかく歩いているだけで楽しいですね。
夜もお湯ドバドバです。
場末感のあるやきとり屋さん。1本からテイクアウトできるので湯畑周辺で食べ歩きするのもいいですね。焼いている匂いがたまらなく、ついさっきご飯食べたのに食べたくなりました。
熱乃湯(温泉らくご)
草津温泉の名物と言えば、湯もみ。湯畑の隣にあるこの施設(熱乃湯)では日中は湯もみショーが見られるんですが、毎日夜8時から、ここで温泉らくごが行われます。
折角なので行ってみることに。
ガラガラに見えますが、これは終わった後の写真。思ったより人がいました。一人1,000円でなんとなく雰囲気味わえるので、時間が合えば行ってみるのもいいかも。
西の河原公園ライトアップ
湯畑からは徒歩10分ほどと若干離れているものの、夜に温泉街へ行ったならぜひ行きたいのが西の河原公園のライトアップ。こちらも年中やってるみたいですが、10時頃までだそうなので時間には注意が必要です。
妖しいライトアップで迎えてくれます。読み方がにしのかわらじゃなくてさいのかわらなので、賽の河原とかけてるのかな?
お稲荷さんも夜見ると異界に通じているような、神秘さが際立つ感じ。
源泉が至る所から噴き出しており、確かにこれはまるで賽の河原のような荒涼とした光景が広がる場所です。
ライトアップがとにかく秀逸で、周期的に色が青や赤に変わるライトが源泉が湧き出す場所を照らしてくれるのがいい!
渾身の一枚!
ちょっと暗くて怖そうですが、観光客がいっぱいいるので安心です笑
ひとしきり写真を撮って楽しんだので帰ります。
夜のホテルニュー紅葉
無事帰宅。
西の河原露天風呂
西の河原公園には公衆浴場(露天風呂)があり、朝の6時からオープンしています。
折角なので一番風呂を目指して行ってみることに。
公園入口にある草津ホテルの庭の紅葉が綺麗すぎる。
夜のちょっと不気味な雰囲気とはうってかわって、すがすがしい公園です。
空気が気持ちいいー!
公園の一番奥にあるのが露天風呂です。男女別に洗い場はなし、露天風呂だけですがとても広く開放的なので一度は入ってみたい。
出典:西の河原露天風呂
めっちゃ広い。ちなみにこちらもホテルニュー紅葉と同じく、万代鉱源泉です。
帰り道、湯けむりに陽の光が差して偶然とれた写真。
早起きすると良いことがありますね!
ラッキーベーグル
さて、朝風呂もしてお腹が減ったので朝食を求めてこちらのベーグル屋さんへ。湯畑からは少し離れているものの、西の河原公園からは徒歩5分ほどの距離です。
仮店舗みたいで、湯畑の近くに本店舗ができたらそちらに引っ越し予定みたい。
この中からベーグルを選択して、挟む具を決めたらベーグルサンドを作ってもらえます。コーヒーやマフィンなんかもありました!
中もイートインスペースがありましたが…。
折角なので西の河原公園のベンチでいただきます。サーモンとクリームチーズ、はちみつナッツとクリームチーズをいただきましたがどちらも美味しかったです。
素泊まりだったらここで朝食をいただくのも良いですね!
グランデフューメ草津(ジェラート食べ放題)
さて、宿もチェックアウトしてどこ行こうかと調べていたら、なんと500円でジェラート食べ放題のお店があるらしい!?
ということで、行ってみることに。湯畑から西の河原公園とは反対方向に歩いて10分ほどの距離にありました。
ジェラート屋さんというよりはラスクのお店です。そういえば箱根にもラスクがあるし、温泉街にはラスクも定番なのかな?
仕組みは、食べ放題用のカップを入口で買って、中でジェラートやラスクをセルフで食べ放題できるというもの。
しかしこれ、冷静に考えたらジェラート食べ放題といってもそんな食べられないよね、ということでテイクアウトにしました。テイクアウトの場合、大き目のカップに1回きりで盛ることができます。
ジェラートが出てくるマシンと、ラスクのトッピングができる場所が奥にあります。コーヒーも飲み放題みたい。
めっちゃ盛った。が正直多すぎた…。これ、なんなら二人でテイクアウトカップ1つで十分すぎる量です笑
節度を持つことが大事だね
テイクアウトの場合、近くに座れる場所がないのですが、ジェラート屋から歩いて数分の距離にある裏草津というスポットがオススメです。いい感じの座る場所がありました。
山本館の日帰り入浴(白旗源泉)
草津温泉は異なる性質の源泉がたくさんあり、ホテルニュー紅葉や西の河原露天風呂で入った万代鉱源泉もその一つ。万代鉱源泉は草津温泉の中で最も高温で湯量も豊富、無色透明だけど実は成分含有量もスゴイという優れた源泉なんですが、湯畑でみられたような硫黄の香りや白濁は無く、ちょっと物足りないのも事実です。
そして、こちらは白旗源泉。湯畑の間近にあるもっとも歴史ある源泉。
源泉所には緑がかった透明なお湯がたたえられていますが、空気に触れると白濁するみたい。
湯畑周辺の一部の老舗旅館だけ、この白旗源泉を使ったお湯に入ることができるんです。日帰り入浴をやっている旅館もあるので、今回はこちらの山本館の日帰り入浴で楽しむことにしました。
山本館は全館登録有形文化財の建物。
日帰り入浴は一人1,000円と少しお高めですが…
穴場なのか、人は全くいません。11時から日帰り入浴できましたが、1時間近く独占状態でした。
内湯だけですが、天井が高く解放感のあるつくり。(写真は男湯の方です)そして何より白旗源泉のお湯が素晴らしいです。熱めのかけ流しなんですが、意外にも肌触りが良く、何度も浸かっては休憩してを繰り返してトリップしてしまいそう。
温泉も大満足で草津温泉を後にしました。
草津温泉はさすが天下の名湯で、ほとんどの宿がかけ流しみたいだけど…
自分の好きな泉質の源泉を使ってるかを宿選定の基準にするのも楽しいね