こんにちは、しろいるかです
2024年1月、お正月に奈良旅行をしたときの記録です。
旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【一日目】
信貴生駒スカイライン~信貴山朝護孫子寺~
宿泊:信貴山玉蔵院 宿坊
【二日目】
天理教協会本部~石上神宮~彩華ラーメン本店~キトラ古墳~石舞台古墳~飛鳥寺
宿泊:オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井
【三日目】
大神神社
信貴生駒スカイライン
京都で年末年始を過ごし、石清水八幡宮で初詣をした後は続いて奈良県旅行へ。
信貴生駒スカイラインを通って信貴山に向かいます。途中、パノラマ展望台から大阪の街並みが眺められました。
これは…ちょっと曇りなのが残念だけど、ものすごい見晴らし。大阪湾まで見渡せます。夜景とかすごいだろうなぁ。
いくつか高いビルがありますが、左側の一番高いやつがあべのハルカスかな?
反対側に目をやると奈良盆地が。山々が美しいですね。
信貴山
今回初めて訪れる信貴山。そもそも何があるのかというのもあまりわかっておらず、信貴山縁起絵巻とか、松永久秀とか、そんな感じのイメージぐらい。
どうやら現代の信貴山は、朝護孫子寺というお寺を中心とした信仰の山になっているみたい。朝護孫子寺は聖徳太子ゆかりのお寺で、創建1400年以上という歴史あるお寺です。。
奈良のお寺はどれも古くてびっくりする
正月三が日ということもありそうだけど、めっちゃ観光地!!
早速名物よもぎだんごをいただく。
こちらの開運橋を渡って山の方へ。写真は振り返って撮ったものです。
昭和6年に建てられた鉄橋で、登録有形文化財なんだとか。もうすぐ100年にもなるんですね。鉄の橋ってそんなに持つんだ…!
思ったより深い渓谷のようになっています。左手奥に見えるのは信貴山観光ホテルですね。
最初、こっちが文化財の方かなと勘違いした橋。こっちも古そう。
なんと橋の途中にバンジーができる場所があるんです!
それぐらいの高さってことですね。
バンジーは怖いわ…
橋を渡った先にも茶店が。ここでもまんじゅうとか売ってます。
虎の顔がインパクトある虎まんじゅうを食べる。
少し歩くと鳥居と、山の上に本堂が見えました。
そういえばお寺なのに鳥居もあるんですね。なんだか不思議な感じ。
さっきの虎まんじゅうの謎が解けた。ここでは虎を縁起物として祀ってます。
なんでも、聖徳太子が毘沙門天のご利益を得た日が寅の年、寅の日、寅の刻だったことが由来だそうな。
巨大な寅の張り子が出迎えてくれました。
境内は複雑で迷路のよう。かなりの広さがあり、独特の雰囲気が感じられます。
参道に並ぶ石灯籠に混じって…
まさかの虎ポスト!
その先にも道は続いています。
この空中回廊が素敵。
さらに階段は続く。
途中にあるお寺、玉蔵院が本日泊まる宿坊です。信貴山には千手院、玉蔵院という二つの宿坊があるみたい。
もう少しお散歩。
山に沿って建てられているので、立体的な地形が歩いていて楽しいです。
ただスーツケースで来たんですが、これはつらい…。駐車場も橋を渡る前にしかなく、そこから頑張って持ってくるしかないです。荷物を減らして必要なものだけ持ってくる方がいいかもですね。
朝護孫子寺
信貴山の中はいろんなお寺が混ざっており、どこからが朝護孫子寺かわかりにくいですが、たぶんここだと思う。
もっとも大きく立派で、眺めのいい場所に建ってます。
お寺だと夜は閉まるイメージですが、信貴山のお寺はどこも夜でも空いていました。年末年始だから?ただお祭りのような感じではなく、境内には出店もありません。(地形的に出すスペースがないのもあるかも)
立派な本殿。毘沙門天様が祀られているみたい。
夜も来られるということは、夜景も見られるってことですね。
お寺なのに夜景スポットという珍しい組み合わせです。
日が暮れると灯篭に火が灯り、幻想的な雰囲気になりました。
夜にまたお散歩しよう。
玉蔵院 宿坊
さて、玉蔵院の宿坊に泊まります。
駐車場は特にないので、信貴山の観光駐車場に普通に停めて、荷物を持って階段の多い道を10分ほど歩くことになるため、荷物を軽くすること推奨です。
お寺の中でチェックイン。宿坊なので注意事項などがありますが、ここはあまり厳しくなく旅館とかとほとんど同じです。
お部屋は玉蔵院本堂の奥にある、富貴閣という建物。鉄筋コンクリートの大きくてしっかりした建物です。
こんな感じで眺めもよし。ただ夜景が見える側とは逆に建っているので、山しか見えません。
結構古そうな建物でしたが、内部はとても綺麗。ここはロビー的な場所ですね。唯一ここにテレビがあります。
三階にエレベーターで昇り、通路を通ってお部屋へ。
お部屋はシンプルですが広めの和室です。12畳ぐらいありそう。
冬なので炬燵もありました!これは嬉しいですね。
寝る前とかずっとここでぬくぬくしてた
お食事は大広間で。お膳で精進料理をいただきます。
精進料理といってもなかなか立派なメニューです。お鍋やお刺身に天ぷらもあるし、食材が野菜なだけですね。
大豆を使ってお肉に似せてあるような味わいのものもあり、普通にお腹いっぱいになりました。
品数多いですね。ちなみに希望すれば普通に会席料理も食べられるそうです。
お風呂はお部屋にないので大浴場へ。朝風呂はできないので夜入っておく必要があります。温泉ではないし内湯だけですが、清潔なお風呂でした。
夜の散策
折角信貴山に泊まったので夜の散策へ!
夜は石灯籠に火がともり、異世界感が増しますね。
人通りがかなりまばらなので、それも相まってどこかに迷い込んだ感が強いです。
この赤いのぼりがまた雰囲気出してる。
ところどころに点在する大きなお堂から漏れる強い光に誘われてふらふらと。
朝護孫子寺にも行ってみよう。
おぉ、このあたりはひときわ明るいです。
本堂の目の前まで行って夜景を楽しみました。
再び、今度は少し下山して橋の方へ行ってみることに。
この石畳の道と石灯籠…雰囲気ありすぎて最高です。
全く人がいないとちょっと怖いのだけど、ちらほら人がいたので夜の散歩も安心です。
なんだかその先に行ったら戻って来られそうなカラーコーン。
橋のあたりのお土産物屋さん街も静まり返っています。
はぁー、良い雰囲気…。
夜のお散歩が捗るのでさらに足を伸ばし、橋から見えていた信貴山観光ホテルの前まで行ってみる。立派なホテルですね。
さらにもうちょっと歩く。これは白虎らしい。白虎ってもうちょっとホワイトタイガー的な見た目だと思ってたら、なんだか体が細長いヤツだったんですね。
1時間以上も夜のお寺を練り歩き、戻ってきました。楽しい夜だった…。
信貴山に泊まったら夜散歩は欠かせないアクティビティだね
むしろこれがメインイベント?
朝のお勤めと朝食
玉蔵院では宿泊した人限定で、朝の護摩祈祷体験ができます。45分もの長時間にわたる祈祷ですが、パチパチと音を立てて護摩木がくべられ、暗い室内を照らす赤い火を眺める時間を過ごして心が整いました!
火を焚くとはいえ、冬場は結構寒いので厚着推奨です。
朝食も精進料理。と思ってたら…
めっちゃ鮭の切り身とか出てる笑
このあたり、こちらの宿坊はあまり厳しくなく、ライトな感じですね。
信貴山に泊まって
信貴山は日中も楽しい場所ですが、夜の独特の雰囲気は泊まらないと味わえないはず。朝の護摩も終え、朝食を食べてチェックアウトするころに参拝客が一気に増え、現世に戻った感覚を覚えます。お部屋も旅館のように快適なので初宿坊にも良さそう。
信貴山観光ホテルに泊まっても夜の信貴山歩きを楽しむツアーがあるそうなので、そっちに泊まるのもありかもですね。
少し山を登る必要がありますが、松永久秀の居城跡とかもあるそうで、ほんとは時間あればそっちも行ってみたかったです。
宿坊というよりは旅館のような快適さで良かった
信貴山の魅力は夜にあり!
ほかに宿坊に泊まった時の記録