こんにちは、しろいるかです
2021年2月、箱根熱海の2つのおこもり宿へ泊まりに行きました。二泊目は熱海の「ふたり木もれ陽」です。
- 旅の全行程
- ふたり木もれ陽とは
- 入口
- ロビー
- 部屋まで
- 部屋
- オールインクルーシブ
- プライベート露天風呂
- ディナー
- 夜の館内散歩
- 夜のお部屋
- 朝のお部屋
- 朝のプライベート露天
- ふたたびお部屋
- 朝食
- 感想
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
宿泊:箱根吟遊
【二日目】
宿泊:ふたり木もれ陽
【三日目】
熱海梅園~飯田商店(ラーメン)~ホテルニューグランド(アフタヌーンティー)~山下公園お散歩
ふたり木もれ陽とは
なんか若干こっ恥ずかしいネーミングなのはともかく、2016年にオープンした比較的新しめのお宿。
旅館予約サイトの一休では、強豪ひしめく伊豆・熱海・箱根エリアにおいても評価ランキングほぼトップに君臨するほどの評判で、いつか泊まるチャンスを狙っていました。
オールインクルーシブで全室源泉かけ流しの客室露天付き、さらには客室からは太平洋の水平線を望むことができるというとにかく全部盛りで贅沢なお宿です。
ちなみに熱海のホテルと銘打っているものの、立地的には少し南の網代温泉エリアのはずれに位置しており、最寄り駅も網代駅。熱海駅からだと車で30分ほどかかります。
網代駅からは送迎もしてくれるみたいだよ
入口
普通にたどり着いてホテルの全景を把握することは非常に困難なので、ホームページの写真を頼ります。
出典:ふたり木もれ陽 公式ホームページ
こんな感じで崖沿いに建っていて、下は国道が走っているのですが、国道からは全く見えない立地。
熱海から伊東に向かう国道の途中で山を登る道に折れ、急な坂をすこし登るとホテルの入口がありました。
ちなみに国道からホテルに至る道の角には、まるで目印のようにアレ系のホテルが建っていて、その裏手を進む感じになるのでちょっとテンションが下がってしまうのですが、たどり着くためには致し方なし。
入口からはすぐに駐車場になってるんですが、すでに景色抜群です。
ここはホテルの建物の屋上に該当する場所。急斜面ならではのつくりですね。
車を停めているとホテルマンの方がやってきて、建物の中に入るエレベータに案内してくれました。
こんなところから入っていくのか!
ロビー
すこし殺風景だった駐車場とこじんまりとしたホテル入口からは想像もつかないような豪華なシャンデリアに出迎えられながら、ロビーでウェルカムドリンクをいただきます。
白一色のインテリアにグリーンと、豪華シャンデリア。天井も高くて解放感があります。どことなくバブルっぽさを感じなくもない?
ウェルカムドリンクにスパークリングワインと、手作りっぽい一口タルトケーキをいただきました。すでに豪華な気分。期待が高まってきました。
タルトケーキも美味しい
ロビーでチェックインを終えると、お部屋まで案内してもらいます。館内着もここで好きなものを選んでいくのですが、浴衣ではなく男性は南国っぽい柄のシャツと女性は南国っぽいワンピースです。基本はお部屋におこもりの宿なので館内をウロウロしたりする感じではないのですが、雰囲気作りに一役買ってる気がします。
部屋まで
こちらのお宿は全室オーシャンビュー。お部屋は2階・3階部分がお部屋になっていて、それぞれ5室ずつの計10室です。
お部屋のランクは5つに分かれていて、上から順にお部屋の特徴は以下のとおり。
お部屋の作りや広さ自体はほぼ変わらず、どのランクのお部屋もオーシャンビューで、客室に源泉かけ流しの半露天がついています。
ただ、宿の立地的にジオスイートは国道や山が視界に入ってしまうようで、眺めににこだわるのであればそこだけ注意っぽい。
あとは設備面で、ラグジュアリースイートになるとお部屋にプライベート岩盤浴がつき、プレミアムスイートになるとさらに専用の露天風呂がつきます。
一番下のランクのジオスイートでもかなり良いお値段するので、今回は奮発してプレミアムスイートを選んじゃいました!
専用の露天風呂にとにかく惹かれた
内廊下はこんな感じ。
今回宿泊するプレミアムスイートは2階部分の一番奥に位置しています。この一番突き当りの扉は、非常口・・・ではなく、専用露天風呂に続いています。
専用露天風呂は敢えて客室に設けず、お部屋とは別枠であると聞いていて、都度部屋から出るの不便だな、なんて考えていましたが、それは杞憂だった。
そもそも客室露天は部屋の目の前だし、なんとこのプレミアムスイートのお部屋の手前がカーテンで仕切られていて、パブリックスペースから切り離されているので、専用露天ももはや部屋の一部のようです。これはすごいなー。
飛行機のクラス分けみたいな感じだ
部屋
お部屋に入ってまず視界に飛び込んでくるのは広い窓から見える一面の海!
100㎡ぐらいあるお部屋みたいですが、ワンルームになっていてめっちゃ広く感じる!
お部屋は窓際の方が小上がりのフローリングになってます。
そこにリゾートでよく見かけるデイベッドとテーブルが置いてあって、ここがなかなか良い感じ。お宿側は「インガーデン」と呼ぶスペースらしいです。
インガーデン部分から手前を撮ってみる。
ベッドはハリウッドタイプ。
なんかラグジュアリー感を放つソファとテーブル。
ソファの後ろにはマッサージ機がなんと二台も!これは取り合いにならずに済みますね。
おしゃれオブジェも完備。
オーシャンビューの宿は、お天気が良い日だと景色がほんと素晴らしい。
テラスは張り出したような作りになってて、広くはないですが思わず出てみたくなる。
お宿の紹介写真でよく見る感じのアングル。ここのベンチには意外に座ることはなかったです。
一面オーシャンビューで、遠くには初島も見えますね!いい景色だ・・・。
お部屋のお風呂は源泉かけ流し。窓を開ければ半露天になるつくりです。
浴槽もかなり広くて、お湯はうす黄土色の濁り湯。匂いはほとんどなく、ほんのり甘い香りがするような。金気臭タイプじゃないやつですね。網代温泉にはこの特徴のお湯のお宿が結構あるみたい。
リゾートホテル感バリバリの内装なのに、ここにきて突如浴槽も変色するほどのガチの温泉があるのがなんだかミスマッチで、でも最高です。
さらにさらに、かけ流しなのに手元のパネルで浴槽全体の温度調節ができました。これ地味にありがたくて、ぬる湯にして長湯するもよし、寝起きにカーッと熱いお湯に入るも自由自在です。
洗面台は2個!こちらも広くて良いですね!アメニティはフランスのスパブランド、テマエというブランドのものが置かれていました。
うーん広々。
さらに。バスルームに隣接する形でプライベート岩盤浴があります!
これがまた、最高に良い。ウトウトして危うく寝るとこでした。アラーム必須です。岩盤浴用の服も用意されています。
岩盤浴の後、ぬる湯のお風呂に浸かって・・・。まさに癒しの極致です。
客室岩盤浴は初体験だった。
サウナ・水風呂付客室なんてのも世の中にはあったりするのかな
オールインクルーシブ
こちらのお宿は、アルコールや軽食のルームサービスが無料でついています。オールインクルーシブですね。
私たちはお酒はほとんど飲まないので、ノンアルコールワインを頼んだりしたんですが、アランミリアのものが用意されていたり、軽食メニューも非常に豊富だったりとお酒好き以外も楽しめるラインナップです。
ついやってしまった全種盛り・・・。ブッフェと同じくやっちゃいけないと思うけどやってしまうやつです。軽食もオマケ的なものではなくかなりしっかり用意されていて、油断したら夕食が食べられなくなってしまいそう。
ちなみに到着日の23時半までで、翌朝は頼めないので注意!
プライベート露天風呂
さて、お次は専用の露天風呂。
専用露天棟と客室棟の間には非常階段があって、そこだけちょっと雰囲気が雑然としてるんですが、ほんの一瞬です。そこを抜ければこんな感じの・・・
急に温泉旅館のような感じの通路が広がります。
脱衣所とシャワーは1基。
この専用露天、最高に良いです!
客室の半露天と同じように温度調節もパネルで行えるし、同様に源泉かけ流し。さらにオーシャンビューで浴槽も広い。本当に隙がない。。
客室の冷蔵庫にあったハーゲンダッツを食べながら入りました。温泉に入りながら月見酒、みたいなのはたまに聞きますがハーゲンダッツは前代未聞かな…。
ぬる湯に温度調整して、ずーっと入ってられるのが最高
景色も抜群だし、これは下手にお部屋の中に造らず、別に広いスペースをとって専用露天って形にしたのも納得!
ディナー
お風呂に入って、ルームサービスを食べて、岩盤浴に入って・・・。いろいろしていたら夜ご飯の時間になりました。
ディナーはフレンチで、1階のレストランでいただきます。
ちなみにこちらのレストランでもドリンクはオールインクルーシブ。高いワインリストとかもあるっぽいですが、私たちは気にせずカクテルです笑
一品目はアブラカマスを使ったマリネみたいなやつだったかな。上に大量に乗ってるのはキャビア。贅沢だー。
お次は浜名湖の大ハマグリと春野菜。ジュレがかかってて、さっぱりいけます。
またカクテルを頼んだ。
続いては黒アワビとホワイトアスパラガスのソテー。
お魚のメインはアンコウのロースト。一皿一皿見た目も味も良いですね。
お肉は伊豆牛のサーロインステーキ。柔らかで美味しい。
途中で、誕生日のお祝いが!前日のお宿でも祝ってもらったのですが、ありがたく何度も祝われます笑
デザートはみかんとゆずミルク、三島のイチゴを使ったケーキの二種。前者は写真撮り忘れた・・・。
お料理も非常においしく、レベルが高かったです。
地元の食材をたくさん使ってるのも良い
旅行感が出るよね
夜の館内散歩
ほとんど共用スペースはないけど、ラウンジっぽい場所をちょっとだけお散歩。
夜なのでお外は全然見えません。
ラウンジには本とかが置いてました。コーヒーとかもあったけどお部屋でみんな飲んじゃうからここでゆっくりすることはあまりないのかも。なんだかちょっと勿体ない。
夜のお部屋
お部屋に帰るとターンダウンされていて、さらにオーディオプレイヤーでBGMが流されていました。誕生日のサービスだと思うのですが、これはちょっと感動。ぜひ誕生日に泊まってみてほしいです。
ハッピバースデートゥーユー♪
さらに、一口チーズケーキとハーブティのお夜食まであった。いたれりつくせり。
よるのテラスはちょっと怖い。
朝のお部屋
ふと目覚めたら、空が白み始めていました。
東の空がほんのり赤くなってきています。
幻想的な雰囲気。
日の出だ・・・。
太陽の道ができてる。
お部屋で朝風呂しながら朝日を眺めます。あー、めっちゃいい。。
朝のプライベート露天
露天の方にも行ってみます。
だいぶ太陽は登ってあたりは明るくなりました。鳥の声がめっちゃ聞こえます。
朝日が露天風呂にも反射して、インフィニティ感ある。
あまりにきれいすぎて、しばらくお風呂で放心していました。
ふたたびお部屋
お部屋に戻ると、お部屋からの光景も最高に良い。
朝日が見える部屋っていいですね。
この椅子はこんな感じで映えに使うのかー。
朝食
朝ごはんはお部屋でいただきます。
和食・洋食から選べるというので、それぞれ頼んでシェアすることに。
インガーデンのテーブルでいただきます。
洋食はシンプルな感じだけど、オニオングラタンスープがいい味してます。
和食の方が賑やかな感じかな。フレンチのレストランしかないので和食はイマイチかと思いきや、ぶり大根もしっかり作ってあって驚き。
感想
これまで泊まった宿の中で一二を争う素晴らしさでした。ファシリティ面は間違いなく最高で、特に部屋からの眺めと専用露天は唯一無二です。お料理もとても美味しく、とにかく非の打ちどころがない。旅行サイトで非常に高評価なのも納得!
専用露天がかなり良かったので、温泉好きだったらぜひプレミアムスイートを選びたいところ。そうでないならスタンダードスイートでも十分満足できそうです。
唯一の残念ポイントは宿への道ですが、それは立地的なものもあるのでさすがにしょうがないですね。とにかくまた行きたいと思えるお宿です!
あと、お宿の名前がちょっと気になる・・・
そこは趣味の問題だ
甲乙つけがたい、他にも泊まってよかったお宿の記事