こんにちは、しろいるかです
2017年4月に茨城へネモフィラを見にいった旅の記録です。
旅の全工程
ひたちなか海浜公園のネモフィラが話題になっていたころ。時期もちょうどよく、一度も行ったことのない茨城に行くことにしました。
宿泊はひたちなか海浜公園からはちょっと離れているけど、福島の猪苗代湖の近くにある、客室露天の評判が非常に良いという静楓亭にしました。
【一日目】
偕楽園
宿泊:静楓亭
偕楽園
東京から水戸までは電車で。東京駅から特急に乗って1時間ちょっとで到着です。水戸駅周辺で車を借りて茨城の一大観光名所で日本三名園のひとつ、偕楽園へ向かいます。
偕楽園は1842年に水戸藩九代藩主の徳川斉昭によってつくられたという庭園。
偕楽園の入口付近には広い千波湖があります。湖の周りも公園になっていて市民の憩いの場といった感じ。天気が良いのも相まってとても気持ち良いです。このあたりは本来の偕楽園ではないようですが、拡張部という形で偕楽園の中に組み込まれているみたい。
湖の周りは一周3km、皇居みたいにランニングしてる人がたくさん。
天気の良い日はこんなところでピクニックしたいね
偕楽園といえば梅園なのですが、4月末の時点では残念ながら季節が合わず。かわりに随所でつつじが赤く色づいていました。
真っ赤!鮮やかな色です。
目に優しい紫も。色とりどりでキレイです。
木々の間から木漏れ日が差し込む気持ちの良い道もあったり、偕楽園は広い!そして、エリアによって表情がまったく違うのが飽きさせない。
なんだか門がある?
この奥には好文亭という建物があります。庭園によくある茶室ではなく木造3階建で、大正天皇も宿泊したことがあるほどの立派な建物。戦争で焼失しましたが、1955年に復元されたそうです。
茅葺の屋根がなんとも素朴な雰囲気を感じさせます。
中に入ることも出来ます。吹き抜ける風がとても気持ちいい!
3階部分にまでのぼることができて、庭園が見渡せます!入館料は200円かかるけど、偕楽園に行くなら是非行っておきたい。
夏場は風通しが良くて特に気持ちよさそう。
偕楽園レストハウス
庭園をゆっくり見ていたら昼も過ぎ、お腹が減ってきたので偕楽園の入口あたりにある偕楽園レストハウスへ。古き良き団体客もOKなレストラン併設のお土産物屋って感じの佇まいです。外観写真は撮ってなかった。
さて、ここで学んだ知識を披露。日本で初めてラーメンを食べた人って、なんと水戸黄門(徳川光圀)なのです!
(最近の文献によればもう少し古い時代にも食べた人はいるらしいですが…。)
そして、水戸黄門の食べたラーメンを再現したのが水戸藩らーめんと呼ばれるご当地ラーメンです。
蓮根を練りこんだ麺を使うなど、いくつかの共通点があります。クコの実が乗っているところもそうなのかな。県内のいくつかの店舗でいただくことが出来ますが、手っ取り早く食べるならここでも食べられます。味はまぁ、普通の醤油ラーメンかな…?
梅を練りこんだ梅うどん。薬味に納豆がついているところも水戸っぽい。
定食とかもあってメニューは豊富だった
なんとなく水戸名物っぽいものを手軽に味わって、宿に向かいます!
宿泊:「静楓亭」
水戸から宿までは車で2時間ちょっと。なんでそんな遠くに!?という感じの場所なのですが、静楓亭(せいふうてい)に泊まりたい!というのも今回の旅の目的のひとつだったのです。
さて、そんな宿に泊まること自体が目的となるほどの静楓亭は、
- 客室は全11室だけ
- 全ての客室は30坪というゆとりある広さ
- 全室客室露天付き
- 源泉かけ流し
- 朝夕ともに部屋食
という、完全におこもり系の宿。中でも客室露天の広さはとにかく凄く、大浴場かと思うほど。宿の評判も非常に良いです。このころはあまり写真を撮っていなかったので、お宿のホームページの写真やgoogleストリートビューの写真も交えながら振り返ります!
宿の入口。田舎道を進んできたところで現れる急に立派な施設の駐車場って感じです。
出典:静楓亭ホームページ
玄関はこんな感じ。客室で過ごすのがメインだからか、ロビーなどの共用部は主張しない感じでした。というか、そもそもこの宿は客室露天に全振りしているからか、大浴場すらないのです!
お部屋は平屋づくりですが、共用部と廊下で繋がっています。間取りも全てこの形みたい。この間取り図を見ると、客室露天の広さが異常なことがわかります笑
和室の写真。襖の向こうは寝室で、奥に客室露天があります。床の間のところに1台、高級電動マッサージチェアがおいてあるのですがこれがまた良かった。お風呂上りにマッサージするとたまらないです。
宿のコンセプトにバリアフリーもあるようで、おこもり系の宿としてではなく、おじいちゃん、おばあちゃん世代との旅行なんかにもピッタリなのかも。
写真だとちょっと伝わりにくいところはありますが…。驚きの広さの客室露天。手入れされたお庭と錦鯉が泳ぐ池を眺めながら入ることが出来ます。
お湯も源泉かけ流しで、やや金気臭のする緑色の濁り湯。温度管理も抜群によく、さらにこの浴槽の内部に段差があり、ぬる湯とあつ湯にうまく分かれるようになっています。これは永遠に入っていられそう。部屋の横に大浴場があり、それを常に貸切している気分です。
ご飯は写真を撮っていないのですが、朝夕ともにお部屋食。
特筆するような名物料理があるわけではないのですが、純粋に質の良い美味しい会席料理をいただけます。
お値段は時期によるけど平日なら2名1室で4万円ちょっと。
宿自体は洗練されたデザインとかお洒落感とは少し違った、あえて例えるなら高級な保養所とか質実剛健とかそういう雰囲気なので、求めるもの次第だけど客室露天を重視するなら間違いなく満足できるお宿だと思います!
ここで数日間おこもりしたら現実に帰ってこられなくなりそう
高級旅館に連泊してのんびりするのは夢だね
翌日は再び茨城方面に向かい、満開のネモフィラを見に行きます!