しろいるか旅行記

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2021年6月 箱根「萬岳楼(ばんがくろう)」泊 濁り湯の客室露天!湯治宿の雰囲気を残すお宿の宿泊記

こんにちは、しろいるかです
2021年6月、癒しを求め箱根の温泉旅館に行きました。

旅の全行程

あまりどこも行かず温泉宿でゆっくり、一泊二日の旅。

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
田むら銀カツ亭(御殿場アウトレット店)
宿泊:萬岳楼

【二日目】
ポーラ美術館~リバーサイドキッチン&バー(ホテルインディゴ箱根強羅)

田むら銀カツ亭(御殿場アウトレット店)

高速バスで御殿場へ。御殿場アウトレットで少しお買い物をしつつ、田むら銀カツ亭でランチ。ほんとうはさわやかハンバーグを食べたかったんですが、10時にアウトレットについてそこから整理券を貰いに行くと3時頃の案内と言われて断念。開幕ダッシュしないととても食べられない人気度でした。

ディズニーを超えた待ち時間

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田むら銀カツ亭は箱根強羅に本店があるお店。豆腐の間にひき肉が入った銀カツで有名です。お手頃価格でローカルフードが食べられるのはいいですね!

ちなみに、本店で食べるともっと美味しい。

萬岳楼:外観

本日宿泊予定のお宿は箱根の仙石原と強羅の間のあたりにある温泉宿。

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やや強羅よりですが、それでも仙石原と強羅を隔てる森の中にあるため、周りには何もありません。ただ萬岳楼前というバス停があるので、バス利用でも問題なく行けます。

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周りは森に囲まれていて、道路からも一歩奥まった場所にあるためとても落ち着いた環境です。

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今は改装され全室客室露天付きのおこもり宿のような形になっていますが、もとは湯治宿のような位置づけだったようで、秘湯にある一軒宿というか、秘湯を守る会の宿に加盟してそうな宿の雰囲気です。箱根では珍しいタイプかも。

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この赤じゅうたんが歴史を感じさせますね。

萬岳楼:部屋(こだま)

お部屋はわずか9室。1部屋だけ客室露天なしですが、室外に専用風呂があるようなので実質全室露天風呂付です。逆に大浴場は無く、貸し切り風呂は以前はあったようですが今はこのご時世からか営業しておらずでした。

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私たちは「こだま」の部屋に泊まりました。ランク的には下から2番目のお部屋ですがそれでも和室2室+客室露天付きでそこそこ広いです。

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マッサージチェアもあった。

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お風呂は一人でギリギリサイズですが、ウッドデッキが広くて解放感があります。

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お湯は大涌谷の白濁湯!

他にも大涌谷のかけ流しを使っている宿に何軒か泊まりましたが、ここの湯使いが一番濃く、贅沢に使われている気がします。

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内湯は温泉の影響からか、少々年季の入った見た目になっているものの、入ってみると気にならずむしろ落ち着く感じ。湯舟も広いし、滞在中はずっとこっちに入っていました。

大涌谷の温泉は造成温泉というけど、ここの温泉は普通の硫黄泉と比べてむしろ良質かも

かきまぜたら超濃厚になるね

萬岳楼:夕食

朝、夜ともにお部屋食です。完全におこもりできますね。

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夕食は創作懐石だそうで、独特の組み合わせのものが多かったです。

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まずはシンプルな先付。茄子の焼浸しともろこし豆腐で、良い感じのお味です。

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続いて新ジャガイモのすり流し。アクセントのトマトもあり美味しくいただけました。

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ここでいきなり登場するお酒に逢う品々。お酒好きにはいいのかな?串カツやポテトチップまで出てくるのは何だかシュールですが、確かにお酒には合うかもしれない。

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続いてお刺身。

ここにきて普通の会席料理に戻ります笑

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そしていきなりまた別路線へ!岩手牛のステーキです。

付け合わせになぜかトーストがついており、これも創作?なのか…

ステーキ自体は美味しく、炭火の香りが移ったソースも相性が良かったです。

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美味しいのだけど、トーストがほんとうに謎だった笑

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最後にご飯一式。さわらとグリンピースの炊き込みご飯に赤だし。さらにおかずとして揚げ豆腐の鶏そぼろ餡掛けがついてきてお腹いっぱいになりました。

デザートは撮り忘れてしまった。

萬岳楼:朝食

夕食からうってかわって、朝食はシンプルな感じ。

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旅館の定番料理が並びます。いかなっとうはレアかも。

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最後にヨーグルト。美味しくいただけました。

感想

箱根の客室露天付きのお宿にしてはお安く、一番安いお部屋でオフシーズンなら2万ちょっとで泊まれます。

このお値段でお部屋食、良質の白濁湯の客室露天が楽しめる一方、共用部はあまり充実しておらず、サービスも最小限の形なので、肩ひじ張らずのんびりお部屋にこもって温泉を楽しむのにピッタリの宿だと思いました。

設備的にはちょっとくたびれているものの、このあたりも秘湯を守る会のお宿が好きだとかえってプラスポイントかも。箱根でこういう宿も楽しめるんですね!

泉質重視派なら大満足するはず

ポーラ美術館

萬岳楼はポーラ美術館に近く、車で5分ほどの距離。ついでに寄ってみました。

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箱根と言えば美術館ですが、ここと彫刻の森美術館が規模的にも二大巨頭かな。

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館内は美術館らしいおしゃれな雰囲気。ギフトショップやレストランも充実しています。毎回企画展をやっており、今回はレオナール・フジタの展示でした。

館内は広く、ある程度じっくり作品を見て回ると2時間は欲しいところです。

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館内は写真撮れないので外にある彫刻でも。後ろから見るときっとビックリする彫刻です。

RIVERSIDE KITCHEN&BAR(ホテルインディゴ箱根強羅)

芸術鑑賞してお腹がへったのでお昼ご飯へ。

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2020年1月にオープンしたホテルインディゴ箱根内のレストランでいただきます。

インターコンチネンタルグループが経営するホテルらしい。

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インバウンドをかなり強く意識して作ったんだろうな、という館内。洗練されています。

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メインレストラン、リバーサイドは開放的なバーカウンターが中心に鎮座しています。天井は寄木細工がちりばめられており、ローカル感も意識したいい雰囲気。

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奥の方に行くとテーブル席もたくさん。

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座った場所は、キッチンのグリル機から炎があがっている姿も見え、オープンキッチンのような臨場感あふれる席でした。

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こちらのレストランのウリはグリル料理。ランチコースもありましたが、ハンバーガーセットをやっており、そちらをいただくことにしました。

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このチーズあふれる肉厚のハンバーガー!なかなかに美味しかったです。

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ハンバーガーセットにはデザートにメロンパフェもついてきます。これがめっちゃ映える…。

お昼なら3,000円でおつりがくるお値段で色々メニューもあるし、まだそれほど認知度が高くないのか混雑もしておらず、おすすめの場所でした。

のんびりと温泉に入る良い旅だった。

やっぱり箱根の安定感はすごい