こんにちは、しろいるかです
今回は2020年2月に行った北海道(帯広周辺)旅行を振り返ります。今回は北海道なのに1泊2日の弾丸旅でした。
旅の全工程
どこかにマイルでどこかに行こうと思い立ち、チャレンジしました。
どこかにマイルの詳細や過去にどこかにマイルで行った旅についてはこちら
4択で絞り込んだのは沖縄、鹿児島、熊本、帯広!
これは3/4で南の国だ、と思いきやまさかの北海道帯広に決定。
真冬の北海道ははじめてです。帯広周辺は十勝平野の広大な敷地に広がる、牧場やガーデンが主な観光名所だと思っていましたが、冬場は閉鎖しているところがほとんど。
そんな中、帯広から車で1時間ほどの距離にある然別湖(しかりべつこ)に、一年で最も寒い2月の一か月間だけ現れるという幻の村があると知り、そこに行ってみることにしました。なんでも、幻の村には全て氷でできたアイスバーや教会もあるんだそうな。まるで北欧ですね!
【一日目】
羽田空港~とかち帯広空港~帯広駅~然別湖
宿泊:然別湖畔温泉 ホテル風水
記事の都合上、帯広駅周辺を1記事目、然別湖を2記事目に分けて書きます。
予算(大人二人分)
宿泊費 約29,000円
- 然別湖畔温泉 ホテル風水(朝夕付き):約29,000円
交通費 3,000円
- 飛行機代:0円(どこかにマイル)
- バス代 :3,000円
その他経費 約10,000円(食事・土産等)
合計 約42,000円
然別湖へのアクセスと帯広周辺の移動手段
私たちは普段レンタカーを旅行の主な移動手段にしていますが、真冬の北海道は当然ながら路面凍結などしていそうで、雪道に慣れていないこともあり今回は避けることにしました。
その場合の代替手段としては、バスになります。北海道にももちろん電車はありますが、主要都市間をつなぐ路線が殆どであるため、残念ながら然別湖の最寄り駅はありません。
帯広周辺でバスに乗る場合、ビジットトカチパスがおすすめ。
一日もしくは二日間、帯広周辺で運行している北海道拓殖バスと十勝バスに乗り放題になります。空港から帯広駅までの路線に加え、帯広駅から十勝川温泉、糠平温泉などもカバーされています。もちろん、然別湖の路線もバッチリ。
お値段は一日券が1,500円、二日券が2,500円ですが、そもそも空港と帯広駅路線が片道1,000円、帯広駅から然別湖への路線が片道2,000円かかるため、パスを買わない手はありません。
さらに、然別湖のホテル風水に宿泊する場合、一人1,000円のキャッシュバックがあります。(期間限定みたい。)条件はバスでホテル風水に行って宿泊すること。バスでホテルの目の前に着くため、特に何かを提示することもなくフロントでバスでお越しになられましたね、ということで現金1,000円が戻ってきました。実質1,500円で空港から然別湖までの往復がカバーできるのは驚きの安さでした。
冬の北海道で車を運転するのは怖いから丁度良かった
冬場はやっぱり観光客も少なくなるから安くするのかな。地方バス路線は守っていかないとね…!
機内(羽田-とかち帯広空港)
羽田からの離陸前、富士山がクッキリ見えました。いい旅になりそう!
北海道に入ると、一面雪景色でした。暖冬と言われていますがしっかり降り積もっていますね。
とかち帯広空港-帯広駅
着いた!とかち帯広空港はこじんまりとした空港ですが、一日7便も羽田とを結ぶ便が就航しています。十分すぎるほど数がありますね。
空港を出ると気温は-10度!けど澄み渡るような快晴です。これが十勝晴れというやつでしょうか。気持ちいい~
日高山脈に雲が遮られ、冬でも晴れの日が多いんだって!
空港のバス乗り場の受付でビジットトカチパスを購入し、まずは帯広駅行きのバスに乗ります。
途中、幸福駅がありました。幸福駅とは旧国鉄の駅名です。その縁起の良い名前から駅名の入った切符が飛ぶように売れた観光地化したのだとか。
残念ながら幸福駅のある国鉄路線は廃止されてしまいましたが、今でも観光名所化して駅舎などが残されています。車だったらサッと寄って幸福行き切符を買うのも良さそうです。
ぱんちょう(豚丼)
帯広駅に着いたのが2時頃。2時50分に帯広駅から然別湖行きのバスが出るので、50分間で少し遅めのお昼ご飯をいただきます。
帯広の名物といえば、豚丼!
十勝産の豚肉を甘辛いタレに絡めて炭火で焼き、それをごはんに乗せたものです。
豚丼屋さんは帯広駅周辺にも数多くありますが、その中でもやはり食べておきたいのが豚丼発祥のお店と言われている「ぱんちょう」さん。
アクセスも非常によく、帯広駅のバスターミナルのある広場周辺の一角にあります。バスを降りて徒歩3分もかからないぐらいでしょうか。
ランチタイムなども特にないので、中途半端な時間帯でも全然大丈夫です。2時過ぎに入店したときは待ち時間もなく、スムーズに中に入れました。
店内はすべてテーブル席です。長テーブルなので、混んできたら相席をお願いされるかも。
豚丼湯飲み。つい撮ってしまった。
さて、ぱんちょうさんのメニューは潔く豚丼のみ。ただし、お肉の量に合わせて上から順番に華、梅、竹、松の4種類があり、梅がだいたいオススメの分量みたいです。松竹梅の順番が逆なのは、豚丼の味を作ったぱんちょうの昔の女将さんの名前が梅さんだったから、だそうです。
私たちもオススメに倣って梅を注文。また、お味噌汁は別注文でわかめ汁かなめこ汁を選びます。
到着~!どんぶりのフタから肉がはみ出している…!
開けてみると香ばしい炭火とタレの匂いがふんわり。
これ、めちゃくちゃ美味しい!程よく脂身のある豚肉の食感と、ご飯に程よく絡む絶妙なたれ、食欲をそそる炭火の香り…全てがマッチしています。
分量も一見多そうに見えますが、食べて行くとそんなこともなかったです。梅でちょうどいいかも。
豚丼って別にご飯に肉のっけただけでしょ、と甘く見てた。
これはウマい!近くにあったら通っちゃいそう。
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この後はバスに乗って然別湖へ移動しました。記事の都合上、ここから少し話は飛んで、翌日然湖から戻ってきたあとの話になります。
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六花亭 本店
帯広駅周辺にはもう一つ、観光地(?)があります。マルセイバターサンドで有名なあの六花亭の本店は札幌ではなく帯広なんですね。
六花亭の本店は立派なビルです。駅からも歩いて5分ちょっとで着くので徒歩観光客にも優しい立地。
広い店内にはマルセイバターサンドをはじめとして様々な商品が置いてありますが、ケーキなんかも売ってます。1つ200円台とお安いのに美味しそうです。冬場なら自宅まで持って帰っても大丈夫でしょうし、テイクアウトすればよかったとちょっと後悔。
その他、六花亭の人気商品がバラ売りされているのもオススメポイント。こんなものも作ってたのか!と初めて見るような商品も沢山ありました。
そして、2階には喫茶室があり、甘味はもちろん、ピザなんかもいただくことが出来ます。冬の平日の15時過ぎだと2組ほど待ったので、夏場の休日なんかは行列が凄そうですね…。
コーヒーは一度頼むとお替り自由なのが嬉しいです。
1階でテイクアウトした商品、こちらでもいただくことが出来ます。(ケーキは普通に2階でも頼めるみたいですが)箱に3時間以内にお召し上がりくださいと書かれていたのは…
サクサクパイです。食感を損なわないように、賞味期限3時間というわけですね。
ケーキ屋さんでたまにある、注文してからクリームを充填してくれるシュークリームのような感じです。名前通りサクサクしておいしいです。
続いて雪こんチーズです。ココア味?のクッキーにチーズクリームがサンドされているお菓子。こちらも2時間以内の賞味をおすすめされており、喫茶店で食べることにしました。クッキーはサックリ、ほろ苦い味が中のチーズと相性が抜群です。
ここからは喫茶店メニューです。本店限定のリコッタチーズのパンケーキ。
フワフワのパンケーキにリコッタチーズとメイプルシロップをかけて食べます。コーヒーと一緒にいくらでも食べられそうでした。
こちらも本店限定の帯広の森(冬)。
中にイチゴのコンポートが入っていて、外側がチーズとヨーグルトのようなクリームで覆われている料理です。冬以外だとどんな料理になるのかな~。
喫茶室では、美味しいスイーツとたっぷりのコーヒーで満足!
帯広に来たらいちどは行っておきたいところだね
帯広駅とその周辺
駅前にスケートリンクが!誰も滑っていなかったけど…。
アーケード街もあります。駅前には飲み屋なども多くあり、帯広駅周辺は思った以上に賑やかな場所でした。
駅前はライトアップされていてきれい!このあたりがバスターミナルです。
駅内は東館、西館に分かれており、東館には地元系のお土産や、2019年に放映されたNHKのドラマ「なつぞら」の展示がありました。
こちらのお土産はメジャーどころのものは置いていませんが、地元企業のものなどが揃っていてここにしかない感じです。時間があれば寄ってみると面白いかも。
幸福駅のミニチュアもある!笑
西館は商業施設的な雰囲気。帯広の有名店のお土産や、レストランが何軒か入っています。
ぶたはげ(豚丼)
さて、帯広駅を離れる際に豚丼の食べ納めとして、もう一つの帯広の豚丼の名店、ぶたはげへ行ってみました。駅構内の西館に入っているため、非常に行きやすい場所にあります。(ぱんちょうも駅でてすぐなので実はあまり距離に差はありませんが)
店構えはエキナカのレストランという感じなんですが、実はここが本店です。というのも、帯広駅の近くにあるはげ天という郷土料理や天ぷらのお店の豚丼が美味しいため、豚丼専門店としてブランド分けしたのがこちらのぶたはげなんですね。なるほど。
こちらのメニューもぱんちょうと同じく、肉の量でメニューが分かれています。
ぱっとの見た目はぱんちょうと同じですが、全然味のジャンルは違います!こちらは薄切りで脂多めのお肉を使っており、黒コショウを上に振りかけたパンチの利いた味付け。
私たちはぱんちょうの方がお肉もたれの味も好みでしたが、これは好みの差かもしれません。むしろ自分の好みの豚丼を食べるべく、複数個所で食べると豚丼の奥深さがわかるのかも…。
こんなホームページもあることですし。
お腹もいっぱいになったので空港行きバスに乗って帰ります。
帯広空港は手作り感あふれるイルミネーションがあってほっこりしました。
帯広駅周辺には他にもバウムクーヘンで有名な柳月の本店、スイートポテトで有名なクランベリーというお店など、気になるお店がいっぱいあったよ!
今度は帯広から近い、モール泉で有名だという十勝川温泉とかにも行ってみたいね。
次の記事で然別湖のホテルと、幻の村、しかりべつ湖コタンをまとめます。
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