こんにちは、しろいるかです
2022年2月、道東の知床・網走に行き流氷を見る旅をしました。
- 旅の全行程
- 網走駅
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:古の座フロア
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:客室(露天風呂付和洋室)
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:ラウンジ
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:夕食
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:お夜食
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:火焔の塔
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:大浴場
- 北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:朝食
- 博物館 網走監獄
- 網走湖のワカサギ釣り(コネクトリップ)
- 網走流氷観光砕氷船 おーろら号
※2023年8月追記 あばしり湖鶴雅リゾートの敷地内にIZUBA(イズバ)というヴィラエリアが新しくできるみたいです。
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
羽田空港~女満別空港~三代目千葉商店~知床五湖スノーシュー
宿泊:北こぶし 知床 ホテル&リゾート
【二日目】
流氷ウォーク~網走
宿泊:北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート
【三日目】
網走監獄~網走湖でワカサギ釣り~網走流氷観光砕氷船おーろら号
今回の旅のこれまでの記事
網走駅
知床から網走駅までは、知床エアポートライナーで一本。網走駅周辺はなかなか栄えていました。

左には謎の像があり、モヨロ人という昔の民族を模したものらしい。
オホーツク人とも言われ北方から流れてきた民族のようですが、網走地方で独自の文化を形成していたんだそうな。突如として姿を消し、今では貝塚などからその痕跡を見ることができる程度です。
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート
本日宿泊するのは北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート。北海道に広く展開するリゾートホテルグループ、鶴雅リゾートが経営するホテルの一つです。
もとは網走グランドホテルとして経営されていたものを鶴雅グループが買い取り2007年に開業したものだそうですね。グループの中でも比較的古い部類のホテルになりそうです。

網走駅からは送迎してもらい到着。外観撮り忘れた!
二階部分まで吹き抜けで外はガラス張りの開放的な空間です。

シマエナガ推しのホテルショップ。

アウトドアアイテムを扱うお店もあります。普通に品揃えがよくてびっくりします。現地で装備足りないなと思っても十分買い足せる感じ。
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:古の座フロア
こちらのホテルの構造としては、9階建ての旧網走グランドホテルの建物を客室棟としつつ、1階部分の奥にラウンジを増設、さらに古の座フロアというクラブフロア的ポジションの場所を新設して構成されています。
今回はこちらの古の座フロアのお部屋に泊まります。

2階部分から繋がってます。

扉をくぐると、雰囲気は一変。

入口で靴を脱いで進むスタイルで、部屋ごとの左のロッカーに靴を入れておきます。
特別感が出るのですが、一方でちょっと面倒だったかも笑

ぼーっとしていると足を踏み外しそうなジグザグ通路を通って先に進みます。たまに落ちる人がいるそうですので注意ですね。

ここが一番のおしゃれ空間か!
床暖房も入っているので寒くないです。
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:客室(露天風呂付和洋室)
古の座フロアのお部屋は1室だけある特別室を除いた残り10室はすべて同じランク・間取りのお部屋。

良いお部屋に入る瞬間ってワクワクします!

リビングと、奥にベッド。

窓側をみると、マッサージチェアもありました。

客室露天つきです。お外の景色はちょっと雪に阻まれていて若干見えづらいかも。

立ち上がったら網走湖がギリギリ見えました。
湯舟は二人でも入れる広さです。ちょっとだけ残念だったのは源泉かけ流しの湯とホームページに書いているものの、基本循環+お湯が減ったら継ぎ足しというタイプ。
ただまぁ、消毒はされていないのか、匂いは特になかったですし、露天風呂に長湯してから外のキリッとした空気で外気浴して…と北海道ならではの湯浴みを楽しめました!
サウナほどじゃないけど、ととのったわー

お部屋にはウェルカムドリンクのハーブティと一口チョコタルトが用意されてました。こういうの地味に嬉しいですよね。
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:ラウンジ

さて、お部屋でゆっくりしたのち、館内探検へ。
まずはラウンジへ行ってみます。

ラウンジは古の座フロア専用ではなく、宿泊者全員が利用できます。コーヒーサーバーとジュース類がありました。

ここは、ラウンジスペースが広いですね。尖ったデザインの椅子がコレクションされたエリア。

めっちゃ高そうなオーディオシステム。クラシック系のCDがかけられていて、不思議デザインの椅子に座ってしばらく鑑賞しました。臨場感がすごく良かったんですが、ラウンジ全体にうすーくBGM(いわゆる道の駅とかでよく流れてるようなJPOPオルゴール風のやつ)がかかってて、それと被ってしまうのがもったいない…。
こんないい音響があるので、BGMは無くしても良いのかなーとか思ってしまいました。

スパゲティーイス!
よくみたらロープみたいなのを固めて作ってる感じでした。もちろん座れて、もちろん座り心地は悪いです笑

ラウンジの中心には暖炉がありました。マントルピース(暖炉の上の排気口)の装飾がオシャレ。
暖炉には薪もくべられていてパチパチと爆ぜる音が良い感じです。なおさらBGMなくていいのに!とか思っちゃいましたが、夜はバーのような感じになってあんまり気にならなくなりました。
あと、ゴールデンカムイ全巻が置いてあったりするライブラリスペースもありました。ここは共用スペースでのんびりするのがいいのかもしれないですね。
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:夕食

夕食は、こちらの会場で。オホーツクバイキングと銘打たれたブッフェです。

バイキングは自分で具材を乗せるピザとか、鍋とかあって面白いんですが、前日の北こぶしのバイキングが良かったからかどうしても比較してしまってちょっと物足りないかも。
通常フロアに泊まっていたら、こんな感じかな?とそんなに気にならないかもですが、古の座フロアの方だとどうしても雰囲気とかでもギャップを感じてしまうかもしれません。宿泊者も多かったので人手不足だったのもあるのかな。
古の座フロアの中にフレンチスタイルのレストランがあり、そちらでご飯をいただけるプランもあるので、お値段はちょっと張りますがそちらを選択した方が満足感があるかもしれないですね!
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:お夜食

古の座フロアの特典として、夜にお夜食のラーメンとバーでのドリンク一杯いただけるとのことだったので、バイキングはひかえめにしました。

なんか高級ラーメン屋感のある麺処です。

網走湖でとれたしじみラーメン。ハーフサイズもあるので安心です。
おいしくいただけました!
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:火焔の塔
ラウンジの外に謎オブジェを発見。めっちゃ寒いですが、頑張って見に行きます。

三角錐のオブジェ。

夜はめっちゃ映えますね。

中を覗くと…

足湯だったー。面白いつくりですね!
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:大浴場

こちらの大浴場も、おそらく入口の部分は新たに作り直しているのか、広いスペースになっていました。
出典:北天の丘 網走湖 鶴雅リゾート
お風呂としては岩盤浴にサウナと水風呂も完備、露天も用意されていて十分満足できました。岩盤浴をじっくり楽しんだんですが、サウナとはまた違った良さがありますよね。サウナはどちらかというと水風呂や外気浴のために中で耐える感じですが、岩盤浴はそれ自体が気持ちいい感じです。
岩盤浴の良さもわかってきた
北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:朝食

朝食も前日と同じ場所で。

朝食は夜と比べると落ち着いていて良い感じ!

はじめてみた、牛乳の飲み比べ。一応三種類比べてみましたが、違いは分からず牛乳ソムリエへの道は遠そうです。
美味しい牛乳を置いているブッフェは外れがないですね!
ラウンジスペースが広くて、気持ちよく過ごせるホテルだった
客室露天はやっぱりいいね。北海道ならではの外気浴が気持ちよさも味わえた!
博物館 網走監獄
ホテルをチェックアウトして、網走観光へ。
網走の観光地と言えば網走監獄。駅からバスもでているんですが、他の観光地とのアクセスも決して良くはないので、大雪でなければ駅前でレンタカーを借りて巡った方が色々都合が良さそうです。

駐車場は無料!

学校の正門のような感じ。この先から有料エリアです。

警備員さんお疲れ様でーす、じゃなくて人形です。よくみたら帯刀もしてますね。
マスクしてるから最初人形と認識できませんでした笑

こちらの網走監獄は旧網走刑務所の建物を移築して作られたものなので建物自体のレイアウトは全然違うとは思うのですが、移築と聞かないと全然わからないです!

この立派な洋館は庁舎。最高責任者の執務室があったり、管理部門が主にここで仕事していたみたいです。

こちらは刑務所に努める職員の官舎。なんと昭和58年まで現役だったそうです。雪の降る中、なんともいえない侘しさがありますね。

こちらは刑務所ではなく、休泊所と呼ばれる開拓作業で刑務所まで戻れない際に泊まる場所。網走監獄は刑務所しての役目に加えて、厳しい北海道開拓を進めるという側面ももっていたようです。史料館のような場所もあり、そこで色々学べるようになっていました。

農具などがしまってある場所。網走監獄は当時の進んだアメリカの農業を取り入れ、先進的な農園刑務所としても有名だったんだとか。

いよいよ網走監獄の顔ともいえる、放射状の獄舎へ。

こちらから入ります。

中央に見張り所があり、そこから五方に伸びる舎房。独特の形状ですね。

舎房の先が見えないぐらい続いています。どこか美しく、これが監獄と言われてもそう見えないですね。

しかし造りはまさに監獄で、両側には狭い独房が並んでいます。一部の部屋には入ることもできて、その狭さを体感できます。

5か所とも基本的なつくりは一緒ですが、微妙に違うところがあるので見比べてみると面白いかも。

うち1か所には脱獄してる人が笑
実際に脱獄もあったそうで、その手口や脱獄犯が収監されていた部屋も残されています。

建物はかわって、浴場もありました。

中は窓がなく真っ暗な独居房もありました。ここに入れられたくはないですね…。

教悔堂というお堂もあり、受刑者が建てたそうです。
網走監獄は広く、じっくり見ると2時間あっても足りないぐらい。私たちは時間の関係上、1時間ほどで周ることになりましたが、その場合はとにかく監獄歴史館のシアターと、放射状の監獄に30分強は使うイメージで、後は興味あるところを周る感じが良さそうです。
網走に来たらなんだかんだで行っておきたい場所
監獄で出されていた食事を再現した定食なんかも食べられるカフェもあったよ!
監獄跡を見られる場所って貴重で、つい最近奈良県にある監獄も役目を終え、見学ができるようになったみたいです。同じく明治時代からの監獄で、ちょっと気になりますね。
網走湖のワカサギ釣り(コネクトリップ)
冬の網走湖はワカサギ釣りの聖地と呼ばれているらしい。
汽水湖となっている網走湖は栄養豊富で、天然のワカサギがたくさん獲れるそうで、国内の観光ワカサギ釣りをやっているような他の湖ももとをただせば網走湖のワカサギを放流したものだったりするそうです。

そんな網走湖では網走市が行うワカサギ釣り場があって、竿や穴あけ、果ては天ぷらにする道具まで全部レンタルできるような至れり尽くせりサービスがあるのですが、完全にド素人の私たちは釣り方もわからず、ツアーガイドさんにお願いすることに。
今回は網走湖畔にある、こちらのツアー会社コネクトリップさんにお願いしました。泊まったホテルとも提携しているみたいで安心ですね。

氷像がありました!

市営の釣り場からはちょっとだけ離れた独立した釣り場が用意されてます。上の写真のように、常設のテントのような場所で実施するプランか…

こんな感じで、独立したテントを用意してもらって楽しむプランの二種類。
こっちの方がもちろんお値段しますが、釣り方も手取り足取り教えていただき、釣った後の処理(針を外して、餌をつけなおして…)みたいなのも手助けしてくれて、ほんとありがたいです。初心者だったらこちらをオススメします!

厚い氷に穴が開いていて、そこに糸を垂らすこの感じ… やってみたかったやつです!笑
テントの中は風を感じないので意外に暖かく、実は手袋もなくてよいほど。

釣り方をレクチャーしていただくと、あっという間に釣れます!

めっちゃ釣れます!1時間ほどでこの釣果!(ひとり分)
群れが多いスポットを選んで穴をあけているのと、もともと網走湖はとにかく釣れるみたいです。この感じで本州の他のところで釣ると全然違うので気を付けてくださいね、と言われました笑

遠くには市営の釣り場も見えます。テント持ち込みもOKみたいで、賑わっていますね!

さて、ベースに戻ったら…

大量に釣ったワカサギを天ぷらでいただきます!

美味しすぎる!臭みもいっさいないし、身も大きくフワフワ。
味変のカレー粉とマヨネーズも貰って、一気にバリバリと全部食べてしまいました。
この旅一番の美味しさ
自分で釣ったというのも美味しさ倍増だよね
また釣りに行きたいな~。冬の網走湖のワカサギ釣り、初心者でもオススメです。
網走流氷観光砕氷船 おーろら号
網走観光の最後は砕氷船に乗って流氷を見に行きます!

日本で運行している砕氷船は2つあって、ここ網走から乗れるおーろら号と、もう一か所は網走よりもう少し北にある紋別から乗ることができるガリンコ号があります。
実は流氷のメッカ、知床からは乗ることはできないので注意ですね。

こちらがおーろら号。見かけは普通の船ですが、船首部で流氷に乗り上げる形で砕氷し、それを船の後ろに流していくことで砕氷する仕組みが備わっているそう。
もうひとつの砕氷船、ガリンコ号は流氷を刃で砕きながら進む仕組みだそうで、違いがあるのが面白いですね。

ポテトとザンギバーガーをほおばりながら乗船!

少し進むと流氷が見えてきました!

流氷ウォーク経験者として、これは乗れない氷ですね!

流氷は接岸する日もあるそうですが、今は港から少し離れた場所にいっぱい漂っていました。

これは絶対乗れるやつですね。

一面流氷だらけ。

外はすさまじい寒さで、途中でギブアップ…。途中から船内で快適に過ごしました。ときおり大きい流氷にのりあげた時には船内が少し揺れたりして、なかなかエキサイティングです。

おーろら号の乗り場は道の駅併設になっていて、お買い物も充実していました。

乗船後はおーろら焼きを食べる。

随分と暗くなってきました。北海道ともそろそろお別れです。

道の駅の隣にある流氷硝子館と網走番屋という商業施設。網走番屋の中にあるレストランで夜ご飯食べようかなと思ったけど、残念ながら空いておらず。

網走駅前で借りたレンタカーは空港でも返せるので、そのまま空港まで行きました。バスの時間を気にしなくていいのはやっぱり楽ですね!
冬の北海道でしか見られない流氷、素晴らしかった
やっぱり北海道なんだよなぁ…
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