こんにちは、しろいるかです
2023年1月、冬の知床がほんとうに素晴らしくて、再訪しました。
旅の全行程
【一日目】
女満別空港~STANDING SUSHI BAR縁戸~道の駅メルヘンの丘~網走湖~能取岬~能取湖
宿泊:北こぶし知床 ホテル&リゾート
【二日目】
らーめん波飛沫~cake&cafe APU~知床自然センター
宿泊:北こぶし知床 ホテル&リゾート
【三日目】
フレペの滝~天に続く道~poppotei(豚丼)~摩周湖~屈斜路湖コタン温泉
- 旅の全行程
- 女満別空港~STANDING SUSHI BAR縁戸
- 道の駅メルヘンの丘
- 網走湖ワカサギ釣り会場
- 能取岬
- 能取湖 サンゴ草群生地
- 葉菜野花(はなやか)小清水オホーツク 道の駅とmont-bell
- 知床北こぶし ホテル&リゾート
- 客室:オホーツク倶楽部 サウナ付きスパスイート
- 夕食
- 朝食
- 大浴場
- オホーツクラウンジ
- ライブラリー 本の森
- 宿泊の感想
- らーめん波飛沫
- ウトロ温泉街さんぽ
- Cafe&Cake APU
- 知床自然遺産センター
- フレペの滝トレッキング
- 天に続く道
- JR摩周駅とpoppoteiの豚丼
- 摩周湖(摩周湖カムイテラスと第一展望台)
- 屈斜路湖 コタン温泉
女満別空港~STANDING SUSHI BAR縁戸
知床は女満別空港から車で2時間ほどの距離。前回乗った空港から知床直通バスの知床エアポートライナーは流氷シーズンにならないと運行しないため、今回はレンタカーでの旅です。
女満別空港には出発ロビーにレストランがあるのですが、ひっそりと立ち食い鮨屋さんもありました。ここで少し遅いお昼をいただきます。
北海道産のネタがずらりと。これ絶対美味しいやつだ!
網走産の生にしんと、いばらがにの軍艦。函館産の活きあわびもたのんでみました。
いばらがには旬じゃなかったからか、普通でしたがこの生にしん、美味しすぎます。
にしんって傷みやすいそうですが産地だからこそ生で食べられるんですね。
こちらはおまかせ8貫。お椀付きです。
生にしんのインパクトに負けてしまったけど普通においしいお寿司。
空港価格なのでちょっとお高いですが、地元の旬のネタの美味しさは間違いなかったです。
にしんをまた食べたい
道の駅メルヘンの丘
知床へは、まずは網走方面へ。途中にある道の駅に寄ってみます。
こじんまりとした道の駅。
チーズソフトが濃厚で美味しかったです。真冬でも美味しいものは美味しい!
網走湖ワカサギ釣り会場
ここは冬季になると全面結氷し、ワカサギ釣りの聖地となります。テントがいっぱい!
ドリルで穴をあけて、そこに糸を垂らして釣るんですが、撤収した後も穴が残るので散歩するときは落ちないように注意が必要ですね笑
既に穴も凍り始めていて、翌朝になったら完全に凍るんだろうなー
パウダーすぎる雪。さらっさらです。
なんか魚の絵をかいてみたり
全然関係ない他の人のテントで映え写真を撮って楽しみました。
前回はここでワカサギ釣りを実際にやりました。初めて驚くほど釣れてびっくり!
能取岬
真冬の道東の日暮れは早すぎる。まだ3時半ぐらいなのに日が暮れようとしています…。
網走市街から車で10分ちょっと、能取岬へ行ってみます。アザラシをよく見かける場所らしい。いると良いなぁ。
もう陽が沈む…。
一日が短い…
能取岬(のとろみさき)なんですね。
直近の降雪量が少なかったからか、灯台まで普通に歩けましたが、雪が多いと普通にたどり着け無さそうです。
断崖絶壁です。アザラシは探したけどいませんでした、ざんねん…。
最奥まで行くとオホーツク人?の石碑がありました。
この荒野と夕陽、周りには誰もおらずなんだか地の果てのような寂しさがありますが、美しい光景でした。
なんと、太陽柱(サンピラー)をみることができました!!
空気中の氷晶に太陽の光が反射してできる現象だそうで、冬場の北海道では結構観測されるそうです。いいものが見られた!
北海道ならでは!
能取湖 サンゴ草群生地
既に日は沈んでしまいましたが、アザラシを求めて今度は能取湖へ。
能取湖はサンゴ草の群生地として有名みたいで、夏の終わりから秋にかけて、この辺り一帯が赤く染まるそうです。
いまは結氷した湖の水に空の色が反射してとても幻想的です。
氷に反射してムーンロードもできていました。アザラシはいなかったけど絶景を堪能できました。
葉菜野花(はなやか)小清水オホーツク 道の駅とmont-bell
あっという間に真っ暗に。まだ5時にもなっていないのに…。知床へ慎重に車を走らせます。
途中寄った道の駅。お土産物のラインナップがかなり豊富でした。
そしてこのおしゃれなモンベルが併設されてるのも特徴でしょうか。
知床北こぶし ホテル&リゾート
知床に無事到着。泊まるのは前回と同じく北こぶし ホテル&リゾートです。
大型のホテルで夜ご飯もバイキングなんですが高級感があって、サウナが素晴らしい宿です。施設もどんどん更新していて、知床の中でかなり頑張ってる宿だと思います。
客室:オホーツク倶楽部 サウナ付きスパスイート
今回はなんと人生初のサウナ付きの客室に泊まります!
北こぶしはサウナシュラン二年連続ランクインの流氷が見られるサウナがとにかく最高だったのですが、2022年に新たにこのサウナ付き客室ができたみたいで、一度泊まってみたかったのです。
お部屋は特に離れとかそういうのではなく、一見普通の客室です。
が、中に入るとめっちゃスイート仕様!
広いリビングと洗練されたライティングに心躍ります。
景色も抜群。ウトロの港を望むことができます。流氷シーズンだと一面の流氷が見られるでしょうね…。
居心地の良いソファーに、奥にはなんか良い感じの壁の間接照明。
ベッドの右奥のスペースはエクストラベッドになるのを想定しているのかなぁ。
写真左は暖炉風ヒーター。実際に薪を燃やすのではなくガス火ですが、お部屋を暗くして点けると雰囲気でます。
これはアレですね、サウナの中でこれで体をたたいてマッサージに使うヴィヒタというやつですね。さすがに飾りっぽいですが。
こちらの客室、サウナだけでなく露天風呂もついてます。かけ流しではなく循環で、溢れた分だけお湯が満タンまで追加される仕組みのお風呂ですが、意外に温泉の匂いもふんわり感じられてよいお湯でした。
二日間過ごしてわかりましたが、たまーに消毒剤が自動投入されるみたいで、塩素臭がするんですがしばらくすると無くなります。
そしてこの、ととのいスペース!
景色良くて、港の埠頭の方から見えちゃいそうですがマジックミラーになっているので安心です。
流氷シーズンは流氷みながらととのうこともできますね。
日中はこんな感じ。
そしてこの水風呂用の浴槽。
温度も自分で調整できるので、キンキンの水風呂も、ゆるめの水風呂も自由自在です。
奥に見えるのがサウナですね。
このサウナ、二人で入っても十分な広さがあります。一人だと寝転がって入ることもできる感じですね。
そしてなんと、照明の色も変えられます!笑
何種類も色が選べて楽しいです。
もちろんおまけ機能だけじゃなく、ハッカ水によるセルフロウリュもできてぬかりないです。
さらに温度だって自由自在。おまけにBluetoothで音楽までかけられます。
アンビエント系は言わずもがなの相性の良さですし、意外にロックとか流しても良い感じです。
自分の好きな音楽流しながら寝転がってサウナ、外気温が氷点下なので、少しゆるめの水風呂のあとに長めの外気浴、からの温泉露天風呂のループ・・・
二日間の間に何回ととのったかわからないレベルです。これはやばい。大浴場のサウナが素晴らしいホテルなのに、ほぼ部屋のサウナに入ってました。
サウナ付き客室、くせになりそう…
チラホラ見かけるようになってきてるけど、このレベルのはなかなか無いだろうね
景色が目まぐるしく変わるのも見ていて飽きなかったです。晴れているかと思いきや
突然真っ白に。
夜は満点の星を眺めながら。
連泊だと飽きるかな、とか思ったけどチェックアウトは後ろ髪引かれる思いでした。
夕食
食事はブッフェスタイルのみ。以前はコース料理もグレードアップすると選べたんですが、宿泊したときは2023年4月に向けてレストランのリニューアル中で、コース料理のレストランを使ってのブッフェのみでした。
リニューアル工事中の一時的なレイアウトだと思いますが、とてもそうは思えないしっかりしたつくりでした。
初日は個室に案内してくれました。ブッフェでも個室だと落ち着いて食べられてすごいよかった。
ここのブッフェ、都内の高級ホテルのブッフェ並みに美味しいです。
品数も多いしライブキッチンみたいなのもある。品数を水増しするための業務用食品みたいなのが全然ないのもすごい。
ご当地ものがほとんどなのも嬉しいし、連泊でも多少メニューの変化もあって楽しめました。
デザートも美味しかったです。
満足度の高いブッフェ
朝食
朝食も同じ会場でブッフェスタイル。
ウインナーと卵料理はライブキッチンでいただけます。海鮮丼も作れるし、朝から豪華で良い感じ。
知床牛のカレーも美味しかった!
鮭のルイベ漬けをひつまぶしみたいに出汁をかけて食べるあっぺ飯も美味しかったです。
朝からデザートもしっかり食べてしまった。
大浴場
大浴場には今回あまり行かなかったけど。
オーバーフローも多めのかけ流し(循環併用)の浴槽に・・・
景色の良い露天風呂。
そしてなにより、サウナシュランに二年連続ランクインのサウナ。
こっちはカクカクしているKAKUUNA。
オートロウリュです。
もう一つはウネウネしているUNEUNA。こっちのほうが好き。
こっちもオートロウリュです。
知床の自然音を使って作られた環境音が流されてるのも雰囲気出るんですよね。
以前来たときは流氷シーズンで、流氷を見ながら入るサウナは格別でした。
もちろん水風呂も完備。二つのサウナは夜に男女入れ替わりなので両方入れます。
また、ここ以外に見かけたことはないのですが、このホテルではサウナ(大浴場)の撮影タイムを朝に設けています。
撮影タイムといいつつ、清掃しながらだけど自由に中見ても良いですよって仕組みなんですが、ちゃんと浴槽の水を抜いて綺麗に清掃しているところもわかるし、普段撮りにくい大浴場やサウナも思い出に収めることもできるし、いいことづくめです。
この試み、他のお宿でもやってほしいなぁ
オホーツクラウンジ
そういえばラウンジもありました。このラウンジはオホーツク倶楽部という高めの客室だけに開放されてます。
チョコレートやクッキーがかなり美味しかったです。アルコール含むお酒が豊富なのも良いですね。ただ美味しいチョコレートは補充があまりないのがちょっとだけ残念。
ホームページを見ていると、2023年4月以降全ての客室においてドリンクも含むオールインクルーシブにするそうで、そうなるとラウンジも全ての客室で使えるようになりそうですね。
ライブラリー 本の森
知床に関連する本ばかり集めたライブラリーもありました。知床の開拓の歴史に関する本が興味深かったです。
宿泊の感想
二度目に泊まっても素晴らしかったです!サウナ付き客室は想像した以上の心地よさでした。大型ホテルにしては珍しく宿全体にとても活気があるのが素敵です。知床で泊まるならここが間違いなしですね。
レストランもリニューアルして、建設中のデンマークのショコラトリー、ピーターバイヤーのカフェもそろそろオープンしそうで、さらには同じ知床にある系列のホテルのサウナも大規模リニューアルしたそうです。
また季節を変えて泊まりにいきたいな
前に泊まった時の記録。流氷ウォークやスノーシューも知床で楽しみました。
らーめん波飛沫
今回はあまりアクティビティはせず、ほぼサウナに集中しつつも周辺を少し散歩したりしました。
宿から徒歩10分弱のラーメン屋さん。ここでお昼をいただきました。
とても人気店で、以前流氷シーズンに目の前を通った時は行列でしたが、今日はオフシーズンだからかすぐ入れました。
海の目の前なので窓から最高の景色ですね。
濃厚な塩ラーメンで美味しかったです。
ウトロ温泉街さんぽ
天気も良くなってきたのであたりを少しお散歩。
意外にも、冬場の道東は晴天率が高いみたいです。
ウトロ地区の中核を担う道の駅。豊富な土産物屋さんとレストラン併設の立派な道の駅です。
公園の方にも行ってみたけど、雪に埋もれてたのでここで断念。
Cafe&Cake APU
お散歩していて見つけたこちらのお店。オープンして間もなさそうな感じ。
ランチもいただけるのですが
なんとケーキ屋さん。知床でも美味しいケーキが食べられそうです。
かわいいポップが目を引きます。生ケーキ以外にも焼き菓子も豊富でした。
オペラとスコーンを買って宿でいただきましたが、美味しかったです!
知床自然遺産センター
自然遺産センターは温泉街からは少し離れているので車で向かいます。出迎えてくれる知床連山がほんと神々しい。
駐車場に車を停めて
真っ白になった山を眺めていました。
自然遺産センターの中は、ちょっとしたショップとシアターがあります。
このご当地キャラのトコさんが可愛いんですよね。
中のコーヒーショップは札幌のコーヒー屋さん。カフェラテが美味しいです。
日が暮れていく。
温泉街と自然遺産センターの間にあるみはらしばしのあたりで車を停めて、夕陽鑑賞です。
いい夕陽です。流氷シーズンだったら最高だっただろうなぁ。
はるか遠くの陸地も見えるね
樺太とかかと思ったら、実は方角的に網走のあたりっぽかった
今日もサンピラー気味の夕陽でした。
陽が沈むまえにホテルに戻ります。
フレペの滝トレッキング
ホテルをチェックアウト後はフレペの滝まで行ってみます。雪が少なかったのでトレッキングシューズで行けましたが、流氷シーズンになるとスノーシューか、長靴がないとムリそう。
自然遺産センターの裏手から道が続いており、スノーシューなどもレンタルできます。
途中にある知床100平方メートル運動ハウス。
知床の自然を守るために離農地となった土地を乱開発されないよう、当時の斜里町が全国から100平方m単位で寄付を募った運動だそうです。ここには寄付者の名前と、歴史が刻まれています。
この辺りの歴史は、北こぶしのライブラリーで関連する本を読んで色々深く知ることができました。
滝はそれほど歩かずにたどり着けます。
エゾシカ発見!
知床連山はほんと美しいです。これほど雪にすっぽり覆われる山って他にないですね。
断崖絶壁にあるフレペの滝。ほぼ凍り付いています。
青い氷瀑のようになっていて綺麗ですね。
真っ白な雪原を歩く、楽しいトレッキングでした!
ほどよい運動
天に続く道
最終日、知床を出発し摩周湖方面を通って女満別空港へ向かいます。
途中、有名な映えスポットへ。
トコさんの案内看板がないと見落としそうな場所ですが。GoogleMapsにも載っているのでナビ入れたら簡単にたどりつけます。
こちらは天に続く道ではなく、海に続く道。
こっちが天に続く道です。道路が数十キロまっすぐに続いていて、確かに天にも続きそうな道ですね!
JR摩周駅とpoppoteiの豚丼
JR摩周駅はこじんまりとした駅舎がすてきな駅。ロータリーにある小さな駐車場に車を停めて、駅前にあるpoppoteiへ。
poppotei(ぽっぽ亭)は「摩周の豚丼」で有名なお店。
摩周の豚丼は面白い歴史があり、本来摩周駅に売られていたものではなかったのですが、2005年に東京のデパートの駅弁イベントでお弁当として企画され売られ、それが結果的に逆輸入する形で現地に根付いたんだそうな。こういうパターンもあるんですね。
店内はウッディで落ち着く感じです。
豚丼を提供するお店とは思えないこじゃれたな感じでなんだかギャップがありますね笑
豚丼以外にもいろいろメニューがありました。
しかしこじゃれた店内とギャップのある、インパクト大の豚丼!濃いめのタレと柔らかい豚肉が美味しかったです。
帯広の「ぱんちょう」とかなりいい勝負!
摩周湖(摩周湖カムイテラスと第一展望台)
お腹もいっぱいになったので摩周湖へ!
以前摩周湖に行ったときにあったドライブインのような場所は、おしゃれな建物に変わっていました。
霧の摩周湖で有名ですが、冬場の摩周湖はクッキリ見えるそうです。
めっちゃ綺麗…だけどめっちゃ寒いです!
小高い丘の上なので、風がとにかく強いんですね。
三日連続で良い夕陽が見られました。
冬の摩周湖も良かった・・・
屈斜路湖 コタン温泉
旅の最後は屈斜路湖へ。
摩周湖や阿寒湖とかと比べると少し知名度が落ちる屈斜路湖ですが、冬場はここでしか見られない光景に出会うことが出来るんです。
湖畔に白鳥がいっぱい!越冬しにきてるみたい。
この子達、警戒心がほぼなくかなり近づけます。近づきすぎると皆サーっと引いていきますが笑
そして、なぜ他にもある北海道の湖の中でこの屈斜路湖だけ白鳥が来るのかというと、屈斜路湖畔は温泉が湧いていて暖かいのです。
湖畔もピンク色に染まってめっちゃ綺麗です。
それだけじゃありません。
ここには白鳥の目の前にある温泉に入ることが出来るんです!
野湯のような場所ですが、地元の方が整備してくださっているようで、とても綺麗でした。ただ混浴で、水着を着て入ることもできるのですが、地元の人は水着着ずに入る雰囲気だったので少し入りづらいかも。
とはいえ日も暮れ始めて人もほぼおらず、この写真中央の岩で一応男女分かれて入る形になっていたため、難易度は低いはずです。男女別更衣室も目の前にあるし、頑張って入った!
かけ流しの気持ちいい温泉に浸かりながら白鳥と夕焼けを眺める時間は心に残るものでした。。
サウナ付き客室の知床北こぶしも最高だったし…
道東の真冬の景色も最高だった!
めっちゃ良かったサウナ宿の記事をピックアップしてみた