しろいるか旅行記

しろいるか旅行記

旅行が好き だいたい週末更新

2022年7月 鹿児島【1/6】「指宿温泉 吟松」泊 白熊食べて桜島散策。指宿の砂蒸し風呂はデトックス感が凄くて感動!

こんにちは、しろいるかです
2022年7月、鹿児島・指宿・屋久島・種子島を旅しました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
天文館むじゃき~天文館散歩~桜島~道の駅いぶすき~長寿庵指宿店~指宿散歩
宿泊:指宿温泉 吟松

【二日目】
指宿港~宮之浦港屋久杉自然館~屋久ジェラートそらうみ
宿泊:旅人の宿 まんまる

【三日目】
縄文杉~太鼓岩~白谷雲水峡トレッキング
宿泊:民宿いなかはま

【四日目】
ウミガメ観察~屋久島空港~ぷかり堂
宿泊:sankara hotel&spa yakushima(サンカラ屋久島)

【五日目】
宮之浦港種子島~歴史の里坂井公園
宿泊:Hotel SANDALWOOD(サンダルウッド)

【六日目】
門倉岬(鉄砲伝来の碑)~花峰小学校(インギー鶏)~種子島宇宙センター種子島空港鹿児島空港

鹿児島へ

羽田から鹿児島へ。富士山がクッキリと見えました。

鹿児島空港から鹿児島中央駅まではシャトルバスで40分ほど。結構距離あります。鹿児島中央駅周辺はとても賑やかでした。今回は駅周辺でレンタカーを借りて移動です。

天文館むじゃき 本店

鹿児島で一番の繁華街は天文館。なんだか洒落た名前の地名ですね。

その由来は江戸時代、西洋文明を積極的に取り入れていたという島津重豪公が、天文観測や暦の作成を行う施設を建てた場所だそうな。

今では大規模なアーケード街が展開されている天文館ですが、その中にむじゃき本店があります。

むじゃきは、鹿児島の名物氷菓白熊」の発祥のお店と言われています。白熊は、かき氷に練乳シロップやフルーツを飾り付けたもの。夏にピッタリのスイーツです。

むじゃき自体は県内に何店舗かありますが、やはりこの本店はとくに人気です。私たちは10時のオープンとほぼ同時に行ったので並ばず入れましたが、11時過ぎになると既に大行列ができていました。

専用駐車場は無いですが、付近にコインパーキングがあるため、ナビでお店を指定して行ってしまって大丈夫です。

店内は一階と二階に分かれていてキャパは結構あります。白熊以外にも黒豚カレーとか鹿児島っぽいメニューもあって、ランチにも向いてそう。

今回は白熊目当てなので白熊メニューを見たんですが、これが数が多い!

迷う…

初めてなので、やはり順当にふつうの白熊と、なんか気になった南海の黒熊を選択。

黒熊って、普通の熊だよね

通常の白熊は練乳風味のシロップが全体にかかっていて、最後まで飽きずに食べ進められます。黒熊の方は黒糖風味。いい対比になりました。

1つ1,000円を超える今時のかき氷も増える中、お値段もお手頃で、レトロな雰囲気だけどとても美味しかったです。ちなみに結構サイズ大きいのでランチと一緒に食べるならミニサイズがいいかもしれない笑

天文館を散策

白熊も食べて満足!

けど折角なので、天文館を散策です。

今風のお店も多く、とても賑わってる雰囲気です。観光客向けのお土産物屋さんもあるし、歩いていて楽しいですね!

市電が走っているのもなんとも風情があって良い感じ。

アーケードの上の方にはなにやらお祭りっぽい飾り付けがしてありました。人が多くて特に賑やかだったのも、どうやら今日がお祭りの日だったみたいですね!

食べ歩きのドーナツ。目の前で焼き立てをいただけました。

お祭りの名前はおぎおんさぁという名前。

京都の八坂神社のおまつりであり、全国的にも有名な祇園祭をルーツとするお祭りのようです。

京都の祇園祭にもつい最近行ったとこだった!

町内を練り歩く神輿も見かけました。思いかけず旅先でお祭りに出会うとワクワクしますね。

祭りの活気が感じられてよかった

桜島フェリー

天文館を後にして車ですぐの場所。桜島へ渡るフェリー乗り場にやってきました。

桜島へのフェリーはものすごく便が良く、日中帯は平日は20分に1本、休日は15分に1本のペースで出ています。おまけになんと深夜とかでも1時間に1本出てるんです。市民の生活に根付いてるんですね。

24時間運行はすごい!

そして運賃も一人片道200円。もはやバス感覚です!

ちなみに車も載せられるフェリーですが、車で往復すると、大きさにもよりますが往復4,000円~5,000円ほどします。こっちはちょっとお高いか。

フェリー乗り場の近くには、いおワールドかごしま水族館もあります。ジンベエザメも飼育されているとても大きな水族館です。

実はこの水族館の手前の水路で、水族館に入場しなくても無料見られるイルカショーを一日三回もやっているんです!目を凝らしているかを探しましたが、ショーの時間以外はいないのかな、見つけられず…。

いるかはいないかー

事前にイルカショーの時間を調べておいて、少し寄り道プランを考えておくと楽しめそうでした。

さて、話を戻して、桜島へのフェリーへ乗り込みます。

桜島フェリーに乗って是非食べたい名物が、このやぶ金のうどん

桜島まではたった15分の船旅なんですが、船内で立ち食いそばみたいな感じで営業してます。

行きと帰りで船の形状が違いましたが、帰りの便にもしっかりやぶ金の店舗はありました。

立ち食いそばみたいに食べてもいいんですが、船外のデッキにテーブルもあるので、ここで食べるのが格別ですね!

海風に吹かれながら、うどんをすするのが良い…。

ケンミンショーにも取り上げられたそうで、結構な人が頼んでました。

目の前にでっかい桜島。頂上の方は雲がかかって見えませんでしたが、もしかしてこれは噴煙の一部?

途中で船のすれ違いもあります。濃厚な15分でした!

桜島

桜島はいまでも活動を続ける現役の活火山で、毎日のように噴火してるみたい。なので火山活動には24時間体制で監視が行われ、様々な対策がとられているみたいですね。

小規模な噴火は日常茶飯事なので、地元の人はあんまり気にしないみたい

監視体制が厚いから、本当にやばい時は噴火警戒レベルで判断できそう

島内のフェリーターミナルは本島より立派でした笑

桜島はかなり大きく、車がないとあんまり観光できません。現地でレンタカー借りるのも大変だし、本格的に観光するならフェリーに車を乗せて来る方が良さそうです。

私たちは徒歩だったので、フェリーターミナルの近くにあるビジターセンターと、その周りにある溶岩なぎさ公園を散歩しました。

見晴らしのいい足湯もありました!

かけ流しで、かなりガチめな泉質。ビジターセンターの横の国民宿舎では日帰り温泉も入れるみたい。

桜島にもにゃんこはいた!

道の駅桜島も徒歩圏内。こちらでは桜島名物の小みかんを使った小みかんソフトをいただきました。暑い日だったので美味しさもひとしおです。

小みかんのサッパリ酸味が良い!

フェリーターミナル周辺だけでしたが、溶岩が冷えて固まってゴロゴロした地形や間近で見る山など、桜島らしさを十分に味わえました。車があれば、展望台にも行ってみたかった。次回の宿題かな。

道の駅いぶすき 彩花菜館

桜島を後にして、本日の宿泊地、指宿へ。

途中、道の駅に寄って休憩です。

塩ゆでオクラが1本刺さっているビジュアルと、割とオクラっぽさが感じられるクリーム。なかなか攻めたオクラソフトを食べました。

意外にイケる

勇気を出して頼んでみるべき逸品

海沿いなので景色も良くて良い休憩になりました!

指宿駅

鹿児島市街から1時間ほどで指宿駅に到着!

指宿駅は海沿いの温泉街からは少し離れた場所にあります。

鹿児島県は西郷さんが大好き。至る所で見かけます。

この昔ながらの商店街の雰囲気… なかなか味わい深いです。

駅舎もレトロで良い感じでした。

ここでレンタカーを返して、温泉街を散策です!

ちなみに調べた限り、鹿児島駅からレンタカーを乗り捨てするならJR駅レンタカートヨタレンタカーの二択。鹿児島空港からだとトヨタレンタカー一択ですね。鹿児島からは電車でも1時間ぐらいなので、電車で行ってもよかったかもしれない。

長寿庵(指宿温泉で夜ご飯)

今日の宿は夜ご飯ついていないので、指宿温泉で夜ご飯を探します。

温泉街といえば旅館の夜ご飯無しプランを選ぶと結構な確率で夕食難民になるパターン。指宿温泉は駅前にはいくつかお店がありましたが、やはり温泉街の方まで行くとあまり店が無いので、駅前で食べておいた方が良さそうです。

こちらの長寿庵は駅の反対側にあるお店。地下通路を通ってこられるのですが、少しわかりづらいかも。

しかし、何気なく寄ってみたら店内は綺麗で快適、お料理も美味しくあたりのお店でした!

広めの店内。テーブル席以外にもカウンター席とかもありました。

お蕎麦のお店みたいですが、お蕎麦とセットで温たまらん丼がついたセットにしました。

温たまらん丼とは、指宿の砂蒸し温泉作った温玉が乗った指宿名物グルメだそうです。使用する卵は鹿児島名物の鰹節とサツマイモをエサに育てた鶏の卵限定らしい。ちなみに他の具材は何でもよいみたい。

長寿庵の温たまらん丼は、牛すじ煮込み丼でした。牛はトロトロで甘辛く煮込んであって美味しい!そばは言わずもがなです。

こちらはかつ丼のセット。こっちもお蕎麦屋さんらしく出汁の効いたかつ丼でした。

単品で頼んだとうもろこしのかき揚げ。これもめっちゃ良い!サクサクでした。

旅先で何気なく入ったお店が美味しいとテンションあがるよね

砂蒸し会館 砂楽

さて、駅から歩いて30分ほどで、指宿といえば砂蒸し温泉!ができる砂蒸し会館 砂楽に到着です。

ちなみに海沿いの道がとても整備されていて綺麗なので、駅からはちょっと距離がありますが、お天気が良ければぜひ駅からまっすぐ海に向かって、そこから海沿いの道をずっと歩いてくると気持ちよかったです。

混んでる日は整理券とか必要みたいだけど、夕方以降はそこまででもなかった。むしろみんな旅館で夕食を食べているであろう19時頃に行けばガラガラだった。

21時閉館で、準備やら砂蒸しに30分、砂蒸しの後に内湯だけですがかけ流しの温泉とサウナ水風呂まで楽しめるので、余裕もって楽しむなら19時半ぐらいまでには入りたいところ!

残念ながら砂蒸しの場面はカメラ持ち込み禁止なので写真なしです。よく紹介される、波打ち際で砂蒸しができるのは天気が良く、かつ干潮の数時間のみみたいで、基本はこの写真の右側の小屋の中で砂蒸ししてもらう形です。

ちょっとガッカリ…かと思いきや、これはこれでめっちゃいい。小屋の中は海側は吹き抜けになっていて風通しが良く、波打ち際に建てられてるので心地よい波の音が聴こえます。

砂に埋められると圧力がかかってこれがなんとも気持ちいい…

サウナとも岩盤浴とも違う感じ。近くにあったら週1で通いたい

夜だと人も少ないので、ぼんやり灯った明りだけの少し薄暗い小屋の中、波音を聴きながらじっくり砂蒸しされる…。砂蒸しから出た後の外気浴も夜風がめっちゃ気持ちいいし、これは夜に行くのが正解な気がしました。

いずれにせよ指宿に来たら砂蒸しはマストですね!

出典:鹿児島県観光サイト かごしまの旅

小屋の中はこんな感じ。

指宿温泉 吟松

今日宿泊するのはなんと砂蒸し会館 砂楽の隣にある旅館、吟松さんです。

老舗旅館っぽいたたずまい。

今時のおこもり型の小規模温泉旅館も好きだけど、大型温泉旅館もまた良いですよね。

大型旅館ならではの魅力もわかってきた気がする。広くてワクワクする独特のつくりの館内探検とか楽しい。

海に面した旅館で、ロビーのラウンジが良い感じです。朝と夜はコーヒーのサービスしてました。

ほとんどお部屋は海側なんですが、今回は数少ない市街地向きのお部屋。格安プランです。

お部屋自体は全く問題なし。快適な和室です。砂蒸し会館が隣にあるので、砂蒸し用のタオルとかも置いてくれてます。会館でレンタルするとお金かかっちゃうので。

窓を開けるとちょっとだけ安さに納得笑 まぁ、窓開けなければ気にならない…。

指宿温泉 吟松(夜)

砂蒸し会館から戻ってきたらすっかり夜です。

温泉街は静まり返っていました。

ラウンジにはほんのりイルミネーションが!

なんか良い感じのラウンジでコーヒーをいただいて、夜の散歩へ繰り出します。

海岸沿いの道はお散歩に最適。こっち側は結構人もいます。

遠く大隈半島の夜景を眺めたり

宿のお隣にあるガーデンのイルミネーションを観たり

宿の隣の建物はレクリエーションルームになってます。建物の中からも繋がってました。

エアーホッケーとか、ダーツとか、ビリヤードとか卓球もあった。エアーホッケーが置いてあるのは珍しい気がする。

指宿温泉 吟松(大浴場)

吟松のお風呂は二階にある大浴場と、屋上の天空野天風呂の2つ。どちらもお湯は基本かけ流しです。大浴場の方は内湯だけでなく露天、サウナ、水風呂も完備。

こっちは男風呂の方です。女性風呂は畳敷きになってました。お湯は基本無臭ですが、ちょっとだけ濁ってる?熱めで力強いお湯です。

サウナ水風呂はオマケ程度ですが、やっぱり旅館ってサウナ目当ての人がほぼいないので、ガラガラなのがいいですね!

露天は男性側は丸見え笑

女性側は景色はイマイチになるけど、ある程度とかされてました。

指宿温泉 吟松(朝)

東向きの立地だったので期待して朝早く起きたけど、あいにくの曇り空。

それでも早朝散歩は気持ちよかったー。砂浜から宿の全景をみてみる。

お天気が良ければ…!

砂浜にはブランコや椅子が置いてあって、宿の設備のひとつみたい。夜とかはこの辺りにちょっとだけイルミネーションがされていて、宿が頑張ってる感じです!

指宿温泉 吟松(天空野天風呂

屋上にある天空野天風呂は夜になるとほとんど何も見えないので、朝に入るのがおすすめ。

こちらの写真も男風呂の方です。男湯の方が横に長い造りかな?

大きな浴槽以外に小さな浴槽もついてる。

ここで朝日を眺めたら最高でしょうね…。曇っていたのが残念だけど、それでも海風に吹かれながら熱めのお湯に入るのはとても気持ちよかったです。ここのお風呂が吟松の一押しですね!

外気浴が捗る

朝ごはん

朝ごはんは個室でいただきます。

宿の中に突如現れる街並み。ここに小部屋がたくさんありました。

朝食がめっちゃ豪華です!

屋久島行きの船の時間の関係上、急いで食べたのだけど、ゆっくり味わって食べたかった…。

焼き魚にベーコンエッグ、サラダ、お漬物等定番のメニューに加えて…

このテーブルの中心に、なんとかけ流しで温泉が流れてるんです!源泉温度が高くて湯量豊富な指宿ならではですね。

湯豆腐と、鍋一杯に入ったさつま汁が温められていました。こういうちょっとした仕掛けがあると満足度がめっちゃあがる…。夕食だと何の料理に使われたんだろう…。

指宿温泉はとにかく砂蒸しがめっちゃ気持ちよかった

吟松は頑張ってる大型旅館って感じ!野天風呂や朝ごはんがとても良かった。

このあと、宿から指宿港へタクシーで送ってもらい、いよいよ屋久島へ渡ります!

そのほかの九州旅の記事