しろいるか旅行記

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2024年4月【2/2】下田「蓮台寺温泉 清流荘」貴賓室の宿泊記 海外リゾートのようなガーデンプールやケロサウナまである異色の老舗旅館!

こんにちは、しろいるかです
2024年1月、伊豆下田へ旅行をしたときの記録です。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
流れ鮨 伊豆の国大仁店
宿泊:ホテルサンバレー伊豆長岡 アネックス

【二日目】
浄蓮の滝~峰温泉大噴湯公園~白浜神社
宿泊:蓮台寺温泉 清流荘

【三日目】
下田公園~ペリーロード~了仙寺~黒船ミュージアム開国下田みなと~玉泉寺 ハリス記念館~下田のお土産探し

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蓮台寺温泉 清流荘

伊豆急行の終点、下田から一駅手前の蓮台寺駅には何件かの旅館が建ち並んでいる蓮台寺温泉があります。

その中でもひときわ大きく、創業80年以上の老舗旅館、清流荘に宿泊しました。

東京サミット開催の折、カーター大統領が下田を訪れたそうですが、その際にこちらの清流荘でお食事をされたんだとか。

 

これが温泉旅館の入口とは思えないアプローチです。西洋風ですね。

ヨーロッパの邸宅の入口みたい

 

建物の上の青い看板がレトロ感を醸し出しています。

敷地が広く、建物自体はほとんど平屋建てに近い形です。客室数もそれほど多くなく、部屋数は25室ほどという中規模旅館ですね。

 

客室:貴賓室 和洋室「柿田」

今回は宿に2室しかない貴賓室に泊まります!

101号室が私たちが泊まった和洋室の柿田、102号室が和室の黄瀬だそうです。

どちらもお部屋もこの後紹介するプール・サウナから非常に近く、立地的にも完璧でした。

 

靴を脱いで、中に入ります。

 

とても広いです!中心に和室があり、その周囲を回廊のように広縁が取り囲む構造です。二面からお庭を見ることができるし、なによりゆとりがあるつくりですね。

 

寝室は別にあります。こちらも窓が多くて明るいです。

 

お庭にフォーカスするとこんな感じ。新緑の季節はお部屋が緑色に染まりますね。

 

客室露天

貴賓室の客室露天はとても広いうえに、お庭の一部のような贅沢な構造です。

自家源泉が毎分500リットル以上出ているそうで、当然のようにかけ流しです!

しかも湯量は自分で調節できるので、熱めにしたりぬるめにしたりも自由自在なのが嬉しい。常に温度を一定に保つのは難しいですが、湯守気分が味わえます。

湯守って難しい

 

お風呂から見える庭もステキです。

川のようになっていて、せせらぎを見ながらの入浴はいいですね。庭の川には、ときおり鳥が水浴びに来たりもしました。

 

お湯は無色透明、無味無臭なタイプです。温泉感はあまりないかも。

 

ここのお風呂が快適すぎて、大浴場は一度様子を見に行くだけであとはずっとこっちに入っていました。

何度も入れるように、タオルがたくさん用意されてるのも嬉しい。

ぬるゆにしてずーっと入っておいて…出る前に一気にお湯を投入して、あつ湯に入ってあがる!

最高のルーティンを見出した

 

プール・ガーデンスパ(ケロサウナ・テルマリウム)

さて、こちらのお宿に泊まった理由のひとつがこの施設の存在です。

ここすごくないですか!海外リゾートのようなプールです。

純和風旅館なのに、こんな立派なプールがあるのは面白いですね。

ここは旅館だったはず…?

 

プールにも、豊富な湯量による温泉水がかけ流しで利用されています。4月でも気持ちよく入れる温度で、冬場でもちょっと寒いけど入れるみたい。

朝の8時から夜の10時までずっと入れるというのも地味にすごい。プールにはファミリーがいっぱいいました。

 

キッズプールもあった。

 

そして、プールの奥の小道を歩いていくと…

 

現れたのは…?

 

小さな小屋の入口に、小さな水風呂と、水風呂に入れる氷が常備されています。氷風呂をつくることができるみたいですね。

 

そう、サウナ小屋です!

しかもただのサウナ小屋じゃなくて、なんとケロという木材を使ったケロサウナなんです。フィンランドで樹齢200年以上経過し立ち枯れた木材のことだそうで、独特の光沢があります。ケロサウナは日本国内だと数えるほどしかない貴重なものですね。

 

しかも、中の熱源は薪火ストーブです!

本格的すぎる。ストーブから漏れるゴォーという炎と、パチパチという薪の音がサウナのBGM。1時間に1回ぐらいのペースで、旅館の方が薪をくべに来られます。これは管理が大変だ…。

 

そのおかげで温度も一定に保たれてます。普段は柔らかな熱さで、ロウリュをすると一気に灼熱に。

薪の燃える香ばしい匂いも良いんですよねー!!

 

入口にある水風呂の後はガーデン内にあるととのいチェアで外気浴。最高すぎる。

水風呂が一人用の小さな浴槽なのが惜しいけど、それ以外は完璧じゃないかと思うレベルです。30秒ほど歩くけど、水風呂の代わりにプールの方に入るのもアリだし、プールサイドのチェアでととのうのもできます。

ととのいすぎてやばい

薪火なのがやっぱり良い…

 

驚くのがこのケロサウナ、昨今のサウナブームの始まるはるか前からあるそうです。(十年前やそこらじゃないみたい)

この旅館、先見の明がありすぎる…!

 

ちなみにケロサウナは夜8時までで、翌朝はやっていないので注意です。管理が大変だから時間が短いのもやむなしですね。

 

プールも気持ちよいし、サウナも言わずもがな。

でも、他にも色々あるんです…!それがこちらのプール横の建物。

 

テルマリウムという古代ローマのサウナが味わえる場所なのです。

まずはこの白いタイルの椅子。テピダリウムといって、温泉水が内部で循環しておりほんのり温かいです。岩盤浴のような暑さではなく、プールで泳いだ後に座るとじんわりくるぐらいの温かさ。

 

セルフ式のフットバス。アロマエッセンスが置いてあり、好きな香りで楽しめるみたいです。

 

ラコニウムという座る岩盤浴のような場所。

タオルを敷いて座らないとやけどするほど熱い椅子に体を預け、ほんのり漂うアロマの香りの中で発汗していきます。岩盤浴好きなら確実にこっちもはまると思います。

椅子の形も体にフィットするのでいい感じですよ!

人もぜんぜん来ないし、ちょろちょろと中央のオブジェの水の音で瞑想状態になる…

 

最後はカルダリウムという場所。こちらは蒸気モウモウで、一般的なスチームサウナと思えばいいかな?

プール⇒ケロサウナ⇒ラコニウムを延々とループしていました。これプラス客室露天で、時間がいくらあっても足りないぐらいです。

 

こちらのプールやサウナは日帰り利用は不可ですが、宿泊者は誰でも利用できます。通常14時チェックイン後から利用できるのですが、実は素泊まりの人はチェックインが16時なのです。他の宿泊者も一息ついてからプールに来られる方が多いのか、16時過ぎぐらいから一気に人が増えました。

気持ちよく入るなら、14時にチェックイン後、16時ぐらいまでまずはプールとサウナを堪能するのがおすすめです。実際2時間ぐらいはほぼ独占状態でしたよ!

 

大浴場

そうそう、温泉旅館なので大浴場ももちろんあります。

男女別の入れ替えです。片方は内湯が大きく、もう一方は露天が大きかったです。こっちは露天が大きい方。

 

全面かけ流しです。入っている人も少なく気持ちよく入れました。

 

夕食(伊豆会席)

夕食ですが、貴賓室はお部屋食でした。部屋やプランによって異なるみたいです。

最近お部屋食ができる旅館ってかなり減ってますよね。凝ったお食事処でいただくのもいいですが、お部屋食もやっぱりいいですね。

今回は伊豆会席という、一番上のランクのお料理みたいです。

 

お吸い物と、奥にあるのは伊勢海老を中心としたお造り。

 

伊勢海老は身が甘くて美味しかったです。

 

金目鯛の煮つけ。伊豆といえばこれですね!

 

続いてアワビの踊り焼き。

ちょっとかわいそうですが…。

 

プリプリの食感がたまらないです。

 

サラダ。西洋野菜?が中心の珍しいものでした。

 

あん肝の茶わん蒸し。

 

最後はステーキ。溶岩石のプレートで焼いていただきます。

ステーキはプラン固有のものだったっぽくて、普通の伊豆会席は最後のお肉はもうちょっと薄いみたいです。

 

炊き込みご飯と一緒に。

 

最後はデザートです。

旅館の高級料理といえばこういうのだよ!ってのを体現したような感じです。お部屋でこういう料理をゆっくりといただくのはとても幸せな気分でした。

こういうのでいいんだよ…

仲居さんの距離感も絶妙でよかったー

 

ナイトプール

ご飯のあと、夜のプールを見に行ってみよう。

夜10時までプールはやっているので、ナイトプールの趣があります。

ライトアップされたヤシの木がいいですね。泳いでる人もいました。

 

テルマリウムも同じく夜10時までです。

 

サウナの方にも足を伸ばしてみる。

 

サウナ自体はもう終わってますが、庭の噴水とかがライトアップされてました。このあたり人はそれほど来ないでしょうに、抜かりないですね。

 

夜の散歩

ついでに館内の散歩も。

そういえばプールにサウナに客室露天にご飯と、全然散策してなかった。

プールを取り囲むように配置された旅館の廊下。

こちらの旅館は増築も結構されてそうですが、この辺りはクラシカルな感じで創業当時からある建物なのかな?

 

旅館の入口。この地域では雛の吊るし飾りが有名だそうで、入口に飾ってありました。

 

外にもちょっと出てみる。

 

この巨大な石灯籠、なんとギネスブックに載ったんだって。

たしかにでかい。

 

周辺は静かな場所です。この辺りで引き返そうかな。

 

夜の客室露天もまた、庭がライトアップされて良い雰囲気でした。

 

Bar「ポーハタン」

テンションもあがって、バーに繰り出すぞ!

バーがある老舗温泉旅館って珍しいですね。プールといい、こちらの旅館はいたるところで和洋折衷を感じられます。

 

誰もいなかった笑

ポーハタンとは、ペリー提督が乗ってきた黒船の名前。下田らしいですね。

 

マスターは旅館の人ではなく、最近下田に移住されてきた方で、クラフトジンの蒸留所をはじめたんだそうです。

トップページ | 伊豆下田 白浜蒸留所 静岡県のオーダーメイドリキュール制作

 

九年母(くねんぼ)という日本固有の柑橘類と、ライウイスキー保命酒を使った、ディプロマティックポートというオリジナルカクテルをいただきました。

黒船来航時に、九年母と保命酒は日本からのもてなしとして、ライウイスキーアメリカからのもてなしとして提供されたものだそうで、外交の港という名前にぴったりのカクテルです。

幕末に想いを馳せながら、雰囲気のあるバーでグラスを傾ける…

まさかの浴衣姿で…ここは温泉旅館…

こんなところで保命酒をいただくとは思わず、ちょっと嬉しくなりました。広島県鞆の浦が名産の薬膳酒なんです。

鞆の浦はいいところでした

 

朝ごはん

翌朝、またお風呂にずっと入っていたら、気が付けば朝ごはんの時間です。

朝食もお部屋でいただきます。

 

朝からなかなか豪華です。焼き魚がとてもジューシーだった。

 

小鍋の具がなんだか特徴的だった気がする。

 

夜のお刺身の伊勢海老のカラを使ったお味噌汁があるのがいいですね!

 

宿泊の感想

一度行ってみたかった伊豆の清流荘。

宿全体の雰囲気も良く、プール、ケロサウナといった施設の充実感は半端ないです。特にケロサウナやテルマリウムはここでしか体験できないといっても過言ではないレベルです。素泊まりでもいいからまた行きたい!

貴賓室のお部屋は立派で客室露天もとても満足できました。お部屋食もゆったりと食べられたし。

これだけの設備を揃えながら、お値段は一昔前の高級旅館レベルの価格帯のままなのはすごい。最近の高級旅館のお値段って、上限を振り切ったようになってますしね…。

しかしこれほど歴史ある旅館でも2010年に経営不振となり、一度民事再生法の適用を受けているみたいで、これからも頑張って続いてほしいです。

 

蓮台寺温泉 しだれ桃の里まつり

チェックアウト後、蓮台寺温泉をのんびりお散歩しました。

川沿いの桜を見つつ、10分ほど歩き、しだれ桃の里に行ってみます。4月がちょうど見ごろなんだとか。

 

途中の神社では、何十段あるのかわからないレベルのひな壇がありびっくりしました。ちょっとしたお祭りですね。

 

しだれ桃の里はまさに最盛期。のどかな里山を彩るピンクの花にほっこりします。

 

ピンクと白のグラデーションがきれいでした。

 

清流荘、老舗旅館にプールやサウナが付いたいいとこどりな宿だった

客室露天の良さや、ケロサウナとかテルマリウムは唯一無二だね

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