しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2024年4月【2/2】佐渡「八幡館」泊 佐渡随一のかけ流し褐色温泉宿と島のフレンチ。世界遺産登録の金山山師ツアーで暗闇坑道を征く!

こんにちは、しろいるかです
2024年4月、新潟佐渡へ旅行をしたときの記録です。

追記:2024年7月27日、佐渡金山の世界遺産登録が正式に決まったようです!

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
東京から新潟へ
宿泊:ANAクラウンプラザホテル新潟

【二日目】
両津港~トキの森公園~Mattelato~たらい舟体験(矢島)~宿根木集落散策
宿泊:SADO NATIONAL PARK HOTEL OOSADO(ホテル大佐渡

【三日目】
尖閣湾揚島遊園~大野亀~二ツ亀~ma_ma~ラ・プラージュ
宿泊:国際佐渡観光ホテル 八幡館

【四日目】
佐渡金山(アイランドミラージュ、ガイド付き山師ツアー)~北沢浮遊選鉱場~白雲台

この旅のひとつめの記事

 

尖閣湾揚島遊園

ホテル大佐渡を出発して、金山は最終日に回してまずは島の北部へ行くことに。途中何度も道路標識に出てきて有名そうな観光地として、この尖閣湾揚島遊園があったので行ってみました。

昭和感あふれる入口。

 

中も昭和感たっぷりだった!おみやげ物やさんです。この奥でチケットを購入し、建物の先へ抜けていきます。

 

もともとは景勝地のようで、この一体を観光地として整備しているみたいですね。

 

セルフたらい舟。これが地味に面白かった笑

意外にうまくこげない

 

もう少し進んでいくと奇岩地帯に架けられた橋と、眼前に広がる日本海が!

 

立派な橋です。欄干が低くてちょっと怖いけど、下を覗いてみると…

 

海がきれいすぎる!?

 

ものすごい透明度です。薄曇りだったのにこの透き通る青色はすごい。

心洗われるような青さ

 

下の方に降りていって、橋を見上げる場所にもいけます。

 

洞窟のような場所を越えていくと

 

遊覧船のりばです。まぁいいか…とスルーしてしまったけど、乗ればよかったかな。入園料とは別料金でした。

 

カモメ四天王が出迎えてくれました。やっぱ乗るべきだったか…!

 

大野亀

さて、揚島遊園から先は基本的にこの島の最北端の大野亀まで寄る場所はありません。コンビニとかそういったものも一切ないのですが、海を横目に気持ちいいドライブができました。

この大野亀は佐渡の最北端にある景勝地。海にせりだした山が亀の甲羅のようにぽっこりしています。

 

なんだか神域っぽい?

 

この大野亀、登ることができるんです。往復30分ほどの時間ですが、高低差がかなりあるので結構しんどいです。

こうやって間近で見上げるとなかなかの急さ加減がわかりますね。写真の右上、白い粒みたいに見えるのが人です。

ものすごい急坂にみえるけど、実際登ってみると割となんとかなる

 

道自体は舗装されていないものの、スニーカーがあれば大丈夫そうです。危険箇所はないですが高度感は多少感じるので高所恐怖症だと怖いかも。

 

でもこの見晴らしは最高です!

 

そしてここも海がきれい。日本海ってこんな海きれいなんだ…

 

亀の甲羅部分の手前も広い草原地帯になっていて、登らなくても十分いい景色を楽しむことができます。

 

頂上に到着!まさに360度の眺望です。

しばらくここに居たかったのですが、近くに巣があるのかスズメバチを見かけて落ち着かず、早々に退避しました。。

 

めっちゃいい景色なんですけどね。

わずか30分でここまでの達成感を得られるところはそうそうない

 

二ツ亀

島の北端にはもう一つ観光地があります。それがこの二ツ亀。こっちも亀なんですね。

ここにはホテルもあります。海水浴場なので夏場は大人気そう。

 

ホテルの裏手から浜辺に降りられるのですが、これはすごい場所です。2つ甲羅が並んでいる用に見えるので、これが名前の由来かな?亀の甲羅の部分まで砂浜の道が続いていて、これからここに降りていくのだと思うとワクワクします。

 

相変わらずきれいな海。こんな場所で泳ぎたい。

 

色んな場所までの距離を示した標識。ウラジオストクが意外と近いことに驚きです。

 

それでは降りていきましょう!

 

近くでみると大きいなぁ。

 

対岸には、先程登った大野亀も見えました!

島の北部の観光地はおおむねこの2箇所だけなので、興味がなければスルーすると佐渡観光は一泊二日でギリギリ詰め込めるかもしれません。ここへの往復だけで2時間ぐらいかかってしまうので。

ただ、なかなかの景勝地ですし、島を一周するという達成感も得られるので、個人的にはプランに組み込むのがおすすめです!

 

ma-ma

島の中心部まで戻ってきました。島の北端へのルートは、右回りも左回りもお店はほぼないです。何かしら食料は持っていったほうがいいかもですね…。

さて、船で島に到着した際に利用した両津港まで戻ってきました。近くにある評判のケーキ屋さんへ。一見すると民家のようです。

 

チーズケーキ専門みたい。佐渡番茶を使ったバスクチーズケーキがめっちゃ美味しそう!

 

このあと宿でいただいたんですがかなり本格的なお味で美味しかったです。しかもこれ、ずっしりホールなのに1000円しないんですよ。安すぎませんか…?

ホテルでのお供に、このバスチーはおすすめです!

バスチーなら多少日持ちするしお土産にも良さそう

 

ラ・プラージュ(Ryokan浦島)

さて、今日の夜泊まるホテルでは夕食をつけていません。

ではどこで食べるのかというと、こちらのレストランで島フレンチを予約していました。

 

宿泊予定のホテルからは車で5分ちょっとなので気楽に行くことができます。

Ryokan浦島というホテルのレストランなのですが、外来利用も受け付けていて、おそらくですが佐渡では一番洗練されたフレンチレストランのようです。

 

海には直接面していないのですが、松林がホテルの敷地のようになっていて、その先には海があります。海が近いのもいいですね。

 

松林を眺められる席でディナーをいただきます!

 

魚もお肉もあるフルコースですね。

 

外来の場合だとどうしても車を使うからお酒を飲めないのは残念だけど、そういう利用が多いのか、メニューにはしっかりノンアルコールのドリンクも用意されてました。コーディアルドリンクというものをいただいてみました。フルーツやハーブを漬け込んだシロップを使った飲み物で、さっぱりして美味しかったです。

 

最初のお皿はなんだか立体的。アミューズが3個所に分けて盛り付けられています。

 

桜鱒のミキュイ。もっちりした食感がよいですね。

 

こちらは追加オーダーになるのですが、玉ねぎのスープです。玉ねぎが1個丸ごと入ったようなインパクトある形で運ばれてきました。

 

すごい甘みです。これは美味しいです!旬だったのもあるかもですが、メニューにあれば追加したいですね。

 

ヒラメのポアレ。

カリカリの身フワフワです。

 

こちらはメニューにはないですがいただけました。鯛のフリットだったかな…?

 

お口直しのオリーブのジェラート

 

メインは佐渡の黒豚のロティです。

もうちょっと火が通っていたほうが好みかな…?

 

最後はデザートです。

テンポよくお料理もサーブしてもらえて、気持ちよく食べることができました。

 

島で食べるフレンチはいいですね。お値段も東京と比べるとリーズナブルです。

現地の食材使ったローカルガストロノミー的な楽しさもある

 

八幡館

さて、本日の宿はこちらの八幡館

松林の中にあるホテルです。海からは少し離れているかな。

外観はなかなか歴史ある感じですね、どうやら佐渡では格式高いホテルだったようで、過去には天皇も泊まられたそうです。

 

車はホテルまでの道なりに停めていく感じです。ホテルの近くに停めたいなら早めにチェックイン推奨ですね。

 

立派なロビーですね。

 

外観からは大型旅館の趣でしたが、実は旧館と繋がっており、お安いプランだとそちらのお部屋になります。こっちは木造二階建てで、昔ながらの旅館の雰囲気が感じられますね。

 

お安いプランだったし旧館だったしで快適さの面では少し覚悟してたんですが、普通に綺麗だしちゃんとした旅館の感じです。ちょっとだけ畳が沈んでいたかな?ぐらい。

 

林の中なので眺望はありませんが、目の前が壁!ってこともなかったのはいいですね。

 

さて、なぜこちらの宿を選んだのかというと、それはこの大浴場。

佐渡では温泉がところどころ湧いていますが、島で唯一かけ流しにできる湯量・温度の源泉が湧いているのがこの八幡館なのです。

 

めっちゃいい温泉です!

茶褐色の色がついたお湯が大量にかけ流されており、オーバーフローの量が多いです。かなり広い浴槽なんですがフチからお湯があふれ出ています。

さらに、香りがすごい。なんて表現していいかわからないのですが、硫黄でも鉄でもない甘い?香りがする温泉って思うのですが、それがここではかなり感じられます。

 

この手の温泉としては過去最高かもしれないです。源泉温度もかけ流しに適した温度で、最高すぎる。

 

男女ともに露天風呂もあります。こちらは男性用。女性よりちょっと広いです。

こっちは循環ろ過しているみたいで内湯のような香りと浴感はありませんでしたが、外の風にあたりながら入るのも気持ちいいですね。

ちなみにおまけ程度ですがサウナ+水風呂もありました。

温泉は良すぎた

ドバドバ系のかけ流しは入ってて気持ちいいね

 

夜ご飯は島フレンチを食べたので、今回は朝食のみプランです。

朝食は本館の最上階にあるレストランでいただきます。四方が見渡せる見晴らしの良い会場で、広々していて気持ちいいです!

 

朝食ブッフェは標準的な感じです。イカのお造りがあるところが特徴かな?

必要十分で美味しくいただけました。

 

外に出られる場所もあり、佐渡の風を感じながら景色が見られるのも良い感じです。

 

こうやって見ると、海も結構近いですね!

 

宿泊の感想

かつては佐渡いちの高級旅館だったと思われる八幡館ですが、少し時代の流れで古びている感じは否めないです。

とはいえロビー含め内部はとても綺麗ですし、旧館はそれはそれで趣があってむしろこっちの方が好きな人もいるかも。

そしてなにより外せないのは温泉。温泉好きが佐渡に訪れたなら確実にここは満足できます佐渡随一なのはもちろん、内地でもこれほど良質な温泉にはそんなに簡単には出会えないと思います!

 

史跡 佐渡金山

さて、いよいよ佐渡観光の本丸、佐渡金山へ!

佐渡金山の遺構は、北沢浮遊選鉱場など、いくつか分散していたりしますが、基本的にはこの史跡 佐渡金山を押さえておけば間違いないです。

さらに、史跡 佐渡金山は大きく2つのコースに分かれています。明治時代の坑道、道遊坑と、江戸時代の坑道、宗太夫です。

それぞれ別料金で、ルートも違い、見どころも全く異なるので両方見るのがオススメ。

 

道遊坑は坑道自体はそれほど面白みはないですが、坑道を抜けた先には自然あふれるエリアで、道遊の割戸というビュースポットがあるし、当時のトロッコ等も展示されていたりします。

太夫坑は坑道の中に自動人形が展示され、坑道自体も複雑なつくりで見どころがあります。坑道を抜けるとこじんまりとした展示館があります。

 

ちなみにどっちもゴールは同じ場所に戻ってきます。

さらに、道遊坑を利用したAR体験(アイランドミラージュ)と、上記2つの坑道とは全く別の坑道をヘッドランプの明りだけで進む、山師ツアーというものもあります。

今回はこの全てを網羅しました!

 

道遊坑

足元はコンクリで舗装されていて歩きやすいです。通常時だとあまり見どころがないからか、アイランドミラージュのコースとしても使われており、ところどころそのための設備があります。写真の奥の青いクリスタルなんかがそうですね。

 

線路の跡もあったりして、それっぽい雰囲気が感じられますが、これ単独だと少し単調かもしれないです。

 

私たちはアイランドミラージュも体験したのですが、なかなか頑張ってるな…という印象。無機質な坑道をうまく活かした体験ができるようになっています。ARグラスをかけて進むのですが、だんだん現実との境目が曖昧になってくる不思議な感覚が味わえました!

体験時間は30分ぐらいなのですが、坑道内は寒いので夏場だと羽織るものが欲しいですね。

 

こういう当時の標識とかってワクワクしますよね!

 

アイランドミラージュ用のプロジェクションマッピングも至る所に。音響もセットになってます。しかしこれ、アイランドミラージュをやってない人からすると謎ですね笑

ズゥン… みたいな重低音が時折聴こえるので何事かと思う

 

結局アイランドミラージュで一周、通常でもう一周して堪能してます笑

 

特にアイランドミラージュを終えたあとに出て来ると、現実世界に戻った感がすごいです。ARによる視覚的な部分だけでなく、坑道内は温度湿度も全然違うので、実は坑道ってこうしたAR体験の場にピッタリなのかも…!?

 

坑道から出て来ると、この佐渡金山いちのビュースポット、道遊の割戸が現れます。

これは江戸時代、坑道を掘る技術が乏しかったため、露天掘りといって山の上から切り崩すように掘っていった跡なのだとか。

 

綺麗に分かれています。これだけ掘るのはさぞ大変だったでしょう…。

 

近くまで行くこともできます。近くで見るとなんと根本までしっかり掘り進められていることがわかります。5分ちょっと歩きますが、ぜひここまで来て当時の人たちの執念を感じたい。

 

他にもトロッコ車庫とか、当時の遺構をいくつか見ることが出来たりします。

 

このトロッコの切り替えレバーにワクワクする笑

 

最後はお土産物屋さんに戻ってきてゴールです!

 

太夫

続いてもう一つの坑道へ。こっちは江戸時代のものなのでより古いですね。

こちらは自動人形による江戸時代の採掘法の展示がされています。当時の坑道をそのまま使って再現しているそうなので、まさにこういう感じで作業をしていたんだ…という雰囲気がかなり感じられます。

 

高低差がかなりある。全国に鉱山跡ってそこそこあると思いますが、これほど立体的で、気合の入った展示は佐渡金山だけじゃないでしょうか。

 

じっくり見つつ30分ぐらいで出口へ。

最後は地鎮祭のような、坑道を掘る前に金脈を掘り当てられるよう祈願の場が展示されているのですが、これがなんとも印象に残りました。

この後は小さな展示館があり、そこを抜けるとさっきの道遊坑の出口のお土産物屋さんに合流します。

 

山師ツアー(無名異坑)

さて、上記2つの坑道は基本的に営業時間内ならいつでも参加可能ですが、こちらの山師ツアーは一日2回限定、人数限定で行われるツアーです。

前日までの予約必須なので、事前予約をしておきましょう!ちなみに受付は同じ場所です。

ガイド付 山師ツアー 予約 | 史跡 佐渡金山

路面の舗装もされていない坑道なので、支給される長靴を履いて、ヘルメットをかぶり、合羽を着て臨みます。まずはこちらの無名異坑へ。名前がなんだか怖い…。

 

完全に手掘り。この独特の波打った坑道を進みます。明りは一切なく、懐中電灯の明りだけが頼り。

ガイドの人が先導して、その後ろを10人ぐらいが進むんですが、最後尾になるとすごく怖い笑

 

一度全員の明りを消して、江戸時代の明りに切り替えてみせてくれます。こんな頼りない明りで頑張ってたのか…!

現代の明りでも怖いのに

 

途中、風を送り込む出口がありました。外の灯りってほっとしますね…。

ちなみにこの無名異坑は、先ほどの宗太夫坑と繋がっているそうです。太夫坑の展示の音(声)が僅かに聞こえるので、幽霊と勘違いしてびっくりする人がいるんだとか。確かにその説明なかったら私もたぶん勘違いする笑

 

山師ツアー(大切山坑)

次はこちらの坑道です。ここは非常に広く、他の坑道とは少し場所が離れています。

 

こんな感じの装備で入っていきます。

 

次に外の光を見られるのはいつになるのか…。

 

これ、めちゃくちゃ高度な技術で掘られています。風の循環を良くするために、平行して坑道を掘っていくそうなのですが、右側と左側(左は埋められてる)の間の壁がものすごく薄いんですよ。

これだけの測量技術が江戸時代にあり、その通りに掘り進められる技術力があったのだそうです。

 

キラキラするのが鉱脈…という説明だったような。

そんなこんなで山師ツアーは二つの坑道合わせて100分という長丁場でした。これで2500円ってめっちゃ安いし、なによりも他ではできない体験が楽しかったです。やっぱりヘッドライトの明りだけで暗闇の坑道をずんずん進むって、冒険感がすごい。

佐渡に来たなら山師ツアーの事前予約を忘れずに!

 

北沢浮遊選鉱場とシックナー

昼の姿を見ていなかった浮遊選鉱場へ。先ほどの史跡 佐渡金山からは車で10分弱の距離です。歩くのは厳しいですね。

芝生の広場が気持ちいいです。特に入場料などはなく自由に入れます。(遺構部分は中に入れず、見るだけだけど)

 

シックナーは昼間見ても怖い…。

 

どこまでも続いてそうな暗闇。

 

シックナーは怖いですが、カフェもあったり、公園のような雰囲気です。こちらも併せて見学コースに入れるとよいですね。

 

交流センター白雲台

いよいよ佐渡の旅も終わり。最後に佐渡スカイラインというドライブコースを通って両津港に戻ることにします。

最高地点の標高はなんと1000m近くまで登ります。佐渡は険しい山が中央にそびえているんですね。

途中、唯一の休憩場所の交流センター白雲台です。15時までであればソフトクリームが食べられたそうですが、もう閉店してた。残念。

 

見上げると佐渡の最高峰が。標高1171mだそうです。頂上には自衛隊のレーダー基地があるそうです。確かに日本海だしな…。

 

白雲台から見下ろすと佐渡の平野が。険しい山と平地。佐渡の地形は多彩ですね。

 

海も見える。これから向かう両津港もこっちです。

 

両津港

ジェットフォイルに乗って佐渡を発ちます。

 

丁度夕陽の時間。赤く染まる佐渡の山々を見ながら…

 

佐渡、いいところでした。

 

新潟駅前のへぎそば屋さんでタレカツ丼とへぎそばを食べて帰宅しました。

 

佐渡金山は見どころたくさんで楽しい。山師ツアー最高。

かけ流しの温泉とか島フレンチとかもあったし、良い島だった。

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