こんにちは、しろいるかです
今回は2019年11月に行った長野旅行の二日目です。上高地をウォーキングした後は白骨温泉でゆっくりします。
一日目の記事はこちら
早朝の上高地お散歩と上高地温泉ホテルで朝風呂
ぐっすりお休みして、朝は6時半過ぎに起きました。高原の朝は早い…。
と、早く起きたのには理由があって、朝風呂に入りに行くのです!上高地には温泉が湧いていて、上高地温泉ホテルと上高地ルミエスタホテルの2か所だけ、温泉大浴場が付いているのです。そして、朝の7時から9時の間には、上高地温泉ホテルでは立ち寄り湯をやっているのです!(もちろん、お昼とかの時間帯も立ち寄り湯ができるみたいです。)
上高地帝国ホテルはやはりホテルなので、当然大浴場などはないですし、お部屋のバスもキレイですが温泉に入りたい…!
上高地温泉ホテルは帝国ホテルから歩いて10分ほど。早朝の上高地の清々しい空気を吸ってお散歩するにもちょうど良い距離です。
山頂を朝日が照らしています。7時前でまだ太陽は山に隠れて出てきていないけど周りは明るいです。
これが上高地温泉ホテル。残念ながらロビーは宿泊客専用なので入れません。
立ち寄り湯には右側の売店のあたりから専用の通路があるので、そこを通って入ります。このような場所なのに一人800円と良心的なお値段。バスタオルはついていないので、ホテルから持ってくるとよいですね。
出典:上高地温泉ホテル
お風呂の写真は撮れないので公式サイトから。露天風呂はそこまで広くはないですが、源泉かけ流しで、樽風呂とそれ以外のお風呂が泉質が異なるので贅沢に楽しむことが出来ます。朝だと人もあまりおらず、のんびりと入ることが出来ました。
上高地で温泉の無いホテルに泊まった時は朝ここに来るのがオススメ!
お風呂からでるとちょうど朝日が山から顔を出そうとしていました。
後ろを振り返ると朝日に照らされる焼岳の姿が!こちらも綺麗です。
上高地帝国ホテルの朝ごはん
ホテルに戻ると、館内全体がコーヒーの香りに包まれていました。朝ごはんの時間だ!
朝ごはんは宿泊者のみで、あずさ庵で和定食かダイニングルームでアメリカンブレックファストの選択肢があります。私たちは、コーヒーの香りに惹かれてそのままダイニングルームへ。
朝からフルコースのような贅沢なセッティングでした。一人3,500円ぐらいのアメリカンブレックファストを選択。他にもアラカルトや、5,000円ぐらいでシャンパンなどもついた豪華なブレックファストコースもありました。
まずサラダとフレッシュジュースが出てきて、メインは卵料理とソーセージ等です。オムレツがフワフワで美味しかった!
パンの写真を撮っていませんでした…。トースト、クロワッサン、ブリオッシュが選べます。ちなみにジャム含めおかわりもいくらでもできるので朝はブッフェで満腹まで食べたい派も満足です。
また、ホットコーヒーもカップが空になると、ホテルマンの人がどんどん注いでくれます。館内に広がるコーヒーの香りの正体はこれですね。美味しくて何杯もおかわりしてしまいました。
ちょっとお値段はするけど、帝国ホテルならではで朝から贅沢気分を味わえるのでぜひ!
帝国ホテルの館内散歩
さて、お部屋に戻ってもうひと眠りした後、荷物をまとめてホテルを出発します。出る前に館内をお散歩。館内には雰囲気のいい場所がいくつかありました。
バー ホルンです。夜ここでカクテルなんか飲むと雰囲気出そうですね…!
売店の前にあったホテルの模型。よくできてます。売店ではかなり種類のあるお土産が売っています。上高地帝国ホテルの形を模したパッケージのお菓子や、ロゴ入りの様々なアイテムがあったのでお土産だけじゃなく思い出を持ち帰るのにもピッタリですね。コーヒーが美味しかったので思わずコーヒーを買ってしまいました。
2階にあるテラス。奥には穂高連邦を望む見晴らしのいい場所です。11月だとちょっと寒いけど、夏場は夜にここで涼みながら星を見るのなんて良さそう!
上高地帝国ホテルは豪華なプールがついていたり、温泉があったりするわけではないのにお値段は高い。
けど、夜の暖炉の炎、朝のコーヒーの香り、館内全体が醸し出す雰囲気はここでしか味わえない。満足できるホテルだった!
明神池へ(梓川右岸コース)
さて、ホテルに荷物を預けて、今日は明神池を目指します。明神池は河童橋から片道1時間ほどでたどり着ける、上高地のハイライトともいえる景勝地です。普段歩いていないと片道1時間!?と少し二の足を踏んでしまいがちですが、行って良かったと思える、上高地に来たなら外せない場所でした。
ホテルをでてまずは河童橋へ。このあたりは紅葉が最盛期ですね!
10分かからないぐらいでバスターミナルに着きます。ここも紅葉がすごい。
河童橋周辺から穂高連邦の写真。今日も晴天で山頂までクッキリ見えます!
明神池へは梓川右岸コースと左岸コースの二通りの道がありますが、おすすめは行きは右岸コース、帰りは左岸コースです。右岸コースは左岸コースに比べちょっと距離があり、道幅が狭く歩きづらいものの、見どころが多いです。疲れていないうちに右岸コースで見どころを回りながら明神池へ向かい、帰りは左岸コースでなるべく時間をかけずに帰るって感じですね。
写真は右岸コースの風景。こんな感じで水辺や湿原を通るルートです。
ルートの3分の1地点ぐらいにある岳沢湿原です。透明度の高い水が静かに流れる癒しスポットですね…。
至る所から水音が聞こえます。人の数もそこまでおらず、快適に進みます!
ルートの後半はこんな感じの風景を進みます。この時期でも緑がまだまだ深いです。
だいぶ疲れてきて、まだかな…?と思いはじめたころに明神池に到着。
入口には鳥居があり、ここは日本アルプス総鎮守である穂高神社の奥宮でもあるようです。
明神池
鳥居をくぐると、まず見えてくるのが嘉門次小屋です。上高地を海外に紹介したウェストンさんに上高地を紹介した人・・・だそうで、この人の子孫が経営している茶屋のようなところです。また、山のひだやという宿や宿併設のカフェもあり、色々と一息付ける場所になっています。
太鼓橋を渡ると、穂高神社の奥宮です。明神池はこの奥宮のご神体が祭ってある聖域であり、入場料を払って入る必要があります。
なお、ここではなんと御朱印をもらうことが出来ます!御朱印を集めている場合は御朱印帳を忘れずにですね!
入った瞬間飛び込んでくるのが鏡のような静かな湖面と祠。空気が変わる感じがします。
明神池は二つの池で構成されており、こちらは一之池です。
日本庭園のような趣のある二之池。こちらは小さ目の池ですが、これまた綺麗です。
紅葉が水面に反射しています。ライトアップしてるわけでもないのにこれは凄い!
池の周りを巡る道がありますが、人とすれ違うのが結構厳しかったり、巨岩を踏み越えていく場所があったりと意外にハードです笑
鴨もいました。綺麗な水の中泳いでいて気持ちよさそう。ここの鴨の生活環境は絶対良いですね…
赤く染まる水面。
緑色とのコントラストが本当に美しい。
頑張って来て良かったと思える、心奪われる絶景だった!
河童橋へ(梓川左岸コース)
明神橋を使って対岸に渡ります。見上げる穂高山が鋭くそびえ立っていますね。天気がちょっと悪くなってきたので少し速度を上げて戻ります。
わりと早足で歩いたので40分ちょっとで、河童橋の近くの小梨平キャンプ場まで戻ってこられました。ここは紅葉まっさかりですね。テントを張っている人も結構いました。
ようやく河童橋に到着。だいぶヘトヘトです。
糖分補給ということで、橋のたもとにあるTROIS CINQ(トワサンク)というお店でソフトクリームを食べます。写真の左に書いてあるりんごソフトを食べましたが、しっかりとりんごの味がする美味しいソフトクリームでした!
お土産物屋さんも沢山ありましたが、だいぶ疲れていたのでそのままスルーして荷物を預けているホテルへ戻ります。
バスから戻る道で、まさかのサルと遭遇!しかし、彼らはこちらのことなど一切気に留めず普通にすぐ隣をすれ違っていきました。間近で見ると結構なサイズでちょっと怖いですが、気にしてるのはこっちだけで、向こうは完全に知らん顔です。人間の歩道を普通に通って行くのがなんだかおもしろいですね笑
後で調べてみたところどうやら結構な確率でサルと遭遇するみたいですね。
これだけ観光客も多く、食べ物屋さんもあるのに人間を襲わないところ、ちゃんと共存できていて驚いた。
最後にホテルで荷物を回収したのですが、入口のホテルマンの方が私たちの顔を見かけるとおかえりなさい、お荷物ですね、と渡してくれました。しっかり顔を覚えていたのか、ホテルのホスピタリティにびっくりです。
さて、この後白骨温泉に向かうのですが、休日の午後だと上高地バスターミナルには下界に降りるためのバスに長蛇の列が出来ています。帝国ホテル前にもバス停があるものの、バスターミナルからの乗客でバスの席が全て埋まってしまうため、一旦バスターミナルに戻って列に並び、30分ほど待ってようやくバスに乗ることができます。
二人だと3,000円ほど差額が出ますが、帝国ホテルから帰る場合にはホテルからタクシーに乗ることを強くおすすめします。
なお、ふもとの沢渡駐車場から白骨温泉までは車で30分かからないくらいです。本数は少ないですが上高地から白骨温泉へのバスも出ています。こちらはそんなに混んでいませんでした。
山奥の秘境、白骨温泉のお宿と最終日の観光は次の記事で!