こんにちは、しろいるかです
今回は2019年10月の月岡温泉に行った思い出を振り返ります。
旅の全工程
山形県鶴岡市から東京に帰る途中、どこか温泉地に寄りたくて、ちょうど鶴岡と東京の中間、新潟にある月岡温泉に宿泊しました。全国的に名前はあまり知られていない温泉ですが、新潟市に近く立地の良い、そしてなによりお湯が良い!すてきな温泉地です。
月岡温泉とは
新潟県って全国的に名の知れた温泉はあまり聞かないのですが、泉質の良い名湯がたくさんあるみたい!月岡温泉もそのひとつ。
アクセスですが、東京からだと上越新幹線で新潟駅まで行き、駅から車で1時間弱、電車だと最寄りの豊栄駅まで20分、そこからシャトルバスで20分で着くことが出来ます。新潟の奥座敷と呼ばれているのも納得の立地です。
豊栄駅前からは月岡温泉行きのシャトルバスが出ています。片道300円ぐらいだったかな?
温泉の由来は100年ほど前に、石油掘削しようとしたら温泉が湧いた!というなんとも近代的な発見のされ方だそう。そして新潟県は全国石油生産量一位の県なんだとか。
そもそも日本で石油が採れることにもビックリ
そのような開湯経緯があるので、なんだか工業的な場所なのかなぁと思っていたら全くそんなことはなく、豊栄駅からバスに乗ると広い田園地帯を抜けていって、山のふもとのあたりに広がるのどかな温泉地でした。
温泉街
メインストリートには何軒か食べ歩きやちょっとしたお土産物屋さんがあるぐらいなのですが、「歩きたくなる温泉街」を目指しているらしく、随所に入ってみたくなるお店があります。
新潟県と言えばお米の一大生産地。新潟県の米菓屋とコラボしてせんべいの手焼き体験や、格安のアウトレット品などを買うことができるお店。
新潟県の各種地酒のプレミアムラインを取り揃えており、おちょこ3杯600円で様々なお酒の試飲ができるというお店。ここが一番賑わっていました。
隣には最近できたと思われるジェラート屋さんもありました。
お米屋さんが駄菓子屋をやってるみたい!
温泉まんじゅうのお店は3店舗あって、一つはこの月岡堂というお店と
その向かいにある結城堂というお店、あとはこの2店舗の近くにまるまたというお店もあります。味はまぁ、どこもそんなに違いはないかな笑
そのほか、写真はないですが、他にも新潟県産のごはんのお供を取り揃えたお店や、新潟県産の紅茶や雪室コーヒーの試飲できるお店、米粉をテーマにした商品を取りそろえたお店など、興味を引くお店がありました。
各店舗回ると割引券がもらえたりと、確かに歩きたくなる温泉街だ!
月岡温泉のなかでおそらく一番立派で、一番高級と思われる旅館、華風です。入口の門がでかかったので思わず撮ってみた。
温泉街といえば足湯スポットも整備されていました。
舞台もありました。イベントのときは足湯に入りながら舞台を見られるんでしょうね!
夜になるとインスタ映えスポットっぽくなりそうな広場もありました。生憎の雨だったので夜は出歩きませんでしたが…。
飲泉所もあります。月岡温泉のお湯は飲むことが出来るお湯なんですね。
「(自称)日本一まずい温泉」だそうです。飲泉用の紙コップも置いてありましたよ!
ただ温泉好きからしたら硫黄臭がたまらないので別に全然まずくない
最後に、月岡温泉発祥の碑です。ここで石油を掘ってたらお湯が出てきたのかな?
これらの場所を一通り回って1時間かからないぐらい。コンパクトにまとまった温泉地で、疲れない程度にそぞろ歩きが出来ます。
広瀬館 ひてんの音
今回の宿泊に選んだ宿です。月岡温泉は温泉街を囲むように中規模~大規模旅館が立ち並んでいるのですが、その中でも10室程度の落ち着いた宿。そして貸切露天風呂が評判というところに惹かれて選んでみました。お値段は一人二食付きで15,000円でした。
古い建物のようですが外観はフルリノベーションされていてとっても素敵。
宿の前にはお庭も整備されており、この一角はとくに雰囲気が良いです。
ロビーもしっかりリノベーションされていてキレイです。
いい感じの活花。
館内はだいたいこんな感じで整っています。
お部屋は二階でした。
調度品に味があります。リノベ前のものを使っているのかな?
寝室が別にあるタイプでした。お部屋食なのでこれは嬉しい!食べた後すぐごろごろできます!
広瀬館 ひてんの音(お風呂)
まずは、貸し切りのお風呂です。露天風呂と内湯の二種類から選ぶことが出来るとのことで、迷わず露天のほうを選択。
予約時に時間を指定して予約します。貸切一回分は無料ですが、空いていれば一回2,000円で入ることが出来るとのことだったので、朝風呂にも入りました!
湯上りスペースが広い!これは一部屋分を貸切露天風呂に改装したみたいですね。
湯桶は結構大きく、3人ぐらいは軽く入れそうな広さです。
お湯が透明感のある緑色です!緑色だと金気臭がするタイプのお湯のイメージですが、なんと硫黄の含有量が群馬県の万座温泉に次ぐ全国第二位なんだとか!硫黄が凄く香ります。そして他にも色々な成分が含まれているようで複雑な香りがします。
あぁしあわせ~
かけ流し循環併用式です。湯口は源泉、桶の内部から加温されて循環されている感じ。完全なかけ流しではないものの、結構オーバーフローしてていい感じ!
こちらは大浴場の方です。誰もいなかったので写真を失礼しました。こちらもかけ流し循環併用式。露天風呂ではないですが、窓から外気が入ってきて気持ちよいです。ここは敢えて(?)リノベーションせず昔ながらの浴場という感じで漢気を感じます…!
広瀬館 ひてんの音(ご飯)
料理は朝夕ともにお部屋食です。夕ご飯の献立。ご飯も美味しいと評判のお宿だそうなので期待!
前菜には籠が被せてあって期待が高まります!
あっという間にご飯まで行ってしまった。分量もちょうど良く、期待通りの美味しさでした。
朝ごはんも賑やかで、朝からご飯を食べすぎてしまう美味しさでした。
月岡温泉は、温泉地全体で宿泊する人をもてなそうとするすてきな場所でした。ここを目的地の旅行にしても良いぐらいだと思います。
日本にはまだまだ知らない良い温泉があるなぁ