こんにちは、しろいるかです
2022年9月、広島県を旅行しました。まずは世界遺産の宮島観光です!
- 旅の全行程
- 世界遺産、宮島へ
- JR宮島口駅
- グランヴィリオ宮島 和蔵
- あなごめし うえの
- グランヴィリオホテルの専用船で宮島へ!
- 宮島散策
- 表参道商店街周辺グルメ①
- 厳島神社
- 宮島ロープウェイと弥山
- 弥山山頂展望台
- 五重塔と豊国神社(千畳閣)
- ジェラート(BACCANO)
- 旅館さくらや
- 宮島鮨 天扇
- 夜の宮島散歩
- 表参道商店街周辺グルメ②
- 大聖院
- 焼がきのはやし
- フェリーターミナル
- 宮島口 etto(エット)と広電宮島口駅
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
宿泊:グランヴィリオホテル宮島 和蔵
【二日目】
あなごめしうえの~宮島観光~宮島鮨 天扇~夜の宮島散歩
宿泊:旅館さくらや
【三日目】
大聖院~焼がきのはやし~広島へ~原爆ドーム~中華そばくにまつ~瀬戸田へ
宿泊:Soil Setoda
【五日目】
鞆の浦観光~尾道へ~尾道ラーメン壱番館~千光寺公園~ONOMICHI U2
宿泊:urashima INN -GANGI-
【六日目】
パン屋航路~しまなみ海道サイクリング
宿泊:ドルフィンファームしまなみ
【七日目】
福山城~白浜
宿泊:ホテル川久
【七日目】
白良浜~三段壁洞窟~白浜空港
世界遺産、宮島へ
宮島といえば厳島神社。厳島神社といえば言わずと知れた日本を代表する世界遺産です。
実はそれ以外宮島に対するイメージはあまり湧いていなかったのですが、今回一泊二日で宮島を遊び倒したら、寺社仏閣はもちろん、それ以外にもグルメに自然、鹿との触れ合いなど多岐に渡る楽しさがあって、しかも一泊二日でちょうどよく周れるコンパクトさが素晴らしい!帰るころには宮島マスターになった気分に浸ることもできます。
丁度一泊二日で名所的な場所はほぼ全て網羅できた気がするので、一泊二日の宮島観光モデルコースとして記録に残したいと思います。
JR宮島口駅
宮島へのアクセスは、広島市街からJRもしくは市電で30分ちょっとで到着する宮島口駅からフェリーに乗るのが一般的。駅前にはマイカー用の広めの駐車場もあるので安心です。
日中の写真ですが、実は着いたのは深夜。前乗りしたのです。
宮島へのフェリーは22時を過ぎても動いているので行けなくはないのですが、今日は宮島口周辺の宿に泊まります。そう、宮島内のホテルはお値段が張るのです…。
グランヴィリオ宮島 和蔵
今日泊まるのはこちらのグランヴィリオホテル。
宮島口駅からは徒歩10分弱歩くので少し距離があります。重い荷物があるとちょっと大変かも。
出来てそれほど間もないホテルみたいで、とても綺麗です。
ロビーも大きな窓から対岸の宮島を望めます。
お部屋は6階。
ごく普通のツインルームですが、寝るには十分です!
出典:グランヴィリオホテル宮島 和蔵
こちらのお宿を選んだのは大浴場が充実していること。とても綺麗なお風呂で、サウナ水風呂完備、解放感あって広い露天まで付いてます。朝サウナができるのも嬉しかった。
お値段も安いし、宮島来るならまた泊りたいです。
最上階にはラウンジまである!
朝の時間、コーヒーをいただけました。
あなごめし うえの
宮島名物といえば有名なのがあなごめし。
元々こちらのお店が明治時代に駅弁として売り始めたのが始まりだそうで、創業百余年、広島の三越にも支店を持つ由緒正しいお店です。
元祖とか、発祥とか、そういうのに弱いのでこちらのあなごめしを食べてみたい!
あなごめしのお店は大半が宮島の表参道商店街にあるのですが、こちらは宮島に渡る前、宮島口の駅前にあります。
こんな感じの風情あるお店の中でいただくこともできるんですが、もとが駅弁だったということもあり、テイクアウトでお弁当としても用意してくれます。
中でいただく場合は朝10時からですが、テイクアウトは朝9時から営業しているので予約して、朝に取りに行きました。予約なしでも買えるそうですが、予約ができるのでスムーズに購入できるのが嬉しい!
お弁当をもってウキウキで宮島に渡ります。
お弁当のワクワク感は異常
グランヴィリオホテルの専用船で宮島へ!
宮島への渡航手段は基本的には宮島口からフェリーなのですが、今回泊まったグランヴィリオホテルでは、朝10時に専用船で宮島口まで無料で送ってくれるサービスがあります。(予約制)
しかも、宿の目の前の桟橋から!
グランヴィリオは宮島口駅からはやや離れており、今回駅前のあなごめしうえのまで行ったので、そのままホテルに戻らず宮島口からフェリー乗った方が早かったんですが、こっちの船は小型船でなんだか楽しそうだったのでわざわざホテルまで戻ってきました笑
お昼は牡蠣とか食べられる場所みたい?
海側からはホテルの全景がよく見られます。
最前列の席をゲット!
こんな感じの船で、10分足らずで宮島に到着です!
通常のフェリー乗り場とは異なり、いろんな船が到着する桟橋のような場所に着きました。
宮島散策
宮島での交通手段は基本的には徒歩オンリー。島自体はそれなりに大きいですが、主な観光スポットの集まるエリアは端から端まで歩いても1時間かからないぐらい。このコンパクトさも魅力です。
お散歩が楽しい理由として、至る所にいる鹿!
もともと宮島に生息していたそうですが、今では厳島神社の神の使いとして扱われているそうです。奈良公園的な。
奈良公園と違うのは、そこまで数は多くないところかな。
奈良公園の鹿は数が多すぎる
こちらは鹿の行列ができていた。なぜかここだけ?
桟橋からのんびり歩いて10分ほどで、良い感じの浜辺と、表参道商店街に到着です。
表参道商店街周辺グルメ①
このあたりの浜辺には座る場所もたくさんあり、さっそくうえので買ったあなごめしを食べることに!
ぎっしり。これは予約限定の、通常の1.5倍サイズの特上サイズ。お値段もオトクなのと、二人で分けるとちょうどよかった!
うえののあなごめし弁当は、少し時間が経つとたれがご飯に沁み込んで味わい深くなるそうで、作って2時間ぐらいがまた美味しいそうです。
あなごはかなりカリカリで香ばしい感じ。ご飯との相性抜群でめっちゃ美味しかった。
うなぎとは似て非なるモノ
あなごめしを食べた後は表参道商店街をぶらぶら。表参道商店街は食べ歩き天国です!
宮島といえばもみじ饅頭。しかしこれは…!?
青いスライムソースに付けて食べるプチもみじ饅頭。ドラクエらしく冒険している見た目と味です…
もみじ饅頭は美味しい。ソースは…うん、個性的なお味です・・・。
商店街は数百メートルに渡って続いています。ここを通って厳島神社に行くのが観光気分も高まるしほんとおすすめですね。
続いて、もみじ饅頭を揚げた「揚げもみじ」を考案した紅葉堂さん。
揚げもみじソフトをいただきます。塩味と甘味の相性抜群!
中にはイートインスペースもあって、揚げもみじ神社があります笑
厳島神社
商店街を抜ける大きな鳥居がお出迎え!いよいよですね。
海にはなぜか大量のアオサ!!異常発生なのか、いつもこんなもんなのか…
厳島神社のシンボルである海上の大鳥居は修復中なのでした。令和4年中に足場を撤去できる見込みだそうで、修復後の真紅の鳥居をまた見てみたいな。
鹿も眺める大鳥居。
しかし、鳥居が修復中でも厳島神社の魅力は落ちません。潮の満ち引きで風景がガラリと変わる、廻廊の中に入ります。ちなみにここから拝観料が必要。
今は満潮まで行かないものの、だいぶ潮が満ちてきている状態。ちょっとアオサが邪魔ですが笑
屋外なので風雨にも晒されるでしょうけど、ものすごく綺麗に磨き上げられています。
これを維持するの、めっちゃ大変だろうなぁとか思いながら歩く。
赤青緑の光の三原色!
大鳥居が望める桟橋のような場所。
この写真の反対側が本殿。大鳥居と一直線の位置関係なんですね。
干潟みたいになってて餌豊富なんだろうなぁ。シラサギが闊歩してました。
海が見える能舞台も!
めっちゃ急な太鼓橋もある。(ここは通れません)
廻廊を渡って対岸までやってきました。遠くに見える五重塔もあとで行きます!
廻廊の出口を出たとこにある立派なお寺。大願寺というそうです。綺麗な公衆トイレ併設で観光客に優しいお寺。
宮島来たら絶対に外せないね
宮島ロープウェイと弥山
宮島が世界遺産に登録された理由としては、厳島神社があることももちろんですが、原生林が広がる自然豊かな山、弥山も自然遺産として登録されており、文化遺産との複合なんだそうです。
弥山は自力で登山することもできますが、山頂付近までロープウェイが繋がっているので、今回はロープウェイで山頂を目指します!
昔ながらのレトロな字体のゲート。ここからまだまだ歩きます。
9月だというのにめっちゃ暑かったので、途中のお店でレモンスカッシュをいただきました。暑い日のレモンって最高に美味しい。
市街地を抜けて、紅葉谷というエリアを歩いていきます。ロープウェイ乗り場までは歩いて10分ほどですが、ここからは舗装されていない道を歩きます。もちろん送迎バスもちゃんとあるので安心。
老舗旅館、岩惣のそばを通ります。ここだけ岩惣の敷地なのかめっちゃ庭が整備されてる!
こんなところにも鹿が!
紅葉谷に入ると鹿の大群に遭遇しました。街中にあんまりいないと思ったら、こんなとこにいたのか!
紅葉の時期だったらまさに紅葉谷の名の通りになりそうです。
ロープウェイ乗り場に到着。厳島神社からは歩いて15分~20分ぐらい。
まずは小型ゴンドラで中腹まで。
宮島のほとんどが自然豊かな森であることがわかりますね。。
中腹ではロープウェイに乗り換えて山頂付近へ。
山頂駅には飲み物やちょっとしたお土産物屋さんがありました。ここからは徒歩で山頂を目指します。この地図をみたらすぐっぽいですが、ここからが結構あります。
弥山山頂までは一キロの道のり。片道30分ぐらいとかですかね。
登山と考えたら楽勝ですが、観光モードだと結構きついかもしれない。
こんな感じの道のり。結構高低差があります。
道は山頂まで全て舗装されているため、普通の靴であれば難なく歩けますが、ヒールはやめておいた方が良さそう。
時折景色が抜けるので、それに癒されながら頑張って歩きます。
途中にある霊火堂。ベンチもたくさんあって休憩ポイントになってました。
こんな岩くぐりもしながら、もうすぐ山頂です!
弥山山頂展望台
山頂には最近作られたと思われる展望台がありました。
寝転べるような広さの座る場所。風が吹き抜けて気持ちいい。
山頂は360度の絶景!
瀬戸内の島々まで遠く見ることができます。
景色良すぎ
ロープウェイの終点でもそれなりに景色は良いのですが、折角なので頑張って山頂まで歩くのをおすすめします。絶景と程よい達成感を味わえます。
所要時間はロープウェイ待ちや山頂での休憩時間なども考えると厳島神社からの往復で2~3時間は見ておきたい感じ。
そのため天気イマイチだったらロープウェイはパスして、代わりに宮島水族館に行くのが良いかも。今回の旅で唯一行っていない宮島の名所です。
五重塔と豊国神社(千畳閣)
宮島の市街地に戻ってきて、今度はチラリと見えた五重塔を目指します。
五重塔の隣には千畳閣という、豊臣秀吉が建立を命じたというとても広い大経堂があります。残念ながら未完成なんだそうですが、その結果広々とした唯一無二の雰囲気に。
100円で拝観できて、中は風通しが良いので有料休憩スポットみたいになってました笑
外回廊も大きい。
ジェラート(BACCANO)
山を登ってだいぶ疲れたので商店街付近にあるジェラートのお店へ。町家のような風情ある建物です。
広島らしいフレーバーもありました。
レモンがめっちゃ美味しかった。広島県は国産レモンの生産量一位なので至る所で推してますね。
だいぶ日も落ちてきた。
旅館さくらや
本日泊まるのは、宮島でおそらく最安値の素泊まり専門宿、旅館さくらやさんです。
宮島は島の規模の割に宿泊施設はかなり多いのですが、それでも広島市内と比べるとだいぶお値段が張ります。温泉も期待できないので、いっそ割り切ってしまった。
最安値といいつつ中は普通に綺麗です。
お部屋は海側でないと景色は基本無く、トイレも外ですが清潔なので気にならないです。
お風呂は地下にありました。とりあえず体洗うには十分です。
お部屋で少し休憩して外に出てみたら、海が赤く染まっていました。
宮島は対岸の本土の夜景が見られて夜も綺麗です!
宮島鮨 天扇
宮島に素泊まりで宿泊する際、注意点があります。
島内にコンビニはないし、夜やっているお店や商店がほとんどないです。温泉街あるあるですが、夕食難民になりかねないのでどこか予約しといたほうが良いですね。旅館さくらやさんでも夜やっているの案内は一応ありました。
今回、こちらの天扇さんへ行ってみました。ミシュランにも掲載されて、島で唯一のお寿司屋さんだそうです。当日入るのはたぶん無理なので予約必須。
商店街の近くにあります。店構えがもう素敵。
店内もとても洗練されてます。カウンター席でいただきます!
お寿司とちょっとした料理が楽しめる、おまかせコースにしました。
鱧の湯引き。この後のお寿司もおいしいことを確信です。
お造り。めっちゃ新鮮です。これは美味しいわ…。
広島と言えば牡蠣!
柚庵焼きもふっくらしてていい感じです。
茶わん蒸しも食べて、さぁいよいよお寿司です。
実はカウンターで一貫ずついただくお寿司って食べたことなかったんですが、めっちゃ良いですね。握ってもらってるところとかも見られてライブ感あります。
すごいなぁと思ったのがシャリの柔らかさが絶妙なこと。お寿司って単にご飯の上にお刺身を乗せたものじゃなくて、シャリとネタが合わさってお寿司って料理になるんだなと思います。
エビもおいしいー。
アジ。どれも鉄板ネタですね。
これが一番だった。ほんのり炙ったサワラ。
めっちゃふっくら。あなごめしのカリカリとは全く違う方向性のあなご。
和牛。美味しいけどここまできたら全部お魚でもよかった!
かまくらみたいなフォルムがかわいいウニ軍艦。
ダシの美味しい玉子焼き。
わさびの茎が豪快なわさび巻。よく嚙んでると涙出て来る笑
あまいカステラ風玉子焼きで〆です。あんまり食べたことなかったので知りませんでしたが、江戸前鮨のデザートといえばこれなんですね!
お店の雰囲気も良くて、そこまで観光地価格でもなく美味しいお料理をいただけました。宮島は二食付き旅館が多いですが、夕食無しのプランにしてここで夜食べるのも良いですね!
夜の宮島散歩
夜ご飯を食べた後は夜のお散歩です。
静まり返った表参道商店街。
丁度満潮だったのかな?
廻廊の素晴らしいリフレクションが見られました。
改修中だけど鳥居もライトアップ!
五重塔もなんだか妖しい。
夜に空いているお店は基本ないのでお散歩だけですが、灯篭も点いているし道は明るいです。賑やかな日中とは全く違う、静かな宮島の雰囲気を楽しむのもおすすめです。
鹿も夜景を見ながらお休みモード。
楽しい宮島の夜でした。
泊まったから味わえる宮島の夜
表参道商店街周辺グルメ②
翌朝。
朝ごはんは無いので、ぶらぶら商店街を巡ります。
こちらは食べ歩きにぴったりのコッペパンを売ってる勝谷菓子パン舗。
お好み焼きパン。これってほぼ焼きそばパンなのでは…?
お店忘れちゃったけど昨日に続いて揚げもみじ。
よくテレビで取り上げられてるらしい三遊姫さんのにぎり天も食べて
喫茶しまで道中食べるレモンケーキをお土産に買いました。
モーニングもやってるので朝はここで食べるのがよいかも。
大聖院
さて、お昼までもう少し観光します。
宮島にある大きな寺院でまだ行っていないのは大聖院。厳島神社からさらに先にあるのでちょっと距離がありますが、時間あったので行ってみると立派な建物に驚きました。
長い階段を登ると
広い境内です。建物がたくさんあります。
奥まっている場所にあるので見えませんでしたが、普通にすごい。京都の立派なお寺並み。
古くは秀吉が茶会を開いた場所だそうで、明治天皇の行幸の際には宿泊所としても使われたという格式高いお寺です。
こんな大きなお寺が島にあるなんて、宮島が信仰の島であることがわかりますね。厳島神社との関係も深いので、是非セットで訪れたい場所です。
焼がきのはやし
最後に、宮島では至る所で炉端で牡蠣を焼いてるお店があります。島を離れる前に食べておかねば…!ということで訪れたのが商店街にある焼がきのはやし。
めっちゃ良い匂いが漂う焼がき。
ただここはテイクアウトではなく、お店の中で食べる仕組みです。
折角なので生牡蠣も…。
生牡蠣ってノロが怖いですが、ここは自主検査やってるそうで、ノロウイルスの発生しない海域でとれたものだけを使っているそうな。安心感がすごい。
焼がきも豪快にいただきます。
新鮮で美味しい牡蠣を、リーズナブルなお値段でいただけるのはやっぱり産地だからですね!人気店ですが、11時過ぎであればそこまで並ばずに入れました。
やっぱり牡蠣専門店は違う
フェリーターミナル
一泊二日の宮島旅も終わり。堪能しつくして大満足でフェリーターミナルに向かいます。
この日は実は台風が近づいていて、海が荒れ気味…。欠航になるまえに脱出です!
宮島口 etto(エット)と広電宮島口駅
フェリーターミナルの宮島口側は最近リニューアルしたのかとても綺麗。
ettoという商業施設が併設されていて、中にはレストランやおしゃれなカフェ、お土産物屋さんがありました。ちらっと覗いてみると楽しいです。
すっかりレモンにハマった。
さて、広電に乗って広島市街へ向かいます。
楽しかったー。
宮島は一泊二日で巡るのにぴったりの島
文化、自然、食。全ての要素が高次元でまとまっててめっちゃ楽しかった
島旅って楽しいよね