こんにちは、しろいるかです
2022年9月、広島県を旅行しました。四日目はしまなみ海道サイクリングで尾道から今治まで一日で横断、その後はドルフィンファームしまなみでグランピングです。
- 旅の全行程
- しまなみ海道サイクリングとは
- 自転車の確保(レンタサイクル)
- コース
- 向島(8:00到着)
- 因島(8:50到着)
- 生口島(9:40到着)
- 大三島(12:20到着)
- 大三島:道の駅 多々羅しまなみ公園
- 伯方島(13:50到着)
- 大島(14:30到着)
- JR今治駅(16:40到着)
- 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた
- ドルフィンファームしまなみ
- ドルフィンファームしまなみ:ロータスベルテントB
- ドルフィンファームしまなみ:夜のバーベキュー
- ドルフィンファームしまなみ:朝
- ドルフィンファームしまなみ:イルカビーチでイルカを見る
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
宿泊:グランヴィリオホテル宮島 和蔵
【二日目】
あなごめしうえの~宮島観光~宮島鮨 天扇~夜の宮島散歩
宿泊:旅館さくらや
【三日目】
大聖院~焼がきのはやし~広島へ~原爆ドーム~中華そばくにまつ~瀬戸田へ
宿泊:Soil Setoda
【五日目】
鞆の浦観光~尾道へ~尾道ラーメン壱番館~千光寺公園~ONOMICHI U2
宿泊:urashima INN -GANGI-
【六日目】
パン屋航路~しまなみ海道サイクリング
宿泊:ドルフィンファームしまなみ
【七日目】
福山城~白浜
宿泊:ホテル川久
【七日目】
白良浜~三段壁洞窟~白浜空港
今回の旅のこれまでの記事
しまなみ海道サイクリングとは
サイクリングをしたことがあるなら、一度はやってみたいしまなみ海道サイクリング。
広島県尾道市から、愛媛県今治市までの島々に架かる橋を渡っていく絶景サイクリングコースです。
全長80Km近い長さですが、非常に整備されて走りやすいコース、次から次へと現れるビューポイント、途中に何か所もある休憩できる場所。
早朝から走り始めれば途中観光スポットもしっかり押さえつつ、日が暮れる前に余裕を持って今治まで到着することができました!
自転車の確保(レンタサイクル)
ガチ勢はたぶん自前の自転車を持ち込むのでしょうけど、そうでない場合は尾道(もしくは今治)でレンタサイクルを借りるのが定番。レンタサイクル屋はいくつもありますが、ゴール地点の今治でも返却可能なレンタサイクル屋で借りるのがオススメです。
乗り捨てに対応していない自転車屋でも、有料の回送サービスとかを使えば行けそうですがお値段がだいぶ高くついてしまうので…。
借りる自転車の種類については、私たちはクロスバイクを借りました。ロードバイクはハンドルの形状が普通の自転車と違うので慣れるまで大変だと思ったので。
電動自転車というチート車両を借りられるお店もあるんですが、こちらは残念ながら調べた限り、今治で乗り捨て可能な店舗はありません。そもそも踏破しようとすると、最後までバッテリーが持つか怪しいですね。
ラクはできないか…
ということで、選択肢はだいたい2つ!
台湾の自転車メーカー、ジャイアントの直営ストア。尾道と今治にお店があり、両店舗間で乗り捨てが可能です。お値段はやや高めですが、整備状況は完璧っぽい。
- しまなみジャパン
広島県と愛媛県が合同で運営する公益法人の展開するレンタサイクル。公営なのでお値段がお手頃なうえ、コースの途中の各島で返却ポイントが設置されており、途中でリタイアしてバスに乗り換えるということが可能。
ただ、車両の個体によって整備状況がまちまちなのと、予約時にクロスバイクを確約できない。(まさかのママチャリになる可能性があるっぽい笑)
ジャイアントストアにしようと思ってたんですが、満車で借りられず、しまなみジャパンで借りました。
無事クロスバイクを借りられましたが、2台中1台は少し整備状況が甘かったので、借りるときに少し走ってみて、イマイチそうなら交換お願いしてもよいかも。とはいえ最後まで問題なく走り切れましたし、お値段もお安いので全然アリです!
台数はかなりあったけど、繁忙期だとどうなんだろう
コース
出典:しまなみジャパン
上の図でいうと、青い線が尾道から今治までを繋ぐ、いわゆる王道コースです。尾道から向島までは渡し船で移動、そこからは島間に架かる橋を渡って進みます。
向島(8:00到着)
尾道駅前で自転車を借りて、朝ごはんを食べて準備万端。渡し船で向島に到着しました。
なんだか懐かしい雰囲気の渡し船乗り場。
朝の時間は通学の学生たちがいっぱいでした。向島は島ですが、しばらく島っぽい感じはあまりない普通の道をしばらく走ります。
15分ほど走ると島の沿岸部に出るので、ここからは右手に海を見ながら快適サイクリングです。
車には注意ですが、交通量はほとんどありません。
道路の左側にブルーラインがあるので、これに沿って進めば迷うこともないし安心。次の因島へ渡る因島大橋が見えてきました!
しまなみ海道サイクリングの一番ツライところ、それは島と島を繋ぐ橋を渡るときです。どの橋も大型船がくぐれる様に非常に高い場所に架けられており、そこまで登る必要があるんですよね。だいたいどの橋も高低差50mぐらいを登ることになります。
ステージ毎に中ボスのイメージ
因島大橋は自動車道の下にある、自転車と歩行者専用道路を使って渡ります。まずは一つ目の島踏破!
因島(8:50到着)
続いて因島です。ここははっさく大福で有名なはっさく屋があるんですが、今日はお休みのようなのでガンガン進みます。
島に降りると、謎の恐竜がお出迎え。こちらの島では途中小さな峠を越えることになり、ちょっとしんどいです。峠は景色もイマイチなので最初の難所。
こちらは自動車道路の横を通ります。
絶景だー!
生口島(9:40到着)
休憩ゼロでここまできました。そろそろ疲れてきた。
橋を渡ると、気持ちいい下りのご褒美が待ってるんですよね。
瀬戸内の島は大きな造船所をよく見かけますね。
生口島は基本的に海岸線を通るのでとても気持ちいいです。
当初はここで一泊して、のんびり一泊二日で踏破しようと考えてたんですが、旅行日程が台風と被ってしまったためサイクリング日程をずらし、結果、一日踏破の強行軍になってしまったのでした。
生口島の観光と、SoilSetodaでの宿泊
生口島はお店も多く、美味しいジェラート屋に、耕三寺というユニークなお寺や映えスポットの未来心の丘、美術館なんかもあるためこの島で休憩するのが良いかも。今回の行程では、途中耕三寺を1時間ちょっと観光しました。
愛媛県への一歩を踏み出した!
大三島(12:20到着)
大三島は多々羅大橋を降りるとすぐに大きな道の駅があります。ここでちょうどお昼になったので、ランチ休憩にしました。
道の駅の裏にある、サイクリストの聖地という石碑と、多々羅大橋を望むビュースポットは忘れずにみておきたいですね。
大三島:道の駅 多々羅しまなみ公園
ランチを摂ったのは道の駅の中にあるレストラン。幻の魚、マハタののぼりが気になる…。
お天気も良いのでテラス席です。
天気が良くなりすぎて、ひさしがないところは暑すぎて誰もいない。
鯛の天丼。サクサクでおいしい。
せんざんぎという郷土料理の定食。これ、からあげ定食です笑 北海道のザンギもからあげみたいな感じですが、どちらも名前が似ているのはたまたま…?
エネルギー補給もしたのでひたすら進みます。大三島も海岸線を走るので気持ちいい。あっという間に次の伯方島へ渡る大三島橋です。
大三島橋は丸いアーチが特徴ですね!
伯方島(13:50到着)
かなり疲れてきた。。
こちらも大きな造船所がお出迎え。クレーンがすごい。今日は伯方島で泊まるんですが、まずは踏破を目指します!
道の駅がありますが、脇目も降らずにひたすら自転車を漕いでゆく。
最後の島、大島へ渡る伯方・大島大橋です。あとちょっとー!
橋の上からは、今日泊まるドルフィンファームしまなみが見えます、泊まる予定のテント(手前の白いやつ)も見えるぞー!
大島(14:30到着)
渡ってきた伯方・大島大橋。
お尻が痛い。足はそこまででもないんだけど、とにかくお尻が痛い。クロスバイクのサドルって妙に硬くて小さいんですが、長距離サイクリングをするときはお尻にパッドのついた自転車用パンツを使うらしい…。
amazonとかで1,000円もあれば買えるっぽいので、準備しておくべきでした…。
たまらず途中の薬局でタオル買って敷いた
あるとないとでだいぶ違うね
大島は、島の中央部を横切る形になるので景色もイマイチなうえ距離も長く、さらに峠を越えるため高低差もあります。まさにラスボス。
だいぶ疲れていてお尻も痛いところにこれはきつい…。ここが正念場です!
やっと四国に繋がる来島海峡大橋が見えてきました!
しかしこれ長い!
今までの橋とレベルが違う!
橋を渡るために登る高さもこれまでと段違いです!
おまけに橋に乗ってからがまた長い!絶景なんですが、とにかく長い!
なんと全長4Kmもあるらしい
瀬戸内の島々に励まされながら最後のひと踏ん張りです。
JR今治駅(16:40到着)
来島海峡大橋を渡り切ったのがだいたい16:00頃です。
四国に渡ってから今治駅までまだ6Kmもあります。距離以上につらいのが今治駅までの道がこれまでと違って交通量が多くて景色いまいち、路面の凹凸も多いんですよね。
消耗しきったお尻へのダメージがすごい。
ボロボロになりながら今治駅に到着。頑張った…!
踏破、ということに拘りがなければ来島海峡大橋を渡ったすぐ先にある糸山サイクリングターミナル(サンライズ糸山)という道の駅みたいな場所があるので、そこをゴールとしてしまうのも手です。というかそうすべきだったかもしれない笑
とはいえ、踏破したという達成感が半端ない!
お尻は痛かったけど、そこまで無理なく踏破できたよ
伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた
さて、今治駅からバスにのって伯方島へ戻ります。1時間に1本しかないバスだったので、踏破の余韻を味わう間もなくちょうどやってきたバスに飛び乗りました。
伯方島BSで降りて、5分ほど歩くと道の駅です。今日宿泊するドルフィンファームしまなみはここの隣。
道の駅は17時で完全閉店みたいで、ちょっと寂しい。
まだまだ明るいんですけどね。ビーチ沿いを歩きます。
ドルフィンファームしまなみはイルカの生け簀?があってイルカが何匹か飼われています。こちらも17時までなので、今日はイルカには遭えず。
ただ、時折キューという鳴き声や、跳ねる音が聴こえてイルカの存在を感じます。
桟橋のようなビュースポット。
夕陽の沈む静かな海を眺めます。瀬戸内海ってほんと湖のように波がない穏やかな海ですね。
いい夕暮れ…
ドルフィンファームしまなみ
グランピングだけでなくキャンプサイトや、イルカとの触れ合いの受付もここです。
今時のおしゃれな共用部とか、ラウンジとかそういうのは無くいわゆるキャンプ場っぽい感じ。
こちらのキャンプ場、唯一にして最大の欠点はお風呂がないこと。シャワールームはあるんですが、海の家のシャワーっぽいやつ。
徒歩圏内にもお風呂はないし、車を使ったとしても一番近いお風呂は生口島のYubuneまで行かないとだめっぽい。後述のグランピングテントがめっちゃ良かったので、これだけがほんと惜しい!
出典:ドルフィンファームしまなみ
キャンプサイトはビーチ沿いにあります。基本はオートキャンプ場で、一部グランピングサイトやトレーラーが設置してある感じ。
私たちは一番左端のロータスベルテントBに泊まりましたが、どう考えてもここが一番オススメです。他のテントも一般的な基準で悪くない立地だと思うけど、ここだけ良すぎです。ドームテントも良い立地ですが、2つ並んで設置してあるのでプライベート感はやや落ちてしまう感じでした。
キャンプサイトのだいたい全景です。
ドルフィンファームしまなみ:ロータスベルテントB
こちらがロータスベルテントB。キャンプサイトの端にあるんですが、プライベート感がかなりあります。
完全に独立してて、隣のサイトともかなり距離があり、しかも海の目の前。玉ねぎ型のテントもなんか可愛い。
中も広い!!天井も高くて、普通に立ち上がれる広さです。
窓を開けたら広がるのは海。
ザザーンという落ち着く波音に交じって、たまにイルカの鳴き声が聞こえるのはここならでは。
ドルフィンファームしまなみ:夜のバーベキュー
バーベキューの食材セットは頼んであったのでクーラーボックスに入ってましたが、10分ほど歩いた場所に薬局兼スーパーみたいなのがあってお酒や食材の買い足しとかもできます。その他にもコンビニやホームセンターまであるのも嬉しい。
お願いしていた食材セット。二人前なんで少ないかな?とか思ったけど、全然そんなことなくて十分すぎた。ごはんがないので、おにぎりを買い足しましたが無くても十分だった。
バーベキューは楽しいー。
終わった後の炭火を眺めるのもいいですよね。
暗闇に浮かぶテント。
バーベキューセットのレンタルと食材セット込みで、一人15,000円もしないって、首都圏のグランピング相場から考えると安いですね。なによりこのロケーションが素晴らしすぎて感動でした。
ドルフィンファームしまなみ:朝
ぐっすり寝て迎えた朝。
ドルフィンファームしまなみ:イルカビーチでイルカを見る
イルカ見学は9時から。宿泊者は無料で見学できます。
浮き桟橋へ降りて、イルカの生け簀の目の前まで行きます。
出たー!
めっちゃ人懐っこいバンドウイルカです。
朝9時過ぎから飼育員さんの餌やりが見学できました。イルカって意外に口開けたら怖いですよね。
するどいキバ
お腹みせるサービス。
二匹で仲良く泳いでるね
いいねぇ
イルカを見て癒されました。
海もすごい綺麗なんですよね。夏場は海水浴でも人気だろうなー。
冬場はちょっと寒そうかもですが、温かい季節になったらまた行きたいなぁと思いました。
サイクリングに、グランピングもしてまる一日楽しんだしまなみ海道
瀬戸内を堪能した旅だったね
この後、だいぶ離れますが和歌山県の白浜温泉に行きます。
島旅って楽しいよね