しろいるか旅行記

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2022年9月 広島【4/5】「urashima INN」泊 坂の街、尾道。ノスタルジックな香り漂う街並みや尾道ラーメンを味わう観光モデルコース。

こんにちは、しろいるかです
2022年9月、広島県を旅行しました。三日目は鞆の浦のあと、しまなみ海道の起点となる尾道へ。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
宿泊:グランヴィリオホテル宮島 和蔵

【二日目】
あなごめしうえの~宮島観光~宮島鮨 天扇~夜の宮島散歩
宿泊:旅館さくらや

【三日目】
大聖院~焼がきのはやし~広島へ~原爆ドーム~中華そばくにまつ~瀬戸田
宿泊:Soil Setoda

【四日目】
Yubune~食堂あおり
宿泊:尾道ふれあいの里

【五日目】
鞆の浦観光~尾道へ~尾道ラーメン壱番館~千光寺公園~ONOMICHI U2
宿泊:urashima INN -GANGI-

【六日目】
パン屋航路しまなみ海道サイクリング
宿泊:ドルフィンファームしまなみ

【七日目】
福山城~白浜
宿泊:ホテル川久

【七日目】
白良浜~三段壁洞窟~白浜空港

今回の旅のこれまでの記事

JR尾道駅

新幹線のぞみも停まる福山駅でレンタカーを返却し、在来線に乗って20分ほど。尾道駅に到着です。新幹線駅で新尾道駅もあるんですが、尾道観光の中心エリアへのアクセスは実はこのルートの方が良いみたい。

JR尾道駅は2019年にリニューアルされたばかりでとても綺麗。しまなみ海道サイクリングの起点にもなる町ですし、外国人観光客が当時かなり増えていたこともあってか、街の整備が進んでいます。

 

それほど大きくない駅ですが、大きめのお土産物屋さん併設、さらにはホテルまで併設されてるという立派な建物でした。

 

駅前広場もスッキリしてていい感じですね。

 

現在時刻は15時前。

さて、これから半日かけて尾道をじっくり楽しみます!

まずは、駅前のアーケード街(尾道本通り商店街)へ。ここは名所というわけではないんですが、今時珍しいレトロな昔ながらのお店がひしめき合っていて、しかもどのお店も現役という、ある意味貴重な光景が見られる元気な商店街です。

新しいお店もたくさんあるし、ここを通っていくのがオススメ

 

尾道商業会議所記念館

商店街の中になんか大正っぽい感じの建物を発見。

昔の商工会議所みたいです。無料開放されていて、観光案内所も兼ねているようなので中には尾道のパンフレットとかも色々ありました。

 

中には議場が再現されてて、当時の雰囲気が感じられます。この建物はおよそ100年前のもので、商工会議所の建物としては現存する日本最古のものなんだとか。

 

尾道が当時非常に栄えた街で、貿易の要衝であったことが伺えます。

 

商店街の中には、今は中華料理屋として生まれ変わったという銭湯の建物もありました。尾道の街並みは全体的に古い建物が多いんですが、リノベしてうまく活かされている感じ。

 

尾道ラーメン 壱番館

尾道といえば尾道ラーメン

ジャンルとしてはしょうゆラーメンで、背油がしっかり乗っているのがポイントらしい。

 

有名なお店はいくつもあるんですが、その中でも特に人気っぽいこの壱番館へ。

尾道ラーメン自体は80年以上の歴史をもつそうですが、こちらのお店はオープンして20年ほどの割と新しい部類のお店。

お昼時は行列みたいですが、3時過ぎだったのでさすがに待ち時間もなくすぐ入れました。それでも中には結構人がいてびっくり。

 

しょうゆベースのスープに天かすみたいなサイズの背油がかかっていて、オーソドックスな尾道ラーメンスタイル。

どこか懐かしさを感じる味で美味しかったです。

こういうのでいいんだよ、って感じのお味

 

お店を出て少しお散歩。

 

北前亭

なんとなく素敵な店構えでふらっと入ったお店。

味付けちりめんの老舗で、なんと創業100年を超えてるらしい。

 

中でちりめんおにぎりとお茶と、なんか色々貰った笑

味付けちりめんも買いましたがご飯のお供にピッタリでした。いろんな味があるし、チャックつきのパックで保存性も良いのでお土産にオススメ。

尾道は創業100年越えの老舗もたくさんあるみたい。

 

千光寺公園

お腹も膨れたので、尾道の名所、千光寺公園へ向かいます。

 

この鉄道(山陽本線)の開通に合わせて町が全体的に山の方に押しやられ、坂の街と言われる独特の街並みが形成されたそうな。

線路を渡った先からは、坂の街の本領発揮です。

 

ここからは車は基本的には通れず、原付や自転車が通れるギリギリの幅の道が縦横無尽に張り巡らされています。

 

とりあえずこっちの方に行けば山の上にある、千光寺公園に行けるらしい。

 

途中開けた休憩所がありました。

 

え、ここ通れるの!? でもこれぐらいは序の口です。

 

わんことにゃんこがセットでお出迎え。ちょっと怖かった。

 

看板がある!不安だったけどたぶんこっちであってそう。

 

この辺りに住んでいる人、大変だろうなぁ…。

 

頂上までは30分ほどの道のりなんですが、基本ずっとこんな感じの道です。写真だと魅力を伝えづらいんですが、めちゃめちゃ楽しい!

個人的には坂の街という愛称よりも、迷路の街という愛称を推したいぐらい。どこかに迷い込んでしまったような、不思議な感覚にとらわれます。

探検をしている感じで、街歩きの楽しさは随一です。行った日が平日だったので、土日だと路地の合間に土日だけ営業しているお店も結構あるみたいで、さらに楽しさが増しそう。

この坂のエリアの街歩きが間違いなく尾道のハイライト

探検し足りなかったので、また来たい

 

ようやく開けた場所に出てきた。

 

遠くに海も見えますね!結構登ってきていた。

 

千光寺公園に到着!

 

千光寺公園

千光寺公園は、山の上に広がる観光エリアで、千光寺というお寺を中心に美術館や展望台などが点在しています。

 

このあたりは狭い道ではなく、車も通れる広いエリア。

 

尾道地域猫がたくさんいるそうで、猫の小道という地域猫が集まるエリアがあったり、猫をモチーフにしたお店もたくさんあるぐらい、猫の街なんだって。

 

千光寺に向かって歩きます!

 

途中大きい一枚岩の上に乗れる場所があって、見晴らしの良い場所です。

これはポンポン岩と言って、たたくとポンポン音がする不思議な岩みたいです。ご丁寧にトンカチが置いてあって、試しに叩いたら確かにポンポン音がする…。不思議な岩でした。

 

のぼりが見えてきたら千光寺はもうすぐです。

 

この眺望!

尾道の街が一望できる場所にあって、見晴らしも最高ですね。

 

さらにもうちょっと進むと

 

崖にせり出したような形で作られているお堂です。千光寺って拝観料も特にかからなかったので驚き。

 

尾道水道をはさんで向島、さらにはその奥の島々まで見渡せます。

 

空中に浮かんでるような特徴的なつくりのこのお堂。300年以上前につくられたものだそうです。

 

さらにお寺の境内の裏手の方から千光寺ロープウェイと街並みをセットで見られる場所があります。

運よくロープウェイが来たのでベストタイミング!

絵葉書にでてくるような構図

 

お寺の中から、文学のこみちという道を通って、展望台へ向かいます。

尾道文人墨客にとても愛された町だそうで、ゆかりある文人とのその詩を自然石に刻んだものが並んでいます。

 

千光寺頂上展望台「PEAK」

千光寺ロープウェイの終着点でもある、千光寺頂上展望台に着きました!

 

ちょっとした茶店と、龍のような不思議な建物。

これは2022年3月につくられたばかりの展望台だそうで、なかなか独創的なデザインです。

 

円形の通路を登っていくと、これまた絶景が。

 

ここが尾道の最高地点ですね!

 

日も傾いてきた。

 

ここで夜景や夕陽を見たら綺麗だろうなぁと思うけど、風も強くて寒くなってきたので帰ります。

夜はロープウェイ運行してないから、夜景見るには車があれば行きやすいかも

 

尾道探訪

千光寺公園への往路はスゴイ狭い道だったけど、復路は千光寺通りという、いわゆる表参道的な道を通ります。

 

振り返ると赤いお堂。

 

途中も大きなお寺を横目に下ります。

 

猫もほんといたるところで見かけます。

 

下りはあっという間です。線路のところまで戻ってきました。

 

この踏切の奥に続く階段、なんかノスタルジックというか、郷愁を感じます。

 

千光寺ロープウェイの起点も見つけました!

個人的にはロープウェイ使わなくても30分もあれば登れますし、街並みがとにかく面白いので歩いて登りたい派ですが、ロープウェイからの景色も綺麗だろうなー。

 

千光寺公園のある山の全景。標高140mほどなので低い丘みたいな感じ。

 

駅の方に戻るのにちょっと寄り道。新開地区はかつて花街として栄えたエリアで、今では昔ながらのスナックや隠れ家的小料理屋みたいなのがひしめく独特な場所になってます。迷路のような路地裏は歩いていて楽しかった。

尾道ゲームの「龍が如く6」の舞台になったのですが、このエリアもしっかり再現されていてちょっと感動!

出典:尾道自由大学

哀すべき新開(シンガイ)探訪 | 尾道自由大学 ONOMICHI FREEDOM UNIVERSITY

夜になるとこんな雰囲気になるみたいで気になってたけど、ちょっと怖くて行けなかった笑

 

新開地区を抜けて海沿いへ。海沿いの歩道が整備されてて気持ちよく歩けます。

 

こういう風景みると港町って感じですね!

 

尾道は町全体にどことなく漂うノスタルジックな雰囲気がたまらないです。

同じ港町だけど、お隣の鞆の浦が江戸時代なら、こっちは昭和って感じ

 

アーケード街は夜でも煌々と明かりがついていますね。

 

センター街!

 

路地からふと見える山側のお寺。踏切超えたらお寺ってのがなんかいい。

 

夜はさすがにやっていないお店も多いですが、これ全部現役のお店なんですよ!

 

アーケードを抜けて、駅前の方へ。

茜空と電車のコラボ写真が撮れた!

 

歩道橋の上から駅の方を撮ってみた!

 

秋はあっという間に真っ暗になりますね。

 

ONOMICHI U2 The Restaurant

夜ご飯は、駅の近くにある昔の流通倉庫を改装したという、複合施設「U2」の中のレストランへ。The Restaurantという直球な名前で、検索しづらい笑

 

こんな武骨な見た目の倉庫の中にはレストラン以外にもパン屋さんやカフェ、物産展、さらには自転車のジャイアントストアとサイクリストのためのホテルまで併設されてます。

 

中も広々とした空間でおしゃれー。

 

ピザ窯も備えたレストランです。

 

レモンハイとモヒートで瀬戸内の柑橘類を楽しみながら

 

鮮魚のカルパッチョ的なやつと

 

なんか歩いてお腹減ってたので、つい産地と一切関係ないような揚げ物盛り合わせ…笑

 

ピザ窯で焼いたしらすピザ! 美味しかった。

 

名物のイカ墨パエリアもいただきます。

お値段もお手頃だし、パエリアとピザが美味しいお店でした!

やっぱピザ窯で焼いたら美味しい

 

真っ暗になった遊歩道、海風を感じながらホテルへ。

 

暗くなるとやっぱ海は少し怖い。

 

反対側の向島とを繋ぐ連絡船は夜遅くなっても定期的に出ていました。

 

Urashima INN -GANGI-

割と新しめの宿。お値段重視のビジホです。

 

1階のおしゃれバーカウンターでチェックインします。コーヒーマシンもあって無料でいただけるのが嬉しい。

 

ちょっと時間が前後しますがお部屋の写真。

激狭ですが、ツインベッド、さらにトイレ、シャワールームがギリギリ詰め込まれていてなんとか快適に過ごせます笑

 

屋上に上がれるんですが、そこからの景色がオススメ。

 

尾道の朝日

早朝、早起きしてしまなみサイクリングの準備をしていたら、朝日が見られそうな予感。急いで屋上にあがります。

 

うわー、めっちゃ赤い

 

湖みたいに波ひとつない海面。

 

朝日が出てきたー!

そして、こんな朝早くから、向島との連絡船も動いてるみたい。

 

バックの山も照らされて赤くなりました!

 

屋上はこんな感じ。

 

周りに高い建物がないので特等席ですね。

 

パン屋航路

朝食は朝早くから空いているこちらのパン屋さんで。アーケード街の中にあります。

店名の由来は、尾道と言えば文人墨客…志賀直哉…暗夜行路…

パン屋航路!!

 

パンの匂いがたまらなくそそります。甘いパン、総菜パンと買ったんですがどれもめっちゃ美味しかった。しまなみサイクリングのお供にも良さそうです。

尾道はとにかく街歩きが楽しいすてきな街だった

おしゃれなお店なんかもたくさんあって、町に活気があったよ

さて、これからしまなみサイクリングへ出発です!

島旅って楽しいよね