こんにちは、しろいるかです
2024年2月、埼玉県を一泊二日かけて全力で楽しんできました。
旅の全行程
【一日目】
川越~深谷テラスパーク~渋沢栄一記念館~旧渋沢邸「中の家」
宿泊:奥秩父 柴原温泉 かやの家
【二日目】
三峯神社~奥宮登山~秩父神社~阿佐美冷蔵金崎本店~宝登山ロープウェイ
【おまけ】
ムーミンバレーパーク
- 旅の全行程
- 埼玉県の魅力
- 川越観光
- 深谷テラスパーク
- 渋沢栄一記念館と旧渋沢邸とアンドロイド
- 奥秩父 柴原温泉 かやの家
- 夕食
- 大浴場
- 翌朝
- 三峯神社
- 三峯神社 奥宮登山
- 三峯山 大島屋のタレカツ丼
- 秩父神社と秩父駅前
- 阿佐美冷蔵 金崎本店
- 宝登山神社と宝登山ロープウェイ
- 川越駅 ステーキハウス磐梯で旅の〆
- おまけ ムーミンバレーパーク
埼玉県の魅力
埼玉県ってどうしてもベッドタウン的なイメージが強く、観光資源に乏しいイメージがありました。都道府県魅力度ランキングの2023年版では埼玉県は45位です。世間一般でも埼玉のイメージは何もない、なのかもしれません。
しかし、最下位争いをしている栃木も、茨城も、佐賀もみな実際に観光したら非常に魅力的な県なんですよね。そもそもどの県も観光したら色々あって楽しい。それなのに自分がこれまで行った旅を思い返していると、埼玉県だけまともに観光してないことに気づきました。
これは埼玉県を一度ちゃんと観光してみないといけないなと思い立ち、全力で一泊二日観光の旅に出ることに。
果たして埼玉県の旅はちゃんと楽しめたのか…!?
川越観光
まずは川越まで電車で行き、そこでレンタカーを借りることに。東京からレンタカーを借りて埼玉へ行くより楽だし、渋滞にも巻き込まれないのでオススメです。
川越といえば江戸の雰囲気を残す蔵づくりの街並みが有名ですが、実は駅からは結構距離があります。歩くとだいたい30分ぐらい。
駅前からバスか、車の場合はちょうど通りの中心のあたりに駐車場(タイムズ川越幸町第二駐車場)があるため、そこに停めると楽に観光できます。所要時間は1時間ちょっともあれば十分観光できると思います。
両側にこんな感じの建物が立ち並ぶ通りです。ほとんどが商店になっているのも賑やかでいいですね。
有名な時の鐘。川越のシンボルです。
サツマイモが川越の名物だそうで、芋チップスとか芋ソフトとか、芋のお店がたくさん。
COEDO HACHIというお店の芋ブリュレをいただきました。サツマイモ+表面をキャラメリゼしたカスタードクリームのコラボです。
芋もカスタードの甘味に負けない甘さなのが凄い!
芋の糖度ってすごい
菓子屋横丁。駄菓子が色々売ってるお店があります。中央の通りは車通りも多く歩きづらいので、一本通りに入ると歩きやすい。
良さげなカフェなんかも多くて歩いていて目移りしました。池袋から30分で来られるので軽く日帰り観光するのにちょうどいい川越です。
お手軽に来られる観光地
深谷テラスパーク
令和4年にオープンした深谷テラスパークでは、キユーピーが運営する野菜が主役のレストランがあり、そこで深谷ネギを食べられると聞いてやってきました。
周りは平野。畑を抜けるとレストランがあります。
道の駅的なお土産物屋さんも併設してます。さらに深谷アウトレットも隣接してるので、ここでお買い物コースも良さそう。
中は開放的な雰囲気。セミブッフェスタイルで、メインだけオーダーして、あとは野菜のお惣菜系がブッフェでいただけます。
追加注文した深谷ネギのグラタンスープ。これめっちゃ染みる…。
カレーは割と普通だった。
ロコモコ丼もまぁまぁ。
写真撮り忘れたけど野菜のブッフェがめっちゃ美味しい。どれも薄味で野菜の味を引き立たたせる味付けになっていて、それでいて野菜も新鮮。ここは野菜ブッフェがメインですね。深谷ネギはトロトロでした。
さすがキユーピー
渋沢栄一記念館と旧渋沢邸とアンドロイド
2024年7月から流通する新一万円札の顔といえば渋沢栄一。
ということで渋沢栄一記念館へ。
展示とかはまぁ普通だし、建物が特徴的なわけでもないのですが、ここにしかない?ものを見ることができるのです。
渋沢栄一アンドロイドです!!
なんと、アンドロイドの講義を受けることが出来るんです。ちなみに時間が決まっていて、予約制とホームページにはありますが、飛び込みでも講義に出られました。
団体バスツアーとかと被ると厳しいのかも。
思っていたよりリアルです。目が動いたりまばたきしたり、微妙に揺れてたり。これは是非実物を見てみてほしい。写真よりもリアル感あります。
そしてアンドロイドってここ以外で見たことがない。テレビで見たことありますが、一般で見られるのはここぐらいでしょうか。
さらに、渋沢栄一の生家が記念館の近くにあります。
こちらも一見の価値があります。
建物自体もつい最近リニューアルオープンされたようで綺麗なのですが、ウリはなんといっても…
ここにもいる栄一アンドロイド!
リアルすぎる!
こっちの方が最近作られたからなのか、記念館の栄一よりリアル。
この二体で1億近い金額がかかっているそうですが、これは是非一度見てほしい。とくにこっちはぱっと見本物かと思うレベルの精巧さです。
奥秩父 柴原温泉 かやの家
本日の宿は秩父にあるかやの家へ。
埼玉県唯一の秘湯を守る会所属の宿です。
秩父駅からも近いのですが、山際に迫る秘湯感ある場所です。
お部屋は和室。2月下旬ですがまだまだ寒いので炬燵は嬉しい。
夕食
夕食は半個室でいただきます。
秩父の地酒を頼んだらかわいい入れ物でやってきました!おちょこは江戸切子。
まずは先付と前菜。山のものが中心でうれしい。
むかごのおこわ。炊き立てでモチモチしてて美味しいですね!
そばがき。お刺身枠がこれなのはさすが山の宿、わかってます。
鴨ロースとネギのお吸い物。これもじんわりくるなぁ。
ヤマメの焼き物。山の宿の定番です。
珍しい粕煮。やさしいお味です。
箸休めのゆず大根も。
ローストビーフ。結構お腹いっぱいになってきた。
最後に天ぷら!
ごはんは雑炊でした。少しだけいただきます。
最後にデザート。ご飯はボリューム、質ともに満足いくものでした。半個室でゆっくり食べられるのも嬉しいですね。
温泉宿に求めてるタイプの料理で良かった
最後、お夜食までいただきました。
大浴場
秘湯を守る会なので、当然温泉です。
しかし埼玉の温泉は湧出温度が低く、基本は冷鉱泉です。ここも冷鉱泉のため、加温循環は致し方ないですね。
熊のはく製に出迎えられて大浴場へ。
男女入れ替え制です。
消毒はタイミングによって塩素臭があるときと少ない時がありました。無職透明、無臭のお湯。宿の屋号にもなっているかやの木を使った浴槽は木の香りがして良かったです。泉質面は秘湯を守る会ということで期待していくとちょっと肩透かしかもしれない。
夜も朝もしっかり入ったけどね
翌朝
晴れたー!
館内にも光が差し込んで良い雰囲気です。
館内もかやの木を使って建てられているそうです。床がぴかぴかですね。
うーん、めっちゃ良い天気!
ちょっと外に出てお散歩です。
といってもお散歩するほどの場所はないので宿の前まで。
朝ごはんをいただいて、少し早めにチェックアウトします。
三峯神社
早めのチェックアウトの理由は、三峯神社に行きたかったから。
三峯神社、秩父神社、宝登山神社は秩父山社とも言われ、そのなかでも特にパワースポットと名高く、行きづらいのがこの三峯神社です。
秩父駅からは車で片道1時間はかかります。とはいえ標高1,100mもの場所に建っているのに目の前まで車で行けるのはスゴイことですね。道路ができるまでは数時間かけて登山してたどり着く場所だったそうで、2007年ごろまでロープウェイも運行していたそうです。
桜!ではなく、なんと雪です。標高が高いので前日の雨は雪となっていたみたい。そもそも12月から2月ごろまでは常時積雪していて、ノーマルタイヤで登れないようなので注意が必要です。
今日は2月下旬、珍しい雪だったみたいです。山頂までの路面状況については山頂の茶屋の大島屋さんがXで毎日ポストされてるので、怪しい時は参考になると思います。
山頂の駐車場に着きました。すごい、満開の桜のようです。
9時半ごろに着いたのですが、それでも駐車場に入るのに10分近く待ちました。
帰りの時間帯はさらに長い列ができていたので、そういう意味でも三峯神社は来るのがハードルが高いですね。
青空と新雪に覆われた樹々。きれいすぎます。
駐車場から階段を歩いていきます。
この景色!絶景すぎる。
これが埼玉県…!?
有名な三ツ鳥居。珍しいですね。
これまた雪に覆われた山門を抜けていきます。
目の覚めるような山門の朱塗りと雪景色、素晴らしいタイミングで来ることができました!
会心の出来
山門を抜けると少し下って、その先には…
本殿があります。極彩色できれいですね!
とても山深い場所です、こんな場所にこんな立派な神社があるなんて。
神楽殿も美しい。
雪のせいもあるかもですが境内は人が結構いるのに落ち着いた雰囲気。
秩父山社のうち、他の二社と比べてアクセスの難易度もパワスポ感も別格の三峯神社。おすすめです。
三峯神社 奥宮登山
さて、今回はこの三峯神社の奥宮までプチ登山します。片道1時間ほどのコースです。登山道は三峯神社の本宮とは駐車場を挟んで反対側です。
東京都、埼玉県、山梨県にまたがる百名山、雲取山の登山道と途中まで一緒です。
雪の杉並木がよすぎる。
まずは第一分岐、鳥居の方へ向かいます。
二つ目の鳥居。
あたりは静寂に包まれています。風も全くないし晴天という最高すぎるコンディション。
木漏れ日が綺麗すぎるー!
最後の鳥居です。ここから結構傾斜があります!
最後は階段を一気に登って…!
奥宮に到着!ここからの見晴らしは最高です。
あたりの樹々は樹氷になっていました。陽の光を浴びてキラキラしてます。
北海道じゃなくても樹氷ってできるんだ
あたりの山もうっすらと雪化粧。このうっすら感のグラデーションがまた綺麗すぎて…。
このあたりはちょっとモコモコ。
最高の景色でした。奥宮、お手軽登山もできていいですね。
三峯山 大島屋のタレカツ丼
下山してきてお腹も減った…。三ツ鳥居前にあるこの大島屋さんでお昼ご飯です。
この絶景テラス!は残念ながら空いていなかったので中でいただきます。
秩父名物といえばタレカツ丼。大島屋さんのタレカツ丼も有名みたいです。茶わんからはみ出してますね。
野菜ゼロ、ごはんにタレカツが乗っているだけのストロングスタイルです。でもこれが登山後の体に沁みる!
たまんねぇな
さらに、お店の前に売ってる焼きしいたけもいただいちゃう。
大満足のお昼ご飯でした。
秩父神社と秩父駅前
こちらはうってかわって、秩父駅前にある神社。アクセスめっちゃしやすいですね。
参道はとても賑やかです。
本殿は三峯神社と並んで立派です。駅前にこんな神社があるのいいですね。
ついでに駅前の商店街を少しお散歩です。秩父駅周辺は昔ながらの雰囲気が漂っててなんだか落ち着きます。
この商店街はJR秩父駅と西武秩父駅を繋いでます。人の往来も多くて活気ある感じですね。
こちらの水戸屋本店のちちぶ餅は驚くほど柔らかくて美味しいです。お土産に買って帰りました。
阿佐美冷蔵 金崎本店
まだまだ旅は終わらない。続いて訪れたのは阿佐美冷蔵。
そう、かき氷のお店ですね。2月ですが問題なくやってます!
天然水かき氷ブームのはしりになった阿佐美冷蔵。秩父の天然水を使ったかき氷を提供している一番有名なお店でしょうか。秩父駅からは少し離れて長瀞の方にあります。
明治期からかき氷を提供していたそうです。冷凍技術のない時代、かき氷は貴重だっただろうなぁ。
さすがに冬場なので行列もありません。16時頃の閉店間際に行ったのですがスムーズに入れました。夏場はちょっと無理なレベルの行列ができていたので拍子抜けです。
店内は喫茶店みたいな雰囲気。
この天然水かき氷、ふわふわでした!かき氷の聖地でかき氷を食べたぞー!
シロップは冬場に合わせてか濃厚めなものが多かったです。
冬でも美味しい
宝登山神社と宝登山ロープウェイ
いよいよ旅も終わり。秩父山社の最後、宝登山神社へ向かいます。
こちらも立派な鳥居。奥にも大きな本殿がありますね。
ここが一番こじんまりとしているかも。山のふもとにある神社です。
宝登山神社の近くにはロープウェイがあって宝登山の山頂までを繋いでいます。
普段は5時ごろで閉まるのですがなんと蝋梅(ロウバイ)のライトアップをしているそうで、夜まで空いていました。折角なので登ってみることにします!
これは歩いて登るのは大変だ…。山頂には宝登山神社の奥宮もあるそうです。
山頂駅、ちょうど夕暮れの時間帯です。ここから10分ぐらいでほんとの山頂にたどり着きます。
山頂駅の周辺はお花園になっていますね。上の方に見える黄色い花が蝋梅かな。
蝋梅…ではない黄色い花。なんだろう。
こっちが蝋梅ですね!
夕暮れの中、山頂へ歩いていきます。
到着!標高487m、三峯神社がいかに標高高かったかがうかがえます。
でもこっちはこっちで景色が開けてて綺麗なんですよ!
長瀞の町にもあかりが灯り始めました。
蝋梅園もライトアップされてとても綺麗です。黄色いお花が映えますね。
ひとしきり鑑賞して、戻ってきました。
ライトアップの時期は限定なので、普段はここで夜景や夕焼けを見ることもできないみたい。ラッキーでした。
川越駅 ステーキハウス磐梯で旅の〆
川越駅まで戻り、車を返して電車で東京に戻ります。
駅前にあるステーキハウス磐梯で夕食を食べましたが、とても良い雰囲気でした。
昔ながらのステーキハウスって感じ。
ディナーで鉄板でお肉焼いてくれてお値段ひとり2,000円しないお値段でした!
今回は秩父中心に川越、深谷なども観光。思っていた以上に色々あるし、魅力溢れる県でした。
埼玉の魅力を堪能した旅だった
どの県もそれぞれ楽しめる場所があるよね!
三峯神社で奥宮登山しない場合、ムーミンバレーパークを楽しむのもいいかも。今回のルート上にも入っていて、所用時間も3時間ぐらいでピッタリです。
おまけ ムーミンバレーパーク
別日で行ったときの記録。
宮沢湖のほとりにムーミンバレーパークはあります。メッツァというエリアを通ってパークに行くことになります。
メッツァはおしゃれなお店が並んでます。
宮沢湖は雰囲気良い場所ですね。
パーク自体はそれほど敷地は広くなく、たぶんくまなく見て回って3時間もかからないです笑
ムーミンの家と、海のオーケストラ号というアトラクションがハイライトかな。
日によっては花火をやっていたりライトアップをやっていたりします。これは春の季節の桜ライトアップ。併設する宮沢湖温泉(スーパー銭湯)に帰り寄って帰るのもおすすめです。
魅力度ランキングの低い県に行ったときの記録