しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2024年1月【3/3】岡山「日生Stella Villa 」牡蠣で有名な港町。発祥の店でカキオコ食べて、星乃湯で貸切インフィニティ温泉!

こんにちは、しろいるかです
2024年1月、岡山県広島県にまたがり旅行をしたときの記録です。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
湯原温泉街散策
宿泊:湯の蔵つるや

【二日目】
吹屋ふるさと村~旧吹屋小学校
宿泊:ベラビスタ スパ&マリーナ尾道

【三日目】
足守藩侍屋敷~備中高松城
宿泊:Villa Stella Cruise&Spa Resort

【四日目】
お好み焼きほり~岡山後楽園

この旅のこれまでの記事

 

足守藩史跡

福山から岡山の方に行く途中、秀吉に水攻めを受けた備中高松城があるとのことで行ってみることに。途中、備中高松城から15分ほどの場所にあった足守藩侍屋敷へ。

足守藩はあまり有名ではないですが、豊臣秀吉の妻、藩主は北政所ねねの兄をルーツとしていたり緒方洪庵を輩出した適塾があったりと意外にも歴史の大きな流れとのかかわりがある藩です。

小さな城下町ですが、区画なんかは当時のそのままが残ってますね。

 

こちらのお屋敷も非常の保存状態が良く立派でした。今でも住めそう。

 

家老のお屋敷だったんだとか。

 

江戸当時と現代、ほぼ同じ区画のままみたいです。

 

侍屋敷から数分歩くと足守城跡です。残念ながら史跡は残っていませんが、ここに城がったんだなぁと雰囲気が感じられます。

 

とても小さな城跡。こうしてみると歴史に残る名城って規格外の大きさだったんですね。

これが富の差か…

 

緒方洪庵の石碑。ウィキペディアを読んでいたんですが、大阪大学って適塾の流れを汲んでいたんですね。

 

今はとても静かな足守藩の地。ここから福沢諭吉など、明治の偉人たちが育っていったのかー。

 

備中高松城

足守藩の史跡から車で10分ほど、備中高松城にたどり着きます。

およそ城跡とは思えないほどの平地っぷり。

 

石垣とか、そういうのも全くありません。もともと沼地に建てられており、天然の要害であったようです。それが逆に利用されてしまったのか…。

 

沼は一部復元されているようです。案内板の水に守られ、水に散った城主という表現がなんとも儚いですね。

まさか敵に利用されるなんてね

 

天守閣は少しだけ小高い丘の上にあります。

備中高松城、今まで見た城の概念を覆す不思議な立地の城でした。

 

Stella Villa(ヴィラ ステラ)

今日の宿泊地は日生(ひなせ)。風光明媚な港町です。

冬場は牡蠣の産地として有名で、牡蠣をお好み焼きの具に贅沢に使用したB級グルメカキオコが有名だそうです。

そんな日生ですが、宿泊施設は数えるほどしかなく、温泉施設も無かったのですが…。

数年前にオープンしたこちらのVilla Stella(ヴィラステラ)ではかけ流しのインフィニティ温泉が楽しめるとのことで、これは泊まるしかない!

なお、じゃらん楽天トラベル等では扱っていないので、直接予約するしか選択肢がありません。こういうところってなかなか調べるときに見逃してしまうんですよね。今回も、日生で牡蠣を食べよう!⇒温泉近くにないかなぁとGoogleMapsで調べる⇒VillaStella併設の星乃湯を発見…という流れで偶然たどり着けました。

 

日生駅から徒歩10分ほどなので、公共交通機関でも来ることができます。

海に向かって広がるフォトジェニックな入口です。

 

グランピング用のトレーラーハウスが数台と、ヴィラが2軒という小規模な宿です。入口から左側にトレーラーハウスの敷地、右側にヴィラがあります。一番奥が温泉棟ですね。

 

意外にも敷地から海は見えません。温泉棟とヴィラ、トレーラーハウスそれぞれが海に面しているからですね。

 

振り返るとものすごい崖。がっちりとのり面工事されてます。逆に天然の岩場っぽく見えてこれはこれで…?

 

こっちがトレーラーハウスの敷地。海に面していて気持ちよさそうです。

 

温泉は2か所あるんですが、貸切利用です。1時間単位で貸し切り出来て、自分の部屋のマグネットを2個もらえるので、それを入口のホワイトボードに貼り付けて予約します。1時間をつなげて2時間ゆっくり入るもよし、入りたい時間に先行的に予約をするもよしです。

ただ夜は24時まで、朝は6時からなので、トレーラーハウスと合わせて5室全てが満室だと、キャパ的に思った時間に入りづらいかもしれません。

 

源泉口が入口にあります。冷鉱泉ですが、この濃厚そうな濁り湯は期待できますね!

 

DUE(ドューエ)101号室

今回泊まるのは入口から見て手前側のヴィラ。キングサイズベッドのお部屋です。

中は面白いつくりで、大きな一部屋を真ん中に仕切をつくり、片方をリビング、片方をベッドルームとして見立てています。

 

リビングルーム側。テレビと、ローテーブルがあります。

 

奥にはオットマン付きの良い感じのチェアも。

 

こちらはベッドルーム。このほかに、玄関から入った場所に和室スペースがあり、2名以上の場合はそちらにお布団を敷く形になるみたいです。

 

まだオープンして数年ですし、水回りスペースはとても清潔です。

 

なんといっても外の景色が最高です!これはベッドルームの外のテラス。ここから奥に行くと…

 

メインテラスです、チェアのあった場所の窓を開けても直接つながっています。日生大橋が海に浮かんですてきな景色です。

真冬だとさすがにちょっと寒いので、あまり外に居られませんが。

一応パラソルヒーターは有料(2000円とか)で使えるそうなんですが、まぁそこまでしなくていいか…と。

 

ディナー

夜ご飯はヴィラ等がある敷地からあるいて数分の場所にあるレストランへ。

こちらのレストランもヴィラステラという名前です。

 

おしゃれな階段を登り二階へ。

 

おぉ、なんか思っていたよりめっちゃラグジュアリー…。ちなみに宿の作務衣で来ることができます笑

 

普通のレストランとしても運営しているので、外来の人もOKです。(ディナーは要予約)私たち以外にもう二組ぐらいいたかな。

 

鉄板焼もやってるみたい。設備立派ですね!

 

海の見えるペア席に案内いただきました。写真だとちょっとガラスに反射して見えにくいけど、日生の漁港を湾越しに眺めるいい席です。

メニューはイタリアンコースです。宿泊の場合、BBQとか鍋コースも選べるみたいですね。

 

まずは寒ブリの燻製。もっちりした身が美味しかった。

 

イベリコ豚レアルベジョータと十六穀米の煮込み。レアルベジョータは最高級イベリコ豚のことみたい。ブランドイベリコ豚みたいなものか。

十六穀米のほうはリゾットみたいな感じでした。

 

岡山オーガニックのカリフラワースープ。金箔がかかった豪華仕様です。

 

魚介のペペロンチーノ。日生の牡蠣が贅沢に使われてます。さすがにプリプリで美味しい。

 

黒毛和牛A5ロースト。順当にお肉です。

 

ティラミスと食後のコーヒー。

全体的に悪くないお味だと思うのですが、前日にベラビスタでめっちゃ美味しい料理を食べてしまっていたのが悔やまれます…。

お値段考えたら十分すぎる

 

食後、窓から見下ろしたテラススペースへ行ってみる。ここでバーベキューとかできるのかな?

奥にはクルーザーが係留してあり、クルーズのアクティビティもあるみたい!

 

ヴィラに戻ってきた。夜もおしゃれな入口です。

 

静かな漁港なので、基本的に灯りはほとんどありません。

 

星乃湯(夜)

さて、食後にお風呂に行こうかな!

 

お風呂は内湯と露天風呂に分かれています。内湯は温泉ではなく白湯です。

 

露天風呂はこの解放感!

海に張り出した形になっていて、遠くには日生大橋を望む最高のロケーションです。

お湯は僅かに濁った温泉のかけ流し。湯温が低いので循環併用ですが、気持ちよく入れます。

ととのいチェアも用意されており、真冬はちょっときついですがそれ以外の時期だと温泉⇒外気浴で無限に入れそうです。

 

さらにバレルサウナも用意されてます。

微妙にドアの建付けが悪く、温度がちょっと低めなんですが、ロウリュしつつ中にある扇で空気を循環させればいい感じの温度になりました。

源泉を使った水風呂も用意されており、施設的には完璧ですね。

 

星乃湯(朝)

明るい時間帯こそ、このお風呂のロケーションが輝く時です…!

これはすごい…!

朝日が昇る方角なのですが、ちょっと曇っていたのが少しだけ残念。

 

バレルサウナの中からもこの眺め。最高すぎます。

 

明るい時間帯なので目に入った源泉名。海の近くなのでやっぱり塩化物泉ですね。

 

こうして浸かると海との境界が無くなります。まさにインフィニティ温泉

 

ちなみにフチの方はこうなってます。

 

振り返って全景です。人工芝で覆われたバレルサウナって珍しい。

 

朝は日の出から2時間、しっかり堪能しました。

解放感が凄すぎて最高!

明るい時間帯に入るのがおすすめ

 

お部屋から朝日

お風呂のあと、部屋に戻ってテラスで海を眺めていたら雲の合間からちょっとだけ朝日が見られました!

 

朝霞に煙る日生大橋。

 

やっぱり明るい時間帯が良いですね。

 

朝食はつけていなかったので、お部屋でコーヒーを淹れたりしてのんびりしました。

 

宿泊地としてはあまり選択肢にあがらない日生ですが、とても良い場所でした。なによりこのロケーションで温泉が良すぎる。

今度は素泊まりして温泉を堪能でもいいかな。その場合、日生では夜も空いているお好み焼き屋さんが何軒かあるので、夜ご飯をそこで食べるのも良さそうです。

 

カキオコ発祥の店 ほり

この小さな港町には、2022-2023年カキオコマップを参照すると、お好み焼き屋さんがなんと14軒もあります。

牡蠣の養殖が盛んな日生では、昔から小さい牡蠣等売り物にならない牡蠣をお好み焼きに入れて食べる文化があったようで、2001年、それをカキオコと名前を付けてB級グルメにしたところ大人気に。

特に牡蠣シーズンは生の牡蠣を惜しげもなくお好み焼きの具に入れて提供するということで、美味しさもひときわだそう。(シーズン以外も冷凍牡蠣を使用してカキオコは提供されてるみたい)

ということで、はじめてカキオコと名乗って提供をしたということでカキオコ発祥の店、ほりへ行ってみます。創業60年以上の老舗ですね。

風情ある路地の中にお店がありました。駐車場は国道に面した表側にもありますが、路地側に面した敷地にも10台分近く確保されているので、路地の方の駐車場に行けば意外に停められます。

 

朝10時過ぎに来たのにめっちゃ並んでる…!!

 

まさかここまでとは…。

名前を書いて、ひたすら待ちます。

 

まさかの1時間以上待ってようやく入店!

店内は年季が入ったお好み焼き屋さんって感じでいいですね。

 

やってきましたカキオコ!1枚に牡蠣が10粒近く入ってます。これだけ贅沢に入れられるのも産地だからこそですね。

 

カキ入り焼きめし。こっちもソースの香りただよう焼きめしに牡蠣がたっぷり。

ソースにも負けない牡蠣の風味があり、プリプリの牡蠣を思う存分食べられました。待つ時間を考えると悩むところですが、また食べに行きたいな!

カキたべすぎた

 

日生町漁協 五味の市

日生の漁協に併設された道の駅的ポジションの場所。ここでは牡蠣シーズン(12月~2月)の間、屋台が出たりバーベキューができたりととても賑わっています。

 

午後になってしまったので市場は全体的に撤収気味ですが、午前中に来たら海産物を色々物色できそうです。

 

ここでしか食べられない禁断の味、それは…!

 

カキフライソフト!?

ある意味名物ですが、これはやばいです。相性が悪すぎる。だいたいどんなソフトもまぁなんだかんだで美味しく作ってあるんですが、これは美味しさは完全に捨ててる。インパクト一本勝負です。

カキフライの衣の油っぽさとソースの甘辛さ、そこに甘いソフトクリームと牡蠣の海の香りが不協和音を奏でます。でもたった300円でこの体験ができると思ったら…?

一度は食べてみてもいいかもしれません。

 

後楽園

さて、旅の最後は岡山城へ。日生からは車で1時間弱です。

後楽園は日本三大庭園にも数えられる立派な庭園。

水戸の偕楽園、金沢の兼六園とあわせてついに制覇です。

 

園内は広いです!

1700年に完成し、その後大きく姿を変えることなく現代にまでその姿をとどめています。

 

冬は冬で枯草のオレンジ色が眩しいです、夏は緑の映える素敵な庭園になりそうですね。

 

今は一部に残すのみですが、園内では田畑の耕作が行われていたそうです。この井田(せいでん)はそのなごりみたい。

 

さぁ、それでは後楽園を抜けて奥にそびえる岡山城へ向かいます!

 

後楽園のすぐ向こう側と思ったら、立派なお堀がありました。お堀の向こうには真っ黒な板張りが特徴的な岡山城が見えます。

 

お堀の向こう側へはこの橋を通って行きます。昔はどうしてたんだろう。

 

お堀のクルーズもあるみたいですね。

 

岡山城

美しい岡山城。その黒ずくめの外観から烏城(うじょう)とも呼ばれる名城です。

 

見た目でいえば一番好きかも。シックでかっこいいです。

 

ズームで全景をもう一枚!

最近修復終わったってのもあって物凄く綺麗だね

 

ただ、大変残念なことに復元天守なんですね。中は博物館のようなつくりです。最上階からは岡山市内を四方見渡すことができました。

 

個人的に驚いたのがこれ。一見黒い板ですが、フラッシュ撮影すべしとあるのでフラッシュを焚いてみると…?

 

絵が出てきた!これは面白い仕掛けですね、初めて見ました!

なんかこの技術を応用して楽しいことできそう

 

旅の最後はソフトクリームで。後楽園の入口の前にあるお土産物屋さん。ここにあるプレミアムジャージーソフトがなんと900円!?

金箔ソフトとか、特殊なやつを除くと過去一で高いお値段です。

 

食べてみました。めっちゃ濃厚でバニラの風味がすごい。ハーゲンダッツのバニラ味のソフトって感じでした。

 

三日間、岡山県を堪能した旅だった!

途中ベラビスタだけ広島県に入ってたけどね

ほかの岡山旅行の記録(倉敷の旅)