こんにちは、しろいるかです
2021年6月、長野でお手軽な百名山、霧ヶ峰と美ヶ原に登ってきました。
- 旅の全行程
- 美ヶ原とは
- 美ヶ原のお宿
- 山本小屋ふる里館
- 山本小屋ふる里館:夕食
- 星空観察会(ナイトツアー)
- 山本小屋ふる里館:お風呂
- ご来光(道の駅美ヶ原高原から)
- 美ヶ原散策(山本小屋ふる里館~王ヶ頭)
- 美ヶ原:王ヶ頭
- 美ヶ原:王ヶ鼻
- 美ヶ原(王ヶ鼻~アルプス展望コース経由で山本小屋ふる里館)
- 山本小屋ふる里館:朝食
- 牛伏山
- 諏訪大社
- 諏訪湖畔公園
- 横谷温泉旅館
- 茅野駅
旅の全行程
長野県にあるもっともお手軽な百名山、霧ヶ峰と美ヶ原に登る旅。
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
茅野駅~霧ヶ峰散策(ドライブイン霧の駅~車山山頂~ころぼっくるひゅって~八島湿原)
宿泊:山本小屋ふる里館
【二日目】
道の駅美ヶ原高原(ご来光)~美ヶ原散策(王ヶ頭~王ヶ鼻~パノラマコース)~諏訪湖~横谷温泉旅館~茅野駅
前の記事はこちら
美ヶ原とは
霧ヶ峰から車で1時間弱で到達、松本市からも車で1時間ちょっとで行くこともできます。公共交通機関だとバスで行く手段もあるようですが、自家用車なりレンタカーが現実的かな。
なお、美ヶ原は松本側の駐車場(美ヶ原自然保護センター)と霧ヶ峰側の駐車場(美ヶ原高原美術館、道の駅、山本小屋)が分断されていて、それぞれの駐車場の間は徒歩だと1時間半ぐらいの距離があります。
そのため、行きたい場所に合わせてカーナビの設定には注意を払う必要があるかもしれません。
霧ヶ峰側の方に主要な施設は集まっている感じ。
出典:美ヶ原高原観光協議会
美ヶ原はその名の通り、山というよりは高原って感じです。高原の一番高い場所が王ヶ頭と呼ばれており美ヶ原のピークになっています。駐車場から1時間も歩けば到達できてしまうため、登山というよりはここまでくるとピクニックレベルかも。
本格的に登山をするぞって人には物足りないかもしれませんが、王ヶ鼻やアルプス展望コースからは3,000m級の山々を見渡す絶景を堪能することができる、素晴らしい場所でした!
今回私たちは霧ヶ峰側からビーナスラインを通って山本小屋ふる里館に宿泊、翌朝王ヶ鼻までパノラマコースを歩き、帰りはアルプス展望コースを通って周遊して帰ってくるプランを立てました。
美ヶ原のお宿
美ヶ原には3つの宿があります。
- 王ヶ頭ホテル
- 美ヶ原高原ホテル山本小屋
- 山本小屋ふる里館
1の王ヶ頭ホテルは美ヶ原の山頂にそびえる山岳リゾートホテル。温泉ではないですが眺めのいい大浴場もついていて設備面は圧倒的に整ってます。
2と3はどちらも山本小屋という名前で紛らわしいのですが経営母体も異なるようです。たまたま(?)似た名前なのは、美ヶ原の開拓者が山本さんなのでそこにちなんでいるからなのかな?
2の高原ホテルの方は高原のど真ん中に位置しており設備的にもサービス的にもどちらかというと山小屋風。(温泉の大浴場あり)
今回宿泊したのは3のふる里館。こちらはちょうど中間ぐらいのカジュアルめのお宿です。ちなみに1の王ヶ頭ホテルと同じ経営母体だそうで、いろいろややこしいですね笑
三者三様といった感じなので好みや目的次第かな
費用を度外視すれば王ヶ頭ホテルだね
山本小屋ふる里館
こちらのお宿の決めたのは美ヶ原に泊まって見たかった、というのが第一目的にしたうえで、王ヶ頭ホテルはお値段が高いのと空室がなく、高原ホテルは山小屋風なのでもう少し上のところを・・・ということで決まった感じ。実際泊まってみると、評判の良さがうかがえる良いお宿だったと思います。
外観や共用部、お部屋の写真は見返してみると無かったので写真無し。。ホテルや旅館というよりはペンションに近い感じかも。ただ清潔感はしっかりあって特に気にならないです。
山本小屋ふる里館:夕食
到着したのはすでに17時ごろ。お部屋でちょっと落ち着いたらお食事処で夜ご飯です。
信州の名物大集合な感じのメニュー表。
とても賑やかな先付が運ばれてきて、期待が膨らみます。
左からウドのお寿司に鴨の燻製、サーモンの生春巻きのようなお料理。
こちらは山菜中心のお料理。
信州サーモンのサラダ。新鮮なサーモンで美味しい!
驚いたのはこちらのイワナのお刺身。メニューが豪華になるという記念日プランについていたのですが、たぶん普段は別注料理。
焼き魚しか食べたことがなかったのですが、生臭さもなく身がプリプリでとても美味しかったです。またイワナをお刺身で食べたいな。
おそば。
2匹目のイワナ笑 焼き魚も美味しかった。
信州牛の溶岩焼き。
鰻ときび餅の蒸し物。旅館チックな感じ。
天ぷらもあって。
最後に野沢菜ごはん。確実にお腹いっぱいになる量です!
デザートプレートにかわいいイラストが!鹿と牛と右側のはきっと美ヶ原のシンボル、美しの塔ですね。
気合はいってるね!
もう一人分はまた別イラストでほっこり。
ちなみにお宿側も食べきれないことが分かっているのか、パフェ以外はお部屋までお持ち帰りさせてくれました笑
星空観察会(ナイトツアー)
こちらのお宿が人気な理由のひとつなんだろうなー、と感じたのがこちらの星空観察会。
宿の前で、星空の観察会をするのですが星が尋常じゃないぐらいよく見える。また、スタッフさんの解説や子供へのサービスが半端なく、リピーターのファミリーが何組もいたのが印象的でした。
天体望遠鏡で土星とかも見られました。スタッフさんの解説で分かったんですがじーっと見ていると動いている星がいくつかあり、なんと人工衛星なんだそうです。
太陽の反射の関係から夏場がよく見えるらしいですね!
さらにその後、バスに乗って美ヶ原の中心まで連れて行ってくれました。写真にうまくおさめられなかったんですがまるで城のようにそびえる王ヶ頭ホテルと、一面の星空は素晴らしかったです。
山本小屋ふる里館:お風呂
ナイトツアーから戻ってお風呂にさっと入ります。
大浴場は男女別。温泉ではないのですが湧き水をかけ流し併用しているのか、塩素臭もほとんどなく湯舟のフチからお湯がなみなみと溢れていました。
露天風呂になっている貸し切り風呂もあったのですが霧ヶ峰の散策もたたって気力がなくなりそのまま寝てしまいました…。
コーヒーマシンを自由に使える談話室っぽい場所もありました。
ご来光(道の駅美ヶ原高原から)
美ヶ原に泊まるなら絶対に見ておきたいのがご来光。
がんばって4時起きして、宿から5分ほどの道の駅美ヶ原高原まで車を走らせます。
道の駅の駐車場に車を停めると、すでにマジックアワーがはじまっていた!
遠くの山々が赤く燃え上がってます。
背後には道の駅と、美ヶ原高原美術館が。まだまだ暗いですね。
山なみが美しい…。
今にもご来光が拝めそうです。
ほんのり雲海も発生してました。
いよいよ・・・!
出たー!
あー・・・ めっちゃ綺麗です。
色が広がっていく…。
周りの人たちも大興奮です。
高原美術館も赤く照らされました。
天候が良かったのもありますが、駐車場目の前、雲海が発生しやすい地形、180度展望が開けている、とご来光を見るのに三拍子揃ってこれほど適した地形もなさそうです。
めっちゃ良かった…。
眠かったけど報われた!
美ヶ原に泊まったなら無理してでも見たい光景
ぜひ見てほしいギリシャのご来光の記事
美ヶ原散策(山本小屋ふる里館~王ヶ頭)
ご来光を見終えて宿に戻り、時計を見るとまだ5時過ぎ笑
興奮も冷めやらぬ中お部屋に帰っても寝られなさそうなので、そのまま美ヶ原高原の散策に出かけました。
6時前なんですがこの明るさ。朝の清々しい空気を味わいながらのんびり高原散歩です!
早起きの馬さんたち。
ほんのり雲海はまだ発生してますね。
宿から10分ちょっとで美しの塔に着きました。昔美ヶ原では霧による遭難者が多発したらしく、霧の発生を警告する霧鐘が備え付けられています。いろいろ整備された今では美ヶ原のシンボルとなっているみたいですね。
奥に見えるのは王ヶ頭ホテルです。
人もまだ全然いなくて、完全に景色を独占。
牛さんもぼちぼちでてきました。
ホルスタインにまじってなんか鹿のような可愛い牛が。
のんびり歩きつつ、だいぶ王ヶ頭ホテルに近づいてきました。
最後は急坂を頑張って登ります。
着いた!
美ヶ原:王ヶ頭
美ヶ原の最高峰、王ヶ頭に到着です。
どこまでいっても素晴らしい絶景。
こちらが王ヶ頭ホテル。ちなみに駐車場からここまで1時間ちょっとかけて歩いてきましたが、ホテル宿泊者は専用の車で送迎してくれるそうなので安心ですね。
山小屋風の山岳リゾートホテルです!
こちらのテラスは宿泊者専用でした。気持ちよさそう~。
ホテルの裏手に美ヶ原の頂上を示す石碑が建っていました。
百名山、3座目です!
美ヶ原:王ヶ鼻
さて、王ヶ頭からさらに歩いて20分ほど、展望台のような場所である王ヶ鼻というのも有名だそうです。
王ヶ頭~王ヶ鼻の道は車も通れるような砂利道で景観に変化がなく若干飽きるんですが、王ヶ鼻からの景観は素晴らしかったです!
松本市街地の方を見渡すことができます。
奥の方に見えるのは雪の残る北アルプスの山々。
雲海はほとんどなくなってしまっていましたが、そんなの気にしないぐらいの絶景、遠くに富士山まで見えるという贅沢さです。
美ヶ原(王ヶ鼻~アルプス展望コース経由で山本小屋ふる里館)
帰りは同じ道を通らず、片側が開けたアルプス展望コースを通って宿まで戻ります。
行きのパノラマコースは舗装こそされていませんが専用の車も通れるような遊歩道、という感じの趣でしたがこちらは多少山道っぽい感じです。
王ヶ頭ホテルはアンテナ塔とセットで独特の景観をつくってますね。
こういう風にピラミッドみたいに積み上げられた石はケルンと呼ばれるもので、道しるべのような意味があるみたいです。
戻ってきたら牛が爆発的に増えてました!
早朝だと人もほとんどおらず、素晴らしい景色を独占できたよ!
日差しを遮る場所がないので、なおさら早朝がベストコンディションだね
山本小屋ふる里館:朝食
ちなみに今回私たちは歩いて王ヶ鼻まで行きましたが、ふる里館宿泊者は早朝、バスで王ヶ鼻まで連れてってくれる無料ツアーもあるそうです。このあたりもファミリーに人気の理由なんだろうな!
十分すぎる準備運動を終えて朝食をいただきます。
まさかの朝からピザ。
パンも美味しかったです。歩いた甲斐がありました。
牛伏山
最後に宿をチェックアウトしたあと、美ヶ原の入口に位置する牛伏山を登りました。
牛が伏せてる…。
登る、といっても僅か5分ほどの道のりです。もはや丘ですね。
広々とした美ヶ原を見渡すことができる場所でした!
何かのついでに美ヶ原に来たのなら、牛伏山はすぐ登れる展望台みたいな感じで行ってみるとよいかも。
諏訪大社
美ヶ原を後にして、諏訪湖方面に車を走らせます。
諏訪大社をお参り。
諏訪大社は諏訪湖周辺に境内が4つに分かれており、ここは下社秋宮とよばれる場所だそうです。
諏訪湖畔公園
続いて諏訪湖畔をお散歩。
スワンボートに乗って湖の中央の島まで頑張って行きました。
でかいスワンボート。
カルガモの集団がいました!
しっかり集団行動してます。
一糸乱れぬ行進に見惚れてしまった笑
おだやかな良い場所でした。
横谷温泉旅館
諏訪湖からは1時間ぐらいかかりましたが、温泉にどうしても入りたくて日帰り温泉可能なこちらの温泉まで来ました。
年季の入った外観ですが、中はとても綺麗。
黄金色に輝くお湯がかけ流されていました。成分がかなり濃いようで、内湯には油の膜ができていました。泉質重視派にもおすすめできます。
渓流沿いの露天風呂の眺めは良くとても気持ちよく入ることができました。
茅野駅
茅野駅からあずさに乗って帰ります。
霧ヶ峰も、美ヶ原もハイキング気分で絶景が楽しめる良い場所だった。
天候に恵まれたのも大きかったね!