こんにちは、しろいるかです
今回は2020年10月の越後湯沢と水上の旅の思い出を語りたいと思います。
旅の全行程
平日の夜に新幹線で東京を出発。夜遅くに越後湯沢に到着し、翌日周辺の観光地巡りと水上温泉郷にある宝川温泉の宿泊をする二泊三日(一泊目は夜出発)の行程です。
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
東京駅~越後湯沢駅~呑みすぎ謙信(居酒屋)
宿泊:湯沢ニューオータニ
【二日目】
清津峡~ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ(ピザ屋)
宿泊:宝川温泉 汪泉閣
【三日目】
湯沢高原スキー場パノラマパーク~人参亭(とんかつ屋)
越後湯沢駅
思いっきりお昼の写真しかなかったですが、夜10時頃に到着しました。
越後湯沢駅は上越新幹線で東京からわずか1時間半ほどで到着。終点の新潟までも2時間ちょっとで到着するのだから、新幹線は偉大ですね…
東口は昔からの商店街が駅前にあり、新幹線が通る前の駅前ってこんな感じだったんだろうなぁという感じですが、西口は駅を出たらいきなり温泉旅館が立ち並ぶエリア。駅の見た目もいかにも新幹線駅っぽい雰囲気です。
駅の目の前の通りは、駅前からすぐに温泉宿やおみやげ物屋、レストラン等が軒を連ねる観光通りになってます。道路の交通量がそれなりにあるので、のんびりそぞろ歩く温泉街とまでは言えないものの、思った以上に活気のある温泉地でした。
新幹線を降りて目の前がこれほど発達した温泉地というのは意外にも他にあまりないよね
同じ新幹線駅直通の温泉地だけど、熱海が夏が似合う海沿いの観光地だとしたら越後湯沢は冬が似合う山あいの観光地、と対照的な感じ。
熱海観光の記事
スキー場も小規模ながら駅前に2つもあるし、一駅先には大規模スキー場(GALA湯沢)もあるので、冬場は大盛況です。
ついたときは夜なので車も人通りも少なかったですが、それでもぱらぱらと歩いている人たちはおり、居酒屋もポツポツ営業していました。
呑みすぎ謙信
温泉地あるあるで、夜ご飯を食べられる店の選択肢はあまりないものの、空いている居酒屋はそれなりにありました。コンビニとかももちろんあります。
本日泊まるニューオータニに向かう途中にあった居酒屋さん。
店名が完全に狙いにいってる笑
店内は写真の座敷席+カウンターの小規模なお店。雰囲気はいい感じだけど観光向けというよりは地元向けっぽい!
お通しのきゅうり。付け合わせの肉みそがめっちゃおいしい!
他にもいろいろ食べたけど、ソースかつと、新潟名物お米を食べるべく頼んだみそ焼きおにぎりの写真。やっぱりお米の美味しさは別格でした。
居酒屋は意外に空いているお店があり、夜遅くに到着してもどこかのお店には入れそう!
居酒屋以外だと、西口駅前に昔ながらのラーメン屋さんも夜遅くまで空いていたよ!
湯沢ニューオータニ
新幹線+宿泊のダイナミックレールパックを使いました。
当時はGotoキャンペーンの影響で、普通に新幹線を取るより新幹線+宿泊のパッケージでGotoキャンペーンを適用させたほうが安いという奇妙な状況になっていたためこのような不思議な行程になったのです。
どこに泊まるか迷ったものの、お値段も手ごろで駅前にあるニューオータニに決定。
外観をみるとこれがあのニュー・・・オータニ…?
地方にたまにある、プリンスホテル系列とは全く関係のないプリンスホテルとかのタイプではなく、正真正銘東京のニューオータニグループのホテルです!
見た目はなかなかパンチが効いてましたが、スキー場のホテルとか、旅館をイメージするといいかも。フロントもしっかりしていました。
お部屋は和室。一応大浴場もついています。温泉とは書いてあるものの基本的に循環メインで温泉感はほぼないのが残念ですが、清潔で広いのでお部屋のバスに入るより断然気持ちよくありがたいですね!
朝食会場はリノベしたのかな、きれいな通路。
朝はブッフェでした。
ここもいわゆるシティホテルとしてのニューオータニのブッフェを期待すると肩透かしを食らいますが、新潟らしくお米がめっちゃおいしい!ごはんのお供もあるので朝からしっかり食べてしまった。
温泉地にある少し年季の入った大型旅館、スキー場にあるような大きめのホテルをイメージしていけばギャップはないかも。創業も50年近い中、レストランもリニューアルするなど頑張っている感じでした!
清津峡トンネル
さて、越後湯沢の温泉街自体には観光地らしい場所はないため、車で30分ほどの場所にある清津峡トンネルへ行ってみることに。
清津峡とは柱状節理(ちゅうじょうせつり)の地形が楽しめる日本三大峡谷の一つだそうです。
ここにも日本三大〇〇が!
ただ、近年注目を集めているのは柱状節理というよりは、インスタ映えするようなアートなんだとか…?
駐車場に車を停めてトンネルへ向かいます。
ちょっとしたお土産屋さんや温泉宿(秘湯を守る会所属だそう)もあり、小さな温泉地みたい。
峡谷は昔は遊歩道があったそうですが、事故などの影響で封鎖され、今は観光トンネルが掘られておりトンネルの間から峡谷美を楽しむというスタイルになっています。
トンネルまでは遊歩道があり、美しい峡谷美がすでに広がってますね!
なお、トンネルの中に入るには入場料がかかります。中に入ると・・・
なんだこれ!
全長1キロ近い歩行者専用トンネルの中を様々な色のカラーライトの光で満たしたTunnnel of Lightというアート作品だそうです。2018年に越後地方でトリエンナーレが開かれ、その際にトンネルを利用して作られたんだとか。
トンネルは一本道なものの、途中で広場のような場所(見晴所と呼ばれている)が3か所設けられており、それぞれ見どころがあります。まずは第一の見晴所です。
ここはアート作品というよりは、おそらくもともとあったであろう柱状節理を楽しむための場所です。
アートと自然って相性いいんでしょうね、たぶん。見事なまでの柱状節理を間近で見ることができます。
柱状節理といえば東尋坊!
第二の見晴所にある、とある小さな小屋から撮った写真です。外観は銀色の球体の小屋なのですが…(外観写真撮り忘れた)
これ、マジックミラーになっているトイレです。普通にトイレとして使用できるのですが、ここでトイレする勇気はないですね…
第三の見晴所はアーティスティックな空間に変貌を遂げていました。
まるで異空間への穴がぽっかり開いているかのような装飾が施されています。
最奥にはパノラマステーションと名付けられた空間があります。清津峡トンネルというと、このアングルの写真が一番有名みたいですね!
手前には水盤と、奥には峡谷の風景。トンネルに縁どられた景色が水盤に反射して素晴らしい光景を生み出してくれます。また、水盤のフチは浅めになっているため、スニーカー程度の靴であれば浸水せず、写真の人たちのように奥まで行けてしまいます。
みんな手前でパシャパシャ写真を撮っているので邪魔になるかな…と奥に進むのはちょっと勇気がいるのですが、一人が進むとみんなぞろぞろ進んでいくんですね笑
そして個人的にすごいなと思ったのが人がいる状態の写真も、人影がシルエットになってまたいい感じに映るんですよね。よく考えられてるなぁと思いました。
出典:清津峡トンネル 公式サイト
天気が良いと光量が増すので青空が水面に反射して、さらに鏡面仕上げのトンネルの内壁にも反射してこんな幻想的な光景になるみたい
こういう光景を見たかった… ただ、ある意味屋内展示なので雨の日の観光にももってこいだと思う!
デル・ロカンダ・イル・ピットーレ
さて、清津峡トンネルでアートに浸った後はご飯を食べに越後湯沢方面に戻ります。
越後湯沢周辺で最も人気のお店の一つが、越後湯沢周辺のスキー場を中心に軽井沢や富山にも支店を持っているピザ屋さんの本店です。
こちらの本店、面白いのが立地。
岩原(いわっぱら)スキー場のゲレンデの中にあるんです!
岩原でいわっぱら…絶対初見だと読めない
グリーンシーズンは雪は積もっておらず、車でお店の前まで行けます。
周辺はロッジ風の建物ばかり。どうやらホワイトシーズンだとこの辺りはリフト乗り場になっていて完全にゲレンデの中です。
こちらが外観。
このタイプの看板って海外のカフェ感がある。
店内もスキー場というよりは軽井沢みたいな雰囲気。テイクアウトでケーキ類も置いていて、おいしそうでした。
良い雰囲気。
メニューはピザ以外にもありますが、ウリはピザ窯で焼くピザですね。
一人1枚頼みました。まずは定番のマルゲリータ。なかなかおいしい。
続いてお店の推しっぽかったビスマルク。ビスマルクとは半熟卵を乗せたピザです。
これがめっちゃ美味しい!!個人的にはこれまで食べたピザNo.1かも。感動するレベルの絶品ピザでした。
岩原スキー場の検索候補の上位に「ピザ」が出てくるのがこのお店の美味しさを物語っている気がする
ゲレ食なのに美味しいね!とかじゃなくて普通に目黒や恵比寿で食べても美味しいレベル
分量は一人一枚でちょうどいいぐらいでした。一つぐらいサイドメニュー頼んでもよかったかも?
食べた後はグリーンシーズンのゲレンデを少しお散歩。お花が咲き誇っていました。
天気は悪かったですが雨もなんとか止んで、景色も開けていて気持ちよかった!
トンネルの中にアート、ゲレンデの中に美味しいピザ屋さん。
どちらも行ってみると意外にしっくりくる、ミスマッチの美学?
次は今回の旅の主目的、日本一の広さを誇る露天風呂があるという、宝川温泉を目指します!