しろいるか旅行記

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2020年10月 湯沢【2/2】「宝川温泉 汪泉閣」泊 日本一の混浴露天風呂は湯浴み着で安心。宿泊して最高のシチュエーションで楽しめる!

こんにちは、しろいるかです
今回は2020年10月の越後湯沢と水上の旅、二日目です。

一日目の記事はこちら

旅の全行程

平日の夜に新幹線で東京を出発。夜遅くに越後湯沢に到着し、翌日周辺の観光地巡りと水上温泉郷にある宝川温泉の宿泊をする二泊三日(一泊目は夜出発)の行程です。

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
東京駅~越後湯沢駅~呑みすぎ謙信(居酒屋)
宿泊:湯沢ニューオータニ

【二日目】
清津峡~ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ(ピザ屋)
宿泊:宝川温泉 汪泉閣

【三日目】
湯沢高原スキー場パノラマパーク~人参亭(とんかつ屋

宿泊:宝川温泉 汪泉閣

本日の宿泊は旅の目的でもある宝川温泉 汪泉閣(おうせんかく)。新幹線で行く場合、最寄り駅の上毛高原駅から車で30分強で到着なのですが、実は越後湯沢からでも高速を利用して車で1時間かからず到着できます。どちらの駅を使うかは旅の行程に合わせるのがよさそうです。

一応宝川温泉水上駅までを結ぶ路線バスも出ているものの、一日数本しかないため車でのアクセスがおすすめかな。ちなみに上毛高原駅水上駅から無料送迎も行われているようですが、朝の出発時間は9時半(宿の本来のチェックアウトが10時)と決められており、あともう一歩…な時間設定。

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かなりの山奥の旅館で、最寄りのコンビニまで車で30分はかかるような場所です。駐車場までの道はちょっと狭いものの、中に入ると結構広かった。

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宝川温泉という温泉地にある汪泉閣という名前の宿ってことなんですね。といっても宝川温泉には宿はここしかないみたい。

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ちょっとした売店があります。

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こちらの宝川温泉は、日本一の広さを誇る露天風呂がウリのお宿です。ただ、その露天風呂は混浴だということでちょっと…とこれまで敬遠していました。しかし、2019年から男女ともに宿指定の湯浴み着の着用が義務付けられたそうで、それならばと行ってみることにしたのです!

女性の湯浴み着はワンピースタイプで、男性の湯浴み着は腰巻のようなデザインになっています。

個人的感想になるのですが、この男女ともに湯浴み着の着用必須というのは、思った以上に良いルールだと思いました。

女性はバスタオル巻いてもいいよ、湯浴み着を着用してもいいよ、というアナウンスだと結局男性はほとんど丸裸のまま入っていたりして正直居心地が悪く、夫曰く男性側もバスタオルだと気を遣ってゆっくりできないとのこと。とはいえ水着着用にしてしまうとプールのようになってしまい温泉の風情に欠けてしまう… そんな相反する悩みの解決策として宿側が導き出した一つの答えな気がします。

他の混浴のお宿でもぜひ取り入れてほしい…

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話を戻して、まずはお宿の案内です。増改築が重ねられて迷路のような作りになっていますが、大きく3棟があり、一番右から左にいくほど古い建物になっていきます。ちなみにフロントや大浴場などの宿の機能は一番右の東館に集中している一方、露天風呂へは第一別館が一番近いです。

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本館が木造で一番風情あるつくりになっています。廊下の板はピカピカに磨かれており古い建物ですが清潔感がありました。

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湯治場を思わせる鄙び感がでてます。

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泊まったのは一番古い第一別館のお部屋。お値段も一番安いです。

第一別館は明治期に建てられたそうで、よくメンテナンスはされているものの本館のような立派さはなく、どちらかというと昔のお家に来たような感じ。

おばあちゃん家的な?

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2面窓があって意外に広いです。

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窓からは川と吊り橋、対岸の露天風呂への道が見えます。

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着いた当日は残念ながら夜まで雨が降っていたため露天風呂は一旦諦め夕食へ。夕食会上でのお食事です。

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会席仕立てです。最初から八寸と、お刺身、土瓶蒸し、朴葉焼きがセットされてました。

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牛肉の朴葉焼き。味噌味でおいしいんですよね。

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天ぷらがあとから運ばれてきました。揚げたて暖かくサクサクでした。

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ヤマメも。こちらも焼き立てでいい具合。

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煮物。みなお料理は出来立てのものが運ばれてきておいしくいただけました。

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お食事処も小ぎれいな感じ。一番遅い時間でのんびり食べてたら最後になってしまった。

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大浴場は露天風呂がメインだからかシンプルかつ小さめです。

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脱衣場。

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朝の写真です。夜は真っ暗で何も見えません。浴槽は決して大きくないものの、新鮮なお湯がかけ流されており常にオーバーフローしている状態。湯口からはかすかに硫黄等の温泉臭もして、とてもいいお湯です!

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露天風呂へは吊り橋を渡って向かうことになります。

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吊り橋から東館を眺めると、なかなか風格のある建物ですね!

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反対側を見ると湯気が立ち上っているあたりが露天風呂エリアだとわかります。

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立派な吊り橋。

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よくよく見ると真ん中の橋脚はレンガ積みになっていてレトロさを感じるつくりになっており、奥の旅館の建物と合わせて何とも言えない景観が生み出されています。

周りにはこの宿だけなので、まさに秘湯の一軒宿って感じ

外界とは切り離された感じがとてもいい

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宿泊当時は10月中旬。水上は標高も高いエリアなのですでに紅葉が進んでおり露天風呂への道も彩られていました!

さて、ここからは露天風呂エリアです。あまりの素晴らしさに写真に残したかったのですが、写真撮影は厳に慎むよう注意書きもなされています。代わりにお宿のホームページで写真を提供してくれていましたのでそちらを使って感動をお伝えしたいと思います!

ちなみにテルマエ・ロマエ2の映画のロケ地にもなったらしい。

出典:宝川温泉 汪泉閣 ホームページ

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 露天風呂エリアの一番奥にある、川にかかる橋からの写真です。川を挟んで左右に湯屋と大きな露天風呂が設えてあります。

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左の湯屋側の露天風呂は一番大きいサイズ。川も近く一番解放感がある一方、お湯の温度はぬる湯ぐらい。ちなみに真ん中奥に小さく見える建物は宿の本館です。

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 右の湯屋の露天風呂を本館側から撮った写真。ここが一番お湯の温度が高く入っているひとも多かったです。

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実は女性専用の露天風呂も一応ありますが、混浴エリアの一番奥にあるためあまり意味はないかも…?

渓流を眺めながら入るお風呂は抜群の解放感、これだけ広いのにお湯はかけ流しされていて、自分にちょうどいい湯加減のポジションを見つけられればいつまででも入っていられそうな気持よさ。岩も絶妙な配置具合で、他のお客さん同士の視線を遮り適度なプライベート感も保てます。

私たちは夜と朝に入ったのですが、暗闇の中にライトアップされて浮かび上がる湯屋や灯篭を眺めながらの入浴、朝もやの中で樹々の間から少しずつ朝日に照らされていく感覚、どちらも文章では言い表せない素晴らしさがありました。

日帰り入浴もやっているけど、朝と夜の時間を楽しめるのは宿泊客だけ!

客室数も40室程度だし、仮に満室だったとしてもこの広さならかなり余裕をもって入れそうだね

ただ、注意点としては夏場はアブが出るという口コミをちょくちょく見かけるため、そこは外したほうがよいかも…?

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夜の本館の雰囲気、千と千尋の神隠しの湯宿みたいです。

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夜の川はちょっと怖い。

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露天風呂への道はしっかり灯りが用意されているので安心です。

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最後に朝ごはんです。ごはんのお供がたくさん。

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湯豆腐も。THE旅館の朝ごはんって感じで満足です。

露天風呂はまさに日本一!お部屋やお食事も十分満足

お値段もお手頃だし、また行きたいね

ジャック ザ タルトファンタジー

宿を後にして越後湯沢へ戻ります。途中に気になるお店を見つけました。

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いきなり山奥には場違い(?)な雰囲気の看板。

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チーズタルトのお店でした。いろんな味があって試しに買ってみましたがなかなか。こんな山奥でチーズタルトが食べられるのは貴重ですね。

湯沢高原スキー場 パノラマパーク

越後湯沢に戻ってきましたが帰りの新幹線の時間までまだちょっと時間がある…ということで、駅から徒歩10分弱の場所にある湯沢高原スキー場へ。

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グリーンシーズンはゲレンデがちょっとした植物園や散策路になっているみたいです。

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乗車定員がなんと166名!?世界最大級のロープウェイらしいです。

 

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確かに下から見上げてもゴツい。

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越後湯沢の街並みを眺めながらロープウェイ頂上駅へ!

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頂上では真っ赤に染まったコキアがお出迎えです。

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天気が少し曇ってきたのが気になるけど。。

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頂上駅には1日目の記事で行ったラ・ロカンダ・デル・ピットーレ(ピザ屋さん)の支店もありました!車での移動でない場合は本店まで行くのは困難なのでこちらでもいいかも。

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頂上エリアは高低差がかなりある一周散策コースになっていて途中クアッドリフトに乗って移動します。

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アトラクションもあり、サマーボブスレーというクアッドリフトで移動する分の高低差を一気に滑り降りるものです。正直楽しそうで乗りたかったのですが、びっくりするほど待ち行列ができていたので諦めました…。

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最奥は鏡面のような池のあるエリアです。これ、紅葉最盛期だったらめっちゃ綺麗だった気がする。惜しい!

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とはいえこれぐらいでも十分に綺麗でした!

散策するのに、往復のロープウェイの時間も含めて3時間は欲しいかな。2時間ちょっとの時間だとちょっと駆け足になってしまった。

スキー行きたいな

人参亭

最後にお昼ご飯を食べます。

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先ほどの湯沢高原スキー場のロープウェイ乗り場の近くにある、(おそらく)越後湯沢の町で一番人気のとんかつ屋さん。

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人気のお店のようですがたまたま空いていてスムーズに入れてよかった。サクサクでおいしいとんかつと、新潟らしい美味しいお米を食べられました!

越後湯沢駅 がんぎどおり

新幹線に乗る前に軽く駅構内でおみやげ物探し。

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越後湯沢駅は驚くほど駅ビルに力を入れていて、ぐるっと回るのに30分はかかりそうな膨大な面積の特産品やおみやげ物の売り場に飲食店街、なんと温泉まであります。

おみやげ物を買うならここが圧倒的に充実してるので、旅の最後の空いた時間に回るといいですね!

大満足の温泉旅だった

思ったより観光地も多くて楽しめたね!