しろいるか旅行記

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2025年6月「富士屋ホテル」泊 和洋折衷の日本らしいクラシックホテル宿泊記。館内を見て回るだけでも楽しい!

こんにちは、しろいるかです
2025年6月、箱根にある富士屋ホテルに泊まってきました!

旅の全行程

【一日目】

東京駅~小田原駅~だるま料理店~宮ノ下温泉街散策
宿泊:富士屋ホテル

【二日目】
クラシックホテルパスポートでランチ

 

だるま料理店(小田原駅

今回の目的地は箱根。

東京から箱根のアクセスはロマンスカーが有名ですが、個人的には小田原まで新幹線で行ったのち、レンタカーを借りて向かうのが楽です。どうせロマンスカーで箱根湯元についても、そこから色々乗り換えも必要だったりしますしね。

今回は小田原駅から徒歩10分弱の場所にある、登録有形文化財の建物が特徴的なだるま料理店でランチです。この門構え、老舗旅館のようです。

魅力的な外観!

 

この一角だけ別世界のよう。

 

店内もなかなかのものです。一階が食堂、二階がお座敷となっています。二階は会席料理の提供専門になっており、慶事や法事に使われることが多いのかな?

 

一階のメニューは天丼とお寿司が中心になっています。

お寿司は鯵すしが有名だそうなのですが、残念ですが売り切れ。今回は天重をいただくことにしました。

 

ごま油で揚げたという天ぷらはしつこくなく、風味もあり美味しかったです。

 

このあげ玉、帰り道だったら買ってたな!

老舗感たっぷりで良かった

 

富士屋ホテル

さて、腹ごしらえもしたところで、目的の富士屋ホテルに向かいます。

小田原からはなんと30分もかからずに到着してしまうんです。近いですね。箱根地区の中でも、宮ノ下温泉というエリアにあります。

バレーパーキングになっていました。入口まで車で乗り付けて、荷物を出してそのまま中へ。

 

不思議な造りになっていて、車を降りて入った入口は地階の扱いです。ここにもフロントはありますが、チェックインには使われていない様子。

 

スタッフの代わりにかわいいくまがいました。

 

この階段を登ってロビーフロアへ向かいます。この手すりの感じ、日光金谷ホテルを思わせます。

 

階段を登ってきたところ。外が見えるサンルーム?のようなエリアです。

 

富士屋ホテルは近年大規模なリノベーションが行われたようです。

 

しかし、館内のデザインや調度などはすべてそのまま活かし、当時の姿をしっかりと残したのだとか。

 

手すりに巻き付く龍です。創業当時からホテルを見守ってきたのかな。

 

富士屋ホテルロゴマークも見つけられます!

 

さて、サンルームのようなエリアの先にあるのがロビーです。

上に続く階段、左には待合室のような位置づけで使われているマジックルーム。当時はここで手品が披露されていたことからつけられたのだとか。

 

目を奪われるのはこの優雅な階段。

 

曲線美が最高です。。

 

登って見下ろしたところ。

 

これぞクラシックホテルですね!

 

手すりの柱部分の装飾がすごい。

 

階段を戻り、ロビーから外に出る回転ドアがあります。ここがもともとの入口だったのかな?

 

外に出ると、ようやくホテルの全貌が理解できてきます。

富士屋ホテルは建築時期の異なる数多くの棟が連なってできています。写真左手は花御殿(1936年竣工)、右手の建物は西洋館1906年竣工)です。

写真の奥に見える黄色い四角い建物はフォレストウイング。こちらは1960年に建てられたものです。

 

花御殿の外観はとても美しいです。登録有形文化財にも指定されています。

和風だけど純和風…ではなくて、どことなく洋の雰囲気を感じる

 

西洋館の手前が本館です。赤い手すりのある場所はさっき通ってきたサンルームのような部分ですね。本館が一番古く、1891年竣工だそうです。

 

 

本館は洋館のような外観ですが、唐破風の玄関に瓦屋根が特徴的です。

 

FUJIYA HOTELの看板がいいですね。富士屋ホテルが建てられた当時は外国人のためのホテルだったそうです。

 

こちらは西洋館の玄関。客室棟として使われています。こちらも明治の洋館のような造りに唐破風の玄関がくっついた感じ。

 

一通り建物を外から眺めたところで、ロビーに戻ります。

こちらがマジックルーム。ここに座ってチェックインを待つ形です。

 

フロントデスクの彫り物がなんだかすごい。

 

意外に気づかない尾長鳥の彫刻。

 

めっちゃ長い!!

こちらはヘレンケラーが訪れた際、可愛がられた尾長鳥を模して造られたのだとか。

さすが歴史がある

 

チェックインを終えて、客室に向かいます。

今回の客室は花御殿です。

 

途中、西洋館の廊下を通って向かいます。

 

西洋館も素晴らしいです。正統派の洋館といった感じ。

 

日が差し込む光景も良い…。

 

鐘のような不思議なデザイン。

 

窓も同じようなデザインでした。

 

客室:花御殿(ヒストリックデラックスツイン 354号室)

花御殿は洋館というよりは和のつくりですね。壁のデザインは校倉造っぽくしているそうです。

 

名前の通り、まさに御殿のような立派な姿です。

 

館内は天井も高く、洋風なつくりです。

 

お部屋の鍵もステキ。(持ち運びにくいけど笑)

 

ヒストリックデラックスツインのお部屋はみなつくりが違うようで部屋によって差が結構あるかもしれません。

今回は西洋館側を向いたお部屋です。窓は二面ありますが、そこまで景観が抜けている感じではないです。

 

調度は当時のものが一部残っている感じです。全体的に統一感があり、クラシック感が充分に感じられました。

 

奥にベッドが並び、手前にはソファーが置かれたリビングがあります。間に仕切はありませんが、ゆとりある広さです。

 

バスルームです。こちらはしっかりリノベされてる感じ。蛇口からは温泉が出るそうです。

贅沢を言うなら、トイレに仕切が作ってほしかった…!

どのクラシックホテルもここが惜しいポイント…

 

共用部

さて、ここからはホテル内を探検です!

こちらが全体図。道路を挟んだ先には菊華荘という別館もあるんですね。

それ以外の建物は全て内部で繋がっています。

 

こちらは花御殿の地下。

 

なんとチャペルもあるんです!

 

それ以外にもホテルミュージアムもありました。

 

ホテルの歴史や、昔ホテルで使われていたモノなどが展示されています。

 

ひげが特徴的すぎるおじさん像。

ひげのクセが強すぎる

 

室内の温泉プールもあります。

こちらは日本初の温泉を使ったプールなんだとか。

 

地下通路を通って、食堂棟へ。途中にも様々な展示があります。ほんとじっくり見て回るだけで数時間かかってしまいそうな充実っぷり。

 

食堂棟の地下はバーになっていました!

 

バーを抜けるとショップがあり、別館の菊華荘に近い出入口があります。

 

ここのデザインもなかなかにレトロ風味ですね。

 

宮ノ下温泉街散歩

一通り館内を探索し終えたので、今度は宮ノ下温泉街を散策してみることに。

富士屋ホテルの裏手は庭園になっていて、散策ができます。裏手から外に出ることも可能。

 

ハーブガーデンもありました。創業当時は温室があったそうで、それを改装したらしい。

 

なんか青いカニがいた!!

きれい

 

ひとしきり庭園を散歩し、温泉街に繰り出します。

宮ノ下温泉は箱根の中でも山間に佇む非常に小さな温泉地です。温泉街というほどの街はありませんが、風情ある通りがありました。

 

何軒か営業している旅館もあるみたい。

 

大きなお寺もありました。

 

ガスが定期的に登ってきます。空気も澄んでいて、ここが小田原から車で30分もかからずにたどり着ける場所とは思えないですね。

 

別館の菊華荘にやってきました。こちらはレストランとして活用されており、朝食に和食を選んだりするとこちらでいただけるそうな。

元は御用邸だったようで、格式の高さが感じられます。

 

ひっそりと佇む神社もありました。

 

緑が鮮やかです。

 

ちょっとした小道を散歩したりしながら、小一時間温泉街を楽しみました。

 

夕食:レストラン・カスケード

ホテルにレストランは三か所あります。一か所は先ほど温泉街散歩で寄ってみた菊華荘。和食レストランですね。

もう二か所はどちらも洋食レストランで、一か所は食堂棟にあるメインダイニングルーム ザ・フジヤ。もう一か所は2018年に新設されたカスケードウイングにある、レストラン・カスケードです。

お値段は菊華荘とメインダイニングルームが同等で、カスケードはその半分ぐらいと随分差があります。今回はカスケードのプランにしました。

 

こちらは2018年新設ではあるものの、大正時代に作られたカスケードルームを復元したもので、レトロなデザインです。色鮮やかなステンドグラスから大正レトロっぽさを感じられますね。

 

天井の隅をよく見ると、かわいい鳥の彫刻が!

 

フレンチのコースです。

 

まずはステンドグラスのようなデザインが美しい春キャベツと若鳥のプレッセ

食べるのがもったいない一皿です。

 

パンもすぐ持ってきてもらえました。

 

新玉ねぎのポタージュコンソメスープとの選択でしたが、玉葱の風味が利いて美味しかったです。

 

連子鯛のポワレ 浅利のナージュ仕立て

皮が香ばしく焼き上げてあり、浅利のダシが利いたスープと相性のよい一皿でした。

 

メインは複数種類から選ぶ形です。こちらは牛肉の南仏風煮込みビーフシチュー的なもので、ホロホロと崩れる柔らかなお肉がたっぷり。食べ応えある一皿でした。

 

もう一つはサーモンのポワレ。料理名だけ見ると先ほどの鯛のポワレと被りそうな感じでしたが、全く別の味付けでした。バターソースとサーモンは相性抜群ですね。

 

最後はデザート。小ぶりですが、しっかりとしたデザートでした。

 

わずかですが小菓子まで付きました。

雰囲気の良いダイニングで美味しい食事をいただけた

やっぱりクラシックホテルはフレンチだよね

 

富士屋ホテルの夜

夜ご飯ののち、また昼とは雰囲気の違うホテルをうろうろしました。

ホテルの前の看板のところへ。富士屋ホテルの経営は国際興業グループというところで、かなり色々手広くやっているのですね。

 

この太鼓橋が良いですね!

 

夜も美しい花御殿。

 

スタイリッシュなこの玄関、かっこいいなぁ。

 

西洋館、本館もライトアップしてくれていますね。

 

そういえばお昼に外観を撮っていなかった、こちらが食堂棟です。明日の朝はこちらにあるメインダイニングルームでいただきます。

翌朝を楽しみにしながら就寝しました。

 

朝食:メインダイニングルーム ザ・フジヤ

翌朝、朝食はメインダイニングルームです!

 

クラシカルな廊下を通っていきます。

 

立派な格天井に、大きな窓。柱の装飾など見れば見るほど素晴らしい空間です。

 

カラフルな柱の紋様は何モチーフなんだろう。

 

お寺の本堂のような豪華さです。

 

ふと床をみると、柱の根本にユーモラスな顔がありました。

単に豪華で気の張る空間というだけでなく、随所にほっこりする装飾があったりするのが面白いです。

 

さて、朝食は4種類から選ぶことになります。フジヤスペシャルだけはお値段UPなので、基本か、ペストリーか、サラダブレックファストの3種類から選ぶ形でしょうか。

私たちはサラダブレックファストと、ペストリーブレックファストにしました。

 

サラダブレックファスト…ではなく、これはペストリーブレックファストのプチサラダです。

 

本日のスープはどちらにも。

 

パンはサラダブレックファスト用です。

 

おしゃれなジャムの容器。

 

ちょっと写真が暗くなってしまいましたが、サラダブレックファストのメインプレートです。サラダを中心にしながらもヴィーガン食ではなく、生ハムやモッツァレラチーズなども乗った豪華プレートです。

 

こちらはペストリーブレックファストのメインプレート。

ペストリーといいつつ、ソーセージやハムのプレートと、フレンチトーストのプレートの二種類が付いてきます。

サラダの方がバランスが良かったかな?いずれにせよ美味しくいただけました。

 

大浴場

そうそう、大浴場について紹介を忘れていました。

こちらのホテル、フォレストウイングに大浴場が併設されています。

内湯、半露天、サウナ、水風呂と一通り揃った温泉で、最近リニューアルされたのかモダンなデザインです。

出典:スパ | スパ | 【公式】富士屋ホテル 箱根・宮ノ下

ただ、折角の宮ノ下温泉なのにゴリゴリの循環なんですよね…。温泉を期待して行く宿ではないかもしれませんが、温泉はオマケ程度と思っておいた方が良いかもです。。

部屋のお風呂でも温泉が楽しめるので、そっちだとかけ流しにして楽しむこともできますね。

 

宿泊の感想

建物の素晴らしさは唯一無二。泊まった数あるクラシックホテルの中でも最大規模で、とにかく館内散策が楽しいです。

食事もしっかりしており、安定感のあるフレンチをいただけました。箱根という立地も手伝ってか少々お値段はお高めでしたが、一度は泊まってみるべきホテルだと思います。

ただ、箱根ということで温泉目当てだとすると少しガッカリするかも。あくまで建物がメインで、温泉はおまけと捉えておくと良さそうです。

かけ流しにこだわらなければ気にならないけどね

 

ランチ:レストラン・カスケード(クラシックパスポート利用)

クラシックホテル巡りをする際にはマストともいえるクラシックホテルパスポート

富士屋ホテルに泊まる時点で既に半分の4か所以上を達成したため、ペアランチ券を宿泊とセットで使うことに。

チェックアウト時間が12時だったので、朝食を少し早めにいただき、その後プールに入ったり温泉に入ったりしてお腹を空かせて、ランチに突入です!

宿泊日の夜にディナーをいただいた、カスケードです。

 

お昼は窓からの光が入り、とても明るい印象です。

 

ランチパスポートでいただくことができるランチはカスケードランチ。カレーがメインのコースですね。

ふつうに頼むと7,900円(税サ込、2025年10月時点)というなかなかのお値段です。

 

まずは前菜のスモークサーモン レモンとケッパー添え

肉厚のサーモンが美味しかったです。

 

本日のスープはコーンポタージュでした。

 

真鯛のデュグレレ風。前日もフレンチだったので飽きが来るかとも思いましたが普通に美味しくいただけました。やっぱり全体的にレベルが高いです!

 

メインのカレーです。こちらはビーフカレー

 

もう一つはハヤシライスにしました。どちらも非常に上品な味ながらお肉もゴロゴロ入っていて食べ応えもたっぷり。これは美味しいカレーです。

 

デザートはプリンアラモード。クラシックさを前面に押し出した感じですね。

ランチもしっかりいただいて、大満足で帰宅しました。

 

富士屋ホテル、クラシックホテルを堪能した一泊二日だった

和洋折衷、時代も入り混じった館内は見どころたっぷりすぎる

過去のクラシックホテル宿泊記