こんにちは、しろいるかです
2025年8月、宮城県にある温泉宿、湯元 不忘閣に泊まってきました!

- 旅の全行程
- あづま果樹園
- 不忘閣
- 部屋:不忘庵
- 貸切風呂:新湯
- 貸切風呂:蔵湯
- 貸切風呂:亥之輔の湯
- 大浴場:大湯
- 大浴場:御殿湯
- 夕食
- 朝食
- 青根御殿
- 宿泊の感想
- 青根温泉街の散策
- 蔵王の御釜
- 森のピザ工房ルヴォワール
- パティスリーエクロール
旅の全行程
【一日目】
東京駅~福島駅~あづま果樹園
宿泊:青根温泉 不忘閣
【二日目】
青根温泉街散策~蔵王の御釜~森のピザ工房ルヴォワール~パティスリーエクロール
あづま果樹園
福島駅からレンタカーを借りて、今回は宮城県にある不忘閣を目指します。
宮城県の青根温泉というところなのですが、福島駅からでも仙台駅からでも20分程度しか所要時間が変わりません。
だったら東京に近い福島駅からで良いかな。そして、敢えて福島駅を選んだ理由はもうひとつ。

桃の季節です!途中にあるあづま果樹園で、桃パフェをいただきます。

桃シャーベット、桃ソフト、桃の果実が入った桃パフェ。一口食べるごとに桃の味が広がり幸せな気分になりました。
桃の季節は園内にも獲れたての桃が並び、甘い香りが漂っていました!
早々に目的達成!
不忘閣
高速と山道が半々ぐらいかな。1時間ほど車を走らせて、不忘閣に到着です。

こちらのお宿は日本秘湯を守る会所属。
青根温泉は伊達藩の湯治場としても愛され、あの伊達政宗が訪れた際に、この思い出を忘れないということで不忘と名付けられたそうです。
以降、こちらの宿が湯守をしていたのだとか。

なかなか歴史ある外観です。明治の建物で、2014年に登録有形文化財になったみたい。現在は食堂棟として使われています。

フロントはリノベされており、とてもモダンな雰囲気。

掲げられた大湯の看板。
かつて伊達政宗も入った浴場は大湯と呼ばれていたそうです。
部屋:不忘庵
こちらのお部屋は二種類。不忘庵か、西別館のどちらかです。

お値段は西別館の方が僅かに高いもののほぼ同じ。
ただし、じゃらん等のサイトには不忘庵しか売りに出されていません。

個人的にはちょっと高くても直接予約で西別館の方に泊まった方が良いかも…と思いました。不忘庵は、なんと80段ほどの階段を登らないと部屋にたどり着けません。
食堂もお風呂も下にあるため、最初はいいんですがだんだん億劫になるんですよね…。
じわじわきいてくる

まだまだ登る。

階段を登りきるといくつかのお部屋がある形です。

お部屋自体は前室があり、その奥に主室があるつくり。

主室は和室8畳かな?

さすがにここまで登ってくると景色が良いです。遥か仙台の方まで僅かに見えるんですね。

この景色を求めるなら不忘庵もありかもしれません。
貸切風呂:新湯
こちらのお宿、凝った造りの貸切風呂が3か所もあります。予約等も不要なので、空いていれば何度も入れます。
まずはひとつめ、新湯です。

享保5年(1720年)に発見されたという新湯!
こちらの浴場はつい最近、当時の姿に復元されたようです。そのためとても風情あるつくりですがピカピカです。

天井が高い!

木の香りのする空間で、階段を下りていきます。

現れたのは吹き抜けの湯小屋。
周りの壁や脱衣所はとても綺麗ですが、岩の浴槽は歴史を感じます。
昔の温泉地の公衆浴場ってこんな感じだったのかなぁ

ここだけは昔から変わっていないのかな。

二人で入っても広々とした浴槽に、こんこんと温泉が注がれ続けています。オーバーフローが美しい。

入っていて解放感もあり、とても気持ちのいいお風呂でした。
貸切風呂:蔵湯
続いての貸切風呂は蔵を改装した蔵湯。

表に面している建物の裏にあるため認識しづらいですが、窓から蔵の存在を確認できます。立派な蔵です。

一番奥の蔵を改装してあるので、そこまで軒先を歩いていきます。今後他の蔵も何らかの形での転用をしていくのかな?

ちなみに夜はちょっと怖い。

蔵湯もまた、新湯と同じく非常に解放感ある空間。
窓は無いものの、蔵まるごと浴場にしてしまっているため、空間が広いからかもしれません。

梁もそのまま。

こちらは夜の方が雰囲気良いかもです。ぼわっと浴槽が浮かび上がるライティングが素敵。

浴槽は二人でゆったりサイズ。こちらもこんこんとかけ流されています。

何かの祭壇かと思うような脱衣籠。
ここもまた特徴的なお風呂でした。
贅沢な貸切風呂だった
貸切風呂:亥之輔の湯
次の貸切風呂は、不忘閣唯一の露天、亥之輔の湯です。

奥の建物まで屋外の廊下を歩きます。

こちらは他と違い、温めのお湯のセッティングです。冬場は入れないかも。
私たちが訪れた時は非常に気持ちよく、隠れ家のような空間で長湯できました。夏でも虫もそういなかったので、快適に入れたのもポイント。
大浴場:大湯
ここからは大浴場です。大湯は時間によって男女の入れ替えがあります。

階段を下りた先に広がる蔵のような空間。蔵湯に似ていますが、広さは段違いです。

真ん中に通された太い梁。他のどのお風呂よりもドバドバと注がれる源泉。

スポットライトのようなライティングも美しく、お湯の透明度が強調されます。

こちらの浴槽のフチは石ですが、なんと伊達政宗も入浴した当時の浴槽を使っているのだそう。
底は固められていたりと、おそらく当時とは違うところもあるでしょうけど、時を超えて正宗と同じ浴槽に浸かれるとは、なんとも歴史ロマンを感じますね。

夜もまた雰囲気が素晴らしいです。男女ともにどちらの時間帯でも入れるように設定されているので、是非両方の時間に訪れてほしい。

ちなみにお湯の鮮度はここが一番でした。

石の浴槽にこびりついた温泉のスケール。これだけさらさらとしたお湯でここまでスケールが付くには時間がかかったでしょうね。
正宗とともに温泉を堪能した
大浴場:御殿湯
最後に紹介するのは御殿湯。こちらはかつて殿様専用の浴場だったそうな。

ついでに館内の紹介も兼ねて。大湯、亥之輔の湯、御殿湯へは食堂棟を通って温泉棟に行きます。食堂棟は外からも見える通りかなり古い建物です。

ラウンジも途中にあります。お茶を自由にいただけました。

途中、秘湯を守る会の提灯が飾ってありました。飾ってある場所がなんかよい雰囲気。

あと、マッサージ機がある小部屋もあった。この辺り昔は湯治棟とかだったのかも。

御殿湯とは大層な由来ですね。

古い時代の注意書きが飾られていました。

御殿湯の入口はちょっと暗い。

お風呂自体はいたってシンプルです。あとちょっと時代を感じる。
他のお風呂は改装されているので、なおさらそう感じるのかも。

しかしお湯の良さは他のお風呂と変わらず。

男女入替なのですが、大湯に入れる時間帯はこちらの御殿湯は非常に小さい浴槽の方になってしまうため、出番はあまりないかも。
夕食
お風呂に入りまくったあとは待ちに待った夜ご飯です。

食堂棟の二階でいただきます。なんと全室個室対応です。

メニューです。品数多めですね。

最初のセッティング。

先付には素敵なお花が飾られていました。

山の宿ですが、お刺身もなかなか美味しい。

お椀にはなんと、伊達藩の家紋が!

こちらのお蕎麦は、宿の近くにある川音亭というお蕎麦屋さんから仕入れたものだそうです。コシがあって美味しい蕎麦でした。

夏らしくさっぱり食べられるものが続きます。

坊ちゃんかぼちゃのグラタン。器のかぼちゃを食べすぎるとお腹いっぱいになるので注意です笑

仙台牛陶板焼き。仙台でも牛を育ててるんですね。

あっさりとした茶わん蒸し。

最後にごはん。宮城といったらお米の品種はひとめぼれですよね。

自家製っぽい豆乳ムースとシャインマスカットで〆です。
宿の価格帯からすると、完全個室なうえ一品出し、そしてかなり食事のレベルは高いです。温泉だけじゃなくてごはんも大満足でした!
ご飯はどれも美味しかった
ちゃんと作ってくれている感じ!
朝食

部屋からの朝焼けで起きた!

昨日と同じお部屋で朝食をいただきます。

朝食はこれぞ温泉宿的なものが揃う安定のラインナップです。湯豆腐ってなんで温泉宿の朝食でよく出て来るんだろう。

朝、食堂棟にある休憩所の張り出しからの眺めが素晴らしすぎました。緑が深い。

お天気が良かったのもあり、陽の光に照らされた樹々の輝きがすごい。

この木造の廊下も良い雰囲気ですね。ご飯を食べたらお部屋にすぐ戻らず、是非食堂棟の二階を探検してほしい。

ちなみに反対側にも張り出しがあり、こちらは温泉街を眺めることができます。

登録有形文化財の建物はどこも見ていて楽しいですね。
青根御殿
不忘閣には青根御殿という、当時伊達藩の殿様が湯治に訪れた際に泊まる建物がありました。
明治の大火で焼失してしまいましたが、昭和7年に一部が再建され、現在にその姿をとどめています。

訪れた際にはちょうど修復工事中でした。
ちょうど宿のラウンジから青根御殿の全景を眺めることができます。

現在、建物の中は伊達藩ゆかりの品々が保管されるエリアになっていました。自由に入ることはできず、朝に行われるツアーの時間帯だけ、女将さんの案内を伴って入ることができます。

建物の中には様々な品が飾られていました。

初めて不忘閣を訪れたら、一度は見ておきたい青根御殿でした。
宿泊の感想
温泉に関しては言うまでも無く素晴らしかったです。柔らかなで新鮮なお湯はもちろんのこと、浴場の雰囲気も良く、貸切で自由に入れるということで温泉三昧を楽しめました。
また、食事についてもしっかりとした会席料理を、ゆったりした個室でいただけるので満足できると思います。
一点だけ、お風呂に何度も行こうとすると不忘庵への長い階段がボディブローのように効いてくるので、次に泊まるなら西別館にしたいと思います!
青根温泉街の散策
温泉街というほどの温泉街もありませんが、チェックアウトしてから青根温泉を少し散策です。

青根温泉の中心地。奥には共同浴場がありました。
山の中の温泉地ですがここは開けた場所になっており、広い駐車場もあります。

仙台市街まで見渡せる絶景もあります。空気が澄んでいて、案内看板通りの眺望が得られました!

駐車場に隣接するこの洋館は、青根温泉唯一の観光施設。
青根洋館と呼ばれており、明治時代、宣教師たちが住む住居として仙台に建てられたものを移築してきたのだそうです。
中にはカフェや青根温泉の歴史の紹介、ゆかりのある音楽家、古賀政男さんの展示がありました。

二階部分の展示室。
内容的には青根温泉の紹介:古賀政男さんの紹介が1:9という感じ。

温泉街を散策するとひときわ目立つ昔の建物がありました。岡崎旅館さんです。
日帰りもできるみたいで、あれだけ温泉に入りましたが少し気になります笑

8月だというのに、綺麗な紫陽花が至る所に咲いていました。静かな温泉街の散策も思いのほか楽しかったです。
蔵王の御釜
青根温泉は蔵王の御膝元。
冬季は通れないものの、蔵王エコーラインを通れば僅か30分ちょっとで蔵王山頂にあるお釜にたどり着けてしまいます。

御釜には山形県の蔵王温泉に行ったときに合わせて訪れたのですが、生憎のお天気で真っ白だったのです。

今日は晴天!これは間違いなく御釜が見えそうです。

おぉぉ…!

これはめっちゃ綺麗ですね。色がエメラルドグリーン。

太陽の光を受けて、水が輝いています!

御釜周辺には、スニーカーがあれば歩けるような30分程度の散策路があり、お釜を様々な角度から見ることができます。

御釜自体もさることながら、標高2000m近い蔵王連峰からの景色は抜群です。

御釜って均一ではなく、右側のフチが盛り上がっている感じなんですね。
このカタチはこのあと行くピザ屋さんのピザの形への布石になっています。

レストハウスで玉こんにゃくを食べました。前来た時も食べた気がする。
森のピザ工房ルヴォワール
蔵王からの帰りにあったピザ屋さんでお昼ご飯です。

道路沿いに佇む人気のお店みたい。

中は学校のようなつくり。さすがに規模が小さすぎるので、廃校を利用というよりは模して造られた感じかな。

店内は大人気でした。30分弱ほど待った気がする。

こちらの名物、蔵王のお釜ピザ。
そうです、ちゃんと右側のフチの盛り上がりもしっかり再現されています笑
お味自体はもちろん美味しく、外カリカリの美味しいトマトピザでした。

もう一つの人気メニュー、太陽の生はちみつピザ。
ミミのデザインが不思議なチーズたっぷりピザです。

このハチミツ、1個まるごとついてきます。
チーズとはちみつの相性が良すぎて、無限に食べられそうな勢いでした。さすがの人気店!蔵王に行ったらランチにおすすめのお店です。
パティスリーエクロール
福島駅に戻ってきました。が、最後に食べたいものが…。

旅の最初に食べましたが、そう、桃です。
駅から徒歩10分ぐらいの場所にあるこちらのパティスリーではカフェを併設しており、美味しい季節のパフェをいただけるのです。

もちろんテイクアウトのケーキも充実してます。このときは閉店間際だったのでショーケースはほぼカラでしたが…

今回頼んだのはもちろん桃のパフェ!
たっぷりの桃と、ライチのソルベ、ジャスミンティーのムース等で構成されています。

こちらのお店のパティシエさんはフランス修行をされて、リッツカールトン東京での勤務経験もある本格派だそうです。
まさにホテルのラウンジでいただくような、おしゃれで美味しいパフェでした。

夏はいつまでも日が高くて良いですよね。まだ明るいうちに家路につきました。
不忘閣、噂に違わぬ名湯だった
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