こんにちは、しろいるかです
今回は2020年9月の京都の旅の思い出、二日目の嵐山観光へ。
初日の記事
- 旅の全行程
- 嵐電嵐山駅と屋上エリア開放(RANDEN GALLERY)
- パンとエスプレッソと嵐山庭園
- 宝厳院庭園(獅子吼の庭)
- トロッコ列車と保津川下り
- SnowPeakのカフェとZARAME(でかいわたあめ)
- うなぎ屋 廣川
- 嵐山鵜飼
- 夜の嵐電嵐山駅
- 宿泊:ホテルエムズプラス四条大宮
旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【一日目】
祇園圓堂でお食事
宿泊:アーバンホテル京都四条プレミアム
【二日目】
まるき製パン~宝厳院~トロッコ~うなぎ廣川~嵐山鵜飼見学
宿泊:ホテルエムズプラス四条大宮
【三日目】
東華菜館~祇園お散歩~三十三間堂~京都国立博物館~ブノワ京都~夜の祇園散歩
宿泊:テラス清水京都
嵐電嵐山駅と屋上エリア開放(RANDEN GALLERY)
阪急電鉄やJRで嵐山駅に向かう手段もあります。過去記事でなぜか気合いれて地図作ったの思い出した!
過去の嵐山観光の記事
嵐電の嵐山駅はとても京都っぽい雰囲気。
たまたまこの期間だけ、駅舎の上層部と屋上をイベントで開放していました。RANDEN GALLERYと銘打って、嵐電の過去の歴史などを写真や資料を踏まえて解説する展示が行われていました。実は創業100年を超えてるんですね、すごい。
地元の模型ファンの皆さんのご協力?で電車のジオラマも飾られてにぎやかな雰囲気でした。レゴのジオラマも精巧にできてる~。
こじんまりとしているのですが、当時の写真などは興味を惹きました。
さらに階段をあがると屋上テラスへ出られます!
渡月橋も上から見られます。
屋上はこんな感じで過ごしやすく整備されてます。
こちらの屋上も常に開放されているわけではなく、RANDEN GALLERYのイベント期間中だけの限定開放のようでした。次の開放時期は未定のようですね。春とか秋になるのかな。ちなみに、駅の中のお店で何か買い物をして入場券をもらわないと入れない仕組みだったので、駅の中にあった、京都の老舗和菓子店、笹屋伊織で抹茶ソフトを買いました!屋上で食べると一層美味しい気がする。(食べかけ・・・)
周りに高い建物もなくて眺めも良く、ずっと開放してくれたらいいのに
パンとエスプレッソと嵐山庭園
寄ってみたかった、嵐山に新しくできたカフェへ。嵐山駅からは歩いて10分弱ぐらいかな?
東京で人気のパン屋、「パンとエスプレッソと」が経営する「パンとエスプレッソと嵐山庭園」です。奇をてらった名前ですが、店構えを見てもわかる通り、嵐山に溶け込む外観で、文化財指定の旧邸宅を改装して作ったみたいですね。雰囲気いい感じです。ベーカリーのテイクアウトもあるみたい。
こんないい感じのところ、みんな放っておくわけないですよね。カフェは待ち人多数で諦めました。またリベンジしよう。
甘かった…
宝厳院庭園(獅子吼の庭)
パンとエスプレッソと の近くにあるのが天竜寺の塔頭のひとつ、宝厳院です。
こちらのお庭は常時一般公開されていて、見事な回遊式庭園を見ることができます!
室町時代に作られたんだって!
石が敷き詰められた、池に見立てた場所かな?
緑に包まれてなんとも落ち着きます。
苔に木漏れ日があたって輝いている感じ。写真は伝えられないのが悲しい。
見事な杉苔。
小さい秋も見つけました!
コンパクトだけど完璧に整えられていて、見ごたえのある庭園だった
紅葉の季節は夜間ライトアップもしているみたいだね
トロッコ列車と保津川下り
続いて向かったのはトロッコ列車です。嵐山にトロッコ?とあまりイメージがつかないですが、渡月橋のかかる桂川は上流のほうは保津峡と呼ばれる渓谷地形になっており、渓谷の間を抜けて上流の町、亀岡までを繋ぐ観光トロッコ列車が運行しているのです。
おすすめは紅葉が美しい秋だそうですが、夏もきっと緑が美しいはず!ということでトロッコに乗ってみます。
なお、本来トロッコに乗って上流に行った後は、保津川下りという、小舟で保津峡の急流を下って嵐山まで戻ってくるというアクティビティとセットで楽しむのがセオリーです。しかし、保津川下りは小さな船で下るため一度に運べる人数も限られており、私たちが保津川下りの乗船所に行ったときにはまさかの2時間待ち、待っていては夕飯の予約の時間に間に合わないという事態に陥ってしまい断念して電車で戻ってくることになりました…。
保津川下りは個人客の場合、予約ができないため、乗船所で切符を買うところで初めて混雑状況がわかるため、繁忙期は私たちのような目に逢うことが十分想定されます。。
調べてみたらどうやらベルトラでトロッコと保津川下りがセットになったプランが販売されてるみたいです。常に催行されているかはわからないのと、京都駅から嵐山までの往復バスも強制的についてきて、小回りは利かなさそうですが、絶対に楽しむつもりなら事前予約もアリかと思いました。
ちなみに冬場はトロッコは運休ですが、保津川下りはコタツ船とかを出して頑張ってるみたいです。
トロッコ嵯峨駅。嵐電嵐山駅からは歩いて10分ちょっと。JRの嵯峨嵐山駅の隣にあります。
切符は現地でも買えますが、本数がそれほどないためホームページで事前予約しておいたほうが無難かも。こっちは予約できます。
吹き抜けタイプの車両に乗ります。お値段は普通の車両と同じなので、せっかくならこっちですね!
少し走るとトンネルをくぐって・・・
一気に風景は山の中です。
吹き抜ける風が気持ちいい!
ごつごつした岩と急流。完全に渓谷です。
丁度保津川下りの船が川を下っていました。船を見かけるたびにみんな手を振って挨拶するのがいいですね!
終点亀岡までは20分ほどの旅です。保津川下りに乗船する場合は、駅の前からバスに乗って乗船所まで移動します、徒歩は厳しい距離。乗船所まで行ったものの、混雑して乗るのをあきらめる場合は乗船所から歩いて10分ほどの距離にあるJR亀岡駅から電車に乗るのがおすすめです。(実体験談)
紅葉の季節だともっとすごかったんだろうなぁ
ちなみに亀岡は明智光秀のゆかりの地が多い場所で、大河ドラマブームに乗っかって光秀公のまちとして観光推進してるみたい。
SnowPeakのカフェとZARAME(でかいわたあめ)
JR嵐山嵯峨駅に戻ってきました。
疲れたのでお茶でもと駅前通りを歩いていると、なんかキャンプサイトが。
snowpeak、またおまえか!
snowpeakのトレーラーハウスでグランピングをした記事
古民家を改装した系の、いまどきな雰囲気でした。中はカフェとsnowpeak製品のショップになってます。
外でもコーヒーが飲めるということでここでコーヒーを飲むことに。
向かいには原宿とかで話題(すでに古い?)になっていた、でかいわたあめ屋。
コーヒーと一緒に食べました。見た目に全振りした、まさに映えの化身って感じ!
味はまぁ、普通のわたあめだよね…
うなぎ屋 廣川
色々やっている間に日も暮れてきて、予約していた嵐山のうなぎの名店へ!
嵐電嵐山駅からは歩いて5分ほど、観光のメインストリートに突如現れる旅館のような雰囲気のお店。
以前は観光客で行列だったようですが、いつの間にか完全予約制となっていました。
雰囲気ある暖簾をくぐると
お店は1階と2階部分に分かれていて、1階部分はテーブル席がメインです。
私たちは個室を予約していたので2階の個室席へ。確か個室料が少しかかった気がします。
まずは単品でオーダーしたうなぎの白焼き。たれをつけずに焼いた、脂ののったうなぎにお醤油をつけて食べます。うなぎの味がダイレクトに楽しめます。
つづいて、こちらも単品オーダーのう巻き。うなぎを巻いた卵焼きです。うなぎと卵って合うんですね!
来ました!頼んだのはうな重定食です。こちらのうなぎは関西風ではなく関東風。
鰻のさばき方が関東では背開き、関西だと腹開きという違いがあり。また、関東風は蒸してから焼く、関西ではそのまま焼く、という違いがあるんだって。
定食はうざくと鯉の洗いもついてきました。
うな重は定番の感想になってしまうけど、皮はパリパリ、身はふっくら、臭みもなく美味しいうなぎでした。
少し早いごはんを食べ終わって外に出てみると、辺りは暗くなっていました。山の向こうがかすかに夕焼けが残ってぼんやりと明るい。
夜のライティングが巧くて、高級料亭みたいな雰囲気です。
観光のついでに食べるというよりはここを目的にするようなお店。
雰囲気もいいし、おすすめだね!
嵐山鵜飼
嵐山は基本、夕方5時を過ぎると通りの多くのお店が締まり、お寺も拝観を終了し、観光できる場所はなくなってしまいます。
しかし夏の時期は別。嵐山鵜飼が夜に開催されています!
鵜飼とは、鵜(う)に縄をつけて泳がせ、鮎などの魚を獲らせる漁法です。古事記にも記述があるほど伝統のある手法で、鵜匠の鵜さばきを間近で見学できる観光鵜飼がいまでも全国で行われています。
最も有名なのは長良川ですが、実は全国11か所で観光鵜飼が行われているそうで、京都では普段は嵐山のほかに宇治でも行われてるんだとか。2020年は残念ながら中止になったようですが…
嵐山鵜飼の受付を目指し川沿いを歩いていると渡月橋のひかえめなライトアップが浮かび上がります。
そんな中ひときわ目立つ明かりを放っているのが嵐山鵜飼の受付でした。夜に一日2便行われるうえ、見物船はたくさん出るので思ったより人数に余裕はありそうですが、結構にぎわっていたので直前だと乗れるか怪しいかも。事前予約は不可です。
受付所は渡月橋よりもやや上流にあり、右岸、左岸のどちらにもありました。
乗船時間になると見物船に乗り込み川の中心まで移動し、鵜飼船の登場を待ちます。
見物船はこんな感じで一列に繋がれます。遠くに赤く見えるのが鵜飼船ですね!
鵜飼船はイカ釣り漁船のように松明を燃やして水面を明るく照らし、集まった魚を鵜が確保するようなスタイルです。実際には松明は魚を集めるのではなく、鮎の鱗に光を反射させて鵜の捕獲を助ける役割だそうですが(Wikipedia調べ)
いけるんかいけるんかー、もぐれもぐれー、とか鵜匠の威勢のいい掛け声と鼓を鳴らす音が混じってお祭りのようなにぎやかさです。
鵜匠は6匹?の鵜の手綱を引きながら鵜をさばき、鵜が魚を捕まえたら素早く引き寄せて鵜の喉に挟まっている魚を吐き出させて、再び魚を獲らせに行かせます。よく手綱が絡まらないなぁ…すごい。
鵜が魚を獲って、それを鵜匠が吐き出させるとわーっと歓声があがりました!
鵜が魚をペッと吐き出すところは一瞬なので見逃さないように!
途中で若干の休憩時間があり、すかさず商売船がおでんとか、団子を売りに来ます笑
みたらし団子を買ってしまった。
鵜の喉を縄で緩く締めてあり、魚が喉でひっかかるようになっているそうです。
回収した魚たちは、後で鵜たちに平等に分け与えるんだとか。こう見えて歩合制じゃなかったんですね…。よく見るとさぼってる鵜がいるのが笑いを誘います
こんな感じの話を見物船の船頭さんがしてくれるので、飽きずに楽しめます。
京都らしい、風流な見世物だった
夏に嵐山を訪れたなら行く価値ありだと思う
ちなみに日中はこの辺りは手漕ぎボートが密集してます。多すぎてシュールに見えますが、これはこれで風流?笑
夜の嵐電嵐山駅
嵐山駅も素敵なライトアップが。
キモノフォレストというイルミネーションエリアがあります。幻想的ですね。
楽しかった。
宿泊:ホテルエムズプラス四条大宮
四条大宮の駅前にあるビジネスホテルに宿泊です。
こちらもつい最近できたところのようで、フロントもとても今時のデザイン。
大浴場はないのが残念。
新築のホテルだそうで、リノベにはない新しさがあります。
泊まったのは和室ツインルーム。必要十分な設備です。
朝食は昨今の事情も踏まえ、市販のパンが並べられていました。これはこれでまぁ。
嵐山は思った以上に観光の選択肢が多かった
夏は鵜飼、冬はライトアップで一日中楽しめる、まさに京都を代表する観光地!
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