こんにちは、しろいるかです
今回は2020年8月の伊豆熱海の旅、熱海の後は伊豆高原駅まで行き、赤沢温泉で2泊しました。
熱海温泉の観光スポットやお店紹介記事
熱海温泉の観光スポットやお店紹介記事
- 伊豆高原駅
- 赤沢温泉郷とは
- 赤沢迎賓館
- 赤沢迎賓館(お部屋 ゆり)
- 赤沢迎賓館(大浴場)
- 赤沢迎賓館(夜ごはん)
- 赤沢迎賓館(朝ごはん)
- ビストロ赤沢伊豆高原
- 赤沢ボウル
- 赤沢スパ
- 赤沢フィットネスクラブ
- 赤沢温泉ホテル
- 日帰り温泉館
伊豆高原駅
熱海駅からはだいたい普通電車に揺られて1時間弱で到着。電車によっては途中の伊東駅で乗り換えが必要になるものもあるようなので注意です。
進行方向左側の車窓からはたまに海が見えます。
駅の周りは観光地っぽいのかなと思いきやそんな感じでもなく、静かな雰囲気です。伊豆高原は車で来る人が多いのかもしれないですね。
赤沢温泉への無料送迎バスはやまも口(南口)側から出ていました。
赤沢温泉郷とは
さて、本日宿泊する宿があるのは赤沢温泉郷。ここは、なんとあの化粧品で有名なDHCが経営する温泉リゾートなのです。
赤沢温泉郷といっても旅館はDHCが経営する赤沢迎賓館と赤沢温泉ホテルの2か所だけです。いわゆる本来の意味で使われる温泉郷とは意味が異なって、DHCが経営する温泉リゾート全体の名前みたい。
今回は赤沢迎賓館のほうに宿泊しましたが、2泊して施設全体を満喫したので一つずつ紹介したいと思います!
出典:赤沢温泉郷ホームページ
ちなみに送迎バスはすべての施設を周ってくれるので安心。
この地図は実際とは縮尺が少し違っていて、ビストロ赤沢伊豆高原と赤沢温泉ホテルの間は1Km近く距離があり、歩くと10分はかかるので大変です。
赤沢迎賓館~ビストロ赤沢伊豆高原までは一つの施設って感じで十分徒歩範囲だった
赤沢温泉ホテルおよび日帰り温泉館側へ移動するには送迎バス利用が現実的かな
赤沢迎賓館
夜の写真しか撮っていなかったけど、立派な門構えです。
ちょっとわかりにくいけど車寄せのところ。竹が植えてあり高級感が出てます。
迎賓館って名前を付けるのはなかなかすごいと思う。
建物は2階建てです。中庭を望む広い窓で解放感のあるつくり。
ここでチェックインしている人もいました。
フロント兼ロビーのような場所。なんだか迫力のある絵が飾ってありました。豪華絢爛な雰囲気です。
奥にはガラス張りの調理場があり、何人ものシェフの人たちがせっせと夜ご飯の仕込みをしていました。
調度もこだわっているようで、これは西陣織の壁掛けなんだとか。
お部屋に行く途中にはマッサージ器とかが置いてある談話室っぽい場所。
お部屋はすべて同じ作りの14室+特別室1室の15室のみなのに館内はゆったり広々としたつくりになっていて、宿泊客とはほとんど逢いません。
赤沢迎賓館(お部屋 ゆり)
私たちが泊まったお部屋は2階のゆりというお部屋でした。1階部分だと庭園に面しているようでそっちをリクエストしていたけどしょうがない。
お部屋には全部お花の名前がついているみたい。
お部屋に入ったところにある置物のライティングがかっこよすぎた。
お部屋は小上がり的になっているベッドルームと、和室の2部屋ですが、全体では70㎡ほどの広さでとてもゆとりのある空間になっていました。細部までこだわりが感じられるつくりで、写真をきっちり撮っていないけど欄間の装飾や、和紙を使ったベッドルームの仕切など、随所に高級感が伝わってきます。
洗面台はダブルシンク。地味にありがたかったりします。
すごいのがこのDHC関連アメニティの量!女性用は一通りの基礎化粧品はもちろん、リップクリームやフェイスパックが、なんと市販の製品まるごとアメニティになってます。ついお値段計算していくと定価ベースでこれだけで1万円超えてる・・・
男性用は女性用よりは少な目ですが、育毛剤なんかもありました。
さらにこれ、初日にさっさと袋にしまっておいたところ、連泊の清掃の際に全く同じアメニティがセッティングされていました。たぶん、袋にしまっていなくても普通にもう1セットもらえるのだろうけど…
まさかもう1セットいただけるとは思っておらずとにかくビックリ
自分で使っていますが、なかなか使い心地は良いです!
お風呂は手前にシャワールームがあって、奥に露天風呂があります。
アメニティの量やらに興奮冷めやらぬ中、とりあえずお茶を用意していただいて落ち着きました。羊羹もおいしかった。
和室のほうも、磨かれたテーブルに映り込む緑が素晴らしいです。というかこれって京都の瑠璃光院みたいですね。
完全に一致
ウッドデッキには露天風呂があります。シャワールームからだけでなく和室からもダイレクトに行けます。
この露天風呂もとても広い!タテの長さはそこまででもないですが、横にとても長く、足を伸ばしても全然届かない。3メートル近くある気がする。
2階のお部屋は庭園に面していないものの、隣のほうにさえぎるものがないので広がりがあります。これはこれで良い!
夜になると雰囲気が出ます。
忘れてはならないのがこちらのお湯、温泉ではありません。しかしただの沸かし湯でもなく、DHC特製の濃縮海洋深層水が贅沢にもかけ流しされてます!
海洋深層水とは、つまりは海の深いところから採取した海水で、通常の海水に比べミネラルなどが豊富に含まれているみたい。ここではそれを濃縮したものを利用しており、含まれる成分も濃くなり、とくに塩分濃度が非常に高いのが特徴として感じられます。
通常の海水の塩分濃度がだいたい3%ちょっとぐらいらしいのですがここでは5%ほどとなっていて、入ると強い浮力を感じます。露天風呂で力を抜くとプカプカと浮ける、浮遊感が味わえるのはたぶん日本でもここだけな気がする。
お湯ざわりは若干ベタつきますが気になるほどではなく、無色無臭の温泉よりもむしろ温泉らしいような、最初温泉じゃないと聞いて残念だったのですが、帰るころにはむしろ温泉よりも濃縮海洋深層水で良かったと思うほど気に入りました!
温泉好きでもきっと満足できるお湯
お外の木々もいい感じにライトアップされていて幻想的です。強い光で虫寄せの効果もあるのか、周りは木々に囲まれているのに夕方~夜になっても気になるほど虫もおらず快適に過ごせました。
カワイイ蚊取り線香も用意されていて、夜のターンダウンの際に灯してくれます。これも効いていたのかも。
赤沢迎賓館(大浴場)
大満足のお部屋のお風呂でしたが、大浴場もあります。
男女ともに24時間使えます。
大浴場も温泉ではなく海洋深層水が使われています。ただしこっちはかけ流しではなく循環との併用式になっていました。また、濃縮なのはお部屋の海洋深層水だけだそうで、浮力が違います!お部屋のお風呂と浮き具合を比べてみると楽しい。
あと、忘れてはならないのが広くてきれいなサウナもバッチリ完備されていて、これも素晴らしいポイントでした!
赤沢迎賓館(夜ごはん)
こちらの夜ご飯はお食事処でいただく形。会席料理のコースです。
このお盆のうえにお料理が運ばれてきます。
本日のお料理表。途中にお口直しがあり、その後に炊き合わせが来るというあまり見ない順番でした。
一皿目はアミューズの海鮮のゼリー寄せ的なもの。ソースの味付けが素晴らしかった。
続いて前菜。お酒に合いそうな濃いめの味付けですが、ぱくぱく食べれてしまう。
汁物。玉蜀黍仕立てって何かわからなかったけど、とうもろこしって読むんですね!
お刺身。身もぶあつく新鮮なおさかなだった。
焼き物。ちょっと写真が暗くなってしまったけど魚とお肉のよくばりセットで満足。
お口直しのグラニテ。シャーベットなのに濃厚なトマトの味。
炊き合わせ。あっさりとしたお味のお皿で、締めにもっていく感じ。
最後のごはん。あなごの炊き込みご飯が美味しくてお替りしてしまった。
デザートは何だったかな。お味は忘れたけど手の込んで作ってある感じのアイスとフルーツ。ちょうどいい量だった。
お料理は全体的にどれも安定して美味しいものでした。大満足!
連泊しましたが、夜ご飯を付けたのは2日目だけ。初日は後述するビストロで食べましたが、二日連続こちらでいただいても、きっと和食に飽きることなくおいしく食べられたと思います。
赤沢迎賓館(朝ごはん)
朝ごはんも夜ご飯と同じ場所です。個室になっています。
朝はお庭を眺めながら。
本格的に食べる前に梅干しをいただくと胃が活発になるらしい。が、とにかくすっぱい!!
これは活発になるわ
お野菜。十分すぎるほどの量ですがどれも新鮮。
お漬物も大量。京都から取り寄せているお漬物らしい。どこのお店のものだろう?
白ご飯とごはんのお供セット。最初のごはんの量では圧倒的に足りない…!もちろんおかわりできます。
さらに干物がついてきます。4種類ぐらいから選べるのですが、せっかく伊豆なのでキンメダイを選びました。脂がのっていておいしい!
こっちはなんだったか忘れましたがおいしいやつです。
二日目の朝食も最初に梅干しからの大量のお野菜、漬物は同じでしたがごはんのお供セットの内容が全く違っていました。やっぱりご飯をがっつり消費できるラインナップです。
食後はコーヒーとフルーツでゆっくり。
ビストロ赤沢伊豆高原
プランによっては夜ご飯がついていないものもあり、その場合はたいていの場合こちらのビストロでいただくことになると思います。私たちもそうしました。
赤沢迎賓館からは歩いて5分ちょっとの距離。
夏祭り?のようなにぎやかなライトアップの予兆が。
外観は和洋折衷な感じ。
遅めに入って、食べ終わった後に写真を撮ったのでほぼ誰もいませんでしたが、食べているときは適度に人がいました。
内装はいい感じのモダンさです。
ビストロなのでやっぱりワインなのかな?ということでワインを頼んでみました。
アラカルトで頼んだのはまずカルパッチョ。思ったより小さかった笑 けどお魚はプリプリだった。
こちらはチーズグラタン的なやつ。ややエスニックな味付けで好みだった気がする。
たまたまニクの日だったみたいで、お肉が安かったのでステーキ。
ピザ窯もあったのでシーフードピザを頼みました。カリカリでいい感じだった!
立派なピザ窯でした。
カウンターで食べるのもおしゃれですよね、少しハードルを感じてしまいますが…。
5,000円からのコース料理もあったのでしっかり食べるならそちらでも良いかも。お酒1杯と、やや少なめのアラカルトの注文で1万いかないぐらいでした。
赤沢迎賓館は夜も朝も和食なので、連泊するときはこっちで気分を変えても良さそうですね!
なぜか敷地内で手持ち花火が楽しめる場所があって、花火セットもビストロ内で売っており、思わず花火を楽しんでしまいました。
線香花火の写真がいい感じで撮れた!
赤沢ボウル
赤沢温泉郷にはボーリング場も併設されてます。
武家屋敷かと思うような雰囲気の場所にある、
ボーリング場とは思えないような感じの建物が赤沢ボウルです。ただ、中に入るととても普通のボーリング場でした。
赤沢迎賓館宿泊者のみ、こちらの個室を利用することができるらしく、その個室が豪華だというので気になってボーリングを久しぶりにやってみることに。
これが個室です。
えっ、広くない…!?
これ、完全に大人数で貸し切りで楽しむやつだ。
司会用のブースまであります。バブリーですね。周りで雑音が一切しない広い空間で、二人だけでボーリングをするという不思議な体験でした。
迎賓館に泊まったなら個室ボーリング、試してみるのもおすすめです笑
赤沢スパ
DHCといえばやはり健康面も忘れてはいけないです。
こちらの赤沢スパも、迎賓館宿泊のプランによっては無料で利用することができます。
中は水着を着て楽しむエリアになっていて、海洋深層水を使ったプールでエクササイズしたり、泥パックが楽しめるスチームサウナなどがあってなかなか面白いです。迎賓館の宿泊プランに入っていれば、水着やタオルなども無料で何度でも借りられるので、手ぶらでも気軽に行けました。おまけに迎賓館からは内部で繋がっているので外に出る必要もありません。
中にはDHC直営のショップがあったり。こんなにいろいろ製品あったんだ…。
マッサージエリアも。
健康になれた感じ!
赤沢フィットネスクラブ
こちらはフィットネスマシンが一式揃っているフィットネスクラブ。赤沢スパの隣にあります。
ここも迎賓館に宿泊していたらトレーニングウェアのレンタルと合わせてすべて無料で使わせてもらえます。手ぶらでOKってのはうれしい。柄にもなくしっかり運動してしまいました。
赤沢温泉ホテル
ここまでは海洋深層水ばかりでしたが、赤沢温泉郷なので、温泉ももちろんあります。
迎賓館宿泊者は、赤沢温泉ホテルのほうにある日帰り温泉施設を無料で利用できました。
迎賓館エリアと赤沢温泉エリアはちょっと離れていて、徒歩だと10分ぐらいかけて森を抜けていく必要があります。
赤沢温泉ホテルのエリアは雰囲気が全然違いますね。
赤沢温泉ホテルはいわゆる大型の温泉旅館の趣きです。
フロントで、迎賓館宿泊者はこちらのお風呂も入れるんですか?と聞いてみたら入れますよ、と言っていただけました。折角なので全部制覇してみることに!
こちらは屋上展望露天風呂の天穹の湯。
お風呂の写真は撮れないので、ホームページから拝借します。
出典:赤沢温泉ホテル ホームページ
景色は抜群ですがちょっと狭いかも。最上階にあるので遠くまで見渡せます。
出典:赤沢温泉ホテル ホームページ
こっちが男女別の大浴場です。かけ流し循環併用ですが、塩素の臭いはありません。温泉としては特徴的なお湯ではないですが、海を一望できる眺望がすばらしかったです。
赤沢温泉ホテルのお風呂は、後述する日帰り温泉館をそのまま小ぶりにしたような作りの大浴場ですが、人はこちらのほうが少ないので、日帰り温泉館が混雑しそうな時間帯だったらこちらに入るのも良さそうです。
日帰り温泉館
最後は日帰り温泉施設です。チェックアウト後も利用できたので、最終日にチェックアウトしたあとにのんびり入りました。
いわゆるスーパー銭湯的な形になっていて、まずはフロントと食堂。
食堂でややジャンキーな感じのごはんを食べました。上品で美味しいものを食べた後ってなぜかこういうパンチの効いた味のものが欲しくなる…私たちだけかな?
出典:赤沢日帰り温泉館 ホームページ
こちらもとにかくひらけた眺望がウリのお風呂。お風呂につかりながら水平線まで見られるこのロケーションは思った以上に素晴らしいです!赤沢温泉ホテルと同じように循環かけ流し併用のようですが塩素臭もしません。
サウナもあって、ここで外気浴してクールダウンすると最高だった・・・
お風呂に入りながら夕日も眺められる位置なので、夕日の時間を狙って来るのも良さそう。
赤沢温泉郷はどの施設も大満足の場所でした。とりわけ迎賓館の客室露天は素晴らしかったです。また来よう!
連泊したのも満足感が高いね
限られたお金や時間を考えるとつい色んな宿に泊まろうとしちゃうけど、連泊するのもいいな、と思った