しろいるか旅行記

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2020年7月 九州【1/6】「天草 天空の船」泊 アイランドビューヴィラの絶景客室露天と美味しいフレンチで大満足の宿!

こんにちは、しろいるかです
今回は2020年7月に九州(主に長崎・天草)の旅を綴ってみたいと思います。

旅の全行程

鹿児島空港を出発点として天草を巡り、船で長崎県に渡り観光後船で熊本に渡り、鹿児島に戻るルートです。

【一日目】
鹿児島空港~天草 天空の船
宿泊:天草 天空の船

【二日目】
崎津教会~天草イルカセンター~四海樓(長崎ちゃんぽん)
宿泊:ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル

【三日目】
池島炭鉱ツアー~ツル茶ん(トルコライス)~稲佐山公園の夜景
宿泊:ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル

【四日目】
グラバー園~出島~出島テラス(ランチ)~長崎カステラランド
宿泊:雲仙福田屋

【五日目】
雲仙地獄巡り~雲仙温泉街観光~オーシャンアロー(フェリー)~火の国文龍総本店(熊本ラーメン
宿泊:霧島温泉 旅行人山荘

【六日目】
高千穂牧場~霧島神宮鹿児島空港

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複雑な移動の仕方をしたので地図に残しておく。色が変わっているのは日ごとの移動経路です。

霧島温泉鹿児島空港だけ妙に離れてない?これって熊本空港か長崎空港を起点にした方が良かったんじゃ…

たまたま鹿児島空港の路線がいちばん安かったから…

鹿児島空港(大空食堂)

鹿児島空港鹿児島市よりやや北に位置する空港。大きさはよくある地方空港のサイズですが、お土産物やさんやレストランなど、一通り揃っていました。

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鶏飯バイキングが600円で食べられるという、評判の大空食堂でランチを食べることにしました!

鶏飯(けいはん)とは、だし茶漬けのような食べ物で、蒸した鶏肉をほぐしたもの、錦糸卵、椎茸を煮たものなどの具を白いご飯の上にのせて、鶏ガラスープをかけて食べる奄美大島の郷土料理らしいです。

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見た目はこんな感じ。あっさりとした味でサラサラ食べられておいしい!

本来おそらくは上に乗せる具材とご飯、だしがバイキング形式で食べられる形だったのだと思いますが、昨今の事情に配慮しオーダーバイキングという形になっていました。おかわりが必要であればお願いすればいただけます。

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もうひとつ頼んだのは薩摩カレー丼。ごろごろ野菜と薩摩牛が入った美味しいカレー丼でした。

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店内にはお酒のディスプレイがいっぱい。夜はお酒も楽しめそう!

ローカル感あって安くておいしい、三拍子そろった食堂。空港で何か食べるつもりならここが良さそうだね

宿泊:天草 天空の船

鹿児島空港から高速を使ってだいたい3時間ほど。天草地方の入口ともいえる上天草市にあるお宿。

お部屋は全室かけ流しの客室露天付きで、天草の風光明媚な有明海を眺めながらお湯に浸かることができます。また、天草の食材をふんだんに使った天草イタリアンがウリだそうで、お料理も期待!

今回は、お宿に3室だけの独立したヴィラタイプのお部屋、アイランドビューヴィラAに宿泊しました。とてもいいお部屋みたいなので途中どこも観光せず、チェックインの時間ぴったりに到着です。

外観

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高台に位置したお宿。ナビだとちょっと迷いがちなので注意が必要です。

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ロゴがオシャレ。このお洒落感はやっぱりフォントから醸し出されるのかな?

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夕刻になるとライティングが美しい!宿泊棟やヴィラとは独立していて、一階部分がフロントとロビー、二階部分がレストランになっています。

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角度を変えて撮ると、船首をイメージしたデザインであることがわかりますね!

まさに天空の船

ロビー

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ロビーはこじんまり系。ここでくつろぐというよりはチェックインのための場所って感じです。

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チェックインの時に出てきた柑橘系ジュース。天草産の不知火・・・だった気がする。 

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夜はこんな感じ。

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小さいけど実はプールもあります。ファミリー向けの宿ではないので入っている人は見かけませんでしたが、写真を撮ると水盤として機能してすごい良い写真が撮れました!

海外のリゾート感あふれる雰囲気っぽくなった

ヴィラへの道

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3室だけのヴィラはロビー棟からは若干距離があって、電動カートで移動します。カートは自分で運転しても良いし、スタッフの人にお願いしてもOKです。

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こちらは一般の宿泊棟。ロビー棟とは空中通路で繋がっていました。

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ヴィラへの道。距離にして100メートルぐらいなんですが、高低差がかなりあるのでカートがあるとありがたいですね。

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夜も明かりがあるので安心です。

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樹々の合間からは港の明かりが見えます。

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ヴィラの入口。道がすこし狭くて、カートを転回するのがちょっと難しかった笑

客室(アイランドビューヴィラA)

今回宿泊したのはアイランドビューヴィラAというお部屋。一泊二食つきで4万円ほどのお値段。大体の価格帯としては一般棟のお部屋がこれよりひとり1万ほど安くて、パノラマビューヴィラがこれより1万ほど高いイメージです。

3部屋あるヴィラはそれぞれ特徴があって、以下のようになっていました。

  • アイランドビューヴィラA:サンセットビュー
  • アイランドビューヴィラB:天草大橋ビュー
  • パノラマビューヴィラ:両方見えてワンランク上のお部屋

パノラマビューヴィラは岬の突端に位置していて一番奥まった位置にあるようです。

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部屋に入って玄関を抜けた先は広いリビング。

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少し段差があってベッドルームとは繋がっています。 

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ベッドルームも開放的な雰囲気。

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こんな感じでリビングと繋がっています。

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さらにもう一部屋、独立したベッドルームがありました。

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そして、このお部屋のなによりの特長は広いウッドテラス!写真手前のソファーも使い勝手がとてもよく、お風呂に入ってはこちらのソファーでゴロゴロして、無限ループできます!

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テラスぎりぎりに作られた露天風呂!

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斜面に沿ってつくられています。

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バスルームからは直結しています。なお、内湯、露天風呂ともに常にお湯は出ていません。ボタンを押すと30分ほど源泉が出続ける仕組みとなっています。これって九州以外で見かけたことはないのですが、コイン式の家族風呂と同じ仕組みですね。九州独自の文化なんでしょうか。

熊本県のお宿、守護陣温泉の宿泊記

湯量があまり多くなくてもこれならかけ流しに出来ますし、客室露天で循環させているようなお宿でもこの仕組みを導入してほしい!

ただ、すぐにお湯が溜まらないので、ボタンを押すタイミングはコツが要りました笑

入ろうと思う前にお湯を出しておくのが重要!

しばらく時間が経って冷めていても、熱いお湯がドバドバ投入されるので、すぐ適温になるね。

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お湯が出ている状態。源泉温度は高いので、同時に水を出したりして温度調節します。

お湯は無色透明ですがほんのり温泉の香りがする良いお湯です。

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この写真だと遠くの方がちょっと白くとんでしまってますが、海が臨め、さらにテラスから崖に向かって張り出しているようなつくりなので、とても解放感があります。

海と山で全然違うけど、なんとなく宮城県にあるお宿、だいこんの花林空露天風呂を思い浮かべました。あちらの解放感と非常にいい勝負です!

宮城県のお宿、だいこんの花の宿泊記

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景色の方にフォーカスするとこんな感じ!とにかくお部屋からの眺望とお風呂が素晴らしいですね。 

大浴場はないけど、そんなこと全く気にならないレベルでテラスの解放感と客室露天が最高!

お部屋の満足度は過去最高かも

もともと人気のお宿みたいだけど、輪をかけてヴィラタイプのお部屋は予約がとりづらかった。それも納得のお部屋のすばらしさ

夜ごはん(FESTA DEL MARE)

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滞在中の食事はロビー棟の2階にあるレストランでいただきます。

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天草産の食材をメインにしたフレンチレストランです。中に入るとガラス張りの厨房とワインセラーが出迎えてくれます。ホテル宿泊者でなくても、お昼はレストラン営業しているみたいですね。

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船首部分からは有明海を一望できます!雰囲気のいいレストランですね。

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テラス席もありましたが、こちらはお昼だけかな。夜は使ってませんでした。

ちなみにチェックイン時に夕食の時間を聞かれますが、早い時間帯から順番に窓際の席に案内されるしくみ。私たちは最初若干遅めの時間を希望したら、窓際席にご案内できないかも…とのお話だったので時間を多少早めました。この辺りはお部屋タイプに寄らず完全に先着順みたいです。

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コースメニュー。フルコースです。

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食事を始めたころは6時過ぎでしたが、まだお外は明るかったです。

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だんだん日が落ちていくのを見ながら乾杯!

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アミューズは鱧のフリットとトマトのムース。鱧がサクサクして美味しかった。

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前菜はカルパッチョ。やっぱりお魚が抜群に美味しい!なんのお魚か忘れましたが身がプリプリです。

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スープはゴボウの冷製スープ。コースのお品書きには天草大王というなんだか強そうなワードが載っており、何かと思っていたらどうやら鶏の品種だそうです。こちらも鶏とごぼうのうま味が凝縮されていて美味しかった!

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魚料理の前に魚介のジェノベーゼです。これもイイ!

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魚料理はアワビとスズキのソテー。こちらには本格的なグリル用の機器があるようで、コンガリいい焼き色と香ばしさで美味しくいただけました。

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肉料理はフィレ肉のポアレ。安定感のあるおいしさです。

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デザートはレアチーズのジェラートと桃?のコンポートだったかな。上のサクサクパイとセットで食べるとレアチーズケーキの完成です。

お料理をウリにしてるだけあってこちらも満足度が高かった!

近くを通る時があれば、お昼ご飯だけでも食べに行きたいぐらい

朝ごはん(FESTA DEL MARE)

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朝食は普段はメイン料理以外はセミブッフェのような形だったようですが、やはり昨今の事情を踏まえコース仕立てになっていました。

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飲み物だけブッフェ方式。特にメニューには書いてませんでしたが、オムレツプレート以外はお替りをお願いすれば持ってきてもらえるオーダーバイキング式みたいですね。

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朝食っぽい感じのお料理

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朝から立派なオムレツプレートです。焼き魚と厚切りベーコン。

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ご飯派の人も安心。白身魚とアオサの雑炊が出てきます。

お部屋にレストラン、とても満足できる良いお宿だった!お値段も確かに絶対値としては高いけど、お部屋の充実度合いを考えたらこの値段で泊まれるの?と思うぐらい。

ここに宿泊するのを旅の目的にできる宿だと思う

宿をチェックアウトしたら天草を巡ります。世界遺産になった海の教会や、イルカ遭遇率が脅威の98%というイルカウォッチングに挑戦!

二日目の記事