しろいるか旅行記

しろいるか旅行記

旅行が好き だいたい週末更新

2023年10月【1/3】北東北「ANAインターコンチネンタル安比高原」泊 東北初五つ星ホテル宿泊記。アフタヌーンティや温泉を満喫した!

こんにちは、しろいるかです
2023年10月、北東北3県へ旅行に行きました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
八戸駅八食センター
宿泊:ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート

【二日目】
八幡平~十和田湖
宿泊:十和田ホテル

【三日目】
奥入瀬渓流散策~十和田バラ焼き
宿泊:恐山宿坊 吉祥閣

【三日目】
恐山散策~大間のまぐろ

八戸駅

旅の起点は八戸駅。盛岡と新青森の間ぐらいの駅。

今回周るプランの丁度中間ぐらいにあって丁度良かったのです。

それほど大きな駅ではないのですが、乗降者数が結構いた。平日だったのでお仕事の人が多そうだったのだけど、それにしても多くてびっくりしました。

 

駅前は高層ビルもなくのどかな感じ。みんなどこにお仕事へ行くんだろう。あれだけいた人はあっという間にタクシーや迎えの車でどこかに消えていきました。

実は八戸は青森第二の都市なんだって。人の多さにも納得!

 

八食センター

レンタカーを借りて宿へ行く前に、行きたかった八食センターへ。

ここは八戸中央卸売市場の近くにあるお店なんですが、市場形式で新鮮な魚介類を買うことができて、しかもそれをお店併設の囲炉裏処で焼いて食べることができるんです。

駐車場は広いので問題なく停められます。

 

店内は100mは続くような奥に深いメインストリートが2本あって、両隣にお店が並びます。

 

見た目がすごいやつ

ホヤ…

 

この七輪村で、お店の中で買った食材を焼くことが出来るんです。

まずここで受付をしてから、お店の人が七輪の準備をしているうちに買い物かごを持って食材を買いに行くシステム。戻ってくるころには七輪に火がしっかり点いていて準備万端!って感じです。

七輪と席料あわせて一人400円なので、あとは食材費だけです。

 

店内は結構席がありますが、平日にも関わらず12時頃になるとほぼ満席でした。

 

いろいろ買ってきたお魚と貝類たち。

魚介だけではなく精肉店や八百屋もあるため、焼肉することもできそうです。

 

生のほっけとかき。

 

貝類いろいろ。あと焼きおにぎりも鉄板だった。

観光客用の市場なんですが、どの食材もめっちゃ新鮮です。活気もあって、呼び込みも適度なのでじっくり選ぶことができるし、八戸に来たらここに行くしかないですね!

ここすごく良かった、また行きたい…

この手の市場スタイルの施設、結構見かけるけどここは圧倒的に良かった!

 

ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート

今回泊まるホテルがあるのは岩手県青森県の県境に近い安比高原

安比高原は八戸からは車で1時間強ほど。盛岡からは1時間足らずの距離にあり、スキー場としては交通の便もなかなか。

 

スキー場に併設する形で建っていたホテル安比グランドという立派なホテルを、ANAが買収しクラウンプラザブランドに仕立て、さらに新築でインターコンチネンタルブランドのホテルも作った、という感じみたいです。

ANAホリデイインという、ANAグループのリーズナブルなホテルブランドも安比高原にあるみたいで、安比高原はもう完全にANA村ですね。空港からの便がそれほど良いようには見えないんですが、なぜANA安比高原の開発に力を入れたのかは謎です。

オフシーズンに来たので若干閑散としていたところがあるんですが、スキー場としての安比高原は全国有数のスキー場として有名のようなので、冬場は相当の観光が見込めるのかも!

 

そんなANAインターコンチネンタル安比高原リゾートは東北初の五つ星ホテル、ラグジュアリーリゾートとして2022年にオープンしたばかり。

今回はオフシーズンでお値段もお手頃だったので泊まることができましたが、スキーシーズンはなかなかの価格帯です!

 

ロビー

入口の外観部分の写真を撮り忘れましたが、結構シンプルな感じ。

 

中に入るとタイムトンネルのような場所。

 

奥にあるのは春の八幡平でしか見ることができないという、ドラゴンズアイを象った装飾でした。

これ、いつか見に行きたいな…

 

青色に輝く部分は立体的で、キラキラしたガラス?が埋め込まれていてとてもきれい。

 

ドラゴンズアイの先に広がるのは天井が高くて開放的なロビー。ここでまずはチェックインです。

 

こちらのホテルでは、宿泊者は全員無料でアフタヌーンティーもいただくことができるんです。(15時半ぐらいまでの時間限定)

無料だからといって簡素化されたものではなく、ちゃんと三段テーブルで提供されるし、スコーンもあって、お茶の種類も豊富でした。

同じく無料でアフタヌーンティがついてきた石垣島のインターコンチネンタル。

宿にチェックインする時間帯で提供されるので、チェックインと同時にアフタヌーンティー、って感じで優雅に過ごせるのがいいですね。

ホテルライフのはじまり!って感じでもりあがる

 

お部屋:プレミアムルーム

お部屋のランクは基本3種類で、クラシック、プレミアム、スイート。

今回クラシックで予約してましたが、プレミアムにアップグレードしてくださいました。クラシックとプレミアムの違いはお部屋の広さが1.5倍ぐらい違うのと、テラスがついていること、そしてお風呂が豪華なこと。

正直、アップグレードしてくださったことで満足度がかなり高かったです!

お部屋のつくりはワンルーム。大きいツインベッドとソファが配置されています。テラスがあるので広さを感じますね。

 

目の前はゲレンデビューなのですが、シーズンオフなので普通の斜面です。

 

テラスにはくつろげる椅子がおいてありました。雪のシーズンだと真っ白で綺麗だろうなぁ。

 

手前側を見るとこんな感じ。奥の壁の向こう側にはクローゼットと荷物を置くスペースなどがあり、そこに荷物等を置いておけるため、メインのお部屋がすっきり見えます。

 

水回りですが、こんな檜の浴槽のお風呂が!

 

このお風呂、温泉ではないものの底が深くて入ると気持ちよかったです。窓を開けることで半露天にもなるし、湯浴みを満喫できます。

 

洗面台ももちろんダブルボウルでゆっくり準備とかできます。写真に写っている右手側にシャワールームもあり、トイレは入口付近に個別に用意されていました。

 

お天気がかなり不安定だったんですが、ほんの少しの間だけ、目の前に標高1304mの前森山を見ることができました。スキーシーズンはこの山の上から滑り降りてこられるみたい!

 

ANAクラウンプラザリゾート安比高原

インターコンチネンタルは少し奥まった場所にあるのですが、スキーセンターやゴンドラ乗り場、日帰り温泉施設などの中心エリアへはクラウンプラザとの連絡通路で繋がっています。

連絡通路の先はカードキーをかざさないと入れないので、カードを忘れないように。

 

カードキーの扉を抜けた先からはクラウンプラザの敷地みたいで、こちらは旧ホテル安比グランドの面影を残した感じのエリアです。昔ながらですけど高級感ありますね。

 

かなり規模の大きい売店エリア。道の駅のお土産コーナーぐらいの広さがあります。

 

今回ホテルクレジットつきのプランだったため、前から欲しかった南部鉄器を購入!

この無骨だけどぽってりしたかわいさのあるフォルム、いいですね…。

南部鉄器は今もおうちで重用中

 

クラウンプラザのロビー。この辺りはクラウンプラザになるにあたって改装したのかな?

 

さらに先に進むと、スキーセンターにたどり着きます。ここには日帰り温泉施設などもあり、冬場は賑わうんだろうなぁという感じ。

 

リフト乗り場とかもこのあたりからですね。

 

カクテルタイム

こちらのホテル、夕方になるとロビーでカクテルタイムも催されます。

クラブラウンジがない代わりに、ロビーがクラブラウンジ的な役目を果たしつつ、どのランクの客室に泊まっていてもいただけるのは嬉しいですね。

ロビーのシャンデリアも輝き、良い感じの雰囲気になってました。

 

ブッフェ形式ではなく、ワンプレートの提供と、フリーフローという感じ。今回ディナーもあったので軽く一杯だけ飲みました。

 

ワンプレートはわりとしっかりしたメニュー。写真は二人分です。お酒を飲む分には十分すぎる量じゃないでしょうか。

美味しかったのですが、ディナーもあるため、カクテルタイムはお酒と軽いおつまみだけの提供にして、アフタヌーンティーにもっと力をいれてほしいな…と思ったりも。朝からしっかり食べてたら一日四食になってしまいます笑

 

外のガーデンもライトアップされて綺麗でした。夏場とか、お天気が良いとお外のテラスでのんびりするのもステキです。

 

大浴場(岩風呂)

こちらのホテル、なんと宿泊者専用の大浴場が付いています。しかも温泉!

名古屋で泊まったホテルインディゴも温泉大浴場が付いていましたし、ホテルといえどもこういう大浴場が付いているといいですよね。

犬山にあるインターコンチネンタルと同じIHG系列のホテルインディゴ宿泊記

 

男女入れ替えになっていました。

 

こちらは岩風呂。岩風呂というか石風呂?

お湯使いは循環で温泉らしさは特にないんですが、人もほぼいないし設備も綺麗だしとても快適に入ることができます。露天風呂もありました。

 

サウナもめっちゃよい。快適にととのえました。

 

お風呂上りのフリードリンクもめっちゃ贅沢。サウナのあとの炭酸は最高です…!

炭酸飲みすぎちゃう

 

白露/SHIRATSUYU:ディナー

今回は夕食もついたプラン。レストランは一か所で、こちらの白露/SHIRATSUYUでいただきます。

珍しいのが、同じレストランの敷地内でフレンチコースか和食コースか選べること。両方選んでシェアなんてこともできるみたいですが、悩んだ末に二人ともフレンチに。

こういう内装だとやっぱり洋食かなぁ…。

 

まずは前菜。こちらは秋刀魚の燻製したものとナスをジュレで固めたもの。周りのはバルサミコソースだったかな?

今年、結局秋刀魚はここで食べただけだった気がする。貴重な一皿。

 

次は鴨とキノコのコンソメ。しっかりしたお味で食べ応えがありました。

 

パン。焼き立てっぽくて美味しかった。

 

八幡平サーモンのミキュイ。半生の状態でいただくのですが、これがもっちりしていて良かった!

 

牛ほほ肉のパイ包み。なんだかクラシックな一皿。メインはこれかな、と思っていたら…

 

さらにメインのお肉料理。岩手牛フィレの炭火焼。炭火の香りと柔らかなお肉を楽しめました。

 

最後はデザート。ケーキがワンカットにジェラートです。

 

美味しくて、とても満足なディナーでした!

地元食材を活用しつつ、奇をてらわない美味しいフレンチ

地のものが出て来ると嬉しいよね

ボリュームもまずまずあったので、朝昼しっかり食べて、アフタヌーンティーにカクテルタイムでしっかり飲んでたらたぶん入らない…

ディナー付きプランの場合は一日の食べる量を加減した方が良さそうです笑

 

ちなみに近隣に食べる場所はありませんが、車を出せば数分の距離にコンビニとか、クラウンプラザの方にはもう少しお手頃なお店が何軒かありました。

 

大浴場(檜の湯)

お部屋でゆっくり寝て、朝風呂へ。

檜の湯は浴槽が檜ですね。全体的な雰囲気は同じです。

 

ととのいチェアが1基しかないのでハイシーズンだと取り合いになるかも…?

 

露天風呂は外の景色は見られないものの、中が広いので圧迫感はありませんでした。

 

白露/SHIRATSUYU:朝食

朝風呂のあとは朝食へ。

クローズギリギリに行ったのでほとんど人いませんでした。

アフタヌーンティーとかは結構混雑してたので、意外に人は泊まっているみたいなんだけど…。皆どこで何をしてるんだろう。

 

朝食はオーダーブッフェ+通常のブッフェスタイル。

オーダー式のものは卵料理と、和食膳・御粥・甘いもの系ですね。

 

エッグベネディクトがあるなら頼まないと!

おいしいやつでした。

 

和食膳。この大ボリューム!

どのお皿も美味しい御膳です。真ん中奥の銀のさら豆腐鍋なので全体のボリュームは見た目に反して意外と控えめ。このお膳+卵料理一皿とかは普通に一人でたいらげられる分量だと思います。

 

御粥。なんとも映える見た目でした。色々薬味使いながら楽しめます。

 

甘いものはフレンチトースト。

これはめっちゃ美味しい!沁み沁みでふんわりでした。他のワッフルとかパンケーキも頼みたかったけどお腹いっぱい…。

 

ブッフェも結構種類豊富です。写真に撮ったのはこれだけですが、サラダやパン、シリアルなんかもありました。でもやっぱりオーダーメニューがおすすめかな?

 

宿泊の感想

ANAインターコンチネンタル安比高原。東北初の五つ星ラグジュアリーホテルは伊達じゃなかった!

オフシーズンだとそこまでラグジュアリーじゃない価格帯で楽しめますし、スキーの時期はお高いけど、外ではアクティブに過ごしつつ、ホテルの中ではラグジュアリー感に癒される非日常が楽しめそうです。

安比高原東北のニセコを目指しているのかも。

 

温泉旅館もいいけどラグジュアリーホテルも良いよね…と思った滞在だった

日光のリッツカールトンも温泉大浴場あるみたいだし、いつか行ってみたいな

良い感じのホテルに泊まったときの記憶

2023年9月【8/8】イタリア旅行記:旅の最後はローマ観光。バチカン市国に最も近くサン・ピエトロ広場目の前のホテルに泊まる!

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

永遠の都、ローマへ

長い旅の最終目的地、ローマにいよいよ到着です。長かった…。

だいぶ疲れていたので、駅を出たところにあるタクシー乗り場から、一気に宿泊予定のホテルへ。ローマはタクシーが不足しているのか、乗り場には長蛇の列ができていました。何か所かタクシー乗り場はあるのですがどこも同じです。ウーバー的なやつを使えばスムーズに乗れたのかな。

 

タクシーで10分ぐらいかな。バチカン市国の近くまで送ってもらいました。有名なサン・ピエトロ広場までお願いしたのですが、車両制限があるみたいで手前の通りのあたりまでです。

 

Palazzo Cardinal Cesi

今回泊まるのはバチカン市国に(たぶん)一番近いホテル。ホテルを出たらほぼ目の前がサン・ピエトロ広場です。バチカン市国内には一般人が泊まれるホテルはないので、たぶんここが一番近いはず!

ちなみにイタリアとバチカン市国の間にはとくに国境のようなわかりやすい境目もないため、どこからがバチカン市国なのかは全然意識できないです笑

広場側から撮った写真。広場前の通りは歩行者天国の広い通りになっていてとても賑やか。

ちょっと写真だとわかりにくいですが、ホテルは写真真ん中、入口に旗が上がっているベージュの建物です。

もとはバチカン市国のCardinal(枢機卿)の館だったそうな!

 

扉をあけて中に入るとめちゃ立派な中庭。外の喧騒も全く聞こえません。

さすが枢機卿の館

 

良い感じのテラス席でゆっくり…と行きたいところでしたが、蚊がいたのでスルーしてまずはお部屋へ!

 

館ひとつ丸ごとがPalazzo Cardinal Cesiというわけではなくて、どうやら半分ぐらいはまた別のホテルになっているみたいでした。建物の中はほぼ共用部的なところはなく、そのままお部屋に向かいます。

 

お部屋は下から二番目のお部屋だったかな。一番下の部屋と比べると二面窓とかがあってちょっとだけ広めみたい。トスカーナで泊まった農園リゾートを除くと、今回の旅で一番ホテルっぽいホテルかもしれない。

お値段は朝食付きで二人で5万円ぐらい。立地が素晴らしい一方で、価格はちょっと高め。

 

バチカン美術館

ローマに来たなら、というかイタリアに来たなら絶対行くべき観光名所です。芸術に興味がなくても内装の豪華さに圧倒されること間違いなしです。

ただ見学順路が決まっており、人ごみの中かなり長い距離を歩いて周ることになります。最低でも2時間以上はないとさっと見て回ることすら満足にできないのでしっかり時間を割いてスケジューリングしたいところ。また、日曜日が閉館なのでこのあたりも注意が必要です。

 

美術館へは事前予約がなくても当日券で入ることができるのですが、当日券を買うために、ひどい時は何時間も並ぶという情報が。そのため事前予約しようとしたのですが、公式サイトではかなりの日程が売り切れ…。

どうやら、街のツアー会社が公式サイトからチケットを買い占めているようで、VeltraとかGetYourGuideを見てみると色んな業者が数十パーセント高い値段で売っています。これはちょっと酷い…。

結局、夕方に行ったら全く並ばずに当日券で入ることができました。お昼とかに入ろうとするとかなり並ぶのかも。朝いちとか夕方に入る前提なら当日券で十分いけると思います。

 

中庭に謎の黄金の玉が。

 

これはアートなのかな。

 

めっちゃまつぼっくり

 

最初の方は彫刻中心の展示です。

 

途中窓からローマの街が見えました。

 

もう数えきれないぐらい展示があります。

 

天井の細工がどの部屋も違うんですよね…。ほんと凝ってる。

 

階段も大理石感がすごい!

 

彫像の布の感じとか出すの大変なんだろうなぁ…とか思いながら展示を見て回る。

 

今度は長い回廊。みんなめっちゃ写真撮ってた。

 

シュールすぎて単独で撮影した彫像。どういう状況なんだろうこれ笑

何かのスポーツ…?

 

また長い回廊。天井がもう黄金すぎる!

 

昔のイタリアの地図かな?このあたりから絵画がたくさん。

 

この回廊が一番感動したかも。長さも凄いし、天井も高いし、とにかく豪華。

 

途中、数えきれないほどの絵画が飾ってあるのですが、写真ではだいぶ飛ばして先に向かいます。最後に最後の審判が飾られている、有名なシスティーナ礼拝堂を通るのですが、こちらは写真撮影禁止。目に焼き付けておきました。

 

やっと戻ってきた!

ちなみに美術館の内部にはカフェだったり、フードコート的な食堂もありました。

 

最後、出口に向かうときに通る、これまた有名な螺旋階段。写真でもだいぶ雰囲気出てるかな?

 

降りきったところで見上げると美しい…。天井のところは太陽の光を取り込むので、昼と夜でまた違った表情が見られそうです。

 

バチカン美術館、スケールに圧倒されました。行って良かった。

回廊と螺旋階段は必見!

 

夜のサン・ピエトロ広場へ

美術館を出たらもう空は暗くなっていて、すっかり夜です。

 

夜にこそ行きたいバチカン市国サン・ピエトロ広場

 

夜とはいえこのエリア一帯は治安の悪さも感じませんでした。観光客も多いですし、かなり明るいし。バチカン市国に近いホテルをとって大正解です!

 

サン・ピエトロ大聖堂の大きさには驚かされます。写真だとあんまりわからないんですが、人のサイズと比べると圧倒的なサイズ感。

 

夜は中に入ることができないのが残念ですが、この外観だけでも見に来る価値あると思います。

 

サン・ピエトロ広場に繋がる大通り。折角なので、大通りを戻って遠目にサン・ピエトロ大聖堂を撮ろう!

 

渾身の一枚!めっちゃうまく撮れた。

自画自賛だね

 

ついでに、バチカン市国の近くにある名所、サンタンジェロ城へ。これまためっちゃ良い感じでライトアップされてます。

もとはローマ時代、ハドリアヌス帝の時代に建設が開始された城塞で、そこから現在に至るまで何度も改修が施され、今は博物館として開かれているそうです。

 

テヴェレ川に架かるサンタンジェロ橋。

 

橋の両側には合計12体の彫刻が。

この辺りも観光客は多く、直接的に治安が悪いわけじゃないんですが、橋の両側に露天商が違法コピーブランドバッグを堂々と広げて売っています。ちょっと落ち着かないですね…。

 

ホテルに戻ってきた。なぜかめっちゃ人が並んでた。

 

中庭も雰囲気出てた!

 

Palazzo Cardinal Cesi(朝食)

朝食はなんだか雰囲気ある広間でのバイキング。ラインナップはそれなりです。

 

日本の宿って、お高くないところでも朝食凝ってる宿多いなぁ…と。郷土料理とかで差をつけているのはすごいなと。イタリアにもそういう宿はちゃんと探せばあるのかな。

もともとイタリアでは朝食は重視しないっぽいけどね

 

サン・ピエトロ大聖堂

今日は日曜日、大聖堂ではミサをやっている日だし、もしかしたら法王様にも会えるかも!?

昼間みると大きさが一層感じられる。

 

屋根にいっぱい人いたんですね。

 

大聖堂の入口のあたりから広場を見渡す。説法らしきものがスピーカーを通して響いていて、本人の姿を見ることはできなかったのですが、たぶん法皇様の声だと思う。

 

内部はめっちゃ豪華。これまでの旅で行ったどのドゥオモより豪華でした。さすがカトリックの総本山

 

これが開放されていて、自由に参拝して良いだなんて太っ腹すぎる。

 

丁度この辺りだけ光が差し込んでいて荘厳な雰囲気。

 

なんのオブジェなんだろう…。

 

とにかく感動的でした。ローマに来たならバチカンはやはり外せないです。

 

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ

ここからは有料ですが、大聖堂のクーポラに登ることができます。大聖堂を出て向かった右手に進むとチケットカウンターがありました。

こちらは事前予約は不要っぽい。普通に並ばずにチケットも買って入れた。

 

まずは普通に屋上へ。見上げたときに屋根の上にいた人たちを後ろから見る。

 

今度はクーポラに登り始めるんですが、クーポラって建物の先端の丸いドーム状の部分だから、めっちゃ傾いた通路なんですよね。

 

上へ登れば登るほど傾きはきつくなり、一種の錯視のような写真が撮れました笑

これはななめに撮ったのではなく、床に対して平行に撮るとこれだけ傾いてるんです。

 

登り切った先で、屋外に出ることができます。

 

これこれ、この風景!サン・ピエトロ広場のイメージ通りです。

この広場の形が独特だよね

 

人が豆粒みたいなサイズ感でした。

 

他にも、バチカン市国内の非公開の建物もたくさん見えます。

 

ローマの街を囲む水道橋?それとも城壁?

街を眺めていると色々気になるものがありました。

 

クーポラを降りると、バチカン市国の衛兵の方がいらっしゃいました。めっちゃオシャレな制服…。おまけにハルバードを装備してる笑

過去からずっと伝統的なスイスの傭兵を起用しているそうで、実際に警備する衛兵というよりはかなり儀礼的な側面が強そうですね。

 

ローマの街角

バチカン市国も堪能したし、続いてローマの街へ。

昼間のサンタンジェロ城。また夜とは雰囲気が違いますね。

 

中心部はとにかく人が多く賑やか。ちょっとした裏路地もレストランがひしめいてます。

 

人気のジェラート屋、Frigidariumジェラートを食べました。

行列ができてるところにはずれは無い!

 

濃厚なチョコでした。

 

こちらはナヴォーナ広場ローマ帝国時代の競技場の跡スペースなんだそうな。

 

街角に突然現れる巨大な遺跡、パンテオン

初代ローマ皇帝時代に建てられた神殿です。中に入ることもできます。

 

有名なトレヴィの泉。広角でなんとか全体が収まった!

後ろを向いてコインを投げ入れるとローマ再訪が叶うというのは有名な話ですね。

コイン投げ入れたし、再訪が叶うと良いな

このあたりの観光地は街のど真ん中にあり、車も入れない場所なので基本は徒歩で周る感じです。

 

コロッセオに行く途中、お腹もすいたのでその辺のレストランへ。

 

カプレーゼ。

 

カルボナーラと、アバッキオ(子羊)のグリル的なやつ。アバッキオはニンニクたっぷりで美味しかった。

 

コロッセオではなんと警備員が馬に乗ってた。

 

有名なこの外観。中にも入りたかったけど、コロッセオは当日券に限りがあり、事前予約がないと中に入れませんでした

ちなみに、コロッセオのチケットもバチカン美術館と同じく転売屋の餌食になってます…。

 

先ほどのパンテオンとほぼ同じ年代の建物。これだけ立派なものが当時作られており、そして現代でも大部分が原型をとどめているというのは驚きです。

 

この後、ホテルに預けた荷物を取りに帰り、テルミニ駅からローマ空港へタクシーで向かいました。タクシーは乗り場が混んでいてすぐに乗れず、30分ぐらい待つことになるため、時間に余裕を持っておくとよさそう。

 

機内から見るローマの街。イタリアともお別れ…。

 

途中北京で飛行機を乗り換え、日本に無事帰ってきました。

 

イタリアを堪能できた9日間だった!

体調が万全じゃなくてちょっと悔いが残る部分もあるけど…いつかリベンジしたい!

めっちゃ久しぶりの海外旅行。とても楽しかった一方で、国内旅行もやっぱりいいものだな、と再認識しました。

旅は何にしても楽しいものですね!

他の海外の旅

2023年9月【7/8】イタリア旅行記:滅びゆく街チヴィタ・ディ・バジョレーニョ、洞窟宿に泊まり燃えるような朝焼けを見る。

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

チヴィタ・バジョレーニョへ

この記事では長いので略してチヴィタと言ってしまいますが、チヴィタは今回ローマとフィレンツェの間ぐらいにある、古代エトルリア人が断崖絶壁の上に築いた町です。

不便な立地から町に住む人口は僅か100人を切るほどになってしまい、滅びゆく街とも言われているそうです。

今回はこの町に泊まってみる行程を組んでみました。

なんともファンタジー感溢れる異名の街に惹かれた

まずはチヴィタへのアクセス。フィレンツェからもローマからもだいたい電車で1時間半ほどの距離にある、オルヴィエート(Orvieto)という駅まで向かいます。

新幹線は止まらないので、残念ながら鈍行で行くしかありません。

ちなみにオルヴィエートも観光都で、世界遺産でこそありませんが、丘の上に建てられた街へは駅前からケーブルカーが繋がっており、風情ある街並みがあるそうです。

が、今回は旅の途中の体調不良も重なってしまい、オルヴィエート観光は残念ながらスルーします…。

体調管理はほんと大事だね…

 

さて、オルヴィエートからはバスでバジョレーニョの町へ。ここがかなりの曲者で難易度高いです。

cotralというバス会社で、以下から時刻表を見ることができます。まずこのサイトまでたどり着くのが大変だった…。

http://servizi.cotralspa.it/orari

GoogleMapの乗り換え情報があてにならないので、とにかく時刻表を確認すること推奨です。また、土日は基本的にバスが走っていないことにも注意が必要です。旅程が土日と重なってしまったら実質的に個人旅行ではチヴィタへ行くのが絶望的です。金土とかになったらもっと最悪で、戻ってこられないので注意ですね…。

加えて、バジョレーニョからチヴィタまでは30分弱の歩きなんですが、途中階段があったり急坂があったりとスーツケースを引いていくにはかなりつらい道のりです。そのためオルヴィエート駅で荷物を預けて身軽になって行くこと推奨です。

オルヴィエートへ行くケーブルカー乗り場とは反対側の駅の出口を出たところに、Barと売店があるんですが、そこで荷物を預かってくれます。一日10€でした。

ちなみにイタリアには、ロッカーというものはどこに行ってもなかった

 

バスの車窓からオルヴィエートの街を眺められました。これでも十分すごいですが、チヴィタはもっとすごいのか…。

 

オルヴィエート駅から30分ほどでバジョレーニョへ到着。片田舎の町…って感じ。帰りも同じバス停からバスが出るため、写真を撮っておきます。

 

バスを降りた場所から周りを見渡すと大きな広場があって、そこに観光バスが大量に泊まってました。観光案内所もあり、やっぱりチヴィタはバスツアーで行くのが一般的な雰囲気ですね。

 

さて、バス停から坂を登ってチヴィタ方面へ歩いていきます。

 

こんな感じでチヴィタの案内版があるため迷うことはないはず。バジョレーニョ自体は小さな町ですが、チヴィタへ行く観光客相手なのか、ちょっとしたレストランや売店などがちょこちょこあります。

 

貴重な24時間オープンのコンビニ…というか食べ物と飲み物の自販機がおいてある場所もあります。

自販機自体がほんと貴重なんだよね

 

町を過ぎると門があって、ここからチヴィタへの道を進みます。

 

ついに見えたチヴィタの町。これはすごい…。

 

まさに陸の孤島のような断崖絶壁に建てられた建物群と、そこに続く一本の橋。まさに天空の街ですね。

 

これにはちょっと感動。

これはすごいわ…!

 

今度は眼下に見えているチヴィタの町まで歩いていかなければなりません。

まずは階段を下りてチヴィタに架かる橋まで向かいます。

 

途中に見かけたにゃんこ!

チヴィタは猫もたくさん住んでいるらしい。

にゃんこ見ただけで元気になる

 

橋に繋がる道にまで降りてきた。あとはこのまま進んでいけば…

 

ようやく橋のたもとまで来たー

 

このスケール感、間近で見ると迫力ありますね。

 

橋を渡りながら周りを見渡すと、周りもなかなかの切り立った崖の上に建っている町でした。

 

町の入口の門。わくわくします。

町と外がこんなにもハッキリ分かれてるのがほんとゲーム感ある

 

門も大きいですよね。人と比べると大きさがすごい。

 

チヴィタの町自体は非常に小さく、何か特別な見どころがあるわけでもないので、正直全部見て回るのに30分もいらないぐらいです。

 

非常に小さな町ですが、レストランは意外にたくさんあります。夜もしっかり営業しているので泊まりでもごはんに困ることはないと思います。

 

古くからありそうな建物ばかり。

 

このあたりもレストラン兼売店みたいな感じです。

 

町の外周からは外の景色が見えます。

 

夕暮れ時だったので夕陽を見たりしてる人たちも。

 

あっという間に陽が沈んでいきました。

 

写真を撮ったらちょっとビクッとしてしまったにゃんこ。

 

チヴィタの町には小さなホテルと、何軒も民泊的な宿があります。今回はLa Cava Palazzo Pallottiという、民泊的な宿に泊まりました。古代エトルリア人の住居を改装したもので、洞窟のような半地下に埋まっているお部屋です。

Booking.comで予約したら、建物の場所と家の前にあるカギの入った箱の暗証番号が送られてきました。完全に非対面式。

入口は町の入口の門目の前という好立地でした。ちなみに外観は普通の建物なんですが、そこから地下に入っていく感じです。

 

地下ですが、大きな窓がとられていて明るい感じのお部屋。

 

建物の雰囲気は洞窟の住居感があっていいですね。

 

キッチンとかは一応用意されてますがチヴィタには食料品を買うお店がないため使えず。バジョレーニョにはちょっとした商店とかあったのかな。

 

ベッドルームにも窓がとられていて、外を見るとここが断崖絶壁の町だったことを思い出します。

 

住居内のパブリックスペースにはワインセラーがありました!

 

セルフサービスで、置いてあるワインを購入することができるようになってるんですね。

 

あとはこういう外を眺めるテラスもありました。

さて、ほんとうは町のレストランで夜ご飯でも…って感じなのですが、引き続き体調が悪く…部屋についたらすぐ眠ってしまいました…。

 

早朝に目覚めたので、少しだけ外に出てみる。

 

まだ薄暗く、朝日はでていません。

 

ちょっと町の外の橋まで行ってみる。

 

間接照明がいっぱい。夜は町がライトアップされてたのかなぁ。

 

橋まで来て振り返ると、朝焼けが。

 

驚くほど真っ赤です。

 

これは…!

燃えるような空!

ここまで真っ赤な朝焼けを見たの初めてかも

 

めっちゃいい景色を見ることができました。よかった。

 

なんとくっきりとした虹まで。

 

おまけにこの狭い橋を渡る車まで見られました。なんか物資を運んでました。生活感ありますね。

 

朝食は民泊についてました。近くのカフェで簡単な朝ごはんをいただけます。

 

パンとジュース、コーヒー程度ですがありがたかったです。

 

少し元気が出たので街中をちょっとだけ探索。早速にゃんこを見つけた。

 

もう一匹。

 

めっちゃ人懐こい。

 

絶景をバックににゃんこ。

 

めっちゃいっぱいいるなー。

 

触らせてくれました。

 

折角来たのでお土産も。ACQUA di CIVITAというお店は町の広場に面しているのですが、石鹸やらを売っているお店です。

 

この辺りで採れたハーブとかを使った自然派系の石鹸とか、化粧品とか。パッケージもチヴィタ感あるし、お値段もお手頃なのでお土産にオススメです。

 

チヴィタはすごく良い場所なのですが、やはり行くまでにかかる労力やら手間を考えるとイタリア旅行2回目とかにおすすめの場所かもしれません。そして、着いてから観光するというよりは、たどり着くことそれ自体が目的の場所なのかも。

今回はオルヴィエート観光もできなかったので、オルヴィエート観光と合わせればもうちょっと時間を有効に使えたかなぁ。

とはいえ唯一無二の景色はなかなか見ごたえがあって行って良かったです。早朝の澄んだ空気の中で見た朝焼けは素晴らしかったです。

チヴィタの街を初めて見た時のインパクトはすごかった

大変な道のりだったのもあって、ゲームだとついに最果ての街にたどり着いたぞ…感ある

いよいよ次は旅の最後、ローマ観光です。

他の海外の旅

2023年9月【6/8】イタリア旅行記:花の都フィレンツェ観光。ミケランジェロ広場で夜景見た後は異国の地で日本食。

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

フィレンツェ、花の都

イタリア観光で外せないフィレンツェ。今回はフィレンツェ観光の前に先にサンジミニャーノシエナと周辺都市から周りました。

中世から続く都市で、歴史地区は世界遺産にも指定されています。古都だし、イタリアの首都であったこともあり、日本でいえば京都的なポジションでしょうか。

ちなみに英語名だとフローレンス。現地でも英語のアナウンスとか表記を見ているとフローレンスなので、なかなか混乱します。言語によって都市名が異なるのってなんだか不思議ですね。

Casa Santo Nome di Gesù

駅からアルノ川を渡る手前、ドゥオーモの周辺が歴史地区の中心部になるんですが、今回は川の対岸にあるホテルにしました。

この場所でもそこまで立地が悪いわけではないのですが、やっぱり中心部に近い場所のホテルの方が色々便利だったか…。と思います。

立地の良さは正義

ホテル自体は安いし、雰囲気もあって良いホテル。中世の貴族の館を利用したものです。一見ホテルとわからない重厚な扉。

 

中はこんな感じ。この部分だけみるとめっちゃ綺麗ですが、綺麗にしてるところと結構放置されてるところの差が激しいです笑

 

共用スペースは結構ありますが、特にラウンジみたいなのがあるわけではないあんまり人はいません。

 

このあたりのスペースとか、勿体ない…。

 

3階建ての建物です。

 

お部屋はかなりシンプルですが必要十分。奥にトイレとバスタブ、洗面所があります。まさかのバストイレがセパレート。窓からは通常周りの景色が見えるのですが、改修工事中でした。

 

ミケランジェロ広場へ夜景を見に行く

シエナからフィレンツェについたのは夕方。宿の人に、ミケランジェロ広場からの夜景はおすすめだよ!と言われたので行ってみることに。

宿の前の広場。めっちゃフェスの準備してる笑

 

5分ほど歩くとアルノ川に出ます。

 

このアルノ川には、有名なヴェッキオ橋が架かっています。フィレンツェ最古の橋で、橋の上に宝飾店等のお店が立ち並んでいます。遠目からみるとなんだかめっちゃゴテゴテしてますね。

 

川沿いを歩いて10分ほど。

だいぶ日が暮れてきた。

 

少し路地に入ります。この暮れの雰囲気、いいなぁ。

 

ちらほら看板に明りが灯り始めました。

人々の生活感があっていいね

 

ミケランジェロ広場(Piazzaale MIchelangero)

結局ホテルから30分ちょっと歩いてミケランジェロ広場に到着。

ミケランジェロ広場は高台にあるため、坂と階段を結構登ることになります。

あと、夏場は蚊が割といる…。どこでもベープは気休め程度でしたが無いよりマシぐらいかな。

中腹から町を眺める。そこまで大きくない街ですが、奥の小高い丘にも結構明りが見えます。

 

左はフィレンツェのシンボル、ドゥオーモと右側はサンタ・クローチェ教会、競い合うようにライトアップされてます。

 

アルノ川沿いの光の道がきれい。

 

もうちょっと引いて全景を。3つ巨大な建造物がライトアップされてますね。一番左のやつは何だろう…。

 

ちなみに広場は人でごった返してました。

 

こういう感じで屋台も出ていて賑やかなスポットです。

 

ダヴィデ像!のレプリカ。ミケランジェロといえば、みたいな感じでしょうか。

本物はフィレンツェのアカデミア美術館に収蔵されているみたいです。

 

他にもなんだかおしゃれな水道橋?みたいなものもライトアップされてた。

ミケランジェロ広場はちょっと中心部から離れてしまいますが、フィレンツェを一望できる良い場所でした。

 

ひびき庵(Hibiki-an)

日本食が…食べたい…

海外旅行して数日たつと湧いてくるこの欲。旅も後半に差し掛かり、めっちゃ日本食が食べたくなりました。

ここフィレンツェなら日本料理屋もあるだろう!ということで探し当てたお店。

イタリアの日本料理店ってだいたいSUSHIなんですが、ここはちゃんとガチの日本料理屋。というか日本人夫婦の方が経営されてました。もちろん日本語も通じます。

中心部からはちょっと歩きますが、歩けなくはない距離。

 

なんかめっちゃ安心する雰囲気。居酒屋感あります。人気店みたいで、凄いのは日本人は一人もおらず、ほぼ現地の人たちで埋まっていたこと。お店の方に聞いても日本人はほとんど来ないんだそう。

 

ここからいえる共通点は…?そう、全部埼玉県です!

ご出身みたいで、色々埼玉のブランドを広めたいということから。

 

メニューはSUSHIとか会席料理じゃなくて、一般的に定食屋さんとかで食べるようなメニューが中心です。

ここでカツカレー!!

 

そしてかつ丼

めっちゃ染みわたりました。変に現地ナイズされてなく、完全に日本の味です。

どうしても日本と比べてしまうのがお値段で、カツカレーとかつ丼とお水を頼んで二人で8,000円ぐらいします。でも異国の地でこれだけの再現度で食べられるなら全然いい。

旅の途中で日本食食べたくなったらオススメです。

やっぱ日本食だわ

この旅で食べた中で一番美味しかった感ある

 

夜のフィレンツェ散歩

お腹もいっぱいになったので夜のフィレンツェをお散歩。

 

奥に見えるのがドゥオーモですね!

 

このドゥオーモも他の都市のドゥオーモの例にもれず、めっちゃでかいです。

 

今回中に入る機会が無かったのですが、夫が過去行ったときに鐘楼に登った写真を記事の最後につけておきます。

 

こちらは大通り。車が入ってこられないエリアなのでとても賑わってます。

 

メリーゴーランドがある!ここはレブッブリカ広場という場所。

 

ヴェッキオ橋の上では路上ライブが。夜になってもこの辺りは人通りが多く、活気が凄いです。

 

ヴェッキオ橋から眺めるアルノ川沿いの風景も良い感じ。

 

Gelateria Della Passeraというジェラート屋さんで夜ジェラ。人気のお店みたいで、めっちゃ美味しかった。そして安いし店員さんがフレンドリー。ヴェッキオ橋から歩いてすぐなので立地もばっちりです。

イタリアではジェラート屋さんって普通に夜10時過ぎても空いてるのがすごい。日本で夜アイスって一時期流行りかけましたが、イタリアのジェラート文化を真似ていたのかも。

日本でももっと流行らないかな

日本は観光地だと夜早く、だいたいのお店も閉まっちゃうしね…

 

既に11時過ぎてるのに、ホテル前の広場まで戻ってきたら…

めっちゃフェスやってるー!!?

まさかの深夜0時を過ぎたころまでフェスが行われ続けていました笑

 

Casa Santo Nome di Gesù(朝食)

翌朝、ホテルの中庭に出てみるとめっちゃ広かった。さすが貴族の館。

 

朝食をいただきます。

 

ブッフェ形式なんですが、ウインナー等のホットミールに加えて、ピラフみたいなのがあったのが嬉しかった。やっぱり米が食べたくなります。

あ、イタリアっぽい甘い系のパンやお菓子ももちろんありました。

 

ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)とボーボリ庭園(Giardino di Boboli)

まだ朝早い時間ですが、チェックアウトして街の散策へ。

 

路地に差し込む光がつくる陰影がきれいです。

 

やってきたのはピッティ宮殿。15世紀に建てられ、以降あの有名なメディチ家の居城として、有り余る美術品が飾られている超豪華な美術館です。

ちなみに予約とか特に要らず、普通に入れました。

 

めっちゃでかい建物に反して入口は控えめ。もともとは家だから?

 

内部は中庭を中心に回廊が作られてます。ここから建物内部へ。

 

ちなみにここ、相当の広さがあります。真面目に全部美術品を見ていったら時間がいくらあっても足りません…。かなり飛ばし飛ばしでしたがそれでも1時間以上は時間がかかったのでスケジューリングには注意が必要です。

 

もう豪華すぎる。ヴェネツィアドゥカーレ宮殿も豪華だったけど、こっちの方が上ですね。

 

こういう部屋が延々と続きます。

 

細かすぎる天井。

 

黄金すぎる部屋。

 

迷宮のような小部屋の数々。

 

これだけ広くて豪華な建物なのに、意外に質素な浴室

あんまりお風呂入らないのかな…

 

窓の外の景色も。

 

宮殿の奥にはボーボリ庭園という庭があります。

 

ここは世界でも珍しい、2つの世界遺産重複登録されている場所。

一つはフィレンツェの歴史地区の構成要素として、もう一つはメディチ家の邸宅群と庭園群です。なんだか得した気分。

 

一番上まで行くと、トスカーナの自然あふれる姿を見ることができます。フィレンツェって周囲はかなり自然に囲まれてるんですね。

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(Stazione di Santa Maria Novella)へ

他にも色々見て回るつもりでしたがやっぱり体調があんまり良くないので休憩して、その後駅へ。

鏡面のようになったアルノ川。こんな静かな流れなんだ。

 

駅前に近いサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。このあたりも賑やかです。

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の駅前はこんな感じ。フィレンツェは駅前から現代的な建物はなく、古都の趣を残しているのがすごい。

逆にいえば市街は地下鉄も電車も走っておらず、バスしか移動手段がないので自分の足が頼りです。(バスの路線は難しい…。)

 

もうちょっと観光したかったフィレンツェ。また来よう!

 

駅で困ったのが…トイレ!改札周辺には有料トイレもありません。

ただ、コンコース直結の本屋+バールみたいなお店、laFeltrinelliにトイレがあります。コーヒーでもパンでも何か一つ買ってレシートを貰うと、そこについてるコードを使って本屋エリアの奥にトイレに入ることができます。めっちゃ助かった。

 

治安があまり良くないかも?と思った駅の内部ですがこちらもミラノ同様、そんなに危険な雰囲気はありませんでした。売店マクドナルドなどのお店も豊富です。

とはいえ人は多いのでやっぱりスリには注意が必要でしょうか。

 

おまけ(フィレンツェのドゥオーモの上からの景色)

ここからは10年以上前に夫が行ったときの写真。

今回内部に入る機会がなかったフィレンツェのドゥオーモ、上に登ることができるのですが、そこからの景色。

 

夜も登れたらしい。光の道みたいになってて綺麗です。

今は予約がないと登れないみたいなので注意ですね!

 

フィレンツェはほどよく大都市感ありながらも古都の雰囲気バリバリなのがいい!

コンパクトさも丁度良いし、もう少し滞在していたかったな

次は死にゆく町とも言われる、断崖絶壁に囲まれたチヴィタ・ディ・バニョレージョに行きます!

他の海外の旅

2023年9月【5/8】イタリア旅行記:世界遺産シエナ散策とブドウ畑に囲まれたリゾート hotel Le Fontanelleで過ごすトスカーナの休日

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

サンジミニャーノからシエナ

トスカーナの小都市、サンジミニャーノシエナは直通バスで結ばれています。午前中の間は1時間に1本のペースでバスがあるため、どちらかに観光に行ったらもう一方もセットで周るのが効率的に周ることができます。

また、直通バスでなくとも、ポッジボンシで別のバスに乗り換え、もしくは電車に乗って行くことも可能です。私たちはポッジボンシでバスを乗り換えて行きました。

 

また、シエナフィレンツェからも直通で電車、もしくはバスで行くことができるため、サンジミニャーノよりも行きやすい場所だと思います。

Hotel Le Fontanelle

シエナ周辺にはブドウ畑の中にあるワイナリーホテルが点在しており、そこに泊まって見たいと思っていました。シエナからは車で30分弱の距離にあるHotel Le Fontanelleもそのひとつ。

車以外でのアクセスは厳しく、シエナからタクシーに乗るつもりだったのですが、シエナのバスターミナル周辺のタクシー乗り場には全くタクシーがおらず、近くのホテルに入ってタクシーを呼んでほしいとお願いすることに…。

帰りもホテルにタクシーを呼んでもらうのですが、来てくれるタクシーがそれほどないらしく来てくれるまで結構時間がかかってしまったうえ、往復で120€ぐらいするため、レンタカーが借りられないなら、ワイナリーホテルは選択肢から外したほうが良いかもしれません。

海外でレンタカー借りるのはちょっとね…。ハードルが高い

なんとか到着。

 

煉瓦造りのなんともおしゃれな建物。歴史も古いそうです。

 

中もとってもかわいい感じ!

 

ラウンジっぽい場所でチェックイン。

 

ほんのりピンク色のお水をウェルカムドリンクでいただいた。

 

お部屋は一番下のランクのダブルルーム。十分な広さです。

ランクが高いお部屋だとバルコニーが付いたり、お庭が付いたりするみたい。

 

とりあえず荷物を降ろして休憩。

 

高級ホテルですけど、バストイレは一緒なんですね。

イタリアに来て改めて思ったけど、日本のトイレの気の遣いっぷりはほんとすごいと思う。

 

このホテル、プールに加えてサウナまで全宿泊者が無料で使えるようになっており、周囲のブドウ畑の散策もしながらのんびりリゾート気分を…と思っていたところ、この辺りから完全に体調を崩してしまい、部屋についてから全く動けなくなってしまいました…。

夕食もイタリアンを提供する美味しそうなレストランが併設されているのですが、とても食べる余裕がなく、部屋でひたすらに体力回復に努めました…。

あ、ちなみに周りに商店などは無いので、何か持ってきてなければ夜は併設のレストランで食べることになると思います。お値段もそれなりにしそうです。

 

ここから朝まで時間軸が飛びます。。

無念…

 

なんとか多少体調が戻り、朝食のレストラン会場へ。ブドウ畑を見渡せる良いロケーションです。

 

朝食はブッフェ形式。

めっちゃ品数多い!ってわけではないですが、温菜もあるし、ジャム類とパンも豊富でした。また、コーヒーとジュースはサーブしてくれます。おいしくいただけました。

 

折角なので少し園内を散歩してみることに。もうその辺撮るだけで絵になるすごさ。

 

夜とかも綺麗だっただろうなぁ。

 

至る所にビーチチェア的なのがあるのも良い感じ。タオルとセットでおいてあって、自由に使って良いそうです。

 

お天気も良好。

 

作られた風景だと思うんだけど、すごい自然というか…。歩いていて癒されます。

 

この芝生と石畳がなんとも素敵。奥に植えてある糸杉トスカーナっぽくていいなぁ。

 

糸杉の並木道。日本ってあんまりこの糸杉見かけないですよね。

 

こちらがプール。朝は全然人がいない。どの町でも思ったけど、欧米の人たちって夜型の人が多いなぁと思う。夜は遅くまで賑わっているけど、朝は驚くほど静かだったりする。

 

ホテルの全景。手前の優雅なプールと、奥の風景にマッチする建物。

海のリゾートや山のリゾートってわかるんですが、こういう形のリゾートもあるんですね。

チェックアウトは12時。プールサイドのチェアに転がりながらのんびり過ごしました。フルで楽しめなかったのは残念だったので、次はこういうところで連泊してのんびりしたいですね。

リゾート連泊か、観光か…

究極の選択

 

シエナ歴史地区

さて、ホテルからタクシーでシエナの町にやってきました。

出発点はシエナのバスターミナル、グラムシ広場(Piazza Antonio Gramsci)からです。バスターミナルは歴史地区の入口あたりにあるため観光のアクセスはとても良いです。今回電車は使っていないのですが、駅からだとバスターミナルまでまず15分程度歩く必要があるみたい。

シエナもまた中世の面影を色濃く残す世界遺産の街。

人通りが多く、とっても賑やかです。かつてはフィレンツェ公国シエナ共和国はトスカーナの覇権を巡り争っていたそうで、それを思わせる繁栄っぷりです。

 

この赤茶けた建物たちの色は、絵の具の色(Sienna色)の由来にもなっているのだとか。

 

こちらは現存する世界最古の銀行、シエナ銀行(Banka Monte del Paschi di Sienna)です。創業1472年なんだって!

現役ってのがすごい

 

ほんとに現役で営業してて、内部の観光はご遠慮くださいと立て看板がありました。

日本で言えば室町時代に銀行があったってことになるので、驚きですね…。

 

少し歩くと到着するのがカンポ広場(Piazza del Campo)

中世から残る扇形の広場で、13世紀末ごろから既にこの姿だったそうな。

目の前にはシンボリックな市庁舎(Palazzo Pubblico)と、その隣のマンジャの塔(Torre del Mangia)が迎えてくれます。内部の観光や塔に登ることもできるのですが、今回はパスします。

 

広場を取り囲むように建つ建物たちも歴史を感じます。広場は中心に向かってすり鉢状の起伏があり、スタジアムのような感じがあります。

 

年に2回、ここで伝統的な競馬(パーリオと呼ばれるもの)が行われるそうです。

砂を撒いてダートにするらしいのですが、ここが競馬場になるとはにわかには信じられませんね。

 

狭い路地を抜けて、ドゥオーモへ向かいます。

 

シエナのドゥオーモ

こちらがシエナのドゥオーモ。縞柄の塔がなんだか不思議な感じ。

 

内部はこれはなかなか…独特です!

外の塔も縞縞でしたが、内部はもっと縞縞です。全体的に装飾過多というか、ゴテゴテ感がかなりある。

見ごたえがすごい

 

これまで見たドゥオーモの中でもっとも密度が濃いかも。

 

立派なパイプオルガンもあった。

 

ステンドグラスもいいですね。めっちゃ細かい。

 

そして、このシエナのドゥオーモの面白いところが床に絵がたくさん描かれていること。なんか妙にアメコミ調なのが趣深い…。

 

これは各都市を現す動物たち?ローマとか、ピサとか書いてありますね。

 

めっちゃ昔の聖歌の楽譜と思われる展示。よく見ると五線譜じゃない!

ネウマ譜という、五線譜になる前の時代の表記法だそうです。珍しいものを見られました。

 

今回、美術館とセットになったチケットを買ったのでそちらの方へも。というのが、美術館の中にパノラマ(Panorama dal Fattiatone)という、空中回廊みたいなところがあってそこから町を一望できるそうなのです。

美術館は、ドゥオーモからは直接いけないのですが、隣の建物なのですぐ行けます。

 

めっちゃ古い螺旋階段を登る。なんかゲーム感ある。

 

おぉー。これは!

 

細い通路の奥に、もう少し開けた場所がありました。

 

先ほどの縞縞の大聖堂。やっぱり独特だ…。

 

まさにシエナ色一色に染まったシエナの街。正面にはカンポ広場が見渡せます。

 

地上からだと広かったカンポ広場も、街全体から見ればたったこれだけの敷地。

シエナの街はサンジミニャーノとかと比べるとかなりの大都市です。歴史地区自体は歩いて回れる広さだと思いますが、やっぱり地方から都市に出てきた感がありますね。

 

3時間ぐらいの観光でしたが、ある程度周るには半日ぐらい欲しいかもしれません。

とはいえ、短い滞在の中でもフィレンツェやサンジミニャーノとはまた違う良さを見つけられた街でした!

体調が万全だったなら…と少し悔やむところはあるけど

リゾートでのんびりして、シエナ観光できてよかった

フィレンツェ観光に行きます!

他の海外の旅

2023年9月【4/8】イタリア旅行記:世界遺産サンジミニャーノ、中世の塔ホテルに泊まってミシュランディナーと世界一のジェラートを楽しむ!

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

サンジミニャーノ(San Gimignano)へのアクセス

サンジミニャーノフィレンツェ近郊の小さな町。

中世の姿をそのまま残した街並みは世界遺産に登録されており、城壁に囲まれた街の周辺はトスカーナらしいのどかなブドウ畑が広がるという素敵な観光地です。

 

特徴的なのは、13世紀ごろに建てられたという権力の象徴の塔が街の至る所に残っており、なんとその塔の一つがまるごと一棟貸しのホテルになっているんだとか!今回はその塔に泊まるのを目的に、サンジミニャーノへ行ってみることに。

 

サンジミニャーノへのアクセスはやや不便。

フィレンツェからバスもしくは電車に1時間弱ほど乗ってポッジボンシ(Poggibonsi)駅まで行き、そこからサンジミニャーノ行きの路線バスに乗って最短15分ほどで到着です。2つほど路線があり、市街地を通るやつだと30分ぐらいかかります。

ポッジボンシは小さな地方駅で、特に観光地という雰囲気ではありません。いずれにせよフィレンツェからサンジミニャーノまでの直通便は無いため、かならずこの駅を経由します。

私たちはヴェネツィアからフィレンツェまでは高速鉄道に乗って、フィレンツェから鈍行に乗り換えてポッジボンシまでやってきました。

 

路線バスの時間とうまく接続しなかったので、ここからタクシーに乗ろうと思っていたのですが…。駅前にタクシーなんてものはいないのです。駅の売店の人にタクシーを呼んでもらえないかお願いしましたがダメで、おとなしく路線バスを待つことに。

この後のイタリアの旅でも思い知ったのですが、地方駅の駅前にタクシーはいないです。バスが無ければタクシー乗ればいいか、という考えは捨てた方が良いです…。

 

ちなみに路線バスのチケットは駅の売店ではなく、駅を出たところに売り場があります。

https://www.google.com/maps/place/Fermata+Autolinee+Toscane/@43.4677049,11.1482863,19.6z/data=!3m1!5s0x132a3a1b02e130e9:0x6b4b26d71428d276!4m15!1m8!3m7!1s0x132a3a196b45a837:0x813a9cf390831ef6!2z44Kk44K_44Oq44KiIOOAkjUzMDM2IOOCt-OCqOODiuecjCDjg53jg4Pjgrjjg5zjg7Pjgrc!3b1!8m2!3d43.4725646!4d11.146754!16zL20vMDl3bm14!3m5!1s0x132a3a1b1e9af2d9:0xca576e546433cabb!8m2!3d43.467796!4d11.148196!16s%2Fg%2F1hc3x7zd3?entry=ttu

路線バスの時刻表がどこで見られるかとかは、最初の記事に記載してみました。

 

正直なところ、泊まりでなければベルトラとかで他のトスカーナの小都市、ピサやシエナとセットになった日帰りツアーを予約して行った方が圧倒的に楽だと思います…笑

やっぱバスが難易度高めなんだよね

 

ポッジボンシからサンジミニャーノ行きのバスの車窓からの風景。ブドウ畑の向こうに見えるのはサンジミニャーノの塔群です!高層ビルがたくさん建ってるみたいな光景!

誰が呼んだか、中世のマンハッタンの異名を持つらしい…

 

サンジミニャーノ歴史地区の探索

さて、街の入口のバス停、Piazzale Montemaggioで降りると目の前に見えるのがサン・ジョバンニ門です。町は城塞に囲まれていて、街に出入りするにはここを含めて5か所の門しかありません。

 

門の中は一気に中世に!

 

石づくりの無骨な建物たち。ヴェネツィアとはまた違う、これぞ中世って感じの建物ですね。

 

振り返ってサン・ジョバンニ門を見てみる。

 

人々を除けば、完全に中世にタイムスリップした感じ。

 

坂を登りながら、街の奥へ。通りの両側にはお土産物屋さんやレストランが立ち並んでいてとても賑やかです。

 

早速塔が見えてきた!こんな感じで街の中には至る所に塔があります。

最盛期にはこの小さな町に70本を超える塔が存在していたというのでびっくりです。今も全部で14本残っているそう。

 

広場に出ました。

 

井戸を中心としたこの広場はチステルナ広場というみたい。テラス席のあるレストランがいっぱいあって、とても活気があります。

 

もうちょっと先に進んでみると…。

 

こちらが街の中心。ドゥオーモがあるドゥオーモ広場です。今回泊まる塔はなんとこの広場に面しています、めっちゃ中心部にありますね!

 

こういうちょっとした小道もおしゃれ。

 

街は小高い丘の上に建っているので、外周の方に行くと眺望が開けます。

 

にゃんこ発見!

 

世界一のジェラート屋(Gelateria Dondoli)

サンジミニャーノには、ジェラートコンテストで何度か世界一に輝いたという有名なジェラート屋さんがあります。

ジェラートコンテストって何?とか、詳細は軽く調べてもよくわからなかったのですが…。

チステルナ広場にあるお店です。めっちゃ並んでる!

 

久しぶりに見た日本語。かなり種類が多いのですが、サンジミニャーノはワインが名産で、ワインを使ったフレーバーがおすすめです。

 

欲張りにもマンゴーとバジルとワインと…あと何かのフレーバの4スクープです。

いやこれ、めっちゃ美味しい!これまで食べたジェラートの中で一番美味しかったです。

 

あまりに感動したので翌日も食べに来た。二回目でも色あせない感動があった。

世界一は伊達じゃなかった

 

中世の塔ホテル(Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower Experience)

ホテル名はとても長い。中世の塔、Torre Salvucci Maggioreに泊まる体験ということでしょうか。塔ひとつまるごと1組に貸切です。

 

入口はめっちゃ街に溶け込んでます。まさかここから塔に登れるとは思うまい。

Booking.comで予約したのですが、アプリのチャット機能を使ってやり取りをして、ここで係の人と待ち合わせをして、建物の中に案内してもらう形になります。

ちなみにホテルのサイトもあります。(英語)

Torre Salvucci Maggiore | experience staying in a medieval tower of Gimignano, Tuscany. Turn your stay into a journey through time. - Torre Salvucci Maggiore - Dimora Storica del XII Sec

 

建物の中はマンションみたいになってて、普通に住んでる人もいるっぽい?

ここから二階に上がり、塔にそのまま入っていきます。

 

出典:公式サイト

これが塔の見取り図です。なんと11階層もあります。すごい…。

 

第一階層目。リビングダイニング的なポジションの場所。一番落ち着きます。面積もここが一番広い。

 

ちなみにこちらの宿、基本的に素泊まりなのですが…

 

夕食や朝食におつまみと、十分すぎるほどの食料が用意されてます。(無料)

 

冷蔵庫の中も。ワインもあるし、フルーツもある。生パスタもあるし、生ハムに卵、チーズといたれりつくせり。

 

上を眺めると第二階層が見えています。ここは吹き抜けなんですね。

 

狭い階段を登りながら第三階層。ここは洗面台とシャワー。右のやつはトイレじゃなくて、トイレはめっちゃ上の階層にあります。

 

続いて第四階層。リビングルームらしい。まぁ基本は使わないかな…。

 

まだまだ登る!第五階層目はソファーベッドがあります。二人がここで寝られます。

 

第六階層目はクイーンベッドが一つあるベッドルーム。窓の外の景色が素敵。

 

第七階層は小さな棚があるだけの階層。スルーして上へ!

 

疲れてきたけど第八階層!やっとトイレです!

エレベーターはもちろんないので、第一階層のリビングにいる場合、トイレのためだけに8階分の階段を登る必要があります。

 

第九階層。ここはただの回廊です。

 

もう限界…!最後の第十階層です。ここにキッチンがついてます。キッチンは1階にもあるけど、こっちにフライパンとかお皿があるので、料理するとき1階と10階を行き来して死にそうになりました笑

 

いよいよ屋上、第十一階層へ…!!

ここは電動の扉がついていて、出るときだけスイッチを押して扉を開けます。

 

めっちゃ絶景…!

 

360度、見渡す限りトスカーナのブドウ畑が広がります。

 

椅子とテーブルセットもおいてあってここでのんびりできます。

 

塔の壁に鳥の巣がたくさんあるみたいで、鳥がたくさん飛んでる。目の前に見える高い塔がこの街で一番高い塔みたい。

 

お隣にも塔が!ちょっとだけこっちの方が高い。

柵もなにもないので、絶対にヘリに登らないように、ときつく注意書きがされてます。

 

ブドウ畑と塔。

 

中世そのままの光景みたい。

 

街並みも見下ろすとまた違って見えます。

 

あまりの絶景に感動して、夕日が沈むまでずっと屋上にいました…。

空気感というか、色々最高すぎる

ほんとこの光景はすごかった

 

ディナーのミシュラン一つ星レストラン(Cum Quibus)

サンジミニャーノにはレストランが結構あります。今回はその中でも評判がよく、2018年頃?にミシュラン一つ星を獲ったというレストラン、CumQuibusへ行ってみます。

ちなみに系列店で同じくサンジミニャーノにあるLinfaというお店もミシュランで星を獲ったそうで、最初はこっちにしようとしていましたが定休日でした。CumQuibusと定休日はずらしてあるのでどっちかは空いてます。

予約必須ですが、公式サイトからオンライン予約ができたので助かりました。

 

宿を出て振り向くと双子の塔が。ここの右側に泊まってるんだと思うとなんだか感慨深い。

 

サンジミニャーノの街は夜でもにぎやかでした。テラス席が通りに張り出し、みなお酒を飲みながらディナーを楽しんでいます。

 

治安的にも全然問題なし!都会と比べると、小さな町はかなり治安もいいみたい。

 

夜の雰囲気もいいなぁ…。つい散歩しちゃう。

 

レストランに付きました。風景に溶け込んでますね。

 

中も昔の建物を活かしたつくり。この奥にはテラス席があって…

 

テラス席でいただくことに。

 

ちょっとした中庭みたいな場所です。イタリア人のテラス好きはほんとすごい。

 

お料理はアラカルトとコースメニューがあります。お値段的にはコースだと一人12,000円ぐらいって感じでしょうか。

ただ、相変わらず日本人には量が多いので、アラカルトで一部料理をシェアする形でお願いをしました。

料理をシェアしたいというお願いも快く引き受けてくれてとてもありがたいです。

 

ワインの産地だからワインリストが豊富そうですが、全然詳しくないので定番のグラスワインと、本日のグラスワインをそれぞれいただきます。

 

同じ白ワインなのに色がぜんぜん違う!面白いです。

味わいも飲み比べてみると結構異なるものなんですね。美味しかったです。

 

最初にアミューズを出してもらいました。美味しくて、これからの料理に期待が高まったのですがどんなだったか詳細を忘れた…。こういうのって意外にあとから思い出せないんです。。

 

前菜は、こちらのお店の名物という、Mezzovoという料理。羊のチーズのムースの中にはキュウリを刻んだものとヨーグルトを和えたもの?と半熟卵が入っていて、黒トリュフを削ってくれるというもの。

シェアをお願いしたら、なんとお皿まで分けて盛り付けてくれました。感激です。

不思議な取り合わせですが、調和がとれていて美味しかったです。

 

お次はパスタ。ラム肉のソースをからめた自家製タリアテッレだそうです。文句なしの美味しさ。日本人にも食べやすいお味。

 

もう一つのパスタは、ピチというトスカーナ地方特有のパスタ。日本のさぬきうどんのようなコシが強い太麺で、レモンとバニラ香るトマトソースに絡めていただきます。

これは初めて食べた味でした。もちもちの麺が面白い食感。

 

シェフからの一皿的な感じで持ってきてくれました。これまた詳細忘れちゃったけど、良かった気がする。

 

メインは豚の頬肉のグリル。とろとろでした。そういえばこのあたりってイノシシもよく食べるのかな?ディスプレイされているお店をいたるところで見かけました。

 

食後のコーヒー。イタリアではエスプレッソでいただくのが主流らしい!

 

ティラミスもシェアしてもらいました。甘みと苦みがしっかりとついて美味しいティラミスでした。

食後酒としてレモンのお酒、リモンチェッロを飲むのがイタリア流みたいなのですが、お腹もいっぱいのためここで打ち止め。

雰囲気に良いお店で、お酒を少し飲んで一人1万しないぐらいでした。ランチをいただくにも良さそうです。サンジミニャーノを訪れたらぜひ!

雰囲気あるお店で美味しい料理が食べられてよかった

本場のイタリアンだけど、味付けも日本人に合ってる気がする。

 

大満足でもうちょっと夜のお散歩。

 

ドゥオーモ広場も夜は静かな雰囲気でした。

 

中世の塔ホテルの屋上から眺める夜景

宿に戻って、屋上まで登ってみます。

屋上には明かりもあって、いい感じの雰囲気に。

 

まばらに街の灯りがあって、人々の息遣いが感じられました。

 

また、サンジミニャーノの街を上から見るのも良かったです。光の道のようになってますね。

 

塔はライトアップこそしてませんが、街の雰囲気や遠くの夜景と相まって素晴らしい光景です。

 

さすがにちょっと夜は寒いけど…。ここでしばらく夜景を見ていました。

 

昼も夜も、この景色を独り占めできるなんてほんと最高です!

 

中世の塔ホテルの屋上から眺める朝焼け

朝も頑張って起きて屋上へ!

あー、最高すぎるこれ…

 

真っ赤な空と、それに照らされてぼんやりと明るくなる地表。

 

明るくなってくると、鳥たちが一斉に活動を始めるのも朝っぽくてよかった。

 

雲が一面ピンク色!

 

街も見渡せるようになってきました。

 

いいご来光でした。

 

朝日と塔。

 

幾重にも重なる丘がまたいい感じ。

 

飛行機雲も撮っちゃう。

 

ちなみに塔の中の窓からもこんな景色。異世界感すごかった。

 

中世の塔ホテルの宿泊の感想

この後朝食をつくり、10時に宿をチェックアウト。

はっきり言って快適とかいうレベルではなく、ものすごく不便です。トイレ行くだけで何回分も階段上り下りしないといけないし、ベッドとかもせまいし笑

ただこの体験はほかでは味わえないもので、特に屋上での時間は言葉に言い表せない素晴らしさでした。

お値段も高いとはいえ、二人で泊まって日本円にして9万ほどという、現実的な価格設定もありがたい。イタリアの旅で一番心に残る時間を過ごせました。おすすめです!

 

サンジミニャーノの名所巡り

最後に、いくつかある街の名所を巡ってみます。

この塔が乱立する風景。なんだか現代のタワマンに通ずるものがある…。

 

昔の街の市庁舎。ポポロ宮です。

今は美術館になっています。ここと、後述するグロッサの塔が共通入場券です。

 

このあたり中世感あるなぁ。

 

扉だけ現代風。

 

内部は13世紀ごろのフレスコ画とかが飾られていました。

 

階段を登っていくと、グロッサの塔に繋がっています。

 

途中からは螺旋階段風。

 

グロッサの塔はサンジミニャーノでも最も高い塔です。太さもホテルの塔と比べると何倍もありました。

 

街全体が眺める。ほんとにこの一帯だけ街なのが面白い。

 

泊まってたホテルもめっちゃ見える!

泊まってるとき、グロッサの塔から手を振ってくれた人もいました。

 

続いてドゥオーモへ。こちらも共通入場券があります。

 

それほど広くはない教会ですが、ミラノのものとはまた違った趣がありました。時代が違うんでしょうね、きっと…。

 

街はずれに公園があって、ここにもちょっとした展望台がありました。どっちかというと市民憩いの場かも。

 

サンジミニャーノ、最高の街でした。フィレンツェからちょっとアクセス悪いけど足を伸ばしてみてほしいです!

中世の塔ホテルと、美味しいディナーと世界一のジェラート

街の雰囲気もとってもよかったんだよね

次はトスカーナ世界遺産都市シエナ観光と農園リゾートに泊まります。

他の海外の旅

2023年9月【3/8】イタリア旅行記:連泊でヴェネツィア観光!ゴンドラ遊覧と、ホテルダニエリのレストランで夜景ディナー。

こんにちは、しろいるかです
2023年9月、数年ぶりの海外旅行、イタリアへ行ってきました。

この旅のこれまでの記事

旅の全行程

本記事は太字部分が対象です。

【一日目】
羽田空港~北京首都空港~北京市内観光
宿泊:機内

【二日目】
ミラノ・マルペンサ空港~ミラノ観光~ヴェネツィアへ~ヴェネツィア観光
宿泊:Hotel Orion

【三日目】
ヴェネツィア観光~ゴンドラ乗船~Restaurant Terrazza Danieli (夕食)
宿泊:Hotel Orion

【四日目】
サンジミニャーノへ~サンジミニャーノ観光~Cum Quibis(夕食)
宿泊:Torre Salvucci Maggiore Medieval Tower

【五日目】
サンジミニャーノ観光~シエナ
宿泊:Hotel Le Fontanelle

【六日目】
シエナ観光~フィレンツェ観光
宿泊:Casa Santo Nome di Gesù

【七日目】
フィレンツェ観光~チヴィタ・ディ・バニョレージョ観光
宿泊:La Cava Palazzo Pallotti

【八日目】
ローマへ~ローマ観光
宿泊:Palazzo Cardinal Cesi

【九日目】
ローマ観光~ローマ・フィウミチーノ空港~北京首都空港~羽田空港
宿泊:機内

 

ヴェネツィア サンタルチア駅(Stazione Di Venezia Santa Lucia)

ヨーロッパに数ある歴史ある都市といえど、このヴェネツィアほど特徴的な都市はないと思えるほど素晴らしかったです。イタリアに来たならここに行かずしてどこへ行く!という場所ですね。

ヴェネツィアの玄関口、サンタルチア駅は新幹線の終点。ミラノから2時間かけてようやく到着です。

駅を出るといきなり目の前に運河が!街並みも既に昔っぽい建物ばかりでいきなりテンションあがります。

駅前の大通りの代わりに運河あるってすごい!

 

ここからまずは宿に近いサンマルコ広場まで、ヴァポレットという水上バスを使って移動します。道路がない代わりに船が交通手段なんですね!細かく停留所があり、複数系統の路線があるのでお手軽に使うことができます。

歩けない距離ではないですが石畳が多いのと、ヴェネツィアは意外にも橋の上り下りで階段がちょいちょいあるのでスーツケースがある場合、船で近くまで移動した方が良いと思いました。

 

ホテル オリオン(Hotel Orion)

今回泊まるのはヴェネツィア本島にあるホテル。といってもヴェネツィアは土地が限られており、宿のお値段もなかなかにお高いです。体感でフィレンツェやローマの2倍近い感じ…。

おまけに部屋は狭い、建物は古いとなかなか快適なホテルライフを楽しむには厳しい環境なのですが、ヴェネツィアに来たら街歩きが楽しすぎて、ホテルでゆっくりする時間なんてないと思います。なので安いホテルでも問題ありませんでした。

 

とはいえ、立地だけは気にした方が良いです。本島の中でもやはり観光の中心地、サンマルコ広場かリアルト橋の周辺はとにかく賑やかで楽しい。多少お値段が上がってもこのあたりの宿を選ぶのがオススメです。

私たちはサンマルコ広場に近く、お値段安めで評判が悪くないという条件で、ホテルオリオンにたどり着きました。二つ星ですが評判通り快適に過ごせました!

 

サンマルコ広場について、まずは荷物を置くためにもホテルへ。路地を通り、歩いて数分でこの両側の建物に挟まったような赤い建物を発見。

 

反対側から見ると、ホテルオリオンと書いてます。これですね。

独特なつくり

 

入口はちょうど建物の真下のあたりにひっそりとあります。

フロントは夜も空いていて、お出かけするときに挨拶してくれたりととてもフレンドリーな人ばかりでした。

 

共用部みたいなのは無いです。あとエレベーターもない。この辺りはしょうがない…。

 

お部屋は綺麗です。何の問題もありませんでした!

 

窓からの眺め。ただ、ヴェネツィアはこの時期蚊がけっこういて…。窓をあけるとすぐ入ってくるので厄介です。

なんとベープが部屋にあったのでとても助かりました。日本からもどこでもベープを持って行ったんですが、やっぱり据え置きの方が効果ありますね。

 

夕方~夜のヴェネツィア街歩き

今日は飛行機でイタリアに着き、ミラノ観光もして既にだいぶへとへとでしたが、お部屋で少し休んで観光へ!

まだまだ元気!

夕陽に照らされるサンマルコ広場にあるサンマルコ寺院。

 

サンマルコ広場はナポレオンがかつて世界一美しい広場と称したほどで、三方を囲む建物と、真正面にサンマルコ寺院と鐘楼、どこを見ても感動ものです。

 

ヴェネツィアは広い道はほぼありません。車も通らないし。

広場から一歩外に出るとこんな感じの路地に。

 

開けた場所はだいたい水路がある。普通にゴンドラや小舟が通っていて道路の役割を果たしてます。

 

めっちゃゴンドラがいっぱい…

 

これでもヴェネツィアでは最大級に広い通り。ブランドショップが立ち並んでます。

 

この路地感、最高です…!

海外にいるわーって感じ

 

サンマルコ広場から少し歩くとリアルト橋にたどり着きます。ヴェネツィア本島を二分するカナル・グランデにかかる橋で、500年も前のものだそうです。

 

ここからのカナル・グランデの風景は素晴らしいです!

 

これぞヴェネツィア

 

だいぶ日も暮れてきた。

 

その辺にあったピッツァリアでピザを食べました。日本でいう牛丼屋的なポジションなのか、安い早いうまい的な感じ。さすが本場、ピザの平均レベルめっちゃ高い。

ピザ大きいけど安いんだよね

 

ジェラートも食べないとね!とグーグルマップで調べてよさそうなお店でいただいてみる。

 

なに頼んだか忘れちゃったけどめっちゃ美味しい。

 

ヴェネツィアは夜9時ぐらいになってもまだまだ賑わってます。

 

小さ目の広場みたいに開けた場所もちょいちょいあって、どこも良い感じ。

 

お土産物屋さんも夜遅くでもやってる!

 

リアルト橋はなんとお店が橋の上にあるんです。なんだか不思議な構造。

 

夜のカナル・グランデもめっちゃいいわ…

 

ライトアップされた橋を見て、ホテルに戻ることに。

 

夜のサンマルコ広場も良すぎる…。

 

みんな思い思いに座って雑談してて、雰囲気も良い。

 

サンマルコ寺院もぼんやりとライトアップ。

 

中には入れないのが残念。

 

明りが漏れてくるのがいい…

 

徒歩数分でこの雰囲気が味わえるし、やっぱホテル近くて良かった。

ちなみに治安面とか少し気にしてましたが、普通に観光客がいるエリアは夜歩いても全然気にならないレベルです。

ぜひ夜出歩いて色々街歩きすべき

これは本島に泊まってこそだね

 

宿に着いたら爆睡でした。

ホテルオリオン:朝食

イタリアの朝は軽めなんだそうです。夜が遅いからかな?

ブッフェスタイルの朝ごはんですが、温かいものは基本ありませんでした。パンとチーズとハムと卵と野菜、みたいなラインナップ。

 

甘いもののラインナップが豊富なのはイタリア特有らしい。

 

良い感じのモーニングプレートができた!

 

甘いものも…。これ、朝コーヒーがめっちゃ捗りました。

あまーい

 

サンマルコの鐘楼(Campanile di San Marco

ご飯を食べたら早朝から外出!

今度は街歩きじゃなくて、名所をいくつか巡ってみます。

まずはこちらのサンマルコ広場のシンボルともいえる鐘楼。100年ほど前に再建されたらしいけど、ヴェネツィアではかなり新しい部類という古さのインフレっぷり。

 

エレベーターがあって、登るといきなり最上階です。基本はこの展望台のみなんですが…

 

ヴェネツィアは古い建物ばかりで高い建物がないので、360度見渡せるんです。

 

空から見ると改めてヴェネツィアのすごさがわかります。

町の統一感が段違い

 

ガリレオガリレイがここで天体望遠鏡の改良実験をしていたそうです。建物自体は再建ですが、数百年も昔から鐘楼はここにあったんですね。

 

お隣の島、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島です。本島以外にもこういった小島があちこちにあります。

 

なんか大きい教会も。すごく気になるけど結局行かずじまいだった…。

 

上から眺めるサンマルコ広場。大きさがわかりますね。

 

まだ10時前なのに観光客がいっぱい!

 

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(San Giorgio Maggiore)へ

鐘楼から見えたサン・ジョルジョ・マッジョーレ島が気になったので行ってみることに。

 

サンマルコ広場を抜けて、海沿いを歩いてヴァポレット(水上バス)の停留所に行きます。

 

途中見えたのはため息橋。裁判所と牢獄を繋ぐ橋だそうで、これから収監される罪人が最後にヴェネツィアの風景を見てため息をつくことが由来なんだとか…。

この橋は、ドゥカーレ宮という名所を見学すると中を通れます。

 

ピサの斜塔!?と思うほど傾いている鐘楼が笑 大丈夫かな…

 

さて、ヴァポレットで島に渡りました。

わずか5分ほど、1駅だけなのですぐですが、停留所のZaccariaはAからFまで乗り場が分かれており、そのうち島に行く路線はFにしか停まらないので注意が必要です。

 

本島からはこんな近い距離。

教会があるだけの小さな島なので、とても落ち着いています。

 

教会に足を踏み入れてみる。

 

なんかすごい場所。ここに集まって何かを決めたりしてたのかな…。

座り心地はあまりよくなさそう。

さて、奥に行くと鐘楼に登ることができます。ただ、注意点として今回のイタリア旅行で、唯一ここだけ支払いが現金のみでした。

 

エレベーターを昇って降りたら、いきなり目に入るのがこの景色!

 

サンマルコ広場の鐘楼と異なり、こっちは網が無いのでダイレクトに景色を味わうことができます。

 

サンマルコ広場を対岸から眺められるのもここならではですね。サンマルコ広場の鐘楼に登っていても、こっちはこっちで楽しめました。

人が少ないのもいいね

 

ドゥカーレ宮(Palazzo Ducale)へ

お昼過ぎたけどあまりお腹が減らず、ジェラートでも食べようかと。

日本で最近めっちゃ展開してるジェラート屋、Venchiがありました。

 

普通に美味しい。恐ろしく円安だけどそれでも日本よりちょっと安い。

 

さて、お次はヴェネツィアでたぶん一番の見所、ドゥカーレ宮です。

こちらはヴェネツィアがまだ共和国として独立していた時代の総督の屋敷兼総督府。政治の中心地であり、当時の栄華が見て取れます。

 

ちなみにここ、かなり広くまじめに一つ一つ見ていくと数時間は軽くとびます。ある程度流し見しつつ、気になるところだけ見ていく感じでもお腹いっぱいになると思います笑

移動だけでも結構歩くんだよね

 

絢爛豪華な天井。

 

青が美しい時計。時間が黄道十二星座で表されているんですね!

 

なんか武器と意匠がすごい盾とか。

ゲーム(ダークソウル)に出て来る装備そのままだった

 

 

めっちゃ広い議事堂。規格外すぎる…

 

前述のため息橋からの眺め。ここから牢獄です…。

 

うってかわって牢獄は陰鬱な雰囲気。これもまた雰囲気あってよかった。

 

ゴンドラ遊覧

ヴェネツィアといえば水路、そしてそこを通るゴンドラ遊覧。現地で直接交渉して乗せてもらうのが通常らしいのですが、ちょっと怖かったのでGetYourGuideでツアーを予約しました。

お値段は乗り合いの分通常よりやや安め。サンマルコ広場横の集合場所に集合ののち、乗り場までみんなで移動します。

いざ出発!水面が近い!

 

頭を打ちそうな高さの橋も、ゴンドリエーレ(漕ぎ手)は器用に抜けていきます。

 

この雰囲気。これは乗って良かった…。

ゴンドリエーレが声かけあってたりするのもステキ

 

後半、カナル・グランデにも出ていきます。

 

こんな小舟で大海へ… 波かなりあるけどゴンドリエーレのバランスとりが凄い。

 

これは楽しい。

 

ヴァポレットでは味わえない良さがありました。

 

ホテルダニエリのレストラン(Restaurant Terazza Danieli)

ヴェネツィアの夜もこれが最後。ヴェネツィアは基本的に路地に沿ったレストランがほとんどですが、老舗ホテルのダニエリのレストランは夜景が見られるそうで、予約して行ってみます!

夕陽で照らされた鐘楼や教会はほんと綺麗。

 

ホテルダニエリは先ほどのサン・ジョルジョルジョ・マッジョーレ島へ行くヴァポレットの停留所の目の前にあります。

 

これは見るからに高級なやつ。ツーリストという映画の舞台になったそうです。

日本と比べると海外の高級ホテルはお値段のリミッターが外れてて、まともに泊まれないですね…。

 

この吹き抜けがすごい。これまためっちゃ古い建物みたい。

 

エレベーターで最上階へ。レストランの予約はOpenTableからネット予約できるので簡単。

さて、ここのレストランは中もあるんですが、推しはなんといってもお外のテラス。

 

これは絶景ですね。お天気に恵まれてほんとよかった!

 

ちょうど日も暮れるころ、ディナーのはじまりです。

コースにしようかと思ったのですが、日本人にはめっちゃ量が多いそうで、アラカルトで頼むことに。

 

アミューズ的なやつ。頼まなくてもついてきた。

 

パン一式。これも頼まずともついてきた。アミューズと合わせてお通しみたいな感じですね

 

マグロのタルタルみたいなメニュー。二人でシェアしてちょうどいい感じ。

 

気が付けば日も暮れて良い雰囲気!

 

めっちゃ景色いい…!のですが、一点だけ。蚊がいるんです…。

どこでもベープもつけてるけど完全には防げなかった…。冬場は蚊いないだろうけど寒くてテラスは厳しそうだし…難しい。

 

気を取り直して、夜景を眺めながらディナーのつづき。

 

船が行きかうのも見てて飽きない。

 

ヴェネツィア発祥だというイカ墨のパスタ。パスタはアルデンテで良かった。

 

こちらは貝のリゾット。量が思った以上に多かった…笑

 

白身魚のお料理。左のココットの中の付け合わせと食べます。

この後デザートも食べようと思ってたのですが、これでお腹がいっぱいになってしまってギブアップしました。残念…。

 

ヴェネツィアでこれほどの景色の中ディナーが食べられるのは間違いなくここだけで、唯一無二の体験といっていいのですがお値段がちょっと高すぎる…。お酒をひとり1杯と、先ほどの料理で4万以上します。

あくまでレストランなのでバー的な使い方をする場所ではないですが、料理は軽めにして、景色を楽しむのが良いのかも。

 

帰り道、ぼんやり暗闇に浮かぶため息橋を見て

 

まだまだ賑やかなサンマルコ広場を横目にホテルに帰りました。今日もめっちゃ動いた。

 

朝のカナル・グランデ

さて、ヴェネツィアからフィレンツェ方面に向かうため、サンタルチア駅へ。スーツケースもあるのでヴァポレットを使います。

 

カナル・グランデを横切る路線を使い、ヴェネツィアの景色をしっかり目に焼き付けながら駅へ。

 

リアルト橋が見えてきた!

 

海上から見ると跳ね橋のような面白い構造ですね。

 

朝のカナル・グランデは大混雑。幹線道路のように船が行き交います。

 

謎のカニ。思わず撮ってしまった。

これはどうみてもカニ

 

駅に到着!ここから新幹線でフィレンツェへ。

 

今回は旧イタリア国鉄の運営するフレッチャロッサ(Frecciarossa)に乗ります。Italoと同じくこっちも赤い機体。

乗り心地やお値段はあまり変わらないけど、こっちはコンパートメントみたいな対面式の席がほとんどなので、Italoの方が落ち着くかも。

 

ヴェネツィア… めっちゃいい場所だった

街全体の雰囲気が完璧すぎる。もっと色々周りたかったなぁ

次はトスカーナの小都市、サンジミニャーノへ行きます!

 

おまけ(アクア・アルタサンマルコ広場

夫は過去にヴェネツィアへ行ったことがあるのですが、その時高潮(アクアアルタ:Aqcua Alta)が発生してサンマルコ広場が水浸しになっていたそうです。

アクア・アルタは冬場に発生しやすいそうです。イタリアの冬場は雨も多いそうなので、やっぱり春~秋がベストシーズンですね。

他の海外の旅