しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2022年4月 「手白澤温泉」泊 奥鬼怒温泉郷の最奥、片道2時間歩いてたどり着く秘湯は清潔で、お風呂もご飯も最高だった!

こんにちは、しろいるかです
2022年4月、奥鬼怒温泉郷の一番奥に位置する手白澤温泉へ行ってきました。

旅の全行程

【一日目】
鬼怒川温泉駅~女夫渕駐車場~奥鬼怒遊歩道~手白澤温泉
宿泊:手白澤温泉

【二日目】
奥鬼怒遊歩道~女夫渕駐車場~鬼怒川温泉駅

奥鬼怒温泉郷とは

名前的に鬼怒川温泉のちょっと先のあたりにありそうな雰囲気ですが、とんでもない!関東最後の秘境とも呼ばれ、鬼怒川温泉から路線バスで1時間半かけて女夫渕(めおとぶち)駐車場まで行き、そこから先は林道があるのですが、一般車の乗り入れは制限されているため、送迎してくれる宿以外は徒歩で2時間以上かけて向かうしかありません。

同じ時間で飛行機使えば日本の果てまで行けてしまうレベル

山の中には4件の温泉宿(一部山小屋)が存在していて、とても分かりやすい画像がこちら。

八丁の湯と加仁湯は送迎あり。日光澤温泉と手白澤温泉は送迎なしと対応が二分されています。

今回は、この4件の中でも特に評判が良いらしい、手白澤温泉に宿泊します!

鬼怒川温泉駅

東京から特急で2時間半ほどかけて、まずは鬼怒川温泉駅へ。東京から鬼怒川温泉まで直通で行ける特急電車の本数は意外に少なく、指定席オンリーなためちょうどいい時間のものは直前だと満席になってしまっていたりします。

ネットで席を予約できるため、仮に当日であったとしても予約しておくのが良さそうです。帰りは特にそうですね。

インターネット購入・予約サービス

駅前はこいのぼりが泳いでいてとても賑やか。広場も広くていい感じの駅前です!

鬼怒川温泉って実は超激安で行けるんです

出店もあって、シウマイを食べました。鬼怒川温泉のお隣、鹿沼市がシウマイを名物として売り出そうとしてるらしい。宇都宮のギョーザに対抗してる?

2つから注文できて、アツアツで美味しかったです!

BENTO CAFE KODAMA

鬼怒川温泉からバスに乗るのですが、バスの時間は7:15出発か、10:15出発の2本ぐらいしか選択肢は無く、それ以降だと奥鬼怒温泉への登山口となる女夫渕駐車場に着くのが日が傾く時間帯になってしまいおすすめできないです。7:15は鬼怒川温泉に前泊でもしていないと厳しい時間帯なので、実質10:15一択ですね。

となると、お昼ご飯のタイミングが微妙です。女夫渕駐車場には自販機ぐらいしかないため、お弁当を調達していく必要がありました。

鬼怒川温泉駅に併設するお弁当屋さん。こちらでお弁当を調達していきます。

 

店内はカフェ利用もできてとてもおしゃれな雰囲気。お弁当も種類も多く、お弁当以外にもサンドイッチなんかもあり、だいたいのニーズに応えられるラインナップでした。

栗山ふる里物産センター

鬼怒川温泉駅からバスに乗るのですが、路線バスにも関わらず、乗車時間が長いからかトイレ休憩のためここに立ち寄ってくれます。

この雰囲気、素朴でいいですね。

 

バスの到着時間に合わせて串が焼かれてまして、いい匂いにつられて鴨肉串を注文。これまた美味しかった。

 

ちなみに帰りも同じ道のりなのでここに寄るのですが、帰りはおだんごをいただきました。みそだれが美味しいおだんごでした。

お店の中ではおそばなんかもいただけるみたいですが、バスの停車時間は10分程度なのでおだんごが限界ですね!

のどかな場所で、なんだか癒された

女夫渕駐車場

バスの終点がこちら、女夫渕駐車場です。昔は温泉ホテルがあったそうですが、今はその面影も無く、普通の登山口の駐車場のような感じ。

 

結構広くて、自家用車で来ても停める余裕は結構ありそう。周りには何もなく、自販機とトイレがあるぐらいですので食料調達は忘れずに。

 

ここでご飯を食べて、いよいよ手白澤温泉に向けて片道2時間半の徒歩の旅のはじまりです。

奥鬼怒遊歩道(~手白澤温泉へ)

手白澤温泉へ向かう道は2つ。

砂利道で、加仁湯や八丁の湯の送迎バスも通る林道。

もうひとつは、川沿い中心に整備された遊歩道です。どちらも所要時間は同じぐらいですが、遊歩道の方が変化に富んだ道で景観が楽しめるということで、今回は遊歩道を歩いていきます。

遊歩道への分かれ道はとても分かりやすいので、見落とす心配はありません。最初は階段などで急な登りになるんですが、そこさえ乗り切れば・・・

 

この橋を渡れば、後は多少のアップダウンがあるぐらいで川沿いの歩きやすい平坦な道です。とはいえもちろん道は舗装されていないですが。

 

鬼怒川の源流をたどりながら進みます。

 

4月中旬では僅かに雪が残っていましたが、道に雪はありません。

 

スタート地点から1時間弱ぐらいかな?歩いていくと広い河原に出ます。お弁当とか持ってきてたらここで食べるのが良さそう!

 

良い感じの湧き水。

 

1時間半ほどで八丁の湯に到着しました。ログハウス調の建物が並んでますね!

 

八丁の湯は秘湯を守る会所属のお宿。日帰り入浴もできるみたいですが、今回はスルーしてこのまま歩き続けます。

 

八丁の湯を過ぎてすぐ、立派な橋と奥には鉄筋の建物が。こちらが加仁湯ですね。

 

加仁湯は奥鬼怒四湯の中でも最も規模が大きく、近代的なつくりです。

加仁湯と八丁の湯は歩いて5分ほどなので、湯めぐりのためか浴衣姿で歩いている人がいて、こんな山の中なのに何だか不思議な光景。ちなみにこちらも、秘湯を守る会所属です。

 

加仁湯から手白澤温泉までは、林道の一部、砂利道を歩いて進んでいきます。

夏場になるとショートカットできる遊歩道があるみたいですが、4月下旬でもまだ雪に埋もれていました。。

 

こんな感じの道を登っていきますが、結構傾斜があるので大変です。

 

八丁の湯から1時間弱歩き、女夫渕駐車場から計2時間半ほど。ついに手白澤温泉の建物が見えてきました!

 

長かった…。東京から数えるとまさかの7時間以上の行程。まさに関東最後の秘境ですね。

 

到着!とてもきれいな建物です。

疲れてきたな…ってころに到着できる感じ

達成感あるわー

 

手白澤温泉:内観

中は天上が高く広々としてます。まずはフロントで手続き。

 

看板犬の岳くんです。川上犬という犬種で、長野県がルーツの、ニホンオオカミが漁師によって飼いならされたものと言い伝えられるほど運動能力が高いそうな。また、寒さにも強いようでこの地域にぴったりですね。

宿にいるときは野性味はすっかり消えておだやかな寝顔です。ほとんど玄関付近ですやすや寝てました。

見るたびにちょいちょい場所移動してるのがかわいい

 

フロントを過ぎて、通路沿いに客室があります。

 

今回は三番のお部屋。

手白澤温泉:お部屋

部屋は十畳ほどの和室。山の中の宿とは思えないほど清潔でおまけに広いです。テレビがない以外は完全に旅館ですね。

 

今は感染対策などですべての客室を稼働させていないようなので、二人でもこれだけ広い客室をあてがってもらえたのかもしれません。

惜しむらくはお部屋のトイレはもちろん水洗ですが、ウォシュレットではありませんでした。

 

お部屋からは登山道ビューです。

 

手白澤温泉:大浴場(男湯)

お風呂へ続く道では飲み物を売ってます。こちらも下界とほぼ同じお値段で良心的。おつまみなんかは売っていないので、お酒を飲むなら何か調達しておきたいですね。

 

突き当りがお風呂。

 

男湯の写真しかありませんが、脱衣所はだいたい同じつくり。清潔だし、広々として気持ちいいです。

 

内湯もだいたい同じ作り。

白い湯ノ花がたっぷりと舞っていてほんのり硫黄が香る、とてもいいお湯です。

 

湯量豊富なのか、洗い場もかけ流しです!これはめずらしい。

 

もちろん浴槽もがっつりとオーバーフローしてますね。

 

露天風呂は男女でつくりが異なっていて、女性側は男性側よりやや狭めです。

 

奥に見えるのは日光白根山?時折雲がかかったり、太陽の光に照らされたり、山を見ながら入るのはとても気持ちよかったです。

 

温度が適温~やや温めなのも長湯できて良いですね!温泉は間違いなしです。

標高が高いので、外気温が低いのも気持ちよく入れるポイント

外気浴も気持ちよかったー

 

手白澤温泉:夕食

夕食のお時間です。

 

夕食はお食事処で。

これ、完全に旅館ですね。ビックリです。

 

素敵な薪ストーブや調度品の数々。オーディオからBGMも流れていて、いい空間ですね。

 

お料理はどことなく洋風テイストで、フレンチのような雰囲気を感じます。

 

前菜はサラダ中心なんですが、自家製の燻製ベーコンや生ハムがめっちゃ美味しい。鹿刺しなんていう珍しい料理もいただけました。意外にもくせがないですね。

 

お次は魚料理。岩魚の塩焼きなんですが、これまた洋風の盛り付け。カラッと塩焼きになった岩魚はうす塩で、ポン酢をつけていただきます。

岩魚は宿の生け簀で泳いでいたもののようで、とても新鮮でした。

 

お次は肉料理。地物の野菜がたっぷり添えられています。

 

ご飯と一緒に。お替りもできるので、山歩きしてカロリー消費してても安心ですね笑

 

珈琲とデザート。お料理は全体的にとても美味しく、山の中とは思えないおしゃれさで大満足です。

 

手白澤温泉:朝食

朝食も同じ食事処で、岩魚の甘露煮が中心の定食。岩魚も美味しいし、ふわふわの山芋が良かったです。

 

朝もしっかりコーヒーをいただけます。

ご飯は予想以上においしくてびっくり

分量も丁度良いね

 

手白澤温泉:感想

温泉は言わずもがなで素晴らしく、硫黄が香るお湯はややぬるめで最高でした。夜通し入れるのも温泉好きにはたまらないですね。

驚くべきは山の宿とは思えないほどの清潔さと、お料理の美味しさ。歩いてしか行けないので、お客さんは必然的に山歩きが好きな人が中心になってしまうと思いますが、普段は歩かないけど、温泉が好きでちょっと歩いて頑張って行ってみよう!という人でも快適に過ごせる環境だと思います。

あと、看板犬の岳くんが人懐っこくてめっちゃ可愛い。なんと気分次第で加仁湯のあたり、場合によっては女夫渕駐車場まで同行してくれることもあるそうです。私たちは10時チェックアウトしたので、その時には先にチェックアウトしたお客さんに同行して降りて行ったそうです。

帰りの旅はわんこと一緒だなんて…

うらやましい

アクセスが大変な宿なので気楽にはいけないですが、また行きたいと思う良いお宿でした!

帰りに寄りたい鬼怒川温泉駅周辺の店(ピッツァリア・ディ・サポーレ)

再び鬼怒川温泉へ戻ってきました。宿を10時にチェックアウトすると、必然的に女夫渕駐車場を12時45分に出るバスに乗り、14時半前に鬼怒川温泉駅に到着することになると思います。その時迷うのがランチ。

こちらのピザ屋さんでは、14時半までランチ営業していて、ピザも美味しかったのでオススメです。

駅からはあるいてすぐ。

 

店内はテーブル席がたくさん。

 

サラダ、ピザ、ドリンクがついたランチセットを注文しました。

 

マルゲリータ

 

クアトロフォルマッジ。石窯ピザで、どちらも美味しかったです!

 

帰りに寄りたい鬼怒川温泉駅周辺の店(バウムクーヘン工房はちや)

お土産調達に寄りたいのはこちらのバウムクーヘン屋さん。

 

栃木らしいとちおとめバウムとかもあるんですが、日光醤油の老舗とコラボした醤油バウムを今回買ってみました。奇抜なコラボに見えましたが、僅かに塩味を感じるかどうか、ぐらいの無難な味付けになっていて美味しかったです。

 

楽しい温泉旅でした!

奥鬼怒温泉郷の他の温泉にも行ってみたいね

秘湯を守る会の加仁湯とか、八丁の湯とか…。

過去泊まった、秘湯を守る会所属の宿。

2022年4月 「会津東山温泉 向瀧」泊 登録有形文化財第一号の宿の宿泊記。ライトアップされる中庭向きの部屋がおすすめ!

こんにちは、しろいるかです
2022年4月、会津東山温泉にある登録有形文化財第一号の宿、向瀧に泊まってきました。

旅の全行程

【一日目】
那須塩原駅~森林ノ牧場~大内宿~三澤屋
宿泊:会津東山温泉 向瀧

【二日目】
会津若松観光(飯盛山会津若松城~白孔雀食堂~七日町通)~石窯パンNAOZO

会津若松へのアクセス

今回の旅の目的地は福島県会津若松市にほど近い温泉地、東山温泉。

東京から会津若松へのアクセスは意外に素直に行かず、東北新幹線の福島駅から在来線に乗り換え1時間ちょっと。特急だとリバティ会津会津田島駅まで行き、そこから在来線に乗り換え1時間ちょっと。他には高速バスという手もあります。

最速の新幹線でも2時間半ほどかかってしまうため、いっそ那須塩原で降り、レンタカーを借りて那須の観光地をすこし楽しみつつ、大内宿を経由し、会津若松を目指すルートにしました。

那須塩原駅から会津若松までまっすぐ車で向かうとだいたい1時間半ほどの道のり。下道ですが、道幅も広くとても走りやすい道だったのも良かった。

森林ノ牧場

折角那須を経由するので、那須といえば牧場!

南ヶ丘牧場や、千本松牧場が有名ですが、今回はちょっとこじんまりとしたこちらの森林ノ牧場へ行ってみることに。

 

ここの乳製品は近くの星野リゾートにも卸してるらしい。

牧場の規模は有名な観光牧場と比べるとかなり小さめ。観光施設などはほぼ無いですが、カフェが牧場の入口にあります。

カフェの裏手から子牛が放し飼いにされているエリアに入ることができました。

さっそくのんびりしてる牛さんを発見!

片道5分ほどのちょっとした山道を歩いていくと…

奥に放牧エリアがあって、こちらも気持ちいいです。ちょうど牛さん達も放されていますね。

高台にあって、景色も良い感じ!

これだけといえばこれだけなんだけど…

癒された

こちらに来た目的はソフトクリームが美味しいと噂で…

ちょうど、いちごの季節だったのもあり、期間限定のいちごパフェをいただきました。

うん、これは美味しい。幸先のいい旅です!

大内宿

森林ノ牧場から車で1時間ちょっと。会津若松への道のりの途中にあるのが大内宿。

江戸時代からの街並みが残る宿場町で、茅葺きの屋根の建物が両脇に並ぶ光景はとても風情があると評判です。

周りはのどかな田園地帯。4月ですがまだ雪がうっすら残っていました。

大内宿は江戸時代に下野街道(会津西街道)と呼ばれた、会津と日光を結ぶ街道の宿場町のひとつ。この街道は明治時代に入り主要な鉄道ルート等から外れてしまったことで、結果として古い町並みが残され、いま現代においても古い町並みが残っているそうです。

 

街道の宿場町らしく、メインストリートに沿って両側に茅葺き屋根の建物が並ぶさまはなかなか見ごたえがあります!

途中には食べ歩きできるお店もあったり…

昔懐かしい光景が広がります。

神社もありました!

舗装されていない道と、両脇の水路がいっそう雰囲気を高めてくれてますね。

これはさるぼぼ…?

 

さるぼぼといえば飛騨の名産。飛騨といえばここ大内宿と同じような街並みが残る世界遺産白川郷があります。なんとなく繋がりを感じさせますね。

白川郷は集落なのでまた違った趣きです!村内の民宿に泊まってみた記録。

軒先のねこ。

やっぱ猫は良い…

街道の突き当りには高台に登る階段があり、その上にはお堂が。

街道を見下ろすことができるビュースポットなので、是非ここまで頑張って行きたい!

三澤屋

大内宿といえばいつからか、誰が広めたか、有名なのが葱そば

あの葱を箸の代わりにして食べるやつです。一度はテレビの旅番組とかで見たことがあるやつ。

メインストリートの入口にある三澤屋さんでいただきます。

こちらは人気店ですが、番号札形式になっていて、さらにだいたいの待ち時間を教えてくれるため、大内宿についたらまずここに寄って番号札を貰い、その後集落を散策するのがおすすめ。

ご主人がご飯を食べてるのを静かに待っている、賢いわんこがいました。

古民家がそのまま使われていて、中はとても広いです!

メニューはいろいろありますが、この高遠そばというのがいわゆる葱そばみたい。

お店のホームページ曰く、おろしそばのことをこの地方では高遠そばと呼ぶそうな。

まさかのお通しが笑

こちらはサービスでした。

でたー!

インパクト大の葱そばです。葱を箸替わりにして食べるんですが、葱もかじりながら食べていくので、葱を食べ過ぎると途中で箸がなくなってしまいます…

最後まで葱で食べるために自身の葱リソースをうまく管理しながら食べ進めていくという、なんだか不思議な体験をしました笑

 

葱は辛みが少なく食べやすい味で、一本まるまる完食しちゃいました!

こちらの天ぷら盛り合わせも美味しかったです。揚げ饅頭が隠れているんですが、これが美味しくて、お土産に頼んでいる人までいました。会津地方でよく食べられる食べ方らしいですが、これはもっと広まってほしい!

お隣にある酒屋、三澤屋久右衛門さんで大内宿限定のお酒、雪中百姫を購入。会津の花春酒造さんのお酒を雪の中で氷温熟成させたもので、最大12年ものまであります。

これまで日本酒好きでなかったのに、ここのペアリングが美味しすぎて目覚めました

東山温泉 向瀧:外観

さて、大内宿をしっかり楽しんだあとは東山温泉 向瀧へ。

 

東山温泉は会津若松の市街から車でわずか10分ほどの場所にある、まさに会津奥座敷と言える温泉地。どちらかというと大規模旅館が多く立ち並ぶ、鄙びた昭和の温泉街の雰囲気なのですが、その中でも向瀧は昔からの建物を残し続け、なんと日本の登録有形文化財制度で認定された建物の第一号の建物になっているのです。

 

登録有形文化財は今でこそよく見かけるようになりましたが、平成8年の文化財保護法改正によって新たに設けられた制度。後世に残すべき建造物を認定し保護していく制度なのですが、第一号に認定されるとは、まるでこの宿のために作られたような制度ですね!

ここだけ橋を渡ると別世界のようです。

明治期に建てられたものらしい。

全景。コの字型の建物で、全部で4棟で構成されていてすべて登録有形文化財なんだとか。

東山温泉 向瀧:内観

中に入ると磨き上げられた床がお出迎えです。

ちょっとしたお土産物屋さん。自前のお酒とか、お酒のパウンドケーキとかも作っていてなかなかお商売に精力的です。

向瀧の特徴は素晴らしい建物もそうですが、綺麗に整えられた中庭も素晴らしい。

中庭を望む廊下がまた良いですね…。

この複雑なつくりにワクワクします。

中庭も傾斜地に作られていて、立体感を楽しむことができます。

滞在中わかったことは、庭を眺めるには朝方が特におすすめと感じました。陽の光が差し込んで美しいです。

建物が庭を取り囲んでいるので、いろんな角度から楽しめます。

建物の中もなかなか迷路な感じ。

特にこの傾斜沿いに作られた一番奥の建物は、迷宮に迷い込んだようです。

同じ懸崖造りの建物として、伊勢にある麻吉旅館を思い出しました。

お庭は雪が降り積もる冬、さくらが綺麗な春、緑が茂る夏に紅葉が素晴らしいであろう秋、各季節が想像できるのがいいですね。ただ訪れた4月上旬は庭を愛でるにはちょっと中途半端な時期だったかもしれません…。

東山温泉 向瀧:お部屋

通されたお部屋は百合の間。

和室ですが、間取りがちょっと特徴的かも。

一つとして同じ間取りがないのが昔からのお宿の魅力でもありますね。

お部屋で自家製の水ようかんとお抹茶をいただきます。

この旅館は中庭が素晴らしい一方、旅館の周りの景はあまり整っていないという実態があるため、中庭に面したお部屋をぜひ選びたいです。

お部屋から見える景色ってすごい大事だな、と今更ながら感じます。

広縁から見える中庭が素晴らしく、滞在中はここが定位置になりました。

同じように広縁に滞在中ずっと座ってた気がする、法師温泉長寿館。

東山温泉 向瀧:貸切風呂

向瀧では貸切風呂が3か所あり、いずれも空いていれば自由に入ることができます。

私たちのお部屋のちょうど下に貸切風呂があったのでありがたい!

3つともほとんど同じつくりなんですが…

実は手前が一番大きくておすすめ

小さい浴槽に豊富にお湯が注がれています。もちろんかけ流し。

特徴は少な目のお湯なんですが、サラサラしていてめっちゃ気持ちいい!

お湯が新鮮だからなのか、なぜかハマってしまいました。

この浴場の雰囲気が独特なのも気持ちよかった要因かも?

天井のこの装飾や、全面タイル張りのレトロさとか、古いんですが清潔に保たれている感じ。

堆積物がたっぷりなのも、見た目に反して濃いお湯なのかもですね。

東山温泉 向瀧:さるの湯

こちらは大浴場ポジションのお風呂。

温度も一番低くて入りやすいです。露天風呂はないんですが、窓を開け放して入ることができるので、風が入ってきて半露天風呂みたいに入れます。

宿泊当日はほぼ満室だったはずですが、なぜか他の宿泊客には一切かち合わず。皆何してたんだろう…。

良い湯だった

温泉宿へ行くと、ずっと温泉入ってる気がするね

東山温泉 向瀧:きつね湯

もうひとつのお風呂がこちらのきつね湯。

こちらは貸切風呂を一回り大きくしたような雰囲気のお風呂です。実は驚くほどお湯が熱く、まさかの44度!

ギリギリ入れましたが、スッキリして気持ちいいですね笑

なんでもあの新選組副長の土方歳三もここで療養していた可能性があるそうな。というのも湯治場として土方歳三が使っていた宿は諸説あるらしく、そのうちの一つなんだそうです。

東山温泉街お散歩

お風呂に入ったあとは東山温泉をお散歩してみます。

東山温泉自体は街歩きに適した感じの街並みではないですが、昭和を感じられてなかなか楽しかったです。

途中には羽黒山神社の分社も。

羽黒山で黄金の御朱印をもらった記録(期間限定でした)

お散歩していると日も暮れてきました。

ソースかつ丼のお店。これ絶対おいしい。

風情ある小道。残念坂というらしい。ここが昔の温泉街の入口で、温泉を訪れたお客さんが後ろ髪をひかれる思いで帰るので残念坂…なんだとか。

温泉街に空いているお店はあまりないのですが、そのうちの数少ない一件、射的屋さん。

こちらの御宿、新滝が一番東山温泉で大きいお宿みたいですね。

夜の向瀧

散策を終えて戻ってくると、向瀧の真の姿が!

美しすぎる…

ほんとここだけ別世界です。

ぼんやりと障子から明かりが漏れるところが良いですね…

登録有形文化財第一号はさすがの貫禄だった。

ちなみに周りはこんな感じです。周りはめっちゃ普通なんですね。

東山温泉 向瀧:夜ご飯

夜ご飯はお部屋でいただきます。

お宿オリジナルの日本酒も飲み比べしました!

盛り付けが綺麗な先付。

見た目がユニークなハゼ?の箸置き。中につまようじも入ってます笑

くるりという赤大根を使ったお鍋。似ると色素が溶け出して、ほんのり赤くなるお鍋は春らしくていいですね。

伝承の一品、鯉の甘煮!

向瀧は江戸時代、会津藩の保養所としての役割も担っていたことから、こちらは会津藩武家料理のひとつだそうです。鯉をぶつぎりにして煮たもので、お酒に合う感じ。好みはちょっと分かれるかもしれない。

一人一皿なんですが、結構量も多いので真空パックに詰めてお土産にしてもらえます。私たちは1皿を二人でシェアしてもう一皿は丸ごと持ち帰りにしてもらいました。

桜の香りの一口おこわと一口ステーキ。美味しかった!

会津伝統料理のこづゆ。結婚式とか祝いの席で振舞われるおめでたいものなんだとか。

最後は雪下にんじんの揚げ出しとごはん。どれもとても丁寧に作られてました。

お料理が出てくるタイミングも良くて、お食事に満足

お庭は夜遅くまでライトアップしていて、ずっと眺めていられました…。

東山温泉 向瀧:朝ごはん

朝食もお献立つき!

豪勢な朝ごはんです。

ごはんが美味しくて、朝からおかわりしちゃいました。

東山温泉 向瀧:感想

朝夕ともにご飯もしっかりと美味しいし、お風呂も落ち着く貸し切り風呂に新鮮なお湯が楽しめて良かったですが、やっぱりなんといっても建物と中庭がすばらしいお宿。

中庭が眺められるお部屋であれば滞在中ずっと庭を眺めながら気持ちよく過ごすことができると思います。評判のお宿なのも納得ですね。

飯盛山会津さざえ堂)

翌日、会津若松観光へ。

幕末の悲劇、戊辰戦争で白虎隊が自刃したという、飯盛山に行ってみました。

飯盛山には、不思議な建造物で有名な会津さざえ堂があり、観光地になっています。

懐かしい雰囲気の通りを抜けて

山を登るんですが、なんと有料の動く歩道が設置されてます笑

会津さざえ堂の正式名称は円通三匝堂というらしく、1796年に建てられた重要文化財

さざえのようにらせん状の通路になっていて、登りと下りで違う道を通ることになります。

これは、当時参拝客がごった返さないように一方通行のつくりにしたんだとか。この不思議な構造は意外にも合理的な理由からなんですね。

会津に来たら一度は行っておきたいさざえ堂でした。

奥には墓地があり、会津若松城を望むことができます。

先に会津若松城を訪れておくと、一層入り込めるかもしれません。

会津若松城鶴ヶ城

つづいて向かったのは会津若松城

鶴ヶ城の名でも知られ、赤瓦が特徴的なお城です。

戊辰戦争後は荒廃し、一度は取り壊されてしまったものの、昭和の時代に天守閣が再建されています。

桜の時期にはあと一歩及ばず…!

赤瓦のお城は珍しく、目立ちますね。

内部は展示エリアになっていて、城の歴史を知ることができます。

最上階からは素晴らしい眺めが!奥に見える立派な雪山は磐梯山みたい。

昨日大内宿でハマった揚げ饅頭をもう一度。揚げ饅頭串は期待を裏切らない美味しさでした。

白孔雀食堂

会津B級グルメといえばソースかつ丼ソースかつ丼が名物の土地は結構ありますが、会津もそのうちのひとつ。

有名なお店もあるみたいですが、お宿の人におすすめされたのがこちらの白孔雀食堂。

って、これはなかなか入るのに勇気がいる外観です…。知らなければ絶対入れない…。

中に入るとサインの山。これは確かに人気店だ。

出てきたソースかつ丼はどんぶりからはみ出すビッグサイズです。

あぁー、めっちゃ美味しい。分量多くてムリかと思いましたが、意外にもいけました。

さすがの人気店だった

ちなみに立地は車でないとなかなかつらい場所。駐車場は裏手に数台分あります。うまくいけば停められるかも。

七日町通

会津若松観光の最後はここ。藩政時代から明治期まで会津若松の玄関口でもあり繁華街でもあった場所。現在は大正時代の建物などが立ち並ぶ通りとして会津観光名所のひとつになっています。

近くのコインパーキングに停めて、散策してみました。

JR七日町駅もレトロな駅舎ですね!

中には会津のアンテナショップも入っています。

洗練された感じの和菓子屋さん。

会津ブランド館。ここはチョイスが幅広くて、お土産物を選ぶのにちょうどよかったです!

NAOZO(那須塩原のパン屋さん)

会津若松を堪能して、車で那須塩原へ戻ります。

途中、人気のパン屋さんに寄りました。

石窯でパンを焼き上げているんですが、予約をすれば焼きたてのパンをいただくことができるんです!(むしろ予約しないとパンがないかも)

予約方法は電話のみなのでちょっとハードル高いですが、電話したら焼き立ての時間と、焼きあがるパンの種類を丁寧に教えてくれます。

焼き立てパンは驚くほど美味しくて、時間をあわせてでも行きたいパン屋さんでした。

レーズンクルミパン。これ美味しすぎる。

こちらは山型食パン。外サクサク、中モッチモチでそのままいけちゃいます。

那須に来たらまた買いたい!オススメのパン屋さんです。

牧場、大内宿、温泉、文化財会津若松観光、それとパン…

濃厚な二日間だったね

2022年3月 「奥日光 森のホテル」泊 珍しい緑色の濁り湯に入れる露天風呂付客室の宿泊記。絶品ステーキが食べられる妙月坊と、日本両棲類研究所にも行ってきた!

こんにちは、しろいるかです
2022年3月、奥日光にある森のホテルに泊まってきました。

旅の全行程

【一日目】
東武日光駅~日光ぷりん亭~補陀落本舗~妙月坊
宿泊:奥日光 森のホテル

【二日目】
日光湯元ビジターセンター~日本両棲類研究所~二荒山神社中宮~NIKKO RUSK CAFE

東武日光

日光湯元温泉の濃厚な硫黄泉で癒されたい…。そんな想いで日光へ。

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日光~中禅寺湖は、3月になると完全にオフシーズン。人もまばらな中、特急スペーシア(けごん)に揺られて東京から2時間半ほど。東武日光駅に到着です。

ところで2021年にはNIKKO MaaSという、日光までの電車の切符と奥日光までのバス乗り放題を含んだデジタルフリーパスのサービスがリリースされていて、これがとても便利で安いです。特急券は別途購入の必要がありますが、東京から日光までの往復切符と四日間有効の奥日光までのバス乗り放題が入って一人4,100円~4,500円(季節によって変動)はかなりおトクです。

https://www.tobu-maas.jp/lp

観光系MaaSはもっと流行ってほしいなー!

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天気がイマイチなのもあって駅前はかなり人がまばら。紅葉の時期とは大違いですね。

日光ぷりん亭

東部日光駅からお散歩がてら、今日のランチ予定の妙月坊がある神橋周辺まで歩きます。駅から神橋までは20分ほどの距離がありますが、道の両側には適度にお店があり楽しく歩けるのでオススメですね。

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今や人気観光地には必ずあるといっても過言ではないご当地プリン屋さん。

夕方はお土産を求めるお客さんで長蛇の列なのですが、午前中からプリンを買って歩き回る人はあまりいないのかな。空いてます。

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中は色とりどりのプリンが並んでいて目移りしてしまいました。味は普通に美味しいプリンって感じなんですが、容器がガラス瓶でオシャレなのでお土産にぴったりです。

補陀落本舗(ふだらくほんぽ)

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こちらも参道沿いにあるお店。和菓子屋さんなんですが、おこわを日光名物の湯波で包んだゆばむすびが人気。こちらも夕方には売り切れてしまう人気っぷりですが、午前中であれば簡単に買えます。宿のお夜食に買っていきます!

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お写真は以前買ったもの。

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つるつるもちもちしてて美味しいんです!人気なのも納得のお味。

NIKKO RUSK CAFE

寄ったのは旅の帰りですが、参道沿いにあるラスクのお店。ラスク屋さんもなぜか観光地につきものですよね。なんでだろう…。

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日昇堂という地元の和菓子屋さんが始めたラスクのお店。テイクアウトでカフェ商品もあって、とちおとめフラペチーノとラスクをフレンチトーストのようにしみしみにしたふわとろラスクをいただきました。入口のスペースか、2階でイートインもできます。

色々ある季節商品の中でも春のいちごは鉄板だね

Grill&Steak 妙月坊

日光には日光金谷ホテル前にある老舗のステーキ屋さん、みはしが有名のようですが、今回訪れるのはこちらの妙月坊。2019年にオープンしたばかりですが、既にかなりの人気店で、お昼でも予約して行かないと飛び込みだと厳しい感じ。

神橋から日光東照宮へと続く杉並木の参道の途中にあって観光ついでにもピッタリの立地です。

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その名の通り、妙月坊という元宿坊を改装したものらしく、素敵な外観。

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以前の旅の際に偶然通りがかって、行ってみたいなと思っていたお店でした。

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店内は古民家調。

外観は敷居が高そうな雰囲気ですが、内観はそうでもなく、お値段もステーキだと単品4,000円~、ハンバーグ等であれば単品2,000円~と割と幅広い設定です。

今回は生湯波ハンバーグと、一番お安い霧降高原牛のステーキを二人でシェアしながらいただいてみました。

オープンキッチンなので、ライブ感あふれるお肉を焼いたりする調理の音や匂いを感じながら料理の到着を待ちます。

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こちらはセットのミネストローネ。

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生湯波ハンバーグはハンバーグの上に湯葉がトッピングされたもの。

合うのかな?と半信半疑でしたが意外にもマッチしててびっくりです。ハンバーグも肉厚でよかった。

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こちらは霧降高原牛のサーロインステーキ。

お肉も柔らかくて美味しかったです。そしてやっぱりステーキって焼き加減が重要ですね!絶妙でした。

そういえばとちぎ和牛というブランドのお肉もあるんですが、どうやら調べたみたらとちぎ和牛はA4、A5以上のもの、霧降高原牛はA3以上の格付けのお肉に付けられるブランドみたいですね。なるほど~。

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こちらのお店ではケーキも自家製らしく、ホール限定ですが購入もできるみたい。日光ケーキスタジオというオンラインショップで売るほどの気合のいれようです。

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チーズケーキとチョコケーキ、どちらも確かに美味しかったです.

カットケーキだったらお土産に買って帰ってたかもしれない!

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お庭を眺められる窓際の席だったのが嬉しい。

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そうそう、奥には大きめの個室もありました。左の柱には謎の顔が笑

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江戸時代の古地図が飾られてて、確かに当時から妙月坊がある証拠ですね!(写真の右下の方)

お会計はお酒はいただかずに二人で1万円ほど。若干観光地価格かもしれませんが、接客もとても洗練された感じで、お料理も美味しいお店でした!

ケーキもしっかり力入れてたのが嬉しい

ステーキは言うまでもない

奥日光 森のホテル:外観

さて、神橋周辺のバス停からバスに乗って終点の日光湯元温泉へ。1時間ほどのバス旅ですね。

目指す日光湯元温泉は湯ノ湖のほとりにある温泉です。お店が立ち並ぶような温泉街はないですが、森の中や湖畔を歩くお散歩コースが整えられていたり、温泉寺や源泉地を見られたり、適度に散策も楽しめるとてもいい感じの温泉地。

また、標高1,500mと実はかなり高い場所にあり、夏は冷涼、冬はスキー場もありウインタースポーツが楽しめる場所でもあります。

そしてなによりお湯が非常に素晴らしく、全国4位の硫黄含有量という濃厚な成分を含有し、色は珍しいエメラルドグリーンの泉質、湯量も豊富ですべての温泉宿でかけ流しがされています。

これらの要素が刺さり、同じところにはあまり行かない私たちですがなんとこれで4度目の訪問になりました。

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奥日光 森のホテルはそんな日光湯元温泉の中でも客室数25室と中規模お宿。温泉街の奥の方に位置しています。

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外観はスキー宿とかのロッジ風かな?

ちょっとくたびれ気味ではありますが、中はとても綺麗でした!

奥日光 森のホテル:ロビー

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中は靴を脱いで素足で移動するスタイル。この辺はちょっと好みが分かれるかも。

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レンガ調の壁とモダンな琉球畳がいいですね。

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天井が高くて気持ちいい。

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奥には暖炉とくつろぎスペースが。床暖房が効いているからか、暖炉に火は入っていませんでした。

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こちらでチェックインの手続きです。

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暖かいお茶とお汁粉をいただきながら館内の説明を受けて、お部屋へ。

奥日光 森のホテル:露天風呂付客室(111号室)

ホテル内に3室だけある露天風呂付客室。今回はこちらに泊まります。

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廊下を通って一番奥へ。

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111号室は一番ロビーから遠い場所にある客室ですが、静かでゆっくりできました。客室露天が付いているならあまり外に出ず、お部屋でゆっくりしますしね。

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部屋の広さは30㎡とそこまでではないですが、ソファとオットマン付きのチェアと、湯上りスペースは豊富。

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リビングに繋がって配置されているベッドスペース。

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ガラス戸の向こうには客室露天です。

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客室露天スペースはウッドテラスのようになっていました。屋根があるので雨天も安心ですね。

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特筆すべきはこの客室露天。凄くないですか!?

何が凄いって、硫黄泉は配管やら電気やらの設備を痛めてしまうしメンテ等が大変だからか、客室露天を備えるお宿は非常に少ないです。

にもかかわらず、ここは湯ノ花たっぷりの源泉が大量にかけ流されていて、おまけに湯舟がめっちゃ広い!3人ぐらい同時に入っても余裕ですね。

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ちょっと雪の壁が出来ちゃってますが、眺めもかなり良いです。

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お湯が最高に良い…!

硫黄の香りと、このお湯の色。テンションあがりっぱなしです。

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もう滞在中ずっと入っていました!

注意点としては、かなり肌がカサカサする泉質なので、何度も入るなら湯上りにはボディローションを忘れずにつけたいです。お部屋にもそれを察してか、アメニティとしておいてあったので嬉しい。

しばらく間をあけると、新鮮で透明な緑のお湯になってくるのも良いし

かき混ぜて緑がかった乳白色の濁り湯になるのも良い…

これまで泊まった中で客室露天で硫黄泉に入れるお宿。どっちも良かった!

奥日光 森のホテル:夕食

ひとしきりお部屋で温泉を楽しんだ後は夕食です。

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夕食はこちらのダイニングで。

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お献立は、適度にご当地感を出しつつスタンダードな感じですね。

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春っぽい桜花豆腐や菜の花などの前菜。

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鯛と山菜のお椀。お出汁がおいしい。

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頂鱒(いただきます)という洒落たネーミングのブランドマスを使ったお刺身。海のない栃木県ならではですね。生湯葉も添えてあるのが嬉しい。

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海老芋の炊き合わせ。

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サクサクのかきあげ。揚げ物でかき揚げって珍しいですが、これが一番良かったかも!

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お献立になかったけどホタルイカの酢味噌和え。

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最後は牛しゃぶ。お昼に美味しいステーキを食べたから、どうしても比較してしまう。

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最後はアサリご飯で〆です。

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デザートはとちあいかという品種のイチゴ。いちごはどんどん新しい品種が生まれてますね。

分量もちょうど良い感じ!

奥日光 森のホテル:大浴場

ほぼ客室露天にしか入りませんでしたが、大浴場もあります。

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奥日光の中では大きめのお風呂みたいで、日帰り入浴も17時から22時と結構長い時間やってるそうです。近隣に泊まって、お風呂だけ入りにくるなんてのもアリなのかも。

逆に宿泊客からしたらちょっと落ち着けないかもですね。

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こちらも濃厚なエメラルドグリーンのお湯のかけ流し。男湯の写真です。

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客室露天は適温に調整されていましたが、こっちはやや熱めかな?

草津っぽい湯もみ板がある笑

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サウナもありました。ただ、男湯の方には水風呂がなかったみたいで、女湯にはありました!逆はよくあるけど、これは珍しいパターンかも。

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露天風呂は写真の感じだと女湯の方が気持ち広めかな?

客室露天の方がお湯も新鮮なので入り浸りでしたが、大浴場も気持ちよく入れそうです。

奥日光 森のホテル:朝食

朝ごはんはブッフェ形式。

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窓から陽の光が差し込んで気持ちいいですね。

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夜はお写真撮れなかったけど、朝はこんな感じ。時間を外したのでガラガラでした。

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ブッフェはちょっと品数少な目かな?

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ご飯のお供が多めでした。アツアツのだし巻き卵をお席に持ってきてくれます。

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頑張ってそれっぽく盛り付けてみた。右の器の湯波巻が良かった!

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バランス無視のカレーと甘味とコーヒー…。

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朝食後も11時まで、モーニングコーヒーも無料でいただけるみたい。

奥日光 森のホテル:感想

外観にハイクラス感はなかったり、お食事自体に目を見張るものがあるわけではないですが、とにかく客室露天が素晴らしすぎます。このレベルの泉質、湯舟の広さ、景色…。三拍子揃った客室露天は唯一無二じゃないでしょうか。

ラグジュアリーなおこもり宿とか、そういうのを求めて訪れると違うかもしれませんが、お部屋で硫黄泉に気持ちよく浸かりたい!ということであれば最高の選択だと思います!

また客室露天に泊まりたい

3室しかないから人気みたいだね

そうそう、森のホテルのお隣には「ゆの森」という、こちらも全室客室露天付きのお宿があって、今度はそっちにも行ってみたいな。

日光湯元ビジターセンター

お宿をチェックアウトした後は日光湯元温泉をだらだらお散歩しながらビジターセンターへ。

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3月下旬でもまだまだ雪に埋もれてます笑

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湯元温泉は冬場はスノーシュー散策、夏場はトレッキングや登山のベースにもなる場所で自然たっぷり。日光国立公園の一部なので、環境省が運営するビジターセンターは情報も多く、カフェスペースやお土産等もあるので一度寄ってみるといいですね!

日光湯元温泉(湯ノ湖周辺)をお散歩

お天気が良かったので、湯ノ湖周辺もお散歩。

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まだまだ雪景色です。

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青空と雪って良いですよね!

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湯ノ湖の奥にちらっと見えるのは百名山のひとつ、男体山です。

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湯ノ湖は水も綺麗ですね。一周のトレッキングコースもあるので、今度は一周するぞ!

日本両棲類研究所

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日光湯元温泉を後にして、中禅寺湖の中心地の少し手前、大崎というバス停で降ります。なぜこんな中途半端なところで降りたのかというと…

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お目当てはこちら、日本両棲類研究所!

なんだか仰々しいネーミングですが、その名の通りここは私設研究所。

両棲類の皮膚の再生能力を応用した角膜の再生技術などで活躍する現役の研究者、篠崎さんという方が設立しています。研究の傍ら両棲類の展示等に加えて、それだけでなく趣味が高じて?こだわりのカフェも経営しているという不思議な場所。

ホームページも割とガチな感じです。

1995年頃に一度閉館したのですが、篠崎さんが戻ってこられて2019年に再オープンしたんだそうです!

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入館料は1,000円と、興味があまりないと割高かも…。

中は大きな部屋が1室あって、そこに様々な両棲類が飼育された水槽があります。

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アカハライモリ!なんかジオラマのようないい写真が撮れました。実は日本全国でお腹の模様が微妙に違うんだって。

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モリアオガエル! THEカエルみたいな見た目ですね。カワイイ。

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隅っこに二匹いるのがほほえましいです。

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どこにいるかわかるかなー?

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もっちり系のアフリカウシガエル

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ウーパールーパー

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ウーパールーパーは正式名称をアホロートルと呼ぶらしくて、なんでも篠崎さんはテレビ番組でウーパールーパーを紹介したブームの火付け役でもあったそうです。

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ツヤツヤモッチリした、トウブタイガーサラマンダー。名前がかっこいい。

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朽ち木の影に隠れているのはオオサンショウウオ。なんと、推定70歳だそうです。そんなに生きるんだ…。野生では100年以上生きる個体もいるそうですが、飼育下で70歳は国内最高齢だそうな。オオサンショウウオすごい。

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こちらは若い子。元気に泳いでます。

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オオサンショウウオ推しなのかな?

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二階へ登る階段には宙吊りオオサンショウウオ

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優雅に空を飛んでます。

オオサンショウウオに惹かれたら、京都水族館に行こう!

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二階には、蛇も飼育されてて触らせてもらえました。

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思ったより筋肉質で、もっちりした質感…。くせになります。

両棲類研究所なのに爬虫類なのは気にしない。

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二階にはカフェも。なんか色々こだわったパスタやフレンチトーストが美味しいらしい。

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ペスカトーレは魚介たっぷりでお値段も1,000円とお安い。チーズもあとがけしてくれます。

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ペペロンチーノも美味しかった。でもどっちかというとやっぱりペスカトーレかな?

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ご飯も食べ終えてオオサンショウウオブースに戻ってくると、動かなかった高齢オオサンショウウオに変化が!

向いてる方向が右に変わってるー!

お わ か り い た だ け た だ ろ う か

二荒山神社中宮

そのまま歩いて中禅寺湖の中心街へ。湖畔沿いの道を気持ちよく歩いて30分程度の道のりです。

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中禅寺湖は気持ちいいですね!

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途中、立派な神社を発見。ふもとの日光東照宮の隣にある、世界遺産二荒山神社中宮ですね。

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立派な杉が並ぶ階段を通り

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中でお参りをしました。

ここは百名山でもある男体山への登山口にもなっているそうで、いつか登りに来るぞ!

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中禅寺湖周辺は人でごった返す日光東照宮周辺とは対照的で、ほどよい人手具合。意外に遠いので、あまりここまで人は来ないのかもしれないですね。

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また来よう!

日光の観光地もあらかた巡ったし、次はいよいよ男体山登山かな?

中禅寺湖に来たら、大使館跡を巡ったり、リッツカールトンでランチしたりもオススメ

中禅寺湖で宿泊。湖上苑はとても良かった!

2022年1月 群馬新潟「法師温泉 長寿館」泊 日本有数の秘湯。荘厳な大浴場と、風情ある文化財の建物で大満足の宿泊記。

こんにちは、しろいるかです
2022年2月、群馬県にある秘湯を守る会所属の宿、法師温泉長寿館に泊まってきました。

旅の全行程

【一日目】
越後湯沢~ガーラ湯沢~むらんごっつぉ
宿泊:法師温泉 長寿館

【二日目】
帰宅。

お得な新幹線の乗り方

本題に入る前に。

JREポイントって実は意外に溜まってます。Suicaと紐づくポイントですね。基本的には1ポイント1円で使用できるんですが、わりとつい最近から、飛行機会社のマイルのように、新幹線の乗車券特急券JRE POINT特典チケット)に交換することができるようになりました。

交換レートは移動距離に応じて変動しますが、100Km刻みで変動します。

そのため、可能であれば101Kmの距離を移動するよりも199Kmを移動する駅間のチケットに交換したい。

そこでなんと、東京~越後湯沢間は199.2Km。つまり、ギリギリ~200Kmの交換レート(4,620ポイント)で入手できるんです。自由席だと6,260円なので、1ポイント1円以上で利用できるんですね!

これはスゴイ。今回は気づいたら溜まってたポイントを使って越後湯沢まで行きました。

と推したものの、実は早めに予約すればえきねっとトクだ値で50%オフの時もあったりするので、早くから予定が決まっているならそっちの方が良いかもしれません。

越後湯沢駅

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越後湯沢駅に到着。宿に着く前に折角なのでガーラ湯沢でスキーでもしようかと。ちょうど越後湯沢とガーラ湯沢駅の中間ぐらいにあるレンタルショップまで歩きます。

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越後湯沢の町はほどよい温泉街感があっていいですね!

湯沢レンタルスキーボード ベンリ

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お値段もお安かったので、こちらで一式を借りてガーラ湯沢まで送ってもらいます。ホームページや店構えはなかなか時代を感じますが、用具は綺麗に手入れされていたし対応も良かったし、ガーラ湯沢レンタルショップで並んで高いお値段で借りるよりオススメです!

ガーラ湯沢

ガーラ湯沢は新幹線の駅直結のスキー場。アクセスが良すぎてヤバイです。ここ以上のアクセスの良いスキー場を知らない。

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施設も充実。

けどまぁ、やっぱりその分混むんですよね…。ゆっくり滑るならお隣の湯沢高原スキー場の方がよいかも。

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澄み渡る青空と雪山!

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気持ちよく滑れました。

晴天のスキーは楽しいよね

お昼ぐらいになると一気に混み始めるので、朝イチがおすすめ

魚沼キュイジーヌ料理 むらんごっつぉ

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お昼ごろまでスキーをして、ランチは越後湯沢駅前のこちら。

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旅館に併設するレストランなんですが、とてもおしゃれ。

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お昼なら飛び込みでも大丈夫そうだったけど、一応予約しといたほうが良さそう。

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2,750円のリゾートコースをいただきます。

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前菜は雪国っぽい…なんて呼べばよいのかわかりませんが、アレを模したものがかぶさったおしゃれな感じ。

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左からチーズの味噌漬け、雲丹とごま豆腐、芋ジェンヌの白和え。芋ジェンヌは名産のさつまいも品種みたい。

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佐渡ぶりのカルパッチョ

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魚料理にしました。カラッと揚げた白身魚とあんかけソース。なんか定食っぽくなってしまった笑

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最後に手作りのデザート。栗のサンマルクです。

思った以上にどれも美味しくて、お値段もお手頃。

1階部分はカフェになっていて、ちゃんとパティシエもいるんだって

それも納得の美味しさ。プリンとかロールケーキをお土産に買うのもよさそう

越後湯沢駅前にある好立地だし、さらに食事をした人は追加500円でかけ流しのお風呂に日帰り入浴もできるみたい。私たちはこの後法師温泉に行くので入りませんでしたが、越後湯沢でかけ流しは少ないので温泉とセットで行くのもいいかも!

越後湯沢からちょっと足を伸ばして美味しいピザとかアートとか見に行くのもいいかも

法師温泉 長寿館

さて、越後湯沢からレンタカーを借りて法師温泉へ。車で1時間弱の距離です。

本当は越後湯沢の手前、上毛高原駅が最寄り駅で、そこから路線バスも出ているんですが、スキーをしたりご飯を食べたりと考えたら越後湯沢の方が利便がよさそう。車に乗ってしまえば距離もほとんど変わらないし。

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法師温泉 長寿館は山の中の一軒宿。法師温泉には長寿館以外のお宿はありません。

国鉄のフルムーンのCMに使われたそうで、一定以上の世代には非常に知名度が高いそうな。

もちろん知名度だけではなく、昔ながらの文化財の建物に、足元湧出の歴史ある内湯…。温泉好きなら一度は行ってみたい存在です。

色んな温泉本とかにだいたい紹介されてるんだよね…

法師温泉 外観

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駐車場から宿の外観。すでに趣たっぷり。

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こちらが入口。大きく3つの棟に分かれているつくりです。

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真ん中部分が本館。もっとも歴史ある建物で、多くの文人墨客が宿泊したお部屋がそのまま残されているんだとか。

川を挟んで別館、写真の渡り廊下を渡って山側へ行くと法隆殿という一番新しい建物です。

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秘湯を守る会にも所属してますね!

他にも泊まった、秘湯を守る会所属の宿。

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この木枠の扉がたまらないです!

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反対側からも一枚。このお宿が外観から既にスゴイのは、景観が完全に統一されていること!すべての建物が木造ですし、周りに景観を邪魔するものもありません。

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雪がない時期だと、滝まで歩いて行けるみたいですが、今は埋まってました。

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思わず撮ったネコヤナギ。

モコモコ

法師温泉 共用部

中も期待を裏切らない美しさでした。

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出迎えてくれるこの空間。天井が吹き抜けになっていて、とても解放感があります。

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実際に囲炉裏も火が起こされていて、お茶をいただくこともできました。お風呂上りにここで休むのが最高です!

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年代物のタイプライター。さすがに使われていなかった。

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この雰囲気!!歩いているだけで楽しいですね。

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本館から法隆殿へ続く渡り廊下。

平成になって新しく建てられたそうですが、ほぼ同じ工法で作られているのか、全体に溶け込んでいました。

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木の感じとかは新しくて、こっちに泊まると快適さもプラスされそうです!

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見学はこれぐらいにして、本館から川を渡る廊下を超えて、私たちが泊まる別館へ。

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別館も文化財登録がされています。

法師温泉 お部屋(別館)

法師温泉のお部屋タイプは大きくわけて4つほど。トイレはないけど最も古さを味わえる本館、トイレ付の別館、広めのお部屋の薫山荘、豪華な法隆殿。本館と別館が文化財登録されています。お値段も記載順に上がっていきます。

なんとなく見て回った感じだと、たぶんどこに泊まっても満足できます。

お部屋にはトイレ付でないと、という人は本館だけ避けたら良さそうですね。

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おこただー!

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広くはないし新しくはないけどなんとも落ち着く空間。

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そして、お部屋からの眺めが格別なんです。

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広縁ってあんまり使わないんですが、ここではお部屋での定位置が広縁になりました。やっぱり景色って重要だな!と思います。

夜ごはん

ご飯は基本お部屋食みたいですが、お食事処でいただくこともあるそうな。(指定不可)

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お料理はいわゆる旅館料理なのですが、どれもしっかりと作られていて美味しいです。

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おこたで食べる晩御飯はいいね!

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最初からだいたいセッティングされていますが、焼き物、蒸し物、揚げ物は後から熱々のものが運ばれてきました!

全体的においしくいただけた

ボリューム的にも満足!

大浴場(長寿乃湯)

大浴場は全部で3つあって時間ごとに男女が変わったりします。

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こちらは一番小さい長寿乃湯。20時~22時だけ男性専用、あとは女性専用です。

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こじんまりとした感じ。

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中もひかえめではあるんですが、浴槽には石が敷き詰められていて、こちらも足元湧出の新鮮な温泉をかけ流しで楽しむことができます!

メインの法師乃湯が基本混浴なのと、もう一つの玉城乃湯は残念ながら循環でお湯の鮮度が落ちてしまうので、混浴時間に女性が良いお湯を求めるならここがよいかも。

大浴場(玉城乃湯)

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続いてこちらが玉城の湯。最も新しく作られた浴場で、庭園を望む露天風呂もあって今風なつくり。

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内湯はメインの法師乃湯を模したつくり。

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こちらも、何十年後かは文化財なんだろうなー。

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露天風呂もあります。露天風呂派はこちら一択ですね。

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唯一残念なのはこちらだけお湯が循環なこと。ここだけ入るのならそこまで気にならないですが、やっぱり法師乃湯や長寿乃湯の新鮮なお湯に触れた後こちらに入るとどうしても差を感じてしまうかも。

大浴場(法師乃湯)

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いよいよメインの法師乃湯。

こちらは基本混浴ですが、20時~22時の間だけ女性専用時間が設けられています。

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こちらは深夜の時間帯の写真ですが、入った瞬間言葉を失うほど美しいです。広い空間に浴槽が8つ。それぞれ石が敷き詰められた浴槽の下から温泉が湧いていて、温度が異なっていました。

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一番ぬる湯の浴槽だと、永遠に入っていられそうな気持よさ。

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お湯の鮮度も抜群ですが、なによりこの雰囲気が素晴らしすぎました。

2時間じゃ足りないです!笑

ぬる湯最高

浴場とは思えないこの荘厳さ、静けさの中で入るのが良い…

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チェックアウト時の早朝。夫曰く朝も最高に良かったそうです。

時間をずらせば意外に入っている人は少なく、深夜や朝ごはん後なんかは独占できるみたいですね。

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この太い梁と、立ち上る湯気もいい…。

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おそらく、今まで入ったお風呂の中でも一番の雰囲気だったかもしれません。露天風呂じゃないと!という人も一度入ればこのお風呂の魅力に取りつかれてしまうかと。

混浴なところがネックですが、女性のみが宿泊できる日というのが年に数回用意されているようなので、そこを狙っていくのも良さそう!

法師温泉 夜の風景

法師温泉に来たら、寒いけど夜の景色をぜひ見たい。

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長靴を借りて、外に出てみます。

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あぁー! めっちゃいい!!

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日中の雰囲気も良いですが、夜は格別ですね。

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暗闇に浮かび上がる建物や、渡り廊下の光。

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雪の季節なのも良いのかも。

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星もとてもよく見えました。

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法師温泉はほんと隙が無いです。

朝ごはん

朝もお部屋食。

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朝も充実のメニューでした。

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大きく育ったつらら。雪国の朝っていいですよね。

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晴天だった前日から一転、雪がちらつく中法師温泉を後にしました。

お宿の感想

だいたいの人が思い描く秘湯のイメージそのもののお宿でした。しかもそれがハリボテではないところがすごい。

外観は統一感があり、景観を壊すものもなく、内観も綺麗に磨き上げられた廊下に至る所にある展示、火の入った囲炉裏…。

お風呂は全部の浴場がかけ流しだったらなおよしですし、混浴なのが残念ですが、それにしても法師乃湯は良すぎます。日帰り入浴もやっているそうですがネットを見ていると色々と混みそうですし、もちろん混浴なので、泊まりだからこそこの雰囲気を味わえるのかもしれません。

お料理もおいしくて、お部屋食でゆっくりいただける。

お値段も一番安いお部屋だと2万円を切りますし、これはすごいです!人気のお宿なのも頷けますね。また行きたいです!

似たお宿ってあんまり思いつかないけど、強いて言うなら同じく群馬県宝川温泉かな?

評判の秘湯は評判通り…いや、それ以上だった!

こうなると、同じように評判の秘湯、秋田県鶴の湯温泉とかにも泊まってみたくなるね

2022年1月 北海道【2/2】「北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート」泊 初心者でも爆釣の網走湖でワカサギ釣り。監獄と砕氷船で網走観光!

こんにちは、しろいるかです
2022年2月、道東の知床・網走に行き流氷を見る旅をしました。

※2023年8月追記 あばしり湖鶴雅リゾートの敷地内にIZUBA(イズバ)というヴィラエリアが新しくできるみたいです。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
羽田空港女満別空港~三代目千葉商店~知床五湖スノーシュー
宿泊:北こぶし 知床 ホテル&リゾート

【二日目】
流氷ウォーク~網走
宿泊:北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート

【三日目】
網走監獄~網走湖でワカサギ釣り~網走流氷観光砕氷船おーろら号

今回の旅のこれまでの記事

網走駅

知床から網走駅までは、知床エアポートライナーで一本。網走駅周辺はなかなか栄えていました。

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左には謎の像があり、モヨロ人という昔の民族を模したものらしい。

オホーツク人とも言われ北方から流れてきた民族のようですが、網走地方で独自の文化を形成していたんだそうな。突如として姿を消し、今では貝塚などからその痕跡を見ることができる程度です。

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート

本日宿泊するのは北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート。北海道に広く展開するリゾートホテルグループ、鶴雅リゾートが経営するホテルの一つです。

もとは網走グランドホテルとして経営されていたものを鶴雅グループが買い取り2007年に開業したものだそうですね。グループの中でも比較的古い部類のホテルになりそうです。

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網走駅からは送迎してもらい到着。外観撮り忘れた!

二階部分まで吹き抜けで外はガラス張りの開放的な空間です。

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シマエナガ推しのホテルショップ。

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アウトドアアイテムを扱うお店もあります。普通に品揃えがよくてびっくりします。現地で装備足りないなと思っても十分買い足せる感じ。

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:古の座フロア

こちらのホテルの構造としては、9階建ての旧網走グランドホテルの建物を客室棟としつつ、1階部分の奥にラウンジを増設、さらに古の座フロアというクラブフロア的ポジションの場所を新設して構成されています。

今回はこちらの古の座フロアのお部屋に泊まります。

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2階部分から繋がってます。

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扉をくぐると、雰囲気は一変。

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入口で靴を脱いで進むスタイルで、部屋ごとの左のロッカーに靴を入れておきます。

特別感が出るのですが、一方でちょっと面倒だったかも笑

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ぼーっとしていると足を踏み外しそうなジグザグ通路を通って先に進みます。たまに落ちる人がいるそうですので注意ですね。

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ここが一番のおしゃれ空間か!

床暖房も入っているので寒くないです。

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:客室(露天風呂付和洋室)

古の座フロアのお部屋は1室だけある特別室を除いた残り10室はすべて同じランク・間取りのお部屋。

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良いお部屋に入る瞬間ってワクワクします!

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リビングと、奥にベッド。

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窓側をみると、マッサージチェアもありました。

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客室露天つきです。お外の景色はちょっと雪に阻まれていて若干見えづらいかも。

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立ち上がったら網走湖がギリギリ見えました。

湯舟は二人でも入れる広さです。ちょっとだけ残念だったのは源泉かけ流しの湯とホームページに書いているものの、基本循環+お湯が減ったら継ぎ足しというタイプ。

ただまぁ、消毒はされていないのか、匂いは特になかったですし、露天風呂に長湯してから外のキリッとした空気で外気浴して…と北海道ならではの湯浴みを楽しめました!

サウナほどじゃないけど、ととのったわー

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お部屋にはウェルカムドリンクのハーブティと一口チョコタルトが用意されてました。こういうの地味に嬉しいですよね。

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:ラウンジ

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さて、お部屋でゆっくりしたのち、館内探検へ。

まずはラウンジへ行ってみます。

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ラウンジは古の座フロア専用ではなく、宿泊者全員が利用できます。コーヒーサーバーとジュース類がありました。

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ここは、ラウンジスペースが広いですね。尖ったデザインの椅子がコレクションされたエリア。

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めっちゃ高そうなオーディオシステム。クラシック系のCDがかけられていて、不思議デザインの椅子に座ってしばらく鑑賞しました。臨場感がすごく良かったんですが、ラウンジ全体にうすーくBGM(いわゆる道の駅とかでよく流れてるようなJPOPオルゴール風のやつ)がかかってて、それと被ってしまうのがもったいない…。

こんないい音響があるので、BGMは無くしても良いのかなーとか思ってしまいました。

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スパゲティーイス!

よくみたらロープみたいなのを固めて作ってる感じでした。もちろん座れて、もちろん座り心地は悪いです笑

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ラウンジの中心には暖炉がありました。マントルピース(暖炉の上の排気口)の装飾がオシャレ。

暖炉には薪もくべられていてパチパチと爆ぜる音が良い感じです。なおさらBGMなくていいのに!とか思っちゃいましたが、夜はバーのような感じになってあんまり気にならなくなりました。

あと、ゴールデンカムイ全巻が置いてあったりするライブラリスペースもありました。ここは共用スペースでのんびりするのがいいのかもしれないですね。

マントルピースといえば、上高地帝国ホテルを思い出した。

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:夕食

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夕食は、こちらの会場で。オホーツクバイキングと銘打たれたブッフェです。

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バイキングは自分で具材を乗せるピザとか、鍋とかあって面白いんですが、前日の北こぶしのバイキングが良かったからかどうしても比較してしまってちょっと物足りないかも。

通常フロアに泊まっていたら、こんな感じかな?とそんなに気にならないかもですが、古の座フロアの方だとどうしても雰囲気とかでもギャップを感じてしまうかもしれません。宿泊者も多かったので人手不足だったのもあるのかな。

古の座フロアの中にフレンチスタイルのレストランがあり、そちらでご飯をいただけるプランもあるので、お値段はちょっと張りますがそちらを選択した方が満足感があるかもしれないですね!

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:お夜食

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古の座フロアの特典として、夜にお夜食のラーメンとバーでのドリンク一杯いただけるとのことだったので、バイキングはひかえめにしました。

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なんか高級ラーメン屋感のある麺処です。

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網走湖でとれたしじみラーメン。ハーフサイズもあるので安心です。

おいしくいただけました!

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:火焔の塔

ラウンジの外に謎オブジェを発見。めっちゃ寒いですが、頑張って見に行きます。

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三角錐のオブジェ。

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夜はめっちゃ映えますね。

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中を覗くと…

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足湯だったー。面白いつくりですね!

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:大浴場

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こちらの大浴場も、おそらく入口の部分は新たに作り直しているのか、広いスペースになっていました。

出典:北天の丘 網走湖 鶴雅リゾート

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お風呂としては岩盤浴にサウナと水風呂も完備、露天も用意されていて十分満足できました。岩盤浴をじっくり楽しんだんですが、サウナとはまた違った良さがありますよね。サウナはどちらかというと水風呂や外気浴のために中で耐える感じですが、岩盤浴はそれ自体が気持ちいい感じです。

岩盤浴の良さもわかってきた

北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート:朝食

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朝食も前日と同じ場所で。

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朝食は夜と比べると落ち着いていて良い感じ!

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はじめてみた、牛乳の飲み比べ。一応三種類比べてみましたが、違いは分からず牛乳ソムリエへの道は遠そうです。

美味しい牛乳を置いているブッフェは外れがないですね!

ラウンジスペースが広くて、気持ちよく過ごせるホテルだった

客室露天はやっぱりいいね。北海道ならではの外気浴が気持ちよさも味わえた!

博物館 網走監獄

ホテルをチェックアウトして、網走観光へ。

網走の観光地と言えば網走監獄。駅からバスもでているんですが、他の観光地とのアクセスも決して良くはないので、大雪でなければ駅前でレンタカーを借りて巡った方が色々都合が良さそうです。

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駐車場は無料!

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学校の正門のような感じ。この先から有料エリアです。

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警備員さんお疲れ様でーす、じゃなくて人形です。よくみたら帯刀もしてますね。

マスクしてるから最初人形と認識できませんでした笑

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こちらの網走監獄は旧網走刑務所の建物を移築して作られたものなので建物自体のレイアウトは全然違うとは思うのですが、移築と聞かないと全然わからないです!

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この立派な洋館は庁舎。最高責任者の執務室があったり、管理部門が主にここで仕事していたみたいです。

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こちらは刑務所に努める職員の官舎。なんと昭和58年まで現役だったそうです。雪の降る中、なんともいえない侘しさがありますね。

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こちらは刑務所ではなく、休泊所と呼ばれる開拓作業で刑務所まで戻れない際に泊まる場所。網走監獄は刑務所しての役目に加えて、厳しい北海道開拓を進めるという側面ももっていたようです。史料館のような場所もあり、そこで色々学べるようになっていました。

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農具などがしまってある場所。網走監獄は当時の進んだアメリカの農業を取り入れ、先進的な農園刑務所としても有名だったんだとか。

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いよいよ網走監獄の顔ともいえる、放射状の獄舎へ。

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こちらから入ります。

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中央に見張り所があり、そこから五方に伸びる舎房。独特の形状ですね。

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舎房の先が見えないぐらい続いています。どこか美しく、これが監獄と言われてもそう見えないですね。

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しかし造りはまさに監獄で、両側には狭い独房が並んでいます。一部の部屋には入ることもできて、その狭さを体感できます。

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5か所とも基本的なつくりは一緒ですが、微妙に違うところがあるので見比べてみると面白いかも。

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うち1か所には脱獄してる人が笑

実際に脱獄もあったそうで、その手口や脱獄犯が収監されていた部屋も残されています。

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建物はかわって、浴場もありました。

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中は窓がなく真っ暗な独居房もありました。ここに入れられたくはないですね…。

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教悔堂というお堂もあり、受刑者が建てたそうです。

網走監獄は広く、じっくり見ると2時間あっても足りないぐらい。私たちは時間の関係上、1時間ほどで周ることになりましたが、その場合はとにかく監獄歴史館のシアターと、放射状の監獄に30分強は使うイメージで、後は興味あるところを周る感じが良さそうです。

網走に来たらなんだかんだで行っておきたい場所

監獄で出されていた食事を再現した定食なんかも食べられるカフェもあったよ!

監獄跡を見られる場所って貴重で、つい最近奈良県にある監獄も役目を終え、見学ができるようになったみたいです。同じく明治時代からの監獄で、ちょっと気になりますね。

網走湖のワカサギ釣り(コネクトリップ)

冬の網走湖はワカサギ釣りの聖地と呼ばれているらしい。

汽水湖となっている網走湖は栄養豊富で、天然のワカサギがたくさん獲れるそうで、国内の観光ワカサギ釣りをやっているような他の湖ももとをただせば網走湖のワカサギを放流したものだったりするそうです。

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そんな網走湖では網走市が行うワカサギ釣り場があって、竿や穴あけ、果ては天ぷらにする道具まで全部レンタルできるような至れり尽くせりサービスがあるのですが、完全にド素人の私たちは釣り方もわからず、ツアーガイドさんにお願いすることに。

今回は網走湖畔にある、こちらのツアー会社コネクトリップさんにお願いしました。泊まったホテルとも提携しているみたいで安心ですね。

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氷像がありました!

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市営の釣り場からはちょっとだけ離れた独立した釣り場が用意されてます。上の写真のように、常設のテントのような場所で実施するプランか…

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こんな感じで、独立したテントを用意してもらって楽しむプランの二種類。

こっちの方がもちろんお値段しますが、釣り方も手取り足取り教えていただき、釣った後の処理(針を外して、餌をつけなおして…)みたいなのも手助けしてくれて、ほんとありがたいです。初心者だったらこちらをオススメします!

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厚い氷に穴が開いていて、そこに糸を垂らすこの感じ… やってみたかったやつです!笑

テントの中は風を感じないので意外に暖かく、実は手袋もなくてよいほど。

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釣り方をレクチャーしていただくと、あっという間に釣れます!

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めっちゃ釣れます!1時間ほどでこの釣果!(ひとり分)

群れが多いスポットを選んで穴をあけているのと、もともと網走湖はとにかく釣れるみたいです。この感じで本州の他のところで釣ると全然違うので気を付けてくださいね、と言われました笑

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遠くには市営の釣り場も見えます。テント持ち込みもOKみたいで、賑わっていますね!

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さて、ベースに戻ったら…

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大量に釣ったワカサギを天ぷらでいただきます!

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美味しすぎる!臭みもいっさいないし、身も大きくフワフワ。

味変のカレー粉とマヨネーズも貰って、一気にバリバリと全部食べてしまいました。

この旅一番の美味しさ

自分で釣ったというのも美味しさ倍増だよね

また釣りに行きたいな~。冬の網走湖のワカサギ釣り、初心者でもオススメです。

網走流氷観光砕氷船 おーろら号

網走観光の最後は砕氷船に乗って流氷を見に行きます!

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日本で運行している砕氷船は2つあって、ここ網走から乗れるおーろら号と、もう一か所は網走よりもう少し北にある紋別から乗ることができるガリンコ号があります。

実は流氷のメッカ、知床からは乗ることはできないので注意ですね。

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こちらがおーろら号。見かけは普通の船ですが、船首部で流氷に乗り上げる形で砕氷し、それを船の後ろに流していくことで砕氷する仕組みが備わっているそう。

もうひとつの砕氷船ガリンコ号は流氷を刃で砕きながら進む仕組みだそうで、違いがあるのが面白いですね。

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ポテトとザンギバーガーをほおばりながら乗船!

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少し進むと流氷が見えてきました!

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流氷ウォーク経験者として、これは乗れない氷ですね!

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流氷は接岸する日もあるそうですが、今は港から少し離れた場所にいっぱい漂っていました。

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これは絶対乗れるやつですね。

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一面流氷だらけ。

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外はすさまじい寒さで、途中でギブアップ…。途中から船内で快適に過ごしました。ときおり大きい流氷にのりあげた時には船内が少し揺れたりして、なかなかエキサイティングです。

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おーろら号の乗り場は道の駅併設になっていて、お買い物も充実していました。

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乗船後はおーろら焼きを食べる。

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随分と暗くなってきました。北海道ともそろそろお別れです。

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道の駅の隣にある流氷硝子館と網走番屋という商業施設。網走番屋の中にあるレストランで夜ご飯食べようかなと思ったけど、残念ながら空いておらず。

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網走駅前で借りたレンタカーは空港でも返せるので、そのまま空港まで行きました。バスの時間を気にしなくていいのはやっぱり楽ですね!

冬の北海道でしか見られない流氷、素晴らしかった

やっぱり北海道なんだよなぁ…

北海道旅のほかの記事

2022年1月 北海道【1/2】「北こぶし知床」泊 流氷ウォークに知床五湖スノーシュー、ととのいすぎる流氷サウナ!日本の果ての知床満喫旅

こんにちは、しろいるかです
2022年2月、道東の知床・網走に行き流氷を見る旅をしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
羽田空港女満別空港~三代目千葉商店~知床五湖スノーシュー
宿泊:北こぶし 知床 ホテル&リゾート

【二日目】
流氷ウォーク~網走
宿泊:北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾート

【三日目】
網走監獄~網走湖でワカサギ釣り~網走流氷観光砕氷船おーろら号

羽田空港

羽田空港から女満別空港へ。

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早朝便でした。ラウンジでコーヒーをいただきながら白む空を眺めます。

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今回も良い旅になりそう!

女満別空港 知床エアポートライナー

日本の果て、知床ですが、実は意外にも好アクセス羽田空港から女満別空港までは2時間もかからないですし、女満別空港からは知床まで直通バスが出ており、バスで2時間ほどで到着できるんです。日本の果ては思ったより近い

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知床エアポートライナーは予約不要で、本数もだいたい航空便に接続しているのでワンストップで知床まで行けてしまいます。

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網走を経由して、知床へ近づいてくると、車窓から見えてくるのは結氷した海!

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流氷だーーー!!

流氷は2月中旬から3月上旬ごろのごく短い期間にかけて、しかも網走~知床周辺の限られた地域でのみ見ることができる自然現象。

遥か北のアムール川から流れてくるという流氷で埋め尽くされた光景は圧巻です。

ベストシーズンでも流氷は潮流の状況等により接岸しないこともあるそうで、これだけしっかりと見ることができて嬉しいです!

道の駅うとろ・シリエトク

今回は知床の中でも、ウトロ地区へ行きます。北海道の北東にある知床半島ですが、西の方がウトロ地区、東の方が羅臼地区に分かれており、冬季は半島を横断する道路が封鎖されてしまいます。

女満別空港からのアクセスもよく、世界遺産区域の観光の目玉である知床五湖に近いため、全体的に施設が充実しているのはこちらのウトロ地区のようですね。

じゃらん等の旅行サイトで宿を探す際は、ウトロ地区も羅臼地区も同じ知床に分類されるので特に行き来が難しい冬季は注意が必要かもです。

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ウトロ地区の中心ともいえる道の駅うとろ・シリエトク

とても綺麗な施設で、お土産物やレストランも充実してます。

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アクティビティツアーもここからピックアップしてもらえるし、網走や女満別行きのバスもここから出ているので、必然的に人が集まります。

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また、世界遺産センターも併設されていました。知床半島の先端部分が、2005年に世界自然遺産に登録されています。

流氷がもたらす豊かな生態系が育まれているということが登録の決め手らしい。

流氷には藻が付着していたり、流氷の下でプランクトンが育ち、栄養価の高い海水ができあがる、それによりサケ等の魚がよく育ち、それを狙ったヒグマやワシが多く生息する…といったように、流氷はこの辺り一帯の生態系に大きく影響するものなんだそうです。

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道の駅前の景色。この辺りは世界遺産ではなく、世界遺産区域はもっと半島の先端の方まで行かないといけないみたい。

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今回、知床アクティビティクーポンというのものを利用しました。計15,000円分のクーポンが10,000円で購入できるという破格にお得なものです。この道の駅など複数の購入場所で、一人2セットまで購入可能。

5,000円分の宿泊券、5,000円分のアクティビティ券、5,000円分のお買物券とそれぞれ用途が異なりますが、知床に泊まってアクティビティをするなら、実質5,000円分のお買物券がただで手に入るようなものです。

ついでに上の写真のかわいいスタンプラリーブックもついてきます。

調べてみると毎年、期間限定ではあるものの夏と冬にやっているようで、お買い得すぎるので是非利用すると良さそうですね!

知床の観光情報|知床斜里町観光協会

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今回は4セット買ったので2万円分のお買物券をまるまる貰えたようなものなんですが、道の駅内には海産物を取り扱うお店もあり、クール便で自宅まで送ってくれるため、使いどころに困ることも無くたっぷりお土産を自宅に送って旅行後も楽しむことができました。本当にオススメです。

クーポンはおつりが出ないから注意だね

このお土産のお魚達がまたどれもおいしかった

三代目 千葉商店

午後から知床五湖スノーシューツアーに参加するため、まずは腹ごしらえ。

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道の駅の道路を挟んで向かい側にあるこちらのお店でお昼をいただきます。近くにある知床第一ホテルの元料理長の方が2019年に開いたお店みたい。

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店内はそれほど大きくないです。

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名物だというタンバルライスターメリックライスの上に、花咲ガニの身がたっぷりの餡がかかっています。ボリュームがすごい!

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ハンバーグも期待通りのお味。

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追加で頼んだこちらのエゾシカ肉のコロッケ。サクサクでおいしかった!

町で評判の洋食屋さんって感じのお店だった

知床五湖スノーシューツアー

お腹もいっぱいになったところで、道の駅からピックアップしてもらい知床五湖スノーシューツアーへ。

知床五湖は、夏場は遊歩道を歩くのですが、湖が結氷しヒグマもいない冬場のみ、湖の上を歩くスノーシューツアーが開催されるのです。

冬の知床五湖は途中の道がゲートで封鎖されており、個人で行くことができないので、必ずツアーに参加する必要があります。

複数ツアーが開催されているものの、一日の参加人数が限られているので早めに予約した方が良さそう。私たちの時も日によって既に満席で、ツアーに参加するために旅程を調整する必要がありました。

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ツアーの車でアクティビティのスタート場所の駐車場へ移動。ウトロ地区からは車で30分弱ほどです。奥にはまっしろな知床連山がすでに見えていますね!

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前半は雪に埋もれた木立の間を歩いていく感じ。

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ぱっと開けた場所。こちらが知床五湖の一つ、五湖です。

ややこしいんですが、知床五湖は5つの湖の総称で、こちらは一湖から五湖まで5つあるうちの五湖なんですね。

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奥に見える山々。とても高そうに見えますが実は標高は1,600mほど。

ただ高緯度なので本州でいう3,000m級の山と同じような環境なんだって。

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こちらが四湖。どれがどれだかわからなくなります!

記念撮影してもらえるんですが、湖の名前の数だけ指をたてておくとあとで思い出せますよ、と教えてもらいました笑

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風も無く、とても穏やかな日でした。山々もクッキリ見えて最高の天気です。

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こんどは三湖。

太陽に照らされてキラキラ輝く雪。この新雪の上のトレースは人ではなく動物ですね。

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午後からのツアーだったんですが、朝とはまた違う良さがありました。

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湖の端を歩いて先へ進みます。

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湖の中の島。これも人ではなくエゾシカの足跡なんだそうな。

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もっとも開けた二湖。

ここが一番知床連山を望むことができるビューポイントです。

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ほんとに真っ白なんですね。綺麗です。

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最後は一湖。ここは他の湖とは異なり、実は開拓の跡地。戦前には牧場が開かれていたんだって!北海道開拓はこの知床まで続いていたんですね。

過酷な環境だったため牧場は閉鎖。高度経済成長期にはこの場所にリゾートホテル建築などの話もあがったそうですが、知床の自然を守るために全国から募金を募り斜里町が土地を買い上げたんだそうな。クラウドファンディングのはしりみたいですね。

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ここは海に面しており、夕日が美しいです。

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また、夏場はこの辺りは特にヒグマが多く、安全のために設けられた高架木道が続いています。

夕焼けの木道がとても絵になって感動しました。

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こういう光景、なんだか寂寥感に駆られますね。

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小高い丘の上で海が見渡せるそうで、そちらを目指します。

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西の方向に雲が厚く、夕日は直接見られなかったものの、ほんのり赤く染まる空と流氷群をみることができました。

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一気に暗くなってきます。

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夕陽を背にして、ゴールへ急ぎます。

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はー、美しい…。

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スノーシューツアーは一周3キロ程度の道を3時間ぐらいかけてゆっくり歩くため、初心者で体力に自信がなくても割と大丈夫です。知床に来たら是非行きたいアクティビティでした。また夏に来てみたい場所ですね。

スノーシューは初心者でも簡単に歩けるしいいね

天気が良かったのも手伝って、楽しく歩けた

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帰り道、ビューポイントに車を停めてもらい、一面の流氷と夕日を撮影。

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流氷の隙間の海が照らされて、これがまた綺麗です。

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冬場だから見られる景色ですね。

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ツアーの後は宿泊の宿まで送ってくれます。こちらは今回泊まりませんでしたが、知床エリアでとても数少ない、かけ流し温泉の露天風呂があるお宿。海に桂田というなんだかユニークなネーミングですね。

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さらに車を走らせ…

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ホテルの前で降ろしてもらいます。今回利用したツアーはpicchioというところ。お世話になりました。

北こぶし知床 ホテル&リゾート

今回宿泊するのは知床でもっとも規模が大きい超大型ホテル。

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ホテルの歴史も長く、半世紀以上の昔から知床の観光を支える老舗ホテルです。

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昭和的ないわゆる大型観光旅館なのかと思い実はあまり期待してなかったのですが、このあと色々書きますが、めちゃくちゃ良かった。

これまであまりこの手のホテルに泊まったことなかった(どちらかというとこじんまりとしたホテルに行きがち)のですが、そういう人でも満足できると思います!

北こぶし知床 ホテル&リゾート:内観

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中に入るとまずは豪華なロビー。自動演奏ピアノも流れていて良い雰囲気。

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朝はここでアクティビティの待ち合わせとかする感じでした。

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ホンモノの流氷が展示してある水槽(?)

今は外に出たら見られますが、夏場とかだと嬉しいですね。

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売店がめっちゃ充実してました。その中でも、デンマークの高級チョコブランド、ピーターバイヤーの日本初ショップを知床にオープンさせようとしているようで、まだ準備段階ですが売店の一角にコーナーがありました。

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こちらはクラブフロア専用のラウンジ。今回はご縁が無いですが…。

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このおしゃれ空間は、流氷テラス。足湯に浸かりながら流氷を眺められるというもの。

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流氷もライトアップされていました。こういう空間がいっぱいあると嬉しいですよね。

北こぶし知床 ホテル&リゾート:部屋(シービューツイン)

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お部屋は下から2番目のシービューツイン。

フルリノベされていてめっちゃ綺麗。窓際にデイベッドっぽいソファがあるのもポイントが高い…。

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お部屋自体はそこまで広くないんですが、リゾート感もあって十分でした!

北こぶしの他の客室もみな最近リノベされた中、一番下のランクのスタンダード客室のみ唯一リノベされていないみたいなので、ある程度快適に過ごすなら最低でもこの客室に定めて予約した方がいいのかもしれません。

北こぶし知床ホテル&リゾート:夕食

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上位ランクのお部屋はフレンチスタイルのお料理をいただけるプランもあるみたいですが、基本的にはブッフェスタイル。レストランもきれいですね。入口の時点でワクワクします。

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中に入ると…

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めっちゃおしゃれ

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ブッフェスタイルなんですが、空間に余裕のある配置でごちゃごちゃしてないし、お料理も小皿が多くお魚も豊富。

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品数も多いし、ご当地感のある料理が多く、数合わせっぽい料理もほぼ無いです。都内の高級ホテルのブッフェとかよりも質が高いかもしれない。びっくりしました。

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どれ食べようかなー、と迷ってしまう楽しさはバイキングならではですよね。

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写真映えしないのが玉に瑕ですが、これは取ってくる人の問題ですね笑

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デザートも充実。よくある冷凍モノの業務用ケーキじゃなく、ちゃんと作っているみたいで、スイーツコーナーでパティシエの人の経歴なんかも紹介されてました。

お魚系が全体的においしかった

さすが北海道

北こぶし知床ホテル&リゾート:大浴場と流氷サウナ

個人的にこのホテルで一番気に入ったのがここ。大浴場とサウナです。

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大浴場は最上階。

 

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大浴場は広くて快適。温泉はかけ流しじゃないですが塩素臭もほぼゼロ。

 

しかし、なにより良かったのはサウナです。

こちらのサウナ、2021年に新設されたばかりなんですが、2021年のサウナシュランで2位に選ばれています。サウナ界の重鎮、ととのえ親方こと松尾大さんが全面プロデュースしており、木の香りに包まれ絶妙な温度が保たれたサウナ室の中には大きな窓がとられ、流氷を眺めながら入ることができます。また、知床の環境音を用いた音が流されており、より意識を瞑想に導きます。もちろんオートロウリュ完備。

・・・・・

ハッキリ言うと、ととのえ親方とか、サウナシュランとか、胡散臭さがあってどうせ宣伝でしょ、と斜に構えてました。舐めてました。

これヤバいです。ととのったというよりは、最早強制的にととのわされる感覚を味わえます。

水風呂のあとの外気浴も、知床の冷たい空気だからか、異常に気持ちいい。露天風呂もあるんですが、これもなんか本来の露天というよりは、外気浴後のためにあるような、すべてがサウナのために用意されているような。

サウナ好きじゃないと響かないかもしれませんが、これはすごい。

こんな日本の果ての地にここまでのサウナを作るなんて、罪なホテルです。サウナ好きだったらこれだけのために訪れても満足できるかもしれない。

ちなみにサウナに自信ありすぎるのか、大浴場の時間が終わるチェックアウト寸前にはサウナ室の撮影タイムまで設けられています笑 

これはやばいわ…

他のサウナシュランの場所にも行ってみたくなった…

北こぶし知床ホテル&リゾート:朝

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朝、お部屋からの景色に見惚れていました。

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流氷ってほんとに良いですね。

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このソファがいい仕事してる。

このあと朝食をいただいてから、流氷ウォークに行くため少し早くチェックアウトです。

北こぶし知床ホテル&リゾート:感想

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観光地によくある昭和的大型旅館かと思いきや、中身はフルリノベされており、サウナにチョコレートと先進的なこともやりつつバイキングなどは安定して美味しく、押さえるところはしっかり押さえています。

お値段は流氷の時期等のハイシーズンだとやや割高感はあるし、客室露天付きのお部屋でもチェックアウトは10時だったりするので、泊まる時期やお部屋によって感想は変わるかもしれません。とはいえ、サウナ好きならたぶん無条件で満足できますし、そうでなくても悪くないホテルだと思います!

2022年2月にはサウナ付き客室もオープンしたらしい。また来たいな…。

流氷ウォーク

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さて、知床の冬のもう一つのアクティビティ。流氷の上を歩くという流氷ウォークにも参加してみました。

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流氷が接岸していると、普通に歩いて進めそうな感じなんですが、もちろん、何の装備もなしに流氷の上を歩くのは厳禁です。

流氷ウォークは全身ドライスーツに身を包み、海に落ちても大丈夫なようになっています。

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間近でみる流氷。なんとこの上をポンポン渡っていくんです!

ちなみにこの上の写真は、流氷部分以外は海に落ちます。

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こっちは実は白くない部分も結氷していて割れません。この違いを見分けられるようになるまで一歩一歩がビクビクでした笑

まぁ、落ちても大丈夫なんですけど…。

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岸辺からこんなに歩いてきてしまった!

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これ全部海の上なんですが、完全に凍り付いてます。驚きですね…。

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ぽっかりあいた穴。これはまさか…

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こんな感じで流氷風呂も楽しめます。子供たちはクリオネ探したりして大興奮してました。流氷ウォークもめっちゃ楽しいです。これは絶対知床に来たら体験したい。

知床はアクティビティにホテルと大満足だった。

日本の果てがこんなに充実してたなんて…

次は、網走に移動して北天の丘 あばしり湖 鶴雅リゾートに宿泊します。冬の北海道ならではの体験、ほんと素晴らしいです。

冬の北海道でしか見られない景色、氷の村も凄かった!

2022年1月 京都【7/7】「ザ・ホテル青龍 京都清水」泊 洋風建築の元小学校のホテルに泊まって、京都で一番の解放感のルーフトップバーで夕陽を見る。

こんにちは、しろいるかです
2021年から22年にかけての年末年始、島根県から福井県まで、西日本の日本海側を縦断する旅をしました。

旅の全行程

本記事は太字部分が対象。

【一日目】
羽田空港~米子鬼太郎空港~江島大橋(ベタ踏み坂)~松江城出雲大社島根県古代出雲歴史博物館
宿泊:温泉津温泉 旅館ますや

【二日目】
薬師湯(温泉津温泉)~石見銀山世界遺産センター~石見銀山公園~龍源寺間歩)
宿泊:出雲湯村温泉 湯乃上館

【三日目】
青山剛昌ふるさと館~米花商店街~鳥取砂丘~砂の美術館~さんぽう西村屋(城崎温泉
宿泊:城崎温泉 川口屋本館

【四日目】
城崎温泉街散策~永平寺で除夜の鐘
宿泊:永平寺 親禅の宿 柏樹関

【五日目】
永平寺でお勤め~黒壁スクエア~近江八幡
宿泊:sequence KYOTO GOJO

【六日目】
ドミニクブシェ京都「Le Teppanyaki」~K36(The Bar&Rooftop)
宿泊:ザ・ホテル青龍 京都清水(The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu)

【七日目】
清水寺安井金比羅宮~天下一品知恩院前店
宿泊:メルキュール京都ステーション

【八日目】
帰宅

ザ・ホテル青龍 京都清水(The Hotel Seiru kyoto kiyomizu)

本日京都で宿泊するのは2020年3月にオープンしたザ・ホテル青龍京都清水へ。こちらは、元清水小学校の校舎をリノベして作られたホテル。

小学校と言っても、そこはいわゆる昭和の小学校の校舎的なやつではなく、洋風建築で美術館のような佇まいの建物です。

最近は歴史ある建物をリノベして建てられたホテルがブームなのかな。同時期に2軒ほど開業していました。

ゲートホテル京都高瀬川も元小学校を改修して建てられたホテル

エースホテルは元中央電話局を改修して建てられたホテル。

独特のネーミングは東方を守る四神からですかね。古くは平安京は四神相応の地とされた都であり、それになぞらえたのでしょう。なんとも雅なおはなしです。

全体的にリノベーションの仕方が秀逸で、小学校の面影は僅かに残しつつも、洗練された、新築のホテルのような作りになっています。実はプリンスホテル系列みたい。

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明るいうちにホテル散策を…と思ったけど、ルーフトップバーを予約していたため、まずはそちらへ向かいます!

K36 The Bar & Rooftop

K36(ケーサーティーシックス)は、ザ・ホテル青龍に併設されたルーフトップバー。京都の街並みを360度見渡すことができると評判で、オープンした当初にすぐ行ってみたのですが、とてもじゃないほどの待ち時間で利用できず。

それもそのはず、ホテル宿泊者のみしか予約できなかったんです。現在は若干緩和されたものの、一人25,000円以上の利用確約か、これもホテル併設のレストラン、ブノワのコースと同時利用の場合のみ予約可能というなかなかの面倒さ。

25,000円をバーで利用できるわけもなく、宿泊以外であればブノワの利用が現実的でしょうか。ただし5,000円のランチコースは対象外なので注意です。

というわけで、今回はホテル宿泊なので、夕焼けの時間に合わせて予約していきました!

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お席も一番奥まった場所のいいとこに案内してもらえました。

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おつまみと、シグネチャー的なカクテルを頼んでみます。

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八坂の塔もバッチリ見えるんですね!

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刺さってる!?

この超絶おしゃれなジントニックは、自分でビンを引き抜いて完成させるというちょっとした楽しみもあります。

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こっちは夕日に映えるフルーツ系カクテル。

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ちょうど人がいなくなったタイミングにシャッターを切れました。

一番奥まった席はこんな感じで4席。ちなみに左側にヒーターがありますが、真冬は焼石に水というか、とにかく寒いです!笑

動くこともないので、とにかく考えうる最高の防寒をして行くとよいと思います。

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日も沈み、照明が付きました。BGMといい、海外っぽい感じ。

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京都の街は規制によって、周りの建物はどれだけ高くてもビル10階相当の高さなので、京都タワーがひときわ高く見えますね。

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宵闇にぼんやり浮かぶ八坂の塔

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ちょっと雲が出てきちゃったけど、空がさらに赤くなってきました。やっぱり夕日は沈んでからが本番です!

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バーの全貌はこんな感じ。真ん中にカウンターがあって、その周囲に席が並ぶ配置。

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ほんと周りに遮るものがなく、360度見渡せるは誇張じゃないですね。

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頑張ってるヒーター。

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いよいよ真っ暗に。寒いからか、周りの人も退散していきます笑

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すっかり暗くなって、今度は夜景が綺麗ですね。

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これほどのロケーション、さすがに真冬だったので予約しなくても入れそうだったけど、これが暖かい時期だと今でも予約必須かな…。

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夕焼けと相まって、ほれぼれする雰囲気。

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反対側の東山の方も遮るものがないので、清水寺とかもしっかり見えます。

感想は、とにかく寒かった!笑

景色は最高だし、冬場以外がおすすめだね

部屋(スタンダードコーナーキング)

宿泊したのは下から2番目のお部屋。

パゴダビュー(八坂の塔が見える部屋)とかもあるみたい。

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ライティングと壁アートがクールです。

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お部屋は40㎡ぐらいなのでそんなに広くないですが、窓が大きいので圧迫感はなく、朝とかとても気持ちいい。ちなみに窓からの景色はそんな期待しない方がいいかもしれない。

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お風呂も広くてきれいでした。

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温泉じゃないけど、ホテルのお風呂もいいなぁって思った。

ホテル特有の快適さってあるよね

夜のホテル探検(外観)

バーでおつまみを食べて、旅行後半で胃ももたれていたので、夜ご飯はラウンジで済ませることにして、夜の館内探検へ。

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まずは外観から!こちらは入口部分。

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アプローチを抜けていくと、現れる八坂の塔

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タテでも一枚。

ここで撮ると八坂の塔が一番よく撮れるよ!ってスタッフさんに教えてもらった。

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これがもとは体育館だったらしい。

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こちらは、もとは正門だったみたい。面影はほとんどないんですが、言われるとなるほど!と思わなくもない。

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ホテルの全景。手前が中庭になっています。全体的に美術館のような佇まいですね。

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中庭を隔てて見えるガラス張りの場所がラウンジみたいですね!

ブノワ京都

以前ディナーを食べに来たのですが、ミシュランシェフのアラン・デュカスがプロデュースする、本店がパリのビストロの日本店です。ホテルに夜営業しているレストランはこことルーフトップバーだけなのでしっかり食べるならここかな。

日本だと他にも東京店もあるみたい。

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営業時間短縮だったので早くも閉まっていました。

春や秋だとこのテラス席最高そう。

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ちょっと明るくとってみるとこんな感じ。八坂の塔がチラチラみえるのがやっぱりいいですね。

内観はディナーはこちらの記事で。美味しいビストロだった。

ホテル宿泊者でなく外来で来ても満足できるレストランでした。

夜のホテル探検(内観)

つづいて中を探検。コの字型が特徴的なつくりで、なかなかすぐに構造を把握できず迷ってしまった。

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こちらがロビー。写真の右の方にレセプションがあって、ここでチェックインします。

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客室の廊下はどことなく形は小学校っぽい?床のアーガイル柄がなんともかわいい。

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この階段のところとか、小学校っぽいかも!

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渡り廊下的なやつ。

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建築当時の壁がここでは敢えてむき出しになってました。

夜のホテル探検(中庭)

コの字型のちょうど真ん中部分、建物に囲まれた中庭です。

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階段状になっていて、小学校の時はここから生徒たちは校舎の中に入っていったのかな?

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夜がとにかく綺麗で、ぜひじっくり探検するのをオススメしたいです!

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中庭も何かあるわけじゃないんだけど、つい写真を撮ってしまう美しさ。

ゲストラウンジ(カクテルタイム)

夜ご飯の代わりにゲストラウンジへ。

よくある高級ホテルだと、ラウンジはクラブフロア宿泊者のみの利用だったりしますが、ここではありがたいことにスタンダードな客室宿泊者でもラウンジが使えます。(その代わりスタンダードでも結構お値段がするんだけど…。)

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ラウンジは朝から夜10時まで。3時からはずっとカクテルタイムになっていて、オードブルやお酒類が追加されています。

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客室が多いホテルではないので、ラウンジも全然混みあっておらず快適に利用できました。

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オードブルは結構種類あります。

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お正月だったので、おせち料理も少しあって嬉しかった!

おつまみは、ケークサレカルパッチョ、鴨のパストラミにチーズなど。

なかなかデザート類が豊富で、カヌレとかマカロンに加え、京都らしく生八つ橋なんかもありました。

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マドレーヌにチーズタルトも。どれも美味しくて大満足!

そのほか、抹茶のお点前や、自分で挽くコーヒー、茶葉をポットに入れてハーブティーを楽しんだりと、お酒以外の飲み物も充実してました。

どれも美味しいけど…

カロンが特に美味しかった!

ジム

甘いものをいっぱい食べた後はジムで運動!

したかったけど、そこまで気合を出せなかった…

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こじんまりとしたジム。

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靴と服は有料でレンタルもあるっぽい。

あとは行っていないけど、プライベートバスなんかも用意してるみたいですね。

restaurant libraly the hotel seiryu

最後に行ったのは、小学校時代では元講堂だった場所をリノベして作られたレストラン。

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ライブラリーの名の通り、図書館をイメージしているみたい。天井が高いところとか、うまく元のつくりを活かしてますね!

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夜は営業していないんですが、入口でステキだねー、と話してたらスタッフの方が、良かったら中もどうぞ、と入れてくれました。

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朝ごはんはここで食べるので、期待が高まりました!

そして、ここはレストランではあるんですが、なんと飾ってある本はイミテーションではなく、実際の本。

多岐に渡る書籍がありましたが、どれもお部屋に持ち帰って読んで構わないとのこと。ふらっと見てたら、「風の谷のナウシカ」を見つけてしまい…。

以前から読みたいなーと思っていたので、気が付いたら部屋に持ち帰り、夜通し読んで読破してしまいました。

冊数でいえば全7巻なんだけど…

書き込みが凄すぎて、なかなか読み進められなかった

面白かったです。

朝ごはん(Well-being Breakfast)

ナウシカを読んですっかり寝不足のなか、朝ごはんへ!

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朝は爽やかな雰囲気。カーテンが開いて、陽の光が差し込んできます。

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朝食は、Well-being Breakfastと銘打たれたもので、体にいいものがふんだんに使われているみたいです。

まずはお正月なので、京都らしい白みそのお雑煮と紅白なます

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つづいて、新鮮そうなサラダと冷製スープにフルーツ。

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パンはおかわりももらえます。

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メインは何種類から選ぶことができるんですが、こちらはガレット。

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こっちは柴漬けのリゾット。和とイタリアンの競演ですね。

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暖かい時期はテラス席でもいただくことができるのかな?

ラウンジ(デイタイム

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ラウンジの手前にもちょっとしたスペースがありました。

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日中のラウンジも良い雰囲気。朝とかだと飲み物だけだったりするところもありますが、こちらはデザート類はカクテルタイムと品揃えは一緒

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昼間の方が気に入ったかも。緑に囲まれて癒される空間です。

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中庭を眺めてみたり

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ソファー席でゆっくりしたり。

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八坂の塔を見たりしながら過ごせます。

またマカロン食べてしまった。

ザ・ホテル青龍京都 感想

京都はラグジュアリーホテルがたくさんできているんですが、その中でもこちらのホテルはとにかく建物が素敵。立地も清水寺に近く、観光に向いている場所です。

また、他の外資系のラグジュアリーホテルと比べると、割と手の届くお値段で泊まれたり、ラウンジがどのランクのお部屋でも使えたりと、優しい仕様なのも嬉しい。

朝食も美味しかったし、ルーフトップバーも京都随一の眺めが楽しめる場所で、滞在が楽しかったです。

今回は夜の祇園散歩はしませんでしたが、夜の祇園散歩がしやすいのも良い!京都の旅を満喫するにはとても良いホテルだと思います。

人も多い場所だけど、ホテルの中はとても静かなのもいい

また泊まりたいね

京都観光

さて、チェックアウトしてすぐに帰るのも何なので、ちょっとお散歩してみることに。

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初詣客でごったがえす、清水寺に行ってみたり

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モンブランで有名なヒサヤカフェができていたので

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栗ソフトを食べてみたり

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縁切寺で有名な、安井金毘羅宮に行って

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おまいりをしてみたり

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今年初の天下一品の

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こってりを食べてみたり…

胃がもたれていたのでは…?

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日も傾きかけたところで、知恩院の山門を見てみたり

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まばらになった露店を見ながら円山公園を横切り

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枝垂れ桜を眺めながら

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長楽館を確認して

泊まった時の記事

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街灯がともり始めた二年坂を超えて、ホテルに預けた荷物を回収して京都駅に向かいました。

メルキュール京都ステーションホテル

京都駅に着いたんですが、年末年始の連休最終日の夜なので、さすがにもう空いてるでしょと思ったら駅には人、人、人!

新幹線も予約しておらず、どうみても自由席はすし詰め状態になりそうだったので、駅前のホテルに泊まって早朝帰ることに…。

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京都駅の七条口(京都タワーがある方)を出て、徒歩5分ほどの場所にあるホテルを急遽確保。

こちらも2020年9月にオープンしたばかりの、フランス発のビジネスホテル。一泊一人3,000円という破格のお値段でした。

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やっぱり出来立てのホテルは綺麗です。フランスだからか?内装もなんかおしゃれ。レストランもあります。

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ビジホでも、こういうロビーだとテンションあがりますよね。

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エレベータを降りたところでもおしゃれ。

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部屋もなんだかおしゃれ!

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京都タワービューのお部屋もあるそうです。

この日は少し早めにぐっすり眠り、翌朝早起きして朝いちの新幹線で帰りました。

今回の旅で、山陰地方にも行けたし、行っていない県もあとわずか

いよいよ日本制覇も見えてきたね

今回の旅のこれまでの記事