しろいるか旅行記

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旅行が好き だいたい週末更新

2016年5月 瀬戸内【3/5】「きのえ温泉 清風館」泊 船でしか行けない大崎上島の評判の宿と瀬戸内の島々めぐり

こんにちは、しろいるかです
2016年5月の瀬戸内旅行、いよいよ瀬戸内の島々を巡ります。主にしまなみ海道以西が中心です。

大阪から北九州へのフェリー旅の記事はこちら

2日目(山口県観光)の記事はこちら

※2023年8月追記 きのえ温泉 清風館は大浴場やロビー、食事処などがリノベーションされなんとサウナ付き客室もオープンしているそうです。行ってみたい!

瀬戸内の島々(広島県愛媛県

瀬戸内海には大小合わせて700を超える島々が存在しており、その中でも人が住んでいる有人島も数多くあります。

もっとも有名なのは淡路島小豆島世界遺産厳島神社のある宮島や瀬戸内国際芸術祭の会場となっている直島あたりでしょうか。

また、瀬戸内の島は主に広島県岡山県愛媛県香川県の4つの件にまたがっていますが、今回は広島県愛媛県の間、サイクリングで有名なしまなみ海道より西の島々にスポットをあててみたいと思います。上記の島々と比べるとややマイナーな島々ですが、だからこそ時間の流れがスローなのんびりとした雰囲気を味わえました。

旅のルート(とびしま海道大崎上島大三島大久野島

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今回辿った旅のルートです。少しわかりづらいので思い出しながら地図で表してみました。黄色い線は車、青い線はフェリーで移動した部分です。

とびしま海道の入口となる下蒲刈島から始まり、途中の大崎下島からフェリーで大崎上島に渡り、大崎上島きのえ温泉 清風館にて宿泊。その後大崎上島からフェリーで大三島に渡り、そこからうさぎで有名な大久野島にフェリーで移動、大久野島で一泊してうさぎとたっぷり遊んだあとにフェリーで本州に戻ります。

大崎上島は船でしか行けない島なので、橋で繋がった島々以上にスローライフ感が味わえた。

大久野島は小さな島だけどここでしか体験できないものがいっぱい。宿泊せずとも是非立ち寄りたい場所。

大崎下島:御手洗地区

大崎下島とびしま海道に沿った島で、本州から橋で連なるいくつもの島を渡った先にあります。ここにある御手洗地区は、かつて江戸時代に風待ちの港として栄えた場所で、江戸時代の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区に指定された場所です。

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道沿いに進むと駐車場と観光案内所がありました。車を停めて散策へ。

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海沿いの港町です。江戸時代に作られた高燈篭らしい。

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改めて見直すと通りの写真がこれしか残ってなかった…。結構規模が大きく、中に入れる建物もありました。交通の便が発達していなかった時代、交通の要所として栄えたのだろうなぁと随所に面影をみてとれます。

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立派な神社もありました。

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港沿いにも鳥居が。

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フォトジェニック?なベンチ。

こんなところにこれほどの規模の町が?と驚きを隠せない

観光地としてそれなりに整備されていて、楽しく散策できるので大崎下島に来たらとりあえず必見スポットかな? 

大崎下島(小長港)から大崎上島明石港)へ

大崎上島へは橋がありません。そのため、大崎下島の小長港から大崎上島明石港を結ぶフェリーに乗る必要があります。

こういう場所だからフェリーの本数は少ないのかと思いきや、生活航路になっているようで思った以上に本数があります。1時間に1本ほど、19時過ぎても便があるので安心です。

f:id:irukas980:20200705011753j:plainこんな感じの小型フェリー。

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意外に立派な港でびっくり。

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いざ出航!

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こういうのも多島美と呼ぶのかな?連なる島の影がきれいです。

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瀬戸内海に日が沈んでいく・・・

宿泊:きのえ温泉 清風館

きのえ温泉はある意味この旅のきっかけにもなったホテル。船でしか行けない離島にある、絶景露天風呂と鯛づくしの料理が評判の宿というところに惹かれました。

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外観はある意味島の風景にすごくマッチしてます。ザ・昭和!

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島の高台にある宿です。

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駐車場からの景色。瀬戸内の島々が見渡せます。空気が澄んでいる日は四国の山まで見えるんだとか!

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大崎上島は造船所がいっぱいあり、島側を振り向くとクレーンが沢山あるドックも見られます。

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夕暮れ。ずっと景色を見ていると、行き交う船舶の多さにも驚きます。よくぶつからないなぁと。

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夕日が沈み切る瞬間、雲の切れ間から顔を出しました。確か宿の屋上のような場所が解放されていて、そこで日が沈むまでの時間景色を眺めていました。

さて、ここから宿の写真といきたいところなんですが、疲れ切っていたのか折角の美味しい料理もお宿のロビーやお部屋の写真も一切ない!笑

ということで、ホームページからお借りしていくつか紹介したいと思います。ちなみにホームページは凄い洗練されてます。

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 ロビーはおちつく昭和風。

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泊まったのは和室。ごはんもお部屋食で、広くて眺めも良いお部屋でした。

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瀬戸内といえば鯛!鯛づくしの料理で、お刺身も美味しく他にも焼き鯛や鯛めし、活き鮑の網焼きもあった豪華なお料理でした。

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この絶景露天風呂に入りたくて来ました。写真は夜ですが、日が出ている間の方が絶景が楽しめます。特に瀬戸内海を行き交う大小さまざまな船を眺めながらいつまでも入ってられそうなお風呂でした。

ちなみにお湯は、残念ながら循環で若干塩素の臭いがします。泉質目当てではなく、この絶景を求めてくるところですね!

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解放感が凄い。ちなみに常にかはわかりませんが、柑橘類の果物が湯船に大量に浮かべられていて、それもまた瀬戸内感があって良かった!

お料理も美味しく、お風呂も写真以上の絶景。人気のお宿なのも納得!

日帰り入浴もやっているようなので、大崎上島に来たらぜひこのお風呂に入ろう

大崎上島(木江港)~大三島(宗方港)

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朝見ると改めて壮大だったことがわかる木江港のドックたち。

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木江港から大三島行きのフェリーに乗ります。大三島大崎上島はあまり接続が良くなく、本数が限られているので時刻表を事前に確認しておいた方が無難かな。

大三島大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)

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大三島にある規模の大きい神社。伊予国一宮を誇る格式高い神社で、古くは源氏・平氏の一族らが武具を奉納したことからなんと、国宝・重要文化財の指定を受けた日本の甲冑の4割がこの神社に集まっているという実はすごいところ。(Wikipediaより)

国宝館があり、一般公開もされているようです。が、今回は細かくは見ませんでした。

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CMでおなじみの伯方の塩って、実はこのあたりで作られているんです。ただし隣にある伯方島ではなく大三島に工場があるうえ、原料の塩は瀬戸内の水ではなくメキシコまたはオーストラリアから取り寄せたものをこの工場で再度精製しているということで、ちょっと名前とは違うのですが、それも色々と経緯があるみたい。

工場見学すると色々と日本の塩販売における歴史がわかります。また、伯方の塩ソフトも食べられるので、大三島に行ったらついでに寄りたい場所。

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工場は規模的にはこじんまりとしていますが大三島の主要観光スポットかな。

さて、続いてはうさぎで有名な大久野島に渡ります。

島々で撮った写真だけ見るとごく普通の風景だけど、島独特の雰囲気は行ってみないと味わえないね

離島好き、島好きの人たちの気持ちがわかる

つづく。

2016年5月 瀬戸内【2/5】「錦パレス」泊 門司港と、山口県の観光地(角島大橋と萩の街並み、錦帯橋)めぐり。

こんにちは、しろいるかです
2016年5月の瀬戸内旅行、大阪からフェリーに乗って門司港に到着。そこから2日間かけて門司港と、山口県の見どころ観光します。

大阪から北九州へのフェリー旅の記事はこちら

※2023年8月追記 残念ながら錦パレスホテルは2022年をもって閉館してしまったようです…。

門司港門司港レトロ

門司港とは、福岡県と山口県との境目、関門海峡に面する港です。明治初期からの海外との貿易港で、現在は関門海峡の間を電車が行き来できるようになり、九州の海の玄関口としての役割も薄れたことから、レトロな建物が多く残っていたことを活かした観光地として有名になっています。焼きカレーなんかもこの地域のお店が発祥なんだとか。

門司港の中でも重要文化財に指定されているJR門司港駅を中心として観光地整備された一角を門司港レトロと呼ぶらしく、1995年にオープンしたエリアだそうな。思ったより最近だった。今回の旅は主にそのエリアを周ります。

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こんな感じのレンガ造りの建物が残っていて、石畳で統一感ある感じで整備されたエリアです。奥の赤い建物は旧大阪商船の建物。カフェなんかが入っていてうまく再利用されています。

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奥にある不安定なでっぱりのある高層ビルは門司港レトロハイマートというマンションで、なんとマンションなのに最上階には有料の展望台があるらしい。周りに高い建物は無いので見晴らしが良さそう。

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関門海峡大橋も見えます。関門海峡って結構狭いんですね。

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建物の名前は忘れてしまったけど立派な洋館。

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関門海峡ミュージアム。建物の外観はなんかゴテゴテしてますが、中はスタイリッシュな雰囲気でした。令和元年にミュージアム部分がリニューアルされているようで、展示物なんかも最新技術を取り入れられているみたいです。

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こういう感じのレトロな通りも再現されてました。入館料も500円とかなのでとりあえず暇つぶしに入ってみると意外に満足できた気がします。

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なんか首が長くてデカい鳥。ふ頭に佇んでいました。

門司港レトロのエリアは整備されていて雰囲気が非常に良く、お天気も最高に良かったのでお散歩にぴったりでした。天気が良かったので近くのお店で焼きカレーをテイクアウトしてベンチで食べました。焼きカレーのお店はたぶん門司港レトロの周囲に大量にあるので、探すまでもなく見つかると思います。

ちなみにこういう時、発祥のお店を探すんですが、残念ながら焼きカレーは発祥のお店も残っていないようなので、適当に美味しそうなお店で買いました。

エリア的にも狭くもなく、歩き回るのに疲れるほど広くもなく、絶妙なサイズ感

出店が出ていたりと賑やかな雰囲気で歩いていて楽しい観光地だね

角島大橋

山口県にある角島はややマイナーな観光地ですが、角島に架かる橋がまっすぐ伸びる光景や、日本海とは思えないほどの綺麗な海が話題となり知名度の上がっている観光地です。角島大橋で画像検索するとここ山口県!?と思うような写真が沢山出てきます。

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これは、ネットで検索すると出てくる本州側から角島に向かって撮った写真ではなく、角島側から撮ったのでちょっと南国感が薄いですけど・・・。一番主流のアングルからの写真を撮っていなかった。

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角島に渡って先端まで向かうと、角島灯台公園があり、大きな駐車場といくつかのお土産物屋さんがあります。

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もちろん灯台もあります!ここの灯台は上に登ることができるのですが、解放感があって気持ちのいい灯台です。

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灯台の上からは雄大日本海が望めます!見えないですが、はるか先には対馬があるはず…。

角島大橋がとにかく角島観光のハイライト。

だけど、折角来たなら灯台も登りたい。上からの景色はなかなかの絶景だった

萩の街並み

萩は山口にある城下町で、吉田松陰や、高杉晋作といった明治維新に関係する人物たちの出身地です。当時の街並みが残されており、江戸時代を思い起こさせる風景を楽しめます。

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こんな感じとか

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こういう雰囲気とか

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これはなかなか。よくあるひと区画だけそれっぽい建物群が・・・というレベルではなく、かなり広い区画が景観保存されています。というのも萩の町は昭和51年に京都の祇園と同時に日本初の重要伝統的建造物群保存地区に指定された地域であり、当時の建物もしっかり受け継がれていたのかもしれません。

確か木戸孝允の家だったか、伊藤博文の家だったか、桂太郎の家だったか、吉田松陰の家だったか・・・そんな感じの偉人の家を見学した記憶がありますが、写真が残っておらず記憶が曖昧です。

萩は、実は凄いところでした。

山口県明治維新のつながりからか、山口県出身の総理大臣も多いね

今の日本をつくり、今なお日本を動かしているのは実は山口県だった…?

宿泊:雙津峡温泉 錦パレス 

萩から車で2時間ほどで本日の宿、雙津峡(そうづきょう)温泉 錦パレスに到着です。ここは特に深く考えずお値段の安いところ(GWで一泊2食で8,000円ほど)を選んだのですがなかなか特徴的なお宿でした。

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建物のつくりがまず凄いです。バブルの時代に作られたと思われる独特の作りで、建物の真ん中を貫く大階段があり、そこから左右に枝分かれしながら各階が繋がっています。よく言えば大聖堂みたいな…?

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外観もなかなか特徴的。

お部屋は普通に和室で、料理もお安いお値段と考えればまぁまぁ、特段設備的に問題は無いので、独特のつくりの建物は好みが分かれそうですがリーズナブルなお宿だと思います。時期によっては近くの川でホタルも見られ、ホテル側で鑑賞会も催されたりと、自然を味わうにはいい宿なのかも。

ただ、肝心の温泉は露天風呂は無く、お湯も循環で塩素っぽさもあったので少し残念かな。一応18時までであれば、ホテルの隣に同じ経営母体の日帰り湯があり、そちらは100%源泉かけ流しのラドンが楽しめるそうです。

ゴールデンウィークに2食付きで8,000円だった記憶

なかなかの山奥なので、やっぱりおすすめはホタルの時期とかなのかなぁ

錦帯橋

さて、翌日は山口県最後の観光、錦帯橋に向かいます。

錦帯橋山口県岩国市の錦川に架かる木造橋。ただの橋がなぜこれほど有名なのかというと、その独特のアーチ状の形状と、1673年という遥か昔につくられた歴史ある橋だからなのです。(Wikipediaによると、1950年に流失してしまっているようで、厳密には当時の橋ではないようですが…。)

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確かに当時の橋そのままではないかもしれないけど、実物を見るとなかなか感動します!

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橋はもちろんわたることが出来ますが、入橋料という形で料金がかかります。往復分で310円と、ただの橋なのに!?と思ってしまいますが、いざ渡ると眺めも良いし、アーチ状の橋の階段を上下するのは不思議な気分。

奥の山々、紅葉の時期は特に綺麗でしょうけど、新緑シーズンもなかなかです。

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屋形船っぽい船もいっぱい川にいて、間近で橋を眺めるのも迫力があって良さそうです。

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川の反対側はなだらかな河原になっています。水量の多い反対側と全然雰囲気が違ってなんだか不思議。

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橋を渡ってすぐの場所に、むさしという非常に有名なソフトクリーム屋さんがあります。ごった煮感の凄い外観の通り、本来は観光お食事処的なお店なのですが、100種類ものソフトクリームを取り扱ってるという、別の意味で有名になっています。

ソフトクリームはバニラとかフルーツ系とかの定番モノから、カレーやめんたいこ等のキワモノまでオールマイティーに取り揃えられています。本当に全部頼むと出てくるんだろうか…。私たちは冒険しませんでしたが、普通に美味しかったです。

錦帯橋周辺は日光を遮る場所も少なく暑いので、夏場はソフトクリームがピッタリ。

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その他、橋を渡った先には大きな公園(吉香公園)や岩国藩の家老の邸宅などがありました。

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錦帯橋は橋脚の近くにまで行くこともできます。

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下からだと複雑な橋の構造が見て取れます。

山口県の旅はこれで終わり。この後はいよいよ瀬戸内の離島に入ります。

錦帯橋は来てよかったと思えるスポット!立地的にも瀬戸内側だし行きやすい。

山口県といえば、日本最大のカルスト地形、秋吉台に行きそびれたのでまた行ってみたいな。

2016年5月 瀬戸内【1/5】阪九フェリーの大阪~北九州スイート客室乗船記。明石海峡大橋と夕日を眺める快適な船旅

こんにちは、しろいるかです
2016年5月に瀬戸内地域(一部北九州も)を観光した旅を思い出します。

旅の全工程

東京から大阪へ移動、大阪から阪九フェリーに乗って北九州へ移動し、そこから山口県を通って瀬戸内の島々を巡りながら姫路城で旅を占める6泊7日の旅です。

【一日目】
東京駅~南海泉大津駅泉大津港~阪九フェリー
宿泊:阪九フェリー

【二日目】
門司港門司港山口県角島~萩
宿泊:雙津峡温泉(そうづきょうおんせん) 錦パレス

【三日目】
錦帯橋大崎下島大崎上島
宿泊:きのえ温泉 ホテル清風館

【四日目】
大崎上島大三島(おおみしま)~大久野島
宿泊:休暇村大久野島

【五日目】
大久野島~竹原~高地~高松
宿泊:(どこかの民宿。名前失念)

【六日目】
高松~男木島~小豆島
宿泊:小豆島国際ホテル

【七日目】
小豆島~姫路~東京

阪九フェリーで船旅(大阪泉大津~福岡新門司)

瀬戸内の島々を巡るのが今回の旅のテーマ。瀬戸内海は波も穏やかで、揺れる心配も無さそうなので、手始めに船旅をしてみようと思い立ち、大阪の泉大津から福岡の新門司港までを結んでいる、阪九フェリーの航路に乗ってみることにしました。

泉大津~新門司航路のフェリーは、豪華客船ではないですが、単なる移動手段というよりは船旅を楽しむことを意識したつくりになっていました。

フェリーは泉大津を17:30に出発し、夜間航行し続けて、6:00に門司港に到着するスケジュールになっています。ダイヤは毎日この1本のみです。

私たちは上から2番目の客室、スイートに宿泊しました。バストイレ付の個室で、広さも20㎡ほどと、下手なビジネスホテルよりも快適。

乗船料はインターネット予約だと確か20%オフになって、一人15,000円ほどだったと思います。ご飯などはつかないのでホテルとして考えるとかなり割高ではありますが、大阪から北九州への移動費+ベッドで宿泊+船旅体験がセットになっていると思えば…。

新幹線でも新大阪から小倉まで4時間ほど、料金も1万円以上かかるし、夜行バスもしんどいしね…。

目的がハッキリしてればかなり使えると思う

泉大津乗り場

新大阪駅からさらに在来線等を乗り継いで南海電鉄泉大津駅へ。駅前からフェリーターミナルまで連絡バスが出ています。フェリーは1日1本しかないので、連絡バスもそこに合わせたダイヤになっているため、要確認です。

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フェリーターミナルはこんな感じ。昭和を感じます…!

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Hankyu Ferryですが阪急じゃなくて阪九なんですね。最初私鉄の阪急グループのフェリーなのかと思ってた。

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いよいよ乗船です。入口は割と殺風景かも。

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ターミナルの周りはコンテナや工場がいっぱい。

周りに時間を潰す場所等は無いので、乗船時間にあわせて行く感じがよさそう

公共交通機関の場合、連絡バスが乗船時間に合わせられるから自然とピッタリの時間になるけどね

船内

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少し寂しい入口に反して、内装はなかなか立派です。二等客室などは相部屋だからか、ソファーなどが至る所に配置されていて、パブリックスペースが充実してます。

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個室の廊下。ホテルのような感じ。

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こちらがスイートの部屋。ベッドが2つと、海側に面した窓とソファがあります。共用設備として大浴場もついているのですが、バストイレも部屋に付いてます。

動き出しても揺れは少なく、睡眠を妨げられるようなこともありませんでした。

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甲板にも出られます。天気は非常に良いだったのですが、夜になると風がかなり強く、出てられないぐらいでした。

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船首部分を眺められる展望ルームもありました。あんまり使わなかったかな。

出典:阪九フェリー ホームページ

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写真は撮って無かったですが、品ぞろえの良い売店やカフェテリア形式の広いレストランもあって食事には困りません。

出典:阪九フェリー ホームページf:id:irukas980:20200614233825j:plain

露天風呂まで付いている大浴場まであります。大浴場は入ろうと思っていたら何だかんだで時間が過ぎてしまって入れず。夜は9:30までで翌朝はやっていないので、早めに入った方が良さそうです。

造船されてからまだかなり新しいのか、フェリーターミナルの昭和感からうってかわってスタイリッシュな感じ

揺れもほとんど感じないし、快適に過ごせるね

明石海峡大橋と夕日

出航してしばらくは大阪の湾岸地帯をそろそろと抜けていきますが、そこを抜けると徐々にスピードをあげて瀬戸内海をぐんぐん進んでいきます。

そして、ちょうど18:30頃に明石海峡大橋に差し掛かると、ベストタイミングで夕日が沈もうとしていました。甲板にも人がいっぱい出てきて写真を撮っています。

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だんだん橋に近づいていきます。全員左側に寄ってて、船のバランス大丈夫なのかな笑

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渾身の一枚。まるで絵葉書!

風が強くてなかなかずっと甲板にはいられないですが、この時ばかりは甲板が人でごった返し、まるでイベントのような盛り上がりでした。

橋が近づいて来て最初のうちは甲板の左側が埋まってしまうけど、しばらくすると空いてくるのでそこがシャッターチャンス!

明石海峡大橋をくぐるのは18:30頃だけど、季節によっては日が沈んでるかも。冬場はそもそも寒くて甲板に出られ無さそうだけど

夜空に浮かぶ瀬戸大橋

ご飯も食べてしばらく経って9時半ごろ、次のイベントがやってきます。今度は瀬戸大橋通過です!

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甲板に急にイルミネーションがかかったように、光の橋が現れました。

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ぶれすぎてうまく撮れず。代わりに肉眼に焼き付けました。

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遥か彼方まで続く橋は圧巻でした。

ちなみにこの後、もう一本橋をくぐったんだけど…

しまなみ海道を構成する橋のひとつ、来島海峡大橋だね。けどくぐる時間が12時頃だし、翌朝は6時には新門司港に着いてしまうので見るのは難しそう

門司港からの朝日

翌朝、アナウンスで目が覚めると新門司港に到着しようとしていました。

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甲板に出てみると見事な朝焼け。

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門司港も何もないところです。着いたら連絡バスで、レトロで有名な門司港のあるJR門司港駅まで連絡バスで移動です。

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良い船旅だった。たまにはこういうのも良いな。ちょっと朝早くて眠いけど…。

クルーズ船にも乗ってみたいな

外洋だとやっぱり少しは揺れるのかな?

2016年9月 八重山諸島【4/4】「星のや竹富島」泊 完璧すぎて本物よりも本物らしい?"星のや集落"に滞在。

こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話。旅の最後に星のや竹富島に宿泊します。

石垣島の記事はこちら

西表島の記事はこちら

小浜島の記事はこちら

竹富島とは

八重山諸島の旅、四日目は西表島から竹富島へ向かいます。竹富島石垣島小浜島の間にある小さな島で、島の大きさは小浜島と同じぐらい。

八重山諸島の拠点である石垣島から最も近い離島ということもあり、船便も多くわずか15分ほどで到着することから、石垣島からの日帰りで観光に訪れる人が多いみたい。アクセスの良好な離島です。

この島の特色は何といっても昔ながらの街並み。周りが珊瑚石灰岩の石垣で覆われた赤い琉球瓦の家屋が立ち並び、市街地の道路はあえて舗装もされておらず、昔にタイムスリップしたかのような風景を楽しむことが出来ます。

重要伝統的建造物群保存地区として国に保護されているだけでなく、竹富町憲章でも景観を守ることが規定され、それを守る住民たちの努力によって島全体にひろくこの風景が残されているようです。

 

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こんな感じの家々と石塀が立ち並ぶ街の景観。

宿泊:星のや竹富島

伝統を守る竹富島ですが、そんな場所にもリゾートの波はやってきます。2012年にオープンしたのが星のや竹富島星野リゾートの手掛ける高級リゾートホテルです。今回の旅の締めはこの星のや竹富島で宿泊です!

港に着いたら、専用バスで星のやへ。こちらのホテル、建てるときに相当島の景観に配慮したのか、集落からは大きく外れた完全に隔離されたような場所に建てられています。

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Googlemapから。右下の部分が星のや竹富島です。航空写真からもわかる通り、細い2本の道路で結ばれているだけで、完全に集落からは隔離されてる笑

しかし、ここには星のや集落とでも呼ぶべき、ひとつの町が出来上がっていました。

地図からも敷地面積がかなり大きそうに見えるね

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小さいレセプション棟を抜けると、珊瑚石の石垣に赤い琉球瓦の家々が立ち並ぶエリアに入ります。

でも決して竹富島の集落ではなく、ここは伝統的な竹富島の家々を模したヴィラが立ち並ぶホテルの敷地なんです。

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素材や工法も完全に再現しているらしく、本物とはもはや一体なんだろうと考えさせられます。

星のやの本気を見た

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敷地内はかなり広く、同じような風景が続くので迷ってしまうぐらい。

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自分のヴィラの番号を忘れると本当に見分けがつかなくなります笑

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ヴィラの入口はこんな感じ。入口から直接家は見えず、さらに中に一段石垣があります。これはヒンプンと呼ばれ、単なる目隠しのためだけではなく、沖縄の魔物は角を曲がれないので魔除けの意味も込められているのだとか。

不器用な魔物だね

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シーサーもしっかり屋根にいます。守りは万全!

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建物はこんな感じ。軒先が広く、風通しも非常に良くて気持ちいい。

また、周りは自然の多い場所ですがおそらく虫除け対策などが万全に行われてると思われ、滞在中虫はほぼ居ませんでした。軒先の窓全開でも全然問題なしです!

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中には琉球畳の部屋にデイベッドがあり、滞在中はずっとここで転がってました。

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奥はベッドルーム。寝心地の良いベッドでした。

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洗面所とバスルームとか。温泉ではないです。

ヴィラの中がとにかく快適で、何をするわけでもないですがゆっくりとできるのが良かった。ここは連泊して何もしないで過ごすのがきっと楽しいんだろうな・・・。

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星のや集落の中には展望台もあり、高台からは集落を一望できます。完全にひとつの町ですね。

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ラウンジっぽい場所では時間帯によって軽食とか、三線の演奏があったりします。

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特に泳がなかったけど池のようなプールもあります。ビーチが近くにないため、ビーチリゾート感はあまりないかもしれません。

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日が落ちる前に早めのディナー。

レストランは1か所だけですが、琉球ヌーヴェルと名付けられたフレンチベースの沖縄食材や沖縄料理のエッセンスが織り込まれたコースをいただけます。料理の写真は撮ってなかったですが、独創的かつ美味しいお料理でした!

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ご飯を食べた後は集落をお散歩。夜はプールがいい感じでライトアップされていました。

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高台からは一面の虫の声と、遠くに石垣島の夜景。ロマンティックです!9月だというのにホタルのような発光虫があたりにいました。

プライベートな伝統的ヴィラでのんびり過ごして、夜は静かな集落をお散歩しながら虫の声や遠くにほのかに光る石垣島を眺める。ビーチが近くにあったり、高層階からの絶家いを楽しむことが出来るような宿ではないのですが、特別感の味わえる素晴らしい宿でした。

こうも満足度が高いと、他の星のやにも泊まってみたくなるね

宿泊費がね・・・

竹富島の散策

さて、翌日は12時までゆっくり星のやですごしたのち、竹富島を軽く散策します。星のやで自転車を貸してくれたので自転車で、自転車でも集落まで10分近くかかるので、歩くのはつらい距離。

日帰りの場合なども島内は自転車で巡るのがスタンダードで、港の入口にレンタサイクル屋が沢山あります。

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つい先ほどまで見ていた光景にそっくり。ってこっちが本物ですね。

星のや集落が年月を経たら同じような感じになるのかな。カフェやお店も点在していて散策し甲斐のある集落です。

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西桟橋という登録有形文化財になっている桟橋。1938年に作られたという竹富島最初の近代的な桟橋らしい。晴れ渡っていれば周りの遠浅の海がエメラルドグリーンに輝く景色が見られたかも。とはいえ、開けた風景は非常に良かったです。

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小さい島ですが、もうひとつ登録有形文化財があります、それが市街地の中央にあるなごみの塔。コンクリートで作られた公園の滑り台のような形状の展望台です。

1953年に建てられた展望台で、当初は島民に情報を伝えるための放送施設だったんだとか。島には高い建物が無いので、登ると360度周りを見渡せた・・・らしいのですが老朽化により、2016年以降上に登ることはできなくなっています。

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夫が2014年に行ったときの写真。もともとが高台に建っているためか、電柱よりも高い場所から集落を見渡せるようになっていたみたい。

竹富島集落は平坦な場所なので、レンタサイクルで周るのがおすすめ。

観光の水牛車街中を巡っているので、徒歩の場合は水牛車に乗るのもいいかも

石垣島ユーグレナモール

竹富島も一通り散策し、空港のある石垣島へ戻りました。

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まだ飛行機の時間まで余裕もあったので、石垣港から徒歩5分ほどの場所にある、ユーグレナモールと名付けられた賑やかなアーケード街でお土産物探し。賑やかな雰囲気の八重山地方随一の繁華街。お土産物から日常品、お洒落なカフェや居酒屋など都会っぽいお店が並びます。

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観光客向けっぽいお店も多い中、ローカル感満載の石垣島公設市場がアーケード街の中にあるいわゆる市場です。フルーツや鮮魚、石垣牛などの生鮮品に加えて、2階部分には石垣市特産品販売センターというお土産物系の品物を扱うお店があるのですが、他のお店にもよくある定番土産はもちろん、ここにしかない地元のお土産物など種類がとにかく豊富で、ここ1か所で大体のお土産物を網羅出来ます。

入口が賑やかな感じではないので、ふらっとひき寄せられて入るタイプのお店ではないですが、おすすめです!

石垣島空港

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楽しかった旅もこれで終わり。最後は石垣島空港の展望台から綺麗な夕日を見ることが出来ました。

南国を満喫した旅だった!

南の島の星野リゾートも制覇!今度は他の離島にも行ってみたいな。

2016年9月 八重山諸島【3/4】「星野リゾートリゾナーレ小浜島」泊 自転車で小浜島一周と、干潮時にだけ現れる幻の島へ!

こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話。続いて向かったのは小浜島(こはまじま)です。

石垣島の記事はこちら

西表島の記事はこちら

小浜島とは

八重山諸島の旅、三日目は西表島から小浜島(こはまじま)へ向かいます。

八重山諸島の島々も、石垣島西表島で全く雰囲気が異なったように、小浜島もオンリーワンに出会える島です。

アクセスは石垣島からは一日10便以上連絡船が出ていますし、西表島大原港からは便数はやや少ないですが直通便も出ています。

小浜島石垣島西表島と比べても非常に面積の小さい島で、島内にはバスなどの公共交通機関は一切走っていないし、自転車で1時間もあれば一周できてしまうぐらいの大きさ。

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西表島と比べるとだいぶ小さい。

島内はなだらかな起伏と、背の高い木のある山はほとんどなく、大半がさとうきび畑と牧草地で構成されています。そのため解放感のある明るい雰囲気の島になっています。

小浜島にはこれといった観光名所はありませんが、この雰囲気を味わうためにぜひ自転車で島内一周がオススメです!

自転車で巡れるのは小さい島ならではだね

ちなみに、2001年のNHK朝のドラマ、ちゅらさんの舞台になったということで、ロケ地や建物なども残っています。小浜島が有名になったのもその頃らしい。(Wikipedia調べ)

小浜島のもう一つの特長は、この小さな島に巨大リゾートが隣接して2つもあること!

星野リゾートが経営する「ゾナー小浜島」と三井不動産が経営する「はいむるぶし」の2つのリゾートがしのぎを削っています。なんと島の総面積約1/5がこれらのリゾートホテルのエリアになっていて、もはやこれってリゾート島なんじゃ・・・と思ってしまうぐらい。(これもWikipedia調べ)

1島1リゾートのモルディブ的な感じ!?

実際にはリゾートホテルのエリアは明確に入口が区切られているので、エリアの中に入らないとリゾートホテルの雰囲気は無いかな

小浜港

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西表島から小浜島への船内から。大きな雲が印象的だったので一枚。

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小浜港に到着!素朴な雰囲気の港ですが、リゾート客がいっぱい。

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港の前にレンタカー屋さんやカフェがいくつかあります。レンタサイクルも、日帰りで来た場合などはこちらで借りて島内を巡ることになります。私たちはホテルで自転車をレンタルしました。

自転車で小浜島一周

小浜島は、山は無いのですが起伏は結構あるので、できれば電動自転車で周りたいところです。原付で巡ってる人たちもいたので、それも良いかも。

島内はそれほど広くなく、全ての見所を巡っても2時間あれば十分なぐらいですし、道の本数も少ないのでそれほど迷うこともありません。必然的に見どころを巡りながら島内をだいたい一周することになるはずです。

ということで、見どころを紹介してきます!

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シュガーロードと呼ばれる一本道。リゾナー小浜島、はいむるぶしの入口からすぐの場所にあるのでわかりやすいです。

両側に広がるさとうきび畑と、どこまでも続くような一本道に郷愁を覚える光景です。小浜島は観光客もそこまで多くないので、こんな感じの誰も人がいない写真も当たり前のように取れます。

ちなみにここもちゅらさんのロケ地で、通学路として撮られたんだそうな。これはドラマを見てなくても、なかなか感動する光景です。絶妙な高低差で奥行き感が出ますね!

カントリー・ロードを口ずさみながら走りたい

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島の中心部には集落があり、民家に混じってあるのがちゅらさんのロケ地、こはぐら荘です。物語の主人公たちの住む家として使われており、実際の現地の民家が用いられたそうです。ただ、残念ながら内部の見学などが出来るわけではなく、外から外観を眺めるだけです。ちゅらさんを見ていたら感動があったのかも・・・。

石塀はこの地方の伝統的なスタイルみたい

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大岳展望台です。こちらは小浜島で一番高い山(海抜約100m)の頂上にある展望台です。展望台の入口に自転車を停めて、階段を登って展望台まで行きます。意外に段数が多いのでくじけそうになりますが、頂上からは島を一望できるので疲れも吹っ飛びました! ちなみに頂上にはベンチがあるぐらいなので、飲み物を忘れずに。

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石長田海岸です。マングローブが海岸近くにビッシリ生えていてびっくりします。海岸沿いに道が舗装されていて、そのまま進むとだんだん道幅が狭くなり袋小路かと思いますが、ちゃんと抜ける道があるので安心して進んで大丈夫です。

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島の西部にある海人公園(細崎集落)への道です。海へ向かって一本道で下りが続くので自転車だと風を切ってとても気持ちいい!スピードが思いっきりでてしまうので、たまに来る地元の人の車に注意が必要。

電動自転車じゃなかったら・・・と思うとちょっとゾッとする坂の長さです。

ここを一気に下って行くのは気持ちよすぎた

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細崎集落のビーチ。向かいには西表島がすぐ目の前に見えます。なんでも2Kmぐらいしか離れていないんだとか。ちなみに、細崎集落に限らず島内には港周辺を除いて売店などは無いため(自販機はたまにあります)、自転車で一周する場合はお水とちょっとした甘いものを用意しておくことをおすすめします。

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帰り道。電柱と送電線のシルエットがなんとなく気に入ったので。

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宿についてゆっくりしていたら、少し雲がかかっていた空も晴れてきれいな夕日が見えました。

宿泊:星野リゾートゾナー小浜島

小浜島で泊まったのはリゾナー小浜島。はいむるぶしと迷いましたが、今回の旅は八重山の3つの星野リゾート西表島ホテル、リゾナー小浜島、星のや竹富島)を周りたかったので、こちらに。

調べてみると両者の価格面やカタログスペックにはほとんど差はないです。敢えて言うならリゾナー小浜島の方がやや大人向け、はいむるぶしの方がややファミリー向けかな?

どちらのリゾートも、広大な敷地の中にメイン棟、宿泊棟、レストラン、ビーチ等建物が点在していて、間をカートで移動するようなスタイルになっていました。

はいむるぶしは大浴場があってリゾナー小浜島はゴルフ場があるのが設備面の大きな違いかな?

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泊まったのは一番安いお部屋でしたが、こういう感じのリゾートっぽい建物です。

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お部屋は西表島ホテルに似てる感じです。バルコニーもついていて解放感があります。デイベッドがあるとリゾート感が出ますね。

ご飯はメインレストランでのブッフェ形式でした。西表島ホテルの方と同じような感じですが、こっちの方が品数が多かった気がする

出典:リゾナー小浜島

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ハンモックがずらーっと並べているティンガーラハンモックというエリアがあったのですが、そこで寝転びながら星空を眺めるのが凄い良かった!天の川もくっきりと見えるほどでした。

同じ星野リゾートでも、西表島ホテルは落ち着いた感じ。

こっちはいかにもリゾートホテルだぞー!って感じ。どっちもいいね。

浜島(幻の島)

翌日はホテルのツアーでダイビングをしつつ、幻の島と言われる浜島へ。

小浜島の近くにある無人島ですが、ほぼ砂浜だけで構成されていて、満潮時は完全に海に沈んでしまうというのが幻の島と呼ばれる所以。

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おぉー、これは絶景です!

ツアーの場合、うまく干潮時を狙って連れてきてくれるみたいです。何隻か船が上陸してるんですが、こういう写真を撮らせてくれるためか、みんな同じ場所にきっちり停泊してくれています。よく考えてくれてる!

遠くに見える島影は西表島かな?

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反対側を向くと、人がちらほら。かなり遠浅になっているので海も綺麗に見えます!

周りを見渡しても360度海が見える中、砂浜に立っているという不思議な体験が出来ました。自力で来ることは(たぶん)無理なので、ツアーならではですね。

ツアーに参加してでも来る価値ありの島だった

小浜島にツアーから戻ってきたあとは、連絡船で竹富島に移動します。星のや竹富島に期待が高まります…!

つづく。

2016年9月 八重山諸島【2/4】「星野リゾート 西表島ホテル」泊 船でしか行けないイダの浜と水牛車で由布島を観光!

こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話です。石垣島の次は西表島に向かいました。

一日目の記事はこちら

西表島とは

八重山諸島の旅、二日目は石垣島から西表島へ向かいます。

西表島といえば、イリオモテヤマネコのような希少な野生動物の宝庫で、島のほとんどが熱帯雨林のジャングルに覆われた地です。

しかも、島自体の大きさはなんと沖縄本島に次いで大きいんだそう。日本にまだこんな秘境が残されているんですね…。

そんな西表島ですが、石垣島からであればアクセスは意外にも容易で、一日10本以上の定期船が出ており、片道40分ほどでたどり着くことが出来ます。

出典:Wikipedia

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衛星写真を見てもわかる通り、人が住んでるのは本当に沿岸部のごくわずかな場所だけで、残りはジャングルです。

島のほとんどが緑色!

宿泊:星野リゾート 西表島ホテル(旧 ホテル ニラカナイ西表島

西表島にはいくつかのリゾートホテルがありますが、その中で今回選んだのは星野リゾートが経営するこの西表島ホテル。(私たちが泊まった2016年当時はホテルニラカナイと呼ばれていました。2019年の10月頃に名称変更があったようです。ホームページ等を見てみると当時と設備などはほぼ同じなので、大規模な改装などは行われてなさそうです)

西表島は宿泊施設が少なくさらにペンションや民宿ではなくリゾートホテルとなると選択肢は数か所だけですが、こちらのホテルが圧倒的に評価が高かったです。

上原港からシャトルバスで10分ほどでホテルに到着です。なお、西表島には2つの港があり、大原港上原港は車で1時間近く離れているので間違えると大変です。石垣島からどちらの港へも便が出ているし、名前も似ているしで注意しないと間違えそう笑

送迎が行われているのも上原港からだけですね。

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おしゃれな琉球瓦の外装。南国感たっぷり!

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お部屋は確か一番安いスーペリアルームだった。写真には写ってませんが、デイベッドなどもあって40㎡ぐらいはあったかと。

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バルコニーからはギリギリオーシャンビュー! 下にはプールがあります。奥の方にビーチは見えますが、潮流があるのか、プライベートビーチなどとして整備はされていないようです。

朝夕はブッフェでした。2泊したので、当時は一泊目はプールサイドでバーベキューをしたのですが、今はホームページ見てみると無さそうですね。

ブッフェは西表DEEPと銘打って地元食材や郷土料理が豊富にあり、見た目にも楽しかった記憶があります。

他の星野リゾートと比べるとお値段もお安く、朝夕ついて一人2万円ぐらい。お値段を考えるととても気持ちよく過ごせたと思います。

少し価格帯は高いけど、ホテル発のアクティビティも充実していて安心

ジャングルリゾートと銘打っていたけどなるほど納得

星砂の浜

さて、ホテルで自転車を貸してもらえたので近くのビーチ、星砂の浜へ。

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自転車で確か10分ちょっとぐらいだった気がする。こちらは岩場が多く、いわゆる映えるビーチではないのですが、魚が沢山いるのでシュノーケルしながら魚を探したり、遠浅になっている部分でのんびりしたりと楽しめるビーチです。

また、名前の由来になっている星砂探しも楽しいです。ビーチの砂に交じって、星型の砂のようなものが沢山見つかります。指で砂を押さえると砂がいっぱい付いてくるので、その中から選別するとすぐ見つかります!実はこれ、有孔虫という虫の殻なんだそうな…。

出典:Wikipedia

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こんな感じで砂の中に星型のヤツが混じってます。

星砂が見つかる場所はかなり限られていて、その中でもこの西表島の星砂の浜は有名みたいですね。

この星砂をボトルに詰めたものを沖縄土産でよく見かけるね

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ビーチでひとしきり楽しんだ後は自転車で風を切って島内を少し探検!

西表島は港周辺を離れると、だいたいこんな感じで道路以外ほぼ緑です。イリオモテヤマネコが道路を横切ることもあるそうで、至る所にイリオモテヤマネコ飛び出し注意の看板があります。

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道の途中にあった展望台からジャングルを見渡してみる。これは秘境だ…。

イダの浜

翌日は、船でしか行くことのできないという、イダの浜へ行ってみたくてホテルのアクティビティに申し込みました。

出典:星野リゾート 西表島ホテル

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こういう景色が見たかった。

まずは、ホテル内のアクティビティツアー集合場所からバスに乗って、イダの浜へ向かう船の泊まっている港に向かいます。

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が、当日は少し・・・天気が悪かった・・・

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船というか、ボートですね。これで対岸にあるビーチに渡ります。

一応公共の船で行く手段もあるようですが、その場合ビーチに乗り付けるわけではなく、対岸の集落から歩くため実質ツアー以外で来るのはかなり大変そう。

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私たち以外誰もいない!貸切のプライベートビーチです!

けど、天気がちょっとイマイチで期待していた景色ではなかったのが残念…。

エメラルドグリーンの海を見たかった

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天気が悪いのでわかりづらいですが、水は抜群に綺麗です。勿体ない…。

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ツアーの場合、シュノーケルグッズも貸してもらえるので魚を探していましたが、結構サンゴが白化してしまっていました。ときおり魚を見つけたりしましたが、少し寂しかったかも。

テントも貸してもらえるので、2時間ほどビーチでのんびりしたあと戻りました。楽しかったけど、これは翌日の天気予報を見てからツアーの予約した方がよいかも笑

日光は大事だね

この日は夕方にホテルのツアーではじめてSUPも体験しましたが、ホテルのツアーだと波のほとんど無い河口付近でやることになるため、初心者でも案外簡単に出来ました。こちらは写真も一切ないので割愛。

由布島

翌日は前日とうってかわって快晴!この日は由布島を目指します。

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由布島への入口は、西表島の2つの港、上原港大原港のうち、大原港よりの中間地点にあります。レンタカーを借りるか、路線バスを使うかが現実的な交通手段ですね。路線バスで大原港から30分弱かかります。

私たちはホテルに上原港まで送ってもらい、そこから路線バスで向かいました。

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由布島は、西表島に隣接する小島で島全体が熱帯園として観光地になっています。しかし、注目されるのは熱帯園よりも島への移動手段。

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なんと、水牛車に乗って渡るのです。これは楽しそう。

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島までは水牛車でだいたい15分ぐらい。といっても水牛の歩みが遅いので普通に対岸は見える距離です。発車してから後ろを振り返ると完全に海!

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由布島への送電線に沿ってゆっくり進みます。この雰囲気、得も言われぬノスタルジックさを感じました。潮の満ち引きで多少風景は変わるのですが、これはたぶん満潮に近い状態だと思う。

水牛車の中では、御者の人が三線で弾き語りをしてくれるのも旅の雰囲気を盛り立ててくれて楽しいです。

ここがある意味由布島のハイライトかも

この体験はここならではだね

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渡っているところを遠目から見るとこんな感じ。カラフルな水牛車がゆっくり進んでいくところがなんとものどかな光景です。

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島を渡ると、水牛たちの憩いの場がありました。お仕事お疲れ様です。

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ガリバナという、夏の夜に咲くという花がありました。西表島の川周辺に自生しているらしく、夏限定でこのサガリバナを楽しむツアーなどもあるみたいです。

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島内はこんな感じで熱帯植物の楽園になっています。

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こんな感じの湿地帯もあったり

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マングローブがいっぱい

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砂浜にも出られます。

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美味しいジェラート屋さんなんかもありました。暑い中、泡盛ジェラートがさっぱりしていて美味しかった!レストハウスのようなところもあり、軽食も食べられそうでした。

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帰りは干潮気味になり、浅瀬も見えるようになりました。ほんとうに遠浅なんですね。島内はのんびり歩いて2時間ほど見ておけばよいかと思います。ただ、往復の時間や港までの時間を考えると半日観光ぐらいと考えておくと良さそう。

西表島の観光地というとここぐらい。後はアクティビティで行くマングローブツアーやジャングル探検がメインになるので観光派としては見どころが少ないように見えるけど、この独特の秘境感は西表島でしか味わえないので、是非足を運んでみるのをオススメ

大原港

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次の目的地は小浜島ですが、小浜島への船は大原港からしか出ていないので注意が必要です。大原港も琉球瓦が使われていて南国を感じるおもむきです。

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ターミナルの中には簡単なお土産物屋さんと売店があります。そのうちの一つ、みなとのやおやさんではパイナップルや島バナナなど売っていたりして、小さいながらも見ていて楽しいお店でした。

雄大な自然に素朴な雰囲気、西表島はよいところだった

島によって個性があるね、次の小浜島はどんなところかな

 

次回に続く!

2016年9月 八重山諸島【1/4】初めての石垣島。レンタカーで観光スポットと郷土料理屋を巡る本島一泊二日モデルコース

こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話です。沖縄に行きたいな…。

旅の全工程

八重山諸島の島々を巡る、計五泊六日のプラン。記事は石垣島西表島小浜島竹富島の4つに分割してまとめます。

【一日目】
羽田空港石垣空港~来夏世(八重山そば)~石垣島観光(川平湾、サビチ洞、平久保崎灯台)~舟蔵の里(郷土料理)
宿泊:ホテルチューリップ

【二日目】
とうふの比嘉(ゆし豆腐)~西表島のビーチ(星砂の浜、イダの浜)
宿泊:星野リゾート 西表島ホテル(旧 ホテルニラカナイ西表島

【三日目】
由布島観光~SUP体験
宿泊:星野リゾート 西表島ホテル(旧 ホテルニラカナイ西表島

【四日目】
小浜島巡り
宿泊:星野リゾートゾナー小浜島

【五日目】
浜島(幻の島)~竹富島
宿泊:星のや竹富島

【六日目】
竹富島観光~石垣島観光(ユーグレナモール)

八重山諸島にある星野リゾートを制覇!

八重山諸島とは

沖縄県にある島々を指す名称で、沖縄本島からなんと400Kmも離れた場所にあります。構成する島々としては石垣島竹富島西表島あたりが有名ですね!

また、日本最西端の与那国島、日本最南端の波照間島も含まれます。

アクセス手段は飛行機。石垣島に空港があり、沖縄本島や他の離島からの便はもちろん、羽田・名古屋・関空福岡空港から直通便も多数出ています。

昔は沖縄本島や本州からフェリーという選択肢もあったようですが、経営悪化により廃止されてしまったようで、現在は旅客航路として石垣島と結ぶ線は無さそう。

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八重山諸島の全体図と、今回の旅で巡った島々(赤丸の部分)

八重山諸島の地図を改めてみると、与那国島が離れすぎてる笑。島々を結ぶのは船ですが、与那国島のみさすがに距離があるので石垣空港から直通便が出ていました。今回は石垣島西表島を中心に、その間にある竹富島小浜島を巡る旅にしました。

石垣空港から市街とレンタカーについて

石垣島を周遊して観光地を巡るつもりであれば、基本レンタカーが欲しいところです。空港の近くにレンタカー屋があるのですが、今回は石垣島に1泊だけして後は港から西表島に渡るつもりだったこともあり、空港からバスに乗って市内に近いオリックスレンタカー八重山店で車を借りることにしました。港は市内の方にあり、車を返すのにまた空港まで行くのが面倒だったためです。ただ、よく考えたらオリックスレンタカーは空港店もあるので、空港で借りて八重山店で乗り捨て(ワンウェイ)すればよかったかも。

ちょっと調べてみたら、新石垣空港ゆうな店八重山の間では乗り捨てが無料で可能だけど、新石垣空港ハイビスカス店八重山の間だと乗り捨てに対応していないらしい。フランチャイズ的な感じでブランドは同じだけど資本は違うとか、そういうことなのかな・・・?乗り捨てを考えている場合はご注意を。

バスだと空港から市街までおおよそ3~40分ほど。レンタカーを借りてから、まずはランチをします。

来夏世(くなつゆ)

石垣島の名物料理は色々あるけど、今回は八重山そばをいただくことにしました。沖縄名物と言われるソーキそばとは微妙に違っていて、豚スペアリブの代わりにかまぼこが乗っています。丸い太麺にあっさりしたスープ、紅生姜は入れずに代わりにピパーツ(島胡椒)を使います。ちょこちょこ違うところはあるけど、基本は同じジャンルかな?

今回行った来夏世(くなつゆ)さんは食べログでの石垣島八重山そばランキングでも1位という、かなりの人気店。

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来夏世(くなつゆ)外観

場所が住宅地にあるうえ、駐車場もそこまで数がありません。ただ回転はかなり速いようで、少し待ったらなんとか入れました。お店の雰囲気は良く、外観はコンクリート造りですが、内装は古民家カフェのような感じです。

八重山そばは思っていた以上に美味しいです。写真は残っていないのですが、透き通っているけどコクのあるスープにもちもちした麺がたまらなく、これがきっかけで八重山そばにはまってしまい東京に帰ってからも沖縄のアンテナショップで八重山そばを買って自宅で食べていました。

アンテナショップではソーキそばではなく、ちゃんと「八重山そば」の生麺を現地の製麺所から取り寄せたものが売られています。スープも粉末ではなくストレートのスープが売られていて、セットで買って上にかまぼこを乗せると完全に現地の味!こちらの製麺所のものが個人的には美味しかったです。

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出典:金城製麺所ホームページ

アンテナショップでしか買ったことないですが、通販でもお取り寄せできるみたいですね!

コーレーグース(唐辛子を漬けた泡盛の調味料)とセットでおうちで食べると完全に南国気分

エメラルドの海を見る展望台

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展望台の外観

石垣島の市街地の近くにある小高い丘(バンナ岳)にある公園の展望台。名前がキレイな響きです。市街地からも近いのでとりあえず来てみた。

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展望台から海を眺める

天候の関係か、エメラルドとまではいかなかったものの綺麗な海!吹き抜ける風が気持ちよくて、南の島に来た~という感じがします。

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展望台から市街地(石垣港)を眺める

反対側を眺めると、石垣島中心市街地と他の島への連絡船が出ている石垣港が見えます。これは夜来たら夜景も綺麗そう。

川平湾

川平湾(かびらわん)はおそらく石垣島で一番の観光スポット。潮流があるようで遊泳は禁止なのですが、水が非常に綺麗な湾で、透明度が高いことを活かしてグラスボートなんかもあります。

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川平湾のエメラルドグリーンの海

天候とか、潮位なんかもベストコンディションだったのか、これまで見た中で一番綺麗な海かも!

この後モルディブに行きましたが、モルディブにも負けてません。市街地からは少し遠く、車で30分ほどかかりますが行く価値は十分にあると思います。

モルディブへの旅行(ハネムーン)の記事

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鮮やかすぎる・・・泳げないのがちょっと残念

ちなみにグラスボートも15分間隔で出航し、一人1,000円ちょっとと手ごろなお値段で乗れるので、時間に余裕があるなら乗ってもいいかも。

ちなみに周りはお土産物屋さんや南国フルーツを売ってるジュース屋さんなどもあり、賑やかな雰囲気です。

ジュース屋さんでは、しぼりたてのドラゴンフルーツのジュースなんかも飲める

ジュース飲みながらこの海を眺めると幸せな気分になるね

サビチ洞

なぜ南の島まで来ておいて鍾乳洞に行ったのかというと、なんとこの鍾乳洞、洞窟を抜けたらその先にビーチが広がるという他にはない鍾乳洞らしいのです。

川平湾からさらに30分ほど車を走らせることになるので、ちょっと距離はありますが唯一無二の光景を求めて行ってみました。

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サビチ鍾乳洞の入口

ぽっかりと口を開けた鍾乳洞の入口。結構マイナーな場所らしく、人も少なめ。駐車場は結構広かったので安心です。

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内部は広くて一本道。お酒とか貯蔵している

洞窟自体は結構大きく、頭をぶつけそうになりながら・・・というタイプの鍾乳洞ではなくトンネルのような広さです。

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一番狭い部分

一番狭いところでもこんな感じ。

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洞窟を抜けて、空が見えはじめました

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少し歩くと…

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海に抜けられる!

洞窟を抜けたらいきなり白いビーチが!とはならなかったのですが、なかなかの解放感!

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ジャングルっぽさもあり、どことなく南の島感があります。

 

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洞窟を抜けた先のビーチ

ビーチにも降りられます。川平湾を見た後だったので感覚が麻痺してますが、これも綺麗な海のはずです。 

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英訳がいい味出してるハブ注意の案内

ハブ出るのか・・・とちょっとびっくりしながら、来た道を戻ります。駐車場から洞窟を抜けてビーチまで、ゆっくり歩いてだいたい片道15分ほど。所要時間は1時間も見ておけば十分だと思います。

ちょっと変わり種の観光地を求める場合にはオススメ!

市街地から遠いので、ここだけを目的に来ると今一つかもだけど、島一周するならついでに是非行きたいところ

ちなみに、石垣島にはもう一つ石垣島鍾乳洞というものもあり、そちらは山の中の洞窟なのでビーチに抜けたりすることはないですが、洞窟内をライトアップしていたり、また違う趣きがあるようです。石垣島鍾乳洞の方が石垣島ではメジャーみたいですね。

平久保崎

石垣島観光の最後に、島内最北端にある平久保崎に行きます。サビチ洞から車で15分ほどだったので、ここまできたら最北端まで行こう、という感じです。ちなみに、平久保崎周辺まで行っても観光地的な賑やかな感じではないです。最北端まで行く人は少ないんでしょうね。

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平久保崎までの道のり

狭い一本道を抜けると、平久保崎の駐車場があります。さすがに駐車場には結構人がいました。

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小さめのかわいらしい平久保崎灯台

灯台には登れませんが、白い灯台と青い海が映えます!

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灯台付近から見渡す海岸線

岬の部分は結構な高台になっているため、振り返ると海岸線を見渡すことが出来ます。風も吹き抜けてとても気持ちいいところ。

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灯台付近の風景

周りはゴツゴツした岩場になっていて、小高い丘に登ることも出来ます。

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丘のてっぺん

見渡す限りの青い海!灯台も遥か下に臨むことができます

最北端まで来て良かったと思える景色に出会えてよかった

舟蔵の里

さて、この日は格安ビジネスホテルに宿泊して夜ご飯は郷土料理のお店に食べに行くことにします。市街地には郷土料理をやっている居酒屋が沢山あります。その中でもやや観光客向けな感はありますが、評価の高いこちらのお店に行くことに。

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外観

立派な門を構え、敷地も広いお店です。お食事処だけでなく、カフェやお土産物屋さんの建物もあるので、ちょっとした道の駅感。

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お店の入口の水盤にカラフルなお花たち

お店の入口のつぼにハイビスカスなどの花びらが浮かんでいました。雰囲気もいい感じのお店です。

八重山地方の郷土料理というか、沖縄の郷土料理もかなり混じっていますが、もずくの天ぷらどぅる天(芋の練り物の揚げ)グルクン(沖縄の白身魚)の唐揚げイカスミじゅーしー(炊き込みご飯)、各種チャンプルーなど一品料理で注文。お酒もかなり豊富でした。濃いめのお味なのでお酒が進みそう。

三線のライブ演奏もあったりと、現地感たっぷりで楽しませてくれました。お値段は普通の町の居酒屋よりちょっと高いぐらいかな。なかなか美味しかったです。

こちらもなかなかの人気店なので、ハイシーズンなんかは予約していないと結構待たされることになるかも。周りにお店はないので、ふらっと立ち寄るというよりはここを目的に来ることになるので、予約をおすすめします。

また、市街地から車で5分ほどと、市内のホテルからだと歩いていくには若干つらい距離なので、お酒も飲むつもりならタクシーで来るなど工夫が必要かも。私たちはお酒を飲まないので普通に車で来ました。

宿泊:ホテルチューリップ

翌日以降、良いホテルに泊まるのでここでは節約することに。格安ビジネスホテルで探していたらお値段も安く、評価もそこそこだったのでここにしました。立地的には石垣港に近く便利ですし、チェーンのビジネスホテルではないですが清潔感もありました。

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ホテルの外観

空港からの無料送迎なんかもやってくれているみたい。

とうふの比嘉

テルチューリップに泊まって翌朝、ビジネスホテルの朝食も良いのですが、島ならではの朝食を食べに朝から出かけます。

とうふの比嘉さんは、朝の6時半からやっているレストラン(というかお豆腐屋さんで、併設で食べる場所がある感じ)です。こちらでたべることが出来るのはゆし豆腐という、島豆腐を型に入れて固める前のいわゆるおぼろ豆腐

たっぷりのゆし豆腐と、白ご飯が付いたゆし豆腐セットを朝ごはんとしていただくことが出来るのです。ゆし豆腐は醤油や塩、味噌等をつけて食べるのでご飯にも合うし、別途トッピングするメニューもありました。

ちなみに朝以降もお昼過ぎまでやっているようですが、豆腐チャンプルーとか、とうふ丼とかメニューがちょっと増えるみたいです。お昼に食べに来るのも良いかも。

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お店の外観

お店は市街地から少し離れた、さとうきび畑の中にあります。周りがさとうきびだらけなので本当にここ?と思うような場所です。道中の道も農道なので、未舗装なところがまた不安になりますがちゃんとお店にたどり着けました。

豆腐の製造所に食べるところがくっついているようなたたずまい。

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お店の中

簾をくぐると中にテーブルがありそこで食べられます。ゆし豆腐はまさに隣の製造所で作られたばかりのものが器に盛られており、こんなにお豆腐が美味しいのか!と思うお味。リゾートホテルとかに泊まるのでないなら、石垣島の朝はここで決まりですね!

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駐車場は広い

駐車場は広いのですが、食べる場所はそこまで広くないので朝の時間帯は結構待つことになるかも。回転率は良いけどそれ以上に人が多いです。予約もできないので、出来るだけ早めに来た方が待たずに済みそうです。

ごはんを食べたのち、石垣港から船で西表島へ。離島行の船は全て石垣港から出ているのでわかりやすいですね。

石垣島は意外に観光スポットがあって、車で島をのんびり巡るのはオススメ!

今度行くときはビーチでのんびりするのも良さそう。ビーチ沿いにはリゾートホテルが沢山あるし。