こんにちは、しろいるかです
2016年5月の瀬戸内旅行、いよいよ瀬戸内の島々を巡ります。主にしまなみ海道以西が中心です。
大阪から北九州へのフェリー旅の記事はこちら
2日目(山口県観光)の記事はこちら
- 瀬戸内の島々(広島県・愛媛県)
- 旅のルート(とびしま海道~大崎上島~大三島~大久野島)
- 大崎下島:御手洗地区
- 大崎下島(小長港)から大崎上島(明石港)へ
- 宿泊:きのえ温泉 清風館
- 大崎上島(木江港)~大三島(宗方港)
- 大三島:大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)
※2023年8月追記 きのえ温泉 清風館は大浴場やロビー、食事処などがリノベーションされなんとサウナ付き客室もオープンしているそうです。行ってみたい!
瀬戸内の島々(広島県・愛媛県)
瀬戸内海には大小合わせて700を超える島々が存在しており、その中でも人が住んでいる有人島も数多くあります。
もっとも有名なのは淡路島や小豆島、世界遺産の厳島神社のある宮島や瀬戸内国際芸術祭の会場となっている直島あたりでしょうか。
また、瀬戸内の島は主に広島県、岡山県、愛媛県、香川県の4つの件にまたがっていますが、今回は広島県と愛媛県の間、サイクリングで有名なしまなみ海道より西の島々にスポットをあててみたいと思います。上記の島々と比べるとややマイナーな島々ですが、だからこそ時間の流れがスローなのんびりとした雰囲気を味わえました。
旅のルート(とびしま海道~大崎上島~大三島~大久野島)
今回辿った旅のルートです。少しわかりづらいので思い出しながら地図で表してみました。黄色い線は車、青い線はフェリーで移動した部分です。
とびしま海道の入口となる下蒲刈島から始まり、途中の大崎下島からフェリーで大崎上島に渡り、大崎上島のきのえ温泉 清風館にて宿泊。その後大崎上島からフェリーで大三島に渡り、そこからうさぎで有名な大久野島にフェリーで移動、大久野島で一泊してうさぎとたっぷり遊んだあとにフェリーで本州に戻ります。
大崎上島は船でしか行けない島なので、橋で繋がった島々以上にスローライフ感が味わえた。
大久野島は小さな島だけどここでしか体験できないものがいっぱい。宿泊せずとも是非立ち寄りたい場所。
大崎下島:御手洗地区
大崎下島はとびしま海道に沿った島で、本州から橋で連なるいくつもの島を渡った先にあります。ここにある御手洗地区は、かつて江戸時代に風待ちの港として栄えた場所で、江戸時代の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区に指定された場所です。
道沿いに進むと駐車場と観光案内所がありました。車を停めて散策へ。
海沿いの港町です。江戸時代に作られた高燈篭らしい。
改めて見直すと通りの写真がこれしか残ってなかった…。結構規模が大きく、中に入れる建物もありました。交通の便が発達していなかった時代、交通の要所として栄えたのだろうなぁと随所に面影をみてとれます。
立派な神社もありました。
港沿いにも鳥居が。
フォトジェニック?なベンチ。
こんなところにこれほどの規模の町が?と驚きを隠せない
観光地としてそれなりに整備されていて、楽しく散策できるので大崎下島に来たらとりあえず必見スポットかな?
大崎下島(小長港)から大崎上島(明石港)へ
大崎上島へは橋がありません。そのため、大崎下島の小長港から大崎上島の明石港を結ぶフェリーに乗る必要があります。
こういう場所だからフェリーの本数は少ないのかと思いきや、生活航路になっているようで思った以上に本数があります。1時間に1本ほど、19時過ぎても便があるので安心です。
こんな感じの小型フェリー。
意外に立派な港でびっくり。
いざ出航!
こういうのも多島美と呼ぶのかな?連なる島の影がきれいです。
瀬戸内海に日が沈んでいく・・・
宿泊:きのえ温泉 清風館
きのえ温泉はある意味この旅のきっかけにもなったホテル。船でしか行けない離島にある、絶景露天風呂と鯛づくしの料理が評判の宿というところに惹かれました。
外観はある意味島の風景にすごくマッチしてます。ザ・昭和!
島の高台にある宿です。
駐車場からの景色。瀬戸内の島々が見渡せます。空気が澄んでいる日は四国の山まで見えるんだとか!
大崎上島は造船所がいっぱいあり、島側を振り向くとクレーンが沢山あるドックも見られます。
夕暮れ。ずっと景色を見ていると、行き交う船舶の多さにも驚きます。よくぶつからないなぁと。
夕日が沈み切る瞬間、雲の切れ間から顔を出しました。確か宿の屋上のような場所が解放されていて、そこで日が沈むまでの時間景色を眺めていました。
さて、ここから宿の写真といきたいところなんですが、疲れ切っていたのか折角の美味しい料理もお宿のロビーやお部屋の写真も一切ない!笑
ということで、ホームページからお借りしていくつか紹介したいと思います。ちなみにホームページは凄い洗練されてます。
ロビーはおちつく昭和風。
泊まったのは和室。ごはんもお部屋食で、広くて眺めも良いお部屋でした。
瀬戸内といえば鯛!鯛づくしの料理で、お刺身も美味しく他にも焼き鯛や鯛めし、活き鮑の網焼きもあった豪華なお料理でした。
この絶景露天風呂に入りたくて来ました。写真は夜ですが、日が出ている間の方が絶景が楽しめます。特に瀬戸内海を行き交う大小さまざまな船を眺めながらいつまでも入ってられそうなお風呂でした。
ちなみにお湯は、残念ながら循環で若干塩素の臭いがします。泉質目当てではなく、この絶景を求めてくるところですね!
解放感が凄い。ちなみに常にかはわかりませんが、柑橘類の果物が湯船に大量に浮かべられていて、それもまた瀬戸内感があって良かった!
お料理も美味しく、お風呂も写真以上の絶景。人気のお宿なのも納得!
日帰り入浴もやっているようなので、大崎上島に来たらぜひこのお風呂に入ろう
大崎上島(木江港)~大三島(宗方港)
朝見ると改めて壮大だったことがわかる木江港のドックたち。
木江港から大三島行きのフェリーに乗ります。大三島と大崎上島はあまり接続が良くなく、本数が限られているので時刻表を事前に確認しておいた方が無難かな。
大三島:大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)
大三島にある規模の大きい神社。伊予国一宮を誇る格式高い神社で、古くは源氏・平氏の一族らが武具を奉納したことからなんと、国宝・重要文化財の指定を受けた日本の甲冑の4割がこの神社に集まっているという実はすごいところ。(Wikipediaより)
国宝館があり、一般公開もされているようです。が、今回は細かくは見ませんでした。
CMでおなじみの伯方の塩って、実はこのあたりで作られているんです。ただし隣にある伯方島ではなく大三島に工場があるうえ、原料の塩は瀬戸内の水ではなくメキシコまたはオーストラリアから取り寄せたものをこの工場で再度精製しているということで、ちょっと名前とは違うのですが、それも色々と経緯があるみたい。
工場見学すると色々と日本の塩販売における歴史がわかります。また、伯方の塩ソフトも食べられるので、大三島に行ったらついでに寄りたい場所。
工場は規模的にはこじんまりとしていますが大三島の主要観光スポットかな。
さて、続いてはうさぎで有名な大久野島に渡ります。
島々で撮った写真だけ見るとごく普通の風景だけど、島独特の雰囲気は行ってみないと味わえないね
離島好き、島好きの人たちの気持ちがわかる
つづく。