こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話です。石垣島の次は西表島に向かいました。
一日目の記事はこちら
西表島とは
西表島といえば、イリオモテヤマネコのような希少な野生動物の宝庫で、島のほとんどが熱帯雨林のジャングルに覆われた地です。
しかも、島自体の大きさはなんと沖縄本島に次いで大きいんだそう。日本にまだこんな秘境が残されているんですね…。
そんな西表島ですが、石垣島からであればアクセスは意外にも容易で、一日10本以上の定期船が出ており、片道40分ほどでたどり着くことが出来ます。
出典:Wikipedia
衛星写真を見てもわかる通り、人が住んでるのは本当に沿岸部のごくわずかな場所だけで、残りはジャングルです。
島のほとんどが緑色!
宿泊:星野リゾート 西表島ホテル(旧 ホテル ニラカナイ西表島)
西表島にはいくつかのリゾートホテルがありますが、その中で今回選んだのは星野リゾートが経営するこの西表島ホテル。(私たちが泊まった2016年当時はホテルニラカナイと呼ばれていました。2019年の10月頃に名称変更があったようです。ホームページ等を見てみると当時と設備などはほぼ同じなので、大規模な改装などは行われてなさそうです)
西表島は宿泊施設が少なくさらにペンションや民宿ではなくリゾートホテルとなると選択肢は数か所だけですが、こちらのホテルが圧倒的に評価が高かったです。
上原港からシャトルバスで10分ほどでホテルに到着です。なお、西表島には2つの港があり、大原港と上原港は車で1時間近く離れているので間違えると大変です。石垣島からどちらの港へも便が出ているし、名前も似ているしで注意しないと間違えそう笑
送迎が行われているのも上原港からだけですね。
おしゃれな琉球瓦の外装。南国感たっぷり!
お部屋は確か一番安いスーペリアルームだった。写真には写ってませんが、デイベッドなどもあって40㎡ぐらいはあったかと。
バルコニーからはギリギリオーシャンビュー! 下にはプールがあります。奥の方にビーチは見えますが、潮流があるのか、プライベートビーチなどとして整備はされていないようです。
朝夕はブッフェでした。2泊したので、当時は一泊目はプールサイドでバーベキューをしたのですが、今はホームページ見てみると無さそうですね。
ブッフェは西表DEEPと銘打って地元食材や郷土料理が豊富にあり、見た目にも楽しかった記憶があります。
他の星野リゾートと比べるとお値段もお安く、朝夕ついて一人2万円ぐらい。お値段を考えるととても気持ちよく過ごせたと思います。
少し価格帯は高いけど、ホテル発のアクティビティも充実していて安心
ジャングルリゾートと銘打っていたけどなるほど納得
星砂の浜
さて、ホテルで自転車を貸してもらえたので近くのビーチ、星砂の浜へ。
自転車で確か10分ちょっとぐらいだった気がする。こちらは岩場が多く、いわゆる映えるビーチではないのですが、魚が沢山いるのでシュノーケルしながら魚を探したり、遠浅になっている部分でのんびりしたりと楽しめるビーチです。
また、名前の由来になっている星砂探しも楽しいです。ビーチの砂に交じって、星型の砂のようなものが沢山見つかります。指で砂を押さえると砂がいっぱい付いてくるので、その中から選別するとすぐ見つかります!実はこれ、有孔虫という虫の殻なんだそうな…。
出典:Wikipedia
こんな感じで砂の中に星型のヤツが混じってます。
星砂が見つかる場所はかなり限られていて、その中でもこの西表島の星砂の浜は有名みたいですね。
この星砂をボトルに詰めたものを沖縄土産でよく見かけるね
ビーチでひとしきり楽しんだ後は自転車で風を切って島内を少し探検!
西表島は港周辺を離れると、だいたいこんな感じで道路以外ほぼ緑です。イリオモテヤマネコが道路を横切ることもあるそうで、至る所にイリオモテヤマネコ飛び出し注意の看板があります。
道の途中にあった展望台からジャングルを見渡してみる。これは秘境だ…。
イダの浜
翌日は、船でしか行くことのできないという、イダの浜へ行ってみたくてホテルのアクティビティに申し込みました。
こういう景色が見たかった。
まずは、ホテル内のアクティビティツアー集合場所からバスに乗って、イダの浜へ向かう船の泊まっている港に向かいます。
が、当日は少し・・・天気が悪かった・・・
船というか、ボートですね。これで対岸にあるビーチに渡ります。
一応公共の船で行く手段もあるようですが、その場合ビーチに乗り付けるわけではなく、対岸の集落から歩くため実質ツアー以外で来るのはかなり大変そう。
私たち以外誰もいない!貸切のプライベートビーチです!
けど、天気がちょっとイマイチで期待していた景色ではなかったのが残念…。
エメラルドグリーンの海を見たかった
天気が悪いのでわかりづらいですが、水は抜群に綺麗です。勿体ない…。
ツアーの場合、シュノーケルグッズも貸してもらえるので魚を探していましたが、結構サンゴが白化してしまっていました。ときおり魚を見つけたりしましたが、少し寂しかったかも。
テントも貸してもらえるので、2時間ほどビーチでのんびりしたあと戻りました。楽しかったけど、これは翌日の天気予報を見てからツアーの予約した方がよいかも笑
日光は大事だね
この日は夕方にホテルのツアーではじめてSUPも体験しましたが、ホテルのツアーだと波のほとんど無い河口付近でやることになるため、初心者でも案外簡単に出来ました。こちらは写真も一切ないので割愛。
由布島
翌日は前日とうってかわって快晴!この日は由布島を目指します。
由布島への入口は、西表島の2つの港、上原港と大原港のうち、大原港よりの中間地点にあります。レンタカーを借りるか、路線バスを使うかが現実的な交通手段ですね。路線バスで大原港から30分弱かかります。
私たちはホテルに上原港まで送ってもらい、そこから路線バスで向かいました。
由布島は、西表島に隣接する小島で島全体が熱帯園として観光地になっています。しかし、注目されるのは熱帯園よりも島への移動手段。
なんと、水牛車に乗って渡るのです。これは楽しそう。
島までは水牛車でだいたい15分ぐらい。といっても水牛の歩みが遅いので普通に対岸は見える距離です。発車してから後ろを振り返ると完全に海!
由布島への送電線に沿ってゆっくり進みます。この雰囲気、得も言われぬノスタルジックさを感じました。潮の満ち引きで多少風景は変わるのですが、これはたぶん満潮に近い状態だと思う。
水牛車の中では、御者の人が三線で弾き語りをしてくれるのも旅の雰囲気を盛り立ててくれて楽しいです。
ここがある意味由布島のハイライトかも
この体験はここならではだね
渡っているところを遠目から見るとこんな感じ。カラフルな水牛車がゆっくり進んでいくところがなんとものどかな光景です。
島を渡ると、水牛たちの憩いの場がありました。お仕事お疲れ様です。
サガリバナという、夏の夜に咲くという花がありました。西表島の川周辺に自生しているらしく、夏限定でこのサガリバナを楽しむツアーなどもあるみたいです。
島内はこんな感じで熱帯植物の楽園になっています。
こんな感じの湿地帯もあったり
マングローブがいっぱい
砂浜にも出られます。
美味しいジェラート屋さんなんかもありました。暑い中、泡盛のジェラートがさっぱりしていて美味しかった!レストハウスのようなところもあり、軽食も食べられそうでした。
帰りは干潮気味になり、浅瀬も見えるようになりました。ほんとうに遠浅なんですね。島内はのんびり歩いて2時間ほど見ておけばよいかと思います。ただ、往復の時間や港までの時間を考えると半日観光ぐらいと考えておくと良さそう。
西表島の観光地というとここぐらい。後はアクティビティで行くマングローブツアーやジャングル探検がメインになるので観光派としては見どころが少ないように見えるけど、この独特の秘境感は西表島でしか味わえないので、是非足を運んでみるのをオススメ
大原港
次の目的地は小浜島ですが、小浜島への船は大原港からしか出ていないので注意が必要です。大原港も琉球瓦が使われていて南国を感じるおもむきです。
ターミナルの中には簡単なお土産物屋さんと売店があります。そのうちの一つ、みなとのやおやさんではパイナップルや島バナナなど売っていたりして、小さいながらも見ていて楽しいお店でした。
島によって個性があるね、次の小浜島はどんなところかな
次回に続く!