しろいるか旅行記

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2017年2月 京都【2/2】「長楽館 泊」円山公園を望む洋館オーベルジュ宿泊と南禅寺、二条城、伏見稲荷を観光

こんにちは、しろいるかです
京都旅行の二日目から三日目。長楽館という洋館オーベルジュへの宿泊と、京都の有名観光地巡りです。

一日目の記事はこちら

南禅寺

仁和寺を後にして嵐電と地下鉄を乗り継いで南禅寺へ。南禅寺世界遺産には登録されていませんが、京都の有名なお寺のひとつ。禅寺として、日本で一番高い格式を持つ寺院なんだとか。

立派な門や庭園などもありますが、それ以外にも有名なのは京都名物の料理、湯豆腐の発祥がこのお寺なんだそうです。南禅寺での精進料理から発展しているため、近辺には有名な湯豆腐屋さんが沢山あります。

また、明治期に琵琶湖から京都に水を引いており、現在でも使われている琵琶湖疎水の水道橋が境内にあり、和と洋を同時に楽しむことができる場所でもあります。

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南禅寺の入口。地下鉄の東西線蹴上駅が最寄り駅で、賑やかなお土産物屋さんや湯豆腐屋さんの並ぶ通りを歩きながら10分ちょっとで到着です。

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立派な門があります。こちらはなんと上に登ることもできて、京都市内を一望することができます。

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こんな感じで、門の上に登ってぐるりと一周できます。ただ、登るのに一人500円はちょっと高い気も・・・。

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南禅寺境内の中、本堂の右手奥の方に向かうとそこにはいきなり異質の建築物が。これが琵琶湖疎水を運ぶ水道橋で、水路閣と呼ばれています。

この水路閣、有名ではありますが橋脚のところで写真を撮ると・・・

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こんな感じで不思議な感覚の写真を撮ることが出来ます!人がいないタイミングがなかなかないので、完全に無人の状態を撮ろうとすると早朝とかが良いのかも。

吸い込まれそう

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水路閣には登ることも出来ます。なんと今でも琵琶湖から運ばれてきた水が上を流れていました。

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庭園や書院の拝観も出来ました。

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こちらも仁和寺に負けず劣らずの立派さ。ただ同じ日に2つも庭園を見たので感動は少し薄れてしまった。

ちなみに、南禅寺のお隣にある永観堂もオススメだね

紅葉で有名なところで、除夜の鐘を聴きにいってきた

順正(湯豆腐)

南禅寺に来たのならぜひとも食べておきたいのが湯豆腐。順正奥丹が京都の有名な湯豆腐屋さんですが、そのどちらも本店が南禅寺周辺にあります。(ちなみに祇園の方にどちらも支店があります。)

今回は順正さんで食べることにしました。南禅寺の参道に面してお店があります。予約はしていないとお昼時は待つことになりますが、6,000円以上のゆどうふ会席だと予約ができるものの、それ未満のゆどうふ料理は予約はできません。

予約ではなく優先案内という、時間に行ってもすぐに入れるというわけではない仕組みはありましたが、お昼時だと少し待ち時間が出来てしまったので、優先案内しておいた方がよさそう。

私たちは一番安い3,000円のゆどうふ料理とゆば料理を食べました。

出典:順正 ホームページ

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京都のゆどうふはポン酢をつけて食べるのではなく、そうめんのつゆのような、ダシの利いたしょうゆベースのたれにつけて食べるのが美味しい。

本場の湯豆腐はやっぱり違った。お豆腐だけだし満足感もそれほど期待していなかったけど、お豆腐自体がとても美味しいのと、ちょっとした小鉢なんかもついて大満足。

また、敷地の中にはお店とは思えないほどの立派な庭園があり、湯豆腐を食べた後に軽く庭園を散策できるのもポイント。

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ちょっとお値段はするけど、南禅寺に来たならぜひ本場の湯豆腐を食べたい!

二条城

南禅寺を後にして、続いて向かったのは二条城。地下鉄の蹴上駅から一本で二条城の最寄り駅、二条城前駅に行けるので便利です。

二条城はお城ではありますが、戦国時代以降に建てられたもので、戦いのためというよりは天皇を迎えたり宴を催したりと、迎賓館的な位置づけのお城です。そのため御殿は戦いを意識しない豪華絢爛な作りになっています。

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からして豪華。唐門と呼ばれる二の丸御殿へ続く入口の門です。

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こちらはが国宝の二の丸御殿。国内に現存する唯一の城内御殿で、江戸初期に作られたものです。内部は障壁画や金色に輝く留め具などで豪華な雰囲気が保たれています。

中の見学では写真撮影は禁止されていましたのでホームページから拝借します。こちらがかの有名な大政奉還が行われたという大広間。

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ここで大政奉還を宣言したのか~、と感慨深い

二の丸御殿を抜けると、お城なのに優雅な庭園が現れます。

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周りはお堀に囲まれているし、石垣もあるので完全にお城なんですが、内部の趣きは全く他のお城とは一線を画すつくりです。

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本丸御殿は現在内部は保存工事中で入ることが出来ませんでした。どうやら2021年に工事が完了するそうで、そうすれば内部も公開されるようです。残念。

二条城はお城に興味がなくても楽しめる場所!

外観はお城だけど、中はむしろ感覚としては豪華なお寺とかに近いかも。大広間は必見だね。

長楽館への道(四条大橋、八坂神社)

本日の宿泊場所である長楽館は祇園の方、円山公園の中にあります。地下鉄の四条河原町から徒歩で30分弱ほど。

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四条大橋のたもとから。日も暮れてきた。

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対岸のお店を眺めるとチラホラと明かりがつき始めました。

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冬場なのと、天候が曇りだったのもあり一気に真っ暗に。四条大橋から10分ほど歩いて八坂神社に到着。

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節分のお祭りをやっていたようで、出店も出ていたり、浴衣姿の人もいました。

宿泊:長楽館

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桜で有名な円山公園の隅に、ひときわ目立つ洋館があります。こちらが長楽館

明治の実業家で、煙草で財を成したことから煙草王とも言われている村井吉兵衛というひとの別邸で、伊藤博文西園寺公望などの歴代総理大臣も訪れたという歴史ある建物です。

2008年にこちらの建物を使ったわずか全6室のオーベルジュがオープンしており、本日はここに泊まります。

出典:長楽館 ホームページ

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扉を開けてのロビーは当時そのままのようです。重厚感があります。

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泊まったお部屋は6室の中で一番眺望が良いというパノラマビューツインルーム。お部屋は十分に広く、何より京都の夜景を見渡せる大きい窓が解放感抜群です。

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お風呂場も京都の街中を眺めながら入ることのできます。また、アメニティーが物凄く充実していて、手作り石鹸Derbeのシャワージェル、ちどりやの化粧品が写真左手の信玄袋に納められていました。

願わくば温泉が良いんですが、京都は温泉には恵まれない地なのでそこは仕方ないですね…。

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(急に時間帯が朝になりますが…)各部屋には暖炉がついています。

こちらの暖炉、イミテーションではなく、きちんと火が入るようになっていて、夕食を終えてお部屋に戻ると薪がくべられていて暖炉にゆらぐ炎に部屋全体が照らされながら夜景を眺める・・・という何とも贅沢な体験ができます。

冬に泊まったので暖炉にも火が入ったけど、夏場に泊まるとどうなるんだろう。

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朝起きると眺望の良さに改めて驚きました。円山公園の緑と京都市内が一望できる、まさにパノラマビュー。

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ゲストラウンジ。コーヒーとか、ちょっとしたお茶菓子がセルフでいただけました。

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ディナーはフレンチです。こちらも当時の雰囲気を残す広間でいただくことができ、お料理も美味しかった・・・記憶があります。写真残しておけばよかった…。

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ディナーの後はバーでマデイラワインを試飲させてもらいました。煙草伝来がポルトガルだったことにちなんでマデイラワインを取りそろえたみたいです。こだわってますね。

朝夕付きとはいえ一泊4万近く、良いお値段だったけど、ご飯は美味しいしお部屋はこだわりを感じる快適さ。大満足のお宿だった。

ちなみに、日中はデザートカフェとしてオープンされているので、宿泊せずとも楽しむことが出来ます。アフタヌーンティーもやっているそうなので今度行ってみたい。

他にもギフトショップでケーキのテイクアウトや煙草王にちなんだお土産物なんかも豊富にあり、見た目に反して気楽に入ることのできる感じです。

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当時の煙草のパッケージを再現したチョコレート。見た目にもお洒落で1つお土産に買ってしまった。

スモールラグジュアリーなホテルでオススメ

じゃらんでは予約できず、現時点だと一休で予約が良さそう。(2020年4月現在)

伏見稲荷大社

さて、最終日は伏見稲荷へ。長楽館からは京阪電車祇園四条駅まで歩いて、そこから京阪電車で最寄りの伏見稲荷駅まで一本なのでこちらもアクセスが楽でした。

狐がトレードマークのお稲荷さんは全国に分社されて至る所でみかけることができますが、その本山が伏見稲荷大社。鳥居がトンネルのようになっている千本鳥居でも有名で、トリップアドバイザーの外国人が選ぶ日本の観光スポットで6年連続1位らしいです。(ちなみに2020年度版でついに2位に陥落し、1位は原爆ドームと広島平和記念館になったんだとか…。)

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そういえば今回の旅はお寺ばかりだったので久しぶりの神社。

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本殿も朱塗りの鮮やかな建物。

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有名な千本鳥居は本殿を抜けて奥の方、稲荷山へ登るところで見ることが出来ます。

千本鳥居がある道は、稲荷山への登山コースの一部になっていて、山頂を経由する周遊ルートができあがっており、ぐるっと一周すると普通に1時間以上かかります。軽いハイキングですね。

そんなわけで意外に山を登る人は少なく、千本鳥居自体もずっと山の上まで続いているのですが、人が多くて思うように写真を撮れないのは最初だけ。少し歩くと、人が一機にいなくなります。

写真撮る時も少し登った方がよさそうだね

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人がいないとなんだか異世界に迷い込んだような、不思議な感覚に襲われます。登山ルートは階段も結構あり、それなりに体力は使うものの随所にお茶屋さんなどもあり登りやすいと思われます。

ただ、前日から色々歩きっぱなしでだいぶ疲れてしまっていたのもあり、登りながらだちょっと辛くなってきたのであきらめることに…。その場合、本殿からゆっくり歩いて15分ほどの三ツ辻というところで下山ルートに分岐する道があるため、そこから下山しました。

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下山の途中の道には小さな社が沢山あるのですが、その一つが猫だらけになっていました。手水に猫が群がっています笑

京都を堪能した2泊3日の旅でした。寺社仏閣だけでなく洋風建築まで、京都は本当に隙のない観光地です。

京都の有名どころは他の旅と合わせてだいぶ網羅出来てきたかな?

次は京都の知る人ぞ知るお寺巡りとかもしてみたいね

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2017年2月 京都【1/2】「御室会館 泊」嵐山って何があるの?初めての嵐山観光と仁和寺宿坊で早朝お勤め参加。

こんにちは、しろいるかです
2017年2月に京都旅行をした時の記録です。初日は嵐山観光と仁和寺の宿坊に泊まって早朝お勤め!

旅の全工程

祇園清水寺金閣寺銀閣寺は行ったことがあったので、まだ行ったことのないメジャーどころの観光地を巡る計二泊三日のプラン。

【一日目】
嵐山~天龍寺
宿泊:仁和寺 御室会館

【二日目】
仁和寺南禅寺~二条城~錦市場~八坂神社
宿泊:長楽館

【三日目】
知恩院伏見稲荷大社

嵐山

嵐山は京都の市街地からは少し外れた西の方にある景勝地平安時代から貴族たちの別荘があった場所だったようで、自然あふれる景色に加え、世界遺産天龍寺をはじめとする寺社仏閣、さらには食べ物屋や土産物屋が軒を連ねる観光通りもあるという欲張りなエリア。

嵐山へのアクセスですが、電車の場合は主に以下の3つ。全て嵐山の名前がついていますが、駅によって少し到着場所が違うので注意が必要です。

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整理のために作ってみた!

JR京都駅から行く場合は圧倒的にJRが便利。乗換いらずで15分ほどで到着します。ただ最寄りのJR嵯峨嵐山駅は観光エリアからは少し外れた市街地の中にある駅なので、駅を降りたら観光地!という気分を味わいたい場合は京福電鉄嵐山駅がオススメかも。

他にも阪急嵐山駅を使う手段もあり、こちらは渡月橋の対岸に駅があるため、渡月橋を渡って観光エリアに入る形になり、気分が高まります。他に行きたい観光地や宿泊地と相談しながらが良さそう。

京都は私鉄がほんとうに多いね

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嵐山を代表する風景、渡月橋です。

桂川に架かる橋で、平安時代には既にこの位置に橋がかかっていたんだとか。現在の端は鉄筋コンクリートで作られており、それでも戦前につくられたものらしいです。

翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 京 翠風(ランチ)

渡月橋のたもとから桂川沿いに少し歩くと、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテルがあります。2015年に出来た高級外資系ホテルですが、外観はホテルというよりは完全に旅館。この時は一切写真を撮っておらず…。公式ホームページから拝借します。

出典:翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル 公式ホームページ

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門構えが完全に高級旅館のそれ!

ここはもともと料亭か何かの建物だったらしいです。

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ホテルの中にある、京 翠風というレストランでランチをいただきました。外観の門は敷居が高そうだし、宿泊だと一泊5万を超える高級ホテルですが、ランチだと一人5,000円ほどで食べられ、嵐山の喧騒を離れて美味しいご飯をいただけます。おすすめです!

茶寮 八翠というラウンジもあり、そこでは和風のアフタヌーンティーとかもいただけるみたい。次はこちらに行ってみたいな。

天龍寺

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渡月橋から通りを奥に進むと、両側に観光客向けのお店が並ぶ観光通りです。5分ほど歩くと嵐電の愛称で親しまれるローカル鉄道、京福電鉄の嵐山駅。

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通りを進むと見えてくるのが京都の世界遺産の一つ、天龍寺室町時代に作られたお寺なのですが、あまりにも造成費用がかさみ、その費用を捻出するために元との貿易を始めた、とまで言われているお寺。最盛期から比べると敷地は10分の1ほどになっているそうですが、それでも相当な広さを持ち、多くの塔頭が周りを囲んでいます。

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庭園と講堂の拝観をすることが出来ます。中に入るといきなりお迎えしてくれるのがこの達磨大師の絵。どこかユーモラスな感じで、一度見たら忘れない顔ですね…。

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中では見事な庭園を鑑賞できます。

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とても整った庭園。背後の借景と合わさって広がりが凄いです。

その他、天龍寺には雲龍という、どこから見ても睨まれているように見えるという竜の天井絵も有名です。こちらは特定期間以外は土日祝しか拝観できないようなので注意が必要。

竹林の小径

竹林の小径は、嵐山周辺を散策するお散歩コースの見所のひとつ。

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天龍寺を後にして観光通りをさらに北上すると、左手に竹林の小径への入口があります。これ、結構見逃しやすいですね…。よーじやカフェが目印です。(2020年4月現在も存在を確認。)

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通りを入って少し歩くと、両側を竹林に覆われた景色を楽しめる竹林の小径です。日が暮れるとライトアップもするのですが、今回は日中帯だけ。

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晴れた日だと竹林の間から木漏れ日が降り注いで清々しいです。風が吹くと笹がざわめくのもいいですね。

人でごった返している時が多いのが玉に瑕

野宮神社(ののみやじんじゃ)

竹林の小径のすぐそば、竹林に囲まれた神社があります。境内は小さいのですが人でいっぱい。
ここはあの有名な源氏物語でも描写されたという由緒ある神社。えんむすびの神様として人気みたいですね。

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雰囲気ある神社です。竹林の小径のついでに寄るのが良い感じかな。

ちなみに、野宮神社のすぐ横に、ある意味有名な踏切があります。線路内に立ちいってスタンドバイミーのような写真を撮る人が絶えず、芸能人もそういった写真を撮ったりして炎上したという野宮踏切です。

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線路内に立ち入らず普通に通るだけならもちろん何の問題もないので、気になる方はついでに行ってみると良いかも。

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あたりにはちょこちょことお店もあります。店先にかわいいたぬき?がいたのでつい写真を撮りました。

嵐山は自然を感じられる小径をお散歩しながら、点在している由緒ある寺社仏閣を巡り、観光通りでお買い物や食べ歩きを楽しむことができる、三位一体の優秀な観光地でした。

今回は行きませんでしたが、他にも秋には紅葉が素晴らしい常寂光寺大覚寺など良さそうなお寺があります。次はそっちに行ってみようかな。

また、例年12月頃には嵐山花灯路という街全体でのライトアップイベントをやっていて、その時は夜でも寺院の庭園も夜間拝観がありとても賑やかなんだそうです。

宿泊:御室会館

夜は世界遺産仁和寺の宿坊に泊まります。嵐山から仁和寺までは、京福電鉄嵐山駅から御室仁和寺駅まで15分ほどで到着できます。

御室会館は仁和寺の境内に併設されたコンクリート造りの建物で、宿坊といってもいわゆる修学旅行生が泊まるような研修所のようなつくり。風情とかそういうものを期待するととてもがっかりすると思います。

チェックアウトは9時ですし、門限は23時ですし、トイレお風呂も共同です。同じく宿坊と謳っている延暦寺会館とは大きく違うので注意ですね。

延暦寺会館の宿泊記はこちら

私たちが泊まったお部屋もこんな感じ。

出典:御室会館ホームページ

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シンプルな和室です。ごはんは食堂での朝夕付きのプランにすることもできますが、私たちは素泊まりにしました。素泊まりだと一人6,000円ぐらい。なお、夜は周りに食べる場所はほとんどないので注意が必要です。私たちは仁和寺から徒歩20分ぐらいの場所にあるお好み焼き屋さんでテイクアウトしてお部屋で食べました。行列店ですが、テイクアウトなら並ばずに買えます!

さて、ここに泊まった人だけが体験できるのが、早朝お勤め。しかも、行う場所が通常非公開の仁和寺金堂という場所で行ってくれます。

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朝のお勤めは6時過ぎぐらいからの開始なので、眠い目をこすりながら会館を出て、まだ真っ暗の境内を歩きながらぼんやりと明かりが灯る金堂へ移動。薄暗い金堂の中での念仏はなかなかできない体験でした。

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こちらがお勤めを行う金堂。お勤めを終えて出てきたところ、空も明るくなっていました。

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お勤め後は、一般には開門される9時まで誰もいない境内を歩き回れます。しかし、残念ながらこの日は結構な雨・・・。冬の冷たい雨の中境内を歩き回るのはちょっと断念しました。こちらはお寺の正門にあたる二王門。京都三大門のひとつらしく、残る2つは南禅寺知恩院の門なんだとか。

三大〇〇がここにも・・・

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二王門から境内をまっすぐ進むとさらに赤い門があり、この先が金堂です。

仁和寺 御殿

もう一つ御室会館の宿泊特典として、拝観料500円の御殿の拝観券がもらえます。

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雨の日なのに、見事なまでに整ったお庭。

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建物のあいだを繋ぐ回廊もいい感じ。冬なので寒いけど、夏場だと風通しが良くて気持ちよさそう。

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遠くには五重塔も見えます。結構遠くにあるんですが、これも同じ境内の中にあるんですよね、仁和寺は広い・・・。

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2月なので梅の花かな?咲きかけていました。

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映えそうな一枚。

一通り御殿を見学したのち、仁和寺を後にしました。

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そびえたつ二王門を外から。目の前が道路になっていて普通に車が走っているのですが、思わずわき見運転してしまいそうな存在感です。

南禅寺に二条城、錦市場を食べ歩きしてから京都の洋館ホテル、長楽館に泊まります。そちらはまた次の記事で。

嵐山は人気なのも納得の観光地だった。仁和寺のお勤めも貴重な体験だった。

京都らしい旅ができたね

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2017年9月 奈良「料理旅館 江戸三」泊 奈良公園の中にある離れの宿と、宿良の寺社仏閣拝観の旅

こんにちは、しろいるかです
2017年9月に奈良の寺社仏閣を巡った思い出です。夜は奈良公園の中にあるというお宿(江戸三)に泊まりました。

旅の全工程

【一日目】
奈良公園散策
宿泊:江戸三

【二日目】
東大寺法隆寺

奈良公園

奈良公園とは、奈良県が誇る都市公園であり、東大寺などの世界遺産とも隣接している奈良観光の主要スポットです。

しかし、おそらく一番奈良公園で有名なのは鹿千頭を超える鹿が放し飼いにされており、公園内だけでなく、近隣の市街地や道路等もおかまいなしに闊歩する鹿の楽園でもあるのです。

これは世界的に見ても珍しい風景のようで、世界遺産と合わせて鹿見物の観光客も沢山いました。

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鹿の牧場か何かかな?

こんな感じで数がおかしいです。決してこの写真の範囲に集中しているわけではなく、公園内のひらけている場所はわりとどこを見てもこんな感じ。

都市公園と聞いて思い浮かぶ風景とは一線を画しています。

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写真を撮ろうとすると一斉にこちらを向いてきます。こわっ

また、園内には鹿が食べる鹿せんべいを売っているところが沢山あります。お土産物屋さんなんかも軒先に売ってるので、奈良公園を楽しむなら是非1つは買っておきたいところ。

鹿せんべいをガサガサさせただけでそこら中の鹿が寄ってきます。この体験はここしかできないと思う。

ちなみに、せんべいを手元に持って鹿にあげようとした時に、じらしたりしない方が良いです…。私は怒った鹿に頭突きされました・・・。

鹿が鹿せんべい屋さん自体を襲わないのは本当に謎

春日大社

奈良に平城京が出来たときに作られたというとても歴史のある神社です。奈良公園の奥の方にあります。こちらの神社の特長はなんといっても・・・

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鹿!もちろん、奈良公園に鹿がいっぱいいるからそれにあやかってこちらの神社も鹿を祀っている・・・わけではなく、その逆です。春日大社の主神であるタケミカヅチが白鹿に乗っていたとされることから、鹿を神の使いとしているようです。

奈良公園の鹿も、だからあれだけおおらかに放されているみたいですね。

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神社自体は森の中に鎮座する、心洗われる清々しい場所でした。

宿泊:江戸三

奈良公園の敷地内に佇む料理旅館。もとは料亭だったようで、明治時代から多くの文人墨客に愛されてきたらしい。有名な人だと志賀直哉もが好んでいたんだそうな。

戦後になってから旅館も営むようになり、点在する離れに宿泊することが出来ます。

じゃらん一休に掲載されていないので、ホームページから予約する形。それもあって知る人ぞ知る的な感じになっているのか、予約は割としやすかったです。

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こちらが帳場を兼ねた本館。よく見ると入口のところに鹿がいました。ここも鹿の行動範囲です。

ちょっと写真が不足しているので、ホームページからお借りします。

出典:江戸三ホームページ

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客室はこんな感じの離れになっており、決して広くは無いですが静寂の中で過ごすことが出来ます。

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これもホームページの写真ですが、中はおおよそこんな感じでした。部屋にはお風呂は無いですがトイレはついてます。

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お風呂用に別棟が2つ建てられており、どちらも貸切風呂で入ることが出来ます。温泉ではないのは残念だけどしょうがないか。

お料理は朝夕ともにお部屋食です。離れの部屋までお食事を持ってきてくれるので、こちらも気兼ねなく食べられて良かったです。夏場に泊まったのでメニューは会席料理だったのですが、冬場に宿泊すると志賀直哉命名し、昭和天皇にも献上されたという名物料理、若草鍋が提供されるみたいです。こんもり盛られた具材を奈良県の有名な山、若草山に見立てて名付けられたものらしいです。食べてみたかった…。

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奈良市って良い宿泊場所が意外に無くて、良い温泉も山の方に行かないと無いですし、いっそ奈良公園の中で泊まるっていう選択肢は良かった!

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ちなみにこれは宿泊した離れの裏手。めっちゃ鹿がいます笑

宿泊する離れのそばにも鹿が寄ってきたりして、夜は鹿の鳴き声を聞きながら寝るという貴重な経験ができた!

落ち着いた奈良の旅におすすめの宿

興福寺五重塔

江戸三から徒歩圏内にこちらも世界遺産興福寺があります。こちらも奈良時代に建てられ建立1300年を超える立派なお寺です。

夜のお散歩がてらライトアップされた五重塔を見に行きました。

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周りも暗い中ライトアップで浮かび上がる五重塔は幻想的でした。

東大寺

さて、翌日は東大寺へ。こちらも江戸三から徒歩圏内です。

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門の前にも鹿が。どうしてもそっちに目が行ってしまう。

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よくよく見ると結構モフモフでした。

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案内板のところにも!

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門をくぐると東大寺の本堂が。これまでみたどのお寺の本堂よりも大きく、遠目に見てもその大きさが十分わかります。

本堂自体は江戸時代に再建されたものですが、なんと創建当時と比べて幅が3分の2になっているんだとか。奈良時代にそんな規模の建物があったとはとても信じられないです。当時どれだけ仏教がよく信仰されていたのかがうかがえますね。

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本殿が大きいのは中にいる大仏様も大きいから!こちらも想像を絶する規模の廬舎那仏(写真左)が鎮座されていました。見ていて圧倒される迫力と、神々しさを感じます。

法隆寺

続いて東大寺に並ぶ有名どころ、法隆寺へ。法隆寺東大寺のある奈良公園周辺からは少し離れた場所にあります。東大寺などは平城京奈良時代に建てられたものですが、法隆寺聖徳太子の時代に建てられたものなので、その当時中心だった斑鳩の地に建てられたんですね。時代の違いを感じられます…。

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大講堂とよばれる建物。こちらは平安時代に再建されたものらしいです。法隆寺と言えば、現存する世界最古の木造建築が有名ですよね。

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残念ながら修復中…

おまけに雨という最悪のコンディションだった…。

外観を見られなかったのは残念ですが、飛鳥時代の建物が今なお残るというロマンに触れられました。

修学旅行でよく行くイメージの奈良だけど、むしろ大人だからこそ楽しめる場所な気がする

楽しい旅だった!

奈良の記事をもう一つ、奈良県南部にある秘湯、龍神温泉の宿泊記

2017年5月 大阪神戸【2/2】「北野ホテル」泊 世界一の朝食と異人館。有馬温泉上大坊で超濃厚かけ流し金泉を堪能

こんにちは、しろいるかです
阪神戸旅行の二日目、神戸にある北野ホテルに宿泊し、翌日は異人館有馬温泉を観光しました。

一日目の記事はこちら

宿泊:神戸北野ホテル

USJを楽しんだ後、日も暮れかかった段階で神戸三宮に移動し、本日の宿泊場所である神戸北野ホテルへ。神戸北野ホテルとは、いわゆるオーベルジュ(レストランに力を入れている宿)スタイルのホテル。普通オーベルジュというと結構都市部からは離れるイメージがあるのですが、こちらは兵庫県の中心地、三宮駅から徒歩10分ほどという街中にあります。

客室数は30室と、街中にあるホテルとしてはかなり小規模な部類です。

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レンガ造りのオシャレな建物!とはいえ周りの建物は普通の住宅街的な感じ。もう少し山手の方に行くと明治期の建物が残る異人館があったり、もう少し斜面を下って行くと三宮の繁華街があるので、ちょうどその中間に位置する感じです。

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建物の向かい側にはペストリーショップも併設されていて、ホテルのパンや焼き菓子等を買うことができます。

さて、この神戸北野ホテルは建物がオシャレなのはもちろん素晴らしいのですが、オーベルジュなので、やはり何よりも推しなのは料理。特に、朝食が世界一の朝食と言われており非常に有名らしく、世界一の朝食っていったいどういうものなのだろう…。と気になり行ってみることに。

ちなみにゴールデンウィークだったのもあり少しお値段は高めで、夜は簡単な3コースディナーと世界一の朝食がついて確か2名1室で3万近かった気がする。

温泉がない宿でここまでお値段を出したのはじめてかも・・・

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夜は建物がライトアップされてさらに良い雰囲気に。

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ここだけクリスマスムード。

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このころはやはりあまり写真を撮っておらず、辛うじて残っていた部屋の写真。ベッドしか映っていませんが、お部屋自体は30㎡ぐらいはあったと思います。30室の客室は全て間取りや調度品が異なっており、同じお部屋はひとつもないらしい。ランクによって分かれていて、これは一番お安いスタンダードツインのお部屋。当時アメニティーは確かクラランスのものが置いてあって喜んだ記憶があります。

中にはレストランが2種類あり、カジュアルなダイニング「イグレック」とフレンチレストラン「アッシュ」です。私たちのディナーと、翌朝の世界一の朝食が提供されるのもイグレックのほう。

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こちらもデザートの写真しかなかった…。お料理は確か軽いサラダの前菜、スープ、グリル料理的なメインの3品とこの写真のデザートだった。なかなか美味しく食べられました。フレンチレストランの方でフルコース食べたら美味しかっただろうなぁという感じ。

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そしてこちらが世界一の朝食。お料理の数が凄い。生ハムがとにかく美味しかったのと、5つのカラフルなグラスに入った飲み物は飲むサラダという名前のスムージー。半熟卵はエッグカッターで半分に割って殻をお皿にして食べたり沢山のジャムと一緒に食べる何種類ものパン、これは確かに朝から大満足でした。というかパンは食べきれず持ち帰りました。

ホームページにメニューが詳しく載ってました。

一応6,500円で朝食だけ食べにくることもできるみたいだ

ところで、確かに美味しいけど何をもって世界一の朝食なんだろう、と思って調べてみると・・・

ベルナール・ロワゾーというフレンチ界の巨匠的な人が作った朝食が、ルレ・エ・シャトーというフレンチ界の権威ある団体から世界一だと認められました。

神戸北野ホテルのオーナーの人は元々ベルナール・ロワゾーさんのレストランで修行しており、神戸北野ホテルをオープンする際のお祝いとして、ロワゾーさんから世界一と評されたその朝食メニューをそのまま譲り受けました。

・・・ということらしい。なかなかわかりにくい笑

温泉や大浴場は無いけど、お洒落な外観にレトロで素敵な館内、オーベルジュらしくご飯もおいしいお宿。

ご飯のおいしさや雰囲気重視の人向けにおすすめだね

神戸北野異人館

翌朝、ホテルから歩いて異人館街へ。異人館とは神戸が江戸末期に開港したのち、各国の大使館や居住区で使われた建物が残るエリア。

かなり山手の方に密集して建っており、狭い路地と坂道、レトロな建物が魅力的な場所です。

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お洒落なスタバ。昔の建物を使っているみたい。

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こちらは風見鶏の館。1909年にドイツ人の豪商の邸宅として建てられたものです。中の見学もできて、当時の生活スタイルをうかがい知ることが出来ます。異人館街の中でもシンボル的な建築物です。

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こちらは萌黄の館アメリカの総領事の邸宅だったそう。萌黄色の外壁が特徴的です。

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うろこの家。たぶん外壁がうろこっぽいから。こちらは半分美術館のようになっていて、ギャラリーが併設されていました。

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敷地の中にはカフェもあります。しかしそれより目立つ謎の猪の銅像

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うろこの家の中。他の建物もだいたいこんな感じで、クラシカルなセッティングがなされてます。

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中には異人館の建造物のミニチュアも飾られてました。うろこの家は最後に訪れると、ここは行ったところだ!と答え合わせができて楽しいかも。

建物自体は密集しているものの、中は割と同じような感じなので、3つぐらい巡ったところで飽きてしまうかも。最初からコンプリートを目指さないなら、主要どころや下調べして興味あるところに絞って巡った方が良さそうでした。

風見鶏の館うろこの家異人館街のハイライトなので是非!

有馬温泉

さて、異人館街を巡ってお昼過ぎ。このまま東京へ帰っても良いのですが、まだ時間もあるし折角なら天下の名湯有馬温泉でせめて日帰り入浴しよう!ということで有馬温泉に向かいます。

有馬温泉は、神戸三宮から電車で30ほどという好立地にある神戸の奥座敷。古くは日本書記でも書かれ、行基清少納言豊臣秀吉など歴史上の人物たちが愛したというまさに日本を代表する温泉地です。

都市部に近いにも関わらず、金色の濁り湯が特徴的な金泉、無色透明な銀泉と2種類の泉質を持ち、一部ではかけ流しの宿もある様子。これは期待できます!

さて、電車で有馬温泉駅に到着したら、駅舎を出ると目の前には有馬川が流れ、温泉街の雰囲気たっぷりです。温泉街の中心に向かって歩く途中にある賞味期限5秒なま炭酸せんべいは話の種に是非食べてみてほしい。

炭酸せんべい有馬温泉名物の薄焼き煎餅なのですが、焼いて固まる寸前のものを食べさせてくれます。本当に一瞬で固まってしまうので、渡された瞬間はフニャフニャなのに口に入れてアチっとかやってる間にパリパリになっていて、不思議な体験が出来ます笑

賞味期限5秒に偽りなし!?

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出典:湯の花堂本舗ホームページ

さて、有馬温泉の日帰り入浴と言えば有名どころは金の湯銀の湯太閤の湯があります。前者2つは銭湯に近い小さ目の日帰り入浴施設、後者はスーパー銭湯です。

金の湯は温泉街の中心にあり、いわゆる他所でいう大湯、総湯的なその温泉街のシンボル的な浴場に見えますが、特段風情ある建物というわけでもなく、好立地だからかいつも人で溢れかえっており、入ったことのある夫曰くイモ洗いになってしまうのでやめた方がいい、とのことでした。露天風呂もなくかけ流しでもないみたい。

銀の湯は混み具合はそこまででもないようですが、無色透明の銀泉に消毒あり循環と、敢えて入る必要はなさそうかなと思いパス。

太閤の湯岩盤浴やレストランの施設なども備えたスーパー銭湯ですが、そこまでのんびりするわけでもないしこちらも人が多そうかつかけ流しではなさそうなのでパス。

日帰り入浴が出来て、金の湯がかけ流し・・・という条件を満たすところを探すと、いくつか候補がありました。

  • 陶泉御所坊
  • 上大坊
  • 角の坊

どこも金の湯から徒歩5分以内の宿です。3か所とも「坊」が付く名前なのですが、どうやらこれは西暦1000年頃に洪水で荒廃してしまった有馬温泉を再興したお坊さんが建てた宿坊の流れをくむ(もしくはあやかって名前をつけた)からなんだそう。このネーミングは有馬温泉独特ですね。

さて、私たちは上記3つの中でも最も泉質が良いらしいという、上大坊に行ってみることにしました。結論から言うと、施設自体はかなり玄人向きなものの泉質は本当に類を見ないほど抜群でした。温泉好きにはオススメです!

なお、立ち寄り入浴は15:00~18:00の間のみで、一人1,000円でした。時間に注意ですね。

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外観はリノベされていてなんだか今風ですが、中に入るとかなり古いお宿。

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出典:ニフティ温泉

えっと、写真映りが悪いのかな?

くたびれ具合も含めてだいたい実物通りだよ

設備的にも露天風呂も何もなく、源泉浴槽と白湯のみ。ただ、お湯が本当に凄い。

金泉というよりはもはやチョコレート色というか、めちゃくちゃ濃い赤だし味噌汁というか、そんな感じの色に加えて湧出口がドロドロの堆積物に覆われていて、とにかく成分の濃さが一般的な温泉とは思えないレベルです。少し入っているだけで汗がどんどん出てきて貴重な体験が出来ました。

これまで入った温泉の中で、最も泉質に驚いたのはここかもしれない

1,000円が900円になるクーポンがありました。お写真もこちらから拝借。ちなみに何故かサイト上だと源泉かけ流しにチェック入っていませんでしたが、しっかりかけ流しです。

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宿の裏手には上大坊で使われている天神源泉と、温泉神社がありました。実際に入った後だと感動もひとしおです。

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温泉街散策も有馬温泉は楽しいです、お土産物やカフェが沢山あります。

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街並みはそこまで統一感は無いですが、賑やかさがあって歩いていて楽しい。

有馬温泉は温泉街散策が楽しく、立ち寄り湯でも特徴的な泉質を楽しめるし日帰りでも行く価値あり!

インバウンドの影響か、どのお宿もお値段が他所の温泉地と比べてもかなり高めなのが残念。

次は有馬温泉に宿泊してゆっくりもしてみたいところ。ともかく楽しい大阪神戸の旅でした!

 

2017年5月 大阪神戸【1/2】一泊二日でUSJのハリーポッターエリア攻略とベタな大阪観光

こんにちは、しろいるかです
2017年5月にハリーポッターエリアを体験したくて行ったUSJと、ついでに大阪と神戸観光をした思い出です。

旅の全工程

すべてに優先する形でUSJを楽しみつつ、ついでに大阪、神戸の観光もしてしまおうという計二泊三日のプラン。

【一日目】
大阪(新世界観光)~あべのハルカスUSJ~道頓堀
宿泊:ナンバプラザホテル

【二日目】
USJ~神戸
宿泊:神戸北野ホテル

【三日目】
神戸異人館有馬温泉

大阪観光(新世界)

新幹線に乗って大阪駅へ。いきなりUSJで二日間たっぷり遊んでも良いのですが、その日のうちに入園開始時間に到着しようと思うとほんとに早朝に出なければならず、結構しんどいな、と思っていたら1.5デイパスというちょうどいいものがありました。

これは、通常のワンデイパスにプラス3,700円で当日は15:00から入場可能、翌日は1日中楽しめるというものです。

USJワンデイパスでも入園開始時間からフルに楽しむこと前提なら十分周り切れるようですが、まぁ、いいか…と。

ということで、昼前に新大阪駅に到着し、15時までは大阪観光をすることに。

そのまま大阪の象徴的な観光地、新世界へ行きます。

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大阪といえばこれ、という光景。通天閣とフグのハリボテ!

大阪はJR大阪駅のある梅田周辺(キタ)はビル街で発展しているのですが、新世界のようなあたりは完全に下町になっており雰囲気が全然違いました。というかこの新世界一帯は完全に観光仕様のテーマパーク化されてますね。

大阪名物の串カツを本場で食べたくて、串カツランチをします。

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串カツ屋さん自体は通天閣周辺にビックリするほど軒を連ねています。人気のお店は串かつだるまとかのようですが、ちょうどお昼時で長蛇の列だったのもあり、早々に諦めてそのあたりで待たずに入れた串かつ横綱へ。

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タレが入っているアルミ製の容器がおいてあり、揚がったものを漬けて食べる形です。なるほど、だから二度漬け禁止なんですね。

他にも大阪名物、どて焼きもあったので頼みました。いわゆる牛スジ味噌煮込み的なやつです。串カツと一緒に食べて、お昼からお酒が飲みたくなりますがこれからUSJに行くので我慢…。

お昼からお酒飲んでる人ばっかだった!

串カツやどて焼き食べてお酒飲まない方が少数派だね

あべのハルカス

新世界から近かったので、展望台に登ろうとしましたがまさかの1時間以上待ち。ゴールデンウィークだったのである意味しょうがなかった。

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なんかあべのべあとかいうキャラがいました。

逆から読んでもあべのべあ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(一日目)

15時ちょうどにUSJへ。ハリーポッターエリアは整理券を持っていない限り入れないのですが、日も落ちると入場制限が解かれ、自由に入ることが出来るようになります。

ということで、そこまで並ばず入れるところで適当に楽しみます。

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ジョーズのアトラクション。映画に出てきたアメリカの田舎町、アミティが再現されてます。結構リアルな感じ。

アトラクション自体はキャストさんのナレーションを聞きながら多少緩急のある急流すべりって感じで肩肘張らず楽しめます。

ちなみに全然怖くない笑

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ちょっと休憩。どこのお店か忘れましたがミニオンのシェイク。この時期はとにかくミニオン推しでした。

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その後いくつかアトラクションを挟みつつ日も暮れたのでフィネガンズ・バー&グリルで夜ごはん。園内のレストランはしょうがないですが全体的に高いかな。

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お酒一杯ずつと、玉ねぎを1個丸ごと揚げたオニオンブロッサム、あと写真に無いですがシェパーズパイ(グラタン的なやつ)を食べて5,000円ちょっとぐらいだった。味はなかなかで、オニオンブロッサムは初めて食べたけどお酒に合うし美味しい!

ここはファミレスみたいな席配置で落ち着いて食べられるのでおすすめ!

この後パレードを見て(ずっと眺めてたので写真なし…涙)ようやくハリーポッターエリアに入れました。

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エリアの入口の門。ここから完全に雰囲気が変わるのでワクワクします。

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ハリーポッターエリアは思ったより広いです。夜になるとホグワーツ城プロジェクションマッピングがかかるショーがあるため人でごった返していました。レストラン(三本の箒)もあったけど、ゴールデンウィークは食べるだけで一苦労な混み具合なのと、テーブル席の間隔がかなり狭いのでゆっくりはできなさそうでした。

パブだからある意味ごちゃついてるほうが正しいのかも

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ホグワーツ城プロジェクションマッピング。これを見るためだけでも来た甲斐があった!実物のお城のサイズは結構小さく、遠近感を工夫した見せ方で大きく感じる仕組みなのですが、夜はそれをさらに際立たせるライティングがなされ、映画の世界そのものです。

ある意味一番よかったアトラクション?かも

写真だとただのライティングだけど、プロジェクションマッピングなので動きもあって凄かった!

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USJはディズニーと違って外の建造物が丸見えなのですが、夜景はとても綺麗。海外に来たみたいな気分ですね!

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個人的にツボにはまったメルズ・ドライブインアメリカのダイナー的な感じがイイ…。

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一日目は閉園ギリギリまで楽しみました。閉園前は人気アトラクションもほぼ並ばずに楽しめます。スパイダーマンのやつなんかも数分待ちでした!

戎橋(えびすばし)

宿はUSJオフィシャルホテル・・・ではなく格安のビジネスホテルへ…。宿のあるなんばへ向かいます。

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なんばのビジネスホテルを選んだのは安かったのと、この光景を見たかったから!道頓堀とグリコの看板がシンボルの戎橋(えびすばし)です。

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夜の11時過ぎでもまだまだ人がいました。

ここもいわゆる大阪のミナミのエリアのひとつで、お昼に行った通天閣あべのハルカスなどは徒歩圏内。日本有数の繁華街ですね。

泊まったのは戎橋から徒歩5分ほどの場所にあるナンバプラザホテル。

ゴールデンウィークなのに一人一泊5,000円いかないぐらいの安さなのはある意味納得。

泊まった感想としてはほんと超格安ビジネスホテルで、寝られればいいという人向けかな?

他のビジネスホテルが軒並み1万円超えだったので、ありがたいといえばありがたかった

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(二日目)

さて、翌朝は早起きして開園と同時に入り、当時イベントやっていたドラクエのアトラクションとハリーポッターエリアの入場整理券を入手。ダッシュしてる人もいましたが、そこまで焦らなくても開園と同時であれば問題なく両方入手できました。ハリーポッターエリアの入場券の方が余裕があるので、期間限定アトラクションのイベントの整理券を先に入手して、その後ハリーポッターエリアの整理券に向かった方が良さそうです。また、さすがに迷ってしまうと開園と同時でも厳しいので、目的の整理券を配っている場所は事前に調べておいた方が良さそう。

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日中のホグワーツ城。やっぱり夜のプロジェクションマッピングでライティングされてた時の方が素晴らしかったです。日中は近くで見ると少しつくりもの感がでちゃうかも。日中はお城の中にも入ることができ、中にアトラクション(ハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー)があります。アトラクションの完成度はかなり高く、ゴーグル無しでVR体験しているような気分になれました。

また、乗り物型なのですが乗り物に乗るまでの待ち行列がお城の中を通るようになっており、随所に仕掛けがあって待ち時間も全然飽きないです!

絶叫系でもないので万人におすすめのアトラクション!

その後いくつかのアトラクションを体験したのち、最後にウォーターワールドを見ました。

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いわゆる劇場型のショーなのですが、これがめちゃくちゃ手が込んでます。セットの精巧さ、炎や水がふんだんに活用されていて見ていて楽しめました。怖い演出もないのでやっぱりこちらも万人向けかな?

お土産物を買ったり何だかんだしていたら日もずいぶん落ちてきました。だいぶ疲れも出てきたので、日も暮れる前にUSJを後にして、宿のある神戸へ向かいます。

大阪から神戸までは電車で30分ほど。神戸では世界一の朝食で有名な神戸北野ホテルに泊まります!

USJは雰囲気はアトラクション重視なテーマパークって感じ。ハリーポッターエリアは雰囲気づくりがうまく、没入感もあって大満足。

SUPER NINTENDO WORLDが出来たらまた行ってみよう

2017年4月 茨城福島【2/2】ひたち海浜公園のネモフィラと福島の観音寺川の桜並木、春を感じる花を愛でる旅

こんにちは、しろいるかです
茨城福島旅行の二日目、ひたち海浜公園ネモフィラと、福島の猪苗代湖の近くにある観音寺川の桜並木でお花見です。

一日目の記事はこちら

観音寺川の桜並木

宿泊した静楓亭から車で10分ほどの場所にある、福島県の桜の名所です。観音寺川に沿ってソメイヨシノを中心とした桜並木が1kmほど続いています。

ホームページによると大体例年の桜の見ごろは4月下旬頃とのこと。今回の旅は4月末のゴールデンウィークに差し掛かるころに訪れましたがまさに満開の状態でした!

駐車場は桜祭りの時だけの臨時のものっぽいですが、桜並木の東端の322号線沿いにありました。ただ、並木道を歩いて西端までいくとそちらにも駐車場があることが判明。どうやら西端の方がより賑やかな場所みたい。

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東端の方の駐車場入り口はこんな感じ。ゴールデンウィーク期間、桜満開、晴天と三拍子揃った混雑タイミングであっても、お昼前で問題なく駐車場に車を停められました。

背後に映る雪山は磐梯山なのかな?雪化粧をした山々を背景に桜を眺めることができました。

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観音寺川は里山の小川といった様相でとても雰囲気の良い河川。みんな土手沿いにレジャーシートを引いてお弁当を食べたり、大量に出典されている屋台ご飯を買って食べていました。宴会のように騒がしい人たちもおらず、ほぼファミリーとカップルでした。地元の人が大半っぽい雰囲気。良い感じです!

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桜のトンネルが出来ています。ほんわかした陽気の中、川沿いをお散歩しながら桜を見るのは最高でした。私たちの行程はちょっと変則的なので、ひたち海浜公園とセットで行く立地の場所ではないですが、春に静楓亭に泊まったなら是非寄っておきたい!

ゴールデンウィークでもまだまだ桜が見られるのは嬉しい!

屋台もたくさんあって賑やかだけど人でごったがえすほどではない、絶妙だね

ひたち海浜公園

さて、観音寺川から高速で2時間ちょっと。ひたち海浜公園に着きました。ネモフィラの季節は駐車場もかなり混雑していますが、広い駐車場なので、3時頃の到着で問題なく入れました。

ひたち海浜公園とは、茨城県にある非常に広大な複合レジャー施設。ROCK IN JAPANの開催地としても有名ですね。

花などを見どころとしたガーデンエリアを中心にしながら、ピクニックを楽しめる草原や砂丘を見られる展望台、ミニ遊園地もあります。園内はあまりにも広すぎてエリア間を結ぶシャトルバスやサイクリングロードなどまでも整備されており、のんびり園内を巡っていくと一日はかかりそう。東京で例えるならば葛西臨海公園をすごくグレードアップした感じ?こちらは入園自体にひとり450円かかるけど…。

さて、このひたち海浜公園では、昔からネモフィラの花は植えられてきたようですが、SNSネモフィラが一面に咲き誇る写真がブームとなり外国人までもが押し寄せる大人気スポットとなりました。

写真で見ると確かに地面が青い花に埋め尽くされ、まるで海のよう。幻想的な光景に驚きますが、実際どうなのか。多少懐疑的になりながらもやはり気になり行ってみました!なお、ネモフィラの見ごろはホームページによると4月中旬から5月上旬までのようです。ゴールデンウィークにピッタリ。

まずは、入場ゲートから中に入ります。テーマパークのような広さ。

入口は西口と東口がふたつあり、それぞれに駐車場が設けられています。

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こちらは西口のゲート。規模が大きくてなんだかワクワクします。東口もこんな感じなのかな?

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今回はネモフィラのあるみはらしの丘エリアに的を絞り、他のエリアは途中の道にある場所だけ寄る形にしました。これは西口入口からすぐの場所にある噴水と池。

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途中なんだかノスタルジックを感じる小径の写真を撮ったりしながらみはらしの丘へ向かいます。西口のゲートから歩いて10分近くかかった気がする。

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着いた!みはらしの丘はその名の通り、なだらかな丘のエリアです。斜面に沿って植えられているのがネモフィラですね!既に規模に驚きます。

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手前には菜の花が。青一色の中にいいアクセント。

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丘を登り始めると、青一色の世界になります。空の青と地面を覆いつくすネモフィラの青。

これはヤバイ。実物が写真を超えてきてる。

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後ろを振り返るとまるで海岸線のよう。圧巻ですね。

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遠くから見るとなだらかに見えた丘も、実際に登ると結構な急勾配です。これにより視界全体をネモフィラが覆うことになり、よりネモフィラに包まれる感覚になるのかもしれません。

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ちょっと視線を落として写真を撮るとネモフィラだけを撮ることが出来ます!

人を写さずに撮るなら!

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登りきると林の向こうに海が見えます!結構な高さになるんですね。

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 丘の頂上からのみはらしの丘の全貌。こうやってみると意外に大きくはない・・・ようにも見えるかもしれませんが、全くそんなことはない!丘を登っている最中は本当に視界全体がネモフィラと空(と人)だけになります。

噂にたがわぬ美しさでした。

出典:ひたち海浜公園ホームページ

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なお、ネモフィラの季節が終わると今度はコキアが植えられて一面がピンク色になるみたい

これはこれで、見てみたい…!

ひたち海浜公園ネモフィラは噂にたがわぬ素晴らしさでした。これもきっと他では見ることのできない光景だと思います。

東京から日帰りも出来るし、天気がいい日を狙って来るのも良さそう。

今度は今回行けなかった東側エリアも含めて一日じっくり楽しみたいね

2017年4月 茨城福島【1/2】「猪苗代磐梯山麓温泉 静楓亭」泊 偕楽園観光と、大浴場と見間違う広さの客室露天の宿の宿泊記

こんにちは、しろいるかです
2017年4月に茨城へネモフィラを見にいった旅の記録です。

旅の全工程

ひたちなか海浜公園ネモフィラが話題になっていたころ。時期もちょうどよく、一度も行ったことのない茨城に行くことにしました。

宿泊はひたちなか海浜公園からはちょっと離れているけど、福島の猪苗代湖の近くにある、客室露天の評判が非常に良いという静楓亭にしました。

【一日目】
偕楽園
宿泊:静楓亭

【二日目】
観音寺川の桜並木~ひたちなか海浜公園

偕楽園

東京から水戸までは電車で。東京駅から特急に乗って1時間ちょっとで到着です。水戸駅周辺で車を借りて茨城の一大観光名所で日本三名園のひとつ、偕楽園へ向かいます。

偕楽園は1842年に水戸藩九代藩主の徳川斉昭によってつくられたという庭園。

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偕楽園の入口付近には広い千波湖があります。湖の周りも公園になっていて市民の憩いの場といった感じ。天気が良いのも相まってとても気持ち良いです。このあたりは本来の偕楽園ではないようですが、拡張部という形で偕楽園の中に組み込まれているみたい。

湖の周りは一周3km、皇居みたいにランニングしてる人がたくさん。

天気の良い日はこんなところでピクニックしたいね

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偕楽園といえば梅園なのですが、4月末の時点では残念ながら季節が合わず。かわりに随所でつつじが赤く色づいていました。

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真っ赤!鮮やかな色です。

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目に優しい紫も。色とりどりでキレイです。

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木々の間から木漏れ日が差し込む気持ちの良い道もあったり、偕楽園は広い!そして、エリアによって表情がまったく違うのが飽きさせない。

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なんだか門がある?

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この奥には好文亭という建物があります。庭園によくある茶室ではなく木造3階建で、大正天皇も宿泊したことがあるほどの立派な建物。戦争で焼失しましたが、1955年に復元されたそうです。

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茅葺の屋根がなんとも素朴な雰囲気を感じさせます。

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中に入ることも出来ます。吹き抜ける風がとても気持ちいい!

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3階部分にまでのぼることができて、庭園が見渡せます!入館料は200円かかるけど、偕楽園に行くなら是非行っておきたい。

夏場は風通しが良くて特に気持ちよさそう。

偕楽園レストハウス

庭園をゆっくり見ていたら昼も過ぎ、お腹が減ってきたので偕楽園の入口あたりにある偕楽園レストハウスへ。古き良き団体客もOKなレストラン併設のお土産物屋って感じの佇まいです。外観写真は撮ってなかった。

さて、ここで学んだ知識を披露。日本で初めてラーメンを食べた人って、なんと水戸黄門徳川光圀なのです!

(最近の文献によればもう少し古い時代にも食べた人はいるらしいですが…。)

そして、水戸黄門の食べたラーメンを再現したのが水戸藩らーめんと呼ばれるご当地ラーメンです。

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蓮根を練りこんだ麺を使うなど、いくつかの共通点があります。クコの実が乗っているところもそうなのかな。県内のいくつかの店舗でいただくことが出来ますが、手っ取り早く食べるならここでも食べられます。味はまぁ、普通の醤油ラーメンかな…?

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梅を練りこんだ梅うどん。薬味に納豆がついているところも水戸っぽい。

定食とかもあってメニューは豊富だった

なんとなく水戸名物っぽいものを手軽に味わって、宿に向かいます!

宿泊:「静楓亭」

水戸から宿までは車で2時間ちょっと。なんでそんな遠くに!?という感じの場所なのですが、静楓亭(せいふうてい)に泊まりたい!というのも今回の旅の目的のひとつだったのです。

さて、そんな宿に泊まること自体が目的となるほどの静楓亭は、

  • 客室は全11室だけ
  • 全ての客室は30坪というゆとりある広さ
  • 全室客室露天付き
  • 源泉かけ流し
  • 朝夕ともに部屋食

という、完全におこもり系の宿。中でも客室露天の広さはとにかく凄く、大浴場かと思うほど。宿の評判も非常に良いです。このころはあまり写真を撮っていなかったので、お宿のホームページの写真やgoogleストリートビューの写真も交えながら振り返ります!

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宿の入口。田舎道を進んできたところで現れる急に立派な施設の駐車場って感じです。

出典:静楓亭ホームページ

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玄関はこんな感じ。客室で過ごすのがメインだからか、ロビーなどの共用部は主張しない感じでした。というか、そもそもこの宿は客室露天に全振りしているからか、大浴場すらないのです!

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お部屋は平屋づくりですが、共用部と廊下で繋がっています。間取りも全てこの形みたい。この間取り図を見ると、客室露天の広さが異常なことがわかります笑

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和室の写真。襖の向こうは寝室で、奥に客室露天があります。床の間のところに1台、高級電動マッサージチェアがおいてあるのですがこれがまた良かった。お風呂上りにマッサージするとたまらないです。

宿のコンセプトにバリアフリーもあるようで、おこもり系の宿としてではなく、おじいちゃん、おばあちゃん世代との旅行なんかにもピッタリなのかも。

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写真だとちょっと伝わりにくいところはありますが…。驚きの広さの客室露天。手入れされたお庭と錦鯉が泳ぐ池を眺めながら入ることが出来ます。

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お湯も源泉かけ流しで、やや金気臭のする緑色の濁り湯。温度管理も抜群によく、さらにこの浴槽の内部に段差があり、ぬる湯とあつ湯にうまく分かれるようになっています。これは永遠に入っていられそう。部屋の横に大浴場があり、それを常に貸切している気分です。

ご飯は写真を撮っていないのですが、朝夕ともにお部屋食。

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特筆するような名物料理があるわけではないのですが、純粋に質の良い美味しい会席料理をいただけます。

お値段は時期によるけど平日なら2名1室で4万円ちょっと。

宿自体は洗練されたデザインとかお洒落感とは少し違った、あえて例えるなら高級な保養所とか質実剛健とかそういう雰囲気なので、求めるもの次第だけど客室露天を重視するなら間違いなく満足できるお宿だと思います!

ここで数日間おこもりしたら現実に帰ってこられなくなりそう

高級旅館に連泊してのんびりするのは夢だね

翌日は再び茨城方面に向かい、満開のネモフィラを見に行きます!