こんにちは、しろいるかです
2016年9月に八重山諸島を訪れた時のお話。続いて向かったのは小浜島(こはまじま)です。
石垣島の記事はこちら
西表島の記事はこちら
小浜島とは
八重山諸島の旅、三日目は西表島から小浜島(こはまじま)へ向かいます。
八重山諸島の島々も、石垣島と西表島で全く雰囲気が異なったように、小浜島もオンリーワンに出会える島です。
アクセスは石垣島からは一日10便以上連絡船が出ていますし、西表島の大原港からは便数はやや少ないですが直通便も出ています。
小浜島は石垣島、西表島と比べても非常に面積の小さい島で、島内にはバスなどの公共交通機関は一切走っていないし、自転車で1時間もあれば一周できてしまうぐらいの大きさ。
西表島と比べるとだいぶ小さい。
島内はなだらかな起伏と、背の高い木のある山はほとんどなく、大半がさとうきび畑と牧草地で構成されています。そのため解放感のある明るい雰囲気の島になっています。
小浜島にはこれといった観光名所はありませんが、この雰囲気を味わうためにぜひ自転車で島内一周がオススメです!
自転車で巡れるのは小さい島ならではだね
ちなみに、2001年のNHK朝のドラマ、ちゅらさんの舞台になったということで、ロケ地や建物なども残っています。小浜島が有名になったのもその頃らしい。(Wikipedia調べ)
小浜島のもう一つの特長は、この小さな島に巨大リゾートが隣接して2つもあること!
星野リゾートが経営する「リゾナーレ小浜島」と三井不動産が経営する「はいむるぶし」の2つのリゾートがしのぎを削っています。なんと島の総面積約1/5がこれらのリゾートホテルのエリアになっていて、もはやこれってリゾート島なんじゃ・・・と思ってしまうぐらい。(これもWikipedia調べ)
1島1リゾートのモルディブ的な感じ!?
実際にはリゾートホテルのエリアは明確に入口が区切られているので、エリアの中に入らないとリゾートホテルの雰囲気は無いかな
小浜港
西表島から小浜島への船内から。大きな雲が印象的だったので一枚。
小浜港に到着!素朴な雰囲気の港ですが、リゾート客がいっぱい。
港の前にレンタカー屋さんやカフェがいくつかあります。レンタサイクルも、日帰りで来た場合などはこちらで借りて島内を巡ることになります。私たちはホテルで自転車をレンタルしました。
自転車で小浜島一周
小浜島は、山は無いのですが起伏は結構あるので、できれば電動自転車で周りたいところです。原付で巡ってる人たちもいたので、それも良いかも。
島内はそれほど広くなく、全ての見所を巡っても2時間あれば十分なぐらいですし、道の本数も少ないのでそれほど迷うこともありません。必然的に見どころを巡りながら島内をだいたい一周することになるはずです。
ということで、見どころを紹介してきます!
シュガーロードと呼ばれる一本道。リゾナーレ小浜島、はいむるぶしの入口からすぐの場所にあるのでわかりやすいです。
両側に広がるさとうきび畑と、どこまでも続くような一本道に郷愁を覚える光景です。小浜島は観光客もそこまで多くないので、こんな感じの誰も人がいない写真も当たり前のように取れます。
ちなみにここもちゅらさんのロケ地で、通学路として撮られたんだそうな。これはドラマを見てなくても、なかなか感動する光景です。絶妙な高低差で奥行き感が出ますね!
カントリー・ロードを口ずさみながら走りたい
島の中心部には集落があり、民家に混じってあるのがちゅらさんのロケ地、こはぐら荘です。物語の主人公たちの住む家として使われており、実際の現地の民家が用いられたそうです。ただ、残念ながら内部の見学などが出来るわけではなく、外から外観を眺めるだけです。ちゅらさんを見ていたら感動があったのかも・・・。
石塀はこの地方の伝統的なスタイルみたい
大岳展望台です。こちらは小浜島で一番高い山(海抜約100m)の頂上にある展望台です。展望台の入口に自転車を停めて、階段を登って展望台まで行きます。意外に段数が多いのでくじけそうになりますが、頂上からは島を一望できるので疲れも吹っ飛びました! ちなみに頂上にはベンチがあるぐらいなので、飲み物を忘れずに。
石長田海岸です。マングローブが海岸近くにビッシリ生えていてびっくりします。海岸沿いに道が舗装されていて、そのまま進むとだんだん道幅が狭くなり袋小路かと思いますが、ちゃんと抜ける道があるので安心して進んで大丈夫です。
島の西部にある海人公園(細崎集落)への道です。海へ向かって一本道で下りが続くので自転車だと風を切ってとても気持ちいい!スピードが思いっきりでてしまうので、たまに来る地元の人の車に注意が必要。
電動自転車じゃなかったら・・・と思うとちょっとゾッとする坂の長さです。
ここを一気に下って行くのは気持ちよすぎた
細崎集落のビーチ。向かいには西表島がすぐ目の前に見えます。なんでも2Kmぐらいしか離れていないんだとか。ちなみに、細崎集落に限らず島内には港周辺を除いて売店などは無いため(自販機はたまにあります)、自転車で一周する場合はお水とちょっとした甘いものを用意しておくことをおすすめします。
帰り道。電柱と送電線のシルエットがなんとなく気に入ったので。
宿についてゆっくりしていたら、少し雲がかかっていた空も晴れてきれいな夕日が見えました。
宿泊:星野リゾート リゾナーレ小浜島
小浜島で泊まったのはリゾナーレ小浜島。はいむるぶしと迷いましたが、今回の旅は八重山の3つの星野リゾート(西表島ホテル、リゾナーレ小浜島、星のや竹富島)を周りたかったので、こちらに。
調べてみると両者の価格面やカタログスペックにはほとんど差はないです。敢えて言うならリゾナーレ小浜島の方がやや大人向け、はいむるぶしの方がややファミリー向けかな?
どちらのリゾートも、広大な敷地の中にメイン棟、宿泊棟、レストラン、ビーチ等建物が点在していて、間をカートで移動するようなスタイルになっていました。
はいむるぶしは大浴場があってリゾナーレ小浜島はゴルフ場があるのが設備面の大きな違いかな?
泊まったのは一番安いお部屋でしたが、こういう感じのリゾートっぽい建物です。
お部屋は西表島ホテルに似てる感じです。バルコニーもついていて解放感があります。デイベッドがあるとリゾート感が出ますね。
ご飯はメインレストランでのブッフェ形式でした。西表島ホテルの方と同じような感じですが、こっちの方が品数が多かった気がする
ハンモックがずらーっと並べているティンガーラハンモックというエリアがあったのですが、そこで寝転びながら星空を眺めるのが凄い良かった!天の川もくっきりと見えるほどでした。
こっちはいかにもリゾートホテルだぞー!って感じ。どっちもいいね。
浜島(幻の島)
翌日はホテルのツアーでダイビングをしつつ、幻の島と言われる浜島へ。
小浜島の近くにある無人島ですが、ほぼ砂浜だけで構成されていて、満潮時は完全に海に沈んでしまうというのが幻の島と呼ばれる所以。
おぉー、これは絶景です!
ツアーの場合、うまく干潮時を狙って連れてきてくれるみたいです。何隻か船が上陸してるんですが、こういう写真を撮らせてくれるためか、みんな同じ場所にきっちり停泊してくれています。よく考えてくれてる!
遠くに見える島影は西表島かな?
反対側を向くと、人がちらほら。かなり遠浅になっているので海も綺麗に見えます!
周りを見渡しても360度海が見える中、砂浜に立っているという不思議な体験が出来ました。自力で来ることは(たぶん)無理なので、ツアーならではですね。
ツアーに参加してでも来る価値ありの島だった
小浜島にツアーから戻ってきたあとは、連絡船で竹富島に移動します。星のや竹富島に期待が高まります…!
つづく。