こんにちは、しろいるかです
2022年ゴールデンウィーク、九州の佐賀・熊本・大分を中心に旅しました。
- 旅の全行程
- 天河山荘
- 天河山荘:ロビー
- 天河山荘:お部屋(辛夷)
- 天河山荘:天空の湯
- 天河山荘:夕食
- 天河山荘:夜の館内
- 天河山荘:温泉内湯(辛夷のお部屋)
- 天河山荘:朝食
- 天河山荘:感想
- くじゅう花公園
- ガンジー牧場
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
羽田空港~福岡空港~福岡市博物館~新三浦博多本店
宿泊:水野旅館
【二日目】
唐津やきもん祭り探訪~呼子(加部島)でイカ活け造り~浜野浦の棚田で夕陽
宿泊:御船山楽園ホテル
【三日目】
武雄温泉元湯~有田陶器市探訪
宿泊:天河山荘
【四日目】
くじゅう花公園~ガンジー牧場
宿泊:黒川温泉 帆山亭
【五日目】
阿蘇山(高岳・中岳)登山~阿蘇ミルクファーム
宿泊:寒の地獄温泉旅館
【六日目】
長者原(タデ原湿原散策)~九重"夢"大吊橋~わいた温泉郷
宿泊:長湯温泉 翡翠之庄
【七日目】
長湯温泉街散策~ラムネ温泉~白水鉱泉~吉野ヶ里歴史公園~一藤(もつ鍋)福岡空港~羽田空港
今回の旅のこれまでの記事
天河山荘
有名な黒川温泉の近くにある、山の中の一軒宿。天河山荘を目指します。
天河山荘までの道のりは最後の5分ぐらいだけ、めっちゃ狭い道を通ります。ビクビクしながら進んで、無事到着。山道の突き当たりにあるので、すごい奥地にある感じがします。
首を傾げた悩ましげなタヌキがお出迎え。
天河山荘:ロビー
茅葺き屋根の古民家調のロビー。
ロビーで軽くお団子とお茶をいただきます。なんだかんだで到着が遅くなって18時近くに到着したのですが、温かく迎えてもらえました。
天河山荘はおこもり系の宿で、基本お部屋はすべて離れのつくり。今回泊まったのは辛夷(こぶし)のお部屋。眺望のいいお部屋が良いな!とリクエストしていたところ、こちらの御部屋をあてがっていただけました。
離れと言ってもそれぞれの建物の距離は離れていないので、お部屋によっては隣の建物の屋根や壁が見えるところもあるようですが、こちらのお部屋はリクエスト通り眺望が良くて嬉しかったです!
ダメもとでのリクエストだけど、叶えてもらえると嬉しい
にゃんこもお出迎え。今回の旅ではほぼ毎日ねこに会った気がする。
天河山荘:お部屋(辛夷)
お部屋は二部屋あって、こちらのベッドルームと、おこたのあるリビングに分かれているのですが、リビングの方の写真を撮り忘れる痛恨のミス…。
リビングの方はいわゆる一般的な和室って感じなのですが、特筆すべきはこれ。
林に囲まれた素敵なウッドテラス!
これがめっちゃいいんです。夏場だとちょっと虫に悩まされる気はしますが、ゴールデンウィークの時期だと虫もおらず、ヒンヤリした空気の中外気浴が捗りました。
辛夷のお部屋から先には人工物は無いので、眺望抜群です。
立地的に直射日光も来ないし、風通りも良い
部屋のお風呂入った後、ここで涼むと気持ちよかったー
天河山荘のお部屋にはすべて広い温泉内湯が付いているんですが、到着した時間の関係上、先に貸切風呂の天空の湯に向かいましたのでそちらをご紹介します。
天河山荘:天空の湯
大浴場はないのですが、貸切風呂が3か所あって、天空の湯と名付けられています。
天河山荘は山の斜面に沿って作られているんですが、このケーブルカーに乗って山を登った先にあるのが天空の湯。
敷地内に専用の乗り物がある宿ってワクワクしますよね
どこも満足度が高かった、乗り物のある宿の記事
今まで乗ったケーブルカーの中でも一番小ぶりなサイズ。二人乗りで乗ってちょうどぐらいです。
頂上駅に到着!
実は歩いても1~2分でたどり着けそう。ケーブルカーと勝負しても歩いたほうが早いかもしれない笑
ちょっと怖い仏様の横を通ると、貸切風呂の扉が3つあります。
中に入ると、この絶景!
宿は小高い丘に沿って作られていて、その頂上から先は一気に抜けてるんですね。遠く阿蘇山まで見渡すことができます。
おまけに西向きなので、夕陽を見るには絶好のスポット。
真っ赤!
天気も丁度最高で、沈む夕陽を眺めながらの入浴。
この窓枠が額縁のようで、とにかく心奪われる景色でした。
阿蘇山に沈んでいく夕陽。
夕陽は沈んでからが本番!青と赤が混ざり合うマジックアワーが綺麗です。
ご飯を19時からにしてもらったのですが、皆早めのご飯だったようで貸し切り風呂は3つとも空いてました。そのため他のお風呂も様子見してみると、一番左のお風呂だけお風呂の形が十角形でした!ちなみに残り二つは長方形です。
あー、ずっと眺めていたい…。
ご飯の時間になってしまったので少々名残惜しいですが上がります。良い夕陽に夕焼け、いきなりテンションあがりました。
こちらは朝の写真。朝も清々しくて気持ちいいです。天空の湯はとにかく晴れていたら夕陽の時間帯は絶対外せない!
ちなみに景色ばかり言及しましたが、お湯の方も、うっすらとした濁り湯がどばどばかけ流されている気持ちいいお風呂でした。
これはお部屋風呂があっても何度も入りたくなる
景色も良いし、お湯も良いし最高だね
天河山荘:夕食
夕食はロビーの隣のお食事処へ。
完全個室になっているのでゆっくり食べられます。
献立表。いわゆる山里の旅館料理系ですが、最後に炭火焼が控えています。
先付は赤い器に乗ったいくらに海老で、おせち料理を連想しそうなラインナップ。
熊本名物の馬刺し!
蛤のお吸い物の椀に
岩魚の塩焼き。定番ですけど美味しくいただけるやつです。
甘鯛の養老蒸し。養老蒸しは初めて食べましたが、そばやお魚に山芋をかけて蒸した料理のことみたいですね。そばの下に甘鯛のすり身が隠れてました。
山菜の天ぷら。これも安定の美味しさ。
ローストポーク。他のお料理と比べると若干浮いている気がしないでもない…。
最後はデカい七輪が登場して、この上で焼肉です!
って野菜焼いてる写真しか残ってない…。本当は美味しい阿蘇の黒毛和牛をジュージューと焼いて食べてました。
どうもお宿の系列で焼肉屋さんも経営しているっぽくて、そのノウハウを活かしている気がする。
最後は水物。
七輪を使った炭火焼が良かったです!
七輪を使った炭火焼がよかった
臭いが付くけど、浴衣だったら気にならないしね!
天河山荘:夜の館内
離れ同士をつなぐ通路はこんな感じ。高級感というよりは素朴感あるタイプです。
段差が結構あるのでバリアフリーではないかもしれない。
夜なのでなんだか雰囲気が暗い感じしますが、辛夷のお部屋の玄関。
天河山荘:温泉内湯(辛夷のお部屋)
天空の湯は夜は入ることができず、大浴場も無いのですがそれを補って余りあるのがめっちゃ広い部屋の内湯。
二人で入ってもまだ余裕があるぐらいのかなり広い浴槽がついています。
写真だとちょっと伝わりづらいですが、相当な広さです。それでいてややぬるめのお湯がかけ流されていて、めっちゃ気持ちいい。
夜も朝も堪能しました。
特に朝は、日光が窓から差し込んできてすごく良い雰囲気。
実は窓を開けて半露天にもできます。夏場は虫がいるので厳しいかもだけど…。
最近こういう落ち着く感じの内湯の良さがわかってきた
天河山荘:朝食
朝ごはんも、夜と同じく個室でいただきます。
個室の写真はこんな感じ。
朝ごはんは賑やかで良かったです。阿蘇の卵が付いてくるんですが、これが黄身が濃くて美味しかった!
天河山荘:感想
私たちが泊まった時は一人3万ちょっとのお値段でした。お料理はわりと普通な感じで、お宿全体としてどちらかというと素朴さを全面に押し出していて高級感があるわけではないですが、天空の湯から眺める夕陽はとにかく素晴らしかったです。
また、お部屋の内湯が広いのもとても気持ちよくて、客室露天ではないけど換気窓もついていて外気もしっかり入ってくるし、虫のいない時期なら窓全開で半露天にもできます。温泉重視だったらきっと満足できるはず。
それにしても九州の客室露天付きの温泉宿の相場って、箱根や伊豆あたりの関東近場の温泉地の相場と比べて安く感じますね…
くじゅう花公園
宿をチェックアウトした後は、くじゅう花公園へ!
九重連山のふもとにある、花のテーマパークです。
くじゅう花公園は実はギリギリ大分県。これから数日間、大分県と熊本県の境界をうろうろすることになります。
とても広い駐車場があるので安心ですね。そして背後にそびえる九重連山が良い!
園内はぐるっと一周することができるつくりになっていて、のんびり周ると1時間ぐらいかな?特にグリーンシーズンはお花の見どころも多くて気持ちよかった。
ここが良かったのは、何より、周りの環境!目の前のお花と、遠くに見える山々。自然に囲まれている感じがして癒されます。空気も良いし!
5月はお花真っ盛りで、様々なお花が咲いてました。
芝桜のエリアも。
花瓶からお花が零れ落ちているようにみえる配置がなんだかおしゃれ。
チューリップも一体何本あるんでしょうか!
色とりどりのお花は見てて飽きないです。
カラフルなビニール傘。今風の映えスポットも完備されてます。
キャンプに、さらにはグランピングもできるみたいで、ここで泊まるのも楽しそう。
ネモフィラはゴールデンウィークの時期だとちょっと早かったかなー。
空に続くようなドア。これも映えスポットですね!
頑張って良い感じに花を撮ってみる。
にゃんこもいる。
園内にはお食事できるお店や、カフェもいっぱいあるのでゆっくりできました。阿蘇・くじゅう周辺に来てお天気が良ければ是非とも訪れたい場所です。
お花の種類も変わるし、季節を変えてまた訪れたい
ガンジー牧場
くじゅう花公園から車で5分ぐらいの場所にある観光牧場。
ガンジーとは、あのインドのマハトマ・ガンジーではなく、牛の品種(Guernsey)です。
カタカナ表現は難しい
ガンジー牛は飼育数が少なく、日本では僅か3か所でのみ飼育されているそうな。ここがそのうちの一か所。貴重なガンジー牛の牛乳を使ったソフトクリームが有名みたいです。
昼食替わりにこちらもガンジー牛のバターを使ったチュロスと、パニーニを食べつつ…
ソフトクリームも当然いただきます!味が濃厚なうえ、量がめっちゃ多い!
一つだけ買って、二人でシェアしてちょうどいいぐらいの量でした。
折角なので飼育されている珍しいガンジー牛を見たい、と思ったのですが駐車場付近にはおらず、駐車場から歩いて10分ぐらい下ったところに牛舎がありそこで見学ができるようになっていました。15分に1回ぐらい、無料の送迎車もあります。
ガンジー牛は茶色い毛で、見た目はジャージー牛と似てますね。種としては同じ起源だそうな。
大草原に放牧されてる!みたいな理想の姿を見ることはできなかったですが、満足です!
花公園に牧場と、くじゅうの自然を満喫した
まだまだ!これから黒川温泉に泊まって、翌日は阿蘇山にも登りに行くよ!
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