こんにちは、しろいるかです
2021年9月、上高地から本格的な登山をしました。
- 旅の全行程
- 五千尺ホテル
- 五千尺ホテル:フロント
- 五千尺ホテル:お部屋
- 五千尺ホテル:共用部
- 五千尺ホテル:ディナー
- 五千尺ホテル:夜
- 河童橋からのちょっとだけモルゲンロート
- 五千尺ホテル:朝食
- 朝食後に河童橋周辺
- 五千尺ホテル:LOUNGE
- 五千尺ホテルの感想
- 大正池を目指して
- 大正池
- 上高地帝国ホテル
旅の全行程
本記事は太字部分が対象。
【一日目】
上高地~五千尺キッチン(ランチ)~上高地ハイキング(河童橋→明神→徳澤)
宿泊:徳澤園
【二日目】
登山(徳澤→横尾→涸沢→穂高岳山荘)
宿泊:穂高岳山荘
【三日目】
下山(穂高岳山荘→涸沢→横尾→徳澤→明神→河童橋)
宿泊:五千尺ホテル
【四日目】
上高地ハイキング(河童橋→大正池)~帝国ホテルでお茶
宿泊:ひらゆの森
【五日目】
新穂高ロープウェイ
宿泊:槍見館
【六日目】
平湯温泉街散策(ナガセスッポン養殖場~平湯民族館)
前の記事:穂高岳山荘から8時間程歩いてなんとか上高地に戻ってきました。
五千尺ホテル
上高地には何軒かの宿がありますが、その中で最も河童橋に近い立地にあり、フレンチのディナー等も評判と言われているホテルです。
上高地帝国ホテルと並んで人気の、予約が取りづらい宿みたい。
五千尺ホテル:フロント
お昼間はフロントの隣にあるカフェ、LOUNGEのお客さんでごった返していたので夜に撮影。木の柱が印象的な山小屋風。
左側がラウンジの入口。右側が客室などにつながる通路です。立派な生花が飾られていました!
面白いのがこの壁面。宿のヒストリーに関連する資料等がいろいろと飾られているのですが、上高地が本格的に開拓されはじめた昭和初期の観光パンフレットや新聞記事などが掲示されていて、五千尺ホテルはそのころから存在しており、旅舎五千尺と呼ばれていたそうです。創業100年以上なんですね!
穂高岳山荘といい、この辺りのホテルや山小屋はみな昔からやってるんだね
五千尺ホテル:お部屋
お部屋は山側となる一番下のランクを予約していたのですが、3階洋室ツインにグレードアップしてくれたみたい。
最近リニューアルしたみたいで全体的に施設は綺麗。
窓からは河童橋と梓川、そして穂高連峰も望むことができるお部屋。残念ながらバルコニー付きではなかった。
ソファーもあってゆったりできます。
五千尺ホテル:共用部
五千尺ホテルには大浴場がついています。
決して広くなく、沸かし湯だし内湯のみではあるものの、下山してお風呂に入るとあまりの気持ちよさにシビれました…。
朝はやってないので、朝風呂するなら上高地温泉ホテルの日帰り入浴がオススメです!
談話室もありました。
あんまり使ってる人はいなかったけど、山関連の本とかがあったので暇つぶしによさそう。
五千尺ホテル:ディナー
こちらでは標高1,500mの山の中でありながら本格的なフレンチディナーをいただくことができます。料理長の方は料理本も出したりして、料理に力を入れていることがうかがえます。
信州ワイン?がたくさん飾られている入口を通ってレストランの中へ。
食事後の時間に撮影したので誰もいませんが、満席になっていました。
山を無事降りてこられたご褒美に、豪勢なフレンチディナーです!
信州サーモンが入ったケークサレと、イワシのサモサ(カレー味)。
魚介のジュレ。さっぱりして美味しかった。
個性的な軍鶏の薬膳スープ。
インパクトある見た目と名前に反して、お味は鶏出汁のコンソメスープ的な感じでした。
最後は牛ヒレ肉のグリル。
デザートはメロンか桃のコンポートの選択制で、コンポートを選んでみた。
この写真、本来トッピングされているらしい桃のゼリーが乗っていません。食べている最中に実は・・・という感じでゼリーを持ってこられ後がけになりました。
お料理のお味は悪いわけではないのですが、対応にモヤモヤが残ってしまったのが残念…。
五千尺ホテル:夜
気を取り直してご飯後はちょっと外に出てみる。
あたり一面真っ暗闇。昼は賑やかな河童橋周辺も夜はわずかなホテルの灯りだけしかなくてなんとも静かなものでした。晴れていれば星を眺めるのも良さそう。
河童橋からのちょっとだけモルゲンロート
河童橋周辺からは立地的に朝日は見られないものの、朝焼けとか見られたりしないかな…と早朝5時に起きて河童橋に出てみる。ホテル目の前だからさっと出られるのはいいね!
朝5時なのに意外にも人がいっぱい。ホテルに泊まっている人というよりは、これから山に登ろうとする人たちばかりで、みな大きなザックを背負っていました。
そんな周りの風景はおいておいて、穂高連峰の方が赤く染まっています。
かすかにモルゲンロート(朝日に照らされて赤く色づく山肌)が!
泊まっていた穂高岳山荘はあの山の裏側にあるので目視はできないですが、あのあたりに昨日いたのかと思うと感慨深い。
そして、真っ赤に燃える山頂が見られて嬉しい…。
ほんの10分ほどの景色でしたが、早起きしてよかった。
元気だったら大正池や明神池に朝霧を見に行って、戻ってきてから朝食を食べるプランも良さそう
五千尺ホテル:朝食
朝ごはんは夜と同じく、メインダイニングのGRANDでいただきます。
朝は飲み物はブッフェ形式になってました。あと、豚汁も!
朝は洋食形式なんですが、そこに和の豚汁があるかというと、昔の山小屋時代から続く五千尺ホテルの伝統料理みたいですね。
テーブルで、卵料理とサイドメニュー(パン/ごはん/おかゆ)を選びます。
サイドメニューに関しては1回こっきりではなく別サイドメニューもお替りできました。最初パンを選んだんですが、おにぎりも食べればよかった…!
朝のすがすがしい緑の中いただく朝食はいいですね!
豚汁を盛りすぎた笑
オムレツはフワフワで良い感じでした。
ヨーグルトとフルーツ。
朝食後に河童橋周辺
朝ごはんをたべて、ホテルの外に出ます。
すっかり日も登りました。昨日あんなに雲に包まれていた穂高連峰がクッキリと見えます!
梓川の水のきれいさに癒されつつ
振り返るとこっちは焼岳!こっちもいい景色だ…。
早朝は人も少なく、静寂の中でゆっくり上高地を堪能できます。
タテで写真をもう一枚!
焼岳方面も同じ構図だけどタテで撮っちゃう!
五千尺ホテル:LOUNGE
部屋に戻る途中にLOUNGEをちらっとのぞき見。いい感じのカフェですね。
ケーキもいろいろ。ブルーベリーソースをかけたレアチーズケーキが名物みたい!
五千尺ホテルの感想
河童橋目の前という最高のロケーションがこのホテルの一番のウリかな。
よく上高地帝国ホテルと比較されたり、両方泊まるツアーが組まれたりしているみたいですが、お値段を度外視してどちらに泊まるか、と言われれば間違いなく帝国ホテルを選ぶと思います。
ただ、帝国ホテルはやっぱりお値段も相応なのと、予約がとにかく取れない!(こっちもハイシーズンはなかなか取れなかったけど笑)
全体的にお値段の高い上高地の中で考えれば、ロケーション良し、大浴場もあり、夜はフレンチのフルコースもいただけると考えればバランスの良いお宿だと思いました。
上高地帝国ホテルの宿泊記
大正池を目指して
足が痛い。。。
めっちゃ痛い…。階段の上り下りがつらい…。
上高地から穂高岳山荘までは往復40Km近い道のり。高低差も大きい中なんとか歩き切ったものの、体へのダメージがすさまじくまともに歩けません・・・。
けど折角の上高地なので頑張る!大正池を目指します。河童橋からは片道4Kmの道のり。普段なら1時間かからないレベルです。
が、足の痛みによりペースが全くあがらない…。
そのあたりの植物の写真を撮ったりしながらゆっくり目指します。
なんかフワフワのやつ。
良い天気だー!
途中沼っぽい場所もある。
上高地をはじめとした日本アルプスを全世界に紹介したウォルター・ウェストンさんの碑。
お腹がしましま青模様の鳥。奇跡的に撮れた!!
梓川が青いのは川底の石が青い波長の光だけ反射させる性質があるからだそうで、ウェストン碑のあたりが特に青く見えるそうです。
ノシノシと我が物顔で闊歩するサル。
映えそうなキノコ。
大正池までもう少し。田代湿原まで来ました。
あとちょっと…!
最後は整備された小道を通ります。
猛毒で有名なトリカブトの花も自生してました。
大正池
やっと着いた!河童橋から4Kmの道のりをまさかの2時間以上かけて到着です。
木々の間から見える大きな池が大正池です。
今から100年ほど前、焼岳が大噴火しそれによって梓川がせき止められてできた沼です。つい100年前の出来事とは思えないほど、はるか昔からありそうな風貌。
大正池は朝霧が有名ですが、早朝以外は朝霧はあまり望めません。
ですが静かな水面に映る山々は一見の価値ありです!
ちょっと雲が増えてきてしまったけどこの反射っぷり。
晴天だとまさに鏡のようになりそう。
頑張ってきてよかった!
上高地帝国ホテル
足が痛い中頑張って大正池まで行ったのでやはりご褒美が必要だ、ということで河童橋に戻る途中にある上高地帝国ホテルでお茶をします。
赤い屋根と石組みの建物が特徴的な帝国ホテル。
中もクラシカルな雰囲気で、真ん中に鎮座する暖炉の煙を排出するためのマントルピースはホテルのシンボルですね。夜になると実際に暖炉に火が入れられます。(見学は宿泊者限定)
シャインマスカットのショートケーキと
一日20食限定のカスタードプリンをいただきました。
プリンはやや硬めの昔ながらの正統派。底のさらっとしたカラメルソースとの相性が抜群です。
ショートケーキも、はじけるようなみずみずしいシャインマスカットと口の中で溶ける生クリームとスポンジの食感がたまらなかったです。
コーヒーを頼むと、カップのコーヒーが少なくなると注いでくれるのですが、このコーヒーがまた美味しい。帝国ホテルは河童橋からは少し外れた場所にありますが、このカフェのためだけでもぜひ訪れたい場所です。
上高地は何度訪れてもいいところだ。。。
今度は上高地を拠点にして他の山々へも登りに行ってみたいね
あと、いつか奥穂高へのリベンジも…。
上高地を降りて、近隣の奥飛騨温泉郷へ向かいます。今回は奥飛騨温泉郷に行きました。他に上高地近隣の温泉地として、白骨温泉も上高地からアクセスが良いし、雰囲気のとてもいい場所です。