しろいるか旅行記

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2023年3月 八丈島「リードパークリゾート」泊 羽田から行けるお手軽離島!八丈富士登山と裏見ヶ滝温泉で癒された一泊二日の旅。

こんにちは、しろいるかです
2023年3月、東京都の離島、八丈島へ行きました。

旅の全行程

【一日目】
羽田空港八丈島空港~八丈富士登山~ふれあい牧場~Sea Side Kitchen 環~八丈八丈植物公園~裏見ヶ滝温泉~魚八亭
宿泊:リードパークリゾート八丈島

【二日目は朝いちで空港へ】

八丈島

伊豆諸島のひとつ、東京都に属する離島です。

東京からは船か飛行機でアクセスすることになりますが、船だとジェット船航路はなく、大型客船で10時間ほどととても遠い反面、飛行機だと羽田空港からわずか1時間足らずで到着できます。便数は一日三便。

伊豆大島だと調布飛行場からしか空の便が無いため、羽田から行けるのは利便が良いですね。

 

しまぽ通貨

以前行った伊豆大島の旅では売り切れていて使えなかったのですが、今回利用したのがしまぽ通貨

これは、東京都の離島でのみ使える電子マネーのようなもので、7,000円で1万円分購入することができます。プレミアム付き商品券みたいなものですね。

使える場所は限られるのと、1万円分のうち3,000円は宿泊施設でのみ利用可能となるため、事前に宿泊施設で使えることが確認できれば使うほぼメリットしかない制度です。

これは利用するしかない!

2022年度だと、6月ごろから販売開始されたため、2023年も同様の時期から売り出されるのかな?

 

八丈島空港

羽田空港から飛行機に乗って、息つく暇もなくすぐ八丈島空港に着きました。飛行機で1時間弱ってほんとすぐですね。

空港を出てすぐ見えるのが八丈島のシンボル、西山です。見事な円錐形の形から八丈富士として親しまれてるみたい。

 

八丈富士登山

早速レンタカーを借りて、八丈富士を登ることに。

島内にはレンタカー屋さんは多いですが、基本的に車を借りないと交通手段はかなり厳しいので、繁忙期には車は不足しがちみたいです。早めに予約しといたほうがいいかも。ちなみに大手のレンタカー屋さんはありません。

私たちは八丈島を行くのを決めたのも急遽だったので、ほぼ飛び入りで電話しましたが、ここで無事借りられました。

カーセンター八丈 – カーセンター八丈は東京都八丈島の空港からすぐのレンタカーショップです。

空港から歩ける距離ですが、迎えに来てくれました。Googleの評価がちょっと…なので、借りるのを少し躊躇しましたが、全く問題なく良かったです。

そもそもレンタカー屋さん全般ってなぜか口コミ悪くなりがちな説が

 

空港から10分ちょっと、急な上り坂を登って八丈富士の登山口へ。

駐車場は10台ぐらいかな?ハイシーズンだと停められないかもしれないので注意が必要です。その場合は路上駐車か、数百メートル先のふれあい牧場に停めるしかないですね。

 

空港で買った島レモンドーナツで腹ごしらえ。腹ごしらえにはもったいない美味しさ。

空港にはおにぎりとかお弁当は売ってないので、島内のスーパーまで行かないといけなさそうです。

 

ここから登っていきます。

 

とにかくずっと登るしかないです。こんな感じで階段と、坂がセットになった道がほぼ最後まで続きます笑

休み休み登っていきます。

 

だいぶ登ってきた。ふと振り返るとよい景色。

 

かなり登ってきた。ここまでくると周りの景色も一変します。

 

最後はなだらかな道。

 

ようやくお鉢巡りのスタート地点へ到着です!

ここからが本当の八丈富士登山

 

八丈富士は火山になっていて、噴火口の周りをお鉢巡りすることができるようになっています。同じ伊豆諸島のひとつ、伊豆大島にも三原山という火山があって、登山もできるようになっていて、お鉢巡りもできるようになっていて… なんだか似ていますね。

さらにややこしいのが三原山という名前の山は八丈島にもあり、この八丈富士ではなく反対側にある山のことを指すんです。

混乱しそう

 

さて、この絶景の中お鉢巡り開始です!

 

時計回りで進んでいきます。最初の方は結構道がしっかりひらけています。

 

反対側を眺めると、お鉢巡りしてる人たちの集団が。稜線を歩いているみたいですね。

 

ところどころ、穴ぼこがあったりするので気を付けて進みます。

 

お鉢巡りを始めて10分ほどで山頂に到着!

標高854m、伊豆諸島で最高峰になります。ここで少し休憩…。

 

伊豆大島三原山と比べると、こっちは噴火から随分経っているからか噴火口も緑に覆われていますね。

 

海の向こうに見えるのは… 八丈小島だそうです。なんだか可愛いフォルム。

 

山頂で引き返す人が多いのか、そこから先の道の整い状況は少し落ちます。

荒れてるわけじゃないのですが、腰ぐらいまである樹々をかき分けすすむ場面があったり、手を使って岩場を通ったりすることになるので注意が必要です。

危険な場所はないのですが、伊豆大島三原山のような完全に整備された道ではないという感じ。また、風が非常に強いのでそのあたりも留意点でしょうか。

 

あちらが未だ噴煙が出ている火口や裏砂漠などの荒涼とした風景であるのとは対照的に、こちらは緑に包まれた火口と草原といった景色です。似ているようで、全然違う登山になって楽しかったです。

だいたい2時間半ぐらいの行程なので、普段登山しない方でも行けるレベルですが、膝丈まで樹々があるので、長袖長ズボンは忘れないように!

周りが海に囲まれた景色は離島での登山ならでは!

 

ふれあい牧場

続いて訪れたのは八丈富士登山口から数百メートルほど離れた場所にある、町営のふれあい牧場へ。

海に向かって続く一本道が印象的です。

 

気持ちよさそうにお昼寝中。

 

背後にはどっしりとそびえる八丈富士。素晴らしいロケーションの牧場ですね。

 

夏のシーズンにかけてはジェラート屋さんもオープンするそうで、賑わいそうです。

 

Sea Side Kitchen 環

ちょうどお昼過ぎ。ランチの時間です。

中心街を通り抜けて、底土港(そこどこう)の近くにあるお店を目指します。

 

こちらはおしゃれな雰囲気のハンバーガー屋さん。しまぽ通貨を使えるのもポイントですね。

 

店内でまず注文して、奥のエリアへ。

 

落ち着いた雰囲気のお店です。夏場は混みそう!

 

ハンバーガーはパティも肉厚で、鉄板でしっかり焼かれたタイプ。

 

奮発して1枚足しました!

 

ポテトは皮つきのホクホクタイプでした。

登山のあとのハンバーガーは沁みる…

 

お散歩の後は周辺を少しお散歩。

底土海水浴場があり、八丈島唯一の砂浜だそうです。

 

フェリーターミナルの屋上に登って見上げる、さっき登ってきた山と

 

こちらは海水浴場。黒砂なんですね!

のんびりした雰囲気で良い場所でした。

 

八丈植物公園

お次は町営の植物公園へ。

空港近くにある、22haもの広さを誇る公園です。よくある東京ドーム換算だと5個分ぐらいっぽい。

まずはビジターセンターへ。

 

ビジターセンターで八丈島の歴史や風土を学べます。

 

ジェラート屋さんも併設しているのが嬉しい。

ラムレーズン味とかは普通に美味しかったけど、明日葉味はかなりガチめな明日葉味でした笑 でも観光にくるとこういうのが楽しい。

 

園内はとてもしっかり整備されていて、これだけの敷地をよく管理できているなぁと感心します…。

 

木漏れ日が美しい。

 

キョンもいます。シカの仲間みたいな感じですが、小ぶりでツノがないですね。

 

裏見ヶ滝温泉

登山して、植物公園もあるいた後はできれば温泉に入りたい…。

八丈島には温泉施設がたくさんあって、特に人気なのがみはらしの湯です。

末吉温泉「みはらしの湯」 - 八丈島観光協会

が、訪れた時は落雷による施設故障で入れず…。で、悩んだ末に訪れたのがこちらの裏見ヶ滝温泉。

ちなみに、八丈島の温泉は全て島の南側に集中しているため、車がないとどこもアクセスは絶望的です。(島の中心街からは車で30分近くの距離。)

 

裏見ヶ滝温泉は浴槽が一つしかなく、男女混浴(水着着用必須)で入る温泉です。

また、管理施設などはなく、温泉施設というよりは野湯のジャンルですね。

 

駐車場に車を停めると、すぐそばに降りる階段があります。

 

ここで靴を脱いで、奥にある脱衣所で水着に着替えます。

脱衣所は一つしかないのでグループで一時的に貸し切らせてもらうような使い方になります。また、貴重品入れなどはないので貴重品も車に置いておくのが良いですね。

 

さてこのお風呂、めっちゃ良いのです!

とてもしっかり清掃されていて、野湯とは思えない整備っぷりに加えてたっぷりかけ流されたお湯。オーバーフローしまくりです。

 

この森に囲まれたロケーションもよいですし、お湯がほんのり濁っているのもよい。

 

じっくり入って疲れをいやしました。八丈島に来るときは冬でも水着を忘れずに!

こんな良いとは思ってなかった

予想を大きく超えてきた温泉

 

リードパークリゾート八丈島

本日の宿泊はこちらのホテル。

八丈島には中規模のホテルが何軒かありますが、少し中心街からは外れてしまうけど評判の良いのがこちらのリードパークリゾート八丈島です。

赤い屋根が特徴的な建物。

 

1975年にオープンしたという歴史あるホテルです。古くは昭和天皇も泊まったことがあるんだとか。

 

外観は古いですが、2015年にリニューアルオープンした際に改装されたみたいで、内部はとても綺麗です。

 

白い壁とブラウンの装飾が特徴的ですね。

 

お部屋は山側ツインか海側ツインかの二種類。お値段はやや海側が高いぐらい、今回は山側しか空いていなかったので今回は山側です。

 

必要十分なツインルームという感じでよいですね。

 

バルコニーからは八丈富士が間近に迫る勢いでした。

魚八亭

ほんとはホテルで夕食を…と思ったのですが、残念ながら満席でした。夕食は人気みたいなので、お部屋の予約が取れても夕食が取れないパターンも結構ありそうです。

そのため、町の居酒屋へ。

 

こちらの魚八亭さんは夜でもやってるお店の一つ。しまぽ通貨が使えるのもポイントです。店内はこじんまりとしていますが賑わっていて、観光客でも入りやすい感じです。

 

島寿司です。こちらは島唐辛子醤油に漬けられていてピリっとした味なのが特徴的ですね。

 

島唐辛子の玉子焼きに

 

近海のお魚のお刺身。

 

明日葉天ぷらと、八丈島名産の海風しいたけの天ぷら。

 

しいたけは少し頼みすぎた…。

八丈島の食材を堪能できました。

 

すぐ近くにスーパーがあったので、ちょっとだけ覗きました。八丈島最大のお店みたい。八丈島はコンビニ等はないし、全国チェーンの外食店などもひとつもないので、こういったスーパーは貴重ですね。

宿に戻ったら登山と温泉の疲れからか、すぐ寝てしまいました。

 

ホテルからの朝焼け

朝、ホテルの屋上に向かいます。夜も天気が良ければ星空観賞会が催されるのですが、残念ながら雲が多く中止に。しかし朝焼けは…!?

 

めっちゃいい朝焼けでした!

 

八丈富士もいいシルエットです。

 

周りには何もないのでひたすらに静かです。

めっちゃいい…

 

朝日も昇ってきて、最高の景色でした。

 

ちなみにこんな感じの場所。

 

ほんとに屋上ですね笑

 

大浴場

ホテルには温泉はないですが、大浴場はついていたので朝風呂へ。

 

出典:リードパークリゾート八丈島ホームページ

女性風呂はかなり良い感じでした。景色が最高。

男性風呂の方は女性風呂のような角に面している配置ではないので、こんな景色は良くなかったみたい。ここから朝日も見られるので、女性はとくに朝風呂オススメですね!

 

朝ごはん

朝ごはん付きのプランだったので、朝ごはんを食べにレストランへ。

夜の写真ですが…。こんな感じのレストラン入口。

 

朝はカーテンが開けられ、朝日が入ってきて清々しい雰囲気です。

 

海を眺めながらご飯は良いですね。

 

バイキング形式なんですが、思った以上に美味しくてびっくり。

郷土料理もしっかり揃えつつ、八丈ジャージー牛を使ったカレーが特に美味しい。

 

同じく八丈ジャージー牛乳を使ったフレンチトーストも良かった。

どうやら牧場もホテルと同じ経営で、ホテルの隣に牧場があるみたいです。美味しいのも納得ですね!

なおさら夜ご飯、食べてみたかった…

 

とても良いホテルでした。古さはあるもののとても綺麗なホテルなので、快適に泊まることができました。

 

八丈島空港

今回は急遽行くことになった関係上、朝いちの便しか空いておらず、二日目はすぐ飛行機に乗って帰りました。ホテルから空港まで車で10分もかからない距離ですし、空港も小さいので朝いちの便でもそれほど焦らず帰れて良かったです。お土産もしっかり買えました!

ホテルの夕食と、みはらしの湯は次回の宿題ですね…

あとは、八丈島から行くことができる絶海の孤島、青ヶ島にもいつか行ってみたいな…。

 

八丈島は登山に温泉と楽しい島だった

夏だとマリンスポーツも楽しそうだね

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