こんにちは、しろいるかです
2024年8月、島根県の離島、隠岐に行ってきました!
- 旅の全行程
- 隠岐諸島のあるきかた
- 米子駅
- 境港と水木しげるロード
- 隠岐へのフェリー
- 島前内航船「いそかぜ」
- TADAYOI 海士グランピング
- あまんぼう ナイトクルーズ
- グランピングの朝
- レインボービーチ
旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【一日目】
米子駅~境港~あまんぼうナイトクルーズ
宿泊:TADAYOI 海士グランピング
【二日目】
レインボービーチ~知夫里島サイクリング~中ノ島サイクリング
宿泊:Ento
【三日目】
隠岐の島町(島後島)観光~隠岐空港~伊丹空港~万博記念公園
隠岐諸島のあるきかた
隠岐といえば日本史でその地名をよく聞くものの、具体的な場所はあまりイメージが湧かないのではないでしょうか。
隠岐は島根県の離島であり、鳥取県境港もしくは島根県七類港から海路、あるいは出雲空港、伊丹空港からの空路が主なアクセス手段です。
出典:アクセス | 隠岐の島旅
正確には隠岐という島はなく、島前(どうぜん)、島後(どうご)という二つの島を合わせて隠岐諸島と呼ぶのです。島前はさらに西ノ島、中ノ島、知夫里島の3つに分かれています。
そして、隠岐諸島を観光するうえで重要なのが島間の移動。島前と島後の距離は結構離れており、簡単に行き来することはできません。具体的には一日わずか3便の船でしか結ばれていないのです。
一方で、島前の島間の移動は小型の連絡船がかなりの本数で動いており、あまり時間を意識しなくても気楽に移動できます。
ということで、隠岐諸島を旅する際には自分が行きたい観光地は島前か島後か、島前・島後間の移動はどうするのかを明確にしておくことをお勧めします。
両方を巡ってみた個人的な感想ですが、観光により向いているのは島前のほうだと思いました!
隠岐って複雑なんだね
すべての島を巡ろうとすると三泊しても足りないかも
米子駅
今回は隠岐へのアクセスは海路、境港からフェリーに乗って向かうことにしました。隠岐へ渡る前に鳥取県を一日旅し、その後隠岐に向かいます。
私たちは東京から陸路で来たので米子駅スタートです。
米子駅と境港駅の間を結ぶのはこの鬼太郎ラッピングが特徴的な電車!
このあたりの鬼太郎推しはすごい。
境港と水木しげるロード
1時間弱で境港駅へ。ローカル線らしい旅で楽しかったです。
境港駅周辺は栄えていますね!観光客でごったがえしていました。この大きな建物はフェリーターミナル。
ここから徒歩数分でたどり着くのが…。
水木しげるロードです。
境港はゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげるさんの出身地。それにちなみ、昭和レトロな駅前の商店街を妖怪一色にかえて観光地化したものなんですね。
レトロな商店街の面影を残しつつ、妖怪のブロンズ像や妖怪関連のお店などが建ち並んでいました。800mほどの道のりの間にお店も多くあり、歩いていて楽しい道だと思います。
最奥には水木しげる記念館もあるそうなのですが、今回はそこまで時間が無く、途中で港に引き返しました。
ねずみ男が泳いでいる池とかもありました。
知ってるやつを探すのも楽しい
隠岐へのフェリー
さて、境港からはフェリーに乗って隠岐諸島の島前を目指します。
ジェットフォイルとフェリーの二種類があり、ジェットフォイルだと島後を経由して2時間、フェリーだと直通で2時間40分です。
ジェットフォイルは早いのですが、島後経由しちゃうので島前まで行こうとすると結局そこまで変わらないんですね。
また、そもそもジェットフォイルはちょうどよい時間帯の便が満席で乗ることができず…。今回はフェリーの旅です!
連絡通路を通ってフェリーに乗り込みます。
フェリーですが、なかなかに雑多な感じです。
座席はなく、基本的に絨毯敷きのスペースに座ることになります。
ハイシーズンの場合、ぎゅうぎゅう詰めになってしまうので息苦しく、甲板の方で過ごすことに。
屋外なので空調はないですが、風の影響も思ったほどなく、座席があるので気持ちよく過ごせました。
出航の準備が色々となされてました。
いざ出航!まずは港周辺のせまい境水道を進み外海へ出ていきます。
こんな感じの甲板の座席。それほど席数はないですが座れました。
潮風が気持ちいい~!
外海に出ると、大山の雄姿を拝むことが出来ました!山頂の方はちょっと雲がかっているけど…。
ここから2時間ほどは、周りに何もない洋上をひたすらに進みます。飽きてきたころに、島が見えた!
島前の島々の間を抜けていきます。
驚いたのが、島前の島々に囲まれた内海に入った瞬間に波がほぼなくなったこと。海はものすごく透明度が高く、深い青が感じられます。
ヨットがでている!
いよいよ島前・西ノ島の別府港に到着です。長かった…!
ここから島前の島々を結ぶ内航船に乗り換えて、中ノ島を目指します。
ここにも妖怪が!!
フェリーしらしま、楽しい船旅でした!
フェリーにも描かれてる!
島前内航船「いそかぜ」
フェリーを降りてすぐの場所にある、内航船「いそかぜ」の乗り場です。内航船はバスのような感覚で使うことができます。時期によってダイヤが変わるので、アプリ版か、ブラウザ版で時刻表を確認するのがおすすめ。
隠岐航路案内 - Oki Islands Sea Line Information
内海はほとんど波がなかったです。10分ほどで本日の宿泊地、中ノ島に到着。
このドームテントが並ぶエリアが今日泊まるTADAYOI 海士グランピングです。
隣にはEntô(エントウ)というホテル。こちらは翌日宿泊予定です!
Entôは旧館・新館に分かれており、新館は海側から見ても際立つモダンなデザインですね。
無事に到着しました!中ノ島の菱浦港というところです。
TADAYOI 海士グランピング
港周辺には商店や、ターミナルの中にはお土産物屋さんなどもありました。宿泊に際し足りないものがあればこちらで購入していくのが良さそう。
海士グランピングの夜ご飯はバーベキューなのですが、ターミナル内には大漁鮮魚直売店があるので、そこでサザエを買っていくのをとにかくおすすめします!
私たちはそれに気づかず…翌日サザエを売っているのを見て、バーベキューで食べたかった~~と悔しい思いをしました笑
サザエ出るかな…と思ってたけど出なかった。
TADAYOIは港からは徒歩5分ほど。荷物が重いとちょっと大変かもですが、歩ける距離です。
決して敷地は広くないですが、海沿いの立地で素晴らしい眺めが楽しめます。
ドームテントの中は広々。
初めてドームテントに泊まるのですが、普通のテントと違ってかなりがっしりした造りです。ドアもあるし壁もしっかりしてます。ただ、遮音性はほぼゼロなので外の音はだいたい聞こえました。
この景色!
最高か!
海が間近に迫ってくるこの感じ、いいですね。
ただ、目の前を通りを宿泊者の人が歩き回るつくりになっているので、テントの中にいる時はカーテン閉めがちだったかも。
設備面の話をすると、ドームテントの隣にバーベキューする場所が併設されています。
そのほか、テントごとに用意されているキッチンもありました。
トイレも個別なのがありがたい。テントを出てすぐなので夜も安心です。
シャワールームもあります。清潔ですね。
また、隣のEntôの大浴場利用券(1回分)ももらえるので、そっちでしっかり入ることもできます。露天風呂は無いですが、景色が良いので明るい時間帯がおすすめかな?
夕食はバーベキューです。
目の前の海はとても凪。やさしい波音をBGMにディナー開始です。
食材は隠岐の名産がほとんど。とくに海産物(カキとイカ)は新鮮すぎてやばい。イカはワタも臭みがなく全部美味しいし、大振りの岩ガキもジューシーだし…。
分量的にも丁度良かったです。バーベキューの器材も良い感じで、うまいこと焼けました。
夕暮れ。7時を過ぎても明るい。
この穏やかな海、湖のようです。癒される…。
波音が静かなんだよね
暮れた後の雰囲気も素敵でした。
テントサイトの明りがちょっと強力すぎたので、少し離れた場所に移動して星空を見上げると、満点の星空が見えました。
あまんぼう ナイトクルーズ
ナイトクルーズといえばロマンチックな夜景を見る…というイメージですが、ここでは夜景の代わりに夜光虫を見るナイトクルーズなんです。
隣のホテル、Entôのロビーがアクティビティの集合場所でした。そこから港まで歩いて海中展望船「あまんぼう」に乗船します。
あまんぼうは半潜水型の船で、こんな感じで海中の様子を船の中から見ることができます。
島前の海には夜光虫が大量におり、夜に海の中を覗くとまるで星空のような、幻想的な風景を見ることができるんです。
ちょっとチカチカ光るかな?ってレベルじゃなく、満点の星空です。星空どころかイルミネーションかもしれないってぐらい。写真や動画に納めようとすると厳しく、記録に残せなかったのが非常に悔しいですが、目に焼き付けました!!
夜光虫をこうした海の中で見るためには以下の条件が揃う必要があるのですが、隠岐以外には無さそうな気がします。
- 海中展望船がある
- 波が穏やか(海中展望船は波に弱い)
- 周りに明りがほとんどない
あまんぼうナイトクルーズ、隠岐に来たらぜひ!
underwater observation boat “Amanbow” Night Cruise | Entô(エントウ) |隠岐ユネスコ世界ジオパーク 泊まれる拠点
これはほんとおすすめ
感動した
グランピングの朝
翌朝も快晴!朝の陽ざしで起きました。
目の前を船が頻繁に通り過ぎていきます。
改めて見てみると海、きれいすぎる。
しばらくぼーっとしてみたり。
朝食は自分でホットサンドづくりです。ちょっと焦げたけどおいしくできた!
レインボービーチ
TADAYOIのグランピングサイトから徒歩数分の海水浴場です。
ここは沖縄…?
いや、いくらなんでも海きれいすぎる!!
影もクッキリです。ここに船を浮かべたら空中に浮いているように見えそう。
このグラデーションたまらないですね。遠浅じゃないのできれいなグラデーションを間近で見られるんです。
眺めるだけでも幸せですが、我慢できずちょっとだけ泳いでみた。
たまーにやってくる船。
あれは昨日乗ったフェリーしらしまだ!
今日も頑張ってますね!なんだか嬉しい。
隠岐に来てまだ一日もたってないけど既に隠岐の魅力に取りつかれてしまった
海きれいすぎるよね!
次は、隠岐の島々を巡った記録と、Entôの宿泊記です。
離島の旅行の記憶