こんにちは、しろいるかです
2025年3月、五島列島、福江島を観光してきました!

旅の全行程
本記事は太字部分が対象です。
【一日目】
【二日目】
軍艦島クルーズ(高島海上交通)~史跡料亭 花月~長崎新地中華街~唐人屋敷通り~グラバー園
宿泊:ホテルインディゴ長崎 グラバーストリート
【三日目】
軍艦島デジタルミュージアム~雲仙温泉街散策
宿泊:雲仙観光ホテル
【四日目】
長崎空港~五島つばき空港~おっどん亭~五島椿物産館~鬼岳登山
宿泊:五島リトリートRay
【五日目】
鐙瀬溶岩海岸~ile~カラリト五島列島~井持浦教会とルルド~大瀬崎灯台~高浜海水浴場~波止場パーラァ~堂崎教会
この旅のほかの記事
五島リトリートray
五島リトリートrayは長崎県の五島列島、福江島にあるリゾートホテル。2022年にオープンした比較的新しい宿です。
かつて壱岐にある壱岐リトリートというホテルに泊まったのですが、過去最高レベルで素晴らしいホテルだったため、同じ経営のこちらにもいつか泊まってみたい!と思っていた夢が叶いました。
壱岐リトリートの宿泊記
五島列島は上五島、下五島に分かれており、一通り巡ろうとするととても一泊二日では足りないのですが、今回は旅程の都合上、下五島の福江島に絞り、五島リトリートrayでの滞在を中心とした滞在プランをたてました。
上五島は次回の宿題だね

宿へのアクセスは空港から車で10分ほどの距離にあります。
今回は二日間レンタカーを借りて向かいましたが、タクシーで訪れている人も結構いました。まさにここが目的地となる、デスティネーションホテルですね。
いったんホテルに訪れてしまえば、ここでレンタカーを借りることもできるようなのでホテルを拠点に島を巡るプランも良さそうです。
ここ連泊したら最高だろうな…!

ホテルの目の前に見えるのは福江島のシンボル、鬼岳です。まんまるとしたフォルムが特徴的なかわいい山ですね!

周りの民家と比べると結構迫力がある大きさです。
思ったよりでかい

近年オープンした離島ホテルってもともとあった建物を活用するパターンが多いですが、こちらはオール新築のホテルです。気合が入ってますね。

鬼岳を背に、中に入っていきます!

水盤が印象的なアプローチです。

こちらの宿は祈りの島、光の宿がコンセプトだそうで、随所に光をうまく使ったデザインが見られます。
ロビー
こちらのホテル、ロビーがとにかく素晴らしいです…!

建物に入ってすぐに飛び込んでくる光景がこちら。抜けるような青さの海と空、テーブルや内装に映り込み、空間全体の広がりが感じられます。

まずはこちらでお着き菓子をいただきます。左のお菓子はかんころ餅。サツマイモを混ぜ込んだお餅です。

全体が青く照らされた空間。

テラスにも出ることができます。

建物内部の光は控えめにして、外の青さを最大限取り込んでいる感じです。そんな中、テーブルには月のように光るライトが仕込まれていてこれまた幻想的。

ロビースペースにはギフトショップも併設されてます。

そうそう、吹き抜けにもなっているんです。これも解放感をつくる要因ですね。二階がレストランです。

そして、五島列島といえば教会。ステンドグラスの意匠が織り交ぜられ、どことなく神聖な雰囲気も感じられます。

このロビーの素晴らしさは、これまで泊まった宿の中で一番好きかもしれない。
光の陰影や反射がほんと計算され尽くしてる
五島列島らしさをイメージしたデザインも素晴らしい

よくできているな…と感じるところは内装がぼんやりと光を反射するんですよね。

二階のレストランから撮ってみるとまた違う景色になります。今度は緑が映えます!

ロビーの奥にはこじんまりとしたバーもあります。

バーの照明も良い感じですよね。このアーチ状のデザインもいいわ…。

バーの奥にひっそりとある、瞑想室。

ちょっとした遊び心あるスペースですが、こうしたデザインから五島列島らしさが感じられます。
客室:オーシャンビュー 露天スーペリア
さて、今回泊まるお部屋はホテルの中でもっともスタンダードなお部屋。
宿は三階建てなのですが、二階と三階に位置する部屋です。階数指定はできないのですが、ありがたくも今回は三階のお部屋をあてがっていただきました!
ほぼ同じ間取りでも1階の部屋は別ランクとして分けられており若干安いです。そのほかにセミダブル、ファミリータイプのお部屋があります。どのランクのお部屋も露天付きで海に面しており、雰囲気は同じ感じです。

新築ホテルですが、カードキータイプではなく物理キータイプ。
この鍵の形状をみても敢えてでしょうね。拘りを感じます…。

お部屋の通路は個性的なデザイン。教会とかの回廊のようなイメージなのでしょうか。

お部屋からの景色も素晴らしいです。目の前に海がドーンと!
最高か!

構造が巧く、左側は実は鏡になっていて、実際の部屋の大きさ以上の広がりを感じられます。

手前にベッド、奥にソファーという構成。さらに空間の区切りなくバスルームに続きます。

水平線を見渡すこの景色、ずっと見ていられます…。

海と空の青さに吸い込まれそう。

ディスプレイもそれっぽい笑
これだけ景色が素晴らしいと、テレビをつけることは全くありませんでした…。

このソファーに座ってずっと海を眺めていた。

こちらが水回りのスペース。右奥が扉で仕切られたシャワースペースになっています。

そして、海を望む露天風呂。残念ながら温泉ではないものの、湯舟とほぼ同じ水温のお湯をかけ流すこともできるため、新鮮なお湯に快適に入れます。
循環で温度も保たれているので、セルフかけ流しにしようとしたときの課題、温度調節を頑張る必要がないのもいいですね笑

これで温泉だったら…!と思うのは贅沢でしょうか。
温泉じゃなくても、かけ流せるなら気持ちいいんだよね

どこまでも続く青。

アメニティですが、この化粧水がオリジナルティあるものでした。五島の椿油を加えた化粧水で二層タイプなのも特徴的。
油分があるからか水分が抜けにくく、良い使い心地でした。

シャンプーたちもオリジナル?五島の椿油を使ったもののようでした!
ray dining
夜も朝も、こちらのダイニングでいただくことになります。

先ほどのロビーの吹き抜けの二階部分に位置するレストランですね!

どことなくオリエンタルっぽさを感じる内装。

良い感じの個室もあります。ファミリールームに泊まっている人はこちらで食べられていました。
夕食
こちらのお宿、夕陽も朝日も見られるという素晴らしいロケーションに位置しています。お部屋からの夕陽を眺める手段もあったのですが、今回は目の前にそびえる鬼岳からの夕陽を楽しみました。福江島の観光と合わせて、次の記事でまとめます。
さて、鬼岳から戻ってきての夕食です!

フレンチっぽいのかと思いきや意外にも和食です。そういえば壱岐リトリートも和食でした。

光の和食と銘打たれたコース。島の食材をふんだんに使いながら、ガラスの器を用いた見た目にも楽しめるものとなっています。
まずはクエの煮凝り。濃厚な出汁の味と、周りのカリカリとしたやつ(なんだっけ?)の食感もプラスされて美味しい一皿でした。

島の食材といえば新鮮なお魚!
きびなごにクロ(メジナ)、イサキです。どれもプリプリの身で新鮮さが伝わります!

美しいお椀で運ばれてきたのは…

アコヤ貝を使った真丈です。真珠の養殖もやっているんですね。

カラスミがたっぷりかかったまぜそばのような形でいただくスタイルです。お昼ごはんは五島うどんだったのですが、とても新鮮な気分で美味しくいただけました。

クロムツの塩焼き。焼き加減が絶妙~!

ハトシです!そうです、長崎の名物ですね。中華街発祥のやつです。
揚げ物にこういうのを持ってきてくれるところが、旅行者が欲しがるものがわかってますね…!

島のイノシシの牡丹鍋。なんと、イノシシまで島産なんですね…!

最後はご飯と、五島牛のステーキ。五島では日本最古の牛骨が見つかるなど、牛とのかかわりの歴史は長いようで、50年以上も前から肉牛としての飼育もおこなわれているそうです。

島の食材やご当地物がうまく織り込まれた良い料理でした。こういうのを求めてた!
ローカルさを出しながらも洗練された和食
旅先で食べるものとしてこれ以上のものはないね…
夜の帳が降りて
さて、ご飯もいただいてすっかり日も落ちました。

夜は是非外に出て星を眺めたい。

周りに明りも少なく、満点の星空を眺めることができます…。

宿から漏れる明りもまた美しい。

ロビーにあるテーブルの光がまた違う表情を見せてくれます。

静かなロビー。

バーも良いな…と思いつつ、今日は写真だけにしとこう。

お土産ものを吟味して、お休みします。
ぐっすり寝られたよ
朝日に染まる
早朝もまた素晴らしい景色でした。

日中はぼんやりと青く輝いていたロビーが、今度はオレンジ色に染まります。

昇る朝日。

壁面が力強く色づきます。これはここからの夕陽も素晴らしかっただろうな…!
はー きれいすぎる

ステンドグラスも色を取り戻します。

廊下の雰囲気もちょっと違う気がする。

ついでにお部屋のお風呂も雰囲気めっちゃいい笑

朝日を眺めながら入るお風呂は格別です…。
朝食

朝ごはんも五島食材目白押しです。

出汁巻きが美味しい…。野菜も新鮮さが際立ちました。

朝なのに満月を見ているようなロビーを見下ろしながら、ゆっくり朝食をいただきました。
宿泊の感想
めっっちゃ良かったです!
五島列島というロケーション自体最高なのですが、光を活かしたデザインが素晴らしく、昼、夜、朝と表情を変えるロビーがほんと綺麗でした。
お部屋からの眺めも最高だし、ご飯も美味しい。
壱岐リトリートと比べると、ロケーションや建物はこちらですが、一方で壱岐リトリートには素晴らしい温泉があったりするので、結論はどちらも最高なお宿です。
この宿に泊まりに来るためだけに福江島に来てもきっと満足できると思います。
ハードル上げていったけど、ハードル超えてきた!
福江島自体見どころが多かったので、次の記事では一泊二日前提で巡れるモデルコースとして、魅力を余すところなく紹介します!
離島観光の記事