こんにちは、しろいるかです
2022年6月、もっともお手軽に登れる3000m超えの山、乗鞍岳に登ってきました。
- 旅の全行程
- 日本一難易度の低い3,000m超えの山、乗鞍岳。
- 松本駅
- 縄手通り商店街(Mt.Desert Island Icecream)
- パンセ小松
- 松本城
- ひらゆの森
- お食事処 あんき屋
- ほおのき平駐車場
- 乗鞍スカイライン
- 畳平バスターミナル
- 乗鞍岳頂上へ!(畳平~肩の小屋まで)
- 乗鞍岳頂上へ!(肩の小屋~頂上小屋)
- 乗鞍岳頂上(剣ヶ峰)
- 下山
- アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)
- 奥飛騨ガーデンホテル焼岳
- 松本駅(五千尺ホテルの5HORN)
旅の全行程
【一日目】
松本駅~松本散歩(Mt.Desert Island Icecream、パンセ小松、松本城)~あんき屋
宿泊:ひらゆの森
【二日目】
乗鞍岳登山~アルプス街道平湯~奥飛騨ガーデンホテル焼岳~松本駅
日本一難易度の低い3,000m超えの山、乗鞍岳。
主峰(ピーク)が3,000mを超える標高の山は日本に全部で21座。そのほとんどは初心者には到底登れない山々なのですが、その中でもっともお手軽に、それも下手したら高尾山よりも簡単に登れてしまう(さすがに高尾山はロープウェイ使わない前提)のが乗鞍岳だそうな。
簡単に登れるからと言って景色がイマイチなんてことはなく、頂上からは見渡す限り360度の絶景を拝むことができるみたい!
乗鞍岳は標高2,700mの畳平まで長野県側、岐阜県側からそれぞれバスが出ています。マイカー規制されているため、車の場合は途中の駐車場に停めてバスに乗り換える形です。日帰りでもいけなくはなさそうですが、東京方面からだとかなりギリギリの行程となってしまうため一泊二日がおすすめ。
適切な宿泊場所はどちらの県側から行くかにも寄って変わってくると思います。長野県側から行くなら乗鞍高原や白骨温泉が良さそう。岐阜県側からなら奥飛騨温泉郷の平湯温泉ですね。
今回は長野県側からのルートが工事により通行止めになっていたため、岐阜県側のルートから行くことにしました。
松本駅
東京からだと平湯温泉に高速バスが出ているのでそれに乗るのがたぶん一番スムーズなのですが、ずっとバスに乗っているのもしんどいので今回は特急あずさで松本駅まで+松本駅からレンタカーを借りて平湯温泉に向かいました。
松本駅についたら、駅ビルの中のお店でさっと昼食をとります。
だしの極み SIN (シン) - 松本/うどん | 食べログ
縄手通り商店街(Mt.Desert Island Icecream)
駅を出て、10分ほど歩くと雰囲気の良い川沿いにある縄手通りへ。
縄手通りは歩行者専用で、両側にお土産物屋さんがひしめく通り。途中に大きな神社(四柱神社)もあってお散歩に最適です。
そんな縄手通りの一角に最近できたお店。アメリカに4店舗展開するアイスクリーム屋さんで、日本初出店らしい!2022年4月にオープンしたばかりみたいです。
西海岸っぽい(知らんけど)雰囲気に加えて、信州の酒蔵の酒粕アイスとか、信州ワインとか、地ビールなどご当地感のあるものを中心にかなり凝ったフレーバーの数々。お酒が利いたものが多く、アルコール分もがっつりそのまま残っているものもあるようなので、運転の予定がある場合には注意が必要かもです。地ビールのフレーバー食べたかった…。
信州アップルクリスプと、信州ナイアガラワインレーズンにしました。めっちゃ美味しい!既に人も多かったですが、今後大人気店になる予感しかしないです。
味が凝っててほんと良かった。また食べたい
パンセ小松
アイスクリーム屋さんから歩いて5分ほどの場所にあるのがパンセ小松。
レトロすぎる外観がステキなパン屋さん。牛乳パンが名物なのですが、どうもテレビか何かに取り上げられたのかめちゃくちゃ人気になってて、事前予約しないと手に入らないようになってました。びっくり。
以前行ったときは普通に買えた。
店内の雰囲気も良いわー。そしてどのパンもめっちゃ安いんです。
今回はこのテラッテラに輝くアップルパイを買いました。昔懐かしい味で良かった~。
松本城
松本には何度か来たことがあるけど一度も登ったことがない松本城。時間もあるし、折角なので登ってみることにしました。
松本城の天守閣は国内に5つだけの国宝指定です。もちろん当時のものが現存している形。お堀のリフレクションが映えますね。
手前の赤い橋とあわせて写真スポットです。この橋は老朽化していて渡れないのが残念ですが、江戸時代以降に作られたものだそうで、松本城の当時の姿を考えるとこのまま残すか賛否両論だそうです。
松本城天守ですが、階段などが当時そのままになっているので上り下りに時間がかかるため、同時に入れるキャパがかなり少ないです。そのせいで順番待ちの行列が笑
内部は当時そのままの姿で雰囲気あって良かったのですが、係員の人が至る所で交通整理のため頑張られていたり、それでも階段の上り下り部分で人が詰まってしまったりと、ちょっと人ごみで疲れてしまったかも…。
最上階からの眺めは素晴らしかった!
チケット買うところで待ち時間確認できるので目安にするとよいかも
ひらゆの森
松本駅からレンタカーを借りて車で1時間ほど走らせると、平湯温泉に到着です。
今回宿泊したのは以前も泊まったひらゆの森。
素泊まりで6,000円と格安で、さらに日帰り客が帰った21時以降、広々とした露天風呂に夜通し入ることができるという素晴らしい温泉宿です。
以前泊まった記事に写真を追加したので、ひらゆの森の紹介はこちらでまとめます。
ひらゆの森の宿泊記
お食事処 あんき屋
ひらゆの森で食べても良かったのですが、以前食べたので、お散歩がてら徒歩10分の距離にあるあんき屋で食べることに。
実はひらゆの森と同じ経営です笑
大きな古民家を改装して作られた感じの建物。天井が高いです。
飛騨といえば朴葉味噌。飛騨牛とセットでいただきます。安定の美味しさ!
朴葉味噌は自宅でやるのが美味しいと最近気づいた。ご飯の分量とか気にしなくてよいし、好きな具材を入れられるし。お土産に買って帰って自宅で作るのオススメです。
茸とか葱とか那須とか粗びきのひき肉とか入れると美味しいんだよね
焼肉用のお肉とあわせても良い
にごり酒もいただきました。
ほおのき平駐車場
さて、翌朝眠い目をこすりながらひらゆの森を5時半に出発し、いざ岐阜県側の乗鞍岳行きバスの出発点、ほおのき平へ。正確には平湯バスターミナルが出発地で、ほおのき平を経由する形です。
バスの時間帯はシーズンごと、さらには晴れの日/雨の日で分かれているので、事前に確認が必要です。私たちは時刻表Bのテーブルの始発、5:55分ほおのき平発に乗りました。
めっちゃ人いて、まさかのバスに乗れないという事態が発生しましたが、なんと増便が出ていて二台目のバスにすぐ乗れました。良かった。。
前日の夜は雨も降り、天気予報は怪しい感じでしたが、山のふもとから見る感じのお天気はどうやら晴れっぽい…?
乗鞍スカイライン
途中、一気にガスに包まれて真っ白に。あぁー、だめかー。
と思ったら、なんか晴れてきた…!?
畳平バスターミナル
終点の畳平についた時には完全な晴天。雲一つない青空でした!
緑の山々と青空に映える、赤い屋根が特徴的なバスターミナルの建物。一階はお土産物屋さん、二階は食堂になっているのですが、始発のバスだとまだ空いていないため、軽食を用意していくのをおすすめします。自販機とかはありました。
残雪の残る畳平。7月以降は高山植物が咲き誇るお花畑が有名みたいですが、6月時点だとまだ雪の下ですね。
バスで標高2,700mまで来られるなんて…。
乗鞍岳頂上へ!(畳平~肩の小屋まで)
さて、頂上までは片道1時間半のルート。
夏場になると途中の肩の小屋が開くのでトイレや売店等で水の補給もできますが、6月だと開いておらず、畳平で入念に準備を済ませてから登ります。
めっちゃ歩きやすい道です。というか途中に観測施設のようなものがあるので、そこまで行く車が通れるようになってるデコボコ砂利道をすすみます。
左手には雪解け水をたたえた澄んだ池。あー、まさしく雲上の世界って感じでお散歩するだけでも楽しいです。天気が良くてほんと良かった。
まさに雲と同じ目線!
最初の30分ぐらいはずっとこんな感じの道なので、ハイキングどころかもうウォーキングレベルですね。
畳平を見ながらずんずん進みます。
雪渓が!この下にお花畑が隠れているみたいですね。
途中見える道路は、長野側からの道かな?
赤い屋根の建物が見えてきました。この手前の建物が中継地点、肩の小屋です。
残念ながらまだオープンしておらず。お店などはないですが、とりあえずここで小休止!
観測小屋があります。
こんな標高まで車で来られるってすごい
反対側には、これから登る乗鞍岳のピークが見えます。手前…ではなく奥の方ですね。
乗鞍岳頂上へ!(肩の小屋~頂上小屋)
ここからはゴロゴロした岩の道を歩いていきます。途中危ない箇所は無いものの、滑りやすいので注意が必要ですね。
遥か上に見えていたような観測小屋も見下ろす高さに。
途中、雪渓を横切る場面があります。6月中旬だったので雪もへたっていて、特に普通の靴で問題ありませんでしたが、もう少し早い時期だとアイゼン必要かも。
雪渓を抜けると、ちょっと大きめの岩場を抜けていきます。このあたりが一番大変かもしれない。
岩場を抜けたら、いよいよ頂上も目の前。もうひと踏ん張りです。
あの小さく見える祠が頂上ですね!
頂上の手前にある頂上小屋が迎えてくれました。
乗鞍岳頂上(剣ヶ峰)
頂上小屋からもう少し登って、ついに乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)に到着です。
周りのどの山よりも高い、まさに360度の眺望。
裏手に周ると、頂上を示す表示がありました。
反対側も遮るものは一切ありません!
畳平から1時間半と、ちょっと疲れる程度のほどよい達成感。それでいてこの景色が味わえるなんて、コスパの良い山ですね。
頂上の景色を堪能して、いよいよ下りです。
その前に、頂上小屋でドリップコーヒーをいただきました。
ハンドドリップなのでもともと美味しいコーヒーですが、それにしても山のコーヒーってなんでこんなに美味しいんだろう。
絶景とコーヒーを堪能
下山
少し雲が出てきたので、足早に気を付けて下山です。
眼下にはなんとバックカントリースキーをやっている人たちが。6月でもまだスキーできるんですね。しかしリフトもないので自力で登るの大変そう…。
道中、カメラを構えているおじさんにライチョウがいることを教えてもらいました。スマホカメラでは限界がありましたが、真ん中やや左にライチョウがいるのがおわかりいただけるでしょうか。
立山に続いて乗鞍でもライチョウを見つけられたのはラッキーです!嬉しくてぬいぐるみをお持ち帰りしてしまった。
途中、少しルートを外れて小ピークの富士見岳へ。だいぶガスがでてきた。
富士見岳から雪解けの青い池が見えました。まるで流氷のような青さ。
知床の流氷ウォークを思い出した。
畳平まであと少し!
だいぶ真っ白になりました。やっぱり高山なので、天候はすぐ変わりますね。注意深く下山です。
アルプス街道平湯(平湯バスターミナル)
丁度帰りのバスの時間だったので、畳平バスターミナルではご飯を食べずに下山して、平湯バスターミナルのアルプス街道平湯でお昼ご飯を食べることに。
バスターミナルに併設する、道の駅的施設です。
とにかくガッツリのカツカレーと
鶏ちゃんラーメン。
奥飛騨名物、鶏ちゃん(味噌味の鶏肉とキャベツを焼いて食べる料理)がラーメンに乗っていました。これが濃い味でめっちゃ良かったー。
奥飛騨ガーデンホテル焼岳
山を登った後はお風呂に入りたい。
平湯温泉周辺で日帰りできる場所だと、代表的なのはもちろんひらゆの森!ですが前日泊まったし、何より日帰り時間帯はだいたい混んでるし、ゆっくりできそうなところでオススメなのがこちらのガーデンホテル焼岳。
平湯温泉から車で10分弱と、少し離れているので車がないとつらいかも。一応バスもあります。
なぜかエントランスに電車が!中でカラオケができる列車として使われているらしい。
立派なロビー。入浴後はここでゆっくり待ち合わせできます。
平湯温泉から少し離れているせいか人は少なめ。とはいえさすがにお写真は撮れないのでお宿のホームページから。
出典:奥飛騨ガーデンホテル焼岳 ホームページ
面白いのは男女別の内湯と露天があるんですが、そこからさらに奥が男女混浴スペースに繋がっています、男女混浴スペースは湯浴み着着用必須で、そちらに珍しい緑色の源泉があります。(引用写真2枚目)緑色なのはここだけで、他は茶褐色のお湯。
湯浴み着必須ってのがありがたいですね。ハードルが低いです。
また、男女別に立ち湯や寝湯、サウナもあってとてもゆっくりできました。車があれば平湯温泉からも近いですし、オススメです!
うぐいす色のお湯は一度は入ってみたい
温泉成分か、ものすごくキュッキュしたよ
松本駅(五千尺ホテルの5HORN)
松本駅に無事到着。駅ビルの中に入っている、5HORNというケーキ屋さんのケーキをお土産に買って帰りました。
こちらは上高地にある五千尺ホテルのケーキ部門。松本周辺に5店舗も展開しているのですが、都内にはありません。
チーズケーキがめっちゃ美味しかった!また松本に行ったら寄って買って帰ろう。
五千尺ホテルの宿泊記
乗鞍岳は登りやすいし景色も最高、オススメの山!