しろいるか旅行記

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2020年1月 近畿【5/9】「民宿くらや」泊 湯の峰温泉と熊野詣、和歌山県の世界遺産を巡る!

こんにちは、しろいるかです
近畿旅行の五日目、湯の峰温泉に宿泊し、熊野本宮大社等をめぐりました。

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湯の峰温泉とは

日本で唯一、温泉自体が世界遺産に登録されている温泉地です。なお、島根県には温泉街が世界遺産に登録されている温泉津温泉(ゆのつおんせん)という温泉地があります。違いは登録されたのが温泉自体か、温泉街の景観か、というところでしょうか。

さて、そんな湯の峰温泉ですが、世界遺産に相応しい歴史があります。開湯は1800年と、日本最古の温泉なんだとか。1800年前って日本ではまだ弥生時代末期、中国は三国志の時代ですよ!?

また、文化的背景もあり、熊野三山への参詣の前に体を清める、湯垢離(ゆごり)を行う場所として用いられたとのことで白河上皇後白河上皇もここで湯垢離を行ったと言われているそうです。

これらの歴史から、江戸時代に庶民に広まった温泉番付では勧進元(いわゆる別格)という位置づけであり、ランキングの対象外になるなど、どこかほかの温泉地とは異なる風格です。

温泉宿は10軒ほどで、どれも小さな温泉宿です。いわゆる大型旅館は一軒もありません。

山奥なのでアクセスは悪く、最寄りの電車駅からバスで1時間かかります。そのため車での移動が賢明だとは思います…。しかし実は白浜温泉(アドベンチャーワールド)から1時間ちょっとの距離で、熊野本宮大社は車で10分ほどの目と鼻の先の距離にある、観光地の間を結ぶ好立地とも言えるため、私たちはアドベンチャーワールドを楽しんだ後湯の峰温泉に宿泊し、翌日熊野詣をするというプランを立てました。

世界遺産にもなっているのにあまり知名度無い気がする

宿の数も少ないし、今ぐらいが丁度いいよ

湯の峰温泉売店・食堂

白浜を出発したときには既に日が暮れており、7時頃の到着となりました。あたりは真っ暗の中、突然温泉街のあかりが広がった時はほっとしました。車を降りるとほんのり漂う硫黄の香り!

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(翌朝の写真)湯の峰温泉は温泉街入口に大きい無料駐車場があり、そこ以外車を停めるスペースがありませんでした。ここに停めて行きます。

まずは宿に荷物を預け、夜ご飯を食べに温泉街へ。

お店の名前がそっけないですが、ほんとうにこういう名前なのでしかたない。湯の峰温泉は山の中にある温泉地で、コンビニも近くにありません。そんな中、素泊まりの宿泊客の心強い味方となる売店・食堂です。

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温泉街にしては珍しく、なんと夜8時まで営業しています!この明かりが心強い…!

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メニューも居酒屋のようなおつまみ系の小皿あり、定食あり、麺類ありのなんでもござれなオールマイティーレストラン。

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もちろん、熊野地方の名物、めはりずしもありますよ!塩漬けした高菜でご飯をまいたもので、おむすび的に食べられます。全国的にコンビニで売っていい美味しさ。

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無性にラーメンが食べたくなり注文。たぶんインスタント・・・けどお値段安かったのでまぁいいや。定食を頼むか、おつまみ系とお酒を楽しむ方が良いと思います笑

湯の峰温泉で夜空いている食事処はここだけですが、店内はそれほど広くないので、土日とかだと並ぶかもしれませんね。

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すぐ近くに別の売店(Vショップ)もあります。売店としてならこちら。コンビニ的な品ぞろえでした。こちらも同じぐらいの時間帯まで開いていました。

宿泊:民宿くらや

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くらやさんは温泉街の中心に位置する民宿です。民宿とは言うけれど、外観は旅館のような雰囲気。私たちが予約したときは素泊まりプランしか見当たらなかったのですが、じゃらんを見るとお食事付きプランもあるみたいですね。お正月だからかな?

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ヤバイよヤバイよ!「出川哲郎の 充電させてもらえませんか」の色紙がありました。ここに泊まったのかな?初めて見た。いろんなところ巡っていますね。

お部屋は6畳ほどの和室で、お布団を自分で敷く民宿方式。お風呂トイレは別ですが、トイレはウォシュレット付きで非常に清潔でした。

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建物の外に共同浴場のような宿専用のお風呂があります!外観はちょっとボロい・・・ですが、中は綺麗に保たれており、素敵な源泉かけ流しのお風呂でした。3室しかない中で24時間利用もでき、男女別に浴室があるためほぼ貸切状態です。気持ちよくて朝夜ともに1時間ぐらい長湯してしまいました。

硫黄が少し香る無色透明のお湯

気持ちよかった~

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翌朝。温泉街を探検に行きます!二階の角部屋ですが、チョーヤの梅酒のCMで使われたらしいです。温泉街が見渡せるいいお部屋みたい!

湯の峰温泉の温泉街

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まだ朝もやに包まれている早朝の温泉街。中心を川が流れる、オーソドックスな温泉街スタイルですね。

温泉街自体は端から端まで歩いて3分ってぐらいの小さなところですが、温泉街に必要な要素が全て詰め込まれています!

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まず、温泉卵を作ることのできる、源泉口があります。

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朝10時頃にもなればこんな感じの賑わいを見せていました。

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湯の峰温泉は源泉温度が非常に高く、美味しい温泉卵が作れるんです!生卵は売店やらで3個から売っていて、それをそのままフックに引っかけて10分ほどまてば完成です!

じゃがいもを茹でている人がいて、なんと茹でたてのじゃがいもをいただけました。和歌山の人は優しい・・・。めっちゃ美味しかった。

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温泉寺(東光寺)と公衆浴場。温泉卵を作るところの隣にあります。夜ご飯を食べた売店・食堂もここですね。

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こちらは、温泉寺にしては珍しく住職の方が常駐しているようで、御朱印などもいただけました。

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温泉寺の裏手にある喫茶店!お昼は軽食も食べられるみたいですが、お目当ては朝の温泉コーヒー!

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中は民芸調でいい感じ。

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温泉コーヒーと、持ち込みOKとのことだったので先ほど自分で作った温泉卵ともらったじゃがいもを食べました。朝からホクホク。

世界遺産「つぼ湯」

さて、湯の峰温泉に来たらここは絶対に行きたい!それが世界遺産に登録されているつぼ湯です。温泉全体が世界遺産というわけではなく、このつぼ湯こそが世界遺産なんですね。

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つぼ湯は、1組30分の貸切制の利用です。朝の6時から夜の9時半時までとかなり長めの営業時間。入浴料金は780円で、つぼ湯入浴券で公衆浴場にも入ることが出来ました。

入り方は、公衆浴場の受付でつぼ湯の入浴券を買うと、番号札(整理券)を渡されます。その際にだいたい目安の待ち時間を教えてくれます。

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自分の番が来たら貰った番号札をつぼ湯の入口にかけて入浴します。この写真だと、今は9番の番号札の人が入浴中ということですね。

入浴時間は最大30分なので早めに出る方もおり、その場合は時間が繰り上がります。自分の番が来た時に現地にいないとスキップされてしまうため、基本的には近くで様子を見ながら待つことになります。

私たちは朝の7時頃に番号札をもらいに行きましたが、既に2時間半待ち(5組待ち)の状態でした。また、前日の夜は7時頃に様子を見に行ったところ、既に営業時間終了の9時半まで番号を払い出しているようで既に受付終了していました。

平日ならともかく、土日につぼ湯に入りたい場合、日帰りで立ち寄りは厳しいかも…?

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自分たちの番が来たので中へ。扉を開けるといきなり階段があり、すのこと脱衣かごが用意されています。シャワーなどはありません。

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つぼ湯は温泉街を流れる川の中にあります。貸切入浴するためにつぼ湯の上に小屋を建てて覆ったのかな?

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ミルキーブルーって感じの良い色合いのお湯。硫黄の香りが強いです。日によって7色に変わるのだとか?

深さがわからないので慎重に入りましたが、普通の湯船の深さです。底は砂利が敷き詰められていました。

実は足元から源泉が自然湧出しており、かなりの量のお湯が湧いてきます。そのため冷水が出る蛇口があり、ひねるとすごい勢いの水が出てきて一気に水で埋められます。ただし源泉温度は高いので水で埋めてもすぐ熱くなる!

このお湯は1800年前から湧き出していて、ここで歴代上皇が身を清めたのかと思うとなんだか不思議な気分ですね。

念願の世界遺産の温泉に入れた

これで熊野三山への参拝準備もバッチリ!

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湯の峰温泉はとても雰囲気のいい温泉街に良質な硫黄泉、温泉卵づくりに世界遺産のつぼ湯ありと理想的な温泉地でした。

熊野本宮大社

湯の峰温泉から車で10分ほど、熊野三山の中心の神社です。全国の熊野神社総本宮でもあるようですね。

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お正月三が日だからか、河原を利用した超巨大な臨時駐車場が出来上がっていました。

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田園地帯にめちゃくちゃ大きい鳥居が見えます。

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近づくとより大きさが際立ちます。日本一の大きさの鳥居みたい!

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実はこの中は神社の本殿などはなく、 大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる、昔の熊野本宮大社があった場所だそうです。昔の熊野大社熊野川の中州に作られていたようで、それが明治時代の大水害で流されてしまったことから現在の場所に移築したのだとか。見た目は全然中洲ではないですが、堤防工事とかでだいぶ風景が変わったのかな。

中は神域であり写真撮影禁止です。流されてしまった当時の社を祀る祠がありました。

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普段は静かな熊野川。水がとても綺麗でした。

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こちらが本殿のある現在の熊野本宮大社。大斎原からは500mほど離れています。

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雰囲気ありますね!

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熊野三山のシンボル、八咫烏(やたがらす)マーク。本殿は残念ながら撮影禁止でした。

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本殿の横には八咫烏をかたどったお土産などが売られていました。カフェもあったので参拝後に休憩するのもいいですね!

今年は大鳥居の建立20周年で特別な御朱印が貰えたよ

川湯温泉

川湯温泉熊野本宮大社から車で10分ほどの距離にある温泉地。湯の峰温泉とは対照的に、こちらは大規模温泉旅館が何軒かあります。

その名の通り、川の中から温泉が湧き出ている温泉地です。

ここに来たのは、川の水量の少ない冬の間だけ川の中州に大きな湯船を作り、温泉を楽しむという仙人風呂に入るため!仙人風呂はオープンなスペースに作られているため、水着着用で楽しむことになるようです。

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河原を歩けるようになっています。

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が…!あまりに混んでいて断念。そもそもゆっくり入る温泉というよりは泳ぎまくっているお子様がいっぱいいて、もはや温水プールになっている…。

思っていた感じと違った…。

お正月だからね、人も多いししょうがないね

子ども連れとか、ファミリーにはすごい楽しい場所だと思います。温泉だと思っていくとちょっと肩透かしかも…。

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お腹も減ってきたので仙人風呂目の前のカフェのようなお店でご飯を食べました。

熊野速玉大社

熊野三山のひとつ、こちらも世界遺産熊野本宮大社からは車で30分ほど、熊野川沿いの道を進んでいきます。昔は本宮を参拝後、熊野川を船で下って速玉大社へ向かったそうです。

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熊野速玉神社は新宮市の街中にあり、地元に根ざした神社という感じです。

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本殿は立派でした。こちらはとくに撮影禁止では無いみたい。

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河川敷に作られた臨時駐車場がなんだかデジャヴです。

ここ速玉神社ですが、歴史的価値は非常に高く、熊野三山の構成要素として非常に重要なのだと思いますが、観光を目的としてどれか1か所だけを周るのだとしたら本宮大社の方が見応えはあると思いました。

ちなみにもう一か所、熊野那智大社は速玉大社から車だと30分ほどの距離ですが、今回は時間切れで行くことが出来ませんでした。那智山に建てられた神社で、那智の滝などでも有名ですね。残念。

今度は夏に、熊野古道を通りながら熊野那智大社の方を巡りたいな!

花の窟神社

伊勢の方面に向かっていると、ふと「世界遺産」の文字とともに、花の窟(はなのいわや)神社の看板が見えました。

日も暮れかかっているけど、これは行くしかない!

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ここは国生みの神、伊弉冉尊イザナミノミコト)が亡くなった後に葬られたという御陵としての神社でした。その由来は非常に古く、日本書記にも記述のある日本最古の神社なんだとか!

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中に入ると本殿はなく、ご神体として巨大な岩が祀られています。手前の建物は社務所みたい。

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この岩なのですが、見上げると…

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大きな綱が垂れています。境内の南の方にあるご神木と繋がっているのだとか。

他とは少し雰囲気の異なる、霊験あらたかな神社でした。

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かと思いきや道の駅併設という、境内を一歩出れば俗世を感じられる、なんだか不思議な場所笑

伊勢と熊野を繋ぐ場所にあるため、途中に休憩がてら訪れるのにピッタリでした。

今晩は伊勢に宿泊し、翌朝はお伊勢参りです。

いよいよ三重県へ!